JP2014115092A - Gps測位システム、gps測位中継制御装置、gps測位方法、gps測位プログラム - Google Patents

Gps測位システム、gps測位中継制御装置、gps測位方法、gps測位プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動端末の現在位置の測位要求をする要求元に有用な測位情報を適宜通知する。
【解決手段】LSCクライアントからの携帯電話機CPの測位要求に対して、GPS測位結果または基地局測位結果を通知するGPS測位システムにおいて、GPS測位を実行する携帯電話機CPのGPS測位制御部300と、GPS測位結果が設定切換時間内に得られない場合に携帯電話機の接続基地局の位置情報をSGSNの交換制御部200に要求するSLP・GMLCの中継制御部10と、を備えており、中継制御部は、LSCクライアントからの測位要求時に、SGSNのエリア毎の通信履歴から算出する処理時間の平均が、測位要求からGPS測位結果が得られるまでにかかる測位処理時間の変動状況を反映しているものとして、その処理時間の平均に基づいてGPS測位から基地局測位への切換時間を変更する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、GPS測位システム、GPS測位中継制御装置、GPS測位方法、GPS測位プログラムに関し、特に、移動端末のGPS測位が不調な場合に他の測位処理を実行して該移動端末の現在位置を測位するものに関する。
従来、GPS(Global Positioning System)を利用して、携帯電話機など、移動端末の現在位置に関する情報を通知するサービスが提供されている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
この種のサービスとしては、第三者からの特定移動端末の現在位置情報の取得要求にも応答するサービスも提供されている。例えば、事件などの緊急通報などに使用される移動端末の現在位置を警察等の通報先で入手できるようにシステムが整備されており、また、紛失した移動端末の現在位置をネットワーク側から探索するなどのサービスも提供されている。
このような位置情報提供サービスを実現する方式の1つとして、OMA(Open Mobile Alliance)で規定されているSUPL(Secure User Plane Location)が開発されている。このSUPLは、A-GPS(Assisted-GPS)測位方式を実現する1つの方式である。
A-GPS測位方式では、ネットワークに接続可能な装置を仲介させることにより予め必要な情報(アシストデータ)を蓄積・確保しておき、最低限の情報のみをGPSから入手することで正確な位置情報を簡易かつ迅速に取得可能にする。SUPLでは、U−Plane(User Plane)を用いたプロトコルを使って、移動端末とネットワークとの間でアシストデータを送信している。
なお、特許文献1には、単独でのGPS測位と基地局利用のGPS測位(A-GPS測位)を実行する携帯電話機(移動端末)が記載されている。この文献1では、緊急通報の発信時からの経過時間を監視して、許容最大時間の範囲内でGPS測位を継続させることで、できるだけGPS測位結果を通知できるようにすることが提案されている。また、特許文献2には、できるだけ消費電力を節約するために、GPS測位を中止するタイムアウト時間を短く変更することが提案されている。
特開2009−60281号公報 特開2006−196980号公報
ここで、位置情報の提供サービスで利用するGPS測位方式としては、A−GPS方式の他に、自立測位方式がある。この自立測位方式では、測位演算に必要となる情報のGPS信号を都度GPS側から受け取って、そのGPS信号をデコードすることにより取得するため、GPS信号の強電界環境が必要である。このため、自立測位方式では、移動端末の現在位置によっては、太陽風などの条件が悪く、GPS測位を成功させることが困難となる場合がある。
これに対して、A−GPS方式では、ネットワークから移動端末の概略位置情報やGPS衛星の軌道情報などGPS測位に必要なアシストデータを受け取ることができる。このため、このA−GPS方式では、GPS信号の受信やデコード処理などを省略することができ、測位時間の短縮や測位可能なエリアを容易に拡大することができることから、多用されている。
このA−GPS方式でも、GPS側から取得する必要なデータもある。このことから、移動端末の現在位置によっては、そのGPS信号の受信に太陽風などの影響により時間がかかって、GPS測位による測位結果を受け取るまでに思いのほか時間がかかってしまう場合がある。
このような位置情報提供サービスでは、GPS測位が不調な場合を想定して、予め設定されている時間を超えて測位結果が得られないときにタイムアウトしてGPS測位を中止する。このタイムアウト時には、A−GPS方式で利用するネットワークからの移動端末の概略位置情報(基地局の位置情報)を測位結果として提供するようになっている。具体的には、移動端末との間で通信制御を仲介する基地局の位置を該当移動端末の概略位置情報として提供する。言い換えると、このA−GPS測位では、GPS測位不能な場合には、基地局の位置情報を補完測位結果としてGPS測位の要求元に通知する補完測位を実行する。
