JP5441578B2 - 研磨液組成物 - Google Patents

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Description

本発明は研磨液組成物及びこれを用いた半導体基板の製造方法並びにシリコンウェハの研磨方法に関する。
半導体基板の製造に用いられるシリコンウェハ(「ベアウェハ」ともいう)の研磨に用いられる研磨液組成物として、シリカ粒子及びヒドロキシエチルセルロースを含有する研磨液組成物が知られている(例えば、上記特許文献1参照)。
特開平11−116942号公報
しかし、この種の研磨用組成物を用いて研磨すると、研磨後のウェハ表面にシリカ粒子の凝集物が残留したり、ウェハ表面の濡れ性が十分ではないため、シリコンウェハに表面欠陥を発生させるという問題がある。
本発明では、ウェハ表面上の残留物を低減でき、かつウェハ表面に対する濡れ性が良好な研磨液組成物、及び当該研磨液組成物を用いた半導体基板の製造方法並びにシリコンウェハの研磨方法を提供する。
本発明の研磨液組成物は、研磨材と、ヒドロキシエチルセルロースと、塩基性化合物とを含有し、前記ヒドロキシエチルセルロースは、重量平均分子量が30万〜300万のヒドロキシエチルセルロースを加水分解することにより調製されたヒドロキシエチルセルロースである。
本発明の半導体基板の製造方法は、本発明の研磨液組成物を用いてシリコンウェハを研磨する工程を含む。
本発明のシリコンウェハの研磨方法は、本発明の研磨液組成物を用いてシリコンウェハを研磨する工程を含む。
本発明によれば、ウェハ表面欠陥の発生原因となるウェハ表面上の残留物を低減でき、かつウェハ表面に対する濡れ性が良好な研磨液組成物、及び当該研磨液組成物を用いた半導体基板並びにシリコンウェハの研磨方法を提供できる。
本発明は、研磨液組成物が、グルコース単位中のヒドロキシル基の水素原子がヒドロキシエチル基で置換されたセルロース誘導体(ヒドロキシエチルセルロース)であって、重量平均分子量が30万〜300万のヒドロキシエチルセルロース(以下、「原料ヒドロキシエチルセルロース」と称する場合もある。)を加水分解することにより調製されたヒドロキシエチルセルロース(以下、「加水分解ヒドロキシエチルセルロース」と称する場合もある。)を含むことにより、ウェハ表面上の残留物を低減でき、かつウェハ表面に対する濡れ性も良好となるという知見に基づく。
ウェハ表面上の残留物が低減される理由については明らかではないが、下記公知の製造方法にて製造された原料ヒドロキシエチルセルロースには原料セルロース由来の結晶性の高い部分と結晶性の低い部分がランダムに混在しており、加水分解する際には結晶性の低い部分が優先的に加水分解されると考えられる。原料ヒドロキシエチルセルロースを加水分解させることによって、結晶性の低い部分が優先的に加水分解され、ヒドロキシエチルセルロースのシリコンウェハとの相互作用を及ぼす部位(濡れ性、残留性に影響する部位)が選択的に分子表面に露出することにより、研磨中にはシリコンウェハに対する良好な濡れ性を発現し、更にリンス時には低残留性を発現すると推定している。
<加水分解ヒドロキシエチルセルロース>
本発明の研磨液組成物に含まれる加水分解ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量(Mw)は、ウェハ表面上の残留物の低減及び研磨速度向上の観点から、1万〜180万が好ましく、より好ましくは5万〜160万、さらに好ましくは10〜150万、さらにより好ましくは30万〜110万である。加水分解ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量は、実施例に記載の方法により測定される。
本発明の研磨液組成物に含まれる加水分解ヒドロキシエチルセルロースの平均モル置換度(MS)は、ウェハ表面の残留物低減及び研磨速度向上の観点から、2.0〜2.8が好ましく、より好ましくは2.1〜2.7、さらに好ましくは2.2〜2.6、さらにより好ましくは2.4〜2.6である。ここで、ヒドロキシエチルセルロースの平均モル置換度(MS)とは、セルロースの構成単位であるグルコース1分子に対して、付加したエチレンオキシド基のモル数の平均値であり、実施例に記載の方法により測定される。
本発明の研磨液組成物に含まれる加水分解ヒドロキシエチルセルロースは、特開2002−256001号公報、特開2003−171401号公報等に記載の従来公知の製造方法により製造された原料ヒドロキシエチルセルロースを更に加水分解することにより得られる。
(原料ヒドロキシエチルセルロース)
