JP5435390B1 - 給餌装置および給餌システム - Google Patents

給餌装置および給餌システム Download PDF

Info

Publication number
JP5435390B1
JP5435390B1 JP2012226381A JP2012226381A JP5435390B1 JP 5435390 B1 JP5435390 B1 JP 5435390B1 JP 2012226381 A JP2012226381 A JP 2012226381A JP 2012226381 A JP2012226381 A JP 2012226381A JP 5435390 B1 JP5435390 B1 JP 5435390B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
feeding
magnet
switch
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012226381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014076019A (ja
Inventor
悠二 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakajima Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Nakajima Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakajima Seisakusho Co Ltd filed Critical Nakajima Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2012226381A priority Critical patent/JP5435390B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5435390B1 publication Critical patent/JP5435390B1/ja
Publication of JP2014076019A publication Critical patent/JP2014076019A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Abstract

【課題】飼料検知の信頼性を高めた給餌技術を提供する。
【解決手段】給餌装置は、家畜に飼料を与える皿部と、皿部上方に設けられ、皿部に貯留された飼料を検知する検知部12とを備えている。検知部12は、給餌または給餌停止の制御を行うスイッチ13と、飼料からの押圧力を受けて作動する作動板14と、スイッチ13と作動板14の間に設けられ、飼料からスイッチ13を保護する保護壁15と、スイッチ13側に設けられた第1磁石16と、第1磁石と反発するように作動板14側に設けられた第2磁石17とを有する。第2磁石17が、作動板14の作動と共に第1磁石16に近接可能に設けられる。また、スイッチ13のオンオフ動作が、第1磁石16および第2磁石17の接離動で行われる。
【選択図】図6

Description

本発明は、給餌装置およびこれを備えた給餌システムに適用して有効な技術に関する。
畜産業において、例えば、飼料搬送路に設けられた複数の給餌装置を用い、雛から成鶏に至る成長段階に応じて異なる飼料を与え、ブロイラーを飼養するための給餌方法(ブロイラーの生産方法)が知られている。ブロイラーの生産方法に用いられる給餌装置に関する技術が、例えば、特開2003−92947号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2003−92947号公報
図13を参照して、本発明者が新たに見出した給餌装置の課題について説明する。図13は、本発明者が検討した給餌装置110を説明するための図であり、給餌装置110の要部断面を示す。また、図13では、1点鎖線の円で囲まれた部分を拡大して示している。
給餌装置110は、家畜に飼料を与える器となる皿部111と、皿部111上方に設けられ、皿部111に貯留された飼料を検知する検知部112と、飼料が導入される導入口118aおよび排出される排出口118bを有する本体部118(落下フード)とを備えている。皿部111の底に排出口118bが向くように、本体部118に皿部111が、図示しないガード部によって設けられている。また、本体部118の外周側に、検知部112が設けられている。
検知部112は、オンオフ動作するスイッチ113と、飼料からの押圧力を受けて、図13中、矢印で示す方向へ近接するように作動(変位)する作動板114とを有している。スイッチ113は、作動板114の作動によりオンオフ動作される。給餌装置110において、スイッチ113がオンのとき給餌され、スイッチ113がオフのとき給餌が停止される構成である。
