JP6029439B2 - 概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラム - Google Patents

概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6029439B2
JP6029439B2 JP2012267205A JP2012267205A JP6029439B2 JP 6029439 B2 JP6029439 B2 JP 6029439B2 JP 2012267205 A JP2012267205 A JP 2012267205A JP 2012267205 A JP2012267205 A JP 2012267205A JP 6029439 B2 JP6029439 B2 JP 6029439B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
congestion
position information
information
wireless communication
communication network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012267205A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014116670A (ja
Inventor
智治 青木
智治 青木
鈴木 喬
喬 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2012267205A priority Critical patent/JP6029439B2/ja
Publication of JP2014116670A publication Critical patent/JP2014116670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6029439B2 publication Critical patent/JP6029439B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラムに関し、特にA−GPS(Assisted−Global Positioning System)測位方式により移動端末機の位置情報を算出する概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラムに関する。
近年、移動端末機を持つユーザの位置を測定する方法として、GPS(Global Positioning System)測位方式や、無線LAN(Local Area Network)接続サービスによる測位方式、基地局測位方式等といった様々な測位方式がある。
例えば、下記の特許文献1の無線電話システム及び位置通知方法においては、SUPL(Secure User Plane Location)によるA−GPS測位方式を用いて、移動端末機の位置情報を演算する。
まず、移動端末機側において、GPS測位方式により現在位置を確認する操作をユーザが行うと、GPS測位方式による位置演算処理が開始される。すると、移動端末機は、SLP(SUPL Location Platform)やGMLC(Gateway Mobile Location Center)といったSUPLによるサービス制御を行うプラットフォームとなる測位処理装置に対して、アシストデータの送信を要求する。
このアシストデータとは、移動端末機の概略位置を示す情報である概略位置情報を含むデータのことである。さらに、概略位置とは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規定されているGPSアシスタンスデータ要素の中の「Reference Location」情報のことである。この概略位置には、「緯度経度座標」や実際の位置から演算された位置までの距離の正確度を示す「誤差半径」等の位置情報要素が含まれている。
まず、SLPやGMLCといった測位処理装置が、基地局測位方式による測位処理によって概略位置情報を算出する。そして、測位処理装置が、その概略位置情報を含むアシストデータを移動端末機に対して送信する。移動端末機は、そのアシストデータを用いて、GPS測位方式により移動端末機の位置情報を演算する。
なお、上記のSLPやGMLCといった測位処理装置は、測位処理において比較的高い精度をもつ概略位置情報を算出する。これにより、移動端末機側は、より高い精度をもつアシストデータを用いてGPS測位処理が行うことができる。すると、GPS測位方式による測位処理の成功率を高めたり、測位処理にかかる時間を短縮したりすることができる。
特開2011−244299号公報
ところで、A−GPS測位方式による測位処理を行う度に、基地局測位方式による測位処理が行われる。この基地局測位方式による測位処理を行う際には、ネットワーク無線基地局や交換機等から構成されるネットワーク側で測位処理に伴う演算処理を行ったり、そのネットワーク側と移動端末機との間で測位処理に必要なデータを送受信したりする必要がある。このため、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている際に、基地局測位方式による測位処理が行われると、ネットワークの処理負荷が大きくなることがあった。
また、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態である際には、基地局測位方式による測位処理が失敗する可能性が高くなる。すると、ネットワーク側では、概略位置情報を精度良く算出することができなくなる。この場合、移動端末機側では、輻輳が起きていない状態の時よりも、GPS測位方式による測位処理が失敗する回数が多くなったり、測位処理に要する時間が長くなったりすることがあった。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、ネットワークを構成する各装置の輻輳状態に応じて、移動端末機の概略位置情報を算出するために用いる位置情報を切り替えて、移動端末機の概略位置情報を算出することのできる概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラムを提供することを目的とする。
本発明による概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラムは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
本発明のある態様による概略位置情報算出装置は、基地局測位処理による測位処理結果である基地局測位処理結果を取得する基地局測位処理結果取得部と、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアの位置を示す情報であるエリア位置情報のうち、測位対象である移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報を取得する位置情報取得部と、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを示す情報である輻輳状態を少なくとも含む輻輳情報を取得する輻輳情報取得部と、前記輻輳情報取得部により取得された前記輻輳情報に基づいて、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する輻輳状態判定部と、前記輻輳状態判定部により前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定された場合には、前記基地局測位処理結果取得部により取得された前記基地局測位処理結果に基づいてアシストデータに含まれる前記移動端末機の概略位置を示す情報である概略位置情報を算出し、前記輻輳状態判定部により前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定された場合には、前記位置情報取得部により取得された前記移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報に基づいて前記概略位置情報を算出する概略位置情報算出部と、を備えることを特徴とする。
上記の概略位置情報算出装置によれば、輻輳状態判定部が、輻輳情報に基づいて無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定した場合には、概略位置情報算出部は、基地局測位処理結果取得部により取得された基地局測位処理結果に基づいて概略位置情報を算出する。
