JP5435173B2 - サービスレベル項目管理システム、サービスレベル項目管理方法およびプログラム - Google Patents

サービスレベル項目管理システム、サービスレベル項目管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザにサービスを提供する環境をデータセンタで構築する際に用いるサービスレベル項目(SLO:Service Level Objective )を管理するサービスレベル項目管理システム、サービスレベル項目管理方法およびサービスレベル項目管理プログラムに関する。
データセンタがIaaS(Infrastructure as a Service )やPaaS(Platform as a Service )等のサービスを提供することが、特許文献1に記載されている。
また、データセンタがユーザにサービスを提供する場合、データセンタの管理者とユーザとの間でサービスレベルアグリーメント(Service Level Agreement ,以下、SLAと記す。)が定められる。SLAは、コンピュータシステムによるサービスの品質や内容に関する取り決めである。また、サービスレベル項目(SLO:Service Level Objective )とは、SLAを達成するために目標値が設定される項目である。以下、サービスレベル項目をSLOと記す場合がある。
一般に、データセンタがユーザにサービスを提供するシステムを構築する場合、そのシステムでSLAを維持できるか否かを、人手で確認したり、あるいは、支援システム等を利用して確認したりしている。
特開2011−18167号公報(段落0084)
ユーザが、サービスの提供を受ける際、種々のSLOに対して要求値を指定し、その要求値を満足するSLO群や、その要求値をできるだけ満足するSLO群を、ユーザが選択可能な候補としてデータセンタからユーザに提示できることが好ましい。
そこで、本発明は、所望の各SLOに対する要求値をユーザから受け付け、その要求値を満足するSLO群や、その要求値をできるだけ満足するSLO群を、ユーザが選択可能な候補として提示し、ユーザに候補の選択を促すことにより、ユーザにサービスを提供するために構築するシステムにおけるSLOおよびその値を定めることができるサービスレベル項目管理システム、サービスレベル項目管理方法およびサービスレベル項目管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるサービスレベル項目管理システムは、データセンタの管理者から、管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値がデータセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件とが入力されるサービスレベル項目情報入力手段と、管理者から、サービスレベル項目情報入力手段にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、そのサービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、その各サービスレベル項目に対して管理者が定める目標値と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名とが入力されるグループ情報入力手段と、データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、サービスレベル項目情報入力手段にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、そのサービスレベル項目に対してユーザが要求する要求値とを受信するユーザ要求受信手段と、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、度合の高い複数の組合せを特定する組合せ特定手段と、組合せ特定手段によって特定されたサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報をユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報をユーザ端末から受信する組合せ提示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明によるサービスレベル項目管理方法は、サービスレベル項目情報入力手段が、データセンタの管理者から、管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値がデータセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件の入力を受け付け、グループ情報入力手段が、管理者から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、そのサービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、その各サービスレベル項目に対して管理者が定める目標値と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力を受け付け、ユーザ要求受信手段が、データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、そのサービスレベル項目に対してユーザが要求する要求値とを受信し、組合せ特定手段が、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、度合の高い複数の組合せを特定し、組合せ提示手段が、特定したサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報をユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報をユーザ端末から受信することを特徴とする。
また、本発明によるサービスレベル項目管理プログラムは、コンピュータに、データセンタの管理者から、管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値がデータセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件の入力を受け付けるサービスレベル項目情報入力処理、管理者から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、そのサービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、その各サービスレベル項目に対して管理者が定める目標値と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力を受け付けるグループ情報入力処理、データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、そのサービスレベル項目に対してユーザが要求する要求値とを受信するユーザ要求受信処理、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、度合の高い複数の組合せを特定する組合せ特定処理、および、組合せ特定処理で特定したサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報をユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報をユーザ端末から受信する組合せ提示処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、所望の各SLOに対する要求値をユーザから受け付け、その要求値を満足するSLO群や、その要求値をできるだけ満足するSLO群を、ユーザが選択可能な候補として提示し、ユーザに候補の選択を促すことにより、ユーザにサービスを提供するために構築するシステムにおけるSLOおよびその値を定めることができる。
SLOグループの階層の例を示す模式図である。 本発明のSLO管理システムの構成例を示す説明図である。 提供SLO設定画面の例を示す説明図である。 SLOグループ設定画面の例を示す説明図である。 提供SLO設定画面20を介して設定された提供SLOの例を示す説明図である。 SLOグループ設定画面30を介して設定されたSLOグループ、およびその階層の例を示す説明図である。 要求値入力画面の例を示す説明図である。 ユーザに指定されたSLOおよびその要求値の一覧画面の例を示す説明図である。 SLO比較装置8が特定したSLOグループの組合せの表示画面の例を示す説明図である。 SLO管理システムがユーザにサービスを提供する環境を構築するまでの動作の例を示すフローチャートである。 ステップS4の処理経過の例を示すフローチャートである。 VMの運用状況に応じたSLOを算出する動作の例を示すフローチャートである。 管理者の記述とプラットフォームに応じた出力との対応関係の一例を示す説明図である。 運用時におけるSLOの表示画面の例を示す説明図である。 本発明の最小構成の例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
まず、本発明の概略について説明する。本発明が適用されるデータセンタでは、ユーザにサービスを提供するためのサーバが、区画毎に分類されて配置されている。サーバには、VM(Virtual Machine )が構築され、VMがユーザにサービスを提供する。個々のサーバは性能に応じた区画に分類される。例えば、第1区画には、性能のよいサーバ群(換言すれば、高品質のサービスを提供できるサーバ群)が配置される。そして、第2区画には、第1区画よりも性能の低いサーバ群が配置され、さらに、第3区画には、第2区画よりも性能の低いサーバ群が配置される。なお、区画の数は、特に限定されない。
また、データセンタの区画内に構築されたVMは、例えば、IaaSやPaaS等のサービスをユーザに提供する。
本発明では、データセンタの管理者(以下、単に管理者と記す。)が、ユーザが選択可能なSLOとなる項目、およびそのSLOの値(目標値)を定める。ユーザが選択可能なSLOとして管理者によって定められるSLOを、以下、「提供SLO」と記す。
また、管理者は、データセンタの区画毎に提供SLOやその値を定める。このとき、管理者は各区画で共通の提供SLOを定めてもよく、また、特定の区画のみで適用される提供SLOを定めてもよい。
また、管理者は、個々の区画において、目標値を定めた提供SLOのグループを作成する。目標値が定められた提供SLOのグループを、以下、「SLOグループ」と記す。ある1つの区画に着目した場合、その区画内で定められるSLOグループの数は1つとは限らない。管理者が、ある1つの区画において複数のSLOグループを定める場合、それらのSLOグループの階層も定める。すなわち、管理者は、SLOグループ間の上位・下位の階層関係を定める。このとき、管理者は、例えば、下位のSLOグループにおける提供SLOの値が満たされれば、その上位のSLOグループにおける提供SLOの値も満たされるという関係が成り立つように、SLOグループの階層を定めればよい。なお、1つのSLOグループは、複数のSLOグループの上位のグループとして指定されていてもよい。また、1つのSLOグループが複数のSLOグループの下位のグループになっていてもよい。
