JP5443841B2 - 電子機器の電池収容構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器の電池収容構造に関する。
センターから複数の住戸に対して各種の告知放送を行うための告知放送システムが普及している。この告知放送システムは、概略的に、センター側に配置したセンター装置と、各住戸内に設置した受信機とを、CATV等の伝送線路を介して相互に接続して構成されている。そして、地域のイベント開催又はFMラジオ放送等の一般放送や、火災や地震が発生した時の緊急放送を行う際、センター装置は告知放送信号を伝送線路を介して送信し、この告知放送信号を受信機が受信して、告知放送をスピーカにて音声出力する(例えば、特許文献1参照)。
このような受信機は、商用電力によって動作するものであるが、災害によって商用電力が停電した場合にも緊急放送が可能となるように、電池による動作も可能なように構成されている。具体的には、受信機の筐体に電池を収容するための電池収容部を設け、この電池収容部の開口部を蓋部にて開閉自在としていた。そして、商用電力の停電時には、この電池収容部に収容した電池によって供給される電力により、受信機を駆動していた。また、電池交換時には、利用者等が蓋部を取り外し、電池収容部に対する電池交換を行うことが可能となっていた。
特開平9−8753号公報
ここで、電池をその性質に基づいて分類すると、充電不能の一次電池(例えば、マンガン電池やアルカリ電池)と、充電可能な二次電池(例えば、ニッカド電池、ニッケル水素電池、あるいはリチウム水素電池)に大別できるが、従来の受信機に対してこれら一次電池と二次電池のいずれを使用するのかは利用者のニーズ等によって決定されるため、いずれの電池も使用可能となるような共通の構造で、電池収容部を構成しておくことが好ましい。
しかしながら、これら一次電池と二次電池では通常は電圧が異なるため、電圧が比較的低い一次電圧は複数を直列接続して使用するのに対して、電圧が比較的高い二次電池は単体で使用される等、一次電池と二次電池では電池収容部に収容すべき電池本数が異なる。また、これら一次電池と二次電池は、外形が相互に異なる。これらのことから、電池収容部の形状を、単に収容スペースが大きくなる方の電池(例えば一次電池を複数収容する場合には、当該複数の一次電池)に適合させた場合には、収容スペースが小さくなる方の電池(例えば二次電池)を安定的に固定することができなくなる等、一次電池と二次電池をいずれも使用可能とするように電池収容部を構成した場合には、これら一次電池や二次電池を安定的に収容することが実際には困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、一次電池と二次電池をいずれも使用することが可能なものであって、特にこれら一次電池や二次電池を安定的に収容することができる、電子機器の電池収容構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の電子機器の電池収容構造は、電子機器に電池を収容するための構造であって、前記電子機器の筐体に形成された中空部である電池収容部と、前記電池収容部の一側面に設けられた開口部であって、前記電池収容部に対する電池の出し入れを行うための開口部と、前記開口部を開閉するために、前記筐体に着脱自在に設けられた蓋部とを備え、前記電池収容部は、相互に直列に接続された複数の一次電池を収容可能であると共に、当該複数の一次電池の非収容時には少なくとも1本の二次電池を収容可能であり、前記相互に直列に接続された複数の一次電池の内、いずれか1本の一次電池については、当該一次電池の全体が前記筐体の外部に露出し、他の一次電池については、前記露出状とされた一次電池に対して隣接して接続された一次電池の一部であって、前記露出状とされた一次電池との接続側の一部のみが前記筐体の外部に露出するように、前記開口部を形成し、前記電池収容部は、前記相互に直列に接続された複数の一次電池を、複数並設して収容可能であり、前記電池収容部の底面には、前記複数並設された一次電池の相互間に対応する位置であって、前記二次電池の配置領域以外の位置に、前記一次電池に沿ったガイド突起を設け、前記ガイド突起を、前記二次電池を挟持可能な複数位置に設けた。
また、請求項2に記載の電子機器の電池収容構造は、請求項1に記載の電子機器の電池収容構造において、前記露出状とされた一次電池に対して隣接して接続された一次電池の略半分以下の部分が前記筐体の外部に露出するように、前記開口部を形成した。