しかしながら、事件などのように迅速な対応が要求される緊急通報の場合にまで、GPS測位が不調となる環境であるのにも拘わらずにタイムアウトするまで待機するのは無駄である。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものでありその目的は、移動端末の現在位置の測位要求をする要求元に有用な測位情報を適宜通知するGPS測位システム、GPS測位中継制御装置、GPS測位方法、GPS測位プログラムを提供することである。
本発明の一態様によるGPS測位システムは、GPS測位を実行して現在位置を測位する対象端末の測位要求に対して、前記GPS測位によるGPS測位結果、または、前記GPS測位に代わる補完測位による補完測位結果を、前記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位システムであって、前記対象端末の前記GPS測位を実行するGPS測位実行部と、前記対象端末の前記補完測位を実行する補完測位実行部と、前記測位要求に応じて前記GPS測位実行部に前記GPS測位を実行させた後に前記GPS測位結果が予め設定されている切換時間内に得られない場合に前記補完測位実行部に前記補完測位を実行させて前記補完測位結果を前記要求元に通知する測位実行制御部と、を備えており、前記測位実行制御部は、前記対象端末の現在位置に応じて前記切換時間を設定することを特徴とする。
このような構成によれば、測位対象端末の現在位置における測位処理時間の変動量を取得して、測位要求時に、GPS測位から補完測位に切り換える切換時間を取得した変動量に応じて変更することができる。したがって、測位対象端末の測位結果(現在位置情報)の受け取りまでにかける時間を一律に決めてしまうことなく、現在位置に応じた切換時間でGPS測位から補完測位に切り換えることができる。ここで、前記変動量の取得・設定は、測位要求時でも測位処理終了時でもよく、測位処理を開始する前に設定変更しておけばよい。
また、前記測位実行制御部は、前記変動量として、前記対象端末の移動する移動エリア毎に収集した前記測位処理時間の統計結果を利用するようにしてもよい。
このような構成によれば、GPS測位から補完測位に切り換える切換時間を、測位対象端末の移動エリア毎に準備されている測位処理時間の統計結果に応じて変更することができる。したがって、現在位置でかかる測位処理時間の実績に基づいてGPS測位から補完測位に切り換えることができる。
さらに、前記測位実行制御部は、前記移動エリア毎の前記測位処理時間の統計結果を都度更新して利用するようにしてもよい。
このような構成によれば、GPS測位から補完測位に切り換える切換時間を、測位要求時の直近の統計結果で更新することができる。したがって、現在位置でかかる測位処理時間の現状に基づいてGPS測位から補完測位に切り換えることができる。
また、前記測位実行制御部は、前記測位結果に求められる必要性を把握する測位性格把握部を有して、前記測位要求の受け取り時に、前記切換時間を前記測位性格把握部が把握した前記測位結果の必要性に応じて調整するようにしてもよい。
このような構成によれば、GPS測位から補完測位に切り換える切換時間を、測位対象端末からの測位要求の性格(必要性)に応じて変更することができる。したがって、移動端末の現在位置の必要性に対応する緊急度や正確性などに応じてGPS測位から補完測位への切換を変更することができる。
さらに、前記測位実行制御部は、前記対象端末と異なる前記要求元から当該対象端末の前記測位要求を受けて、前記GPS測位および前記補完測位を実行させる機能を備えていてもよい。
このような構成によれば、対象端末自身と第三者の一方または双方から対象端末の現在位置の測位要求を受けることができる。したがって、現在位置測位を実行するサービスの利用範囲を広げて、個々に適した処理時間で対象端末の現在位置情報を提供することができる。
ここで、前記変動量の取得としては、測位処理時間の統計結果だけでなく、測位処理に影響を与える太陽風等や天気予報などに応じて設定しておいて利用するようにしてもよい。
本発明の一態様によるGPS測位中継制御装置は、GPS測位実行部にGPS測位を実行させて現在位置を測位させる対象端末の測位要求に対して、前記GPS測位によるGPS測位結果、または、前記GPS測位に代わって補完測位実行部に前記対象端末の補完測位を実行させた補完測位結果を、前記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位システムにおける中継制御装置であって、前記測位要求に応じて実行された前記GPS測位の前記GPS測位結果が予め設定されている切換時間内に得られない場合に前記補完測位実行部に前記補完測位を実行させる測位実行制御部と、を備え、前記測位実行制御部は、前記対象端末の現在位置に応じて前記切換時間を設定することを特徴とする。
このような構成によれば、GPS測位から補完測位に切り換える切換時間を、測位対象端末からの測位要求の性格(必要性)に応じて変更することができる。したがって、移動端末の現在位置の必要性に対応する緊急度や正確性などに応じてGPS測位から補完測位への切換を変更することができる。