図1は、SLOグループの階層の例を示す模式図である。図1では、5つのSLOグループG1〜G5を例示している。図1においてSLOグループ内に示したSLO1〜5は、提供SLOに該当し、SLOグループ内に示した括弧書きは、その提供SLOに対して管理者が定めた目標値を表している。図1に示す例では、左側のSLOグループほど上位のグループに該当し、右側のSLOグループほど下位のグループに該当する。すなわち、SLOグループG1が最上位のグループであり、SLOグループG2,G3は、いずれもSLOグループG1を上位のグループとしている。また、SLOグループG4,G5は、いずれも2つのSLOグループG2,G3をそれぞれ上位のグループとしている。
また、互いに異なるSLOグループにおいて、提供SLOとなる項目が共通であって、その提供SLOに対して定められた値(目標値)が異なっていてもよい。例えば、図1に示す例では、提供SLOであるSLO2およびSLO3は、SLOグループG2,G3において共通であるが、SLO2およびSLO3対して定められた値は、SLOグループG2,G3で異なっている。このように、SLOグループG2,G3が定められていてもよい。
本発明のサービスレベル項目管理システム(以下、SLO管理システムと記す。)は、管理者が提供SLOや提供SLOの値を定めたり、SLOグループやSLOグループの階層を定めたりすることを支援する。
また、管理者がSLOグループの階層関係を定めた場合、最上位のSLOグループから最下位のSLOグループに至るまでのSLOグループの組合せも定まる。例えば、図1に例示する階層では、最上位のSLOグループG1から最下位のSLOグループG4に至るまでのSLOグループの組合せとして、「G1,G2,G4」という組合せおよび「G1,G3,G4」という組合せが得られる。また、同様に、最上位のSLOグループG1から最下位のSLOグループG5に至るまでのSLOグループの組合せとして、「G1,G2,G5」という組合せおよび「G1,G3,G5」という組合せが得られる。
なお、図1に示す例において、例えば、SLOグループG2,G3には階層関係がないので、G2,G3が同じ組合せに属することはない。同様に、SLOグループG4,G5に関しても階層関係がないので、G4,G5が同じ組合せに属することはない。
本発明のSLO管理システムは、サービスの提供を受けるユーザから、管理者に定められた提供SLOに対する要求値を指定される。ユーザが提供SLOに対して要求する要求値は、管理者がその提供SLOに対して定めた値と異なっていてもよい。また、ユーザは、管理者が定めた各提供SLOのうち、少なくとも一部の提供SLOに対して要求値を指定すればよい。
本発明のSLO管理システムは、管理者によって階層が定められたSLOグループにおける最上位のSLOグループから最下位のSLOグループに至るまでのSLOグループの各組合せのうち、ユーザによって指定された提供SLOに対する要求値を満たしている度合の高い組合せを複数特定し、そのSLOグループの組合せをそれぞれユーザに提示する。そして、本発明のSLO管理システムは、その複数の組合せのなから1つの組合せをユーザに選択させる。本発明のSLO管理システムは、ユーザに選択されたSLOグループの組合せにおいて規定された提供SLOの値(管理者が定めた目標値)を実現するVMを、そのSLOグループが定められた区画のサーバ上に構築する。
また、本発明のSLO管理システムは、VMがユーザにサービスの提供を開始した後、提供SLOの値をVMの運用状況に基づいて算出し、その値をユーザに提示してもよい。本実施形態では、SLO管理システムが、VMを構築するだけでなく、VMの運用時に、提供SLOの値を算出し、ユーザに提示する動作も行う場合を例にして説明する。
すなわち、本実施の形態の動作は、大きく、データセンタのサーバにVMを構築するまでの動作と、VMの運用時に提供SLOの値を運用状況に基づいて算出してユーザに提示する動作とに分けられる。
以下、本発明のSLO管理システムの構成例を説明する。図2は、本発明のSLO管理システムの構成例を示す説明図である。図2では、SLO管理システムの各要素がデータセンタ1内に配置されている場合を例示している。
本発明のSLO管理システムは、管理者端末2と、画面表示装置6と、SLO管理装置7と、SLO比較装置8と、利用者管理装置9と、プロビジョニング装置10とを備える。
さらに、本発明のSLO管理システムは、データセンタ1内の区画毎に運用管理装置11と、SLO算出装置12と、SLO記憶装置13とを備える。図2では、区画Aに対応する運用管理装置11、SLO算出装置12およびSLO記憶装置13を図示しているが、他の区画B〜Nに関しても、それぞれ、運用管理装置11、SLO算出装置12およびSLO記憶装置13が設けられる。なお、図2では、区画A〜Nを示しているが、データセンタ内の区画数は特に限定されない。
また、各区画にはVMが構築されるサーバ群が配置されているが、各区画のサーバ群の図示は省略している。
管理者端末2は、管理者が使用する端末であり、画面を表示する表示部3と、管理者に操作される操作部(例えば、キーボード等の入力デバイス。図示略。)を有する。管理者端末2は、管理者の操作により、画面表示装置6に対してインタフェース画面の画面情報を要求し、画面表示装置6から与えられる画面情報に基づいて、インタフェース画面を表示部3に表示する。例えば、管理者端末2は、提供SLOを定めるためのインタフェース画面や、その提供SLOに対して定める目標値を入力したり、SLOグループを定めたりするためのインタフェース画面を表示部3に表示する。
また、本発明のSLO管理システムは、ユーザが使用するユーザ端末4(図2参照)との間で通信を行い、ユーザ端末4はインタフェース画面を表示する。ユーザ端末4は、画面を表示する表示部5と、ユーザに操作される操作部(例えば、キーボード等の入力デバイス。図示略。)を有する。そして、ユーザ端末4は、ユーザの操作により、画面表示装置6に対してインタフェース画面の画面情報を要求し、画面表示装置6から与えられる画面情報に基づいて、インタフェース画面を表示部5に表示する。例えば、ユーザ端末4は、管理者によって定められた提供SLOをユーザが選択し、その提供SLOに対するユーザの要求値を入力するためのインタフェース画面を表示部5に表示する。
画面表示装置6は、管理者端末2に表示させるインタフェース画面や、ユーザ端末4に表示させるインタフェース画面の画面情報を保持する。画面表示装置6が保持する各種インタフェース画面の画面情報は、例えば、HTML(Hypertext Markup Language )等によって記述されるが、HTMLは例示であり他の言語で記述されていてもよい。
以下、画面表示装置6が提供する画面情報に基づいて、管理者端末2が表示するインタフェース画面の例について説明する。図3は、管理者端末2が表示するインタフェース画面の例を示す説明図である。図3では、提供SLOの項目名等を定めるためのインタフェース画面(以下、提供SLO設定画面と記す。)の例を示している。提供SLO設定画面20は、提供SLO名の入力欄21と、比較方式の入力欄22と、測定方式の入力欄23とを含む。
提供SLO名の入力欄21には、管理者によって、提供SLO名(すなわち、提供SLOの項目名)が入力される。
比較方式の入力欄22には、管理者が定める提供SLOの値と、その提供SLOに対するユーザの要求値との比較方式が管理者によって入力される。より具体的には、入力欄22には、管理者が定める提供SLOの値が、その提供SLOに対するユーザの要求値を満たしているといえる条件が入力される。比較方式の入力欄22に入力される条件の代表的な形式は、「入力値<= 」や、「入力値>= 」等のように不等式を用いた形式である。ここで例示した不等式における左辺の「入力値」は、ユーザの要求値を意味する。何も記載されていない右辺は、管理者が定める提供SLOの値を意味する。この点は、後述の図5中に示す不等式においても同様である。例えば、「入力値<= 」は、「ユーザの要求値」が「管理者が定める提供SLOの値」以下であるという条件が満たされていれば、その提供SLOに関して、管理者の定める値は、ユーザの要求値を満たすということを表している。従って、「ユーザの要求値」が「管理者が定める提供SLOの値」よりも大きければ、管理者の定める値は、ユーザの要求値を満たしていないことになる。
また、比較方式の入力欄22には、不等式ではなく、「管理者が定める提供SLOの値」と「ユーザの要求値」とを変数して、“true”または“false ”を返す関数を使用することが入力されてもよい。“true”は、管理者が定める提供SLOの値がユーザの要求値を満たすことを意味し、“false ”は、管理者が定める提供SLOの値がユーザの要求値を満たさないことを意味する。このような関数を入力する場合、予め、SLO比較装置8に、その関数を保持させておく。
測定方式の入力欄23には、VMの運用時における提供SLOの値の測定方式が管理者によって入力される。一般に、SLOの値は、ユーザに対してサービスを提供するVMから直接出力されたり、運用ログに直接書き込まれたりすることは少ない。そこで、測定方式の入力欄23には、どのVMの出力を参照したり、運用ログにおけるどの個所を参照したりして、それらの参照した値を用いてどのような計算を行うことで運用時における提供SLOの値を得られるかが入力される。例えば、「通報時間」という提供SLOに関して、測定方式の入力欄23に、「通知完了時刻−障害発生時刻」という内容が入力されたとする。この「通報時間」の測定方式は、VMの各種出力や運用ログにおいて、「通知完了時刻」および「障害発生時刻」を参照し、「通知完了時刻」および「障害発生時刻」の差分を計算することにより、運用時における「通報時間」を測定できることを意味している。なお、提供SLOがVMから直接出力されたり、運用ログに直接書き込まれる場合は、測定方式として、どの出力を参照したり、運用ログにおけるどの個所を参照したりすればよいのかを入力すればよい。また、ここでは、説明を簡単にするために「通知完了時刻−障害発生時刻」等のように記載したが、「通知完了時刻」や「障害発生時刻」の参照個所を示すポインタを用いて、測定方式が入力されてもよい。また、運用ログにおけるどの個所を参照すべきかを示す情報として、検索キーを指定するとともに、運用ログ内でその検索キーに合致する個所を参照すべきことを示している情報を用いてもよい。
管理者端末2は、各入力欄21〜23に対する入力が行われた後、その入力を確定する操作が行われると、各入力欄21〜23の入力内容を画面表示装置6に送り、画面表示装置6は、各入力欄21〜23の入力内容をSLO管理装置7に記憶させる。この動作を繰り返すことで、提供SLO毎に、提供SLO名、比較方式および測定方式がSLO管理装置7に順次記憶されていく。
図4は、管理者端末2が表示する他のインタフェース画面の例を示す説明図である。図4では、提供SLOの値、SLOグループ、およびSLOグループ同士の階層の関係を定めるためのインタフェース画面(以下、SLOグループ設定画面と記す。)の例を示している。SLOグループ設定画面30は、SLOグループ名の入力欄31と、そのSLOグループに含める提供SLOの入力欄32と、その提供SLOの値の入力欄33と、ユーザにそのSLOグループが選択されたときに、そのSLOグループが設定された区画のサーバに対して実行する処理内容の入力欄34と、そのSLOグループに含まれる各提供SLOの値を実現するためのサーバの運用コスト(本例では価格)の入力欄35と、上位グループの入力欄36とを含む。
SLOグループ名の入力欄31には、管理者によって、SLOグループのグループ名が入力される。
