JP5437891B2 - 工作機械における被加工物計測装置およびその方法 - Google Patents
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Description
この検査システムでは、工作機械の主軸にプローブ(本発明の計測ヘッドに相当)が装着される。このプローブの針が被加工物に接触したときの計測データを出力し、NC装置もプローブの位置のデータを取得する。そして、計測データと位置データとを組み合わせて、被加工物を検査する。
また、検査システムは、NC装置やプログラマブルコントローラの制約事項に規制されるので、全ての工作機械に検査システムを適用できるとは限らなかった。
NC装置からプローブの位置データを取得する動作は、NC装置の本来の役割である工作機械に対する動作制御の合間に行われる。その結果、正確なタイミングでプローブの位置データを取得するのは難しく、また、位置データの取得の時間間隔を短くして高速で大量の計測データをプローブから取得することもできない。したがって、短時間で被加工物の広い範囲を計測することが難しかった。
さらに、本発明の他の目的は、計測ヘッドの位置データをNC装置から取得する際の時間の制限を受けず、計測ヘッドを高速で走査させて、短時間で被加工物の2次元形状または3次元形状の計測を行なって、計測後の加工動作に速やかに移行できるようにすることである。
被加工物計測装置は、前記移動体の前記各軸方向の位置検出装置から出力される前記移動軸の前記位置データと、前記計測ヘッドにより計測された前記距離データを、同時刻毎に関連づけて記憶するメモリーを有するのが好ましい。
前記計測ヘッドが取付けられた前記移動軸の前記位置データは、前記NC装置が使用しているモータエンコーダー信号を分岐したデータ、または、専用に別途追加された位置検出装置から出力されるデータであるのが好ましい。
本発明にかかる工作機械における被加工物計測方法は、NC装置により制御される工作機械の加工領域内で、被加工物と相対的に移動する前記工作機械の移動体に取付けられた計測ヘッドによって、前記被加工物の位置および形状を検出する方法であって、この方法に使用される被加工物計測装置において、前記計測ヘッドは、前記被加工物との距離を計測して距離データを出力することが可能な変位センサーであり、前記計測ヘッドが取付けられている前記移動体の1軸以上の移動軸の位置データを取得するインターフェース(外部モジュール)を前記NC装置の外に設け、前記計測ヘッドによる距離計測と同じ時間間隔で、前記移動体に取付けられている前記計測ヘッドの位置データを取得することが可能なように構成され、得られた前記距離計測データと前記計測ヘッドの前記位置データから、前記被加工物の位置を計算により求め、前記計測ヘッドを移動させながら連続計測を行うことにより、前記被加工物の連続形状を計測可能としている。
より具体的な被加工物計測装置は、NC装置により制御される工作機械の加工領域内で被加工物に対して相対的に移動する移動体に取付けられて、前記被加工物を計測する有線式または無線式の計測ヘッドと、被加工物計測装置を制御する制御装置と、前記被加工物上の被計測点に対する前記計測ヘッドの、第1の軸方向とこの計測ヘッドが走査する第2の軸方向とを含む少なくとも2軸方向の位置のデータが、前記各軸方向の位置検出装置からフィードバックまたは出力されるとき、フィードバック信号または出力信号を一定の時間間隔毎に取得するために、前記NC装置とは別途に設けられた外部モジュールとを備え、前記外部モジュールが、前記位置検出装置からフィードバックまたは出力される前記フィードバック信号または前記出力信号から、前記計測ヘッドの前記位置データを取得し、前記計測ヘッドが前記被加工物を計測し、前記外部モジュールにより取得された前記計測ヘッドの前記位置データを、前記制御装置に出力して格納し、前記計測ヘッドで計測された、前記被加工物に対する距離のデータを、前記制御装置に出力して格納し、この制御装置は、前記位置データと前記距離データとに基づいて演算を行うことにより、前記被加工物の2次元形状データまたは3次元形状データを得るようにしている。
好ましくは、前記各軸方向の前記位置検出装置は、前記位置データの前記フィードバック信号または前記出力信号を、前記外部モジュールの位置データ一時記憶部に出力し、この位置データ一時記憶部に一時的に記憶された前記位置データは、前記制御装置に出力されて格納され、前記計測ヘッドで計測された前記距離データは、前記外部モジュールの距離データ一時記憶部に出力されて一時的に記憶された後、前記制御装置に出力されて格納される。