本発明の一態様によるGPS測位方法は、GPS測位実行部にGPS測位を実行させて現在位置を測位させる対象端末の測位要求に対して、前記GPS測位によるGPS測位結果、または、前記GPS測位に代わって補完測位実行部に前記対象端末の補完測位を実行させた補完測位結果を、前記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位システムが実行するGPS測位方法であって、前記測位要求を受け取って前記GPS測位を実行させた後に前記補完測位の実行に切り換える切換時間を予め設定するステップと、前記測位要求を受け取って前記GPS測位を実行させた後の経過時間が前記切換時間を超えたときに前記補完測位の実行に切り換えるステップと、前記対象端末の現在位置に応じて前記切換時間を設定するステップと、を含むことを特徴とする。
この方法によれば、GPS測位から補完測位に切り換える切換時間を、測位対象端末からの測位要求の性格(必要性)に応じて変更することができる。したがって、移動端末の現在位置の必要性に対応する緊急度や正確性などに応じてGPS測位から補完測位への切換を変更することができる。
本発明の一態様によるGPS測位プログラムは、GPS測位実行部にGPS測位を実行させて現在位置を測位させる対象端末の測位要求に対して、前記GPS測位によるGPS測位結果、または、前記GPS測位に代わって補完測位実行部に前記対象端末の補完測位を実行させた補完測位結果を、前記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位中継制御装置において実行するGPS測位プログラムであって、コンピュータに、前記測位要求を受け取って前記GPS測位を実行させた後に前記補完測位の実行に切り換える切換時間を予め設定するステップと、前記測位要求を受け取って前記GPS測位を実行させた後の経過時間が前記切換時間を超えたときに前記補完測位の実行に切り換えるステップと、前記対象端末の現在位置に応じて前記切換時間を設定するステップと、を実行させることを特徴とする。
このプログラムを用いれば、GPS測位から補完測位に切り換える切換時間を、測位対象端末からの測位要求の性格(必要性)に応じて変更することができる。したがって、移動端末の現在位置の必要性に対応する緊急度や正確性などに応じてGPS測位から補完測位への切換を変更することができる。
本発明によれば、測位対象端末の現在位置で測位処理にかける時間(切換時間)を、その測位処理時間の変動量に応じて変更することができ、対象端末の現在位置に応じた切換時間でGPS測位から補完測位に切り換えることができる。したがって、GPS測位に適さない現在位置であるのにも拘わらずに無駄に待機してしまうことを回避することができ、現在位置に適した切換時間で補完測位に切り換えて現在位置の測位結果を受け取ることができる。
本発明の実施の形態に係るGPS測位システムの一例を示す図であり、その基本構成を示すシステム構成図である。 図1のGPS測位システムの基本動作を示すシーケンス図である。 A−GPS測位の処理時における基本動作を示すシーケンス図である。 GPS測位の処理時間に応じた成功率を示すグラフである。 そのシステムを構成するSGSNが備える要部構成を示す機能ブロック図である。 そのSGSNのメモリ内に格納する情報を示す概念図であり、(a)はその通信履歴の一覧表、(b)はその処理時間とタイマ値の対応グラフ(対応表)、(c)はそのSGSN毎のタイマ値の一覧表である。 そのA−GPS測位処理の制御処理を説明するフローチャートである。 図7の制御処理におけるサブルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1〜図8は本発明の実施の形態に係るGPS測位システムの一例を示す図である。ここで、本実施形態では、携帯電話機(移動端末)の現在位置を測位する位置情報提供サービスとして、SUPLを利用する場合を一例として説明する。なお、以下の説明において参照する図1〜図8では、同等部分は同一符号によって示されている。
(GPS測位システム構成)
図1を参照すると、GPS測位システムは、携帯電話機CPと、基地局BSと、SGSNと、GGSNと、SLP・GMLCと、ISPと、GPS衛星CSと、を備えて構築されている。
携帯電話機CPは、携帯するユーザが圏在する移動先のエリア内において、無線通信により所定のプロトコル情報のやり取りをすることで、そのエリア内で最適な基地局BSを介してSGSNと無線通信可能に接続する。この携帯電話機CPは、音声情報の無線通話に加えて、その基地局BSを経由してインターネットINを介する電子メールやインターネットIN上のホームページの閲覧等を可能にするパケット通信などの各種通信を実行する機能を備えている。また、基地局BSは、SGSNが管轄するエリア内の複数箇所に設置されている。
SGSN(Serving GPRS Support Node)は、携帯電話網を使った高速データ伝送技術を利用する携帯電話の無線通信方式を利用してパケット通信を実行する交換機である。
GGSN(Gateway GPRS Support Node)は、3GPP(Third Generation Partnership Project)上で規定されているコアネットワークからサーバ側ネットワークへのゲートウェイ機能を有する論理ノードであり、中継パケット交換機として機能する。
SLP(SUPL Location Platform)/GMLC(Gateway Mobile Location Centre)は、SUPLにおけるサービス制御と位置測定を実施するプラットホームである。
ISP(Internet Services Provider)は、各種端末装置のインターネットとの接続制御を行うインターネット接続事業者である。
LCSクライアント(LoCation Service client)は、緊急通報機関(例えば、警察)など、現在位置情報の取得要求元である。
