JP5435514B2 - 国際ファクタリング業務におけるDispute管理および信頼度評価システム - Google Patents

国際ファクタリング業務におけるDispute管理および信頼度評価システム Download PDF

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Description

本発明は、国際ファクタリング業務システム、特に商品の輸出者と輸入者との間に生じる商業的紛争であるDispute管理および信頼度評価システムに関する。
国際商取引を支援する金融商品としてファクタリングサービスが提供されている。「ファクタリング」とは、企業が売掛債権をファクタリング会社(以下、単にファクタと呼ぶ)に売却し、ファクタが企業に成り代わって売掛債権を回収する取引のことをいう。特に、輸出入取引を扱う国際ファクタリングにおいては、輸出ファクタリングと輸入ファクタリングが存在し、ファクタは、ある一つの取引においては、輸出側または輸入側どちらか一方にたって、それぞれの企業に対してファクタリングサービスを提供する。したがって、ファクタリングには輸出ファクタリングと輸入ファクタリングが存在する。輸出ファクタリングとは、輸入側ファクタ(以下、輸入ファクタと呼ぶ)から輸出側ファクタ(以下、輸出ファクタと呼ぶ)宛ての保証(輸入者の支払能力の保証)に基づき、輸出ファクタが輸出者に対して支払保証(輸入ファクタの支払リスクを引受け)をしたり、輸出債権を買い取ったりするサービスである。また、輸入ファクタリングとは、輸入ファクタが輸出ファクタからの依頼を受けて、輸入者の信用力を調査し、輸出ファクタに対して、輸入者の支払いを保証するサービスである。輸出ファクタ及び輸入ファクタは、主として金融機関(以下、単に金融機関と呼ぶことにする)であり、国際ファクタリング業務を行う国際的な業界団体であるFCI(Factors Chain International)やIFG(International
Factoring Group)に加盟、登録されている。これらの業界団体は、ファクタ間の情報連絡をサポートしたり、海外ファクタ間の仲介機能も持っている。図1は、このような輸出者(輸出側企業)、輸入者(輸入側企業)、輸出ファクタ、及び輸入ファクタの4者の関係を示したものである。
輸出入取引においては、業界では「Dispute」と呼ばれる輸出者と輸入者の間での商業的なトラブル・紛争がしばしば発生することがある。Disputeは、「輸入商品の相違・欠陥・瑕疵」、「輸入期日の超過」、「売買金額の相殺」など、輸出入者の間で売買商品に関する商業上の意見相違によって、輸出者が輸入者に請求する代金の全額あるいは一部の支払いを輸入者が拒否することによって発生する。Disputeのパターンには、輸出者の受入許容によって解決する単純なDispute、輸出入者の間でのトラブルに発展する一般的なDispute、輸入者のキャッシュフロー調整(時間稼ぎ)による見せかけのDisputeが存在する。Disputeによる付随的なデメリットとしては、輸出入者にとっては、事業者間の信用関係の失墜につながるのはもちろんであるが、輸出入ファクタ側にとっても、Dispute処理のための事務負担、処理に必要な諸費用の追加発生、決済処理に関するリスク増加がある。
このような状況下、図1で示した関係からも分かるように、例えば、輸出ファクタにとっては、保証のリスクを軽減するためには、自国での顧客である輸出者はもちろん、海外の輸入者、及び輸出者と輸入者との関係についても考慮する必要がある。また、輸入ファクタの保証に基づいてファクタリングを提供するので、輸入ファクタの調査能力、保証能力についても考慮する必要がある。輸入ファクタ側にとっても事情は全く同じである。Dispute発生時には、正常に行われている取引以上に、輸出入当事者を担当するファクタとして得られるできるだけ多くの情報を取得し、状況を一元的に管理することがファクタにとっては必要となる。
特開2003−114927号公報 特開2004−185061号公報
しかしながら、Disputeに関する情報は非定型業務であるため、従来はシステム化するのが困難であった。金融機関にとっては、直接取引のない海外企業の情報までも得ることは困難であり、個別の取引の実体、国内顧客との関係まで把握するのはさらに困難である。また、Disputeの原因は多種多様であり、金融機関側の対応もまちまちである。そのため、Disputeの発生から解決までの情報は、金融機関内の貿易業務営業担当者の手元のみで管理されており、データの紛失および管理失念のリスクが常に伴っていた。そのため、Disputeを適切に管理できるシステムの構築が望まれている。一般的な紛争管理を行うためのシステム自体は存在するが(例えば、上記特許文献1または特許文献2参照)、いずれも、当事者の紛争解決のための調停を行うことを目的としたものであり、本発明が対象とする金融機関の国際ファクタリング業務における上記のような課題解決に適合するものではない。