また、前記計測ヘッドの前記位置データは、前記位置検出装置から前記NC装置にフィードバックされ、前記外部モジュールは、前記NC装置にフィードバックされる前記フィードバック信号を分岐して取得するのが好ましい。
この被加工物計測装置は、前記外部モジュールに設けられタイミングパルスを前記計測ヘッドおよび前記位置検出装置の一方または両方に出力するパルス出力部を、さらに備えているのが好ましい。
より具体的な被加工物計測方法は、被加工物計測装置により被加工物を計測する方法であって、この計測方法に使用される前記被加工物計測装置は、NC装置により制御される工作機械の加工領域内で被加工物に対して相対的に移動する移動体に取付けられて、前記被加工物を計測する有線式または無線式の計測ヘッドと、前記被加工物計測装置を制御する制御装置と、前記被加工物上の被計測点に対する前記計測ヘッドの、第1の軸方向とこの計測ヘッドが走査する第2の軸方向とを含む少なくとも2軸方向の位置のデータが、前記各軸方向の位置検出装置からフィードバックまたは出力されるとき、フィードバック信号または出力信号を一定の時間間隔毎に取得するために、前記NC装置とは別途に設けられた外部モジュールとを備え、前記被加工物計測装置による前記被加工物計測方法は、前記外部モジュールが、前記位置検出装置からフィードバックまたは出力される前記フィードバック信号または前記出力信号から、前記計測ヘッドの前記位置データを取得し、前記計測ヘッドが前記被加工物を計測し、前記外部モジュールにより取得された前記計測ヘッドの前記位置データを、前記制御装置に出力して格納し、前記計測ヘッドで計測された、前記被加工物に対する距離のデータを、前記制御装置に出力して格納し、この制御装置は、前記位置データと前記距離データとに基づいて演算を行うことにより、前記被加工物の2次元形状データまたは3次元形状データを得る。
さらに、計測ヘッドの位置データをNC装置から取得する際の時間の制限を受けず、計測ヘッドを高速で走査させて、短時間で被加工物の2次元形状または3次元形状の計測を行なって、計測後の加工動作に速やかに移行することができる。
そして、外部モジュールにより取得された計測ヘッドの位置のデータは、制御装置に出力され、計測ヘッドで計測された被加工物との距離データも、制御装置に出力されて記憶される。制御装置は、位置データと距離データとに基づいて演算を行うことにより、被加工物の2次元形状データまたは3次元形状データを得る。
その結果、NC装置やプログラマブルコントローラに対して新たな機能を付加するなどの改造や変更をする必要がなく、また、NC装置やプログラマブルコントローラの制約事項に規制されずに独自に被加工物計測装置を設計,製造して、どのような構成のNC装置やプログラマブルコントローラを有する工作機械であっても本発明を適用することができ、さらに、計測ヘッドの位置データをNC装置から取得する際の時間の制限を受けず、計測ヘッドを高速で走査させて、短時間で被加工物の2次元形状または3次元形状の計測を行なって、計測後の加工動作に速やかに移行するという目的が実現される。
以下、本発明の第1実施例を図1ないし図4を参照して説明する。
図1は、有線式の計測ヘッドを有する被加工物計測装置が設けられた工作機械の斜視図、図2は、図1に示す被加工物計測装置の概略構成図、図3は被加工物計測状態を示す説明図、図4は、制御装置に入力したデータと算出結果とを示す表である。
主軸頭5は、コラム3の前面に支持されて、上下方向(Z軸方向)に移動可能になっている。主軸4の先端には、工具18が着脱可能に装着される。主軸4は、その中心軸線がZ軸と平行で且つ中心軸線まわりに回転可能に、主軸頭5に支持されている。
コラム3に支持されている主軸頭5は、Z軸送り機構10に駆動されてZ軸方向に移動する。ベッド2上に配置されているサドル7は、Y軸送り機構11に駆動されてY軸方向に移動する。サドル7上に載置されて被加工物9を支持するテーブル6は、X軸送り機構12に駆動されてX軸方向に移動する。
このように、主軸頭5,主軸4,サドル7,テーブル6などは、送り機構10,11,12に駆動されて各軸方向に移動可能な移動体である。
したがって、工作機械1は、主軸4と被加工物9を、相対的にX軸,Y軸,Z軸の直交3軸方向に直線移動させる3軸制御を行うマシニングセンタである。なお、主軸頭5と被加工物9を、相対的にX軸,Y軸方向にそれぞれ移動させる場合であってもよい。
X軸用スケール43は、移動体のX軸方向の現在位置を検出して、フィードバック信号KxをNC装置13に出力する。Y軸用スケール44は、移動体のY軸方向の現在位置を検出して、フィードバック信号KyをNC装置13に出力する。Z軸用スケール45は、移動体のZ軸方向の現在位置を検出して、フィードバック信号KzをNC装置13に出力する。