スイッチ113は、例えば、マイクロスイッチのように、往復動するプランジャ113aと、プランジャ113aを押動するレバー113bとを有している。スイッチ113と作動板114との間の本体部118の壁115には、貫通穴115aが設けられている。この貫通穴115aを通過するように、折り曲げられたレバー113bの先端部が設けられている。このレバー113bの先端部は、作動板114と接して設けられている。
このような給餌装置110では、飼料搬送路で搬送されてきた飼料が、導入口118aから排出口118bへ本体部118の内部を介して供給され、皿部111へ貯留されていく。皿部111への飼料供給により皿部111へ飼料が貯留し、さらなる飼料供給により、本体部118の内部にまで飼料が達する(蓄積する)こととなる。
すると、それまで皿部111側の方向に向かっていた飼料が、本体部118の内部に蓄積されて作動板114を押す方向(図13中、矢印で示す方向)に向かう。このため、作動板114に接するレバー113bが変位し、レバー113bがプランジャ113bを押すこととなる。給餌装置110では、検知部112が本体部118の内部まで飼料が達するか否かを検知しており、それまでオンであったスイッチ113がオフとなることで飼料が達したことを検知して、給餌が停止される。
しかしながら、給餌と給餌停止とを繰り返すことで、例えば、貫通穴115a周辺のレバー113bの先端部に、残った飼料(飼料残り100a)が付着して固まり、レバー113bの動きがしぶくなり、あるいは動かなくなってしまうおそれがあることを本発明者は見出した。レバー113bが動かなくなれば、本体部118の内部に飼料が達しても、検知部112では飼料を検知していないことになってしまう。そして、飼料が検知できないと、場合によっては給餌を停止することができなくなってしまう。
本発明の目的は、飼料検知の信頼性を高めた給餌装置を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。本発明の一実施形態における給餌装置は、家畜に飼料を与える皿部と、前記皿部上方に設けられ、前記皿部に貯留された飼料を検知する検知部とを備え、前記検知部は、給餌または給餌停止の制御を行うスイッチと、飼料からの押圧力を受けて前記スイッチに近接するように作動する作動板と、前記スイッチと前記作動板との間に設けられ、飼料から前記スイッチを保護する保護壁と、前記スイッチに設けられた第1磁石と、前記第1磁石と反発するように前記作動板に設けられた第2磁石とを有し、前記第2磁石が、前記作動板の作動と共に前記第1磁石に接離動可能に設けられ、前記スイッチのオンオフ動作が、前記第1磁石および前記第2磁石の接離動で行われることを特徴とする。
これによれば、前記保護壁で飼料から前記スイッチを保護しながら、磁力を用いた前記検知部で飼料を検知することができる。
また、本発明の他の実施形態における給餌装置は、一方に飼料が導入される導入口と、他方に飼料が排出される排出口とを有する筒状の本体部と、前記皿部を吊り下げ支持して前記本体部に固定されるガード部とを備え、前記皿部が、前記本体部の排出口の下方に設けられ、前記本体部の外部には、前記本体部の長さ方向に複数の係止部が形成され、前記ガード部には、前記係止部に掛かる爪部が形成され、前記ガード部が、前記複数の係止部に前記爪部を掛けて前記本体部の長さ方向に位置調整して設けられることを特徴とする。
これによれば、前記皿部の内底部から所望の距離で前記検知部の位置を固定することができる。この距離を調整することで、前記検知部で飼料を検知する、飼料の貯留量を調整することができる。
また、本発明の他の実施形態における給餌装置は、前記作動板には、フラップ部が設けられていることを特徴とする。これによれば、作動板が飼料をより受けやすくなり、より作動し易くなる。
また、本発明の一実施形態における給餌システムは、前記給餌装置と、前記給餌装置に搬送路を通じて飼料を搬送する搬送部とを備え、前記検知部と前記搬送部とは、結線されており、前記検知部の飼料検知によって、前記搬送部による飼料の搬送を停止させることを特徴とする。これによれば、前記給餌装置への飼料供給を停止することができる。
また、本発明の他の実施形態における給餌システムは、飼料を貯蔵する貯蔵部を備え、前記搬送路の一端側に前記貯蔵部が設けられ、前記搬送路の他端側に前記給餌装置が設けられ、前記貯蔵部から前記搬送路を通じて前記給餌装置まで飼料が搬送されることを特徴とする。これによれば、前記搬送路すべてに飼料が行き渡った後に、飼料供給を停止することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、飼料検知の信頼性を高めた給餌装置を提供することができる。
本発明の実施形態における給餌システムの概略構成図である。 本発明の実施形態における給餌装置の斜視図である。 図2に示すA−A線に対応する給餌装置の断面図である。 図3に示すB−B線に対応する給餌装置の断面図である。 図3に示すC−C線に対応する給餌装置の断面図である。 図4に示す給餌装置の要部拡大図である。 一部を取り外した図2に示す給餌装置の斜視図である。 本発明の実施形態における拡散部の斜視図である。 本発明の実施形態におけるスイッチ収納ケースの斜視図である。 本発明の実施形態における作動板の斜視図である。 本発明の実施形態における給餌装置の動作を説明するための図である。 図11に続く給餌装置の動作を説明するための図である。 本発明者が検討した給餌装置を説明するための図である。