提供SLOの入力欄32には、そのSLOグループに含める提供SLOの提供SLO名が入力される。入力欄32における入力方式は、例えば、図4に示すようにプルダウンメニューボタン32aを表示し、プルダウンメニューボタン32aが操作された場合には、提供SLO設定画面20(図3参照)で入力され、SLO管理装置7に記憶された各提供SLO名を表示して、その中からSLOグループに含める提供SLOを管理者に選択させる入力方式であってもよい。また、入力欄32を複数表示することにより、SLOグループに含める提供SLOを複数定めることができる。なお、SLOグループに含める提供SLOは1種類であってもよい。
提供SLOの値の入力欄33には、対応する入力欄32で入力された提供SLOに対して管理者が定める値(目標値)が入力される。
管理者端末2は、データセンタの区画毎に、提供SLOやSLOグループの設定内容の入力を受け付ける。従って、SLOグループ設定画面30で設定されたSLOグループは、いずれか1つの区画に対応づけられる。管理者端末2は、管理者の操作に従って、SLOグループと区画とを対応づければよい。同様に、管理者端末2は、管理者の操作に従って、個々の提供SLOと区画とを対応付ければよい。処理内容の入力欄34は、そのSLOグループを含むSLOグループの組合せがユーザに選択された場合、そのSLOグループに対応する区画のサーバに対して行う処理が入力される入力欄である。入力欄34には、例えば、スクリプトが入力される。例えば、図1に示すSLOグループG4を定める際に、SLOグループ設定画面30の入力欄34にスクリプトが入力され、ユーザ端末4において、「G1,G2,G4」という組合せが選択された場合、そのスクリプトが実行される。また、この場合、SLOグループG1,G2を定める際にそれぞれ入力欄34に入力されたスクリプトも実行される。このスクリプトは、プロビジョニング装置10(図2参照)によって実行される。ユーザは、SLOグループ設定画面30で設定しているSLOグループを含む組合せが選択された場合に、入力欄32,33に入力した提供SLOおよびその目標値を実現するVMを、そのSLOグループに対応する区画内のサーバに構築するための処理内容を入力欄34に入力する。
価格の入力欄35には、そのSLOグループに含まれる各提供SLOの値を実現するためのサーバの運用コストが入力される。ここでは、所定時間当たりのサーバの使用価格が管理者によって定められ、入力欄35に入力される場合を例にする。ただし、サーバの運用コストは、所定時間当たりの価格に限定されない。例えば、価格の入力欄35の代わりに、SLOグループに含まれる各提供SLOの値を実現するための、所定時間当たりのサーバの電力消費量の入力欄を表示してもよい。また、SLOグループに含まれる各提供SLOの値を実現するためにサーバを使用した場合における所定時間当たりのCO発生量の入力欄を表示してもよい。
上位グループの入力欄36には、入力欄31でグループ名を入力したSLOグループに対して1つ上位に該当するSLOグループのグループ名が入力される。入力欄36における入力方式は、例えば、図4に示すようにプルダウンメニューボタン36aを表示し、プルダウンメニューボタン36aが操作された場合には、既に定められたSLOグループのグループ名を表示して、その中から1つ上位のグループに該当するSLOグループのグループ名を管理者に選択させる入力方式であってもよい。なお、既に定められたSLOグループのグループ名等はSLO管理装置7に記憶されている。また、SLOグループ設定画面30で現在設定しているSLOグループが最上位のグループである場合には、上位グループの入力欄36において、「上位グループなし」という内容を入力すればよい。
また、入力欄36において、上位のグループとなるSLOグループのグループ名を複数入力することで、上位のSLOグループを複数個指定してもよい。
管理者端末2は、各入力欄31〜36に対する入力が行われた後、その入力を確定する操作が行われると、各入力欄31〜36の入力内容を画面表示装置6に送り、画面表示装置6は、各入力欄31〜36の入力内容をSLO管理装置7に記憶させる。この動作を繰り返すことで、SLOグループ名、そのSLOグループに含まれる提供SLOおよびその値、ユーザによって選択された場合にサーバに対して実行する処理内容(例えば、スクリプト)、運用コスト(本例では、所定時間当たりの価格)、およびそのSLOグループの1つ上位のSLOグループのグループ名が、SLO管理装置7に順次記憶されていく。また、この結果、各SLOグループ間の上位・下位の関係(すなわち、階層)を表す情報がSLO管理装置7に順次記憶されることになる。
図5は、提供SLO設定画面20を介して設定された提供SLOの例を示す。図5に示す提供SLO41〜45の提供SLO名は、それぞれ「計画停止時間」、「目標復旧水準」、「サービス切り替え時間」、「稼働率」および「通報時間」である。また、提供SLO41では、比較方式として、“true”または“false ”を返す算出関数Aを使用することが指定された場合を例示している。提供SLO42〜45では、比較方式が、不等式を用いた形式で与えられた場合を例示している。また、図5では、提供SLO41〜45において定められた測定方式もそれぞれ図示している。
図6は、SLOグループ設定画面30を介して設定されたSLOグループ、およびその階層の例を示す。図6に示すSLOグループ51は、図5に示す「計画停止時間」および「目標復旧水準」を含むSLOグループとして定められ、「計画停止時間」および「目標復旧水準」の値も定められている。
また、図6に示すSLOグループ52a,52bは、いずれも、図5に示す「サービス切り替え時間」および「稼働率」を含むSLOグループとして定められている。ただし、「サービス切り替え時間」の値、および、「稼働率」の値は、それぞれ、SLOグループ52a,52bで異なる値に定められている。本例では、SLOグループ52a,53aに含まれる提供SLO名が共通である場合を示しているが、SLOグループ52a,53aにおいて、提供SLO名が異なっていてもよい。
また、図6に示すSLOグループ53a,53bは、いずれも、図5に示す「通報時間」を含むSLOグループとして定められている。ただし、「通報時間」は、SLOグループ53a,53bで異なる値として定められている。本例では、SLOグループ53a,53bに含まれる提供SLO名が共通である場合を示しているが、SLOグループ53a,53bにおいて、提供SLO名が異なっていてもよい。
また、SLOグループ51,52a,52b,53a,53bにおいて、ユーザによって選択された場合に実行する処理内容や、所定時間当たりのサーバの使用価格(本例では1ヶ月当たりの価格)が設定されている。提供SLOを含むSLOグループでは、提供SLOの目標値が高品質に設定されているほど、価格も高く設定されている。例えば、「サービス切り替え時間」が「10分」に設定され、「稼働率」が「98%」に設定されているSLOグループ52bでは、「サービス切り替え時間」が「30分」に設定され、「稼働率」が「95%」に設定されているSLOグループ52aよりも価格が高く設定されている。また、例えば、「通報時間」が「30分以内」に設定されているSLOグループ53aでは、「通報時間」が「1時間以内」に設定されているSLOグループ53bよりも価格が高く設定されている。
SLO管理装置7は、区画毎に、提供SLO設定画面20を介して設定された各提供SLOの内容や、SLOグループ設定画面30を介して設定された各SLOグループの内容、および各SLOグループの階層を記憶するストレージである。
次に、画面表示装置6が提供する画面情報に基づいてユーザ端末4が表示するインタフェース画面の例について説明する。図7は、ユーザ端末4が表示するインタフェース画面の例を示す説明図である。図7では、ユーザがSLOに対する要求値を入力するためのインタフェース画面(以下、要求値入力画面と記す。)の例を示している。要求値入力画面60は、ユーザが指定するSLOの入力欄61と、そのSLOに対する要求値の入力欄62とを含む。
要求値入力画面60において、ユーザは、予め管理者によって定められた提供SLOの中から提供SLOを選択することによって、SLOを指定する。入力欄61における入力方式は、例えば、図7に示すようにプルダウンメニューボタン61aを表示し、プルダウンメニューボタン61aが操作された場合には、SLO管理装置7に記憶されている各提供SLO名を表示して、その中からユーザに提供SLOを選択させる入力方式であってもよい。
要求値の入力欄62には、入力欄61に入力されたSLO(すなわち、ユーザが選択した提供SLO)に対する要求値がユーザによって入力される。
ユーザ端末2は、各入力欄61,62に対する入力が行われた後、その入力を確定する操作が行われると、各入力欄61,62の入力内容を画面表示装置6に送る。そして、画面表示装置6は、各入力欄61,62の入力内容(各入力欄61,62における確定した入力内容)を、SLO比較装置8に送る。
また、画面表示装置6は、入力済みのSLOおよびその要求値の一覧画面を、ユーザ端末4に表示させる。図8に、ユーザに指定されたSLOおよびその要求値の一覧画面の例を示す。画面表示装置6は、各入力欄61,62における確定した入力内容をユーザ端末2から受信すると、その内容を追加して、SLOおよびその要求値の一覧画面を更新する。その結果、ユーザ端末4は、更新後の一覧画面を表示する。図8に示す例では、SLO「計画停止時間」に対して、「毎土曜日5:00−日曜日23:00」がユーザによって要求されたこと等を示している。
SLO比較装置8は、管理者が定めた提供SLOの値と、ユーザが定めたSLOに対する要求値とを比較し、管理者が定めた提供SLOの値がユーザの要求値を満足する度合の高いSLOグループの組合せを複数特定する。ここで、管理者が定めた提供SLOの値が、ユーザの要求値を満たしているか否かの判定は、提供SLO設定画面20で入力された比較方式に従って行う。また、SLOグループの組合せは、管理者によって階層が定められたSLOグループ群において、最上位のSLOグループから最下位のSLOグループに至るまでのSLOグループの組合せである。従って、上位・下位の関係を辿ることができないSLOグループ同士は、同じ組合せに属することはない。例えば、図6に示す例において、上位・下位の関係にないSLOグループ52a,52bが同じ組合せに属することはない。同様に、SLOグループ53a,53bに関しても、同じ組合せに属することはない。
SLO比較装置8は、ユーザが定めた要求値を満足する度合の高いSLOグループの組合せを複数特定すると、そのSLOグループの組合せをユーザ端末4に表示させる。図9は、SLO比較装置8が特定したSLOグループの組合せの表示画面の例を示す。図9に示す例において、達成率は、SLOグループの組合せに含まれる提供SLO群の値がユーザの要求値を満たしている度合に相当する。SLO比較装置8が達成率を導出する動作については、後述する。また、価格は、SLOグループの組合せに属する各SLOグループで定められた価格の和である。
ユーザは、図9に例示する画面を参照し、どのSLOグループの組合せを選択するかを判断し、いずれか1つの組合せを選択する操作を行う。ユーザ端末4は、SLOグループの組合せの中から1つの組合せが選択されると、選択されたSLOグループの組合せをSLO比較装置8に送信し、SLO比較装置8は、ユーザに選択されたSLOグループの組合せを利用者管理装置9に記憶させる。
利用者管理装置9は、ユーザに選択されたSLOグループの組合せを記憶するストレージである。
