JP5443553B2 - エリア品質情報測定装置、エリア品質情報測定方法及びエリア品質情報測定プログラム - Google Patents

エリア品質情報測定装置、エリア品質情報測定方法及びエリア品質情報測定プログラム Download PDF

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本発明は、エリア品質情報測定装置、エリア品質情報測定方法及びエリア品質情報測定プログラムに関し、特に移動端末機の現在位置を測定する測位処理の際に、サービスエリア内の各エリアにおける電波の受信状態等のエリア品質情報を測定するエリア品質情報測定装置、エリア品質情報測定方法及びエリア品質情報測定プログラムに関する。
しかしながら、いずれの場合にも、調査スケジュールを計画した上でエリア品質情報を測定しなければならないため、調査に人手や時間を要していた。故に、上記で説明したような電波測定車両等による走行調査を行うことでエリア品質情報を収集するのみでは、極め細かなエリア毎のエリア品質情報を収集することが困難であった。
ところで、移動端末機の現在位置を測定する測位方式の一つに、GPS(Global Positioning System)測位方式がある。一例として、下記の特許文献1の無線通信ネットワークシステムにおいても、GPS測位方式により測位処理を行っている。このGPS測位方式にあっては、移動端末機とネットワーク側の測位処理装置との間で測位処理に必要なデータを送受信する際に、C−Plane(Control−Plane)を用いてきた。なお、C−Planeとは、通信処理を確立したり、切断したりするために必要な制御信号を送受信するための伝送路のことである。一方、エリア品質情報についてもRNC(Radio Network Controller)からC−Planeにて移動端末機に対して測定要求を行うことで、移動端末機から所定の品質情報を取得することができる。
このため、ネットワーク側の測位処理装置から移動端末機に対して、C−Planeにより測位処理を行うように要求する際に、複数のネットワーク無線基地局を統括して制御する基地局無線ネットワーク制御局であるRNC(Radio Network Controller)において、C−Planeにて移動端末機が測位処理を行うと同時に、品質測定を行うことができた。
特開2012−015910号公報
ところが、GPS測位方式であっても、幾つかの測位方式がある。その測位方式の一つに、SUPL(Secure User Plane Location)によるA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式がある。このSUPLを用いたA−GPS測位方式(SUPL測位方式)は、急速に普及しつつあるスマートフォン等の移動端末機において比較的多く利用されている測位方式である。
上記の背景技術で説明したGPS測位方式にあっては、移動端末機と測位処理装置との間で測位処理に必要なデータを送受信するために、C−Planeを用いるものであった。これに対して、SUPLを用いたA−GPS測位方式は、移動端末機と測位処理装置との間でアシストデータを送信するためのベアラに、C−Planeではなく、U−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うものである。なお、U−Planeとは、ユーザデータを送受信するための伝送路のことである。従って、SUPLを用いたA−GPS測位方式においては、測位処理の際にRNCにおいてエリア品質測定を行う契機が存在しないため、品質測定を行うことができなかった。つまり、C−Plneを用いた測位の場合にはRNCにて測位要求信号をC−Planeにて受信するため、それを契機として同時に品質情報をC−Planeにて測定することが可能である。しかしながら、SUPLを用いたA−GPS測位方式においては、U−Plane信号にて測位要求がなされるため、RNCでは測位要求を単なるユーザデータとして認識するにすぎない。このため、SUPLを用いたA−GPS測位方式においては、測位要求信号を契機とした品質測定を行うことができない。
また、SUPLを用いたA−GPS測位方式による測位処理が行われる前に行う基地局(セルベース)測位処理はC−Plane信号を用いて行われるため、基地局測位処理において、エリア品質情報を測定することも可能である。しかしながら、この基地局測位処理の際にエリア品質測定を行うと概位置及び基地局測位結果の取得時間が延びてしまい、結果として測位に要する時間及び基地局測位結果通知の時間が延びてしまう。つまり、基地局測位はセル位置をベースに算出するため即時に計算が可能であるが、エリア品質情報の収集は端末へ測位指示し、品質情報を報告させる必要があるため、基地局測位処理より時間を要する。また、概位置取得のための基地局測位処理と他の基地局測位とを区別できないので基地局測位結果のみを必要とするサービスにおいてもエリア品質測定を行う分の処理時間を要する。例えば、WEB掲示板に特定のエリアの人だけ書き込めるようなサービスが考えられる。こういったサービスではおおよその位置が分かればよいので、基地局測位結果を利用して書き込み可能なエリアにいるかの判断を行う。そのため、即座に基地局測位結果を取得する必要がある。つまり、基地局測位結果のみを必要とするサービスにおいて基地局測位結果を取得する為にエリア品質測定を行う分の処理時間を要することはサービスの迅速性を妨げることになり、好ましくない。
また、SUPLを用いたA−GPS測位方式による測位処理に伴わない全ての基地局測位処理が行われる度にエリア品質情報を測定してしまうと、常に、測位処理を行うために要する処理時間が、本来の処理時間を上回ってしまう。このように、上記の処理時間において基地局測位処理が完了するサービスにおいて、エリア品質情報を測定するために要する処理時間を許容してしまうことは、測位サービスとして成り立たない。従って、全ての基地局測位処理が行われる度に、一律に品質測定を行うことができなかった。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、移動端末機と測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、U−Planeを用いて測位処理を行う際には、その測位処理に並行してエリア品質情報を測定することのできるエリア品質情報測定装置、エリア品質情報測定方法及びエリア品質情報測定プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるエリア品質情報測定装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定装置は、測位対象である移動端末機と測位処理演算を行う測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、ユーザデータを送受信するための伝送路であるU−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式による測位処理過程において、前記測位処理装置から前記移動端末機の概略位置を示す概略位置情報を算出するために基地局測位処理を行うことを要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する基地局測位処理要求信号受信部と、前記移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ基地局から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定することを指示する情報であるエリア品質情報測定指示情報が、前記基地局測位処理要求信号に対して付加されているか否かを判定する品質情報測定指示状態判定部と、前記品質情報測定指示状態判定部により、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていると判定された場合に前記エリア品質情報を測定し、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていないと判定された場合に前記エリア品質情報を測定しないエリア品質情報測定部と、を備えることを特徴とする。
上記のエリア品質情報測定装置によれば、エリア品質情報測定部が、移動端末機と測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、U−Planeを用いて測位処理を行うA−GPS測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際には、そのA−GPS測位方式による測位処理に並行してエリア品質情報を測定する。しかしながら、上記の測位方式による測位処理に伴わない基地局測位処理を行う際には、エリア品質情報を測定しない。
このように、全ての基地局測位処理が行われる度にエリア品質情報を測定するわけではない。このため、基地局測位処理を行う際に、常に、測位処理を行うために要する処理時間が、本来の処理時間を上回ってしまうことがない。
これにより、測位処理のサービスレベルを下げることなく、サービスエリアの全体を網羅するように極め細かなエリア毎のエリア品質情報を収集することが可能となる。
また、A−GPS測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理であっても、そのA−GPS測位方式による測位が緊急通報時の位置通知など一切の遅延を許されない場合やユーザ拒否など品質測定を望まれない場合には、品質測定を除外できる。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定装置は、前記エリア品質情報測定部は、前記A−GPS測位方式による測位処理過程のうちの前記概略位置情報の算出処理過程において、前記基地局が前記移動端末機の現在緯度経度を示す緯度経度情報を算出してから、当該基地局が前記測位処理装置に対して当該緯度経度情報を応答する応答信号を送信するまでの間に、前記エリア品質情報を測定することを特徴とする。