一方で、輻輳状態判定部が、輻輳情報に基づいて無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定した場合には、概略位置情報算出部は、位置情報取得部に対して、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアのエリア位置情報のうち、移動端末機が在圏しているエリアのエリア位置情報を取得するように指示を出力する。そして、概略位置情報算出部は、基地局測位処理結果ではなく、位置情報取得部により取得された移動端末機が在圏しているエリアのエリア位置情報に基づいて概略位置情報を算出する。
これにより、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている場合であっても、ネットワーク側の負荷を抑えながら、A−GPS測位方式による測位処理をそのまま継続することが可能となる。また、移動端末機側で、輻輳が起きていない状態の時によりも、GPS測位方式による測位処理が失敗する回数が多くなったり、GPS測位処理に要する時間が長くなったりすることを抑えることも可能となる。
本発明のある態様による概略位置情報算出装置は、前記輻輳情報を保持する輻輳情報管理テーブルと、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアの前記エリア位置情報を保持する装置位置情報管理テーブルと、を有する装置情報記憶部をさらに備えることを特徴とする。
上記の概略位置情報算出装置によれば、輻輳情報管理テーブルには、基地局測位処理結果に基づいて、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置の輻輳状態を保持しておく。これにより、輻輳状態判定部が、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定することが可能になる。
さらに、位置情報管理テーブルには、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアのエリア位置情報を、装置毎に予め保持しておく。なお、移動端末機が在圏しているエリアを受け持つ装置等を特定するための在圏情報は、加入者情報を管理する装置に保持されている。
これにより、輻輳状態判定部が、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定した場合には、各装置が受け持つエリアの例えば中心位置の緯度経度等を示す情報であるエリア位置情報の中から、移動端末機が在圏しているエリアのエリア位置情報を取得することが可能になる。
本発明のある態様による概略位置情報算出装置は、前記輻輳状態判定部は、さらに、前記基地局測位処理結果取得部により取得された前記基地局測位処理結果に基づいて、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定することを特徴とする。
上記の概略位置情報算出装置によれば、輻輳状態判定部は、さらに、基地局測位処理結果取得部により取得された基地局測位処理結果に基づいて、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する。
まず、輻輳状態判定部が、輻輳情報に基づいて、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する。その後で、再び、輻輳状態判定部が、輻輳情報に基づいて、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する。
これにより、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に起きていた輻輳が解消された場合等には、概略位置情報算出部は、基地局測位処理結果に基づいて概略位置情報を算出することが可能となる。逆に、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に新たに輻輳が発生した場合等には、概略位置情報算出部は、位置情報取得部により取得されたエリア位置情報に基づいて概略位置情報を算出することが可能となる。
本発明のある態様による概略位置情報算出装置は、前記輻輳情報管理テーブルに保持されている前記輻輳情報を、前記輻輳状態判定部による判定結果に基づく輻輳情報に更新する輻輳情報更新部をさらに備えることを特徴とする。
上記の概略位置情報算出装置によれば、輻輳情報更新部が、輻輳情報管理テーブルに保持されている前記輻輳情報を、輻輳状態判定部による判定結果に基づいて判定された輻輳情報に更新する。これにより、輻輳情報更新部は、輻輳情報更新部は、装置情報記憶部が有する輻輳情報管理テーブルに保持されている無線通信ネットワークシステムを構成する装置毎の輻輳状態を、最新の輻輳情報に更新することが可能となる。
本発明のある態様による概略位置情報算出装置は、前記輻輳情報管理テーブルは、前記輻輳情報管理テーブルに保持されている前記輻輳情報が更新された更新日時を示す輻輳状態更新日時を、前記輻輳情報としてさらに保持すると共に、前記概略位置情報算出部は、前記輻輳情報取得部により取得された前記輻輳情報に基づいて前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると前記輻輳状態判定部により判定された場合であって、前記輻輳情報管理テーブルに保持されている前記輻輳状態更新日時から所定の時間が経過している状態であると前記輻輳状態判定部により判定された場合には、前記基地局測位処理結果取得部により取得された前記基地局測位処理結果に基づいて前記概略位置情報を算出することを特徴とする。
上記の概略位置情報算出装置によれば、輻輳状態判定部が、輻輳情報に基づいて無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定した場合であっても、輻輳状態判定部が、輻輳情報管理テーブルに保持されている輻輳状態更新日時から所定の時間が経過していると判定した場合には、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に起きていた輻輳が解消されている可能性がある。
この際、概略位置情報算出方法選択部は、基地局測位処理結果取得部に対して基地局測位処理結果を取得するように指示を出力する。これにより、概略位置情報算出部は、基地局測位処理結果に基づいて概略位置情報を算出することが可能となる。
本発明のある態様による概略位置情報算出装置は、前記輻輳情報管理テーブルは、前記移動端末機が在圏しているエリアにおける前記移動端末機の電波の受信状態の情報を、前記輻輳情報としてさらに保持することを特徴とする。
上記の概略位置情報算出装置によれば、輻輳情報管理テーブルには、輻輳情報として、移動端末機が在圏しているエリアにおける移動体端末機における電波の受信状態の情報がさらに保持されている。これにより、ある装置の通信量が同じであっても、電波の受信状態に応じてより詳細に輻輳状態を特定した上で、概略位置情報算出部は、最適な算出方法で概略位置情報を算出することが可能となる。
本発明のある態様による概略位置情報算出方法は、基地局測位処理結果取得部が、基地局測位処理による測位処理結果である基地局測位処理結果を取得する基地局測位処理結果取得ステップ、位置情報取得部が、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアの位置を示す情報であるエリア位置情報のうち、測位対象である移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報を取得する位置情報取得ステップ、輻輳情報取得部が、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを示す情報である輻輳状態を少なくとも含む輻輳情報を取得する輻輳情報取得ステップ、輻輳状態判定部が、前記輻輳情報取得ステップにより取得された前記輻輳情報に基づいて、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する輻輳状態判定ステップ、概略位置情報算出部が、前記輻輳状態判定ステップにより前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定された場合には、前記基地局測位処理結果取得ステップにより取得された前記基地局測位処理結果に基づいてアシストデータに含まれる前記移動端末機の概略位置を示す情報である概略位置情報を算出し、前記輻輳状態判定ステップにより前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定された場合には、前記位置情報取得ステップにより取得された前記移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報に基づいて前記概略位置情報を算出する概略位置情報算出ステップを有することを特徴とする。