プロビジョニング装置10は、ユーザに選択されたSLOグループの組合せに属する各SLOグループで定められたサーバに対して実行する処理内容を実行する。例えば、スクリプト形式で記述された処理を実行する。この処理は、SLOグループで管理者が定めた提供SLOの値を実現するために、サーバに対して実行する処理であり、このプロビジョニング装置10がこの処理を実行することにより、ユーザに選択されたSLOグループの組合せに対応する区画のサーバにVMを構築することになる。
運用管理装置11は、その運用管理装置11に配置された区画のサーバ群(VMが構築されたサーバ群)から、VMの出力や、VMに生成された運用ログの内容を収集する。
SLO算出装置12は、同じ区画内の運用管理装置11が収集したVMの出力や運用ログの内容を用いて、提供SLOの設定時に定められた測定方式に従って、VMの運用時における提供SLOの値を算出する。すなわち、SLO算出装置12は、VMによりユーザにサービスを提供する運用が行われている状況下での提供SLOの値を、予め定められて測定方式に従って計算する。
SLO記憶装置13は、SLO算出装置12が計算した、運用時における提供SLOの値を記憶するストレージである。SLO算出装置12は、運用時における提供SLOの値を計算すると、同じ区画内のSLO記憶装置13にその値を記憶させる。
図2に示す例では、画面表示装置6と、SLO比較装置8と、プロビジョニング装置10と、個々の区画に対応する各運用管理装置11および各SLO算出装置12がそれぞれ別々の装置である場合を例示した。これらの各装置の機能が、プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現されていてもよい。例えば、コンピュータのCPUが、サービスレベル項目管理プログラムを読み込み、そのプログラムに従って、画面表示装置6、SLO比較装置8、プロビジョニング装置10、個々の区画に対応する各運用管理装置11および各SLO算出装置12と同様の動作を行ってもよい。
次に、動作について説明する。
図10は、SLO管理システムがユーザにサービスを提供する環境を構築するまでの動作の例を示すフローチャートである。
まず、SLO管理システムは、管理者の操作に従って、提供SLOの設定を行う(ステップS1)。ステップS1では、管理者端末2が、管理者の操作に従い、画面表示装置6に提供SLO設定画面20の画面情報を要求し、画面表示装置6は、要求に応じてその画面情報を管理者端末2に提供する。すると、管理者端末2は、その画面情報に基づいて、例えば、図3に例示する提供SLO設定画面20を表示部3に表示する。
そして、管理者によって、提供SLO設定画面20内の入力欄21〜23に、それぞれ、提供SLO名、提供SLOの値とユーザによる要求値との比較方式、運用時における提供SLOの値の測定方式が入力される。管理者端末2は、各入力欄21〜23に対する入力が行われた後、その入力を確定する操作が行われると、各入力欄21〜23の入力内容を画面表示装置6に送り、画面表示装置6は、各入力欄21〜23の入力内容をSLO管理装置7に記憶させる。ステップS1において、管理者端末2および画面表示装置6は、管理者が設定を希望する全ての提供SLOについて、提供SLO名、比較方式および測定方式を入力し、それらの情報がSLO管理装置7に記憶されるまで、提供SLO毎に同様の処理を繰り返す。
次に、SLO管理システムは、管理者の操作に従って、SLOグループの設定を行う(ステップS2)。ステップS2では、管理者端末2が、管理者の操作に従い、画面表示装置6にSLOグループ設定画面30の画面情報を要求し、画面表示装置6は、要求に応じてその画面情報を管理者端末2に提供する。すると、管理者端末2は、その画面情報に基づいて、例えば、図4に例示するSLOグループ設定画面30を表示部3に表示する。
そして、管理者によって、SLOグループ設定画面30内の各入力欄31,32,33,34,35,36に、それぞれ、SLOグループ名、そのSLOグループに含まれる提供SLOおよびその値、そのSLOグループを含む組合せがユーザに選択された場合に実行する処理内容、価格(運用コスト)、および、そのSLOグループの1つ上位のSLOグループのグループ名が入力される。管理者端末2は、各入力欄31,32,33,34,35,36に対する入力が行われた後、その入力を確定する操作が行われると、各入力欄31,32,33,34,35,36の入力内容を画面表示装置6に送り、画面表示装置6は、それらの入力内容をSLO管理装置7に記憶させる。ステップS2において、管理者端末2および画面表示装置6は、管理者が設定を希望する全てのSLOグループについて、SLOグループ名、そのSLOグループに含まれる提供SLOおよびその値、ユーザによる選択時の処理内容、価格、上位のSLOグループを入力し、それらの情報がSLO管理装置7に記憶されるまで、SLOグループ毎に同様の処理を繰り返す。
次に、SLO管理システムは、ユーザ端末4から、ユーザがSLOに対して要求する要求値を受け付ける処理を行う(ステップS3)。ステップS3では、ユーザ端末4が、ユーザの操作に従い、画面表示装置6に要求値入力画面60の画面情報を要求し、画面表示装置6は、要求に応じてその画面情報をユーザ端末4に提供する。すると、ユーザ端末は、その画面情報に基づいて、例えば、図7に例示する要求値入力画面60を表示部5に表示する。
そして、ユーザによって、要求値入力画面60内の入力欄61にユーザが指定するSLOのSLO名が入力され、入力欄62にそのSLOに対してユーザが要求する要求値が入力される。ユーザが、SLOを入力する場合、ステップS1で管理者に設定された提供SLOの中から提供SLOを選択し、選択した提供SLOを入力する。例えば、入力欄61では、ステップS1で設定されSLO管理装置7に記憶された各提供SLO名をプルダウンメニューにより表示し、その中から提供SLO名をユーザに選択させることにより、ユーザにSLOを入力させてもよい。
ユーザ端末4は、各入力欄61,62に対する入力が行われた後、その入力を確定する操作が行われると、各入力欄61,62の入力内容を画面表示装置6に送り、画面表示装置6は、その入力内容(SLO名、およびそのSLOに対するユーザの要求値)をSLO比較装置8に送る。また、画面表示装置6は、新たに追加されたSLO名および要求値も表示するように、入力済みのSLOおよびその要求値の一覧画面(例えば、図8に例示する画面)を更新し、その画面をユーザ端末4に表示させる。すなわち、ユーザがSLO名および要求値を入力する毎に、入力されたSLO名および要求値が、図8に例示する一覧画面に追加される。
ステップS3において、ユーザ端末2および画面表示装置6は、ユーザから、指定した要求値を満足する度合の高い提供SLO群を含むSLOグループの組合せの特定処理の開始操作を受け付けるまで、SLO名および要求値の入力処理を繰り返す。
画面表示装置6は、要求値を満足する度合の高い提供SLO群を含むSLOグループの組合せの特定処理の開始を指示するボタン(図示略)を、例えば、図8に例示する一覧画面、または、要求値入力画面60に含めておけばよい。そして、そのボタンがユーザによってクリックされた場合、ユーザ端末2は、ステップS3の処理を終了し、SLOグループの組合せの特定処理の開始要求を画面表示装置9に送信し、画面表示装置9は、その開始要求をSLO比較装置8に送る。すると、SLO比較装置8は、以下のステップS4の処理を開始する。
ステップS4において、SLO比較装置8は、SLOグループの各組合せにおいて、SLOグループ内の提供SLOの値(ステップS2で管理者に定められた値)が、ユーザの要求値を満たしている度合を算出する。ここで、SLOグループの組合せとは、最上位のSLOグループから最下位のSLOグループに至るまでのSLOグループの組合せである。また、本例では、ユーザの要求値を満たしている度合として、ユーザが要求値を指定したSLOの総数に対する、SLOグループの組合せ内の提供SLOであって、ユーザに指定された要求値を満たしている提供SLOの数の割合を求める。以下、この割合(度合)を達成率と記す。
以下、ステップS4の処理経過をより具体的に説明する。図11は、ステップS4の処理経過の例を示すフローチャートである。以下の説明において、ステップS3でユーザが要求値を指定したSLOを要求SLOと記す。
SLO比較装置8は、ステップS3でユーザによって定められた要求SLO(ユーザ端末4から画面表示装置6を介して取得したSLO)のうち、1つの要求SLOおよびその要求値を選択する(ステップS11)。
そして、SLO比較装置8は、比較実施フラグの値を“0”に初期化する(ステップS12)。比較実施フラグとは、少なくとも1つのSLOグループに、ステップS11で選択した要求SLOに該当する提供SLOが含まれていて、その提供SLOと要求SLOとの間で、提供SLOが要求SLOを満たしているか否かの判定を行ったか否かを示すフラグである。比較実施フラグが“0”であるということは、ステップS11で選択した要求SLOに関して、そのような判定を行っていないことを表し、比較実施フラグが“1”であるということは、ステップS11で選択した要求SLOに関して、そのような判定を行ったことを表す。ステップS11で要求SLOおよびその要求値を選択した後、SLO比較装置8は、ステップS12で、その要求SLOに関する比較実施フラグの値を“0”に初期化する。
そして、SLO比較装置8は、ステップS11で要求SLOおよびその要求値の選択に成功していたか否かを判定する(ステップS13)。ステップS11での要求SLOおよびその要求値の選択に失敗していたということは、ステップS11の時点で、未選択の要求SLOが残っていなかったことを意味する。この場合(ステップS13におけるNo)、SLO比較装置8は、ステップS23に移行する。また、ステップS11での要求SLOおよびその要求値の選択に成功していた場合(ステップS13におけるYes)、SLO比較装置8は、ステップS14に移行する。
ステップS14では、SLO比較装置8は、ステップS2で設定されたSLOグループのうち、未選択のSLOグループを選択する(ステップS14)。そして、SLO比較装置8は、ステップS14で選択したSLOグループに、ステップS11で選択した要求SLOと同一の提供SLOが含まれているか否かを判定する(ステップS15)。
選択したSLOグループに要求SLOと同一の提供SLOが含まれていなければ(ステップS15におけるNo)、ステップS20に移行する。
選択したSLOグループに要求SLOと同一の提供SLOが含まれていれば(ステップ15におけるYes)、SLO比較装置8は、その提供SLOの値が、ステップS11で選択した要求値を満たしているか否かを判定する(ステップS16)。ステップS16において、SLO比較装置8は、ステップS1で設定された比較方式に従って、提供SLOの値が要求SLOの要求値を満たしているか否かを判定すればよい。
提供SLOの値が要求SLOの要求値を満たしていると判定した場合(ステップS16におけるYes)、SLO比較装置8は、選択したSLOグループ内における要求SLOと同一の提供SLOが、要求SLOの要求値を満たしていると記憶する(ステップS17)。
また、提供SLOの値が要求SLOの要求値を満たしていないと判定した場合(ステップS16におけるNo)、SLO比較装置8は、選択したSLOグループ内における要求SLOと同一の提供SLOが、要求SLOの要求値を満たしていないと記憶する(ステップS18)。