上記のエリア品質情報測定装置によれば、エリア品質情報測定部が、U−Planeを用いて測位処理を行うA−GPS測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際に、その基地局測位処理に並行してエリア品質情報を測定することが可能となる。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定装置は、前記エリア品質情報測定部は、前記緯度経度情報を応答する応答信号に対して、前記エリア品質情報測定部により測定された前記エリア品質情報を前記緯度経度情報と併せて付加することを特徴とする。
上記のエリア品質情報測定装置によれば、エリア品質情報測定部が、緯度経度情報と同時に、エリア品質情報が送信されるように、エリア品質情報を緯度経度情報と併せて付加する。
これにより、緯度経度情報とエリア品質情報とを別々に送信するよりも応答信号数が少なくなる。よって、応答信号を送受信することによる無線通信ネットワークシステムを構成する各装置等の処理負荷を増やさないようにすることが可能となる。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定装置は、前記エリア品質情報測定部は、前記A−GPS測位方式による測位処理過程のうちの前記測位処理装置から送信された前記概略位置情報を含む前記アシストデータに基づいて行うGPS(Global Positioning System)測位処理過程において、前記基地局が前記測位処理装置から送信された前記アシストデータを受信してから、当該基地局が前記移動端末機から送信された前記GPS測位処理結果を応答する応答信号を受信するまでの間に、前記エリア品質情報を測定することを特徴とする。
上記のエリア品質情報測定装置によれば、エリア品質情報測定部が、U−Planeを用いて測位処理を行うA−GPS測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際に、その基地局測位処理後に行われるGPS測位処理に並行してエリア品質情報を測定することが可能となる。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定装置は、前記エリア品質情報測定部は、前記概略位置情報を応答する応答信号が送信された後に送信される当該応答信号とは別の信号に対して、前記エリア品質情報測定部により測定された前記エリア品質情報を付加することを特徴とする。
上記のエリア品質情報測定装置によれば、エリア品質情報測定部が、緯度経度情報を応答する応答信号が送信された後に送信されるその応答信号とは別の信号に対して、エリア品質情報測定部により測定されたエリア品質情報を付加する。
つまり、基地局測位方式により測位処理を行ったことにより得られた緯度経度情報と、エリア品質情報測定部により測定されたエリア品質情報とを2回に分けて送信することになる。しかしながら、エリア品質情報測定部が、上記のGPS測位処理過程において、その処理時間に収まるように、その測位処理に並行してエリア品質情報を測定することが可能となる。
また、本発明のある態様によるエリア品質情報測定装置は、測位対象である移動端末機と測位処理演算を行う測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、ユーザデータを送受信するための伝送路であるU−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式による測位処理過程において、前記測位処理装置から前記移動端末機の概略位置を示す概略位置情報を算出するために基地局測位処理を行うことを要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する基地局測位処理要求信号受信部と、
前記基地局測位処理要求信号受信部が前記基地局測位処理要求信号を受信した場合に前記基地局測位処理を行う緯度経度情報算出部と、
前記A−GPS測位方式による測位処理過程のうちの前記測位処理装置から送信された、前記緯度経度情報算出部が前記基地局測位処理において算出した前記概略位置情報を含む前記アシストデータに基づいて、前記移動端末機が行うGPS(Global Positioning System)測位処理による測位が成功したと前記測位処理装置において判断された場合、又は、前記基地局測位処理にて算出された概略位置の誤差情報が十分小さいと前記測位処理装置において判断された場合に限り、前記移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ基地局から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定するエリア品質情報測定部と、
を備えることを特徴とする。このようにすれば、GPS測位処理が成功した場合に限り、品質測定処理を行うことにより、システム全体の負荷を軽減でき、かつ、測定したエリア品質情報を有効に活用することができる。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定装置は、前記移動端末機を所持する加入者を一意に特定する加入者情報に対応付けて管理されている、前記A−GPS測位方式による測位処理のサービス利用契約有無を示す契約情報を取得する契約情報取得部と、前記契約情報取得部により取得された前記契約情報に基づいて、前記A−GPS測位方式による測位処理のサービス利用契約が有ると判定された前記移動端末機に送信される前記基地局測位処理要求信号に対して、前記エリア品質情報測定指示情報を付加するエリア品質情報測定指示付加部と、をさらに備えることを特徴とする。
上記のエリア品質情報測定装置によれば、エリア品質情報測定指示付加部が、契約情報取得部により取得された契約情報に基づいて、U−Planeを用いて測位処理を行うA−GPS測位方式による測位処理のサービス利用契約が有ると判定された移動端末機に送信される基地局測位処理要求信号に対して、前記エリア品質情報測定指示情報を付加する。そして、上記で説明した品質情報測定指示状態判定部が、エリア品質情報測定指示情報が基地局測位処理要求信号に対して付加されているか否かを判定する。
最後に、エリア品質情報測定部が、U−Planeを用いて測位処理を行うA−GPS測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際には、そのA−GPS測位方式による測位処理に並行して、上記で説明したエリア品質情報を測定することが可能となる。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定装置は、前記A−GPS測位方式は、SUPL(Secure User Plane Location)を用いたA−GPS測位方式であることを特徴とする。
上記のエリア品質情報測定装置によれば、急速に普及しつつあるスマートフォン等の移動端末機において比較的多く利用されている測位方式の一つである、SUPLを用いたA−GPS測位方式による測位処理を行う際にも、その測位処理に並行してエリア品質情報を測定することも可能である。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定方法は、基地局測位処理要求信号受信部が、測位対象である移動端末機と測位処理演算を行う測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、ユーザデータを送受信するための伝送路であるU−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式による測位処理過程において、前記測位処理装置から前記移動端末機の概略位置を示す概略位置情報を算出するために基地局測位処理を行うことを要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する基地局測位処理要求信号受信ステップ、品質情報測定指示状態判定部が、前記移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ基地局から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定することを指示する情報であるエリア品質情報測定指示情報が、前記基地局測位処理要求信号に対して付加されているか否かを判定する品質情報測定指示状態判定ステップ、エリア品質情報測定部が、前記品質情報測定指示状態判定ステップにより、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていると判定された場合に前記エリア品質情報を測定し、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていないと判定された場合に前記エリア品質情報を測定しないエリア品質情報測定ステップを有することを特徴とする。
上記のエリア品質情報測定方法によれば、上記で説明した各処理ステップを実行することによって、U−Planeを用いて測位処理を行うA−GPS測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際には、そのA−GPS測位方式による測位処理に並行してエリア品質情報を測定することが可能となる。
本発明のある態様によるエリア品質情報測定プログラムは、コンピュータを、