上記の概略位置情報算出方法によれば、上記で説明した各処理ステップを実行することによって、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置の輻輳状態に応じて、移動端末機の概略位置情報を算出するために用いる位置情報を切り替える。そして、その位置情報に基づいて、移動端末機の概略位置情報を算出することが可能となる。
本発明のある態様による概略位置情報算出プログラムは、コンピュータを、基地局測位処理による測位処理結果である基地局測位処理結果を取得する基地局測位処理結果取得部、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアの位置を示す情報であるエリア位置情報のうち、測位対象である移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報を取得する位置情報取得部、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを示す情報である輻輳状態を少なくとも含む輻輳情報を取得する輻輳情報取得部、前記輻輳情報取得部により取得された前記輻輳情報に基づいて、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する輻輳状態判定部、前記輻輳状態判定部により前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定された場合には、前記基地局測位処理結果取得部により取得された前記基地局測位処理結果に基づいてアシストデータに含まれる前記移動端末機の概略位置を示す情報である概略位置情報を算出し、前記輻輳状態判定部により前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定された場合には、前記位置情報取得部により取得された前記移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報に基づいて前記概略位置情報を算出する概略位置情報算出部として機能させるためのプログラムである。
上記の概略位置情報算出プログラムによれば、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置の一つであって、SUPLによる測位サービスを提供する上で必要な処理を制御したり、実際に測位処理を行ったりするプラットフォームである測位処理装置等において、上記の概略位置情報算出プログラムを実行する。すると、測位処理装置等において、上記で説明した概略位置情報算出装置や概略位置情報算出方法と同じ作用を得ることが可能となる。
本発明によれば、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態である場合には、概略位置情報算出部は、基地局測位方式による測位処理結果に基づいて概略位置情報を算出しない。その代わりに、概略位置情報算出部は、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアのエリア位置情報のうち、移動端末機が在圏しているエリアのエリア位置情報に基づいて概略位置情報を算出する。
これにより、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている場合であっても、ネットワーク側の負荷を抑えながら、A−GPS測位方式による測位処理をそのまま継続することができる。また、移動端末機側で、輻輳が起きていない時によりも、GPS測位方式による測位処理が失敗する回数が多くなったり、GPS測位処理に要する時間が長くなったりすることを抑えることもできる。
本実施形態に係る概略位置情報算出機能部60を用いて構成される無線通信ネットワークシステム10のシステム構成を示すシステム構成図である。 SLP/GMLC41に設けられた概略位置情報算出機能部60の機能構成を示すブロック図である。 装置情報記憶部61が有する輻輳情報管理テーブル61aのデータ例を示す表である。 装置情報記憶部61が有する位置情報管理テーブル61bのデータ例を示す表である。 概略位置情報算出機能部60を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる概略位置情報算出処理を含む測位演算処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 概略位置情報算出機能部60を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる概略位置情報算出処理を含む測位演算処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 概略位置情報算出機能部60を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる概略位置情報算出処理を含む測位演算処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 概略位置情報算出機能部60を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる概略位置情報算出処理を含む測位演算処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 装置情報記憶部61が有する輻輳情報管理テーブル61aの他の例を示す表である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の概略位置情報算出装置の好適な実施形態を詳細に説明する。
(無線通信ネットワークシステム10のシステム構成)
最初に、図1を参照して、本実施形態に係る概略位置情報算出機能部60を用いて構成される無線通信ネットワークシステム10の全体のシステム構成を説明する。
図1は、本実施形態に係る概略位置情報算出機能部60を用いて構成される無線通信ネットワークシステム10のシステム構成を示すシステム構成図である。図1に示す無線通信ネットワークシステム10は、3G(3rd Generation)網20を構成する各装置と、主に測位演算処理を行う各装置と、ユーザが所持する移動端末機であるMT(Mobile Terminal)50とを備えて構成される。このMT50が、測位対象である。
まず、無線通信ネットワークシステム10には、3G網20を構成するネットワーク装置として、例えば、図1中に破線の枠内に示すNodeB21と、RNC(Radio Network Controller)22と、SGSN(serving General packet radio service Support Node)23−1〜23−nと、GGSN(gateway General packet radio service Support Node)24と、HLR(Home Location Register)25とが設けられる。
NodeB21は、ネットワーク無線基地局(BTS;Base Transceiver Station)であり、MT50が無線(電波)によって接続される。
RNC22は、実際には、複数のネットワーク無線基地局を統括して制御する基地局無線ネットワーク制御局である。
SGSN23−1〜23−nは、パケット網を構成する交換機であって、MT50側に設けられる在圏レベルの交換機の一つである。つまり、これらのSGSN23−1〜23−nは、サービスエリアのうちの在圏エリア毎に設けられる。そして、SGSN23−1のMT50側に、NodeB21及びRNC22が接続される。同様に、SGSN23−2〜23−nにも、図示しないがNodeB及びRNCが接続される。
GGSN24は、パケット網を構成する交換機の一つであって、図示しないが、無線通信ネットワークシステム10と接続される他のネッワーク側に設けられる関門レベルの交換機である。