このGPS測位システムでは、携帯電話機CPがSUPL起動する(S1)、携帯電話機CPがSUPL接続要求を送信する(S2)。
SLPは、ユーザ認証を行い(S3)、事前に定期的に取得済みのGPS衛星CSの航法メッセージを用いて、携帯電話機CPが現在位置を測位するために必要なアシストデータを生成する。そして、このSLPは、そのアシストデータをU-Plane(ユーザ情報転送プレーン)にて携帯電話機CPに配信する(S4)。
携帯電話機CPは、配信されてきたアシストデータを基にGPS演算を行い(S5)、測位結果をSLPに送信する(S6)。
また、このGPS測位システムにおける携帯電話機CPとSLPの間の通信プロトコルは、OMAが規定するULP(User Plane Location Protocol)に準拠している。
この携帯電話機CPとSLPの間においては、図2に示すように、SUPL通信開始要求信号やその応答信号のやり取りでSUPL通信開始要求ユーザの認証などを実施する。その上で、SLPは、携帯電話機CPからのアシストデータ取得要求信号に対して、GPS測位で利用するのに信頼度ができるだけ高い概略位置情報を選択し、その概略位置情報からアシストデータを導出して携帯電話機CPに通知(送信)する。携帯電話機CPは、受け取ったアシストデータを基にGPS測位を行って、測位に成功した際に得られるGPS測位結果(現在位置情報)をSLPに対して通知する。SLPは、GPS測位結果の受信による成功通知を受け取ると、携帯電話機CPに測位終了信号を送信して一連のGPS測位処理を終了する。
なお、上記の概略位置情報は、3GPPで規定されているGPSアシスタンスデータ要素の中の「Reference Location」情報である。この概略位置情報は、SLPがGPS衛星CSの航法メッセージに基づいて選択する、特定の基地局BSに接続する携帯電話機CPがA−GPS測位を実行するのに最適な位置情報である。概略位置情報は、「緯度経度座標」や真位置からの距離の確からしさを表現する「誤差半径」などの位置情報要素を含み、一般に情報の精度が高いほどGPS測位性能が優位となる。
ところで、携帯電話機CPのGPS測位成功率は、GPS演算する際に利用する概略位置情報の精度などが影響する。SUPLでのGPS測位では、各種工夫がなされている。例えば、第1の工夫としては、取得可能な事業者には通信中の基地局単位の位置情報を問い合わせる。また、第2の工夫としては、SUPL通信によるGPS測位に成功した結果(概略位置情報:緯度経度情報)をSUPL測位要求情報と共に利用可能に蓄積する。さらに、第3の工夫としては、ユーザの在圏するSGSNの位置情報を利用する。
このような工夫をすることにより、現在地確認機能などを利用可能にすることができる。
このGPS測位システムは、図3に示すように、携帯電話機CPの現在位置情報をユーザではない第三者の利用するLCSクライアントに提供する現在地通知機能を備えている。この現在地通知機能では、LCSクライアントは、アプリ実行部100がインストールした現在地通知サービス(アプリケーション)を実行する。SLP・GMLCの中継制御部10やSGSNの交換制御部200は、携帯電話機CPのGPS測位制御部300と共にそれぞれ機能してA−GPS測位の制御処理を実行する。SLP・GMLCの中継制御部10は、測位した携帯電話機CPの現在位置情報を受け取って要求元のLCSクライアントに返送(応答)して提供する。
このSLP・GMLCの中継制御部10は、携帯電話機CPの現在位置情報として、携帯電話機CPの測位制御部300からA−GPS測位によるGPS測位結果を受け取る。また、このSLP・GMLCの中継制御部10は、何らかの理由で予め設定されているタイマ値を超えるまでにGPS測位結果を受け取れずにタイムアウトした場合には、携帯電話機CPの現在位置情報として、SGSNの交換制御部200から補完測位結果として基地局測位結果を受け取る。すなわち、中継制御部10を備えるSLP・GMLCがGPS測位中継制御装置を構成する。測位制御部300を備える携帯電話機CPがGPS測位実行部を構成する。交換制御部200を備えるSGSNが補完測位実行部を構成する。ここで、LCSクライアントのアプリ実行部100、SLP・GMLCの中継制御部10、SGSNの交換制御部200、携帯電話機CPのGPS測位制御部300は、特に図示することは省略するが、CPU、ROM、RAMなどにより構築されている。これら制御部10、100、200、300は、予め格納されている制御プログラムを設定データや取得データに基づいて実行することにより、役割分担されている各種機能を担っている。
このA−GPS測位は、GPS信号のデコード処理を省略するとしても、GPS衛星CSからGPS測位を実行するための時刻信号を受信する必要があり、その受信効率に応じて携帯電話機CPのGPS測位成功率は変動する。
具体的には、図4に示すように、3GPPに準拠するMT−LR(Mobile Terminated-Location Request)処理にかかる時間が携帯電話機CPを使用する環境や時期などが異なると図中に実線と一点鎖線で示すように測位処理に係る時間が変動する。この処理時間の変動は、例えば、上空に存在するGPS衛星CSの数、電波通信を妨げる太陽風、あるいは、雷雨等の天候などに起因する。このため、GPS測位成功率は、このように処理時間を変動させる太陽風などの状況に応じて変化する。例えば、GPS測位要求から測位結果通知まで60秒間待機する場合でも、結果通知の受取(成功)確率が50%と60%と異なる。この成功率は、待機時間が経過するほど上昇するものではないことから、ある程度待機した後にはGPS測位に代えて接続基地局BSの位置情報を補完測位結果として提供する補完測位を実行した方が有用な場合がある。このことから、この待機時間は、携帯電話機CPの使用場所(エリア)毎の環境等に基づく成功率に応じて設定する。