請求項1に記載の電子機器の電池収容構造によれば、一次電池と二次電池をいずれも使用することが可能な電池収容構造において、複数の一次電池を直列接続した場合に、これら一次電池が特に相互の接続箇所を中心に開口部に向けて浮き上がろうとする場合であっても、一部の一次電池に対しては筐体が当接し、この筐体によって当該一次電池の浮き上がりを抑えることができるので、一次電池を安定的に収容することができる。また、このように筐体で抑えられる一次電池についてもその一部は露出状としているので、この一次電池を完全に非露出状とした場合に比べて、一次電池の出し入れが容易である。
また、複数並設して収容された一次電池をガイド突起によって相互に仕切ることができるので、一次電池を一層安定的に収容することが可能となる。
また、二次電池をガイド突起によって挟持できるので、二次電池を一層安定的に収容することが可能となる。
請求項2に記載の電子機器の電池収容構造によれば、全体を露出状とされた一次電池に対して隣接して接続された一次電池の露出部分の割合を、当該一次電池の略半分以下となるように設定したので、この一次電池の浮き上がりを確実に抑えることができる。
設置壁に固定された受信機を示す斜視図である。 受信機を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は底面図である。 固定板を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)のA−A矢視断面図、(d)は底面図、(e)は(a)のB−B矢視断面図、(f)は背面図である。 受信機を固定板と共に示す図であり、(a)は背面図、(b)は右側面図、(c)は平面図である。 電池収容部の拡大図であり、(a)は電池カバーの装着時の斜視図、(b)は電池カバーの取り外し時の分解斜視図である。 電池カバーの取り外し時における、一次電池の収容状態を示す電池収容部の拡大正面図である。 図6のA−A矢視断面図である。 電池カバーの取り外し時における、二次電池の収容状態を示す電池収容部の拡大正面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る電子機器の電池収容構造の実施の形態を詳細に説明する。最初に電子機器の全体構成を説明し、次に固定板を用いた電子機器の電池収容構造を説明し、最後に本実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。なお、この実施の形態では、電子機器として、告知放送システムのセンター装置から送信された告知放送信号を住戸内で受信して告知放送出力を行う受信機を挙げて説明する。
(構成−受信機)
最初に、受信機の基本構成について説明する。図1は設置壁Wに固定された受信機を示す斜視図である。図2は、受信機を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は底面図である。これら図1及び図2(a)〜(c)に示すように、受信機1は、筐体3の内部に図示しない各種の電子部品等を収容して構成されている。この筐体3は、正面カバー3aと背面カバー3bとを組み合わされて構成されている。正面カバー3aと背面カバー3bの接続方法は任意であるが、例えば、正面カバー3aと背面カバー3bは嵌合やネジ留めにて接続することができる。
この筐体3の正面には、操作部4及び表示部5が設けられている。操作部4としては、具体的には、受信機1に録音された告知放送の再生を指示するための告知再生スイッチ4a、後述するアンテナ17から受信したFMラジオ放送等の再生を指示するためのラジオ再生スイッチ4b、及び放送音量を調節するためのボリュームスイッチ4cが設けられている。表示部5としては、具体的には、電源ON時に点灯する電源表示灯5a、緊急放送時に点灯又は点滅する緊急放送表示灯5b、及び一般放送時に点灯又は点滅する一般放送表示灯5cが設けられている。また、筐体3の正面には、筐体3の内部に設けた図示しないスピーカから出力された音を、当該筐体3の外部に放出するための音響孔6が設けられている。