測位対象である移動端末機と測位処理演算を行う測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、ユーザデータを送受信するための伝送路であるU−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式による測位処理過程において、前記測位処理装置から前記移動端末機の概略位置を示す概略位置情報を算出するために基地局測位処理を行うことを要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する基地局測位処理要求信号受信部、前記移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ基地局から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定することを指示する情報であるエリア品質情報測定指示情報が、前記基地局測位処理要求信号に対して付加されているか否かを判定する品質情報測定指示状態判定部、前記品質情報測定指示状態判定部により、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていると判定された場合に前記エリア品質情報を測定し、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていないと判定された場合に前記エリア品質情報を測定しないエリア品質情報測定部として機能させるためのプログラムである。
上記のエリア品質情報測定プログラムによれば、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置の一つであって、測位サービスを提供する上で必要な処理を制御したり、実際に測位処理を行ったりするプラットフォームである測位処理装置や基地局等において、上記の概略位置情報算出プログラムを実行する。すると、測位処理装置や基地局等において、上記で説明したエリア品質情報測定装置やエリア品質情報測定方法と同じ作用を得ることが可能となる。
本発明によれば、移動端末機と測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、U−Planeを用いて測位処理を行うA−GPS測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際には、そのA−GPS測位方式による測位処理に並行してエリア品質情報を測定する。しかしながら、上記の測位方式による測位処理に伴わない基地局測位処理を行う際には、エリア品質情報を測定しない。
このように、全ての基地局測位処理が行われる度にエリア品質情報を測定するわけではない。このため、基地局測位処理を行う際に、常に、測位処理を行うために要する処理時間が、本来の処理時間を上回ってしまうことがない。
これにより、測位処理のサービスレベルを下げることなく、サービスエリアの全体を網羅するように極め細かなエリア毎のエリア品質情報を収集することができる。また、その測定されたエリア品質情報を基に作成されたエリア品質情報レポートを活用して、例えば、ネットワーク無線基地局等の既設設備のメンテナンスや、各エリアの受信状態の改善作業、さらには効率的なエリア設計を行うことができる。その結果として、無線通信ネットワークシステムのサービスを提供する上でのサービス品質を向上させることができる。
本実施形態に係るエリア品質情報測定機能部60を用いて構成される無線通信ネットワークシステム10のシステム構成を示すシステム構成図である。 RNC22に設けられたエリア品質情報測定機能部60の機能構成を示すブロック図である。 EBSCP42に設けられたエリア品質情報測定機能部80の機能構成を示すブロック図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第1及び第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第1のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第1のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 第1のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理において、測定対象端末判定を行う場合の流れの一部を示すシーケンス図である。 第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理において、測定対象端末判定を行う場合の流れの一部を示すシーケンス図である。 第3のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理において、測定対象端末判定を行う場合の流れの一部を示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のエリア品質情報測定装置の好適な実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
(無線通信ネットワークシステム10のシステム構成)
最初に、図1を参照して、本実施形態に係るエリア品質情報測定機能部60を用いて構成される無線通信ネットワークシステム10の全体のシステム構成を説明する。
図1は、本実施形態に係るエリア品質情報測定機能部60を用いて構成される無線通信ネットワークシステム10のシステム構成を示すシステム構成図である。図1に示す無線通信ネットワークシステム10は、3G(3rd Generation)網20を構成する各装置と、主にSUPLを用いたA−GPS測位方式(SUPL測位方式)による測位処理を行う各装置と、ユーザが所持する移動端末機であるMT(Mobile Terminal)50とを備えて構成される。なお、本例では、3G網において本システムを実現する場合について説明するが、その場合に限定されず、LTE(Long Term Evolution)網など、他の網において本システムを実現できる。
図1において、まず、MT50は、例えば、スマートフォン等の移動端末機である。このMT50が、測位処理における測位対象となる移動端末機である。
また、無線通信ネットワークシステム10には、3G網20を構成するネットワーク装置として、例えば、図1中に破線の枠内に示すNodeB21と、RNC22と、SGSN(serving General packet radio service Support Node)23と、GGSN(gateway General packet radio service Support Node)24と、HSS(Home Subscriber Server)25とが設けられる。
NodeB21は、ネットワーク無線基地局(BTS;Base Transceiver Station)であり、MT50が無線(電波)によって接続される。
RNC22は、実際には、複数のネットワーク無線基地局を統括して制御する基地局無線ネットワーク制御局である。
SGSN23は、パケット網を構成する交換機であって、MT50側に設けられる在圏レベルの交換機の一つである。つまり、これらのSGSN23は、サービスエリアのうちの在圏エリア毎に設けられる。そして、SGSN23のMT50側に、NodeB21及びRNC22が接続される。
GGSN24は、パケット網を構成する交換機の一つであって、図示しないが、無線通信ネットワークシステム10と接続される他のネッワーク側に設けられる関門レベルの交換機である。
HSS25は、MT50を識別するための識別情報や、契約(加入者)毎のサービスの契約内容を特定するための加入者情報を管理する。このHSS25には、MT50が位置登録を要求するための位置登録要求信号を送信した際に、在圏情報が保持される。この在圏情報は、MT50が在圏しているエリアを受け持つ交換機等の装置を特定するために用いられる。
さらに、無線通信ネットワークシステム10には、SUPL測位方式による測位処理を行う装置として、SLP(SUPL Location Platform)41と、EBSCP(External Business User Service Control Point)42と、エリア品質情報収集サーバ装置43とが設けられる。
SLP41は、ユーザ認証を行い、さらにMT50との間にセキュアな環境を確立する。そして、SLP41は、MT50に対して、アシストデータを生成する。
背景技術において説明したように、アシストデータには、MT50の概略位置を示す情報である概略位置情報を含まれている。この概略位置情報とは、3Gシステム等の標準化団体の3GPP(Third Generation Partnership Project)で規定されているGPSアシスタンスデータ要素の中の「Reference Location」情報のことである。なお、概略位置情報には、MT50の現在の緯度及び経度の座標を示す「緯度経度情報」や、MT50の実際の位置から測位演算された位置までの距離の正確度を示す「誤差半径」等の位置情報要素が含まれている。
EBSCP42は、MT50の位置情報を他の装置に提供する際のゲートウェイ装置の役割を果たす。
エリア品質情報収集サーバ装置43は、SLP41及びEBSCP42により収集された、サービスエリア内の各エリアにおける電波の受信状態等の電波品質(AQ)情報を、エリア品質情報として登録しておくデータベース(DB;Database)を有する。このデータベースは、電波品質情報データベース(AQDB)44として機能する。そして、エリア品質情報収集サーバ装置43は、図示しないが、測定されたエリア品質情報を基に作成されたエリア品質情報レポートを分析する分析サーバ装置等に対して、電波品質情報データベース44に蓄積されているエリア品質情報を提供する。
上記で説明したSLP41及びEBSCP42等が、SUPLを用いた測位サービスを提供する上で必要な処理を制御したり、実際に測位処理演算を行ったりする測位処理装置である。つまり、SLP41及びEBSCP42が、SUPLを用いた測位サービスを提供するためのプラットフォームとなる。本実施形態の説明においては、移動端末機(MT50)と測位処理装置(SLP41及びEBSCP42等)との間でアシストデータを送信するためのベアラに、U−Planeを用いて測位処理を行う測位方式の一例として、上記のSLP41及びEBSCP42が、SUPL測位方式による測位処理を行う場合の処理例を説明する。