詳細には、SLP・GMLCの中継制御部10は、図5に示すように、上記の制御プログラムの実行により測位指示部11や測位クライアント種別把握部15として機能する。
この中継制御部10の測位指示部11は、LCSクライアントのアプリ実行部100からの測位要求とメモリ22内のタイマ値22aとに基づいて、後述するようにGPS測位指示部12または基地局測位指示部13として機能する。
さらに、中継制御部10の測位クライアント種別把握部15は、LCSクライアントが通知する測位要求の種別を判断(把握)して使用するタイマ値22aを調整するようになっている。例えば、この測位クライアント種別把握部15は、携帯電話機CPの現在位置情報を取得するまでの迅速性やその正確性など、利用する位置情報の性格を把握してメモリ22内の使用するタイマ値22aを0.75倍にするなどして切り換える。すなわち、中継制御部10自体で変動量取得部を構成するとともに、測位クライアント種別把握部15が測位クライアント種別把握部15を構成する。なお、携帯電話機CPの現在位置情報の必要性の性格に対応して切り換えるタイマ値22aは、任意の調整値を乗算(除算でもよい)するだけでなく、加算や減算してもよく、あるいは、予め準備しておき選択して切り換えるようにしてもよい。要するに、携帯電話機CPの現在位置に応じてタイマ値を設定すればよい。
また、このSLP・GMLCの中継制御部10は、通信部21と、メモリ22と、タイマ23とが機能制御可能に接続されている。通信部21は、SGSNやLCSクライアントとの間で各種信号のやり取りを実行する。メモリ22は、予め格納するパラメータなどの設定データや制御処理時に取得する取得データを書換更新可能に記憶保持するようになっており、例えば、A−GPS測位におけるGPS測位制御処理を中止(タイムアウト)させるタイマ値22aを設定する。タイマ23は、各種制御処理時における経過時間を計時する。
例えば、このメモリ22内に記憶保持するタイマ値22aとしては、図6(a)に示すように、A−GPS測位処理の実行の度に、SUPL MT−LRの通信履歴を記憶保持する。この通信履歴としては、GPS測位要求時刻、GPS測位結果通知時刻、SUPL MT−LR処理時間を、該当携帯電話機CPに接続したSGSN毎に対応付けして格納する。ここで、このSUPL MT−LR処理時間は、太陽風などのエリア毎の状況が反映されるGPS処理時間の変動量として、その平均を取るなど統計計算し利用することができる。このため、変動量を取得するために、太陽風情報などを購入して導出(推定等)するのではなく、処理時間を実測して入手することができる。
また、このメモリ22内には、図6(b)に示すように、SUPL MT−LRの通信履歴を統計計算して算出した平均SUPL MT−LR処理時間に対応するタイマ値22aを算出する対応表が格納されている。この対応表としては、図中には、グラフ表示しているが、このグラフを描くことができるポイントでの数値を格納しておくだけで、平均SUPL MT−LR処理時間に対応するタイマ値22aは個別に演算して求めればよい。
なお、この対応表は、例えば、GPS測位結果通知の待機時間となることから、該当SGSNを経由する環境などの通信状況下では平均SUPL MT−LR処理時間が10秒以下の場合には一律にタイマ値22aとして20秒を設定する。また、待機時間を延長したからと言って成功率も同等に上昇する訳ではないので、平均SUPL MT−LR処理時間が45秒以上の場合には一律にタイマ値22aとして90秒を設定する。また、これらの間の平均SUPL MT−LR処理時間(10秒〜45秒)の場合にはタイマ値22aとして20秒〜90秒で相対的に変化する演算基準を設定する。
要するに、このメモリ22には、図6(c)に示すように、SNGS毎に対応するタイマ値22aが準備されている。SLP・GMLCの中継制御部10は、A−GPS測位処理の実行の度に、携帯電話機CPに接続するSGSNの設置環境やその実行時直近の通信実績に応じた測位処理時間の変動量に対応するメモリ22内のタイマ値22aを読み出して利用する。また、この測位処理後には、メモリ22内に、SUPL MT−LRの通信履歴が記憶保持される。ここで、新規にSGSNを設置する場合には、測位処理テストを行ってSUPL MT−LRの通信履歴をメモリ22内に記憶保持させておき、更新利用可能にしておけばよい。あるいは、新規のメモリ22内には、更新前提の標準的なデフォルトのタイマ値22aを設定しておいてもよい。
(GPS測位方法)
そして、このSLP・GMLCの中継制御部10は、LCSクライアントのアプリ実行部100が現在地通知サービスを実行して送られてくる携帯電話機CPの測位要求を受け取ると、格納する制御プログラムを実行してA−GPS測位の制御処理(方法)を開始する。なお、このA−GPS測位の制御処理では、図3のシーケンス図で説明した制御処理に本実施形態の特徴を追加して実行するようになっている。