加水分解の対象とされる原料ヒドロキシエチルセルロースは、例えば、アルカリセルロースとエチレンオキシドとを溶媒中で混合し、反応させることにより得られる。
エチレンオキシドの使用量は、目的とするヒドロキシエチルセルロースの平均モル置換度(MS)に応じて決定されるが、例えば、アルカリセルロールの調製に用いたセルロース100重量部に対して、好ましくは50〜160重量部、より好ましくは65〜160重量部である。
溶媒としては、例えば、メチルイソブチルケトン等のケトン類が使用される。反応溶媒の使用量は,アルカリセルロース100重量部に対して、好ましくは20〜800重量部、より好ましくは20〜600重量部である。
アルカリセルロースとエチレンオキシドと溶媒とを混合する際の温度は、好ましくは5〜30℃であり、より好ましくは10〜20℃である。これらの混合時間は、好ましくは10分〜2時間であり、反応温度は、好ましくは35〜80℃、より好ましくは40〜60℃である。
上記反応の終了後、反応液中のアルカリを中和剤で中和し、中和によって生成した塩やエチレンオキシドから副生したエチレングリコール類を除去することにより、加水分解の対象とされる原料ヒドロキシエチルセルロースが得られる。加水分解の対象とされる原料ヒドロキシエチルセルロースは、上記の製造方法を用いて製造してもよいが、市販のヒドロキシエチルセルロースであってもよい。原料ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量は、30万〜300万であり、より好ましくは50万〜250万、さらに好ましくは100万〜200万、さらにより好ましくは140万〜180万である。
原料ヒドロキシエチルセルロースの平均モル置換度(MS)は、ウェハ表面の残留物低減及び研磨速度向上の観点から、2.0〜2.8が好ましく、より好ましくは2.1〜2.7、さらに好ましくは2.2〜2.6であり、さらにより好ましくは2.4〜2.6である。
加水分解ヒドロキシエチルセルロースと原料ヒドロキシエチルセルロースとの重量平均分子量の比(加水分解ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量/原料ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量)は、ウェハ表面の残留物低減及び研磨速度向上の観点から、0.01〜0.9が好ましく、より好ましくは0.05〜0.95、さらに好ましくは0.1〜0.9、さらにより好ましくは0.15〜0.85、さらにより好ましくは0.2〜0.8である。
加水分解の対象とされる原料ヒドロキシエチルセルロースには、可能なかぎり原料等に由来するナトリウム等の不純物が含まれていないことが好ましい。不純物の除去は、洗浄、イオン交換等の方法により行える。
(原料ヒドロキシエチルセルロースの加水分解)
加水分解の対象とされる原料ヒドロキシエチルセルロースと溶媒とを攪拌により十分に混合する。この混合物中に、所定量の酸またはアルカリを添加し、次いで、これらを所定時間、所定温度に保つことにより、原料ヒドロキシエチルセルロースを加水分解する。次いで、混合物を室温まで冷却した後、混合物に溶媒を加えてこれらを所定時間攪拌により混合する。加水分解された原料ヒドロキシエチルセルロースを沈殿物としてろ別し、得られた沈殿物に対して複数回洗浄した後、所定温度の雰囲気下で減圧乾燥を行う。例えば、このような方法により加水分解ヒドロキシセルロースが得られる。
上記混合物中に添加される酸またはアルカリとしては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等の酸、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリが挙げられる。上記酸またはアルカリの添加量は、原料ヒドロキシエチルセルロース100重量部に対して0.001〜10重量部が好ましく、更に好ましくは0.01〜5重量部である。
原料ヒドロキシエチルセルロースと溶媒の混合物中に所定量の酸またはアルカリを添加した後、これらを所定時間及び所定温度に保つ際の上記所定時間は、好ましくは3〜20時間、より好ましくは5〜10時間、所定温度は、好ましくは50〜90℃、より好ましくは60〜80℃である。
室温まで冷却された混合物に対して添加される溶媒としては、例えば、イソプロパノール、エタノール、アセトン等が挙げられる。この混合物と溶媒との混合時間は、好ましくは0.5〜5時間、より好ましくは1〜3時間である。