NC装置13は、位置検出装置30から出力されたフィードバック信号Kx,Ky,Kzに基づいて、X軸送り機構12,Y軸送り機構11およびZ軸送り機構10をそれぞれ制御して、移動体の直交3軸方向の現在位置が正しい位置になるように調整している。
被加工物計測装置20およびこれを使用した被加工物計測方法は、主軸頭5に取付けられた計測ヘッド8により、被加工物9を非接触で(または、接触して)計測可能である。
計測ヘッド8が取付けられている移動体の1軸以上の移動軸の位置データC1を取得するインターフェース(外部モジュール29)が、NC装置13の外に設けられている。計測ヘッド8による距離計測と同じ時間間隔ΔTで、移動体に取付けられている計測ヘッド8の位置データC1を取得することが可能なように構成されている。
得られた距離計測データB1と計測ヘッド8の位置データC1から、被加工物9の位置を計算により求めている。そして、計測ヘッド8を移動させながら連続計測を行うことにより、被加工物9の連続形状を計測することができる。
外部モジュール29は、被加工物9上の被計測点Sに対する計測ヘッド8の位置のデータが、各軸方向(X軸方向,Y軸方向,Z軸方向)の位置検出装置30からフィードバックされるとき、フィードバック信号Kx,Ky,Kzを一定の時間間隔ΔT毎に読み取って取得する。
本実施例では、計測ヘッド8の位置データC1は、第1の軸方向(Z軸方向)と、計測ヘッド8が走査する第2の軸方向(X軸方向)とを含む、少なくとも2軸方向(Z軸方向、X軸方向)の位置のデータである。この「2軸方向の位置」は、互いに直交するZ軸方向とX軸方向の位置の場合が多いが、2軸が直交していない場合でもよい。
外部モジュール29は、フィードバック信号Kx,Ky,Kzを、一定の時間間隔ΔT毎に読み取って、フィードバック信号Kx,Ky,Kzから計測ヘッド8の直交3軸方向の位置データC1(X,Y,Z)を取得する。
なお、計測ヘッド8の位置データC1は、位置検出装置30から外部モジュール29を介してNC装置13にフィードバックしてもよい。この場合、フィードバック信号Kx,Ky,Kzは、位置検出装置30から外部モジュール29を介してNC装置13に送られる。
なお、位置検出装置30は、スケール43,44,45の代わりに、サーボモータの回転角度に基づいて移動体の現在位置を検出してフィードバック信号Kx,Ky,Kzを出力する「エンコーダ」を含む場合でもよい。この場合、計測ヘッド8が取付けられた移動軸の位置データC1は、NC装置13が使用しているモータエンコーダー信号を分岐したデータである。
パルス出力部24は、一定の時間間隔ΔTに対応するパルス間隔(一つのパルスから、次のパルスまでの時間間隔)を有するタイミングパルスPを出力する。タイミングパルスPは、「タイミングをとるためのパルス」であり、本実施例では、計測ヘッド8による計測の動作と、位置検出装置30による現在位置の検出の動作との、タイミングを合わせるのに使用される。
図示するコントローラ25は、NC装置13に含まれている。なお、コントローラ25の構成自体が、NC装置13とは分離した構成であってもよい。
この場合、コントローラ25のクロックから出力される信号の一定の時間間隔ΔTは、たとえば16[msec(ミリ秒)]が限界であり、これ以下の値にすることは現時点では困難である。
その結果、タイミングパルスPのパルス間隔も基本的には16[msec]となり、パルス間隔と前記一定の時間間隔ΔTとが、同じになる。したがって、計測ヘッド8も、16[msec]の時間間隔毎にしか計測できないことになる。
その結果、計測ヘッド8は、極めて短い時間間隔ΔT(1[msec])毎に被加工物9を計測できる。よって、計測ヘッド8の位置データC1をNC装置13から取得する際の時間の制限を受けず、計測ヘッド8を高速で走査させて、短時間で被加工物9の2次元形状または3次元形状の計測を行なって、計測後の加工動作に速やかに移行することができる。また、計測ヘッド8は、短時間で被加工物9の広い範囲を計測することができる。
本実施例の外部モジュール29は、被加工物9上の被計測点Sに対する計測ヘッド8の直交3軸方向(X軸方向,Y軸方向,Z軸方向)の位置のデータC1を取得する。「計測ヘッド8の位置」は、計測ヘッド8においてあらかじめ決められた基準位置S1のことであり、たとえば、レーザ発振器におけるレーザ光Lの出口部の位置である。
こうして計測ヘッド8は、計測ヘッド8から被加工物9までの距離Dを計測する。計測されたデータB1は、計測ヘッド8から配線61で外部モジュール29に出力される。