また、図2(b)に示すように、筐体3の背面において、この受信機1に対しては、告知放送信号を受信機1に入力するための同軸ケーブル10が接続される。この同軸ケーブル10は、筐体3の上側に形成された収容空間部7にコネクタ部分が収容されると共に、筐体3の右側に形成された収容空間部8にケーブル部分が収容されることで、筐体3の外部に突出することが防止されている。また、筐体3の背面において、受信機1に対しては、商用電源からの電力を受信機1に供給するための電源コード11が接続される。この電源コード11は、筐体3の左下側に形成された収容空間部9にコネクタ部分及びケーブル部分が収容されることで、筐体3の外部に突出することが防止されている。
また、図2(b)に示すように、筐体3の背面において、受信機1に対しては、各種の移報用の信号を出力するための移報用ケーブル13が接続される。この移報用ケーブル13は、筐体3の左上側に形成された収容空間部14にコネクタ部分が収容されている。また、移報用ケーブル13のケーブル部分は、筐体3の上下中央付近に筐体3の幅方向に沿って形成されたガイド部15を通って、収容空間部8に収容されている。このような構造により、移報用ケーブル13が筐体3の外部に突出することが防止されている。なお、これら同軸ケーブル10、電源コード11、及び移報用ケーブル13は、図2(b)以外では図示を省略する。
ガイド部15は、小径部15a、中径部15b、及び大径部15cを有する。小径部15aは、筐体3の図示左側に設けられたものであって、少なくとも移報用ケーブル13を挿通可能な径で形成された開口である。中径部15bは、筐体3の図示右側に設けられたものであって、少なくとも同軸ケーブル10を挿通可能な径で形成された開口である。大径部15cは、小径部15aと中径部15bとの相互間に設けられたものであって、中径部15bよりも大きな径を有する開口である。このようなガイド部15を設けたことで、筐体3の図示右側と図示左側との間で、各種の配線を取り回すことが可能になる。ここでは、上述したように、移報用ケーブル13をガイド部15を介して収容空間部8へ取り回している。また、このようなガイド部15を設けたことで、筐体3の図示右側から中央にかけて、あるいは図示左側から中央にかけて、各種の配線を取り回し、大径部15cから筐体3の外部に引き出すことが可能となる。例えば、移報用ケーブル13を小径部15a及び大径部15cを介して筐体3の外部に引き出すことができ、又は同軸ケーブル10を中径部15b及び大径部15cを介して筐体3の外部に引き出すことができる。なお、ガイド部15は、移報用ケーブル13又は同軸ケーブル10を収容するだけでなく、電源コード11も収容できるようにしてもよい。この場合には、ガイド部15は、収容空間部9と連通させて構成する。
また、図2(a)、(b)に示すように、筐体3の左側面には、FMラジオ等の電波を受信するためのアンテナ17が設けられている。従って、告知放送がセンター装置から受信できない状況であっても、アンテナ17にてFMラジオ等を受信することができる。
また、図2(b)、(c)に示すように、筐体3の背面には複数の係止穴1a、1bが形成されており、筐体3の底面には複数の係止穴1c、1dが形成されている。これら係止穴1a〜1dは、後述する固定板20の係止突起24を係脱自在に係止するための貫通穴である。係止穴1a、1bは、筐体3の重心位置を中心として、上下に対称となる複数箇所に方形状に形成されている。係止穴1c、1dは、筐体3の左右中央位置を中心として、左右対称となる複数箇所に方形状に形成されている。
また、図2(a)に示すように、筐体3には、電池を収容するための空間部である電池収容部30と、この電池収容部30を開閉自在に覆う電池カバー40が設けられている。このように電池カバー40を筐体3の正面に設けることで、電池カバー40の着脱や電池交換を容易に行うことができる。これら電池収容部30及び電池カバー40の詳細については後述する。
(構成−固定板)
次に、このように構成された受信機1を固定するための固定板20について説明する。図3は固定板20を示す図であり、(a)は正面図(受信機1に対向する側を正面とする)、(b)は右側面図、(c)は(a)のA−A矢視断面図、(d)は底面図、(e)は(a)のB−B矢視断面図、(f)は背面図である。図4は、受信機1を固定板と共に示す図であり、(a)は背面図、(b)は右側面図、(c)は平面図である。固定板20は、樹脂材にて形成された略板状体であり、受信機1と設置面の間に介在され、受信機1を設置面に固定するものである。
この固定板20は、開口部21、上下一対のネジ孔22、23、複数の係止突起24、及び溝部25を備えて構成されている。