上記沈殿物の洗浄には、例えば、イソプロパノール、エタノール、アセトン等のリンス液を用いると好ましく、沈殿物100重量部に対して使用されるこれらのリンス液の使用量は、総量5000〜10000重量部であると好ましい。
本発明の研磨液組成物における加水分解ヒドロキシエチルセルロースの含有量は、研磨速度向上の観点から、0.0001重量%以上であると好ましく、より好ましくは0.001重量%以上、さらに好ましくは0.003重量%以上である。また、ウェハ表面上の残留物低減及びウェハ表面の濡れ性向上の観点から1重量%以下であると好ましく、より好ましくは0.7重量%以下、さらに好ましくは0.5重量%以下である。よって、本発明の研磨液組成物における加水分解ヒドロキシエチルセルロースの含有量は、0.0001〜1重量%であると好ましく、より好ましくは0.001〜0.7重量%、さらに好ましくは0.003〜0.5重量%である。
研磨液組成物中における研磨材とヒドロキシエチルセルロースの重量比(研磨材の重量%/ヒドロキシエチルセルロースの重量%)は、研磨速度向上、ウェハ表面上の残留物の低減及びウェハ表面の濡れ性向上の観点から、10〜10000が好ましく、より好ましくは15〜1000、さらに好ましくは20〜500である。
<研磨材>
本発明の研磨液組成物に含まれる研磨材としては、研磨用に一般に使用される砥粒であれば特に制限はないが、例えば、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、窒化ケイ素、二酸化マンガン、炭化ケイ素、酸化亜鉛、ダイヤモンド及び酸化マグネシウムを含む粒子が挙げられる。
研磨材の材料の具体例としては、コロイダルシリカ、フュームドシリカ、表面修飾したシリカ等の二酸化ケイ素;α―アルミナ、γ―アルミナ、δ―アルミナ、θ―アルミナ、η―アルミナ、無定型アルミナ、フュームドアルミナ、コロイダルアルミナ等の酸化アルミニウム;酸化数が3価又は4価の酸化セリウム、結晶系が六方晶系、等軸晶系又は面心立方晶系の酸化セリウム、その他の酸化セリウム;結晶系が、単斜晶系、正方晶系、又は非晶質の酸化ジルコニウム、フュームドジルコニウム、その他の酸化ジルコニウム;一酸化チタン、三酸化チタン二チタン、二酸化チタン、フュームドチタニア、その他の酸化チタン;α―窒化ケイ素、β―窒化ケイ素、アモルファス窒化ケイ素、その他の窒化ケイ素;α―二酸化マンガン、β―二酸化マンガン、γ―二酸化マンガン、δ―二酸化マンガン、ε―二酸化マンガン、η―二酸化マンガン、その他の二酸化マンガンが挙げられる。
これらの研磨材の材料の中でも、被研磨基板の表面平滑性を向上させる観点から、二酸化ケイ素系が好ましく、コロイダルシリカがより好ましい。これらの研磨材は、単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
研磨材の使用形態としては、操作性の観点からスラリー状であることが好ましい。本発明の研磨液組成物に含まれる研磨材がコロイダルシリカである場合、アルカリ金属やアルカリ土類金属等によるシリコンウェハの汚染を防止する観点から、コロイダルシリカは、アルコキシシランの加水分解物から得たものであると好ましい。アルコキシシランの加水分解物から得られるシリカ粒子は、従来から公知の方法によって作製できる。
本発明の研磨液組成物に含まれる研磨材の一次粒子の平均粒径(平均一次粒子径)は、一定の研磨速度を維持する観点から、好ましくは5nm以上、より好ましくは10nm以上、さらに好ましくは15nm以上である。また、被研磨物表面へのスクラッチの発生を抑制する観点から、好ましくは200nm以下、より好ましくは150nm以下、さらに好ましくは100nm以下である。よって、研磨材の一次粒子の平均粒径は、好ましくは5〜200nm、より好ましくは10〜150nm、さらに好ましくは15〜100nmである。
特に、研磨材としてコロイダルシリカを用いた場合には、研磨速度を向上させる観点から、一次粒子の平均粒径は、5〜50nmが好ましく、より好ましくは10〜45nm、さらに好ましくは15〜40nmである。
本発明の研磨液組成物における研磨材の含有量は、研磨速度の向上の観点から0.05重量%以上であると好ましく、より好ましくは0.1重量%以上であり、更に好ましくは0.5重量%以上である。また、研磨液の安定性の観点から20重量%以下であると好ましく、より好ましくは15重量%以下であり、さらに好ましくは10重量%以下である。よって、本発明の研磨液組成物における研磨材の含有量は、0.05〜20重量%であると好ましく、より好ましくは0.1〜15重量%であり、更に好ましくは0.5〜10重量%である。