まずは、図7のフローチャートに示すように、SLP・GMLCの中継制御部10は、各種制御処理信号をやり取り中に、LCSクライアント(アプリ実行部100)からの携帯電話機CPの測位要求の有無を確認する(ステップS101)。その測位要求を受信確認した場合には、GPS測位指示部12がSGSN(交換制御部200)を介して測位対象の携帯電話機CP(GPS測位制御部300)にアシストデータと共にGPS測位要求を送る(ステップS102)。
このとき、測位クライアント種別把握部15がLCSクライアントの測位要求の種別(性格)を把握して、使用するタイマ値22aの調整値を決定しておく。例えば、事件などの緊急通報時に携帯電話機CPの現在位置を特定するような緊急性(迅速性)を必要とする場合には、乗算する0.5や0.75などの計数を調整値として待機時間を短く設定する。あるいは、紛失した携帯電話機CPを探すような高精度で詳細な正確性を必要とする場合には、乗算する1.5や2.0などの計数を調整値としてGPS測位の成功率を高めることができる。
これにより、携帯電話機CPの測位の必要性に応じたタイマ値22aの設定時間を経過するまでGPS測位結果の通知を待機することができ、必要性に応じた精度の測位結果を取得することができる。このため、緊急通報のように緊急性が高いのに無駄に待機したり、正確性が必要なのにGPS測位結果の通知を早期に断念して大まかな基地局測位結果を受け取ることになってしまうことを回避することができる。
次いで、測位処理を中継するSGSNの交換制御部200との間でやり取りする制御信号から、そのSGSNの管理番号を特定してメモリ22内に設定されているタイマ値22aを後述するサブルーチンに進んで更新する(ステップS103)。次いで、その特定管理番号のSGSNに対応するメモリ22内のタイマ値22aを読み出して、携帯電話機CPの測位の必要性に応じた調整値を乗算した結果を切換時間として設定する(ステップS104)。次いで、タイマ23を起動(タイマースタート)してGPS測位要求からの経過時間の計時を開始する(ステップS105)。
この後に、中継制御部10は、携帯電話機CPからのGPS測位結果を通知する受信の有無を確認しつつ(ステップS106)、タイマ23が計時する経過時間がメモリ22内の設定タイマ値22aを超えてタイムアウトしたか否か確認する(ステップS107)。
このステップS106において、携帯電話機CPからのGPS測位結果の受信(通知)を確認した場合には、そのGPS測位結果(測位対象の携帯電話機CPの現在位置情報)を地図情報などと共にLCSクライアントに通知する処理を実行する(ステップS108)。この後には、タイマ23を停止して経過時間の計時を終了した後に(ステップS109)、ステップS125に進んでメモリ22内の通信履歴等の更新処理を行って、このA−GPS測位の制御処理を終了する。
このようにA−GPS測位に成功した場合には、測位対象の携帯電話機CPの現在位置をGPS測位結果から把握することができ、例えば、緊急連絡してきた携帯電話機CPの通報場所や紛失した携帯電話機CPの存在場所を精度よく詳細に取得して対処することができる。
また、ステップS107において、GPS測位要求から経過する待機時間がタイマ値22aを超えてタイムアウトしたことを確認した場合には、基地局測位指示部13が測位対象の携帯電話機CPに接続する基地局BSの位置情報をSGSN(交換制御部200)に要求する基地局測位要求を送る(ステップS111)。
この後に、中継制御部10は、測位対象の携帯電話機CPに接続するSGSNからの基地局測位結果を通知する受信の有無を確認しつつ(ステップS112)、タイマ23の計時を継続する(ステップS113)。
このステップS112において、SGSNからの基地局測位結果の受信(通知)を確認した場合には、その基地局測位結果(測位対象の携帯電話機CPに接続する基地局BSの位置情報)を地図情報などと共にLCSクライアントに通知する処理を実行する(ステップS114)。この後には、ステップS121に進んでGPS測位の後処理やタイマ23の停止やメモリ22内の通信履歴等の更新処理を行った後に、この基地局測位を含むA−GPS測位の制御処理を終了する。
そして、ステップS121では、携帯電話機CPから通知されてくるGPS測位結果の受信の有無の確認を継続しつつ、タイマ23が計時する経過時間がメモリ22内にA−GPS測位処理不能と判断するように予め設定されているタイムアップ値を超えてタイムアップしたか否か確認する(ステップS122)。
この後に、このステップS121において、携帯電話機CPからのGPS測位結果の受信(通知)を確認した場合には、そのGPS測位結果(測位対象の携帯電話機CPの現在位置情報)を地図情報などと共にLCSクライアントに通知する処理を実行する(ステップS123)。この後には、ステップS124に進んでタイマ23の停止やメモリ22内の通信履歴等の更新処理を行った後に、このA−GPS測位の制御処理を終了する。
このようにタイムアウト後にA−GPS測位に成功した場合にも、測位対象の携帯電話機CPの現在位置情報等をLCSクライアントに通知することができ、基地局測位結果で携帯電話機CPの現在位置をほぼ特定した後にさらに詳細な位置情報を取得して対処することができる。このとき、LCSクライアントでは、基地局測位結果からGPS測位結果に自動的に表示切換するようにしてもよく、また、いずれか一方を選択表示したり、双方を同時に表示するようにしてもよい。