上記のSUPLとは、OMA(Open Mobile Alliance)で規定されており、MT50とSLP41及びEBSCP42等との間でアシストデータを送信するための通信ベアラにユーザプレーン(U−Plane;User−Plane)を利用したA−GPS測位方式である。
なお、MT50側で受信したGPS信号と、ネットワーク側で演算されたアシスト情報とを組み合わせて測位を行う方式には、UE−Based(User Equipment−Based)方式とUE−Assisted(User Equipment−Assisted)方式との2つの方式がある。UE−Base方式にあっては、MT50側で、自装置で測定したGPSメジャメントとネットワーク側から受信したアシスト信号とを用いて位置情報を演算する。一方、UE−Assisted方式にあっては、MT50側で測定したGPSメジャメントをネットワークのSLP41側に送信し、SLP41側で最終的な位置情報を演算する。
そして、本発明のエリア品質情報測定装置が、一例として、上記のRNC22にエリア品質情報測定機能部60と、EBSCP42にエリア品質情報測定機能部80として設けられる。このエリア品質情報測定機能部60,80は、SUPLを用いたA−GPS測位方式による測位処理を行う際に、その測位処理に並行して、サービスエリア内の各エリアにおける電波の受信状態等のエリア品質情報を測定するエリア品質情報測定処理を行うための機能部である。なお、エリア品質情報測定機能部60,80の機能構成や、エリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の具体的な流れについては、この後詳細に説明する。
(エリア品質情報測定機能部60の機能構成)
続いて、図2を参照して、本実施形態に係る無線通信ネットワークシステム10を構成するRNC22に設けられたエリア品質情報測定機能部60の機能構成を説明する。
図2は、RNC22に設けられたエリア品質情報測定機能部60の機能構成を示すブロック図である。図2に示すエリア品質情報測定機能部60が設けられるRNC22は、エリア品質情報測定機能部60以外に、制御信号送受信部51等の一般的な機能部を備えて構成される。なお、RNC22が有する制御信号送受信部51以外の一般的な機能部については、図示せずに説明を省略する。
制御信号送受信部51は、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置との間で、測位処理を行う上で必要な制御信号を送受信する。例えば、制御信号送受信部51は、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してSLP41との間で、エリア品質情報測定部64により測定されたエリア品質情報が付加された基地局測位処理応答信号を送信したり、その応答信号を受信したりする。
また、エリア品質情報測定機能部60は、基地局測位処理要求信号受信部61と、緯度経度情報算出部62と、品質情報測定指示状態判定部63と、エリア品質情報測定部64と、アシストデータ受信部65と、GPS測位処理結果受信部66とを備えて構成される。
基地局測位処理要求信号受信部61は、EBSCP42から送信される基地局(セルベース)測位処理を行うように要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する。
緯度経度情報算出部62は、基地局測位処理要求信号受信部61により基地局測位処理要求信号が受信されると、基地局測位処理が行われることにより、測位対象であるMT50の現在の緯度及び経度を示す緯度経度情報を算出する。この緯度経度情報等の位置情報要素からMT50の概略位置を示す概略位置情報を算出し、さらにその概略位置情報からアシストデータを算出することができる。
品質情報測定指示状態判定部63は、上記の基地局測位処理要求信号に対して、エリア品質情報測定指示情報が付加されているか否かを判定する。このエリア品質情報測定指示情報とは、MT50が、在圏しているエリアを受け持つNodeB21やRNC22から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定することを指示するものである。例えば、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグの状態をオン(有効)状態にすることにより、エリア品質情報測定指示情報を付加していることになる。一方、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグの状態をオフ(無効)状態にすることにより、エリア品質情報測定指示情報を付加していないことになる。
エリア品質情報測定部64は、品質情報測定指示状態判定部63により、基地局測位処理要求信号に対してエリア品質情報測定指示情報が付加されていると判定された場合に、エリア品質情報を測定する。また、エリア品質情報測定部64は、品質情報測定指示状態判定部63により、基地局測位処理要求信号に対してエリア品質情報測定指示情報が付加されていないと判定された場合には、エリア品質情報を測定しない。なお、エリア品質情報測定部64が、エリア品質情報を測定するタイミングについては、この後詳細に説明する。
アシストデータ受信部65は、SLP41から送信されたアシストデータを受信する。このアシストデータは、上記で説明したように、MT50の概略位置を示す概略位置情報を含むものである。
GPS測位処理結果受信部66は、MT50から送信されたGPS測位処理の処理結果(GPS測位処理結果)を受信する。
(エリア品質情報測定機能部80の機能構成)
続いて、図3を参照して、本実施形態に係る無線通信ネットワークシステム10を構成するEBSCP42に設けられたエリア品質情報測定機能部80の機能構成を説明する。
図3は、EBSCP42に設けられたエリア品質情報測定機能部80の機能構成を示すブロック図である。図3に示すエリア品質情報測定機能部80が設けられるEBSCP42は、エリア品質情報測定機能部80以外に、制御信号送受信部71等の一般的な機能部を備えて構成される。なお、EBSCP42が有する制御信号送受信部71以外の一般的な機能部については、図示せずに説明を省略する。
制御信号送受信部71は、制御信号送受信部51と同様に、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置との間で、測位処理を行う上で必要な制御信号を送受信する。例えば、制御信号送受信部71は、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してRNC22との間で、エリア品質情報測定指示付加部82によりエリア品質情報測定指示情報が付加された基地局測位処理要求信号を送信したり、その応答信号を受信したりする。
また、エリア品質情報測定機能部80は、契約情報取得部81と、エリア品質情報測定指示付加部82とを備えて構成される。
契約情報取得部81は、HSS25から、MT50を所持する加入者を一意に特定する加入者情報に対応付けて、各種のネットワークサービス等のサービス利用契約有無を示す契約情報を管理している。その契約情報の一つとして、SUPL測位方式による測位処理のサービス利用契約有無を示す契約情報を管理している。
エリア品質情報測定指示付加部82は、契約情報取得部81により取得された契約情報に基づいて、SUPL測位方式による測位処理のサービス利用契約が有ると判定した場合に、サービス利用契約が有るMT50に送信される基地局測位処理要求信号に対してエリア品質情報測定指示情報を付加する。
(第1のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れ)
続いて、図4〜図6を参照して、エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第1のエリア品質情報測定処理の流れを、SUPL測位方式による測位処理の全体の流れに合わせて説明する。
図4〜図6は、エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第1のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。なお、この第1実施形態で説明するエリア品質情報測定処理を、第1のエリア品質情報測定処理として説明する。
まず、MT50において、ユーザが現在位置を確認する操作等が行われると、SUPL測位方式を用いた測位処理が開始される。すると、図4に示すように、MT50は、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してSLP41に対して、測位開始要求を送信する。MT50は、この測位開始要求を送信することにより、SLP41に対して、MT50の概略位置を示す情報である概略位置情報を含むアシストデータを送信するように要求(リクエスト)する(ステップS101)。
すると、SLP41は、EBSCP42に対して、MT50を所持するユーザの認証処理を行うように要求する(ステップS102)。さらに、EBSCP42において、契約情報取得部81が、HSS25との間で、MT50を識別するための識別情報や、契約(加入者)毎のサービスの契約内容を特定するために必要な加入者情報を取得する(ステップS103)。
ここで、EBSCP42において、エリア品質情報測定指示付加部82は、契約情報取得部81により取得された契約情報に基づいて、MT50を所持するユーザが、SUPL測位方式による測位処理のサービス利用契約が有るか否かを判定する。そして、エリア品質情報測定指示付加部82は、そのサービス利用契約の有無に基づいて、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグをオン(有効)又はオフ(無効)状態のいずれか一方に設定する(ステップS104)。ここでは、SUPL概位置導出起因の基地局測位処理を行う場合に、品質測定フラグをオン(有効)状態に設定する。一方、緊急通報に基づいて位置測位を行う場合など測位時間を重視する場合には、品質測定フラグをオフ(無効)状態に設定する。