研磨材の平均一次粒子径は、BET(窒素吸着)法によって算出される比表面積S(m2/g)を用いて算出される。比表面積は、例えば、実施例に記載の方法により測定できる。
研磨材の会合度は、被研磨基板の表面粗さ低減の観点から、3.0以下であると好ましく、研磨材の形状はいわゆる球型といわゆるマユ型であると好ましい。更に、表面粗さの低減と研磨速度の向上とを両立させる観点から、研磨材の会合度は、1.1〜3.0であると好ましく、研磨材の形状はいわゆるマユ型であると好ましい。研磨材の会合度は、研磨速度を向上させる観点から、1.8以上であると好ましく、より好ましくは2.0以上である。また、表面粗さ低減の観点から、2.5以下であると好ましく、より好ましくは2.3以下である。よって、研磨材の会合度は、1.8〜2.5であると好ましく、より好ましくは2.0〜2.3である。研磨材がコロイダルシリカである場合、その会合度は、研磨速度をより向上させる観点から、1.1〜3.0であると好ましく、より好ましくは1.8〜2.5である。
研磨材の会合度とは、研磨材の形状を表す係数であり、下記式により算出される。
会合度=平均二次粒子径/平均一次粒子径
研磨材の会合度の調整方法としては、特に限定されないが、例えば、特開平6−254383号公報、特開平11−214338号公報、特開平11−60232号公報、特開2005−060217号公報、特開2005−060219号公報等に記載の方法を採用できる。
平均二次粒子径は、動的光散乱法によって測定される値であり、例えば、実施例に記載の装置を用いて測定できる。
<塩基性化合物>
本発明の研磨液組成物に用いられる塩基性化合物としては、含窒素塩基性化合物、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の、水酸化物、炭酸塩、及び炭酸水素塩等が挙げられる。含窒素塩基性化合物としては、アンモニア、水酸化アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N一メチルエタノールアミン、N−メチル−N,N一ジエタノ−ルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジブチルエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)エタノ−ルアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソブロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ピペラジン・六水和物、無水ピペラジン、1−(2−アミノエチル)ピペラジン、N−メチルピペラジン、ジエチレントリアミン、及び水酸化テトラメチルアンモニウムが挙げられ、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の、水酸化物、炭酸塩、及び炭酸水素塩としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。これらの塩基性化合物は2種以上を混合して用いてもよい。本発明の研磨液組成物に含まれる塩基性化合物としては、研磨速度向上の観点から、含窒素塩基性化合物が好ましく、アンモニア、メチルアミンがより好ましい。
本発明の研磨液組成物における塩基性化合物の含有量は、研磨速度向上の観点から、0.001重量%以上であると好ましく、より好ましくは0.01重量%以上であり、更に好ましくは0.02重量%以上である。また、半導体基板の腐食防止の観点から10重量%以下であると好ましく、より好ましくは5重量%以下であり、さらに好ましくは1重量%以下である。よって、塩基性化合物の含有量は、0.001〜10重量%であると好ましく、より好ましくは0.01〜5重量%であり、更に好ましくは0.02〜1重量%である。
<水系媒体>
本実施形態の研磨液組成物に含まれる水系媒体としては、水、または水と溶媒との混合媒体等が挙げられる。上記溶媒としては、水と混合可能な溶媒(例えば、エタノール等のアルコール)が好ましい。水系媒体としては、なかでも、水が好ましく、イオン交換水がより好ましい。
<任意成分>
本実施形態の研磨液組成物には、本発明の効果が妨げられない範囲で、さらに、ヒドロキシエチルセルロース以外の水溶性高分子、pH調整剤、防腐剤、アルコール類、キレート剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び酸化剤から選ばれる少なくとも1種の任意成分が含まれていてもよい。