したがって、本発明では、上記課題に鑑み、Disputeの発生から解決にいたるまでの過程において発生する情報(輸出入ファクタ側からみた情報、Disputeが発生しなければ得られない情報を含む)を取得し、Disputeを適切に管理できるシステムを提供することを目的とする。さらに、このDispute管理によって得られた情報を集積し、個別の輸出入者の情報だけではなく、輸出者と輸入者間の組み合わせ、さらに輸出入者間に加えて、海外ファクタをも含む組み合わせの取引信頼度(相性等を含む)に関する評価を行うことができる国際ファクタリング業務システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の国際ファクタリング業務システムは、以下のような解決手段を提供する。
請求項1の発明は、輸出入取引において輸出者と輸入者の間に生じる商業的紛争であるDisputeを管理するためのDispute管理部を備えた国際ファクタリング業務システムであって、前記輸出入取引の相手先が契約する海外ファクタリング会社との通信手段を備え、前記Dispute管理部は、Disputeの発生通知を当事者である国内顧客または前記海外ファクタリング会社から受領し記憶手段に格納する発生通知受領手段と、前記Disputeの解決通知を前記国内顧客または前記海外ファクタリング会社から受領し前記記憶手段に格納する解決通知受領手段と、前記Disputeの発生から解決までの経緯情報を逐次取得し、前記記憶手段のDispute管理DBに格納する手段と、前記Dispute管理DBに格納された前記輸入者と前記輸出者との間の取引回数、Dispute発生回数、解決に要した期間、及びDispute発生理由を評価項目として、前記輸出者と前記輸入者の組み合わせごとに取引の信頼度を算出するDispute取引評価部と、を備えることを特徴とする。
上記の発明によれば、従来は業務担当者が手元で管理していたDisputeの発生から解決までの経緯を、Dispute管理DBを用いてシステムが顧客単位で実績記録することで、Dispute管理DBに蓄積されたDispute管理情報を基に、輸出入者の組み合わせごとに、その輸出入者間の取引の信頼度(安定度)を評価することができる。輸出者や輸入者に対する個別の評価では得られない相性等の情報や、同じ企業同士の組み合わせであっても輸出と輸入の立場が入れ替わった場合の情報も得ることができ、今後の営業活動や保証業務に活用することができる。さらに、Dispute管理情報から輸出入者間の取引信頼度を予め定められた評価項目に基づき、定量的に算出することができる。
請求項の発明は、請求項2に記載の国際ファクタリング業務システムにおいて、前記Dispute取引評価部は、前記海外ファクタリング会社の信用度の情報を前記算出の際に前記組み合わせの要素に加えることを特徴とする。
上記の発明によれば、取引に係わった海外ファクタも組み合わせ評価の対象とするので、ファクタ自体にもある種の緊張が生じ、万一悪質なファクタがあったとしてもそれを排除したり、ファクタリング業界全体の信頼度アップにも貢献することができる。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載の国際ファクタリング業務システム発明において、前記Dispute管理部は、予め定義されたDispute発生理由コードテーブルとアクションプラン・コードテーブルを担当者の端末に表示し、前記Dispute発生理由ごとに関連づけられたアクションプランを前記担当者に選択させるアクションプラン入力手段を更に備えることを特徴とする。
上記の発明によれば、Dispute発生理由ごとに、ファクタとして取り得るアクションプランのコードテーブルが予め定義されて入力の際に提示されるので、担当者の入力負担が軽減でき、かつ担当者ごとの表現のばらつきや不適切なアクションをとることを防止することができる。
請求項の発明は、輸出入取引において輸出者と輸入者の間に生じる商業的紛争であるDisputeを管理するための金融機関のコンピュータシステムによるDispute管理方法であって、前記コンピュータシステムは、輸出入取引の相手先が契約する海外ファクタリング会社との通信手段を備え、前記コンピュータシステムが、前記Disputeの発生通知を当事者である国内顧客または前記海外ファクタリング会社から受領し記憶手段に格納するステップと、前記Disputeの解決通知を前記国内顧客または前記海外ファクタリング会社から受領し前記記憶手段に格納するステップと、前記Disputeの発生から解決までの経過情報を逐次取得し、前記記憶手段であるDispute管理DBに格納するステップと、前記Dispute管理DBに格納された前記輸入者と前記輸出者との間の取引回数、Dispute発生回数、解決に要した期間、及びDispute発生理由を評価項目として、前記輸出者と前記輸入者の組み合わせごとに取引の信頼度を算出するステップと、を実行することを特徴とする。