HLR25は、MT50を識別するための識別情報や、契約(加入者)毎のサービスの契約内容を特定するための加入者情報を管理する。このHLR25には、MT50が位置登録を要求するための位置登録要求信号を送信した際に、MT50が在圏しているエリアを受け持つ交換機等の装置を特定するための在圏情報が保持されている。
さらに、無線通信ネットワークシステム10には、測位演算処理を行う装置として、SLP/GMLC(SUPL Location Platform/Gateway Mobile Location Center)41が設けられる。
SLP/GMLC41は、SLPとしての機能と、GMLCとしての機能とを併せ持つ。SLP/GMLC41は、SLPとして、ユーザ認証を行い、MT50との間にセキュアな環境を確立する。そして、SLP/GMLC41は、MT50に対して、アシストデータを生成する。
背景技術において説明したように、アシストデータとは、MT50の概略位置を示す情報である概略位置情報を含むデータのことである。この概略位置は、3GPPで規定されているGPSアシスタンスデータ要素の中の「Reference Location」情報のことである。なお、概略位置は、「緯度経度座標」や実際の位置から演算された位置までの距離の正確度を示す「誤差半径」等の位置情報要素が含まれている。
また、SLP/GMLC41は、GMLCとして、MT50の位置情報を他の装置に提供する際のゲートウェイ装置の役割を果たす。
つまり、上記で説明したSLP/GMLC41が、SUPLによる測位サービスを提供する上で必要な処理を制御したり、実際に測位処理を行ったりするプラットフォームとなる測位処理装置である。本実施形態においては、基地局測位方式により概略位置情報が算出される測位方式の一例として、そのSLP/GMLC41が、SUPLによるA−GPS測位方式により測位処理を行う場合の処理例を説明する。
上記のSUPLとは、OMA(Open Mobile Alliance)で規定されており、MT50とネットワークとの間でアシストデータを送信するための通信ベアラにユーザプレーン(U−Plane;User−Plane)を利用したA−GPS測位方式である。
なお、MT50側で受信したGPS信号と、ネットワーク側で演算されたアシスト情報とを組み合わせて測位を行う方式には、UE−Based(User Equipment−Based)方式とUE−Assisted(User Equipment−Assisted)方式との2つの方式がある。UE−Base方式にあっては、MT50側で、自装置で測定したGPSメジャメントとネットワーク側から受信したアシスト信号とを用いて位置情報を演算する。一方、UE−Assisted方式にあっては、MT50側で自装置で測定したGPSメジャメントをネットワークのSLP90側に送信し、SLP90側で最終的な位置情報を演算する。
そして、本発明の概略位置情報算出装置が、例えば、上記のSLP/GMLC41に概略位置情報算出機能部60として設けられる。この概略位置情報算出機能部60は、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置の輻輳状態に応じて、MT50の概略位置情報を算出するために用いる位置情報を切り替える。そして、その位置情報に基づいて、MT50の概略位置情報を算出するための概略位置情報算出処理を行う。この概略位置情報算出処理の具体的な流れについては、この後詳細に説明する。また、上記の概略位置情報算出機能部60の各機能は、例えば、概略位置情報算出プログラムとして、SLP/GMLC41等の装置の制御用プログラムに組み込まれる。そして、各装置が概略位置情報算出プログラムを実行することによって、上記の概略位置情報算出処理を行うことができる。
(概略位置情報算出機能部60の機能構成)
続いて、図2〜図4を参照して、本実施形態に係る無線通信ネットワークシステム10を構成するSLP/GMLC41に設けられた概略位置情報算出機能部60の機能構成を説明する。
図2は、SLP/GMLC41に設けられた概略位置情報算出機能部60の機能構成を示すブロック図である。図2に示すSLP/GMLC41は、概略位置情報算出機能部60が有する各機能部を備えて構成される。上述した通り、概略位置情報算出機能部60は、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置の輻輳状態に応じて、MT50の概略位置情報を算出するために用いる位置情報を切り替えて、その位置情報に基づいてMT50の概略位置情報を算出する。なお、概略位置情報算出機能部60が有する各機能部以外のSLP/GMLC41が有する一般的な機能部については、図示せずに説明を省略する。
概略位置情報算出機能部60は、装置情報記憶部61と、輻輳情報取得部62と、輻輳状態判定部63と、概略位置情報算出方法選択部64と、基地局測位処理結果取得部65と、位置情報取得部66と、概略位置情報算出部67と、輻輳情報更新部68とを備えて構成される。
装置情報記憶部61は、例えば、輻輳情報管理テーブル61aと、位置情報管理テーブル61b等のテーブルを有する。
輻輳情報管理テーブル61aには、図3に示すデータ例のように、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置の輻輳情報が、装置毎に保持される。無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置とは、例えば、在圏エリア毎に設けられる交換機であるSGSN23−1〜23−nの装置である。また、各装置の輻輳情報とは、装置IDや輻輳状態、輻輳状態更新日時等の情報を含む。
装置IDは、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を特定するための識別子を示す情報である。また、輻輳状態は、装置IDにより特定された装置に輻輳が起きている状態であるか否かを示す情報である。また、輻輳状態更新日時は、後述する輻輳情報更新部68が、装置IDにより特定された装置の輻輳状態を更新した時の日時を示す情報である。
例えば、輻輳情報管理テーブル61aには、SGSN23−1を特定するための装置IDを示す「001」に対応して、SGSN23−1の輻輳状態が保持される。なお、この輻輳情報管理テーブル61aでは、SGSN23−1に輻輳が起きていない状態を「0」として保持し、SGSN23−1に輻輳が起きている状態を「1」として保持している。例えば、SGSN23−1から、基地局測位要求に対する応答が所定時間内に得られない場合(すなわちタイムアウト)、輻輳が起きている状態を示す「1」を輻輳情報管理テーブル61に保持する。SGSN23−1から、輻輳中であることを示す応答が得られた場合、輻輳が起きている状態を示す「1」を輻輳情報管理テーブル61に保持する。
さらに、輻輳情報管理テーブル61aには、上記の装置IDに対応して、後述する輻輳情報更新部68が輻輳状態を更新した時の日時を示す輻輳状態更新日時が保持される。
また、位置情報管理テーブル61bには、図4に示すデータ例のように、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置が受け持つエリアの位置情報(エリア位置情報)を、装置毎に予め保持しておく必要がある。この各装置の位置情報とは、無線通信ネットワークシステム10が提供するサービスエリアのうち、各装置が受け持つエリアの例えば中心位置の緯度経度等を示す情報である。
なお、本実施形態の説明では、輻輳情報管理テーブル61aに保持されている輻輳状態として、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置のうち、SGSN23−1〜23−nのうちの幾つかのSGSNの輻輳状態を用いて説明する。同様に、位置情報管理テーブル61bに保持されている位置情報として、無線通信ネットワークシステム10を構成するSGSN23−1〜23−nのうちの幾つかのSGSNが受け持つエリアの位置情報を用いて説明する。
図4から再び図2に戻り、同図に示すように、輻輳情報取得部62は、装置情報記憶部61が有する輻輳情報管理テーブル61aに保持されている輻輳情報を取得する。
輻輳状態判定部63は、輻輳情報取得部62により取得された輻輳情報に基づいて、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する。