(ヒドロキシエチルセルロース以外の水溶性高分子)
ヒドロキシエチルセルロース以外の水溶性高分子化合物としては、ヒドロキシエチルセルロース以外のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド等が例示できる。前記セルロース誘導体としては、カルボキシメチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、及びカルボキシメチルエチルセルロース等が挙げられる。これらの水溶性高分子は任意の割合で2種以上を混合して用いてもよい。
本実施形態の研磨用組成物におけるヒドロキシエチルセルロース以外の水溶性高分子化合物の含有量は、研磨速度の向上及び研磨対象の表面の濡れ性向上の観点から、好ましくは0.0001〜1重量%、さらに好ましくは0.0005〜0.7重量%、より好ましくは0.001〜0.5重量%である。
(pH調整剤)
pH調整剤としては、酸性化合物等が挙げられる。酸性化合物としては、硫酸、塩酸、硝酸またはリン酸等の無機酸、酢酸、シュウ酸、コハク酸、グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸または安息香酸等の有機酸等が挙げられる。
(防腐剤)
防腐剤としては、ベンザルコニウムクロライド、ベンゼトニウムクロライド、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、(5−クロロ−)2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、過酸化水素、または次亜塩素酸塩等が挙げられる。
(アルコール類)
アルコール類としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロピルアルコール、2-メチル-2-プロパノオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等が挙げられる。本発明の研磨液組成物におけるアルコール類の含有量は、0.1〜5重量%が好ましい。
(キレート剤)
キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸アンモニウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、トリエチレンテトラミン六酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸ナトリウム等が挙げられる。本発明の研磨液組成物におけるキレート剤の含有量は、0.01〜1重量%が好ましい。
(カチオン性界面活性剤)
カチオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪族アミン塩、脂肪族アンモニウム塩等が挙げられる。
(アニオン性界面活性剤)
アニオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸石鹸、アルキルエーテルカルボン酸塩等のカルボン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等のスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩等の硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル等のリン酸エステル塩などが挙げられる。
(非イオン性界面活性剤)
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル型、グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル等のエーテルエステル型、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリンエステル、ソルビタンエステル等のエステル型などが挙げられる。
(酸化剤)
酸化剤としては、過マンガン酸、ペルオキソ酸等の過酸化物、クロム酸、または硝酸、並びにこれらの塩等が挙げられる。
本実施形態の研磨液組成物の25℃におけるpHは、特に制限されないが、研磨速度をさらに向上できることから、8.0〜12.0が好ましく、より好ましくは9.0〜11.5、さらに好ましくは9.5〜11.0である。ここで、25℃におけるpHは、pHメータ(東亜電波工業株式会社、HM−30G)を用いて測定でき、電極の研磨液組成物への浸漬後1分後の数値である。