上記の発明は、請求項1に記載の国際ファクタリング業務システムの発明を金融機関のコンピュータシステムによるDispute管理方法の発明と捉えたものであり、請求項1の発明と同様な作用効果を奏する。
本発明によれば、従来は担当者の手元のみで管理されていたDisputeの発生から解決にいたるまでのDisputeの情報を一元管理でき、さらに、蓄積されたDispute管理情報から、輸出入者の個別の情報だけではなく、輸出者と輸入者間の組み合わせを加味し輸出入者間の取引の信頼度の評価を行うことができる。
ファクタリングサービスにおける輸出者、輸入者、輸出ファクタ、及び輸入ファクタ4者間の関係を示す図である。 Dispute発生時の従来の事務フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る国際ファクタリング業務システム100の機能構成の概略を示す図である。 本発明の実施形態に係る国際ファクタリング業務システム100とFCIのシステムとの連携を示した図である。 本発明の実施形態に係る国際ファクタリング業務システム100適用後のDispute発生時の事務フローを示す図である。 Dispute登録画面を示す図である。 Dispute照会画面を示す図である。 取引信頼度評価の表示画面の一例を示す図である。 取引信頼度評価の表示画面の別の一例を示す図である。 Dispute取引評価部が行う取引信頼度評価判定の処理フローを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図2は、Dispute発生時の従来の事務フローを示す図である。この図は国内顧客から海外顧客へ輸出する場合の業務連絡のフローを示している。まず、輸出者と輸入者の間でDisputeが発生すると、海外顧客または国内顧客から、あるいは両方から、自身が直接契約しているファクタに対して連絡が行われる。この例では、海外顧客(輸入者)側から、海外輸入ファクタに連絡が行なわれたとして以下説明している。国内顧客(輸出者)側からの同じ国内の輸出ファクタへの連絡は、電話やメール等で直接営業担当者になされる。図3で示すように、Dispute発生連絡を受けた海外輸入ファクタは、EDI(Electronic Data Interchange)システムと呼ばれるFCIが管理するファクタ間で業務管理上の情報を連絡・共有するための専用メールシステムで相手方の輸出ファクタにメールで送信する。この例では「国内輸出ファクタ」が当金融機関自身である。
国内輸出ファクタでは、社内の担当部署である例えば外為事務集中センタ(以下、外為センタ)でいったんその連絡メールを受信し、同じく社内の担当部署である貿易業務部の担当者に連絡する。そして、貿易業務部がDisputeの発生を確認すると、貿易業務部は「Dispute発生通知書」作成依頼を外為事務集中センタに依頼する。外為センタではこの依頼に基づき、「Dispute発生通知書」を作成し、顧客の主管担当である法人営業部に送付する。法人営業部では、「Dispute発生通知書」(正本)を国内顧客(輸出者)に正式な通知として送付する。このとき、現状では、外為センタでは、従来の業務システムの“取組画面”にてDispute発生日・解決日を登録し、“取組一覧画面”にて「*」でマーク付けして表現する。その後は、Dispute解決まで貿易業務部の担当者の管理下のみにおかれ、業務システム上での情報管理はいっさい行われていなかった。
Disputeが解決すると、輸出者または輸入者のいずれかから取引ファクタに連絡が入り(連絡がない場合は、貿易業務部から国内顧客に状況を確認する)。貿易業務部によって、Disputeが解決されたことが事実確認されると、貿易業務部から外為センタにDispute解決の連絡を行う。外為センタでは、従来の業務システムにて前述のDispute発生時のマーク付けを解除する。このとき外為センタでは、相手方ファクタ(輸入ファクタ)宛にEDIにて、Dispute解決の旨の連絡メールを送信する。
図3は、本発明の実施形態に係る国際ファクタリング業務システム100(以下、単に「本システム」と呼ぶ)の機能構成の概略を示す図である。本システムは、大きく分けて、日常の定型業務を扱う定型業務機能部20と、従来、システム化しにくかった非定型業務であるDispute機能部30(網掛けで示した部分)に分かれる。定型業務機能部20には、新規に取引相手となった国内顧客、海外顧客、海外ファクタを登録するための、国内顧客登録部21と国内顧客DB24、海外顧客登録部22と海外顧客DB25,海外ファクタ登録部23とその海外ファクタDB26が設けられる。また、定型業務機能部20には、登録された国内及び海外の輸出入取引明細を管理するため、取引管理部28と取引明細DB29が設けられている。登録されたデータを基に、顧客の取引ごと(インボイスごと)に、それら取引の明細情報が管理される。さらに、定型業務機能部20には、顧客の信用情報をインプットし、その信用度を判定する外部の与信判定システムと接続され、連携するための与信判定連携部27が設けられている。与信判定連携部27は、与信判定システムへ本システムで得られた情報を提供することができる。定型業務機能部20については、本発明の主眼ではないのでこれ以上の説明は省略する。