例えば、エリア品質情報測定指示付加部82が、SUPL測位方式による測位処理のサービス利用契約が有るユーザが所持するMT50に送信される基地局測位処理要求信号に対して、エリア品質情報測定指示情報を付加する。エリア品質情報測定指示情報を付加する場合には、上記で説明したように、エリア品質情報測定指示付加部82が、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグをオン(有効)状態にすれば良い。一方、エリア品質情報測定指示付加部82が、サービス利用契約が無いユーザが所持するMT50に送信される基地局測位処理要求信号に対して、エリア品質情報測定指示情報を付加しない場合には、上記で説明したように、エリア品質情報測定指示付加部82が、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグをオフ(無効)状態にすれば良い。
EBSCP42において、制御信号送受信部71が、GGSN24及びSGSN23の各装置を経由してRNC22に対して、品質測定フラグが付加された基地局測位処理要求信号を送信する(ステップS105〜S107)。そして、RNC22において、基地局測位処理要求信号受信部61が基地局測位処理要求信号を受信する。すると、緯度経度情報算出部62が基地局測位処理を行うことにより、緯度経度情報算出部62は測位対象であるMT50の現在位置の緯度経度を示す緯度経度情報すなわち概略位置及びその誤差を示す誤差情報を算出する(ステップS108)。
ここで、図5に示すように、RNC22からMT50までの各装置が、図5中に破線内に示すステップS201〜S203のエリア品質情報測定処理を行う。このエリア品質情報測定処理は、品質測定フラグがオン(有効)状態である場合にのみ行い、オフ(無効)状態である場合には行わない。
まず、RNC22において、EBSCP42から送信された基地局測位処理要求信号に付加されている品質測定フラグがオン(有効)状態であるか、オフ(無効)状態であるかを判定する(ステップS201)。そして、品質情報測定指示状態判定部63が、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグがオン(有効)状態であると判定すると(ステップS201のYES)、制御信号送受信部51が、NodeB21を経由してMT50に対して、エリア品質情報を測定するための制御信号を送信する(ステップS202)。そして、RNC22において、制御信号送受信部51が、MT50からNodeB21を経由して送信された、エリア品質情報を含む制御信号を受信する(ステップS203)。
続いて、RNC22において、エリア品質情報測定部64が、緯度経度情報を応答する応答信号に対して、測定されたエリア品質情報を緯度経度情報と併せて付加するように、制御信号送受信部51に指示する。すると、RNC22において、制御信号送受信部51が、SGSN23及びGGSN24の各装置を経由してEBSCP42に対して、緯度経度情報とエリア品質情報と誤差情報とが付加された応答信号を送信する(ステップS204〜S206)。このように、緯度経度情報とエリア品質情報とを同時に送信することにより、緯度経度情報とエリア品質情報とを別々に送信するよりも応答信号数を少なくすることができる。よって、応答信号を送受信することによる無線通信ネットワークシステムを構成する各装置の処理負荷を増やさないようにすることができる。
なお、RNC22において、品質情報測定指示状態判定部63が、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグがオフ(無効)状態であると判定すると(ステップS201のNO)、制御信号送受信部51が、NodeB21を経由してMT50に対して、エリア品質情報を測定するための制御信号を送信しない。このため、RNC22において、制御信号送受信部51が、SGSN23及びGGSN24の各装置を経由してEBSCP42に対して、緯度経度情報と、空データ等であるエリア品質情報と誤差情報とが付加された応答信号を送信する(ステップS204〜S206)。この応答信号に付加されているエリア品質情報は空データ等であるため、応答信号には、実質的に、緯度経度情報と誤差情報とが付加されていることになる。
そして、EBSCP42は、エリア品質情報と緯度経度情報と誤差情報とが付加されている応答信号に対して、さらに認証処理結果を付加する。この認証処理結果は、図4に示したステップ102において認証処理要求により行われた認証処理の処理結果である。そして、EBSCP42は、緯度経度情報、エリア品質情報、誤差情報及び認証処理結果が付加された応答信号を送信する(ステップS207)。
続いて、図6に示すように、SLP41は、図5のステップS101の測位開始要求に対する応答として、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してMT50に対して、アシストデータを送信する(ステップS301)。SLP41が、このアシストデータを送信することにより、SLP41は、MT50に対して、RNC22から受信された緯度経度情報に基づいて算出された概略位置情報、誤差情報及び衛星情報を含むアシストデータを送信することができる。
すると、MT50は、アシストデータに基づいてGPS測位処理を行う(ステップS302)。そして、MT50は、SLP41に対して、測位結果を送信する(ステップS303)。MT50は、この測位結果を送信することにより、GPS測位処理の成否を示すGPS測位処理結果と、GPS測位方式による得られたMT50の緯度経度情報と、誤差情報とを送信する。
最後の処理として、SLP41は、エリア品質情報収集サーバ装置43に対して、エリア品質情報収集サーバ装置43の電波品質情報データベース44に、エリア品質情報測定部64により測定されたエリア品質情報を登録するように要求する(ステップS304)。なお、SLP41は、エリア品質情報収集サーバ装置43に対して、エリア品質情報を登録するための要求を送信する際に、GPS測位方式による得られた緯度経度情報に対応付けて、エリア品質情報を登録するための要求を送信する。これにより、エリア品質情報収集サーバ装置43は、サービスエリア内の品質情報をエリア毎に管理することができる。
(第1実施形態におけるエリア品質情報測定処理の説明のまとめ)
上記で説明したように、エリア品質情報測定部64は、品質情報測定指示状態判定部63により、基地局測位処理要求信号に対してエリア品質情報測定指示情報が付加されていると判定された場合に、エリア品質情報を測定する。一方、エリア品質情報測定部64は、品質情報測定指示状態判定部63により、基地局測位処理要求信号に対してエリア品質情報測定指示情報が付加されていないと判定された場合には、エリア品質情報を測定しない。
つまり、エリア品質情報測定部が、移動端末機と測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、U−Planeを用いて測位処理を行うA−GPS測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際には、そのA−GPS測位方式による測位処理に並行してエリア品質情報を測定する。しかしながら、上記の測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際には、エリア品質情報を測定しない。
さらに、エリア品質情報測定部64は、SUPL測位方式による測位処理過程のうちの概略位置情報の算出処理過程において、RNC22がMT50の緯度経度情報を算出してから、RNC22が測位処理装置に対してその緯度経度情報を応答する応答信号を送信するまでの間に、エリア品質情報を測定する。
上記で説明したように、エリア品質情報測定部64は、全ての基地局測位処理が行われる度に、エリア品質情報を測定するわけではない。そして、エリア品質情報測定部64は、SUPL測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際に、その基地局測位処理に並行してエリア品質情報を測定することができる。
なお、概略位置情報を算出するために要する時間が、エリア品質情報測定処理を行う分だけ長くなる。但し、警察や消防、救急等への緊急通報の際に、通報を受ける指令センタに対して通報者の位置情報を提供する場合には、エリア品質情報測定指示付加部82は、基地局測位処理要求信号に対してエリア品質情報測定指示情報を付加しないようにすることもできる。このように、必要に応じてエリア品質情報を測定することよりも、測位処理時間を優先することもできる。
(第2実施形態)
なお、エリア品質情報測定機能部60,80を構成する各機能部については実質同じであるが、図4〜図6で説明したエリア品質情報測定機能部60におけるエリア品質情報測定部64がエリア品質情報を測定するタイミングを変更することもできる。
(第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れ)
そこで、図7〜図9を参照して、エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理の流れを、SUPL測位方式による測位処理の全体の流れに合わせて説明する。なお、この第2実施形態で説明するエリア品質情報測定処理を、第2のエリア品質情報測定処理として説明する。
図7〜図9は、エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第2のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置において、図4に示したステップS101〜S108の各処理を同様に行う。しかしながら、この後、図5に示したステップS201〜S203のエリア品質情報を測定する処理を行わない。このため、図7に示すように、RNC22において、制御信号送受信部51が、SGSN23及びGGSN24の各装置を経由して、EBSCP42に対して、緯度経度情報及び誤差情報が付加されている1段階目の位置測位応答信号を送信する(ステップS401〜403)。
