JP5438913B2 - 突出ピン押出装置及び突出ピン作動ユニット - Google Patents
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Description
請求項3の突出ピン押出装置は、アーム部材の一端における作動ピンとの当接面が、作動ピンの周壁面に沿った形状に形成されたものである。
図4に示すように、基体42の隅部4箇所には図示しない取付ボルトが挿通する貫通孔42dが設けられているとともに、両側部2箇所には挿入孔47が設けられている。突出ピン作動ユニット41は、図示しないが、エジェクタプレート14に設けた位置決め用のノックピンに挿入孔47を外嵌して位置決めした後、貫通孔42dに取付ボルトを挿通し、この取付ボルトをエジェクタプレート14に設けたボルト孔に螺着することによって、簡単にエジェクタプレート14に取付けることができる。また、突出ピン作動ユニット41は、分解補修時や交換時、撤廃時等においては、取付ボルトを取り外すことにより、簡単にエジェクタプレート14から取り外すことができる。
図7において、作動ピン32が二点鎖線で示すように押し下げられ、先端32bがポイントP1からポイントP2に移動すると、アーム部材43は支軸44の中心Oを軸に他端43bが回動し、他端43dはポイントP3からポイントP4に移動する。また、三角形O・P1・P2と三角形O・P3・P4は相似である。したがって、OからP1までの距離とOからP3までの距離との比は、作動ピン32の移動量であるP1からP2のストロークL1と、アーム部材43の他端43bの移動量であるP3からP4のストロークL2との比に等しい。ここで、OからP3までの距離はOからP1までの距離より大きいから、アーム部材43の他端43bのストロークL2は作動ピン32のストロークL1より、前記距離の比に比例して大きくなる。その結果、アーム部材43を介して作動ピン32の移動量に対してアーム部材43の他端43bの移動量は増幅変換され、これに伴って、突出ピン33もアーム部材43の他端43bと同一ストローク分だけ押上げ移動量が増幅される。
まず、射出成形時には、金型は図8に示したように型閉じ状態にあり、エジェクタプレート14は可動側取付板13側に後退している。これに伴い、突出ピン33及びエジェクタピン20の先端面は可動側型板12の可動側製品面12aに一致する位置にあり、作動ピン32の先端は突出ピン作動ユニット41のアーム部材43の一端43aから所定距離離間している。
突出ピン押出装置31の突出ピン作動ユニット41は、アーム部材43の支軸44から他端43bにおける突出ピン33との当接部43dまでの距離が、支軸44から一端43aにおける作動ピン32との当接面43cまでの距離より大きく形成されているから、作動ピン32の移動量つまりはエジェクタプレート14の移動量よりアーム部材43の押圧による突出ピン33の移動量の方が大きいため、突出ピン33はエジェクタプレート14に対して固定側製品面2a側に相対移動する。したがって、エジェクタプレート14の前進による突き出し途中で作動ピン32の先端32bがアーム部材43の一端43aの当接面43cに当接し、押圧を開始すると、突出ピン33は外側のスリーブピン34内を固定側製品面2a側に移動し、スリーブピン34の先端開口から突き出る。これにより、突出ピン33は、当初スリーブピン34及び他のエジェクタピン20と同速度で移動していたのが、途中から加速され、スリーブピン34及びエジェクタピン20より速い速度で勢いよく突き出されるとともに、可動側製品面12a面からの飛び出し量もスリーブピン34及び他のエジェクタピン20より大きいため、成形品Wを所定角度で僅かに傾斜した一定の姿勢で勢いよく可動側型板12から突き離し、所定の軌跡を描いて一定箇所に自然落下させることができる。ここで、突出ピン33は成形品Wの下部の左右2箇所に対応した位置に左右一対設けられているので、成形品Wを左右のバランスのとれた一定姿勢で落下させることができる。したがって、エジェクタプレート14の移動に連動して、成形品Wを周辺に飛散させることなく常に一定の姿勢で一定箇所に落下させることができるから、外観面が接触等によって傷付くのを防止できる。そして、外観重視の成形品Wについても自然落下による取り出しが可能となるため、取出機やエアシリンダによる突上げの場合より成形サイクルタイムが短縮する。