開口部21は、受信機1に接続した移報用ケーブル13又は同軸ケーブル10を、受信機1のガイド部15の大径部15cを介して固定板20の外部に引き出すための開口であり、図3(a)、(c)、(f)に示すように、固定板20の上下左右のほぼ中央付近に設けられている。この開口部21は、ガイド部15の大径部15cとほぼ同じ形状(略長方形状)で形成されており、ガイド部15の大径部15cに対応する位置に配置されている。このような構造とすることで、受信機1を設置壁Wに固定する際には、移報用ケーブル13又は同軸ケーブル10を、筐体3の外部に突出させることなく開口部21を介して設置壁Wの内部に引き込むことができる。
上下一対のネジ孔22、23は、受信機1を設置壁Wに固定する際に、当該壁面にねじ込まれた図示しない取り付けネジを係止させるためのものである。上方のネジ孔22は、ダルマ形状の孔部であり、図示しない取り付けネジの頭部を挿通可能な径の大径部22aと、この大径部22aに対して上方に設けられたものであって図示しない取り付けネジの頭部は挿通不能であるが図示しない取り付けネジの本体部を挿通可能な径の小径部22bとを、相互に連通させて構成されている。下方のネジ孔23は、図示しない取り付けネジの頭部は挿通不能であるが図示しない取り付けネジの本体部を挿通可能な径にて形成されたもので、固定板20の幅方向に沿って長い長孔状として形成されている。
複数の係止突起24は、固定板20の正面に設けられたもので、図3(a)、(c)〜(e)に示すように、受信機1を設置壁Wに固定する際に、受信機1の背面の係止穴1a、1bに係脱自在に係止され、あるいは、受信機1を固定板20に直立させた状態で固定する際に、受信機1の底面の係止穴1c、1dに係脱自在に係止されることによって、固定板20に対して受信機1を着脱自在に取り付けるものである。
これら複数の係止突起24は、固定板20と同様の樹脂材にて形成された略板状体であり、固定板20の係止穴1a、1bに対応する位置及び形状(側面略L字形状)で、固定板20から受信機1に向けて突出するように形成されており、固定板20の長さ方向に沿って並設されている。また、この複数の係止突起24は、受信機1を設置壁Wに固定する際に、固定板20の側面に沿った係止突起24の側部を上方に向けて突出させるように配置されている。この固定板20の側面に沿った係止突起24の側部と固定板20との隙間の大きさは任意であるが、係止突起24と係止穴1a〜1dとの係止力を強固にするために、例えば、受信機1の筐体3の板厚の大きさに対応させることが好ましい。この複数の係止突起24と固定板20との接続方法は任意であるが、例えば、複数の係止突起24と固定板20とを樹脂成型にて相互一体に形成される方法がある。ただし、このような接続方法に限らず、複数の係止突起24と固定板20とを接着剤等にて固着する方法がある。ただし、樹脂成型にて形成することで、固定板20の製造が容易になり、固定板20の製造コストを低減できる。
溝部25は、固定板20の正面に設けられたもので、受信機1を固定板20に対して直立させた状態で固定する際に、受信機1を固定板20に対して嵌合させるものである。すなわち、上述した複数の係止突起24は、溝部25における、受信機1の底面の係止穴1c、1dに対応する位置に配置されており、受信機1を溝部25に配置することで、係止穴1c、1dに係止突起24を係止させることが可能となる。また、溝部25は、受信機1の底面とほぼ同じ形状(略長方形状)で設けられており、この溝部25に受信機1の底面を配置することで、この底部を溝部25に嵌合させることができる。
(電池収容構造の詳細)
次に、このように構成された受信機1に対して電池を収容するための電池収容構造の細部について説明する。ここでは、前提として、複数の一次電池50〜53又は1本の二次電池60を選択的に収容するものとする。すなわち、共通の収容構造により、複数の一次電池50〜53を収容可能とし、あるいは複数の一次電池50〜53の非収容時には1本の二次電池60を収容可能とする。複数の一次電池50〜53は、その中の少なくとも2本が相互に直列に接続されるものとする。ここでは、計4本の一次電池50〜53を収容するものとしており、その配置形態としては、2本の一次電池50、51と2本の一次電池52、53とをそれぞれ直列接続し、これを2列を並設するものとする。なお、以下の説明では、これら一次電池50〜53と二次電池60を相互に区別する必要がない場合には、これらを単に「電池」と総称する。