ステップS17,S18の後、SLO比較装置8は、比較実施フラグの値を“1”に設定する(ステップS19)。比較実施フラグの値が“1”であるということは、選択している要求SLOに関してステップS16の処理を少なくとも1回行っていることを意味する。
ステップS19の後、ステップS20に移行する。ステップS20において、SLO比較装置8は、ステップS2で設定されたSLOグループのうち、未選択のSLOグループ(未だステップS14で選択されていないSLOグループ)が存在しているか否かを判定する(ステップS20)。未選択のSLOグループが残っていれば(ステップS20におけるYes)、SLO比較装置8は、ステップS14以降の処理を繰り返す。
ステップS14〜S20のループ処理の具体例を示す。ここでは、図5に例示する提供SLO41〜45と、図6に例示するSLOグループ51,52a,52b,53a,53bが設定されているものとする。ステップS11で、SLO比較装置8が、要求SLOとして「サービス切り替え時間」を選択し、その要求値が「15分」であったとする。そして、ステップS14において、SLO比較装置8が、SLOグループ52a(図6参照)を選択したとする。SLOグループ52aにおいて、「サービス切り替え時間」は「30分」と定められている(図6参照)。また、「サービス切り替え時間」に関して、比較方式は、「入力値>= 」と定められている(図5参照)。ここで、15分>=30分は成立しないので(ステップS16におけるNo)、SLO比較装置8は、SLOグループ52aにおける「サービス切り替え時間」は要求SLOの要求値を満たしていないと記憶する(ステップS18)。
その後のステップS20において、未選択のSLOグループが残っていると判定し、ステップS14に戻り、SLO比較装置8が、SLOグループ52b(図6参照)を選択したとする。SLOグループ52bにおいて、「サービス切り替え時間」は「10分」と定められている(図6参照)。前述のように、「サービス切り替え時間」に関して、比較方式は、「入力値>= 」と定められている。ここで、15分>=10分は成立するので(ステップS16におけるYes)、SLO比較装置8は、SLOグループ52bにおける「サービス切り替え時間」は要求SLOの要求値を満たしていると記憶する(ステップS17)。
なお、ステップS15において、図6に示すSLOグループ51,53a,53bのいずれかを選択した場合、それらのSLOグループ内には「サービス切り替え時間」が含まれていないので、ステップS16〜S19の処理を行うことなく、ステップS20に移行する。
ステップS20において未選択のSLOグループが残っていなければ(ステップS20におけるNo)、SLO比較装置8は、比較実施フラグの値が“1”であるか“0”であるかを判定する(ステップS21)。比較実施フラグの値が“0”であるということは、ステップS2で設定されたいずれのSLOグループ内にも、選択した要求SLOが含まれていなかったことを意味する。この場合、SLO比較装置8は、ステップS2で設定されたいずれのSLOグループ内の提供SLOも、選択した要求SLOの要求値を満たしていないと記憶する(ステップS22)。ステップS22の後、ステップS11に移行し、ステップS11以降の処理を繰り返す。また、ステップS21において、比較実施フラグの値が“1”であった場合、ステップS22を行わずに、ステップS11に移行する。
また、SLO比較装置8は、ステップS11で要求SLOおよびその要求値の選択に失敗したと判定した場合(ステップS13におけるNo)、SLOグループの組合せ毎に、要求SLOの数に対する、要求SLOの要求値を満たすと判定された提供SLOの数の割合を算出する(ステップS23)。この値が達成率である。SLOグループの組合せに属する各提供SLOが要求SLOの要求値を満たしているか否かに関しては、ステップS11以降のループ処理におけるステップS17,S18,S22で記憶した内容を参照すればよい参照すればよい。
例えば、図6に例示するSLOグループ51,52a,52b,53a,53bが定められている場合、最上位のSLOグループから最下位のSLOグループに至るまでのSLOグループの組合せとしては、「SLOグループ51,52a,53a」、「SLOグループ51,52a,53b」、「SLOグループ51,52b,53a」、「SLOグループ51,52b,53b」の4種類の組合せがある。また、要求SLOとして「計画停止時間」、「目標復旧水準」、「サービス切り替え時間」、「稼働率」および「通報時間」がユーザに入力されていたとする。
また、「計画停止時間」、「目標復旧水準」の要求値は、それぞれSLOグループ51で満たされ、「サービス切り替え時間」、「稼働率」の要求値は、それぞれSLOグループ52aで満たされ、「通報時間」の要求値はSLOグループ53aで満たされていなかったとする。すると、「SLOグループ51,52a,53a」の組合せでは、要求SLOの数“5”に対し、要求値を満足する提供SLOの数は“4”になる。よって、SLO比較装置8は、このSLOグループの組合せにおける達成率として、4/5=80%を算出する。
また、「計画停止時間」、「目標復旧水準」の要求値は、それぞれSLOグループ51で満たされ、「サービス切り替え時間」、「稼働率」の要求値は、それぞれSLOグループ52aで満たされ、「通報時間」の要求値はSLOグループ53bで満たされていたとする。すると、「SLOグループ51,52a,53b」の組合せでは、要求SLOの数“5”に対し、要求値を満足する提供SLOの数は“5”になる。よって、SLO比較装置8は、このSLOグループの組合せにおける達成率として、5/5=100%を算出する。
SLO比較装置8は、このようにSLOグループの組合せ毎に達成率を計算する。なお、要求SLOの中に、管理者によって定められたどのSLOグループにも同一の提供SLOが定められていない要求SLOがある場合、達成率は低下することになる。例えば、図6に例示する各SLOグループが定められていて、「計画停止時間」、「目標復旧水準」、「サービス切り替え時間」、「稼働率」、「通報時間」に加えて、さらに要求SLOが定められている場合には、達成率は、上記の達成率よりも低くなる。
ステップS23の処理が完了することによって、ステップS4(図10参照)の処理が完了する。そして、SLOグループの組合せ毎に達成率が算出された状態になる。
ステップS4の後、SLO比較装置8は、SLOグループの各組合せのうち、達成率が高い組合せを複数特定する。この処理の態様は特に限定されない。例えば、達成率が高い順に、予め定められた数だけ、SLOグループの組合せを特定してもよい。あるいは、達成率が、予め定められた閾値以上になっているSLOグループの組合せを特定してもよい。SLO比較装置8は、特定した組合せ毎に、その組合せ含まれる各SLOグループで定められたコスト(本例では価格)を加算する。そして、SLO比較装置8は、特定した組合せ毎に、組合せに含まれるSLOグループ、達成率、およびコストの加算結果を表示する画面(例えば、図9に例示する画面)の画面情報をユーザ端末4に送信し、ユーザ端末4に表示させる(ステップS5)。
ユーザ端末4は、ステップS5で選択された複数の組合せについて、SLO比較装置8から送られた画面情報に基づいて、組合せに含まれる各SLOグループ、達成率、およびコスト(価格)の加算結果を、図9に例示するように表示する。ここで、表示されたSLOグループの組合せに含まれる提供SLO群は、ユーザの要求値を満足するか、あるいは、ユーザの要求値に近い提供SLO群である。そして、この提供SLO群の値は、ユーザにサービスを提供するシステム(VM)における提供SLO群の値である。
なお、図9では、組合せに含まれる各SLOグループ、達成率、およびコスト(価格)の加算結果を示しているが、SLO比較装置8は、組合せに含まれる各SLOグループ内の提供SLOのうち、要求SLOの要求値を満たしていない提供SLOもユーザ端末4に表示させてもよい。
ユーザは、達成率やコストを参照して、表示されたSLOグループの組合せの中から、どのSLOグループの組合せを選択するかを決定する操作を行う。すなわち、ユーザ端末4は、表示したSLOグループの組合せのうち、1つの組合せを選択する操作を受け付ける。この操作を受け付けると、ユーザ端末4は、選択されたSLOグループの組合せを示す情報をSLO比較装置8に送信する。SLO比較装置8は、その情報を受信すると、その情報(ユーザに選択されたSLOグループの組合せを示す情報)を利用者管理装置9に記憶させる。
そして、プロビジョニング装置10は、そのユーザに選択されたSLOグループの組合せを示す情報を参照して、そのSLOグループの組合せに含まれる各SLOグループの設定内容をSLO管理装置7から読み込む。すなわち、プロビジョニング装置10は、ユーザに選択された組合せに含まれる各SLOグループに関して、ステップS2で管理者によって設定された内容をSLO管理装置7から読み込む。そして、プロビジョニング装置10は、その各SLOグループにおいて設定されているサーバに対して実行する処理内容を抽出し、その各SLOグループに対応する区画内のサーバに対し、その処理を実行する。この処理によって、プロビジョニング装置10は、選択された組合せに属するSLOグループに対応する区画のサーバに、そのSLOグループで定めた提供SLOの値を実現するためのVMを構築する(ステップS6)。
次に、上記のようにしてデータセンタ内のサーバにVMを構築した後に、VMの運用状況に応じたSLOを算出する動作について説明する。図12は、この動作の例を示すフローチャートである。サーバに構築されたVMは、ユーザに対して、例えば、IaaSやPaaS等のサービスを提供する。VMは、ユーザに対するサービス提供動作に伴い、運用状況に関する情報を出力する。この出力態様は、運用ログとして出力する態様であっても、あるいは、ログとしてではなく、運用状況を示す値等を直接、運用管理装置11に出力する態様であってもよい。
運用中のVMの区画の運用管理装置11は、VMの出力情報(例えば、運用ログや、運用管理装置11に対して直接出力する値等)を収集する(ステップS31)。
SLO算出装置12は、ユーザによって選択されたSLOグループの組合せに属する各提供SLOの測定方式をSLO管理装置7から読み込む。このとき、ユーザによって選択されたSLOグループの組合せは、利用者情報管理装置9に記憶されているので、SLO算出装置12は、その情報を参照して、ユーザに選択された組合せに属する各SLOグループを特定すればよい。そして、SLO算出装置12は、その各SLOグループに属する提供SLOの測定方式をそれぞれSLO管理装置7から読み込めばよい。
そして、SLO算出装置12は、ユーザによって選択されたSLOグループの組合せに属する各提供SLOの測定方式に従って、ステップS31で運用管理装置12が収集したVMの出力情報を用いて、各SLOの値を計算する(ステップS32)。このSLOの値は、VMの運用時におけるSLOの値であるということができる。
提供SLOに対して定められた測定方式(例えば、図3に例示する画面で入力欄23に入力された測定方式)には、VMが出力するどの情報を用いて、どのような計算を行うことによってSLOを計算すればよいかが示されている。例えば、測定方式では、どのサーバのVMが出力したどのような情報を参照するのか、また、運用ログにおけるどの記述個所の情報を参照するのか等の、情報参照個所が指定されている。SLO算出装置12は、運用管理装置11が収集した情報のうち、そのような情報参照個所で指定された情報を参照し、その情報を用いて、測定方式で指定された演算を行うことでSLOの値を算出すればよい。