また、EBSCP42は、緯度経度情報及び誤差情報が付加されている1段階目の位置測位応答信号に対して、図4に示したステップ102の認証処理要求により行われた認証処理結果を付加する。そして、EBSCP42は、SLP41に対して、認証処理結果並びに緯度経度情報及び誤差情報が付加された、1段階目の位置測位応答信号を送信する(ステップS404)。
続いて、図8に示すように、SLP41は、図5に示したステップS101のアシストデータの送信要求に対する応答として、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してMT50に対して、アシストデータを送信する(ステップS301)。このアシストデータには、衛星情報、緯度経度情報が含まれている。
ここで、RNC22からMT50までの各装置が、図8中に破線内に示すステップS501〜S507のエリア品質情報測定処理を行う。
まず、RNC22において、EBSCP42から送信された基地局測位処理要求信号に付加されている品質測定フラグがオン(有効)状態であるか、オフ(無効)状態であるかを判定する(ステップS501)。そして、品質情報測定指示状態判定部63が、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグがオン(有効)状態であると判定すると(ステップS501のYES)、制御信号送受信部51が、NodeB21を経由してMT50に対して、エリア品質情報を測定するための品質測定要求信号を送信する(ステップS502)。そして、RNC22において、制御信号送受信部51が、MT50からNodeB21を経由して送信された、エリア品質情報を含む品質測定応答信号を受信する(ステップS503)。
続いて、RNC22において、エリア品質情報測定部64が、緯度経度情報を応答する応答信号に対して、測定されたエリア品質情報を付加するように、制御信号送受信部51に対して指示する。すると、RNC22において、制御信号送受信部51が、SGSN23及びGGSN24の各装置を経由してEBSCP42に対して、エリア品質情報が付加された、2段階目の位置測位応答信号を送信する(ステップS504〜S506)。
なお、RNC22において、品質情報測定指示状態判定部63が、基地局測位処理要求信号中の品質測定フラグがオフ(無効)状態であると判定すると(ステップS501のNO)、制御信号送受信部51が、NodeB21を経由してMT50に対して、エリア品質情報を測定するための品質測定要求信号を送信しない。このため、RNC22において、制御信号送受信部51が、SGSN23及びGGSN24の各装置を経由してEBSCP42に対して、空データ等であるエリア品質情報が付加された、2段階目の位置測位応答信号を送信する(ステップS504〜S506)。
そして、EBSCP42は、SLP41に対して、エリア品質情報のみが付加されている2段階目の位置測位応答信号を送信する(ステップS507)。
続いて、図9に示すように、MT50は、アシストデータに基づいてGPS測位処理を行う(ステップS302)。そして、MT50は、SLP41に対して、測位結果及び誤差情報を送信する(ステップS303)。MT50は、この測位結果を送信することにより、GPS測位処理の成否を示すGPS測位処理結果と、GPS測位方式によって得られたMT50の緯度経度情報と、誤差情報とを送信する。
最後の処理として、SLP41は、エリア品質情報収集サーバ装置43に対して、エリア品質情報収集サーバ装置43の電波品質情報データベース44に、エリア品質情報測定部64により測定されたエリア品質情報を登録するように要求する(ステップS304)。これにより、エリア品質情報収集サーバ装置43は、サービスエリア内の品質情報をエリア毎に管理することができる。
(第2実施形態におけるエリア品質情報測定処理の説明のまとめ)
上記で説明した第1実施形態と同様に、エリア品質情報測定部64は、全ての基地局測位処理が行われる度に、エリア品質情報を測定するわけではない。そして、エリア品質情報測定部64は、SUPL測位方式による測位処理に伴う基地局測位処理を行う際に、その基地局測位処理後に行われるGPS測位処理に並行してエリア品質情報を測定することができる。
但し、エリア品質情報測定部64は、SUPL測位方式による測位処理過程のうちのGPS測位処理過程において、RNC22が測位処理装置から送信されたアシストデータを受信してから、RNC22がMT50から送信されたGPS測位処理結果を応答する応答信号を受信するまでの間に、エリア品質情報を測定する。
このため、エリア品質情報測定部64は、緯度経度情報を応答する応答信号が送信された後に送信されるその応答信号とは別の応答信号に対して、エリア品質情報測定部により測定されたエリア品質情報を付加する。つまり、基地局測位方式により測位処理を行ったことにより得られた緯度経度情報と、エリア品質情報測定部64により測定されたエリア品質情報とを、RNC22からSLP41に対して2回に分けて送信する。よって、SUPL測位方式による測位処理過程において処理に必要な制御信号の数が多くなる。
しかしながら、SUPL測位方式による測位処理過程のうちのSLP41から送信されたアシストデータに基づいて行うGPS測位処理過程において、RNC22がSLP41から送信されたアシストデータを受信してから、そのRNC22がMT50から送信されたGPS測位処理結果を応答する応答信号を受信するまでの処理時間に収まるように、その測位処理に並行してエリア品質情報を測定することができる。
(第3実施形態)
ところで、GPS測位が成功した場合に、エリア品質情報を測定するようにしてもよい。また、屋内エリアでは、十分小さなエリア設計がなされていることが多いので、概略位置情報を算出するために基地局測位処理にて算出された概略位置の誤差情報(例えば、誤差半径)が十分小さい場合に、エリア品質情報を測定するようにしてもよい。このように、GPS測位が成功した場合又は概略位置の誤差情報が十分小さい場合に限り、エリア品質情報を測定することにより、測定したエリア品質情報を有効に活用することができる。誤差情報が十分小さい場合とは、例えば、予め定められた閾値と比較することによって判定することができる。なお、これらの場合には、第1実施形態及び第2実施形態において用いる品質測定フラグを用いる必要はない。
(第3のエリア品質情報測定処理を含むSUPL測位方式による測位処理の全体の流れ)
図10〜図14を参照して、エリア品質情報測定機能部60,80を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる第3のエリア品質情報測定処理の流れを、SUPL測位方式による測位処理の全体の流れに合わせて説明する。なお、この第3実施形態で説明するエリア品質情報測定処理を、第3のエリア品質情報測定処理として説明する。
まず、MT50において、ユーザが現在位置を確認する操作等が行われると、SUPL測位方式を用いた測位処理が開始される。すると、図10に示すように、MT50は、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してSLP41に対して、測位開始要求を送信する。MT50は、この測位開始要求を送信することにより、SLP41に対して、MT50の概略位置を示す情報である概略位置情報を含むアシストデータを送信するように要求(リクエスト)する(ステップS1001)。
すると、SLP41は、EBSCP42に対して、MT50を所持するユーザの認証処理を行うように要求する(ステップS1002)。さらに、EBSCP42において、契約情報取得部81が、HSS25との間で、MT50を識別するための識別情報や、契約(加入者)毎のサービスの契約内容を特定するために必要な加入者情報を取得する(ステップS1003)。
ここで、EBSCP42において、エリア品質情報測定指示付加部82は、契約情報取得部81により取得された契約情報に基づいて、MT50を所持するユーザが、SUPL測位方式による測位処理のサービス利用契約が有るか否かを判定する。そして、エリア品質情報測定指示付加部82は、そのサービス利用契約が有る場合、基地局測位処理要求信号を送信する。
この場合、EBSCP42において、制御信号送受信部71が、GGSN24及びSGSN23の各装置を経由してRNC22に対して、基地局測位処理要求信号を送信する(ステップS1004〜S1006)。そして、RNC22において、基地局測位処理要求信号受信部61が基地局測位処理要求信号を受信する。すると、緯度経度情報算出部62が基地局測位処理を行うことにより、緯度経度情報算出部62は測位対象であるMT50の現在の緯度経度を示す緯度経度情報を算出する(ステップS1007)。また、算出された緯度経度情報すなわち概略位置についての誤差情報を算出する(ステップS1007)。
すると、RNC22において、制御信号送受信部51が、SGSN23及びGGSN24の各装置を経由してEBSCP42に対して、緯度経度情報及び誤差情報が付加された応答信号を送信する(ステップS1008〜S1010)。
そして、EBSCP42は、緯度経度情報及び誤差情報が付加されている応答信号に対して、さらに認証処理結果を付加する。この認証処理結果は、図10に示したステップ1002において認証処理要求により行われた認証処理の処理結果である。そして、EBSCP42は、緯度経度情報及び誤差情報並びに認証処理結果が付加された応答信号を送信する(ステップS1011)。
続いて、図11に示すように、SLP41は、図10のステップS1001の測位開始要求に対する応答として、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してMT50に対して、アシストデータを送信する(ステップS1012)。SLP41が、このアシストデータを送信することにより、SLP41は、MT50に対して、RNC22から受信された緯度経度情報に基づいて算出された概略位置情報及び誤差情報並びに衛星情報を含むアシストデータを送信することができる。