すなわち、外部モジュール29は、被加工物9上の被計測点Sに対する計測ヘッド8の少なくとも2軸方向(Z軸方向、X軸方向)の位置データC1を、位置検出装置30からフィードバックされるフィードバック信号Kx,Ky,Kzから読み取って取得する。
この外部モジュール29の動作と同時に、且つ一定の時間間隔ΔT(1[msec])毎に、計測ヘッド8は、その時点における計測ヘッド8から被加工物9までの距離Dを計測する。
制御装置23は、位置データC1と距離データB1とに基づいて演算を行うことにより、被加工物9の2次元形状データまたは3次元形状データを得る。
また、NC装置13やコントローラ25の制約事項に規制されずに、独自に被加工物計測装置20を設計,製造できる。その結果、どのような構成のNC装置13やコントローラ25を有する工作機械1であっても、被加工物計測装置20を適用することができる。
被加工物9上の被計測点Sに対する計測ヘッド8の少なくとも2軸方向(Z軸方向、X軸方向)の位置データC1の取得の動作と、その時点における計測ヘッド8による被加工物9の計測の動作とを、きわめて短い時間間隔ΔT(1[msec])毎に繰り返して行なっている。
その結果、位置データC1と距離データB1を処理することにより、被加工物9の2次元形状または3次元形状の計測を行うことができる。また、計測ヘッド8は高速で走査できることになり、被加工物9が短時間で高精度に計測されて、計測後の加工動作に速やかに移行することができる。
被加工物計測装置20では、外部モジュール29と制御装置23を、NC装置13やコントローラ25とは分離している。したがって、NC装置13やコントローラ25の設計基準や構成などに拘束されることなく、被加工物計測装置20の設計やその変更を、独自に且つ自在に行うことができる。
NC装置13から計測ヘッド8の位置データC1を取得する動作は、NC装置13の本来の役割である工作機械1に対する動作制御の合間に行われる。本発明では、外部モジュール29を設けたので、正確なタイミングで計測ヘッド8の位置データC1を取得することができる。また、位置データC1の取得の時間間隔ΔTを短くして、高速で大量の距離データB1を計測ヘッド8から取得することもできる。したがって、短時間で被加工物9の広い範囲を計測することができる。
外部モジュール29は、パルス出力部24から一定の時間間隔ΔT(1[msec])毎に出力されるタイミングパルスPのタイミングで、位置検出装置30からフィードバックされるフィードバック信号Kx,Ky,Kzから、計測ヘッド8の位置データC1を取得する。その後、この位置データC1は制御装置23に送られる。
外部モジュール29は、最新番地カウンタ38の指令により、一定の時間間隔ΔT(1[msec])毎にフィードバック信号Kx,Ky,Kzを読み取って、計測ヘッド8の位置データC1[直交3軸方向(X軸方向,Y軸方向,Z軸方向)の位置データC1]を取得する。すると、位置データ一時記憶部31は、この位置データC1を一時的に記憶する。
駆動部56は、フィードバック信号Kx,Ky,Kzにそれぞれ含まれる現在位置情報53,54,55に基づいて、X軸送り機構12,Y軸送り機構11およびZ軸送り機構10を、それぞれ駆動する。
計測ヘッド8で計測された距離データB1は、外部モジュール29の距離データ一時記憶部32に出力されて一時的に記憶された後、制御装置23に出力されて格納される。
計測ヘッド8が被加工物9を計測すると、計測ヘッド8から外部モジュール29に距離データB1が出力される。この距離データB1は、外部モジュール29の距離データ一時記憶部32に一時的に記憶された後、外部モジュール29から制御装置23に出力される。
次いで、被加工物9上の2番目の被計測点Sを計測したときの計測ヘッド8のX軸方向,Y軸方向,Z軸方向のそれぞれの現在位置情報を、外部モジュール29が、フィードバック信号Kx,Ky,Kzから読み取る。すると、位置データ一時記憶部31の番地「2」に、次の座標値「X2,Y2,Z2」が書き込まれる。
以下同様にして、被加工物9上のN番目の被計測点Sを計測したときの計測ヘッド8のX軸方向,Y軸方向,Z軸方向のそれぞれの現在位置情報を、外部モジュール29が、フィードバック信号Kx,Ky,Kzから読み取る。すると、位置データ一時記憶部31の番地「N」に、座標値「Xn,Yn,Zn」が書き込まれる。
なお、位置データ一時記憶部31を、外部モジュール29の外部に別途設けてもよい。また、位置データ一時記憶部31は、NC装置13またはコントローラ25の各内部に設けられているメモリを流用することもできる。