また、輻輳状態判定部63は、後述する基地局測位処理結果取得部65により取得された基地局測位処理結果に基づいて、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定することもできる。無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを、基地局測位処理結果に基づいて判定する方法は、例えば、以下のとおりである。すなわち、輻輳状態判定部63は、該当交換機(SGSN)から、基地局測位要求に対する応答が所定時間内に得られない場合(すなわちタイムアウト)、あるいは、輻輳中であることを示す応答が得られた場合に、各装置に輻輳が起きている状態であると判定する。
概略位置情報算出方法選択部64は、輻輳状態判定部63により輻輳情報等に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定された場合には、後述する基地局測位処理結果取得部65に対して基地局測位処理結果を取得するように指示を出力する。一方、概略位置情報算出方法選択部64は、輻輳状態判定部63により輻輳情報に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定された場合には、後述する位置情報取得部66に対して、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置が受け持つエリアの位置情報のうち、MT50が在圏しているエリアの位置情報を取得するように指示を出力する。
また、概略位置情報算出方法選択部64は、輻輳状態判定部63により基地局測位処理結果に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定された場合には、概略位置情報算出部67に対して、基地局測位処理結果取得部65により取得された基地局測位処理結果に基づいて概略位置情報を算出するように指示を出力する。一方、概略位置情報算出方法選択部64は、輻輳状態判定部63により基地局測位処理結果に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定された場合には、位置情報取得部66に対して、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置が受け持つエリアの位置情報のうち、MT50が在圏しているエリアの位置情報を取得するように指示を出力する。
つまり、概略位置情報算出方法選択部64は、輻輳状態判定部63の判定結果に基づいて、概略位置情報を算出するために用いる位置情報を基地局測位処理結果により得られる位置情報と、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置が受け持つエリアの位置情報とのうちのいずれか一方の位置情報に切り替える。
基地局測位処理結果取得部65は、概略位置情報算出方法選択部64から出力された指示に基づいて、基地局測位方式による基地局測位処理結果を取得する。
位置情報取得部66は、概略位置情報算出方法選択部64から出力された指示に基づいて、装置情報記憶部61が有する位置情報管理テーブル61bから、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置が受け持つエリアの位置情報のうち、MT50が在圏しているエリアの位置情報を取得する。なお、位置情報取得部66は、MT50が在圏しているエリアを受け持つ装置を特定するために、HLR25により管理されている在圏情報を用いる。
概略位置情報算出部67は、基地局測位処理結果取得部65により取得された基地局測位処理結果に基づいて、概略位置情報を算出する。また、概略位置情報算出部67は、位置情報取得部66により取得されたMT50が在圏しているエリアの位置情報に基づいて、概略位置情報を算出する。
輻輳情報更新部68は、装置情報記憶部61が有する輻輳情報管理テーブル61aに保持されている無線通信ネットワークシステム10を構成する装置毎の輻輳状態を、輻輳状態判定部63が基地局測位処理結果に基づいて判定した輻輳情報に更新する。つまり、輻輳情報更新部68は、装置情報記憶部61が有する輻輳情報管理テーブル61aに保持されている無線通信ネットワークシステム10を構成する装置毎の輻輳状態を、最新の輻輳情報に更新することができる。なお、輻輳情報更新部68が、装置毎の輻輳状態を更新する際にも、輻輳状態判定部63は、基地局測位処理結果に基づいて、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する。
(測位演算処理の全体の流れ)
続いて、図5〜図8を参照して、概略位置情報算出機能部60により行われる概略位置情報算出処理の流れを、概略位置情報算出機能部60を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる測位演算処理の全体の流れに合わせて説明する。
図5〜図8は、概略位置情報算出機能部60を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる概略位置情報算出処理を含む測位演算処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、MT50側において、ユーザが現在位置を確認する操作等を行うと、GPS測位方式による位置演算処理が開始される。すると、図5に示すように、MT50は、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してSLP/GMLC41に対して、ULP SUPL−STARTメッセージを送信する。MT50は、このSUPLのメッセージを送信することにより、SLP/GMLC41に対して、MT50の概略位置を示す情報である概略位置情報を含むアシストデータの送信を要求(リクエスト)する(ステップS101)。
すると、SLP/GMLC41は、MT50を識別するための識別情報や、契約(加入者)毎のサービスの契約内容を特定するための加入者情報を管理するHLR25に対して、ユーザの認証処理を要求する(ステップS102)。HLR25は、SLP/GMLC41に対して、認証処理結果を応答(レスポンス)する(ステップS103)。なお、MT50が在圏しているエリアを受け持つ装置を特定するための在圏情報は、HLR25において管理されている。このため、SLP/GMLC41は、認証処理結果の応答を受信する際に、認証処理結果と併せてMT50の在圏情報を取得する。
続いて、図6に示すように、SLP/GMLC41内の輻輳情報取得部62が、装置情報記憶部61が有する輻輳情報管理テーブル61aに保持されている輻輳情報を取得する(ステップS201)。さらに、SLP/GMLC41内の輻輳状態判定部63が、輻輳情報取得部62により取得された輻輳情報に基づいて、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する(ステップS202)。
ここで、SLP/GMLC41において、輻輳状態判定部63が、輻輳情報に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定した場合には(ステップS203のNO)、概略位置情報算出方法選択部64は、基地局測位処理結果取得部65に対して基地局測位処理結果を取得するように指示を出力する。
また、SLP/GMLC41において、輻輳状態判定部63が、輻輳情報に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定した場合であっても(ステップS203のYES)、輻輳状態判定部63が、輻輳情報管理テーブル61aに保持されている輻輳状態更新日時から所定の時間が経過していると判定した場合には(ステップS204のYES)、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に起きていた輻輳が解消されている可能性がある。よって、この場合にも、概略位置情報算出方法選択部64は、基地局測位処理結果取得部65に対して基地局測位処理結果を取得するように指示を出力する。
すると、SLP/GMLC41は、概略位置情報算出方法選択部64から出力された指示に基づいて、GGSN24に対して、基地局測位方式により測位処理を行うように要求する(ステップS205)。これを受けて、MT50からGGSN24までの各装置の間で、それらの各装置が基地局測位方式により測位処理を行う(ステップS206)。そして、基地局測位方式により測位処理が終了すると、GGSN24は、SLP/GMLC41に対して、基地局測位処理結果を応答する(ステップS207)。SLP/GMLC41内の基地局測位処理結果取得部65は、基地局測位処理による基地局測位処理結果を取得する。