ここで、管理者が測定方式に記述するVMの出力の名称と、実際のVMの出力の名称とが異なる場合には、その対応関係を示すテーブルを、例えば、SLO管理装置7に記憶させておけばよい。例えば、管理者が、測定方式として、“Σnode.CPU”と入力したとする。この記述は、VM毎のCPU使用率の合計を算出することを意味する。ここで、管理者は、測定方式内で、CPU使用率を“CPU”と記述しているが、CPU使用率の名称は、プラットフォームの種類により異なる。よって、この場合、例えば、図13に例示するテーブルをSLO管理装置7に記憶させておけばよい。図13に示すテーブルは、管理者の記述が“CPU”である場合、情報を出力するVMのプラットフォームがWindows(登録商標)であるならば、CPU使用率として、“% Processor Time”に該当する値を用いることを表している。同様に、VMのプラットフォームがLinux(登録商標)であるならば、CPU使用率として、“%system + %user ”に該当する値を用いることを表している。SLO算出装置12は、“Σnode.CPU”の演算を行う際、出力元のプラットフォームに応じて、“CPU”として、“% Processor Time”や“%system + %user ”を用いてCPU使用率の合計を算出すればよい。
ここでは、SLOとしてCPU使用率の合計値を算出する場合を例にして説明したが、SLO算出装置12は、個々のSLOについて、測定方式に従って値を計算する。
そして、SLO算出装置12は、計算した各SLOの値をSLO記憶装置13に記憶させる。
また、SLO算出装置12は、時間経過に伴い各SLOの値を計算し、各時刻とともにSLO記憶装置13に記憶させる。
その後、画面表示装置6は、ユーザ端末4からの要求に応じて、SLO記憶装置13に期臆されたSLOの値を表示する画面の画面情報を作成し、ユーザ端末4に送信する。ユーザ端末は、その画面情報に基づいて、SLOの値を表示する画面を表示部5に表示させる。
図14は、運用時におけるSLOの表示画面の例である。図14では、SLOとして、稼働率、リソース使用量、トランザクション数、スループットおよびTAT(Turn Around Time)を表示する場合を例示している。図14に示すように、時間経過に伴うSLOの値の変化をグラフで表示してもよい。また、画面表示装置6は、図14に示すように、運用時におけるSLOの表示画面内にログ表示欄71を含めてもよい。そして、画面表示装置6は、VMが生成した運用ログの内容を、ログ表示欄71内に表示してもよい。
本実施形態によれば、サービスレベル項目管理システムは、図3や図4に例示するインタフェース画面によって、管理者から、提供SLOの設定内容や、SLOグループの設定内容の入力を受け付けることができる。また、図7に例示するインタフェース画面によって、ユーザから、ユーザが指定するSLOおよびそのSLOに対する要求値の入力を受け付けることができる。そして、SLO比較装置8が、ステップS11〜S23(図11参照)の処理を行うことで、SLOグループの組合せ毎に、ユーザの要求を満足する度合(達成率)を算出し、達成率の高いSLOグループの組合せをユーザに提示し、ユーザにSLOグループの組合せの選択を促す。よって、ユーザにサービスを提供するために構築するシステム(VM)におけるSLOおよびその値を定めることができる
また、運用管理装置11およびSLO算出装置12が、ステップS31,S32の処理を行うので、構築されたVMの運用時におけるSLOを求めることができる。
また、本実施形態のSLO管理システムは、例えば、図3、図4等に例示するインタフェース画面を表示する。従って、本実施形態のSLO管理システムを、インタフェース画面表示システムと称することもできる。
次に、本発明の最小構成について説明する。図15は、本発明の最小構成の例を示すブロック図である。本発明のSLO管理システム(サービスレベル項目管理システム)は、サービスレベル項目情報入力手段91と、グループ情報入力手段92と、ユーザ要求受信手段93と、組合せ特定手段94と、組合せ提示手段95とを備える。
サービスレベル項目情報入力手段91(例えば、ステップS1を実行する画面表示装置6および管理者端末2)には、データセンタの管理者から、管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値がデータセンタからサービスの提供を受けるユーザのサービスレベル項目に対する要求値を満たす条件とが入力される。
グループ情報入力手段92(例えば、ステップS2を実行する画面表示装置6および管理者端末2)には、管理者から、サービスレベル項目情報入力手段91にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、そのサービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、その各サービスレベル項目に対して管理者が定める目標値と、管理者がそのサービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名とが入力される。
ユーザ要求受信手段93(例えば、ステップS2を実行する画面表示装置6)は、データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、サービスレベル項目情報入力手段91にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、そのサービスレベル項目に対してユーザが要求する要求値とを受信する。
組合せ特定手段94(例えば、ステップS4を実行するSLO比較装置8)は、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準(例えば、度合の高い順に所定数の組合せを選択するという基準、あるいは、度合が閾値以上になっている各組合せを選択するという基準)により、度合の高い複数の組合せを特定する。
組合せ提示手段95(例えば、ステップS5を実行するSLO比較装置8)は、組合せ特定手段94によって特定されたサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報をユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報をユーザ端末から受信する。
以上のような構成により、本発明の効果を達成することができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)データセンタの管理者から、前記管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、前記管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値が前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件とが入力されるサービスレベル項目情報入力手段と、前記管理者から、前記サービスレベル項目情報入力手段にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記各サービスレベル項目に対して前記管理者が定める目標値と、前記管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名とが入力されるグループ情報入力手段と、前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、前記サービスレベル項目情報入力手段にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、前記ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値とを受信するユーザ要求受信手段と、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、前記ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、前記度合の高い複数の組合せを特定する組合せ特定手段と、前記組合せ特定手段によって特定されたサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報を前記ユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報を前記ユーザ端末から受信する組合せ提示手段とを備えることを特徴とするサービスレベル項目管理システム。
(付記2)サービスレベル項目情報入力手段は、サービスレベル項目名の入力欄と、管理者がサービスレベル項目に対して定める値がユーザの要求値を満たす条件の入力欄とを含むインタフェース画面であるサービスレベル項目設定画面を表示する付記1に記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記3)グループ情報入力手段は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄とを含むインタフェース画面であるグループ設定画面を表示する付記1または付記2に記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記4)グループ情報入力手段は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記各目標値を実現するようにデータセンタ内のサーバを用いてユーザにサービスを提供する場合に要するコストの入力欄とを含むグループ設定画面を表示し、組合せ提示手段は、組合せ特定手段によって特定されたサービスレベル項目グループの組合せと、当該組合せに対して計算された度合と、当該組合せに属するサービスレベル項目グループ毎にコストの入力欄に入力されたコストの合計値とを表示する画面の画面情報をユーザ端末に送信する付記1から付記3のうちのいずれかに記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記5)ユーザ要求受信手段は、ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値の入力欄とを含むインタフェース画面である要求値入力画面の画面情報をユーザ端末に送信することにより、ユーザ端末に前記要求値入力画面を表示させる付記1から付記4のうちのいずれかに記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記6)ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値を満たすサービス提供環境を、データセンタ内のサーバに構築するサービス提供環境構築手段とを備える付記1から付記5のうちのいずれかに記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記7)グループ情報入力手段は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、ユーザによって当該サービスレベル項目グループを含む組合せが選択された場合に、データセンタ内のサーバに対して実行する処理内容の入力欄とを含むグループ設定画面を表示し、サービス提供環境構築手段は、ユーザに選択された組合せに属する各サービスレベル項目グループに関して前記処理内容の入力欄に入力された処理内容をデータセンタ内のサーバに対して実