次いで、計測ヘッド8が、被加工物9上の2番目の被計測点Sを計測したとき、計測ヘッド8は、その時点における計測ヘッド8から被加工物9までの距離D2を計測する。すると、外部モジュール29がこの距離データを読み取って、距離データ一時記憶部32の番地「2」に、距離「D2」が書き込まれる。
以下同様にして、計測ヘッド8が、被加工物9上のN番目の被計測点Sを計測したとき、計測ヘッド8は、その時点における計測ヘッド8から被加工物9までの距離Dnを計測する。すると、外部モジュール29がこの距離データを読み取って、距離データ一時記憶部32の番地「N」に、距離「Dn」が書き込まれる。
なお、距離データ一時記憶部32を、外部モジュール29の外部に別途設けてもよい。また、距離データ一時記憶部32は、NC装置13またはコントローラ25の各内部に設けられているメモリを流用することもできる。
記憶部26,21は、移動体の各軸方向の位置検出装置30から出力される移動軸の位置データC1と、計測ヘッド8により計測された距離データB1を、同時刻毎に関連づけて記憶するメモリーである。
計測ヘッド8における少なくとも2軸方向の位置データC1は、外部モジュール29で取得されて位置データ一時記憶部31に一時的に記憶された後、制御装置23の位置データ記憶部26に格納される。
すなわち、外部モジュール29の位置データ一時記憶部31に記憶されている位置データC1は、位置データ記憶部26に格納される。このとき、位置データ記憶部26は、制御装置23に設けられている開始番地メモリ(カウンタ)37から出力される指令と、外部モジュール29に設けられている最新番地カウンタ38の指令とに従って、位置データC1を順次読み出すとともにこうして読み出された位置データC1を格納する。なお、2つの記憶部21,26を、制御装置23とは分離して別途設けてもよい。
演算処理部27は、計測ヘッド8で計測された距離Dのデータ(すなわち、距離データB1)と、外部モジュール29で取得された少なくとも2軸方向(Z軸方向,X軸方向)の位置のデータ(計測ヘッド8の位置を示すデータC1)とに基づいて、演算を行う。
すなわち、演算処理部27は、位置データ記憶部26に格納されている位置データC1と、距離データ記憶部21に格納されている距離データB1とに基づいて、演算を行う。これにより、被加工物9の2次元形状または3次元形状のデータが得られる。
このようにすれば、計測のために被加工物9をテーブル6から取り外さなくても、被加工物9を加工したのちテーブル6に取付けたままで直ちに、被加工物9の2次元形状または3次元形状の計測ができる。また、被加工物9を計測した動作の後に、再び被加工物9を加工する動作に移行することもできる。
これに対して本実施例では、計測ヘッド8は、主軸頭5に取付けられており、主軸4には装着されないようになっている。したがって、工具18を取外すことなく主軸4に装着したままで、計測ヘッド8で被加工物9を高精度に計測できる。また、工具18で被加工物9を高精度に加工することができる。
計測ヘッド8は、移動体(ここでは、主軸頭5)の主軸4に装着されている状態の工具18の近傍に配置されている。これにより、計測ヘッド8は、工具18に近い位置で被加工物9を高精度に計測できる。
なお、計測ヘッド8が取付けられる移動体は、マシニングセンタの主軸頭5のほかに、テーブル6、サドル7、旋盤の刃物台やタレット、複合加工機における揺動可能な工具用主軸であってもよい。
この距離Dは、計測ヘッド8の基準位置S1と被加工物9上の被計測点Sとの間の、基準軸線CL(たとえば、計測ヘッド8から射出されるレーザ光Lの中心軸線CL)の方向(すなわち、Z軸方向)における距離である。
計測指令fの信号Fは、パルス出力部24から計測ヘッド8に有線(配線60)で送られる。計測ヘッド8は、計測指令fを受けるとレーザ発振器によりレーザ光Lを発生し、このレーザ光Lを被加工物9に照射する。
被加工物9上の被計測点Sでレーザ光Lが反射するので、この反射したレーザ光Lに基づいて、計測ヘッド8から被加工物9までの距離Dが算出される。算出された距離Dなどを含む距離データB1は、配線61で外部モジュール29に出力される。
計測動作の際に、計測ヘッド8は被加工物9に接触しないので、計測ヘッド8を高速で安全に且つ振動なし(または、低振動)で走査して、短時間で被加工物9の広い範囲を計測することができる。
まず最初に、計測用プログラムで計測ヘッド8を呼び出す。そして、主軸頭5を移動させて、主軸頭5に取付けられている計測ヘッド8を、計測(スキャン)の開始点に位置決めする。
次いで、計測用プログラム中のMコード指令により、NC装置13,外部モジュール29,制御装置23などを計測準備状態にする。計測用プログラムの移動指令により、計測ヘッド8が被加工物9の上方で移動を開始する。