Dispute機能部30は、Dispute管理部31、Dispute管理DB32、Dispute取引評価部33、及び取引信頼度評価DB34を含んで構成される。Dispute管理部31は、海外ファクタから、EDIシステムを介して、Disputeの発生通知を受領する発生通知受領手段を有し、Disputeの発生を社内の担当部署にメールやメッセージ等で通知する手段を有している。また、Dispute発生理由、その解決のためのアクションプラン、最新状況の更新をDisputeが解決するまで担当者にデータ更新をメール等で促したりするためのアクションプラン入力手段を有している。また、発生の場合と同様に、Dispute解除通知を海外ファクタから受領する解除通知受領手段も有している。また、取引明細DB29から、Disputeが発生した取引の情報を抽出し、途中経過も含めた詳細情報を管理する。Dispute管理DB32は、そのためのデータベースである。Dispute取引評価部33は、Dispute管理DB32と取引明細DB29の情報から得られた情報に基づいて、Disputeが発生した輸出入者及び海外ファクタの取引信頼度を判定する。判定された取引信頼度は取引信頼度評価DB34に格納される。なお、Dispute管理DB32は、取引明細DB29に統合した構成としてもよい。
「取引信頼度」とは、輸出入者の個別の信頼度(信用度)ではなく、輸出者と輸入者、さらには海外ファクタも含めた輸出入取引の組み合わせごとの信頼度である。取引信頼度の評価を行った結果は、取引信頼度評価DB34に格納され、今後のファクタリング業務に活用され、また、信用保証額の決定等の与信付与業務にも参考データとされる。
取引評価の具体例として、例えば、ある輸出入取引において、自社(本システムを保持する)の直接の顧客である国内の輸出者A、その輸出先である海外の輸入者B、輸入者Bの相手先である海外ファクタCがあるとすると、A,B,Cを個別に評価するのではなく、A−B間、またはA−B−C間、B−C間の組み合わせにおける過去の取引状況、特にDisputeの発生、発生理由、解決状況等(解決結果、解決方法)の情報を集積することで、その「組み合わせにおける取引」の評価を行うことである。したがって、A社、B社とも個々には信頼度の高い企業であっても、A−B間の取引では、Disputeの発生率が高いなどの場合には、取引信頼度は低くなることがある。輸出入者には小規模な業者も多く、各業者を個別に評価するだけでは十分ではない。また、ファクタとなるためにはFCI等への登録は必要であるが、例えば途上国のような場合には、金融機関であっても絶対の信用がおけるわけではない。輸入者Bと海外ファクタが共謀して「見せかけDispute」を発生させ、商品代金の支払いを遅らせたり減額させたりするような可能性もないとはいえないからである。
図3の説明に戻る。本システムは、EDI通信部10によって専用ネットワーク50を介して、FCIが管理するEDIシステム201と接続されている。EDI通信部10は、海外ファクタとの通信手段として機能する。EDIシステム201のもつメールサービスによって、海外ファクタ301〜303等とファクタリング業務を行なうための情報連絡を行なう。国内顧客401〜403は、直接に本システムと接続されるわけではないが、別途、顧客サポートシステム(図示せず)を介して、一部の情報提供(「Dispute発生通知書」の送付等)をするように構成してもよい。もちろん、海外ファクタ301〜303と、海外顧客501〜507の間もなんらか情報提供手段を有していると考えてもよい。なお、海外ファクタ301〜303と海外顧客501〜507は、必ずしも1対1の関係ではなく、n対mの関係となることもある。取引相手国によってファクタも異なることもあるし、同じ相手国であっても複数のファクタを使い分けることもある。
図4は、本発明の実施形態に係る国際ファクタリング業務システム100とFCI等の業界団体(以下、単にFCIとする)のシステムとの連携を示した図である。本システムで蓄積した取引信頼度評価DB34の一部は、FCI下の管理システム(仮にFCIシステム200と呼ぶ)において、グローバル取引信頼度評価DB203として利用され、他のFCI登録ファクタからも参照することができる。ただし、ここに参照できるデータは、取引評価結果のみであり、評価の根拠となるようなDisputeの詳細なデータまでは開示されないものとする。もちろん、開示データは、グローバル取引信頼度評価DB203に対してダイレクトに更新可能としてもよい。なお、FCIシステム200には、前述したEDIシステム201の他、FCIの参加メンバーであるファクタの情報が登録ファクタDB202として含まれ、本システムの海外ファクタDB26の情報ソースになっている。また、Dispute管理DB32に登録された内容は、EDIシステム201を介して自動送信され、相手ファクタにも転送されるようにしてもよい。このように、本システムは、直接または間接的にFCIシステム200と連携することができる。