すると、MT50は、アシストデータに基づいてGPS測位処理を行う(ステップS1013)。そして、MT50は、SLP41に対して、測位結果を送信する(ステップS1014)。MT50は、この測位結果を送信することにより、GPS測位処理の成否を示すGPS測位処理結果と、GPS測位方式による得られたMT50の緯度経度情報及び誤差情報とを送信する。
ここで、SLP41は、受信したGPS測位処理結果に基づき、GPS測位処理の成否、及び、誤差情報が十分に小さいかを判定する(ステップS1015)。SLP41は、MT50においてGPS測位処理が成功しなかったと判定した場合、又は、誤差情報が十分に小さくない場合(ステップS1015のNO)、処理を終了し、以降の処理を行わない。
一方、SLP41は、MT50においてGPS測位処理が成功したと判定した場合、又は、誤差情報が十分に小さい場合(ステップS1015のYES)、以降の処理を継続する。
以降の処理を継続する場合、SLP41は、EBSCP42に対して、品質測定要求信号を送信する(ステップS1016)。すると、EBSCP42において、エリア品質情報測定指示付加部82は、契約情報取得部81により取得された契約情報に基づいて、MT50を所持するユーザが、SUPL測位方式による測位処理のサービス利用契約が有るか否かを判定する。そして、エリア品質情報測定指示付加部82は、そのサービス利用契約が有る場合、品質測定要求信号を送信する。
この場合、EBSCP42において、制御信号送受信部71が、GGSN24及びSGSN23の各装置を経由してRNC22に対して、品質測定要求信号を送信する(ステップS1017〜S1019)。そして、RNC22において、エリア品質情報測定部64が品質測定要求信号を受信する。すると、図13に示すように、RNC22からMT50までの各装置が、図13中に破線内に示すステップS1021〜S1022のエリア品質情報測定処理を行う。すなわち、エリア品質情報測定部64は、品質測定要求信号をMT50へ送信し(ステップS1021)、MT50から品質測定応答信号を受信する(ステップS1022)。
すると、RNC22において、制御信号送受信部51が、SGSN23及びGGSN24の各装置を経由してEBSCP42に対して、品質情報が付加された品質情報応答信号を送信する(ステップS1023〜S1025)。
そして、EBSCP42は、品質情報が付加された品質情報応答信号に対して、さらに認証処理結果を付加する。この認証処理結果は、図12に示したステップ1016において認証処理要求により行われた認証処理の処理結果である。そして、EBSCP42は、品質情報及び認証処理結果が付加された応答信号を送信する(ステップS1027)。
最後の処理として、SLP41は、エリア品質情報収集サーバ装置43に対して、エリア品質情報収集サーバ装置43の電波品質情報データベース44に、エリア品質情報測定部64により測定されたエリア品質情報を登録するように要求する(ステップS1028)。これにより、エリア品質情報収集サーバ装置43は、サービスエリア内の品質情報をエリア毎に管理することができる。
(第3実施形態におけるエリア品質情報測定処理の説明のまとめ)
以上のように、GPS測位処理が成功した場合に限り、品質測定処理を行うことにより、システム全体の負荷を軽減できる。具体的には、GPS測位に成功した場合にのみ品質情報は意味をなすため、不要な品質測定を行うことを防止することにより、システム全体の負荷を軽減できる。
つまり、本実施形態によれば、GPS測位処理による測位が成功した場合に限り、エリア品質情報測定部がエリア品質情報を測定するため、測定したエリア品質情報を有効に活用することができる。
(測定対象端末判定)
ところで、上記の各実施形態では、品質測定フラグの状態がオン(有効)状態であれば品質情報測定処理を行っている。しかしながら、品質測定フラグが設定されていても、端末側が品質を測定する機能を具備していない場合や、端末によっては品質情報測定処理とGPS測位処理とが競合動作した際に不都合が生じる場合がある。このような場合を考慮して、品質測定処理を行う前に、測定対象端末であるかどうかの判定を行うようにしてもよい。
例えば、第1実施形態の説明において参照した図5に対応する図14を参照すると、RNC22において、EBSCP42から送信された基地局測位処理要求信号に付加されている品質測定フラグがオン(有効)状態であるか、オフ(無効)状態であるかを判定した結果、品質測定フラグがオン(有効)状態である場合に(ステップS201のYES)、さらに測定対象端末であるか判定する(ステップS201a)。測定対象端末である場合には、制御信号送受信部51が、NodeB21を経由してMT50に対して、エリア品質情報を測定するための制御信号を送信する(ステップS202)。そして、RNC22において、制御信号送受信部51が、MT50からNodeB21を経由して送信された、エリア品質情報を含む制御信号を受信する(ステップS203)。なお、RNC22において、測定対象端末ではないと判定すると(ステップS201aのNO)、制御信号送受信部51は、エリア品質情報を測定するための品質測定要求信号を送信しない。ステップS204以降は、図5を参照して説明した処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
また、第2実施形態の説明において参照した図8に対応する図15を参照すると、RNC22において、EBSCP42から送信された基地局測位処理要求信号に付加されている品質測定フラグがオン(有効)状態であるか、オフ(無効)状態であるかを判定した結果、品質測定フラグがオン(有効)状態である場合に(ステップS501のYES)、さらに測定対象端末であるか判定する(ステップS501a)。測定対象端末である場合には、制御信号送受信部51が、NodeB21を経由してMT50に対して、エリア品質情報を測定するための制御信号を送信する(ステップS502)。そして、RNC22において、制御信号送受信部51が、MT50からNodeB21を経由して送信された、エリア品質情報を含む制御信号を受信する(ステップS503)。なお、RNC22において、測定対象端末ではないと判定すると(ステップS501aのNO)、制御信号送受信部51は、エリア品質情報を測定するための品質測定要求信号を送信しない。ステップS504以降は、図8を参照して説明した処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
さらに、第3実施形態の説明において参照した図13に対応する図16を参照すると、RNC22において、測定対象端末であるか判定する(ステップS1024a)。測定対象端末である場合には、制御信号送受信部51が、NodeB21を経由してMT50に対して、エリア品質情報を測定するための制御信号を送信する(ステップS1025)。そして、RNC22において、制御信号送受信部51が、MT50からNodeB21を経由して送信された、エリア品質情報を含む制御信号を受信する(ステップS1026)。なお、RNC22において、測定対象端末ではないと判定すると(ステップS1024aのNO)、制御信号送受信部51は、エリア品質情報を測定するための品質測定要求信号を送信しない。ステップS1027以降は、図13を参照して説明した処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
以上のように、測定対象端末である場合に限り、品質測定処理を行うことにより、品質を測定する機能を具備していない端末や不都合が生じる可能性がある端末に対して品質測定要求を送信することはなく、ネットワークリソースを有効に活用することができる。
(本発明の範囲)
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
一例として、本実施形態で説明したエリア品質情報測定装置においては、無線通信ネットワークシステム10が3G網20であったが、これに限定されない。無線通信ネットワークシステム10は、例えば3G網20とLTE(Long Term Evolution)網とが存在する無線通信ネットワークシステムであっても良い。無線通信ネットワークシステムを構成する装置が変わったとしても、上記で説明したエリア品質情報測定装置の各処理の流れは実質同じである。
また、本実施形態で説明したエリア品質情報測定装置においては、エリア品質情報測定装置として機能部であるエリア品質情報測定機能部60が、RNC22に設けられていた。また、エリア品質情報測定機能部80が、EBSCP42に設けられていた。これに限定されず、エリア品質情報測定機能部60,80が、RNC22やEBSCP42以外の無線通信ネットワークシステム10を構成する装置に設けられていても良い。また、エリア品質情報測定機能部60,80が有する機能部を、無線通信ネットワークシステム10を構成する単一の装置に設けることもできる。このように、無線通信ネットワークシステム10にエリア品質情報測定機能部60,80を用いる際の機能構成や装置構成は、無線通信ネットワークの形態等に合わせて任意に変更することができる。
また、エリア品質情報測定部64は、上記の各実施形態で説明したタイミングでエリア品質情報を測定する以外にも、基地局測位処理やGPS測位処理の過程における任意のタイミングでエリア品質情報を測定することができる。
なお、以上は、A−GPS測位方式を用いる場合について説明したが、A−GPSは単なる一例であり、A−GLONASS(Assisted−GLobal NAvigation Satellite System)などのA−GNSS(Assisted−Global Navigation Satellite Systems)測位の場合にも本発明を適用することができる。
本発明のエリア品質情報測定装置は、例えば、SUPLを用いたA−GPS測位方式による測位処理を行う際に、その測位処理に並行してエリア品質情報測定処理を行うエリア品質情報測定機能部として利用することができる。