行することにより、サービス提供環境を構築する付記6に記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記8)サービス実行環境が構築されたサーバの出力を収集する出力収集手段と、予め定められた測定方式に従って、前記サーバの出力から、ユーザに対するサービス提供の運用時におけるサービスレベル項目の値を算出するサービスレベル項目算出手段とを有する付記1から付記7のうちのいずれかに記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記9)サービスレベル項目情報入力手段は、サービスレベル項目名の入力欄と、管理者がサービスレベル項目に対して定める値がユーザの要求値を満たす条件の入力欄と、ユーザに対するサービス提供の運用時における当該サービスレベル項目の測定方式の入力欄とを含むサービスレベル項目設定画面を表示し、サービスレベル項目算出手段は、前記測定方式の入力欄に入力された測定方式に従って、サービス提供の運用時におけるサービスレベル項目の値を算出する付記8に記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記10)データセンタの管理者から、前記管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、前記管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値が前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件の入力を受け付け、前記管理者から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記各サービスレベル項目に対して前記管理者が定める目標値と、前記管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力を受け付け、前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、前記ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値とを受信し、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、前記ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、前記度合の高い複数の組合せを特定し、特定したサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報を前記ユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報を前記ユーザ端末から受信することを特徴とするサービスレベル項目管理方法。
(付記11)コンピュータに、データセンタの管理者から、前記管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、前記管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値が前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件の入力を受け付けるサービスレベル項目情報入力処理、前記管理者から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記各サービスレベル項目に対して前記管理者が定める目標値と、前記管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力を受け付けるグループ情報入力処理、前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、前記ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値とを受信するユーザ要求受信処理、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、前記ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、前記度合の高い複数の組合せを特定する組合せ特定処理、および、前記組合せ特定処理で特定したサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報を前記ユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報を前記ユーザ端末から受信する組合せ提示処理を実行させるためのサービスレベル項目管理プログラム。
(付記12)データセンタの管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名の入力欄と、前記管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値が前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件の入力欄とを含むインタフェース画面であるサービスレベル項目設定画面を表示するサービスレベル項目設定画面表示手段と、前記サービスレベル項目設定画面にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目に対して前記管理者が定める目標値の入力欄と、前記管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄とをインタフェース画面であるグループ設定画面を表示するグループ設定画面表示手段とを備えることを特徴とするインタフェース画面表示システム。
(付記13)データセンタの管理者から、前記管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、前記管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値が前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件とが入力されるサービスレベル項目情報入力部と、前記管理者から、前記サービスレベル項目情報入力部にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記各サービスレベル項目に対して前記管理者が定める目標値と、前記管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名とが入力されるグループ情報入力部と、前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、前記サービスレベル項目情報入力部にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、前記ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値とを受信するユーザ要求受信部と、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、前記ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、前記度合の高い複数の組合せを特定する組合せ特定部と、前記組合せ特定部によって特定されたサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報を前記ユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報を前記ユーザ端末から受信する組合せ提示部とを備えることを特徴とするサービスレベル項目管理システム。
(付記14)サービスレベル項目情報入力部は、サービスレベル項目名の入力欄と、管理者がサービスレベル項目に対して定める値がユーザの要求値を満たす条件の入力欄とを含むインタフェース画面であるサービスレベル項目設定画面を表示する付記13に記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記15)グループ情報入力部は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄とを含むインタフェース画面であるグループ設定画面を表示する付記13または付記14に記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記16)グループ情報入力部は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記各目標値を実現するようにデータセンタ内のサーバを用いてユーザにサービスを提供する場合に要するコストの入力欄とを含むグループ設定画面を表示し、組合せ提示部は、組合せ特定部によって特定されたサービスレベル項目グループの組合せと、当該組合せに対して計算された度合と、当該組合せに属するサービスレベル項目グループ毎にコストの入力欄に入力されたコストの合計値とを表示する画面の画面情報をユーザ端末に送信する付記13から付記15のうちのいずれかに記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記17)ユーザ要求受信部は、ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値の入力欄とを含むインタフェース画面である要求値入力画面の画面情報をユーザ端末に送信することにより、ユーザ端末に前記要求値入力画面を表示させる付記13から付記16のうちのいずれかに記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記18)ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値を満たすサービス提供環境を、データセンタ内のサーバに構築するサービス提供環境構築部とを備える付記13から付記17のうちのいずれかに記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記19)グループ情報入力部は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、ユーザによって当該サービスレベル項目グループを含む組合せが選択された場合に、データセンタ内のサーバに対して実行する処理内容の入力欄とを含むグループ設定画面を表示し、サービス提供環境構築部は、ユーザに選択された組合せに属する各サービスレベル項目グループに関して前記処理内容の入力欄に入力された処理内容をデータセンタ内のサーバに対して実行することにより、サービス提供環境を構築する付記18に記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記20)サービス実行環境が構築されたサーバの出力を収集する出力収集部と、予め定められた測定方式に従って、前記サーバの出力から、ユーザに対するサービス提供の運用時におけるサービスレベル項目の値を算出するサービスレベル項目算出部とを有する付記13から付記19のうちのいずれかに記載のサービスレベル項目管理システム。