グローバル取引信頼度評価DB203には、ファクタ自体の評価は含まれないが、輸出入者と組み合わせ評価の中で、そのDisputeを扱ったファクタの名称は開示される。ファクタが原因でDisputeにまで発生することは現状では考えにくいが、特定の業者と組み合わせた場合に、Dispute発生率が比較的高いというような場合があれば、そのファクタの信用度にも影響する。また、万一悪質なファクタがあった場合、それを見分けるための情報源ともなる。このように、評価データをオープンにすることで、ファクタにもある種の緊張が生じ、ひいてはファクタリング業界の信用度アップにも繋がる。
なお、上記説明した本システムの機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能部を更に分割したり、複数の機能部をまとめて一つの機能部として構成してもよい。各機能部は、コンピュータ装置(端末、サーバ、ホストコンピュータ)に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)またはハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わない。
図5は、本システム適用後のDispute発生時の事務フローを示す図である。ここでは、図2の場合と同じように、Dispute発生を海外輸入ファクタからEDIを介して受信すると、本システムが、貿易業務部担当者に自動または半自動で通知する。具体的には、ステップ3においてDispute発生確認要求をメールやメッセージで送信する(ステップNo.は図中では丸数字で示す)。確認要求を受けた貿易業務部担当者は、直ちに確認作業を開始し、Disputeの発生を顧客等に確認する(ステップ4)。本システムでは、貿易業務部担当者からのDispute発生の確認を受け付けた後、Dispute管理DB32にDispute発生を正式に登録するようにしているが(ステップ5)、海外輸入ファクタから通知を受けた時点で仮登録してもよい。Disputeが登録されると、「Dispute通知書」が自動または半自動で作成され、法人営業部に送信される(ステップ6)。DBに登録されたDispute管理情報は、以後貿易業務部担当者や関係者が随時更新することが義務付けられるが、データ更新が所定の期間ない場合には、本システムからデータの更新要求(アラーム)を通知する(図示せず)。
Dispute解決後、解決連絡を同じように海外輸入ファクタから受信すると、貿易業務部担当者にDispute解決確認要求を送信後(ステップ10)、その確認が得られた後に、Dispute解除登録を行う(ステップ12)。Dispute発生登録から解除登録に至るまでのデータ更新は、貿易業務部または関係部門がDispute管理DB32に対して直接入力するものとする。Dispute発生から解決まで所定の日数(例えば、60日)を過ぎているような場合には、本システムから関係者全員に対してアラームを送信する。後述する「アクションプラン」にチェックポイントを設けている場合には、そのチェックポイントの期日を過ぎてもデータ更新がない場合にもアラームを送信する。なお、既に述べたようにDispute管理DB32に登録された内容は、EDIシステム201を介して自動送信され、相手ファクタにも転送されるようにしてもよい。
図6は、Dispute登録画面110の一例を示す図である。この画面では、入力担当者(主として貿易業務部担当者)は、まず、自社が輸入ファクタか輸出ファクタかを画面上部のラジオボタン111にチェックを入れることで指定する。ここでは、自社が輸出ファクタの場合を示している。そして次に、インボイスNo.(Inv.No.)、Dispute発生日、輸出者コード、輸入者コード、輸入ファクタコード、取引金額などを入力する。輸出ファクタは、自社であるので、自社のコードと名前が自動的に表示される。もちろんこのような入力データは、取引明細DB29からあらかじめ記載されておくようにしてもよい。