図5は、電池収容部30の拡大図であり、(a)は電池カバー40の装着時の斜視図、(b)は電池カバー40の取り外し時の分解斜視図である。図6は、電池カバー40の取り外し時における、一次電池50〜53の収容状態を示す電池収容部30の拡大正面図、図7は、図6のA−A矢視断面図、図8は、電池カバー40の取り外し時における、二次電池60の収容状態を示す電池収容部30の拡大正面図である。電池収容部30は、筐体3の内部に形成された中空空間であり、筐体3と一体に樹脂成型されている。ここでは、図6に示すように、電池収容部30の長さをL、電池収容部30の幅をWとする。
(電池収容構造の詳細−一次電池との関係性)
最初に、電池収容部30と一次電池50〜53との関係性について説明する。図6に示すように、電池収容部30は、概念的に、第1の一次電池収容領域31と第2の一次電池収容領域32を備える。第1の一次電池収容領域31は、一次電池50〜53の一部を収容する領域(ここでは、並設された2本の一次電池50、52を収容するための領域)であって、一次電池50〜53の長さをL1、幅(直径)をW1とすると、長さL1及び幅W(>W1×2)にて形成されている。第2の一次電池収容領域32は、一次電池50〜53の他の一部を収容する領域(ここでは、並設された2本の一次電池51、53を収容するための領域)であり、長さL2(=L1)及び幅W(>W1×2)にて形成されている。従って、これら第1の一次電池収容領域31と第2の一次電池収容領域32に、2列×2本=計4本の一次電池50〜53を収容することができる。なお、電池収容部30の長さ方向の各端部には、一次電池50〜53の正極端子又は負極端子に接触する受電端子33が配置されており、この受電端子33が図示しない電源部に接続されることで、一次電池50〜53から供給された電力によって受信機1が駆動させる。
この電池収容部30の正面側の側面には、開口部34が形成されている。この開口部34は、電池カバー40を取り外した状態において、電池収容部30に対する電池の出し入れを行うためのものである。ここで、開口部34の長さL3及び幅Wは、電池の出し入れが可能となる限りにおいて任意の長さ及び幅とすることができる。ここでは、開口部34の幅Wは、電池収容部30の幅Wと同じに設定されており、2列の一次電池50〜53を容易に同時に出し入れ可能である。
一方、開口部34の長さL3は、電池収容部30の長さLと同様にすることも可能であるが、ここでは、第1の一次電池収容領域31の長さL1より長く、かつ、電池収容部30の長さLより短い長さに設定されている。このため、第1の一次電池収容領域31に収容された2本の一次電池50、52(すなわち、直列に接続された複数の一次電池50、51の内、1本の一次電池50と、直列に接続された複数の一次電池52、53の内、1本の一次電池52)については、その全体が開口部34を介して筐体3の外部に露出し、第2の一次電池収容領域32に収容された2本の一次電池51、53(すなわち、直列に接続された複数の一次電池50、51の内、他の1本の一次電池51と、直列に接続された複数の一次電池52、53の内、他の1本の一次電池53)については、全体が露出状とされた一次電池50、52に対して隣接して接続された当該一次電池51、53の一部であって、全体が露出状とされた一次電池50、52との接続側の一部のみ(図6における長さL2と長さL3の重複領域に対応する部分のみ)が筐体3の外部に露出する。
このため、複数の一次電池50〜53を直列接続した場合に、これら一次電池50〜53が特に相互の接続箇所を中心に開口部34に向けて浮き上がろうとする場合であっても、図7に示すように、第2の一次電池収容領域32に収容された一次電池51、53に対して筐体3が当接するため、この筐体3によって一次電池51、53の浮き上がりを抑えることができ、ひいては一次電池50〜53の浮き上がりを抑えることができる。
その一方、図6に示すように、第2の一次電池収容領域32に収容された2本の一次電池51、53の端部が開口部34を介して外部に露出しているので、第1の一次電池収容領域31の一次電池50、52が取り外されている状態において、一次電池51、53の端部を介して当該一次電池51、53を第1の一次電池収容領域31にスライドさせること等ができ、この一次電池51、53を完全に非露出状とした場合に比べて、一次電池51、53の出し入れが容易である。
このように第2の一次電池収容領域32に収容された一次電池51、53の一部のみを筐体3の外部に露出させる場合、当該一次電池51、53における露出部分の割合は、当該一次電池51、53の略半分以下となるように設定することが好ましい。これは、一次電池51、53の略半分を超える部分を露出させた場合には、この一次電池51、53の浮き上がりを抑えることが困難になるためである。例えば、図6に示したように、一次電池51、53の約4分の1を露出させることが好ましい。