この位置データC1は、被加工物9上の被計測点Sに対する計測ヘッド8の直交3軸方向(X軸方向,Y軸方向,Z軸方向)の現在位置情報(座標)である。位置データC1は、外部モジュール29の位置データ一時記憶部31に、順次一時的に記憶される。
計測ヘッド8は、計測指令fを受信すると、計測ヘッド8から被加工物9までの距離Dを計測する。計測ヘッド8から出力される距離データB1は、配線61を介して外部モジュール29に出力されて距離データ一時記憶部32に一時的に記憶される。その後、この距離データB1は、制御装置23の距離データ記憶部21に出力される。
最後に書き込んだ番地を、位置データ一時記憶部31に保持する。その後、外部モジュール29は、この位置データC1を制御装置23の位置データ記憶部26に出力する。
読み取るべき一連の位置データの最終番地は、外部モジュール29の最新番地カウンタ38により示されている。
そして、制御装置23内で位置データ記憶部26に保管された一連の位置データC1のうち1個目の位置データ(X0,Y0,Z0)を削除する。これは、計測開始時に、最初の位置データに相当する距離データは存在しないからである。
また、距離データB1のうち最後の1個の距離データを削除する。これは、最後の距離データに相当する位置データは存在しないからである。
次いで、演算処理部27は、それぞれの時点における位置データ[(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2),(X3,Y3,Z3),……,(Xn,Yn,Zn),……]と距離データ(D1,D2,D3,……,Dn,……)とを合わせて、被加工物9の2次元形状データまたは3次元形状データを算出する。
外部モジュール29に位置データ一時記憶部31を設けたので、計測ヘッド8の直交3軸方向(X軸方向,Y軸方向,Z軸方向)の位置データC1を、位置データ一時記憶部31に一時的に記憶することができる。
その後、制御装置23の開始番地メモリ37から出力される指令と、外部モジュール29の最新番地カウンタ38の指令とに従って、位置データC1を複数個まとめて位置データ記憶部26に順次格納することができる。したがって、外部モジュール29,位置データ一時記憶部31および制御装置23が位置データC1を処理するための負担は小さくてすむ。
こうして、被加工物9上の多数の被計測点Sの各座標のデータ(2次元形状データまたは3次元形状データ)が算出される。この多数の被計測点Sの各座標のデータは、制御装置23とは別に設けられた演算装置(たとえば、パーソナルコンピュータ)28に出力される。
演算装置28は、多数の被計測点Sの座標を集合させる演算を行うことにより、被加工物9の立体図すなわち3次元形状E(図3)が得られる。
ところで、この判定方法の場合、パルス間隔が長い値(たとえば160[msec])であると仮定する。この場合、外部モジュール29が、制御装置23から計測終了の指令を受信しても、計測ヘッド8が、160[msec]の長い時間後にタイミングパルスPが来ないことを認識するまで、計測ヘッド8は、被加工物9を計測して距離データB1を出力し続ける。その結果、計測終了直前に、外部モジュール29でせっかく取得した距離データB1が、無駄になってしまう。
そこで、NC装置13は、計測終了の指令gを外部モジュール29に送信し、この外部モジュール29が指令gを受信すると計測ヘッド8は計測を終了する構成にしている。このようにすれば、計測終了直前に外部モジュール29が不要なデータを取得して無駄が発生するといった不具合がなくなる。
こうすれば、既設の工作機械であっても、本発明の被加工物計測装置20を適用することができる。
図5は、本発明の第2実施例にかかる無線式の計測ヘッド8aを有する工作機械101における被加工物計測装置20aの概略構成図である。第1実施例と同一または相当部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、被加工物計測装置20aは、被加工物9を計測する無線式の計測ヘッド8aを有している。計測ヘッド8aは、NC装置13により制御される工作機械101の加工領域内で、被加工物9に対して相対的に移動する移動体としての主軸頭5に取付けられて、被加工物9の位置および形状を検出する。計測ヘッド8aは、被加工物9との距離Dを計測して距離データB1を出力することが可能な変位センサーである。
被加工物計測装置20aは、被加工物計測装置20aを制御する制御装置23と、外部モジュール29とを有している。