次に、貿易業務部担当者は、Dispute発生を顧客と連絡して確認後、状況を把握したら、Dispute発生理由コード112、アクションプラン・コード113(Dispute解決のために必要な金融機関としてとり得る一または複数のアクション)、さらに、アクションプランにおけるチェックポイント114(期日)を入力する。Dispute発生理由やアクションプランは、フリーフォーマットでテキスト入力するようにしてもよいが、好ましくは、画面下に示すように、Dispute発生理由は、理由コードテーブル120から選択させ、アクションプランは、発生理由に応じてアクションプラン・コードテーブル130の中から選択させるようにする。Dispute発生理由や解決に要した期間は、取引信頼度評価の重要な評価項目の一つだからである。
Dispute管理は、国ごとの商習慣の違い、取引時期の環境によっても発生するような「非定型」の業務であるので、Disputeの発生理由や取り得るアクションプランの表現も担当者により、ばらばらになりがちであるが、できる限り定型文とそれに対応するコードで管理することが望ましい。また、理由コードとアクションプランは選べる組み合わせが予め定義されており(図中ではこの組み合わせを便宜上テーブル間を結ぶ線で表している)、一つのDispute発生理由に対して取り得る可能性のまったくないアクションプランを選択することができないようになっている。ただし、コードテーブルにない理由コ−ドやアクションプラン・コードを新規に登録できる手段を備えておき、想定外の事例、前例のないような事例についても対処できるようにすることが重要である。このようにすることで、担当者の入力負担が軽減でき、かつ担当者ごとの表現のばらつきや不適切なアクションを防止することができる。また、Dispute管理のような「非定型」業務であっても、処理項目をコード化することでシステム化を行い安く易くすることができる。
図7は、Dispute照会画面140の一例を示す図である。日常取引の照会のためには、図下段の取組一覧画面150を表示させる。取組一覧画面150には、図示するように、Disputeが発生した案件には「*」がマークされており、例えば、その案件の「*」をクリックすると、詳細情報が図7上段のDispute照会画面140のような形式で表示される。Dispute発生案件だけを並べて表示したい場合は、取組一覧画面150の「Dispute」の文字をクリックする。特に図示してないが、Dispute発生から経過した日数に応じて、表示方法を変えて関係者の注意を引くようにしてもよい。所定の解決目標期日(例えば60日)に迫るにつれて表示される文字や図形情報の色を変化させる(例えば、「青色」→「黄色」→「赤色」)。既に述べたように、所定の期日を超過した場合には、それぞれのタイミングで担当者、関係者にはアラームのメール等が送信される。
図8、図9は、取引信頼度評価の表示画面の一例を示す図である。図8の例は、自社が輸出ファクタである場合を示し、図9の例では自社が輸入ファクタである場合を示している。取引信頼度評価の表示画面160の符号161の部分は、輸出者、輸入者、輸入ファクタを検索する範囲を示しており、各項目の下段の「*」は、すべての(自社が把握する)輸出者、輸入者、輸入ファクタを検索することを示す。特定の取引者のみを表示させることもできる。例えば、特定の輸出者が関係した取引のみを検索する場合には「*」の代わりにその輸出者コードを入力する。この場合、外部の個別評価システムと連動し、輸入者や海外ファクタをブランクにした場合には、その輸出者単独の個別評価が表示されるようにしてもよい。
図8の例では、輸出ファクタは自社であるので、自社の名称(SXBC)が自動的に表示されている。図3の実施形態の本システムにおいては、自社がファクタとなっている取引のみを取引信頼度評価DB34で管理しているので、ここでは自社以外を輸出ファクタとして指定することはできないが、図4で説明したグローバル取引信頼度評価DB203が利用できれば、自社以外が輸入ファクタとなっているデータも検索することができる。
画面160では、輸出者(a)、輸入者(b)、海外輸入ファクタ(c)が扱った取引を、輸出者(a)の順に並べたものである。ここでは説明を簡略化するため、輸出者(a)は、A社、B社、C社のみとし、輸入者(b)は、X社、Y社、Z社のみとする。また、輸入ファクタ(c)は、α銀行、β銀行、γ銀行のみとしている。取引信頼度を評価するための項目としては、取引回数、Dispute発生回数(または発生率)、Dispute発生理由が主なものであるが、ここでは、Disputeが発生した輸出者、輸入者間の原因の責任割合である「Dispute原因割合」も表示されている。各ライン(行)は、これらの項目の過去の取引の集計を表しており、例えば、行No.1では、A社、X社、α銀行の組み合わせで行なった取引が過去7件であり、Dispute発生はゼロであるが、この場合は、取引事例が所定の回数より低いため取引信頼度評価ランクは、評価不能(N/A;Not Applicable)となっていることを示す。