なお、上記において説明した各成分の含有量は、研磨使用時における含有量であるが、本実施形態の研磨液組成物は、その安定性が損なわれない範囲で濃縮された状態で保存及び供給されてもよい。この場合、製造・輸送コストをさらに低くできる点で好ましい。濃縮液は、必要に応じて前述の水系媒体で適宜希釈して使用すればよい。
次に、本実施形態の研磨液組成物の製造方法の一例について説明する。
本実施形態の研磨液組成物の製造方法の一例は、何ら制限されず、例えば、研磨材と、水系媒体と、ヒドロキシエチルセルロースと、塩基性化合物と、必要に応じて任意成分とを混合することによって調製できる。
これらの各成分の混合順序については特に制限はなく、全ての成分を同時に混合してもよいし、予め、ヒドロキシエチルセルロースを溶解した水系媒体に研磨材を混合してもよい。また、任意成分として、ヒドロキシエチルセルロース以外の水溶性高分子を含む場合は、予め、当該水溶性高分子を溶解した水系媒体に研磨材を混合してもよい。研磨材の凝集等を十分に防止する観点からは、研磨材は、予め、ヒドロキシエチルセルロースまたはヒドロキシエチルセルロース以外の水溶性高分子を溶解した水系媒体に添加されることが望ましい。
研磨材の水系媒体への分散は、例えば、ホモミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機、湿式ボールミル、またはビーズミル等の撹拌機等を用いて行うことができる。研磨材が凝集等してできた粗大粒子が水系媒体中に含まれる場合、遠心分離やフィルターを用いたろ過等により、当該粗大粒子を除去すると好ましい。研磨材の水系媒体への分散は、ヒドロキシエチルセルロースまたはヒドロキシエチルセルロース以外の水溶性高分子の存在下で行うと好ましい。
本発明の研磨液組成物は、例えば、半導体基板の製造過程における、シリコンウェハの研磨工程に用いられる。
シリコンウェハの研磨工程には、シリコン単結晶インゴットを薄円板状にスライスすることにより得られたウェハを平面化するラッピング(粗研磨)工程と、ラッピングされたウェハをエッチングした後、ウェハ表面を鏡面化する仕上げ研磨工程とがある。本発明の研磨液組成物は、上記仕上げ研磨工程で用いられるとより好ましい。
<重量平均分子量の測定法>
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法を下記の条件で適用して得たクロマトグラム中のピークに基づいて算出した値である。
カラム:α−M+α−M(東ソー株式会社)
溶離液:エタノール/水(=3/7)に対して、CH3COOHとLiBrとを、各々の濃度が1重量%、50mmol/Lとなるように添加する。
流量:0.6mL/min
カラム温度:40℃
検出器:RI検出器
標準物質:ポリエチレングリコール換算
重量平均分子量(Mw)
:85.7万、23.5万(創和化学株式会社)、
5万(東ソー株式会社)
6450、1470、400、106(ジーエルサイエンス株式会社)
<平均一次粒子径の測定方法>
研磨材の平均一次粒子径(nm)は、BET(窒素吸着)法によって算出される比表面積S(m2/g)を用いて下記式で算出した。
平均一次粒子径(nm)=2727/S
研磨材の比表面積は、下記の[前処理]をした後、測定サンプル約0.1gを測定セルに小数点以下4桁(0.1mgの桁)まで精量し、比表面積の測定直前に110℃の雰囲気下で30分間乾燥した後、比表面積測定装置(マイクロメリティック自動比表面積測定装置 フローソーブIII2305、島津製作所製)を用いて窒素吸着法(BET法)により測定した。
[前処理]
(a)スラリー状の研磨材を硝酸水溶液でpH2.5±0.1に調整する。
(b)スラリー状の研磨材をシャーレにとり150℃の熱風乾燥機内で1時間乾燥させる。
(c)乾燥後、得られた試料をメノウ乳鉢で細かく粉砕する。
(d)粉砕された試料を40℃のイオン交換水に懸濁させ、1μmのメンブランフィルターで濾過する。
(e)フィルター上の濾過物を20gのイオン交換水(40℃)で十分洗浄する。
(f)濾過物が付着したフィルターを110℃の雰囲気下で4時間乾燥させる。
(g)乾燥した濾過物をフィルター屑が混入しないようにとり、乳鉢で細かく粉砕して測定サンプルを得た。
<平均二次粒子径の測定方法>
研磨材の平均二次粒子径(nm)は、研磨材の濃度が0.5重量%となるようにイオン交換水で希釈した後、得られた水溶液をDisposable Sizing Cuvette(ポリスチレン製 10mmセル)に下底からの高さ10mmまで入れ、動的光散乱法(装置名:ゼータサイザーNano ZS、シスメックス(株)製)を用いて測定した。