ここで、図7に示すように、SLP/GMLC41においては、輻輳状態判定部63が、輻輳情報取得部62により取得された輻輳情報ではなく、基地局測位処理結果取得部65により取得された基地局測位処理結果に基づいて、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する(ステップS301)。このように、輻輳状態判定部63が、輻輳情報に基づいて、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定した後で、再び、輻輳状態判定部63が、輻輳情報に基づいて、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する。
そして、輻輳情報更新部68は、基地局測位処理結果取得部65により取得された基地局測位処理結果に基づいて、装置情報記憶部61が有する輻輳情報管理テーブル61aに保持されている無線通信ネットワークシステム10を構成する装置毎の輻輳状態を、輻輳状態判定部63が基地局測位処理結果に基づいて判定した輻輳情報に更新する(ステップS302)。これにより、現在の輻輳状態がそのまま保持されたり、現在の輻輳状態が最新の輻輳状態に更新されたりする。
次に、SLP/GMLC41において、輻輳状態判定部63が、基地局測位処理結果に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定した場合には(ステップS303のNO)、概略位置情報算出方法選択部64は、概略位置情報算出部67に対して、基地局測位処理結果に基づいて概略位置情報を算出するように指示を出力する。
これを受けて、概略位置情報算出部67は、基地局測位処理結果取得部65により取得された基地局測位処理結果に基づいて、概略位置情報を算出する(ステップS305)。
図8において、SLP/GMLC41は、図5のステップS101の処理における要求に対する応答として、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してMT50に対して、ULP SUPL−RESPONSEメッセージを送信する(ステップS401)。SLP/GMLC41は、このメッセージを送信することにより、MT50に対して、基地局測位処理結果に基づいて算出された概略位置情報を含むアシストデータを送信する。
続いて、MT50は、SLP/GMLC41に対して、最初にULP SUPL−POS−INITメッセージを送信する(ステップS402)。すると、SLP/GMLC41は、MT50に対して、アシストデータに基にしてGPS測位処理を行わせるためにULP SUPL−POS(RRLP Measure−Position−Request)メッセージを送信する(ステップS403)。これに対するGPS測位処理結果応答として、MT50は、SLP/GMLC41に対して、ULP SUPL−POS(RRLP Measure−Position−Response)メッセージを送信する(ステップS404)。
最後に上記のトランザクションを終了するために、SLP/GMLC41は、MT50に対して、ULP SUPL−ENDメッセージを送信する(ステップS405)。これにより、概略位置情報算出機能部60を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる概略位置情報算出処理を含む測位演算処理の全ての処理が終了する。
ところで、上記の図5のステップS203において、輻輳状態判定部63が、輻輳情報に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定した場合であって(ステップS203のYES)、さらに、輻輳状態判定部63が、輻輳情報管理テーブル61aに保持されている輻輳状態更新日時から所定の時間が経過していないと判定した場合には(ステップS204のNO)、図7のステップS304の処理に進む。同様に、上記の図7のステップS303において、輻輳状態判定部63が、基地局測位処理結果に基づいて無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定した場合にも(ステップS303のYES)、図7のステップS304の処理に進む。
図7のステップS304の処理は、以下のとおりである。まず、概略位置情報算出方法選択部64は、位置情報取得部66に対して、装置情報記憶部61が有する輻輳情報管理テーブル61aから、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置の位置情報を取得するように指示を出力する。そして、位置情報取得部66は、概略位置情報算出方法選択部64から出力された指示に基づいて、装置情報記憶部61が有する位置情報管理テーブル61bから、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置が受け持つ在圏エリアの位置情報のうち、MT50が在圏しているエリアの位置情報(エリア位置情報)を取得する(ステップS304)。
これを受けて、概略位置情報算出部67は、基地局測位処理結果ではなく、位置情報取得部66により取得された位置情報に基づいて、概略位置情報を算出する(ステップS305)。
SLP/GMLC41は、図5のステップS101の処理における要求に対する応答として、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置を経由してMT50に対して、ULP SUPL−RESPONSEメッセージを送信する(ステップS305)。SLP/GMLC41は、このメッセージを送信することにより、MT50に対して、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置の位置情報を含むアシストデータを送信する。
これ以降は、MT50からSLP/GMLC41までの無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置の間で、上記で説明した図8に示したステップS401〜S405の各処理が行われる。すると、概略位置情報算出機能部60を用いた無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置により行われる概略位置情報算出処理を含む測位演算処理の全ての処理が終了する。
(変形例)
なお、上記の実施形態で説明した無線通信ネットワークシステム10においては、上述したように、輻輳状態判定部63が、基地局測位処理結果に含まれる各装置の通信量等の状態に基づいて、各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定した。しかしながら、輻輳状態判定部63が、各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する際のデータは、各装置の通信量等の状態に限定されない。例えば、輻輳状態判定部63は、NodeB21から送信された電波の受信状態等に基づいて、各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定することもできる。この場合、図9のように、輻輳情報管理テーブル61aには、輻輳情報として、SGSN23−1を特定するための装置IDに対応するSGSN23−1の輻輳状態を保持しておくだけではなく、電波の受信状態を合わせて保持しておく。
例えば、輻輳情報管理テーブル61aには、「A(レベル3)」、「B(レベル2)」、「C(レベル1)」のように各データが保持される。
なお、概略位置情報算出機能部60の機能構成や処理の流れについては、上記で既に説明したものと実質的に同じである。そして、輻輳状態判定部63は、各装置の通信量等や、電波の受信状態等に基づいて、各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する。
一処理例として、輻輳状態に合わせて、電波の受信状態が所定レベル以上である場合には、概略位置情報算出部67は、基地局測位処理結果取得部65により取得された基地局測位処理結果に基づいて概略位置情報を算出する。一方、輻輳状態に合わせて、電波の受信状態が所定レベル未満である場合には、概略位置情報算出部67は、位置情報取得部66により取得されたMT50が在圏しているエリアの位置情報に基づいて概略位置情報を算出する。
従って、ある装置の輻輳状態が同じであっても、電波の受信状態等に応じてより詳細に輻輳状態を特定した上で、概略位置情報算出部67は、最適な算出方法で概略位置情報を算出することができる。
(実施形態に係る無線通信ネットワークシステム10で用いられる概略位置情報算出機能部60の説明のまとめ)