計測ヘッド8aが取付けられている主軸頭5の1軸以上の移動軸の位置データC1を取得する外部モジュール29が、NC装置13の外に設けられている。計測ヘッド8aによる距離計測と同じ時間間隔ΔTで、主軸頭5に取付けられている計測ヘッド8aの位置データC1を取得することが可能なように構成されている。
得られた距離計測データB1と計測ヘッド8aの位置データC1から、被加工物9の位置を計算により求めている。そして、計測ヘッド8aを移動させながら連続計測を行うことにより、被加工物9の連続形状を計測することができる。
被加工物計測装置20aのパルス出力部24は、外部モジュール29に設けられ、タイミングパルスPを、計測ヘッド8aおよび各軸方向の位置検出装置30の一方または両方(本実施例では、両方)に出力する。
他方、計測ヘッド8aで計測された被加工物9の距離データB1は、制御装置23に出力して格納される。そして、制御装置23は、位置データC1と距離データB1とに基づいて演算を行うことにより、被加工物9の2次元形状データまたは3次元形状データを得る。
上述の構成の被加工物計測装置20aおよびこの装置20aによる被加工物計測方法によれば、第1実施例と同じ作用効果を奏する。
計測ヘッド8aで計測された距離データB1は、外部モジュール29の距離データ一時記憶部32に出力されて一時的に記憶された後、制御装置23に出力されて格納される。
したがって、工作機械101は、工具または計測ヘッド8aと、被加工物9とを相対的にX軸,Y軸,Z軸の直交3軸方向に直線移動させる3軸制御を行うマシニングセンタである。この工作機械101において、計測ヘッド8aが無線式である点が第1実施例の工作機械1と異なっているが、これ以外の構成は工作機械1と同じである。
被加工物計測装置20aおよびこれを使用した被加工物計測方法は、工作機械101の主軸4に装着される計測ヘッド8aにより、被加工物9を非接触で(または、接触して)計測可能である。
送信受信部22と計測ヘッド8aの間では、計測指令fや距離データなどの信号Fが、無線によって送受信される。送信受信部22は、パルス出力部24からタイミングパルスPを受信すると、タイミングパルスPのタイミングに合わせた計測指令fの信号Fを計測ヘッド8aに送信する。
計測指令fが計測ヘッド8aに入力すると、計測ヘッド8aが、計測ヘッド8aから被加工物9までの距離Dを計測する。計測されたデータを含む信号Fは、計測ヘッド8aから送信受信部22に無線で送信される。送信受信部22は、計測ヘッド8aから受信した距離データB1を、外部モジュール29に送信する。その後、距離データB1は制御装置23に送られる。
計測動作の際に、計測ヘッド8aは被加工物9に接触しない。したがって、計測ヘッド8aを高速で安全に且つ振動なし(または低振動)で走査して、短時間で被加工物9の広い範囲を計測することができる。
上述の各実施例では、制御装置23と外部モジュール29は、分離されている構成が図示されているが、分離しない場合でもよい。
たとえば、制御装置23および外部モジュール29の両方を組み合わせて一緒にする場合や、制御装置23と外部モジュール29のうち、いずれか一方を他方の内部に組み込む場合がある。
この場合の外部モジュール29は、被加工物9上の被計測点Sに対する計測ヘッド8,8aの位置のデータが、各軸方向(X軸方向,Y軸方向,Z軸方向)の位置検出装置30から出力されるとき、出力信号Kx,Ky,Kzを一定の時間間隔ΔT毎に読み取って取得する。
計測ヘッド8,8aの位置データC1は、第1の軸方向(Z軸方向)と、計測ヘッド8,8aが走査する第2の軸方向(X軸方向)とを含む、少なくとも2軸方向(Z軸方向、X軸方向)の位置のデータである。
外部モジュール29は、位置検出装置30から出力される出力信号Kx,Ky,Kzを、一定の時間間隔ΔT毎に読み取って、出力信号Kx,Ky,Kzから計測ヘッド8,8aの直交3軸方向の位置データC1(X,Y,Z)を取得する。
位置検出装置30は、被加工物9の計測のみに使用されるので、NC装置13用の位置検出装置に要求される設計基準や構成などに拘束されることなく、被加工物計測装置20と位置検出装置30の設計やその変更を、独自に且つ自在に行うことができる。
変形例として、工作機械は、主軸4と被加工物9を、相対的にX軸,Y軸,Z軸の直交3軸方向に直線移動させる3軸制御と、一つまたは複数の旋回軸(B軸,C軸など)を有して相対的に旋回動作可能な制御とを行う、4軸制御や5軸制御の機械であってもよい。
この変形例では、移動体(たとえば、主軸頭5や刃物台)に取付けられる計測ヘッド8,8aは、被加工物9に対して、相対的に直交3軸方向に相対移動可能で、且つ旋回軸まわりに旋回することができる。