<ヒドロキシエチルセルロースの平均モル置換度の測定方法>
ヒドロキシエチルセルロースの平均モル置換度(MS)は、Determination of Alkoxyl Substitution in Cellulose Ethers by Zeisel-Gas Chromatography (ANALYTICAL CHEMISTRY,VOL,No.13,NOVEMBER 1979 P2173)に記載される方法により算出した。
(1)加水分解ヒドロキシエチルセルロースの調製
(1−1)加水分解ヒドロキシエチルセルロース(h−HEC1)の調製
HEC(ヒドロキシエチルセルロース、CF−W、住友精化社製、Mw=150万、平均モル置換度2.4)200gを、イソプロパノール(IPA 和光純薬社製 和光1級)/水=85/15(重量比)混合溶媒1kgに加え、得られた混合物を室温で1時間攪拌し、次いで、36%塩酸(和光純薬社製 和光1級)0.4gを上記混合物に加え、得られた混合物を6時間75℃に保って、HECを加水分解させた。次いで、混合物を室温まで冷却した後、混合物にIPA(和光純薬社製 和光1級)/水=85/15(重量比)混合溶媒5kgを加えこれらを1時間攪拌し、次いで、沈殿物をろ別した。沈殿物をIPA(和光純薬社製 和光1級)/水=95/5(重量比)混合溶媒1.5Lで10回(混合溶媒総量15L)洗浄し、50℃の雰囲気下で減圧乾燥して、加水分解ヒドロキシセルロース(h−HEC1)を得た。h−HEC1の重量平均分子量(Mw)をGPC法で測定したところ107万であり、平均モル置換度は2.4であった。
(1−2)加水分解ヒドロキシエチルセルロース(h−HEC2)の調製
36%塩酸(和光純薬社製 和光1級)の添加量を2.3gにしたこと以外はh−HEC1の調製方法と同様にして、加水分解ヒドロキシセルロース(h−HEC2)を得た。h−HEC2の重量平均分子量(Mw)をGPC法で測定したところ53万であり、平均モル置換度は2.6であった。
(1−3)加水分解ヒドロキシエチルセルロース(h−HEC3)の調製
36%塩酸(和光純薬社製 和光1級)の添加量を3.6gにしたこと以外はh−HEC1の調製方法と同様にして、加水分解ヒドロキシセルロース(h−HEC3)を得た。h−HEC3の重量平均分子量(Mw)をGPC法で測定したところ33万であり、平均モル置換度は2.4であった。
(1−4)加水分解ヒドロキシエチルセルロース(h−HEC4)の調製
36%塩酸(和光純薬社製 和光1級)の添加量を8.5gにしたこと以外はh−HEC1の調製方法と同様にして、加水分解ヒドロキシセルロース(h−HEC4)を得た。h−HEC4の重量平均分子量(Mw)をGPC法で測定したところ8万であり、平均モル置換度は2.4であった。
(2)研磨液組成物の調製
研磨材(コロイダルシリカ:平均一次粒子径:26nm、平均二次粒子径:58nm、会合度:2.2)、加水分解ヒドロキシエチルセルロース、28重量%アンモニア水(キシダ化学(株)試薬特級)、及びイオン交換水を攪拌混合して濃縮液を調製し、次いで濃縮液
をイオン交換水で20倍希釈して、pH10.0〜11.0(25℃)の研磨液組成物(実施例1〜4)を得た。研磨液組成物中の各成分の濃度は、研磨材0.5重量%、加水分解ヒドロキシエチルセルロース0.015重量%、アンモニア0.02重量%であった。また、加水分解ヒドロキシエチルセルロースに代えて市販のヒドロキシエチルセルロース(HEC)を用いたこと以外は同様にして、pH10.0〜11.0の研磨液組成物(比較例1〜4)を得た。
(3)評価
《ウェハ表面の残留物の評価》
2.5cm×5cmにカットした市販シリコン基板を、1重量%希フッ酸(DHF)に浸漬させてその表面の自然酸化膜を除去した後、ヒドロキシエチルセルロース水溶液(イオン交換水にヒドロキシエチルセルロースを溶解し、ヒドロキシエチルセルロース濃度100ppmに調製したもの)に20秒間浸漬した。その後、引き上げた市販シリコン基板を、純水に10秒間浸漬し、次いで引き上げた後、デシケータ内で減圧乾燥した。乾燥後の上記基板の表面に残留したヒドロキシエチルセルロースをカーボンメータ(堀場製作所製EMIA-111)で500℃まで加熱してCO2とし、カーボン量をカーボンメータで定量し、残留量(mg/m2)とした。結果は表1に示している。
《ウェハ表面の濡れ性の評価》
4cm×4cmにカットした市販シリコン基板を、1重量%希フッ酸(DHF)に浸漬させてその表面の自然酸化膜を除去した後、ヒドロキシエチルセルロース水溶液(イオン交換水にヒドロキシエチルセルロースを溶解し、ヒドロキシエチルセルロース濃度20ppmに調製したもの)に20秒間浸漬し、引き上げた基板表面の濡れ部分面積を全体面積で除して%で表した。結果は表1に示している。