また、ステップS122において、GPS測位要求から経過する待機時間がタイムアップ値を超えてタイムアップしたことを確認した場合には、ステップS124に進んでタイマ23を停止して経過時間の計時を終了する。
次いで、メモリ22内に、A−GPS測位を実行したSGSNのSUPL MT−LRの通信履歴として、GPS測位要求時刻、GPS測位結果通知時刻、SUPL MT−LR処理時間を追加(記憶保持)して更新する(ステップS125)。このとき、GPS測位処理がタイムアップしてしまっていた場合には、タイマ値として最大値を設定する45秒もしくは失敗を判別できるように90秒などを設定すればよい。
この後に、タイマ23をリセットして(ステップS126)、このA−GPS測位の制御処理を終了する。
これにより、LCSクライアントは、測位対象の携帯電話機CPのGPS測位結果または基地局測位結果を受け取って携帯電話機CPの現在位置をタイマ値22aの設定時間程度までの待機時間で入手することができる。このタイマ値22aには、通信履歴の実績から算出した測位処理時間の平均変動量に応じて設定されているので、無駄な待機時間を過ごすことなく、何らかの現在位置情報を迅速に取得して行動することができる。さらに、基地局測位結果を通知した後にもGPS測位結果の通知を待機して通知することができ、行動後に携帯電話機CPの詳細かつ正確な現在位置を知らせることができる。
そして、ステップS103においては、図8のフローチャートに示すように、LCSクライアントの中継制御部10は、まず、メモリ22内の“SUPL MT-LRの通信履歴”を参照して、例えば、直近3分間の平均のSUPL MT-LR処理時間を算出する(ステップS201)。なお、タイムアウト後にGPS測位結果通知を受信した場合も、そのGPS測位結果を受け取るまでのSUPL MT-LR処理時間が通信履歴内に追加されて、この統計(平均)計算に算入されて実際の状況(変動量)が反映されている。
次いで、メモリ22内に格納されている“平均SUPL MT-LR処理時間とタイマ値との対応表”を参照し、先のステップS201(平均SUPL MT-LR処理時間算出処理)で算出した平均SUPL MT-LR処理時間に対応するタイマ値を求める(ステップS202)。
次いで、先のステップS202(タイマ値決定処理)で算出したタイマ値を該当SGSNに対応するタイマ値22aとして参照可能にメモリ22内に書き込んで(ステップS203)、この更新処理を終了する。
これにより、メモリ22内のタイマ値22aには、測位処理時点での太陽風などの外部要因の影響をリアルタイムに反映させた待機時間を設定することができる。このため、測位処理時間の変動量に対応して設定されている最適な切換時間までGPS測位結果を待った後には基地局測位結果を取得することができる。
(トラヒックデータ監視プログラム)
上述したGPS測位中継制御装置では、以下のようなGPS測位プログラムが用いられている。すなわち、GPS測位実行部にGPS測位を実行させて現在位置を測位させる対象端末の測位要求に対して、上記GPS測位によるGPS測位結果、または、上記GPS測位に代わって補完測位実行部に上記対象端末の補完測位を実行させた補完測位結果を、上記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位中継制御装置において実行するGPS測位プログラムであって、コンピュータに、上記測位要求を受け取って上記GPS測位を実行させた後に上記補完測位の実行に切り換える切換時間を予め設定するステップと、上記測位要求を受け取って上記GPS測位を実行させた後の経過時間が上記切換時間を超えたときに上記補完測位の実行に切り換えるステップと、上記対象端末の現在位置に応じて上記切換時間を設定するステップと、を実行させるGPS測位プログラムが用いられている。このプログラムを用いれば、GPS測位から補完測位に切り換える切換時間を、測位対象端末からの測位要求の性格(必要性)に応じて変更することができる。したがって、移動端末の現在位置の必要性に対応する緊急度や正確性などに応じてGPS測位から補完測位への切換を変更することができる。
(まとめ)
このように本実施形態においては、GPS測位が不調な場合でも、基地局測位への切換時間を、SGSNが担当するエリア毎のGPS測位処理時間の変動量に応じてリアルタイムに変更して更新しておくことができる。したがって、GPS測位処理時間が通信場所・時間などに応じて変動するのにも拘わらずに、基地局測位処理に切り換えるまで一律の待機時間が経過するまで待つことなく、現実に則した最適な時間でGPS測位から基地局測位に切り換えることができる。この結果、GPS測位に適さない通信場所での無駄な待機時間を短縮して、その通信場所に適した切換時間で基地局測位に切り換えて現在位置の測位結果を通知することができる。なお、GPS測位から基地局測位に切り換えるのに留めるだけでなく、基地局測位後に再度GPS測位を実行してもよい。
ここで、本実施形態では、SGSN単位のエリア毎に、GPS測位から基地局測位に切り換える時間を設定する場合を一例に説明するがこれに限る必要はない。例えば、谷間などの通信場所毎などの狭いエリアでも変更可能に基地局毎にタイマ値を設定してもよく、また、その基地局のエリアをグループ分けしてグループ単位でタイマ値を設定するようにしてもよい。屋内などに設置されている基地局に接続する場合には、無駄にGPS測位結果を待つことなく迅速にその基地局の位置情報を取得可能にすることができ、携帯電話機CPの現在位置を知りたいユーザにとっては有用である。