そして、被加工物9上の被計測点に対する計測ヘッド8,8aの、第1の軸方向(Z軸方向)とこの計測ヘッド8,8aが走査する第2の軸方向(X軸方向)とを含む少なくとも2軸方向の位置のデータ(この場合は、直交3軸方向と旋回軸まわりの位置データ)が、位置検出装置からフィードバックまたは出力されるとき、外部モジュール29は、フィードバック信号または出力信号を一定の時間間隔ΔT毎に取得する。
そして、外部モジュール29は、位置検出装置からフィードバックまたは出力されるフィードバック信号または出力信号から、計測ヘッド8,8aの位置データを取得する。
これとは逆に、タイミングパルスPがパルス出力部24から計測ヘッド8,8aに出力される回路に、予測システムを設けてもよい。こうすれば、計測ヘッド8,8aに入力すべきタイミングパルスPを含む信号Fが、予測システムにより、予め設定された時間差だけ積極的に早めて計測ヘッドに入力する。
このようにすれば、容易に第1の時間と第2の時間とが一致することになる。第1の時間は、計測ヘッド用のタイミングパルスPの指令により、計測ヘッド8,8aが、被加工物9に対する距離Dを計測する時間である。第2の時間は、位置データ用のタイミングパルスPの指令により、外部モジュール29が、被計測点に対する計測ヘッド8,8aの少なくとも2軸方向の位置を取得する時間である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
5 主軸頭(移動体)
8 有線式の計測ヘッド
8a 無線式の計測ヘッド
9 被加工物
13 NC装置
20,20a 被加工物計測装置
29 外部モジュール
30 位置検出装置
31 位置データ一時記憶部(メモリー)
32 距離データ一時記憶部(メモリー)
B1 距離データ
C1 位置データ
D 距離
X軸 移動軸
Y軸 移動軸
Z軸 移動軸
ΔT 時間間隔
Claims (4)
- NC装置により制御される工作機械の加工領域内で、被加工物と相対的に移動する前記工作機械の移動体に取付けられた計測ヘッドによって、前記被加工物の位置および形状を検出する被加工物計測装置において、
前記計測ヘッドは、前記被加工物との距離を計測して距離データを出力することが可能な変位センサーであり、
前記計測ヘッドが取付けられている前記移動体の1軸以上の移動軸の位置データを取得する外部モジュールを前記NC装置の外に設け、
前記計測ヘッドによる距離計測と同じ時間間隔で、前記移動体に取付けられている前記計測ヘッドの位置データを取得することが可能なように構成され、
得られた前記距離計測データと前記計測ヘッドの前記位置データから、前記被加工物の位置を計算により求め、
前記計測ヘッドを移動させながら連続計測を行うことにより、前記被加工物の連続形状を計測可能としたことを特徴とする工作機械における被加工物計測装置。 - 請求項1に記載の工作機械における被加工物計測装置において、
前記移動体の前記各軸方向の位置検出装置から出力される前記移動軸の前記位置データと、前記計測ヘッドにより計測された前記距離データを、同時刻毎に関連づけて記憶するメモリーを有することを特徴とする工作機械における被加工物計測装置。 - 請求項1または2に記載の工作機械における被加工物計測装置であって、
前記計測ヘッドが取付けられた前記移動軸の前記位置データは、前記NC装置が使用しているモータエンコーダー信号を分岐したデータ、または、専用に別途追加された位置検出装置から出力されるデータであることを特徴とする工作機械における被加工物計測装置。 - NC装置により制御される工作機械の加工領域内で、被加工物と相対的に移動する前記工作機械の移動体に取付けられた計測ヘッドによって、前記被加工物の位置および形状を検出する方法であって、
この方法に使用される被加工物計測装置において、
前記計測ヘッドは、前記被加工物との距離を計測して距離データを出力することが可能な変位センサーであり、
前記計測ヘッドが取付けられている前記移動体の1軸以上の移動軸の位置データを取得する外部モジュールを前記NC装置の外に設け、
前記計測ヘッドによる距離計測と同じ時間間隔で、前記移動体に取付けられている前記計測ヘッドの位置データを取得することが可能なように構成され、
得られた前記距離計測データと前記計測ヘッドの前記位置データから、前記被加工物の位置を計算により求め、
前記計測ヘッドを移動させながら連続計測を行うことにより、前記被加工物の連続形状を計測可能としたことを特徴とする工作機械における被加工物計測方法。
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