《研磨速度の評価》
(研磨方法)
得られた研磨液組成物を用いて、下記の研磨条件で下記研磨対象を20分間研磨した。
<研磨対象>
2インチシリコン片面鏡面ウェハ(二段研磨終了後のもの、厚さ0.7mm)を4cm×4cmに切断したものを研磨対象として用意した。
<研磨条件>
研磨機:片面研磨機MA-300(武蔵野電子(株)製、プラテン直径300mm)
研磨パッド:SUPREME RN-H(Nitta Haas製)
回転盤回転数:90r/min
プラテン回転数:90r/min(線速度45m/min)
研磨液組成物供給量:15ml/min(回転盤中心に供給)
研磨荷重:100g/cm2
研磨時間:15min
上記研磨条件で研磨された研磨対象を、ウェハジェット洗浄機WJS−150B(エムテック(株)製)を用いて洗浄した後、乾燥させた。具体的には、イオン交換水を用いたスピンリンス(回転速度1500rpm、30秒間)、イオン交換水を用いたスクラブリンス(回転速度100rpm、60秒間)、イオン交換水を用いたスピンリンス(回転速度1500rpm、30秒間)をこの順で行った後、スピン乾燥(回転速度3000rpm、30秒間)を行った。
実施例1〜4及び比較例1〜4の研磨液組成物を用いたときの研磨速度を、以下の方法で評価した。まず、研磨前後の各研磨対象の重さを計り(Sartorius社製「BP−210S」)を用いて測定し、得られた重量差を研磨対象の密度、面積及び研磨時間で除して、単位時間当たりの片面研磨速度を求めた。結果は表1に示している。
Figure 0005441578
表1に示すように、加水分解ヒドロキシエチルセルロース(h−HEC1〜4)を用いると、ウェハ表面上の残留物量が低減され、かつ、ウェハ表面に対する濡れ性も良好であることがわかる。このことから、加水分解ヒドロキシエチルセルロース(h−HEC1〜4)を含む研磨液組成物を用いた場合、ウェハ表面上の残留物量が少なくなること、及び、当該研磨液組成物のウェハ表面に対する濡れ性が良好であることが理解される。また、重量平均分子量が30万〜110万の加水分解ヒドロキシエチルセルロースを含む実施例1〜3の研磨液組成物を用いた研磨では、研磨速度が速いことがわかる。
一方、加水分解処理されていないHEC(市販品A〜D)を用いた場合、いずれの場合もウェハ表面上の残留物量が多い。また、加水分解処理されていないHEC(市販品A〜D)はいずれもウェハ表面に対する濡れ性が悪い。
本発明の研磨液組成物を用いれば、ウェハ表面の残留物を低減でき、かつ、研磨液組成物のウェハ表面に対する濡れ性も良好となる。よって、本発明の研磨液組成物は、様々な半導体基板の製造過程で用いられる研磨液組成物として有用であり、なかでも、シリコンウェハの仕上げ研磨用の研磨液組成物として有用である。

Claims (8)

  1. 研磨材と、ヒドロキシエチルセルロースと、塩基性化合物とを含有し、前記ヒドロキシエチルセルロースは、重量平均分子量が30万〜300万のヒドロキシエチルセルロースを加水分解することにより調製されたヒドロキシエチルセルロースであるシリコンウェハ用研磨液組成物。
  2. 加水分解により調製されたヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量が、1万〜180万である請求項1記載のシリコンウェハ用研磨液組成物。
  3. 前記研磨材が、平均一次粒子径5nm〜50nmのコロイダルシリカである、請求項1又は2に記載のシリコンウェハ用研磨液組成物。
  4. 前記研磨液組成物中における前記研磨材と前記ヒドロキシエチルセルロースの重量比(研磨材の重量%/ヒドロキシエチルセルロースの重量%)が、10〜10000である請求項1〜3のいずれかの項に記載のシリコンウェハ用研磨液組成物。
  5. 前記塩基性化合物が含窒素塩基性化合物である、請求項1〜4のいずれかの項に記載のシリコンウェハ用研磨液組成物。
  6. シリコンウェハの研磨に用いられる、請求項1〜5のいずれかの項に記載のシリコンウェハ用研磨液組成物。
  7. 請求項1〜5のいずれかの項に記載のシリコンウェハ用研磨液組成物を用いてシリコンウェハを研磨する工程を含む、半導体基板の製造方法。
  8. 請求項1〜5のいずれかの項に記載のシリコンウェハ用研磨液組成物を用いてシリコンウェハを研磨する工程を含む、シリコンウェハの研磨方法。
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