10……無線通信ネットワークシステム
20……3G網
21……NodeB
22……RNC
23……SGSN
24……GGSN
25……HSS
41……SLP
42……EBSCP
43……エリア品質情報収集サーバ装置
44……電波品質情報データベース(AQDB)
50……MT
51……制御信号送受信部
60,80……エリア品質情報測定機能部
61……基地局測位処理要求信号受信部
62……緯度経度情報算出部
63……品質情報測定指示状態判定部
64……エリア品質情報測定部
65……アシストデータ受信部
66……GPS測位処理結果受信部
71……制御信号送受信部
81……契約情報取得部
82……エリア品質情報測定指示付加部

Claims (10)

  1. 測位対象である移動端末機と測位処理演算を行う測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、ユーザデータを送受信するための伝送路であるU−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式による測位処理過程において、前記測位処理装置から前記移動端末機の概略位置を示す概略位置情報を算出するために基地局測位処理を行うことを要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する基地局測位処理要求信号受信部と、
    前記移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ基地局から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定することを指示する情報であるエリア品質情報測定指示情報が、前記基地局測位処理要求信号に対して付加されているか否かを判定する品質情報測定指示状態判定部と、
    前記品質情報測定指示状態判定部により、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていると判定された場合に前記エリア品質情報を測定し、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていないと判定された場合に前記エリア品質情報を測定しないエリア品質情報測定部と、
    を備えることを特徴とするエリア品質情報測定装置。
  2. 前記エリア品質情報測定部は、
    前記A−GPS測位方式による測位処理過程のうちの前記概略位置情報の算出処理過程において、
    前記基地局が前記移動端末機の現在緯度経度を示す緯度経度情報を算出してから、当該基地局が前記測位処理装置に対して当該緯度経度情報を応答する応答信号を送信するまでの間に、前記エリア品質情報を測定することを特徴とする請求項1に記載のエリア品質情報測定装置。
  3. 前記エリア品質情報測定部は、
    前記緯度経度情報を応答する応答信号に対して、前記エリア品質情報測定部により測定された前記エリア品質情報を前記緯度経度情報と併せて付加することを特徴とする請求項2に記載のエリア品質情報測定装置。
  4. 前記エリア品質情報測定部は、
    前記A−GPS測位方式による測位処理過程のうちの前記測位処理装置から送信された前記概略位置情報を含む前記アシストデータに基づいて行うGPS(Global Positioning System)測位処理過程において、
    前記基地局が前記測位処理装置から送信された前記アシストデータを受信してから、当該基地局が前記移動端末機から送信された前記GPS測位処理結果を応答する応答信号を受信するまでの間に、前記エリア品質情報を測定することを特徴とする請求項1に記載のエリア品質情報測定装置。
  5. 前記エリア品質情報測定部は、
    前記概略位置情報を応答する応答信号が送信された後に送信される当該応答信号とは別の信号に対して、前記エリア品質情報測定部により測定された前記エリア品質情報を付加することを特徴とする請求項4に記載のエリア品質情報測定装置。
  6. 前記移動端末機を所持する加入者を一意に特定する加入者情報に対応付けて管理されている、前記A−GPS測位方式による測位処理のサービス利用契約有無を示す契約情報を取得する契約情報取得部と、
    前記契約情報取得部により取得された前記契約情報に基づいて、前記A−GPS測位方式による測位処理のサービス利用契約が有ると判定された前記移動端末機に送信される前記基地局測位処理要求信号に対して、前記エリア品質情報測定指示情報を付加するエリア品質情報測定指示付加部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエリア品質情報測定装置。
  7. 測位対象である移動端末機と測位処理演算を行う測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、ユーザデータを送受信するための伝送路であるU−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式による測位処理過程において、前記測位処理装置から前記移動端末機の概略位置を示す概略位置情報を算出するために基地局測位処理を行うことを要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する基地局測位処理要求信号受信部と、
    前記基地局測位処理要求信号受信部が前記基地局測位処理要求信号を受信した場合に前記基地局測位処理を行う緯度経度情報算出部と、
    前記A−GPS測位方式による測位処理過程のうちの前記測位処理装置から送信された、前記緯度経度情報算出部が前記基地局測位処理において算出した前記概略位置情報を含む前記アシストデータに基づいて、前記移動端末機が行うGPS(Global Positioning System)測位処理による測位が成功したと前記測位処理装置において判断された場合、又は、前記基地局測位処理にて算出された概略位置の誤差情報が十分小さいと前記測位処理装置において判断された場合に限り、前記移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ基地局から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定するエリア品質情報測定部と、
    を備えることを特徴とするエリア品質情報測定装置。
  8. 前記A−GPS測位方式は、
    SUPL(Secure User Plane Location)を用いたA−GPS測位方式であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のエリア品質情報測定装置。
  9. 基地局測位処理要求信号受信部が、測位対象である移動端末機と測位処理演算を行う測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、ユーザデータを送受信するための伝送路であるU−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式による測位処理過程において、前記測位処理装置から前記移動端末機の概略位置を示す概略位置情報を算出するために基地局測位処理を行うことを要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する基地局測位処理要求信号受信ステップ、
    品質情報測定指示状態判定部が、前記移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ基地局から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定することを指示する情報であるエリア品質情報測定指示情報が、前記基地局測位処理要求信号に対して付加されているか否かを判定する品質情報測定指示状態判定ステップ、
    エリア品質情報測定部が、前記品質情報測定指示状態判定ステップにより、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていると判定された場合に前記エリア品質情報を測定し、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていないと判定された場合に前記エリア品質情報を測定しないエリア品質情報測定ステップを有することを特徴とするエリア品質情報測定方法。
  10. コンピュータを、
    測位対象である移動端末機と測位処理演算を行う測位処理装置との間でアシストデータを送信するために、ユーザデータを送受信するための伝送路であるU−Plane(User−Plane)を用いて測位処理を行うA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式による測位処理過程において、前記測位処理装置から前記移動端末機の概略位置を示す概略位置情報を算出するために基地局測位処理を行うことを要求する信号である基地局測位処理要求信号を受信する基地局測位処理要求信号受信部、
    前記移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ基地局から送信された電波を受信した時の受信状態を表す情報であるエリア品質情報を測定することを指示する情報であるエリア品質情報測定指示情報が、前記基地局測位処理要求信号に対して付加されているか否かを判定する品質情報測定指示状態判定部、
    前記品質情報測定指示状態判定部により、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていると判定された場合に前記エリア品質情報を測定し、前記エリア品質情報測定指示情報が前記基地局測位処理要求信号に対して付加されていないと判定された場合に前記エリア品質情報を測定しないエリア品質情報測定部として機能させるためのエリア品質情報測定プログラム。
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