(電池収容構造の詳細−二次電池との関係性)
次に、電池収容部30と二次電池60との関係性について説明する。図8に示すように、電池収容部30は、概念的に、二次電池収容領域35を備える。二次電池収容領域35は、二次電池60を収容する領域(ここでは、1本の二次電池60を収容するための領域)であって、二次電池60の長さをL4、幅をW2とすると、長さL4及び幅W2にて形成されている。従って、1本の二次電池60を二次電池収容領域35に収容することができる。特に、開口部34の長さL3を、二次電池60の長さL4より大きく設定し、開口部34の幅Wを、二次電池60の幅W2より大きく設定しているので、二次電池60を二次電池収容領域35に容易に出し入れ可能である。
なお、二次電池60の同一側面に設けられた正極端子及び負極端子に対しては受電端子36が着脱自在に接続されており、この受電端子36は、第2の一次電池収容領域32を介して引き出された電源コード37を介して図示しない電源部に接続されることで、二次電池60から供給された電力によって受信機1が駆動させる。これら受電端子36及び電源コード37と、図6に示した一次電池50〜53の接続用の受電端子33とは、常時両方を設けておくことで、一次電池50〜53と二次電池60のいずれか一方を選択的に使用できるようにしてもよいが、特定の受信機1に対して一次電池50〜53又は二次電池60のいずれか一方のみが使用されることが当該受信機1の工場出荷時に決まっている場合には、当該使用される方の電池に応じて、受電端子36及び電源コード37、又は受電端子33のいずれか一方のみを設けて他方は省略してもよい。
(電池収容構造の詳細−ガイド突起)
次に、ガイド突起38、39について説明する。図8に示すように、電池収容部30には、2本のガイド突起38、39が設けられている。これらガイド突起38、39は、電池収容部30の底面から正面側に突出するように一体に形成された板状部材であり、電池収容の安定化を図るものである。一方のガイド突起38は、第1の一次電池収容領域31であって、かつ二次電池収容領域35に配置されている。また、他方のガイド突起39は、第2の一次電池収容領域32であって、かつ二次電池収容領域35に配置されている。これらガイド突起38、39は、図6に示すように、並設された2本の一次電池50〜53の相互間に介在する位置において、これら一次電池50〜53の長手方向に沿う方向で配置されており、これらガイド突起38、39によって2本の一次電池50〜53が相互に仕切られることで、電池収容の安定化が図られている。
ここで、ガイド突起38、39を、第1の一次電池収容領域31や第2の一次電池収容領域32の全域に渡る長さに設けることもできるが、ここでは、ガイド突起38、39の相互間には、ガイド突起38、39が介在しない領域が設けられている。このようにガイド突起38、39が存在しない領域の長さは、図8に示すように、二次電池60の長さL4にほぼ等しくなるように設定されている。つまり、ガイド突起38の長さをL5、ガイド突起39の長さをL6とすると、L4=L−L5−L6となっている。このため、二次電池収容領域35に二次電池60を収容した状態においては、この二次電池60の長さ方向の両端部がガイド突起38、39によって挟持され、電池収容の安定化が図られている。なお、ここで、二次電池60を挟持するとは、必ずしも二次電池60にガイド突起38、39が直接的に当接する場合に限定されず、図8に示すように、二次電池60に接続した受電端子36を介して二次電池60をガイド突起38、39にて挟持する場合のように、二次電池60の長さ方向の移動又は幅方向の移動を実質的に拘束し得る構造であることを意図する。
(電池収容構造の詳細−電池カバー)
図5の電池カバー40は、電池収容部30を開閉自在に覆う蓋部であり、開口部34とほぼ同じ長さ及び幅にて形成されている。この電池カバー40は、その下縁に設けられた図示しない突起を開口部34の下縁近傍に設けられた図示しない挿入穴に挿入させつつ、その上縁に設けられた突起41を開口部34の上縁近傍に設けられた挿入穴34aに係脱自在に係止させることで、電池収容部30に着脱自在に取り付けられる。
(効果)