そして、突出ピン作動ユニット41は、アーム部材43等で構成されているので、簡易な構成でコンパクトに形成できるとともに、突出ピン押出装置31は、作動ピン32や突出ピン33として普及品を使用することも可能であるから、安価に製造できる。
更に、突出ピン押出装置31は、エジェクタプレート14の移動に連動して作動するから、動力源が不要である。
加えて、突出ピン押出装置31は、機械的に動作するアーム部材43により簡易に構成されているから、常に安定して作動する。
また、作動ピン32の先端32bには断面六角形状の角孔32cが軸方向に形成されているから、突出ピン作動ユニット41、可動側取付板13及びエジェクタプレート14等を全く取り外すことなく、可動側取付板13の外側即ち下方から突出ピン作動ユニット41の基体42の挿通孔42bを通して六角レンチの先端部を作動ピン32の角孔32cに挿入し回動することにより、作動ピン32を可動側型板12の下面から簡単に取り外すことができる。
加えて、突出ピン33が突き出し前の位置に復帰したことを検出するリミットスイッチ46を備えているから、突出ピン33が完全に復帰しないで次の型閉めが行なわれることにより金型或いは突出ピン33が破損するのを確実に防止できる。
加えて、作動ピン32は、丸棒状または円管状に形成しているが、角棒状等に形成してもよい。
2a 固定側製品面
11 可動側金型
12 可動側型板
14 エジェクタプレート
20 エジェクタピン
31 突出ピン押出装置
32 作動ピン
33 突出ピン
35 後退スプリング
41 突出ピン作動ユニット
42 基体
43 アーム部材
43a 一端
43b 他端
43c 当接面
43d 当接部
44 支軸
46 リミットスイッチ
W
成形品
Claims (5)
- 後退スプリングを介してエジェクタプレートに軸方向に進退自在に取付けられ、成形品を突き出す突出ピンと、
可動側金型に前記突出ピンと平行に配設され、前記エジェクタプレートに対して軸方向に相対移動する作動ピンと、
前記エジェクタプレートに着脱自在に取付けられた基体と、該基体に設けられた支軸を軸に揺動自在に取付けられ、一端が前記相対移動による前記作動ピンの押圧作動を受けることにより他端が反転して前記突出ピンを固定側金型方向に押出すアーム部材とを備えた突出ピン作動ユニットと
を具備し、
前記アーム部材は、前記支軸から前記他端における前記突出ピンとの当接部までの距離が、前記支軸から前記一端における前記作動ピンとの当接部までの距離より大きく設定されたものであり、
前記突出ピンは、前記成形品における下部の左右の箇所と対応する位置に設けられたことを特徴とする突出ピン押出装置。 - 前記エジェクタプレートに対する前記作動ピンの前進限の状態において、前記アーム部材の一端における前記作動ピンと当接する当接面は、前記作動ピンの周壁面に押圧されて該周壁面と平行する状態に後退するよう形成されたことを特徴とする請求項1に記載の突出ピン押出装置。
- 前記アーム部材の一端における前記作動ピンとの当接面は、前記作動ピンの周壁面に沿った形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の突出ピン押出装置。
- エジェクタプレートに取付けられ、前記エジェクタプレートに対して軸方向に相対移動する作動ピンの押圧作動により、後退スプリングを介して軸方向に進退し成形品を突き出す突出ピンを、固定側金型方向に押出す突出ピン作動ユニットであって、
前記エジェクタプレートに着脱自在に取付けられる基体と、
前記基体に設けられた支軸を軸に揺動自在に取付けられ、一端が前記相対移動による前記作動ピンの押圧作動を受けることにより他端が反転して前記突出ピンを前記固定側金型方向に押出すアーム部材と
を備え、
前記アーム部材は、前記支軸から前記他端における前記突出ピンとの当接部までの距離が、前記支軸から前記一端における前記作動ピンとの当接部までの距離より大きく設定されたものであり、
前記エジェクタプレートに対する前記作動ピンの前進限の状態において、前記アーム部材の一端における前記作動ピンと当接する当接面は、前記作動ピンの周壁面に押圧されて該周壁面と平行する状態に後退するよう形成されたことを特徴とする突出ピン作動ユニット。 - 前記アーム部材の一端における前記作動ピンとの当接面は、前記作動ピンの周壁面に沿った形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の突出ピン作動ユニット。
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