上記で説明したように、無線通信ネットワークシステム10で用いられる概略位置情報算出機能部60においては、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態である場合には、基地局測位方式による測位処理結果に基づいて概略位置情報を算出せずに、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置が受け持つエリアの位置情報のうち、MT50が在圏しているエリアの位置情報に基づいて概略位置情報を算出する。これにより、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態である場合に、A−GPS測位方式によりMT50の位置情報を演算することがあっても、その際に基地局測位方式による測位処理が行われることがない。このため、ネットワーク側の負荷を抑えながら、A−GPS測位方式による測位処理をそのまま継続することができる。
また、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置に輻輳が起きている状態である際にも、無線通信ネットワークシステム10を構成する各装置が受け持つエリアの位置情報のうち、MT50が在圏しているエリアの位置情報に基づいて算出された概略位置情報によって、A−GPS測位方式によりMT50の位置情報を演算することができる。このため、MT50側では、輻輳が起きていない時よりも、GPS測位方式による測位処理が失敗したり、GPS測位方式による測位処理に要する時間が長くなったりすることを抑えることもできる。
(本発明の範囲)
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
一例として、本実施形態で説明した概略位置情報算出装置においては、無線通信ネットワークシステム10が3G網20であったが、これに限定されない。一例であるが、無線通信ネットワークシステム10は、例えば3G網20とLTE網とが存在する無線通信ネットワークシステムであっても良い。無線通信ネットワークシステムの装置構成は変わっても、例えば、基地局測位方式による測位処理を行う網を切り替えれば、上記で説明した概略位置情報算出装置の各処理の流れは実質同じである。
また、本実施形態で説明した概略位置情報算出装置においては、概略位置情報算出装置として機能部である概略位置情報算出機能部60が、SLP/GMLC41に設けられていた。これに限定されず、概略位置情報算出機能部60が、SLP/GMLC41以外の無線通信ネットワークシステム10を構成する装置に設けられていても良い。また、概略位置情報算出機能部60が有する機能部を、無線通信ネットワークシステム10を構成する複数の装置に分けて設けることもできる。このように、無線通信ネットワークシステム10に概略位置情報算出機能部60を用いる際の機能構成や装置構成は、無線通信ネットワークの形態等に合わせて任意に変更することができる。
本発明の概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラムは、例えば、SLP/GMLCにおいて、A−GPS測位方式により移動端末機の位置情報を算出する概略位置情報算出機能部として利用することができる。
10……無線通信ネットワークシステム
20……3G網
21……NodeB
22……RNC
23……SGSN
24……GGSN
25……HLR
41……SLP/GMLC
50……MT
60……概略位置情報算出機能部
61……装置情報記憶部
62……輻輳情報取得部
63……輻輳状態判定部
64……概略位置情報算出方法選択部
65……基地局測位処理結果取得部
66……位置情報取得部
67……概略位置情報算出部
68……輻輳情報更新部

Claims (8)

  1. 基地局測位処理による測位処理結果である基地局測位処理結果を取得する基地局測位処理結果取得部と、
    無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアの位置を示す情報であるエリア位置情報のうち、測位対象である移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを示す情報である輻輳状態を少なくとも含む輻輳情報を取得する輻輳情報取得部と、
    前記輻輳情報取得部により取得された前記輻輳情報に基づいて、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する輻輳状態判定部と、
    前記輻輳状態判定部により前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定された場合には、前記基地局測位処理結果取得部により取得された前記基地局測位処理結果に基づいてアシストデータに含まれる前記移動端末機の概略位置を示す情報である概略位置情報を算出し、前記輻輳状態判定部により前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定された場合には、前記位置情報取得部により取得された前記移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報に基づいて前記概略位置情報を算出する概略位置情報算出部と、
    を備えることを特徴とする概略位置情報算出装置。
  2. 前記輻輳情報を保持する輻輳情報管理テーブルと、
    前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアの前記エリア位置情報を保持する装置位置情報管理テーブルと、
    を有する装置情報記憶部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の概略位置情報算出装置。
  3. 前記輻輳状態判定部は、
    さらに、前記基地局測位処理結果取得部により取得された前記基地局測位処理結果に基づいて、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の概略位置情報算出装置。
  4. 前記輻輳情報管理テーブルに保持されている前記輻輳情報を、前記輻輳状態判定部による判定結果に基づく輻輳情報に更新する輻輳情報更新部をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の概略位置情報算出装置。
  5. 前記輻輳情報管理テーブルは、
    前記輻輳情報管理テーブルに保持されている前記輻輳情報が更新された更新日時を示す輻輳状態更新日時を、前記輻輳情報としてさらに保持すると共に、
    前記概略位置情報算出部は、
    前記輻輳情報取得部により取得された前記輻輳情報に基づいて前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると前記輻輳状態判定部により判定された場合であって、前記輻輳情報管理テーブルに保持されている前記輻輳状態更新日時から所定の時間が経過している状態であると前記輻輳状態判定部により判定された場合には、
    前記基地局測位処理結果取得部により取得された前記基地局測位処理結果に基づいて前記概略位置情報を算出することを特徴とする請求項4に記載の概略位置情報算出装置。
  6. 前記輻輳情報管理テーブルは、
    前記移動端末機が在圏しているエリアにおける前記移動端末機の電波の受信状態の情報を、前記輻輳情報としてさらに保持することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の概略位置情報算出装置。
  7. 基地局測位処理結果取得部が、基地局測位処理による測位処理結果である基地局測位処理結果を取得する基地局測位処理結果取得ステップ、
    位置情報取得部が、無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアの位置を示す情報であるエリア位置情報のうち、測位対象である移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報を取得する位置情報取得ステップ、
    輻輳情報取得部が、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを示す情報である輻輳状態を少なくとも含む輻輳情報を取得する輻輳情報取得ステップ、
    輻輳状態判定部が、前記輻輳情報取得ステップにより取得された前記輻輳情報に基づいて、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する輻輳状態判定ステップ、