以下の本発明に係る実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
まず、本発明の実施形態における家畜(例えば、鶏、豚など)のための給餌システム20について、図面を参照して説明する。図1に給餌システム20の概略構成を示す。この給餌システム20は、飼料検知機能のある給餌装置10と、給餌装置10に搬送路21を通じて飼料を搬送する搬送部22と、飼料を貯蔵する貯蔵部23と、飼料検知機能のない給餌装置30とを備えている。飼料検知機能のある給餌装置10と搬送部22とは結線されており、給餌システム20では、給餌装置10で飼料を検知したときに、搬送部22を停止し、給餌装置10、30からの給餌を停止する構成となっている。
搬送部22は、例えば、パイプで構成される搬送路21と、搬送路21内に設けられたスクリューコンベア31と、スクリューコンベア31を回転駆動するモータ32とを備えて構成されている。また、貯蔵部23は、例えば、ホッパーで構成されている。また、給餌装置10、30は、器となる皿部11、11Aから家畜に飼料を与える(給餌する)機能を有して構成されている。このうち、給餌装置10は、さらに飼料検知機能を有して構成されている。この飼料検知機能については後述するが、給餌装置10の皿部11に所定量の飼料が貯留(蓄積)されたことを検知する機能である。
図1に示すように、給餌システム20では、搬送路21の一端側(上流側)に搬送路21と連通する貯蔵部23が設けられ、搬送路21の他端側(下流側)に搬送路21と連通する給餌装置10が設けられている。また、貯蔵部23と給餌装置10との間の、搬送路21の中途に搬送路21と連通する複数の給餌装置30が設けられている。また、搬送路21の他端側にモータ32が設けられている。このモータ32は、ドライブシャフト(図示せず)を介して搬送路21内で延びるスクリューコンベア31と連結されている。なお、モータ32を搬送路21の一端側に設けて、スクリューコンベア31と連結することもできる。
ここで、給餌システム20の動作の一例について説明する。貯蔵部23に飼料が貯蔵された状態において、モータ32を駆動し、スクリューコンベア31を回転させる。これにより、搬送路21の一端側から他端側へと、飼料が搬送されていく。搬送路21では貯蔵部23に最も近い上流の給餌装置30から最も下流の給餌装置10まで飼料が搬送され、供給装置10、30へ飼料が供給される。
供給装置10で飼料の貯留(蓄積)が所定量に達すると、飼料を検知したこととなり、飼料検知機能によって、搬送部22(モータ32)の動作が停止される。したがって、給餌システム20では、搬送路21のすべてに飼料が行き渡った後に、飼料搬送を停止し、給餌装置30および給餌装置10への飼料供給を停止することができる。
次に、本発明の実施形態における給餌装置10について、図面を参照して説明する。図2に斜視による給餌装置10を示す。また、図3に図2のA−A線に対応する給餌装置10の断面、図4に図3のB−B線に対応する給餌装置の断面、図5に図3のC−C線に対応する給餌装置10の断面を示す。また、図6に図4の給餌装置10の要部(検知部12)を拡大して示す。また、図7に斜視による一部(アダプタ部34など)を取り外した給餌装置10を示す。
給餌装置10は、家畜に飼料を与える器となる皿部11と、皿部11に貯留された飼料を検知する検知部12(飼料検知機能)とを備えている。また、給餌装置10は、組立基部となる本体部18と、家畜から本体部18をガードするガード部33と、搬送部22(搬送路21)と連結されるアダプタ部34とを備えている。これら皿部11、検知部12、ガード部33およびアダプタ部34などが、本体部18に組み付けられる。
図3に示すように、アダプタ部34には、搬送路21であるパイプを固定穴35a(貫通穴)で固定するためのパイプ固定部35が設けられている。また、アダプタ部34には、搬送路21の他端でモータ32を固定するためのフランジ部36が設けられている。このフランジ部36の中央部には、貫通穴36aが形成されており、モータ32のドライブシャフト(図示せず)が貫通穴36aを通過して設けられる。
そして、アダプタ部34の内部34aには空間領域が形成されており、この空間領域が搬送路21に形成されている開口部と連通する。アダプタ部34の本体部18側では、内部34aが開口されているため、搬送路21から搬送されてきた飼料がアダプタ部34の内部34aを介して本体部18に供給されることとなる。
本体部18は、図3に示すように、一方(上方)に飼料が導入される導入口18a(開口部)と、他方(下方)に飼料が排出される排出口18b(開口部)とを有する筒状体で構成されている。この排出口18b(本体部18)の下方には、器となる皿部11が設けられている。このため、搬送部22で搬送された飼料が、導入口18aから本体部18内に導入され、筒状の本体部18内を通過して、排出口18bから排出されて、皿部11上に貯留される作用が得られる。なお、本体部18の内部とアダプタ部34の内部34aとは連通されており、搬送路21から皿部11への飼料供給における筒状体(供給部)として、アダプタ部34は本体部18の一部とみなすこともできる。