このように本実施の形態によれば、一次電池50〜53と二次電池60をいずれも使用することが可能な電池収容構造において、複数の一次電池50〜53を直列接続した場合に、これら一次電池50〜53が特に相互の接続箇所を中心に開口部34に向けて浮き上がろうとする場合であっても、全体を露出状とされた一次電池50、52に対して隣接して接続された一次電池51、53に筐体3が当接し、この筐体3によって当該一次電池51、53の浮き上がりを抑えることができるので、一次電池50〜53を安定的に収容することができる。また、全体が露出状とされた一次電池50、52に対して隣接して接続された一次電池51、53の一部を露出状としているので、この一次電池51、53を完全に非露出状とした場合に比べて、一次電池51、53の出し入れが容易である。
また、全体を露出状とされた一次電池50、52に対して隣接して接続された一次電池51、53の露出部分の割合を、当該一次電池51、53の略半分以下となるように設定したので、この一次電池51、53の浮き上がりを確実に抑えることができる。
また、複数並設して収容された一次電池50〜53をガイド突起によって相互に仕切ることができるので、一次電池50〜53を一層安定的に収容することが可能となる。
また、二次電池60をガイド突起38、39によって挟持できるので、二次電池60を一層安定的に収容することが可能となる。
〔本実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明の本実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(電池の種類、収容数、収容配置について)
電池収容部の収容対象となる電池の種類、収容数、収容配置については、特記した場合を除いて任意であり、例えば、二次電池60を複数収納したり、また、6本以上の一次電池を3列以上で並設してもよい。
1 受信機
1a、1b、1c、1d 係止穴
3 筐体
3a 正面カバー
3b 背面カバー
4 操作部
4a 告知再生スイッチ
4b ラジオ再生スイッチ
4c ボリュームスイッチ
5 表示部
5a 電源表示灯
5b 緊急放送表示灯
5c 一般放送表示灯
6 音響孔
7〜9、14 収容空間部
10 同軸ケーブル
11 電源コード
13 移報用ケーブル
15 ガイド部
15a、22b 小径部
15b 中径部
15c、22a 大径部
17 アンテナ
20 固定板
21 開口部
22、23 ネジ孔
24 係止突起
25 溝部
30 電池収容部
31 第1の一次電池収容領域
32 第2の一次電池収容領域
33、36 受電端子
34 開口部
34a 挿入穴
35 二次電池収容領域
37 電源コード
38、39 ガイド突起
40 電池カバー
41 突起
50〜53 一次電池
60 二次電池
W 設置壁

Claims (2)

  1. 電子機器に電池を収容するための構造であって、
    前記電子機器の筐体に形成された中空部である電池収容部と、
    前記電池収容部の一側面に設けられた開口部であって、前記電池収容部に対する電池の出し入れを行うための開口部と、
    前記開口部を開閉するために、前記筐体に着脱自在に設けられた蓋部とを備え、
    前記電池収容部は、相互に直列に接続された複数の一次電池を収容可能であると共に、当該複数の一次電池の非収容時には少なくとも1本の二次電池を収容可能であり、
    前記相互に直列に接続された複数の一次電池の内、いずれか1本の一次電池については、当該一次電池の全体が前記筐体の外部に露出し、他の一次電池については、前記露出状とされた一次電池に対して隣接して接続された一次電池の一部であって、前記露出状とされた一次電池との接続側の一部のみが前記筐体の外部に露出するように、前記開口部を形成し、
    前記電池収容部は、前記相互に直列に接続された複数の一次電池を、複数並設して収容可能であり、
    前記電池収容部の底面には、前記複数並設された一次電池の相互間に対応する位置であって、前記二次電池の配置領域以外の位置に、前記一次電池に沿ったガイド突起を設け、
    前記ガイド突起を、前記二次電池を挟持可能な複数位置に設けた、
    電子機器の電池収容構造。
  2. 前記露出状とされた一次電池に対して隣接して接続された一次電池の略半分以下の部分が前記筐体の外部に露出するように、前記開口部を形成した、
    請求項1に記載の電子機器の電池収容構造。
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