上記の実施形態では、移動端末の例として携帯電話機の場合について説明したが、GPS測位機能及び基地局測位機能を有していれば、電話機能を有していない移動端末についても本発明を適用できることは明らかである。
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
10 中継制御部
11 測位指示部
12 GPS測位指示部
13 基地局測位指示部
15 測位クライアント種別把握部
21 通信部
22 メモリ
22a タイマ値
23 タイマ
100 アプリ実行部
200 交換制御部
300 GPS測位制御部
BS 基地局
CP 携帯電話機
CS GPS衛星

Claims (8)

  1. GPS測位を実行して現在位置を測位する対象端末の測位要求に対して、前記GPS測位によるGPS測位結果、または、前記GPS測位に代わる補完測位による補完測位結果を、前記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位システムであって、
    前記対象端末の前記GPS測位を実行するGPS測位実行部と、前記対象端末の前記補完測位を実行する補完測位実行部と、前記測位要求に応じて前記GPS測位実行部に前記GPS測位を実行させた後に前記GPS測位結果が予め設定されている切換時間内に得られない場合に前記補完測位実行部に前記補完測位を実行させて前記補完測位結果を前記要求元に通知する測位実行制御部と、を備えており、
    前記測位実行制御部は、前記対象端末の現在位置に応じて前記切換時間を設定することを特徴とするGPS測位システム。
  2. 前記測位実行制御部は、前記変動量として、前記対象端末の移動する移動エリア毎に収集した前記測位処理時間の統計結果を利用することを特徴とする請求項1に記載のGPS測位システム。
  3. 前記測位実行制御部は、前記移動エリア毎の前記測位処理時間の統計結果を都度更新して利用することを特徴とする請求項2に記載のGPS測位システム。
  4. 前記測位実行制御部は、前記測位結果に求められる必要性を把握する測位性格把握部を有して、前記測位要求の受け取り時に、前記切換時間を前記測位性格把握部が把握した前記測位結果の必要性に応じて調整することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のGPS測位システム。
  5. 前記測位実行制御部は、前記対象端末と異なる前記要求元から当該対象端末の前記測位要求を受けて、前記GPS測位および前記補完測位を実行させる機能を備えることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のGPS測位システム。
  6. GPS測位実行部にGPS測位を実行させて現在位置を測位させる対象端末の測位要求に対して、前記GPS測位によるGPS測位結果、または、前記GPS測位に代わって補完測位実行部に前記対象端末の補完測位を実行させた補完測位結果を、前記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位システムにおける中継制御装置であって、
    前記測位要求に応じて実行された前記GPS測位の前記GPS測位結果が予め設定されている切換時間内に得られない場合に前記補完測位実行部に前記補完測位を実行させる測位実行制御部と、を備え、 前記測位実行制御部は、前記対象端末の現在位置に応じて前記切換時間を設定することを特徴とするGPS測位中継制御装置。
  7. GPS測位実行部にGPS測位を実行させて現在位置を測位させる対象端末の測位要求に対して、前記GPS測位によるGPS測位結果、または、前記GPS測位に代わって補完測位実行部に前記対象端末の補完測位を実行させた補完測位結果を、前記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位システムが実行するGPS測位方法であって、
    前記測位要求を受け取って前記GPS測位を実行させた後に前記補完測位の実行に切り換える切換時間を予め設定するステップと、
    前記測位要求を受け取って前記GPS測位を実行させた後の経過時間が前記切換時間を超えたときに前記補完測位の実行に切り換えるステップと、
    前記対象端末の現在位置に応じて前記切換時間を設定するステップと、
    を含むことを特徴とするGPS測位方法。
  8. GPS測位実行部にGPS測位を実行させて現在位置を測位させる対象端末の測位要求に対して、前記GPS測位によるGPS測位結果、または、前記GPS測位に代わって補完測位実行部に前記対象端末の補完測位を実行させた補完測位結果を、前記測位要求の要求元に測位結果として通知するGPS測位中継制御装置において実行するGPS測位プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記測位要求を受け取って前記GPS測位を実行させた後に前記補完測位の実行に切り換える切換時間を予め設定するステップと、
    前記測位要求を受け取って前記GPS測位を実行させた後の経過時間が前記切換時間を超えたときに前記補完測位の実行に切り換えるステップと、
    前記対象端末の現在位置に応じて前記切換時間を設定するステップと、
    を実行させることを特徴とするGPS測位プログラム。
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