本体部18の下方の皿部11は、皿部11の外周部(縁部)側の内底部11aが、家畜に飼料を与えるために露出して設けられている。また、皿部11の中央部が上方へ突起する突起部11bに形成され、この突起部11bが本体部18の内部に進入するように設けられている。そして、皿部11は、この突起部11bを覆う拡散部40を有している。
図8に拡散部40を斜視によって示す。拡散部40の内部40aには、空間領域が形成されている。この内部40aを形成するために、拡散部40は、拡散部40の外壁を構成する下部40bおよび傾斜する屋根を構成する上部40cを有している。拡散部40の底部側では、内部40aが開口されており、この内部40aに突起部11bが進入することとなる。
このような拡散部40を設けることで、導入口18aから本体部18内に導入された飼料が拡散部40の上部40cに衝突し、上部40cの傾斜面に沿って所望方向に飼料が分配されながら排出口18bから排出される作用が生じる。したがって、排出口18bから排出される飼料が皿部11の内底部11aに均等に分配されて貯留される効果が得られる。なお、突起部11b自体が内底部11aに均等に飼料を分配できるような形状であれば、皿部11に拡散部40を設けなくともよい。
検知部12は、図6に示すように、スイッチ13と、スイッチ13を収納するケース41と、スイッチ13に設けられた第1磁石16と、作動板14と、作動板14に設けられた第2磁石17とを有して構成されている。この検知部12は、図3、図4に示すように、本体部18の内部に設けられている。
一対の第1磁石16および第2磁石17は、互いが対向した際に反発力が強くなる(作用する)ものである。第1磁石16および第2磁石17には、例えば、ネオジム磁石などの永久磁石を用いることができる。
スイッチ13は、作動板14の作動によりオンオフ動作されるものである。給餌装置10(給餌システム20)では、スイッチ13がオンのとき家畜に対して給餌され、スイッチ13がオフのとき給餌が停止される構成となる。
例えば、スイッチ13には、マイクロスイッチを用いることができる。このスイッチ13は、例えば、往復動するプランジャ13aと、プランジャ13aを押動するレバー13bと、端子13c、13d、13eとを有している。このようなスイッチ13では、レバー13bの先端部に、第1磁石16が設けられている。また、端子13c、13d、13eは、例えば、共通端子、NC(Normally Close)端子、NO(Normally Open)端子であり、ケーブル端子42(図2参照)と電気的に接続されている。このケーブル端子42を介して、検知部12と搬送部22(図1参照)とが結線される。
スイッチ13では、例えば、NC端子を使用し、飼料搬送時において作動板14の自重による圧力でNC端子をクローズしている(スイッチ13がオン状態である。)。また、検知部12の作動板14まで飼料が到達し、作動板14が押圧される(押し込まれる)と、NC端子がオープンする(スイッチ13がオフ状態である。)。なお、スイッチ13がオン状態のときは、スイッチ13とモータ32とは電気的に接続され、他方、スイッチ13がオフ状態のときは、スイッチ13とモータ32とは非接続となり、モータ32が停止する。
図9にスイッチ13を収納するケース41を斜視によって示す。ケース41は、内部でスイッチ13がネジ止めされ、スイッチ13を飼料から保護するものとなる。また、ケース41には開口部が形成されており、この開口部にブッシング43が設けられている。ブッシング43の貫通穴から端子13c、13d、13eのケーブルが、ケース41内部から取り出されて、ケーブル端子42を構成する。
作動板14は、飼料からの押圧力を受けてスイッチ13へ近接するように作動するものである。給餌装置10では、第2磁石17が、作動板14の作動と共に第1磁石16に近接可能に設けられる。図10に作動板14を斜視によって示す。
この作動板14は、例えば、一枚のステンレス鋼から加工形成され、飼料を受け止める平面部14aと、回転軸44が設けられる一対の軸受け部14bと、飼料を受け止め易くする一対のフラップ部14c(側壁部)とを有している。本体部18で軸支された回転軸44によって、作動板14が回動するように設けられる。このような作動板14において、スイッチ13側のフラップ部14cに、第2磁石17が設けられる。なお、図10では、第2磁石17が取り付けられる取り付け位置L2を示している。
作動板14は、軸受け部14bで回転軸44によって作動(回動)し、平面部14aおよびこれを補助するフラップ部14cによってより作動し易い構成となっている。なお、ケース41には、作動板14の作動を規制するストッパ41aが設けられている。
ここで、検知部12では、ケース41を構成する外壁が、スイッチ13と作動板14との間に設けられ、飼料からスイッチ13(特に、プランジャ13aやレバー13bの可動)を保護する保護壁15となっている(図6参照)。この保護壁15は、飼料を遮るものであって磁界を遮るものではないため、第1磁石16と第2磁石17との間に保護壁15が設けられていても、第1磁石16と第2磁石17とが対向するように近接した際、反発力が強くなり、互いが反発し合うこととなる。他方、第1磁石16と第2磁石17とが離隔するにつれ、反発力が弱くなる。
互いが近接(対向)して、第2磁石17に対して第1磁石16が反発すると、レバー13bを介してプランジャ13aが押動される。すなわち、スイッチ13がオンからオフの状態となる。一方、互いが離隔して、第1磁石16と第2磁石17の反発力が弱まると、プランジャ13aが解除される。すなわち、スイッチ13がオフからオンの状態となる。このように、検知部12では、保護壁15によって保護されたスイッチ13のオンオフ動作が、第1磁石16と第2磁石17の接離動で行われる。この検知部12によれば、保護壁15で飼料からスイッチ13を保護しながら、磁力を用いた検知部12で飼料を検知することができる。したがって、飼料検知の信頼性を高めた給餌装置10を提供することができる。
ところで、ガード部33は、家畜から本体部18をガードするために設けられると共に、本体部18に皿部11を固定(支持)するために設けられている(図4参照)。このガード部33は、筒状の上部係合部33aと、環状の下部係合部33bと、上部係合部33aと下部係合部33bとを連結する複数のアーム部33cとを有して構成されている。上部係合部33aは、本体部18を囲繞するように設けられている。この上部係合部33aには内部に突き出る爪部33dが形成されており(図5参照)、本体部18の外部に形成されている係止部18cと係合する。また、下部係合部33bは、皿部11の縁部を覆うように設けられている(図3参照)。この下部係合部33bには貫通する係止部33eが形成されており、皿部11の縁部に形成されている爪部11cと係合する。
本体部18の係止部18cは、図5に示すように、本体部18の高さ方向に複数形成されている。このため、所望の係止部18cに対して爪部33dを係合させることで、調整高さHaの範囲内で位置調整して設けることができる。すなわち、給餌装置10の高さを調整することができる。例えば、搬送路21に設けられる複数の給餌装置30の高さに合わせて、給餌装置10の高さを調整することもできる。
また、皿部11の内底部11aから固定された高さHfおよび調整高さHaの範囲で、検知部12を調整して設けることができる。すなわち、皿部11の内底部11aから所望の距離で検知部12の位置を固定することができる。この距離を調整することで、検知部12で飼料を検知する、飼料の貯留量を調整することができる。
次に、給餌装置10の動作について、図面を参照して説明する。図11および図12は、給餌装置10の動作を説明するための図である。なお、説明を明解にするために、図11、図12では、作動板14の回転軸44の中心位置O、第1磁石16がスイッチ13に取り付けられている取り付け位置L1、第2磁石17が作動板14に取り付けられている取り付け位置L2を示している。
図11に示すように、皿部11が空のときのような、検知部12が飼料100を検知していない状態では、線分O−L1と線分O−L2との所定の角度θをもって、第1磁石16と第2磁石17とが離隔している。回動可能な作動板14に設けられている第2磁石17は、作動板14の重心と回転軸44の位置関係により自重のみでも、ある程度の角度を保持するが、第1磁石16と第2磁石17との反発力によって遮られてしまう。このため、線分O−L1と、線分O−L2との間で所定の角度θで第1磁石16と第2磁石17とが離隔するように、作動板14が傾斜した状態で保持されることとなる。
検知部12が飼料を検知していない通常の状態(スイッチ13がNC)では、搬送部22(スクリューコンベア31、モータ32)が作動し、飼料100が搬送される。図11の白抜き矢印で示すように、搬送部22から飼料が供給された給餌装置10では、本体部18の内部を通過して、皿部11に飼料100が貯留し始める。
続いて、図12に示すように、さらなる飼料供給により、本体部18の内部にまで飼料100が達する(蓄積する)。給餌装置10では、本体部18に設けられている検知部12のスイッチ13を保護壁15(ケース41)によって保護しているため、飼料100がスイッチ13の可動に不具合を与えることを防止している。このため、仮に飼料残りが本体部18にあったとしても、スイッチ13が正常に作動することとなる。
そして、飼料100が作動板14に接して押圧力を及ぼし始めると、作動板14(第2磁石17)は、作動板14の作動(回動)と共に第1磁石16に近接していき、最終的に線分O−L1と線分O−L2とが一致するように、ストッパ41aで停止する。このとき、第1磁石16と第2磁石17とが最も近接して対向し(図6参照)、第2磁石17に対して第1磁石16が反発し、レバー13bを介してプランジャ13aが押動される。すなわち、スイッチ13がオンからオフの状態となり、検知部12が飼料100を検知したこととなる。
検知部12が飼料100を検知することで、給餌システム20においては、すべての給餌装置10、30に所定量の飼料100が貯留したことになって、搬送部22(スクリューコンベア31、モータ32)の動作が停止される。すなわち、給餌システム20における給餌装置10、30からの給餌が停止されることとなる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、代表的なものの新規な特徴およびこれによって得られる作用、効果を簡単に説明すれば、次のとおりである。
給餌装置10は、家畜に飼料を与える器となる皿部11と、皿部11上方に設けられ、皿部11に貯留された飼料を検知する検知部12とを備えている。検知部12は、オンオフ動作するスイッチ13と、飼料からの押圧力を受けてスイッチ13に近接するように作動する作動板14と、スイッチ13と作動板14の間に設けられ、飼料からスイッチ13を保護する保護壁15と、スイッチ13に設けられた第1磁石16と、第1磁石16と反発するように作動板14に設けられた第2磁石17とを有する。第2磁石17が、作動板14の作動と共に第1磁石16に接離動可能に設けられる。また、スイッチ13のオンオフ動作が、第1磁石16および第2磁石17の接離動で行われる。
これによれば、保護壁15で飼料からスイッチ13を保護しながら、磁力を用いた検知部12で飼料を検知することができる。すなわち、飼料検知の信頼性を高めることができる。
さらに、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態では、本体部18の内部に検知部12を設けた場合について説明した。これに限らず、本体部18とこれを囲繞するガード部33の上部係合部33aとの距離をとり、本体部18の外部に検知部12を設けたり、上部係合部33aの内部に検知部12を設けたりすることもできる。
また、前記実施形態では、作動板14にフラップ部14cを設けた場合について説明した。これに限らず、作動板14のフラップ部14cを省略することもできる。なお、フラップ部14cを省略した場合、第2磁石17を平面部14aの側面側に設けて、検知部12を構成することが考えられる。
また、前記実施形態では、検知部12の飼料検知(スイッチ13のオフ)により搬送部22を停止させる場合について説明した。これに限らず、例えば、本体部18の導入口18aを開閉するシャッタ部を給餌装置10に設け、検知部12の飼料検知により前記シャッタ部を閉じて、給餌を停止する構成とすることもできる。また、例えば、表示部やアラームを給餌装置10に設け、検知部12の飼料検知により警告表示や発報をすることで、作業者に給餌の停止を行わせることもできる。
また、前記実施形態では、搬送路21の他端側のみに給餌装置10を設けた場合について説明した。これに限らず、搬送路21の中途にも給餌装置10を設けることもできる。
また、前記実施形態では、搬送路21の一端側に貯蔵部23を設けた場合について説明した。これに限らず、搬送路21の中途部に貯蔵部23を設けることもできる。この場合、搬送部22が搬送路21の一端側および他端側へ交互に飼料を搬送する構成となるように、モータ32を正逆回転させることが考えられる。
10 給餌装置
11 皿部
12 検知部
13 スイッチ
14 作動板
15 保護壁
16 第1磁石
17 第2磁石

Claims (5)

  1. 家畜に飼料を与える皿部と、
    前記皿部上方に設けられ、前記皿部に貯留された飼料を検知する検知部とを備え、
    前記検知部は、
    給餌または給餌停止の制御を行うスイッチと、
    飼料からの押圧力を受けて前記スイッチに近接するように作動する作動板と、
    前記スイッチと前記作動板との間に設けられ、飼料から前記スイッチを保護する保護壁と、
    前記スイッチに設けられた第1磁石と、
    前記第1磁石と反発するように前記作動板に設けられた第2磁石とを有し、
    前記第2磁石が、前記作動板の作動と共に前記第1磁石に接離動可能に設けられ、
    前記スイッチのオンオフ動作が、前記第1磁石および前記第2磁石の接離動で行われることを特徴とする給餌装置。
  2. 請求項1記載の給餌装置において、
    一方に飼料が導入される導入口と、他方に飼料が排出される排出口とを有する筒状の本体部と、
    前記皿部を吊り下げ支持して前記本体部に固定されるガード部とを備え、
    前記皿部が、前記本体部の排出口の下方に設けられ、
    前記本体部の外部には、前記本体部の長さ方向に複数の係止部が形成され、
    前記ガード部には、前記係止部に掛かる爪部が形成され、
    前記ガード部が、前記複数の係止部に前記爪部を掛けて前記本体部の長さ方向に位置調整して設けられることを特徴とする給餌装置。
  3. 請求項1または2記載の給餌装置において、
    前記作動板には、フラップ部が設けられていることを特徴とする給餌装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の給餌装置と、
    前記給餌装置に搬送路を通じて飼料を搬送する搬送部とを備え、
    前記検知部と前記搬送部とは、結線されており、
    前記検知部の飼料検知によって、前記搬送部による飼料の搬送を停止させることを特徴とする給餌システム。
  5. 請求項4記載の給餌システムにおいて、
    飼料を貯蔵する貯蔵部を備え、
    前記搬送路の一端側に前記貯蔵部が設けられ、前記搬送路の他端側に前記給餌装置が設けられ、
    前記貯蔵部から前記搬送路を通じて前記給餌装置まで飼料が搬送されることを特徴とする給餌システム。
JP2012226381A 2012-10-11 2012-10-11 給餌装置および給餌システム Active JP5435390B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012226381A JP5435390B1 (ja) 2012-10-11 2012-10-11 給餌装置および給餌システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012226381A JP5435390B1 (ja) 2012-10-11 2012-10-11 給餌装置および給餌システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5435390B1 true JP5435390B1 (ja) 2014-03-05
JP2014076019A JP2014076019A (ja) 2014-05-01

Family

ID=50396630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012226381A Active JP5435390B1 (ja) 2012-10-11 2012-10-11 給餌装置および給餌システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5435390B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014076019A (ja) 2014-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101873792B (zh) 工件插入机构以及工件插入方法
US11802008B2 (en) Cross-conveyor sorter with clearing apparatus, and method for removing items misplaced on a cross-conveyor sorter
CN101356093A (zh) 用于装填容器的方法和装置
CN103826774A (zh) 用于供给结合元件的方法和设备
US20220153527A1 (en) Apparatus for processing food products
KR102565285B1 (ko) 물품 반송 설비
JP5435390B1 (ja) 給餌装置および給餌システム
US10294043B2 (en) Screw denester with trigger plate
JP5069456B2 (ja) 整列供給装置
JP5505892B2 (ja) 給餌装置および給餌システム
JP5505891B2 (ja) 給餌装置および給餌システム
JP4694212B2 (ja) 物流用棚装置
JP5435391B1 (ja) 給餌装置および給餌システム
US8468971B2 (en) Safety switch device for rotary milking parlor
JP2014076022A (ja) 給餌装置および給餌システム
JP7387210B2 (ja) 粉粒体供給装置
US11937569B2 (en) Apparatus for dispensing bedding inside of breeding cages for use in pharmaceutical preclinical research centres, and method of using said apparatus
US10358277B2 (en) Storage system and method for storing material
CN105209360A (zh) 送料器
CN211129546U (zh) 药物投放装置
KR101999168B1 (ko) 안정적 지중배전라인 연결을 위한 지중배전선 지지장치
JP4804834B2 (ja) 物流用棚装置
WO2023007004A1 (en) Hopper for collecting and dispensing discrete medicaments, outlet valve, dispensing device comprising said hopper and method
EP3260400A1 (en) A vacuum system adapted to be used as a vacuum source for at least one gripper device
KR101424446B1 (ko) 벨트 컨베이어용 슈트

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5435390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250