また、行No3.では、A社、Z社、γ銀行の組み合わせで過去2856回の取引が行なわれており、Disputeの発生回数が2(発生率0.07%であり、所定のルールで評価した結果、評価ランクが「C」と判定されたことを示している。また、行No.4,5,7については、取引回数が多く、Disputeの発生もゼロであるので、最高ランクの「A」が付いている。ただし、この例は最も単純な評価方法を適用した場合であり、一般的には、取引回数、Dispute発生回数(発生率)、Dispute発生理由の重大度、Disputeが発生した場合には、その解決に要した時間などの評価項目に対して、それぞれの重み係数を掛け、その総和で総合的に判断される。Dispute回数が例え1回でも、Dispute発生理由が悪質であるとか、解決まで異常に長期間要したような場合には評価ランクは低くなる。同じDispute発生理由であっても、解決結果・方法によって評価が変わるようにしてもよい。例えば、取引停止の場合と、商品取替え等によって解決した場合では評価が異なるようにする。また、本システムによる評価に加え、専門の評価者による補正も加えるようにしてもよいし、輸出入者自身の評価値(格付)を加味してもよい。取引信頼度評価の判定処理フローの例については後述の図10で説明する。
図9は、図8の場合と同じ会社(A社、B社、C社とX社、Y社、Z社)の組み合わせの取引において、取引信頼度評価の表示画面を輸入ファクタ側から見た図である。同じ会社の組み合わせであっても、輸入と輸出の立場が入れ替わるのでデータも図8の場合と異なる点に注意されたい。例えば、図8では最高ランクのB社、Y社間の取引であっても、輸出と輸入の立場が入れ替わると取引内容も変わるので評価も変わるのは当然である(点線で囲んだ図9の行No.5と、図8の行No.5参照)。このような評価データを取得できることは本システムの特徴の一つであり、個々の企業の個別信用評価では得られないものである。
図10は、Dispute取引評価部33が行う取引信頼度評価判定の処理フローを示す図である。このフローチャートでは、評価判定の手順をより詳しく説明する。まず、Dispute取引評価部33は、輸出者(a)、輸入者(b)の顧客番号の入力を受け付ける(ステップS10)。次にステップS11において、取引明細DB29より、(a)−(b)間の取引明細を抽出する。そしてステップS12において、海外ファクタ(c)を条件に加えるかどうかの評価者の選択を受け付ける。一般的には、海外ファクタは、FCIによって登録を認可された金融機関であるので、海外ファクタによって(a)−(b)間の取引信頼度が影響することは考えにくいが、例えば海外ファクタが途上国にあるような場合には、ステップS12で「Y」を指定して、(a)−(b)−(c)間の取引データに絞込むようにしてもよい(ステップS13)。
ステップS14において、(a)−(b)又は(a)−(b)−(c)間の取引が所定件数以下の場合は、評価ランクはN/Aとする(ステップS18)。ただし、取引件数がゼロの場合は、まったく初めての組み合わせの取引であるため、評価ランクは最低ランク(例えば、E;リスクあり)とする。ステップS14において,取引回数が所定件数以上の場合は、ステップS15に移り、過去にDisputeが発生したかどうかを判断する。Disputeが発生している場合にはステップS16に移り、Disputeがゼロの場合には、評価ランクは取引件数を所定の定数で割ることによって、評価ランクを決定する。例えば、取引件数を1000とし、所定の定数を100とすれば、評価ランクは、10段階中の最高値となる。所定の定数を200とすれば、評価ランクは10段階中の5番目となる。
ステップS16においては、評価項目とその重み係数を予め定めた評価テーブルから取得する。一例として、評価項目とその重み係数は以下のようになる。
X=Dispute件数/取引件数;重み係数α
Y=Dispute発生からの解決に要した日数;重み係数β
Z=Dispute理由の重要度;重み係数γ
Q=(a)の格付;重み係数δ
P=(b)の格付;重み係数ε
R=海外ファクタ(c)の格付;重み係数ζ
S=為替相場変動リスク;重み係数η
(為替相場の変動によって支払キャッシュフローの圧迫が想定されるため、これに起因した見せかけのDisputeの発生リスクを評価・勘案する項目)
T=カントリーリスク;重み係数θ
(輸出者・輸入者あるいは海外ファクタの所在国に応じたカントリーランクを元に、国別の与信リスクを評価・勘案する項目)
U=業界・業種リスク;重み係数τ
(輸出入取引の業界・業種トレンドによって、欠陥や瑕疵が発生する傾向を計数化して評価・勘案する項目)
V=Dispute解決結果・解決方法の評価値;重み係数ω
そして、ステップS17において各評価項目の値と重み係数を掛け合わせ、その総和を取ることで評価ランク(例えば10段階)を算出する。ステップS17、ステップS18、ステップS19それぞれの場合に判定した評価ランクは、専門の評価者(複数が望ましい)に送られ確認がなされる。評価者の確認がOKであれば(ステップS20;Y)、そのまま処理を終了する。評価者の確認がNGであれば(ステップS20;N)、評価者により評価ランクの調整を行なう。そして、最終的に判定された評価ランクは、各取引業者の組み合わせ毎に、取引信頼度評価DB34に格納される。得られた取引信頼度評価は、金融機関内の与信付与や今後の取引の参考情報としても活用される。また、海外ファクタにもFCI等を通じて開示されるようにしてもよい。
なお、本システムは、自身がファクタでもある金融機関の業務システムであるが、FCIのような業界団体のシステムとしても拡張可能である。その場合には、一金融機関からみた輸出入者(2社)と海外ファクタも加えた3社間の組み合わせに加え、自身を国内ファクタとして加えた4社間の組み合わせにも拡張可能となる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 EDI通信部
20 定型業務機能部
21 国内顧客登録部
22 海外顧客登録部
23 海外ファクタ登録部
24 国内顧客DB
25 海外顧客DB
26 海外ファクタDB
27 与信判定連携部
28 取引管理部
29 取引明細DB
30 Dispute機能部
31 Dispute管理部
32 Dispute管理DB
33 Dispute取引評価部
34 取引信頼度評価DB
50 専用ネットワーク
100 国際ファクタリング業務システム
110 Dispute登録画面
120 理由コードテーブル
130 アクションプラン・コードテーブル
140 Dispute照会画面
150 取組一覧画面
160,170 取引信頼度評価表示画面
200 FCI
201 EDIシステム
202 グローバルファクタ登録DB
203 グローバル取引信頼度評価DB
301,302,303・・・ 海外ファクタ
401,402,403・・・ 国内顧客
501,502,503・・・ 海外顧客

Claims (4)

  1. 輸出入取引において輸出者と輸入者の間に生じる商業的紛争であるDisputeを管理するためのDispute管理部を備えた国際ファクタリング業務システムであって、
    前記輸出入取引の相手先が契約する海外ファクタリング会社との通信手段を備え、
    前記Dispute管理部は、
    前記Disputeの発生通知を当事者である国内顧客または前記海外ファクタリング会社から受領し記憶手段に格納する発生通知受領手段と、
    前記Disputeの解決通知を前記国内顧客または前記海外ファクタリング会社から受領し前記記憶手段に格納する解決通知受領手段と
    記Disputeの発生から解決までの経緯情報を逐次取得し、前記記憶手段であるDispute管理DBに格納する手段と
    前記Dispute管理DBに格納された前記輸入者と前記輸出者との間の取引回数、Dispute発生回数、解決に要した期間、及びDispute発生理由を評価項目として、前記輸出者と前記輸入者の組み合わせごとに取引の信頼度を算出するDispute取引評価部と、を
    備えることを特徴とする国際ファクタリング業務システム。
  2. 前記Dispute取引評価部は、前記海外ファクタリング会社の信用度の情報を前記算出の際に前記組み合わせの要素に加えることを特徴とする請求項1に記載の国際ファクタリング業務システム。
  3. 前記Dispute管理部は、予め定義されたDispute発生理由コードテーブルとアクションプラン・コードテーブルを担当者の端末に表示し、前記Dispute発生理由ごとに関連づけられたアクションプランを前記担当者に選択させるアクションプラン入力手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の国際ファクタリング業務システム。
  4. 輸出入取引において輸出者と輸入者の間に生じる商業的紛争であるDisputeを管理するための金融機関のコンピュータシステムによるDispute管理方法であって、
    前記コンピュータシステムは、輸出入取引の相手先が契約する海外ファクタリング会社との通信手段を備え、
    前記コンピュータシステムが、
    前記Disputeの発生通知を当事者である国内顧客または前記海外ファクタリング会社から受領し記憶手段に格納するステップと、
    前記Disputeの解決通知を前記国内顧客または前記海外ファクタリング会社から受領し前記記憶手段に格納するステップと
    記Disputeの発生から解決までの経過情報を逐次取得し、前記記憶手段のDispute管理DBに格納するステップと
    前記Dispute管理DBに格納された前記輸入者と前記輸出者との間の取引回数、Dispute発生回数、解決に要した期間、及びDispute発生理由を評価項目として、前記輸出者と前記輸入者の組み合わせごとに取引の信頼度を算出するステップと、を
    実行することを特徴とするDispute管理方法。
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