(付記21)サービスレベル項目情報入力部は、サービスレベル項目名の入力欄と、管理者がサービスレベル項目に対して定める値がユーザの要求値を満たす条件の入力欄と、ユーザに対するサービス提供の運用時における当該サービスレベル項目の測定方式の入力欄とを含むサービスレベル項目設定画面を表示し、サービスレベル項目算出部は、前記測定方式の入力欄に入力された測定方式に従って、サービス提供の運用時におけるサービスレベル項目の値を算出する付記20に記載のサービスレベル項目管理システム。
この出願は、2011年4月22日に出願された日本特許出願2011−096395を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
産業上の利用の可能性
本発明は、データセンタにおけるSLOの管理に好適に適用可能である。
1 データセンタ
2 管理者端末
4 ユーザ端末
6 画面表示装置
7 SLO管理装置
8 SLO比較装置
9 利用者管理装置
10 プロビジョニング装置
11 運用管理装置
12 SLO算出装置
13 SLO記憶装置

Claims (11)

  1. データセンタの管理者から、前記管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、前記管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値が前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件とが入力されるサービスレベル項目情報入力手段と、
    前記管理者から、前記サービスレベル項目情報入力手段にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記各サービスレベル項目に対して前記管理者が定める目標値と、前記管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名とが入力されるグループ情報入力手段と、
    前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、前記サービスレベル項目情報入力手段にサービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、前記ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値とを受信するユーザ要求受信手段と、
    階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、前記ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、前記度合の高い複数の組合せを特定する組合せ特定手段と、
    前記組合せ特定手段によって特定されたサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報を前記ユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報を前記ユーザ端末から受信する組合せ提示手段とを備える
    ことを特徴とするサービスレベル項目管理システム。
  2. サービスレベル項目情報入力手段は、サービスレベル項目名の入力欄と、管理者がサービスレベル項目に対して定める値がユーザの要求値を満たす条件の入力欄とを含むインタフェース画面であるサービスレベル項目設定画面を表示する
    請求項1に記載のサービスレベル項目管理システム。
  3. グループ情報入力手段は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄とを含むインタフェース画面であるグループ設定画面を表示する
    請求項1または請求項2に記載のサービスレベル項目管理システム。
  4. グループ情報入力手段は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記各目標値を実現するようにデータセンタ内のサーバを用いてユーザにサービスを提供する場合に要するコストの入力欄とを含むグループ設定画面を表示し、
    組合せ提示手段は、組合せ特定手段によって特定されたサービスレベル項目グループの組合せと、当該組合せに対して計算された度合と、当該組合せに属するサービスレベル項目グループ毎にコストの入力欄に入力されたコストの合計値とを表示する画面の画面情報をユーザ端末に送信する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のサービスレベル項目管理システム。
  5. ユーザ要求受信手段は、ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値の入力欄とを含むインタフェース画面である要求値入力画面の画面情報をユーザ端末に送信することにより、ユーザ端末に前記要求値入力画面を表示させる
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のサービスレベル項目管理システム。
  6. ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値を満たすサービス提供環境を、データセンタ内のサーバに構築するサービス提供環境構築手段とを備える
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のサービスレベル項目管理システム。
  7. グループ情報入力手段は、サービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名の入力欄と、前記各サービスレベル項目の目標値の入力欄と、管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力欄と、ユーザによって当該サービスレベル項目グループを含む組合せが選択された場合に、データセンタ内のサーバに対して実行する処理内容の入力欄とを含むグループ設定画面を表示し、
    サービス提供環境構築手段は、ユーザに選択された組合せに属する各サービスレベル項目グループに関して前記処理内容の入力欄に入力された処理内容をデータセンタ内のサーバに対して実行することにより、サービス提供環境を構築する
    請求項6に記載のサービスレベル項目管理システム。
  8. サービス実行環境が構築されたサーバの出力を収集する出力収集手段と、
    予め定められた測定方式に従って、前記サーバの出力から、ユーザに対するサービス提供の運用時におけるサービスレベル項目の値を算出するサービスレベル項目算出手段とを有する
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載のサービスレベル項目管理システム。
  9. サービスレベル項目情報入力手段は、サービスレベル項目名の入力欄と、管理者がサービスレベル項目に対して定める値がユーザの要求値を満たす条件の入力欄と、ユーザに対するサービス提供の運用時における当該サービスレベル項目の測定方式の入力欄とを含むサービスレベル項目設定画面を表示し、
    サービスレベル項目算出手段は、前記測定方式の入力欄に入力された測定方式に従って、サービス提供の運用時におけるサービスレベル項目の値を算出する
    請求項8に記載のサービスレベル項目管理システム。
  10. サービスレベル項目情報入力手段が、データセンタの管理者から、前記管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、前記管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値が前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件の入力を受け付け、
    グループ情報入力手段が、前記管理者から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記各サービスレベル項目に対して前記管理者が定める目標値と、前記管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力を受け付け、
    ユーザ要求受信手段が、前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、前記ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値とを受信し、
    組合せ特定手段が、階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、前記ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、前記度合の高い複数の組合せを特定し、
    組合せ提示手段が、特定したサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報を前記ユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報を前記ユーザ端末から受信する
    ことを特徴とするサービスレベル項目管理方法。
  11. コンピュータに、
    データセンタの管理者から、前記管理者が定めるサービスレベル項目の名称であるサービスレベル項目名と、前記管理者が当該サービスレベル項目に対して定める値が前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザの当該サービスレベル項目に対する要求値を満たす条件の入力を受け付けるサービスレベル項目情報入力処理、
    前記管理者から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち1つ以上のサービスレベル項目を含むサービスレベル項目グループの名称であるグループ名と、前記サービスレベル項目グループに含まれる各サービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記各サービスレベル項目に対して前記管理者が定める目標値と、前記管理者が当該サービスレベル項目グループとの間に階層関係を定める他のサービスレベル項目グループのグループ名の入力を受け付けるグループ情報入力処理、
    前記データセンタからサービスの提供を受けるユーザのユーザ端末から、サービスレベル項目名が入力されたサービスレベル項目のうち、前記ユーザが指定するサービスレベル項目のサービスレベル項目名と、前記サービスレベル項目に対して前記ユーザが要求する要求値とを受信するユーザ要求受信処理、
    階層化されたサービスレベル項目グループにおける最上位のサービスレベル項目グループから最下位のサービスレベル項目グループに至るまでのサービスレベル項目グループの組合せ毎に、組合せに属するサービスレベル項目グループ内の各サービスレベル項目の目標値が、前記ユーザ端末から各サービスレベル項目名とともに受信した各要求値を満たしている度合を計算し、所定の基準により、前記度合の高い複数の組合せを特定する組合せ特定処理、および、
    前記組合せ特定処理で特定したサービスレベル項目グループの組合せをそれぞれ表示する画面の画面情報を前記ユーザ端末に送信し、ユーザに選択されたサービスレベル項目グループの組合せの情報を前記ユーザ端末から受信する組合せ提示処理
    を実行させるためのサービスレベル項目管理プログラム。
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