    概略位置情報算出部が、前記輻輳状態判定ステップにより前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定された場合には、前記基地局測位処理結果取得ステップにより取得された前記基地局測位処理結果に基づいてアシストデータに含まれる前記移動端末機の概略位置を示す情報である概略位置情報を算出し、前記輻輳状態判定ステップにより前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定された場合には、前記位置情報取得ステップにより取得された前記移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報に基づいて前記概略位置情報を算出する概略位置情報算出ステップを有することを特徴とする概略位置情報算出方法。
  8. コンピュータを、基地局測位処理による測位処理結果である基地局測位処理結果を取得する基地局測位処理結果取得部、
    無線通信ネットワークシステムを構成する各装置が受け持つエリアの位置を示す情報であるエリア位置情報のうち、測位対象である移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報を取得する位置情報取得部、
    前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを示す情報である輻輳状態を少なくとも含む輻輳情報を取得する輻輳情報取得部、
    前記輻輳情報取得部により取得された前記輻輳情報に基づいて、前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であるか否かを判定する輻輳状態判定部、
    前記輻輳状態判定部により前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態でないと判定された場合には、前記基地局測位処理結果取得部により取得された前記基地局測位処理結果に基づいてアシストデータに含まれる前記移動端末機の概略位置を示す情報である概略位置情報を算出し、前記輻輳状態判定部により前記無線通信ネットワークシステムを構成する各装置に輻輳が起きている状態であると判定された場合には、前記位置情報取得部により取得された前記移動端末機が在圏しているエリアの前記エリア位置情報に基づいて前記概略位置情報を算出する概略位置情報算出部として機能させるための概略位置情報算出プログラム。
JP2012267205A 2012-12-06 2012-12-06 概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラム Expired - Fee Related JP6029439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012267205A JP6029439B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012267205A JP6029439B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014116670A JP2014116670A (ja) 2014-06-26
JP6029439B2 true JP6029439B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=51172289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012267205A Expired - Fee Related JP6029439B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6029439B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005333232A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Nec Corp 情報配信システム及び方法並びに情報配信用プログラム
JP2006047233A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Seiko Epson Corp 測位システム、仲介装置、仲介装置の制御方法、仲介装置の制御プログラム、仲介装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2009270884A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Ntt Docomo Inc 位置測位端末、位置測位方法及び位置測位システム
US9602990B2 (en) * 2011-04-11 2017-03-21 Qualcomm Incorporated Method for providing network-based measurements for user equipment-based positioning

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014116670A (ja) 2014-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9854392B2 (en) Method and apparatus for performing session info query for user plane location
AU2009203964B2 (en) Method and apparatus for using service capability information for user plane location
JP4699078B2 (ja) ネットワークに独立的に構成された測位サーバーを利用した移動端末機の位置決定装置及びその方法
JP4620742B2 (ja) 位置情報要求取消方法
EP2804417A1 (en) Method and device for determining ue positioning information during mdt process
EP2360959B1 (en) Method and system for locating a femtocell using measurement reports
JP2009521133A (ja) セキュアなユーザ・プレーン位置決め(supl)を用いる位置報告
CN101160986B (zh) 一种定位移动终端的方法
WO2007086636A1 (en) Method and system for calculating location information
JP5536827B2 (ja) 基地局測位装置、基地局測位方法及び基地局測位プログラム
WO2013097342A1 (zh) 一种定位的方法和系统、移动终端
CN106658702B (zh) 一种定位方法及装置
KR20090115909A (ko) 로밍 단말을 위한 위치 서비스 제공 방법
JP6029439B2 (ja) 概略位置情報算出装置、概略位置情報算出方法及び概略位置情報算出プログラム
JP6378562B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
WO2013104173A1 (zh) 独立服务移动定位中心定位能力的获取方法及系统
JP5650165B2 (ja) 電波強度閾値設定装置、電波強度閾値設定方法及び電波強度閾値設定プログラム
JP2014115092A (ja) Gps測位システム、gps測位中継制御装置、gps測位方法、gps測位プログラム
JP2014041010A (ja) 電波強度閾値設定装置、電波強度閾値設定方法及び電波強度閾値設定プログラム
JP5443553B2 (ja) エリア品質情報測定装置、エリア品質情報測定方法及びエリア品質情報測定プログラム
JP2016057076A (ja) 測位支援装置及び測位支援方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6029439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees