JP5435020B2 - 位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検出装置の位置を検出する位置検出装置に関する。
従来、車両に用いられる電子制御スロットルシステムのスロットルバルブの回転角度、アクセルペダルモジュールのアクセルペダルの回転角度、またはタンブルコントロールバルブの回転角度などを検出する位置検出装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の発明では、出力信号が互いに逆方向に変化する二つの集積回路を備える位置検出装置が開示されている。
特許第35588127号
特許文献1に記載の発明では、正常時においてクロス特性を有する二つのセンサの出力信号の和が一定であることを利用して、二つのセンサの出力信号の和が一定でないと、位置検出装置の異常を検出する。ところが、二つの集積回路の出力端子同士が短絡すると、位置検出装置の出力が常に一定となる。このため、特許文献1に記載の発明では、位置検出装置の出力端子同士の短絡による異常を検出することができない。以下、特別な説明がない限り、「異常」とは短絡による異常を意味する。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、二つの集積回路の出力端子同士の短絡を検出可能な位置検出装置を提供することにある。
請求項1に係る発明によると、位置検出装置は、被検出体を駆動制御する電子制御装置に対し、電源の電圧を最大値とする電圧を被検出体の位置に応じて出力する。位置検出装置は、第1集積回路および第2集積回路を備える。第1集積回路は、被検出体の位置に応じて線形に増大する電圧を出力する第1線形電圧出力回路、一端側が第1線形電圧出力回路に接続される第1保護抵抗、一端が第1保護抵抗の他端側に接続され他端が電子制御装置に接続される第1出力端子、および、第1保護抵抗の両側の電圧差に基づき第1異常検出信号を出力する第1異常検出回路を有する。第2集積回路は、被検出体の位置に応じて線形に減少する電圧を出力する第2線形電圧出力回路、一端側が第2線形電圧出力回路に接続される第2保護抵抗、および、一端が第2保護抵抗の他端側に接続され他端が電子制御装置に接続される第2出力端子、第2保護抵抗の両側の電圧差に基づき第2異常検出信号を出力する第2異常検出回路を有する。
本発明では、第1集積回路に第1異常検出回路が設けられ、第2集積回路に第2異常検出回路が設けられている。第1出力端子と第2出力端子とが短絡すると、大電流が第1保護抵抗または第2保護抵抗を流れるため、第1保護抵抗または第2保護抵抗の両側の電圧差が大きくなる。このため、第1保護抵抗の両側の電圧差が所定電圧以上となることで第1異常検出回路から出力される第1異常検出信号、または、第2保護抵抗の両側の電圧差が所定電圧以上となることで第2異常検出回路から出力される第2異常検出信号により第1出力端子と第2出力端子との短絡を検出することができる。
請求項2に係る発明によると、第1集積回路は第1電流遮断手段を有する。第1電流遮断手段は、第1線形信号出力回路と第1保護抵抗との間に設けられ、第1異常検出回路が第1異常検出信号を出力したとき、第1線形信号出力回路と第1保護抵抗との間の電流の流れを遮断する。また、第2集積回路は第2電流遮断手段を有する。第2電流遮断手段は、第2線形信号出力回路と第2保護抵抗との間に設けられ、第2異常検出回路が第2異常検出信号を出力したとき、第2線形信号出力回路と第2保護抵抗との間の電流の流れを遮断する。
本発明では、第1線形信号出力回路と第1保護抵抗との間に第1電流遮断手段が設けられ、第2線形信号出力回路と第2保護抵抗との間に第2電流遮断手段が設けられている。これにより、第1出力端子と第2出力端子とが短絡したとしても、第1線形信号出力回路と第1保護抵抗との間、または、第2線形信号出力回路と第2保護抵抗との間の電流の流れを遮断することで、第1集積回路および第2集積回路に大電流が流れることを抑制することができる。
請求項3に係る発明によると、第1集積回路は第1高電位側スイッチおよび第1低電位側スイッチを有する。第1高電位側スイッチは、一端が電源の高電位側に接続され、他端が第1保護抵抗と第1出力端子との間に接続され、第1異常検出信号に応じてONまたはOFFとなる。第1低電位側スイッチは、一端が第1保護抵抗と第1出力端子との間に接続され、他端が電源の低電位側に接続され、第1異常検出信号に応じてOFFまたはONとなる。
また、第2集積回路は第2高電位側スイッチおよび第2低電位側スイッチを有する。第2高電位側スイッチは、一端が電源の高電位側に接続され、他端が第2保護抵抗と第2出力端子との間に接続され、第2異常検出信号に応じてONまたはOFFとなる。第2低電位側スイッチは、一端が第2保護抵抗と第2出力端子との間に接続され、他端が電源の低電位側に接続され、第2異常検出信号に応じてOFFまたはONとなる。
本発明では、第1集積回路に第1高電位側スイッチおよび第1低電位側スイッチが設けられ、第2集積回路に第2高電位側スイッチおよび第2低電位側スイッチが設けられている。これにより、第1出力端子と第2出力端子とが短絡した場合、第1出力端子または第2出力端子の出力電圧を高電位側または低電位側に制御することで異なるアプリケーションの要求に対応することができる。
請求項4に係る発明によると、第1集積回路または第2集積回路の一方を「被検出体を駆動制御するための電圧を出力する制御用集積回路」とし、第1集積回路または第2集積回路の他方を「第1集積回路または第2集積回路の一方を監視するための監視用集積回路」とすることを示す情報である集積回路特定情報を記憶する集積回路特定情報記憶手段をさらに備える。
本発明では、集積回路特定情報に基づき、第1集積回路または第2集積回路の一方を制御用集積回路として設定し、他方を監視用集積回路として設定する。よって、電子制御装置は、第1集積回路または第2集積回路の一方の出力に基づいて被検出体の駆動制御を行い、他方の出力に基づいて一方の出力を監視する。
請求項5に係る発明によると、集積回路特定情報記憶手段は不揮発性メモリである。
これにより、例えば、出荷時において、集積回路特定情報を集積回路特定情報記憶手段に記憶させておくことで、制御用集積回路および監視用集積回路を特定するための処理を不要にすることができ、作動時の処理に関する負担を低減することができる。
請求項6に係る発明によると、第1異常検出信号に応じて第1高電位側スイッチまたは第1低電位側スイッチのいずれをONにするかを示す情報、および、第2異常検出信号に応じて第2高電位側スイッチまたは第2低電位側スイッチのいずれをONにするかを示す情報である異常時スイッチ設定情報を記憶する異常時スイッチ設定情報記憶手段をさらに備える。
本発明では、異常時スイッチ設定情報に基づき、第1異常検出信号に応じて第1高電位側スイッチまたは第1低電位側スイッチのいずれかをONにし、第2異常検出信号に応じて第2高電位側スイッチまたは第2低電位側スイッチのいずれかをONにする。
請求項7に係る発明によると、異常時スイッチ設定情報記憶手段は揮発性メモリである。
本発明では、例えば、イグニッションスイッチがONとなるとき、異常時スイッチ設定情報を異常時スイッチ設定情報記憶手段に記憶する。これにより、異なるアプリケーションに応じて異常時スイッチ設定情報記憶手段に異なる異常時スイッチ設定情報が自動的に記憶される。よって、異なるアプリケーションに応じて異なる異常時スイッチ設定情報を予め記憶させておく必要がなくなり、出荷時の設定作業を省略することができる。また、異なるアプリケーションのそれぞれに合わせて位置検出装置を作る必要がなく、共通の位置検出装置で異なるアプリケーションに対応することができる。ここで、異なるアプリケーションというのは、例えば電子制御スロットルシステムまたはアクセルペダルモジュール等を含む。電子制御スロットルシステムは、異常時に出力端子の出力電圧が高電位側に出力するよう要求する。また、アクセルペダルモジュールは、異常時に出力端子の出力電圧が低電位側に出力するよう要求する。
請求項8に係る発明によると、異常時スイッチ設定情報記憶手段は不揮発性メモリである。
本発明では、例えば、出荷時において、異常時スイッチ設定情報を異常時スイッチ設定情報記憶手段に記憶する。このため、確実に異常時スイッチ設定を行うことができる。また、異なるアプリケーションの種類を判定する処理を不要にするため、作動時の処理に関する負担を低減することができる。
本発明の第1実施形態による位置検出装置が適用された電子制御スロットルシステムを示す模式図。 本発明の第1実施形態による位置検出装置の回路を示す模式図。 本発明の第1実施形態による位置検出装置の回路要部を拡大した模式図。 「引き込み電流」および「吐き出し電流」を説明する模式図。 本発明の第1実施形態による位置検出装置の第1集積回路および第2集積回路の出力を示す特性図。 本発明の第1実施形態による位置検出装置に記憶される情報を示す模式図であり、(A)は集積回路特定情報を示巣図、(B)は第1電流遮断スイッチの制御情報を示す図。 本発明の第1実施形態による位置検出装置の異常検出処理のフロチャート。 本発明の第1実施形態による位置検出装置の異常時スイッチ設定情報を示す図。 本発明の第1実施形態との比較例を示す模式図。 本発明の第2実施形態の異常時スイッチ設定情報情報を示す図。 本発明の第3実施形態の異常時スイッチ設定情報を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による位置検出装置は、車両の内燃機関の気筒内に吸入される吸気量を制御する電子制御スロットルシステムの回転角センサとして用いられる。図1に示すように、回転角センサ4は、スロットルバルブ1の開度を示す電圧信号を車両の電子制御装置(ECU)40に出力する。その電圧信号に応じてECU40は、スロットルバルブ1が内燃機関の運転状態に適切な開度になるよう、スロットルバルブ1を駆動するモータに駆動信号を出力する。これにより、目標とする開度となるようモータがスロットルバルブ1を駆動し、吸気量が調節される。
被検出体としてのスロットルバルブ1の一端には、円筒状のヨーク2と、そのヨーク2の径内側に2個の永久磁石3が固定されている。図1では、2個の永久磁石3の間を流れる磁束を概念的に矢印で示している。
回転角センサ4は、永久磁石3およびヨーク2に対して相対回転可能に設けられた第1集積回路10、第2集積回路20、およびマイクロコンピュータ30を備える。
第1集積回路10および第2集積回路20の回路ならびにマイクロコンピュータ30を図2および図3に基づいて説明する。
図2に示すように、第1集積回路10は、第1線形電圧出力回路11、第1保護抵抗12、第1出力端子13、第1異常検出回路14、第1電流遮断手段としての第1電流遮断スイッチ15、および、第1電圧切替回路16を有する。
第1線形電圧出力回路11は、ホール素子111、アナログ−デジタル変換回路(以下、「A/D変換回路」という)112、デジタルシグナルプロセッサ(以下、「DSP」という)113、デジタル−アナログ変換回路(以下、「D/A変換回路」という)114、および、第1変換回路17を有する。
ホール素子111は、半導体薄膜で形成されており、磁束密度の変化に対応する信号を出力する。
A/D変換回路112は、ホール素子111から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
DSP113は、デジタル信号処理に特化したものであり、ホール素子111から出力され、デジタル信号に変換された信号に対し補正処理および回転角演算処理等の処理を行う。
D/A変換回路114は、DSP113から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。
第1変換回路17は、図3に示すように、オペアンプ71、制御回路72、73、およびトランジスタ74、75を有する。第1変換回路17は、D/A変換回路114から出力された信号を信号に応じた電圧に変換する。ここで、第1変換回路17は、第1線形電圧出力回路11の出力電圧がスロットルバルブ1の位置に応じて線形に増大するよう設定されている。
第1保護抵抗12は、第1変換回路17に接続され、瞬間大電流から第1集積回路10を保護する。
第1出力端子13は、ECU40と電気的に接続可能に設けられ、第1集積回路10の出力電圧をECU40に出力する。
図3に示すように、第1異常検出回路14は、第1端子41、第2端子42、減算回路43、絶対値回路44、比較回路45、および異常処理回路46を有する。
第1端子41および第2端子42は、第1保護抵抗12の両側に電気的に接続している。
減算回路43は、第1端子41および第2端子42と電気的に接続され、第1保護抵抗12の両側の電圧に対し減算処理を行う。これにより、第1保護抵抗12の両端の電位差が算出される。
絶対値回路44は、減算回路43と電気的に接続され、減算回路43から出力された値に対し絶対値処理を行う。これにより、第1保護抵抗12の両端の電位差の絶対値が算出される。
比較回路45は、絶対値回路44と電気的に接続され、絶対値回路44から出力された絶対値Vとレファレンス電圧端子47から出力されたレファレンス電圧Vrとを比較する。比較回路45は比較結果を表す信号を異常処理回路46に送信する。ここで、例えば、第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡することで第1保護抵抗12に大電流が流れると、絶対値回路44による絶対値Vがレファレンス電圧Vr以上となり、比較回路45は1を出力する。また、絶対値回路44による絶対値Vがレファレンス電圧Vrより小さい場合、比較回路45は0を出力する。ここで、第1異常検出回路14の比較回路45から出力された1は、特許請求の範囲における「第1異常検出信号」に対応する。
異常処理回路46は、比較回路45の出力値に基づいて、第1保護抵抗12に大電流が流れるか否かを判定し制御信号を出力する。例えば、第1異常検出回路14の比較回路45の出力が1である場合、異常処理回路46は、第1保護抵抗12に大電流が流れていると判定し、第1電流遮断スイッチ15および第1電圧切替回路16へ制御信号を出力する。
第1電流遮断スイッチ15は、第1変換回路17と第1保護抵抗12との間に設けられている。第1電流遮断スイッチ15は、作動していない時ONとなり、作動するとOFFとなるノーマルONのスイッチである。第1電流遮断スイッチ15は、第1集積回路10が正常である時ONとなる。一方、第1電流遮断スイッチ15は、第1保護抵抗12に大電流が流れている時、異常処理回路46の制御信号により作動することでOFFとなり、第1変換回路17と第1保護抵抗12との間の電流の流れを遮断する。
第1電圧切替回路16は、第1保護抵抗12と第1出力端子13との間に設けられ、一端が電源ライン51に電気的に接続され、他端がグランドライン52に電気的に接続されている。第1電圧切替回路16は、第1高電位側スイッチ(以下、「第1HISW」という)161および第1低電位側スイッチ(以下、「第1LOSW」という)162を有する。第1HISW161は、一端が電源ライン51に電気的に接続され、他端が第1LOSW162に電気的に接続されている。第1LOSW162は、一端が第1HISW161に電気的に接続され、他端がグランドライン52に電気的に接続されている。第1HISW161と第1LOSW162との間の配線は、第1保護抵抗12と第1出力端子13との間の配線と電気的に接続されている。
第1電圧切替回路16は、第1HISW161がONとなり、第1LOSW162がOFFとなることにより、電源ライン51とグランドライン52との間の中間電圧より高くなるよう第1出力端子13の出力電圧を制御する(以下、「HI側に制御する」という)。また、第1電圧切替回路16は、第1HISW161がOFFとなり、第1LOSW162がONとなることにより、電源ライン51とグランドライン52との間の中間電圧より低くなるよう第1出力端子13の出力電圧を制御する(以下、「LO側に制御する」という)。
第1電圧切替回路16は、第1保護抵抗12に大電流が流れている異常時に、異常時スイッチ設定情報に基づいて、第1異常検出回路14の異常処理回路46の制御信号により作動し、第1出力端子13の出力電圧をHI側に制御するかLO側に制御する。ここで、異常時スイッチ設定情報というのは、異常時に第1HISW161または第1LOSW162のいずれをONにするかを示す情報、および、後述の第2HISW261または第2LOSW262のいずれをONにするかを示す情報であり、イグニッションスイッチがONとなるとき(以下、単に「IGON時」という)に後述のRAM33に記憶される。IGON時に第1出力端子13を流れる電流が引き込み電流である場合、第1電圧切替回路16は、作動時に第1HISW161がONとなり第1LOSW162がOFFとなるよう設定される。一方、IGON時に第1出力端子13を流れる電流が吐き出し電流である場合、第1電圧切替回路16は、作動時に第1HISW161がOFFとなり第1LOSW162がONとなるよう設定される。なお、「引き込み電流」および「吐き出し電流」については後で説明する。
第2集積回路20は、第2線形電圧出力回路21、第2保護抵抗22、第2出力端子23、第2異常検出回路24、第2電流遮断スイッチ25、および、第2電圧切替回路26を有する。
第2線形電圧出力回路21は、ホール素子111、A/D変換回路112、DSP113、D/A変換回路114、および、第2変換回路27を有する。図3に示すように、第2変換回路27は、第1変換回路17と同様の構成を有する。ここで、第2変換回路27は、第2線形電圧出力回路21がスロットルバルブ1の位置に応じて線形に減少するよう設定されている。
また、第2電圧切替回路26は、第1HISW161と同じ機能をもつ第2高電位側スイッチ(以下、「第2HISW」という)261、および、第2LOSW162と同じ機能をもつ第2低電位側スイッチ(以下、「第2LOSW」という)262を有する。
第2保護抵抗22と第1保護抵抗12、第2出力端子23と第1出力端子13、第2異常検出回路24と第1異常検出回路14、および、第2電流遮断手段としての第2電流遮断スイッチ25と第1電流遮断スイッチ15は構成及び機能が同様なものであり、設置場所のみ異なるので、第2保護抵抗22、第2出力端子23、第2異常検出回路24、および第2電流遮断スイッチ25についての説明を省略する。
ここで、例えば、第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡することで第2保護抵抗22に大電流が流れると、第2異常検出回路24の絶対値回路44による絶対値V2がレファレンス電圧Vr以上となり、第2異常検出回路24の比較回路45は1を出力する。また、第2異常検出回路24の絶対値回路44による絶対値V2がレファレンス電圧Vrより小さい場合、第2異常検出回路24の比較回路45は0を出力する。第2異常検出回路24の比較回路45から出力された1は、特許請求の範囲における「第2異常検出信号」に対応する。
マイクロコンピュータ30は、CPU31、ROM32、RAM33、およびEEPROM34を有している。CPU31は、プログラムによって様々な数値演算処理、情報処理、および制御等を行う。ROM32は、CPU31の様々な数値演算処理、情報処理、および制御処理等に必要なプログラムが記憶されている。
RAM33には、CPUの演算処理による中間情報が一時的に記録され、イグニッションスイッチがOFFとなると記憶された情報は消える。本実施形態では、IGON時において、異常時スイッチ設定情報がRAM33に記憶される。ここで、RAM33は特許請求の範囲における「異常時スイッチ設定情報記憶手段」に対応する。
EEPROM34には、出荷時において、CPU31の様々な数値演算処理、情報処理、および制御処理等に必要な情報が記憶させておいてある。EEPROM34には、第1集積回路10および第2集積回路20の用途を特定する情報が記録されている。EEPROM34は、特許請求の範囲における「集積回路特定情報記憶手段」に対応する。
ここで、図4に基づいて、「引き込み電流」および「吐き出し電流」について説明する。図4は、第1集積回路10または第2集積回路20とECU40の受け回路60とが接続した状態を示す模式回路図である。以下、説明の便宜のために電流の流れを破線矢印で示す。
図4(A)に示すように、受け回路60の電源ライン51と受け端子61との間に設けられている抵抗6はプルアップ抵抗である。受け回路60にプルアップ抵抗が設けられているため、IGON時に電流はECU40側から第1出力端子13または第2出力端子23を経由して第1保護抵抗12または第2保護抵抗22側へ流れる。このとき、第1出力端子13または第2出力端子23を流れる電流を「引き込み電流」という。
また、図4(B)に示すように、受け回路60のグランドライン52と受け端子61との間に設けられている抵抗62はプルダウン抵抗である。受け回路60にプルダウン抵抗が設けられているため、IGON時に電流は、第1保護抵抗12または第2保護抵抗22側から第1出力端子13または第2出力端子23を経由してECU40側へ流れる。この場合、第1出力端子13または第2出力端子23を流れる電流を「吐き出し電流」という。
ここで、電子制御スロットルシステムのECU40にはプルアップ抵抗が設けられ、回転角センサ4が電子制御スロットルシステムに適用される場合、第1出力端子13または第2出力端子23には、引き込み電流が流れる。電子制御スロットルシステムは、異常時に回転角センサ4の出力がHI側に制御されるよう要求する。
また、アクセルペダルモジュールのECU40にはプルダウン抵抗が設けられ、回転角センサ4がアクセルペダルモジュールに適用される場合、第1出力端子13または第2出力端子23には、吐き出し電流が流れる。アクセルペダルモジュールは、異常時に回転角センサ4の出力がLO側に制御されるよう要求する。
続いて、図5〜図8に基づいて、回転角センサ4の設定および作動について説明する。
まず、出荷時の設定について説明する。図5に示すように、第1集積回路10から出力される電圧信号S1は、スロットルバルブ1の開度が大きくなるに従い出力電圧が高くなる出力特性(以下、「右肩上り特性」という)を有している。また、第2集積回路20から出力される電圧信号S2は、スロットルバルブ1の開度が大きくなるに従い出力電圧が低くなる出力特性(以下、「右肩下り特性」という)を有している。つまり、回転角センサ4の第1集積回路10および第2集積回路20からECU40に出力される電圧信号は、いわゆるクロス特性を有する。
本実施形態の場合、図6(A)に示すように、出荷時に、EEPROM34の第1集積回路10を特定するビットに1を書き込むことで「第1集積回路10は制御用集積回路である」と設定する。また、EEPROM34の第2集積回路20を特定するビットに0を書き込むことで「第2集積回路20は監視用集積回路である」と設定する。右肩上り特性を有する第1集積回路10を制御用集積回路として設定することで、ECU40は、第1集積回路10の電圧信号S1の変化に基づいてスロットルバルブ1の駆動制御を行う。
一方、右肩下り特性を有する第2集積回路20を監視用集積回路として設定することで、例えば、ECU40は、第2集積回路20の電圧信号S2と第1集積回路10の電圧信号S1との和を用いて第1集積回路10の出力が異常(短絡以外の異常)であるか否かを監視する。
続いて、回転角センサ4の異常検出処理を図7のフローチャートに基づいて説明する。
S100でイグニッションスイッチがONとなると、処理はS101移行する。
S101では、第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定を行う。ここで、IGON時に、第1出力端子13を流れる電流の方向に基づいて第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定を行う。IGON時に第1出力端子13を流れる電流が引き込み電流場合、RAM33において第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定情報を表すビットに1を書き込むことで、異常処理回路46の制御信号により第1HISW161がONとなり第1LOSW162がOFFとなるよう設定する。一方、IGON時に第1出力端子13を流れる電流が吐き出し電流の場合、RAM33において第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定情報を表すビットに0を書き込むことで、異常処理回路46の制御信号により第1HISW161がOFFとなり第1LOSW162がONとなるよう設定する(図8参照)。
本実施形態の場合、IGON時に第1出力端子13を流れる電流が引き込み電流であり、RAM33において第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定情報を表すビットに1を書き込む。
S102では、絶対値V1がレファレンス電圧Vr以上であるか否かを判断する。ここで、絶対値V1がレファレンス電圧Vrより小さい正常状態の場合(S102:NO)、第1電流遮断スイッチ15はON状態を継続し、処理はS103に移行する。一方、第1保護抵抗12に大電流が流れ、絶対値V1がレファレンス電圧Vr以上となる異常状態の場合(S102:YES)、処理はS106へ移行する。
S103では、絶対値V2がレファレンス電圧Vr以上であるか否かを判断する。ここで、絶対値V1がレファレンス電圧Vrより小さい正常状態の場合(S103:NO)、第2電流遮断スイッチ25はON状態を継続し、処理はS102に戻る。一方、第2保護抵抗22に大電流が流れ、絶対値V2がレファレンス電圧Vr以上となった場合、処理はS104へ移行する。
S104では、第2異常検出回路24により第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡したことを検出し、第2異常検出回路24の異常処理回路46により制御信号を第2電流遮断スイッチ25に送る。
S105では、第2電流遮断スイッチ25は、第2異常検出回路24の異常処理回路46の制御信号により作動しOFFとなる(図6(B)参照)。そして、処理はS102に戻る。
S106では、第1異常検出回路14により第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡したことを検出する。ここで、第1異常検出回路14の異常処理回路46により、第1電流遮断スイッチ15および第1電圧切替回路16に制御信号を送信する。
S107では、第1電流遮断スイッチ15は、異常処理回路46の制御信号により作動しOFFとなる。このため、第1変換回路17と第1保護抵抗12との間の電流の流れが遮断される(図6(B)参照)。
S108では、異常処理回路46の制御信号により、第1電圧切替回路16を駆動する。本実施形態では、第1異常検出回路14の異常処理回路46の制御信号により、第1電圧切替回路16を駆動する。これにより、第1HISW161がONとなり、第1LOSW162がOFFとなることで、第1集積回路10の出力電圧はHI側に制御される(図8参照)。
S109では、ECU40は、運転モードを退避走行運転モードに切り替える。ここで、ECU40は路肩走行できる程度の最低限の走行能力を維持するよう車両を制御する。
以上説明したように、本実施形態では、第1集積回路10に第1異常検出回路14が設けられ、第2集積回路20に第2異常検出回路24が設けられている。これにより、例えば、図2に示すように、異物により第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡すると、大電流が第1保護抵抗12または第2保護抵抗22を流れるため、第1保護抵抗12または第2保護抵抗22の両側の電圧差が大きくなる。ここで、第1保護抵抗12に大電流が流れ、第1保護抵抗12の両側の電圧差の絶対値V1がレファレンス電圧Vr以上となると、第1異常検出回路14の比較回路45は1を出力する。一方、第2保護抵抗22に大電流が流れ、第2保護抵抗22の両側の電圧差の絶対値V2がレファレンス電圧Vr以上となると、第2異常検出回路24の比較回路45は1を出力する。よって、第1出力端子13と第2出力端子23との短絡を検出することができる。
ここで、図9に基づいて比較例を説明することにより、本実施形態による上述の効果を明らかなものとする。ここで、比較例とは、本実施形態の回転角センサ4から第1異常検出回路14、第1電流遮断スイッチ15、第1電圧切替回路16、第2異常検出回路24、第2電流遮断スイッチ25、および第2電圧切替回路26を取り除いた構成の回転角センサとする。つまり、この比較例は、「背景技術」の欄に示した従来の検出装置の構成と類似している。
図9に示すように、例えば、第1出力端子13と第2出力端子23とが導電性異物8により短絡した場合、第1出力端子13と第2出力端子23とが電気的に接続され、電流は電源ライン51から第1保護抵抗12および第2保護抵抗22を経由してグランドライン52へ流れる。このとき、第1出力端子13および第2出力端子23の出力電圧は、いずれも中間電圧2.5Vとなる。この場合、正常時の第1出力端子13の出力電圧と第2出力端子23の出力電圧との和と同じとなるため、第1出力端子13と第2出力端子23との短絡による異常を検出することができなくなる。これに対し、本実施形態の場合、第1異常検出回路14および第2異常検出回路24を備えるため、第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡することを含む異常を検出することができる。
また、本実施形態では、第1変換回路17と第1保護抵抗12との間に第1電流遮断スイッチ15が設けられ、第2変換回路27と第2保護抵抗22との間に第2電流遮断スイッチ25が設けられている。これにより、第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡したとしても、第1線形電圧出力回路21と第1保護抵抗12との間、または、第2線形電圧出力回路22と第2保護抵抗22との間の電流の流れを遮断することで、第1集積回路10および第2集積回路20に大電流が流れることを抑制することができる。
また、本発明では、第1集積回路10に第1HISW161および第1LOSW162が設けられ、第2集積回路20に第2HISW261および第1LOSW162が設けられている。これにより、例えば第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡する等の異常が生じた場合、第1出力端子13または第2出力端子23の出力電圧をHi側またはLo側に制御することができる。
また、本実施形態では、制御用集積回路および監視用集積回路を特定する情報を記憶するEEPROM34を備える。これにより、EEPROM34の第1集積回路10の用途を特定するビットに1を書き込むことで第1集積回路10を制御用集積回路として設定する。また、EEPROM34の第2集積回路20の用途を特定するビットに0を書き込むことで第2集積回路20を監視用集積回路として設定する。よって、ECU40は、第1集積回路10の出力に基づいてスロットルバルブ1の駆動制御を行い、第2集積回路20の出力に基づいて第1集積回路10の出力を監視することができる。
また、本実施形態では、出荷時において、第1集積回路10を制御用集積回路として設定し、第2集積回路を監視用集積回路として設定することで、制御用集積回路および監視用集積回路を特定するための処理を不要にすることができ、処理負担を低減することができる。
本実施形態では、異常時スイッチ設定情報を記憶するRAM33を備える。
これにより、RAM33に記憶された情報に基づき、第1異常検出回路14の異常処理回路46の制御信号により第1HISW161または第1LOSW162のいずれかをONにし、第2異常検出回路24の異常処理回路46の制御信号により第2HISW261または第2LOSW262のいずれかをONにすることができる。
また、本実施形態では、IGON時に、異常時スイッチ設定情報がRAM33に記憶する。これにより、例えば電子制御スロットルシステムまたはアクセルペダルモジュール等の異なるアプリケーションに応じてRAM33に異なる異常時スイッチ設定情報が自動的に記憶される。よって、異なるアプリケーションに応じて異なる異常時スイッチ設定情報を予め記憶させておく必要がなくなり、出荷時の設定作業を省略することができる。また、異なるアプリケーションのそれぞれに合わせて回転角センサ4を作る必要がなく、共通の回転角センサ4で異なるアプリケーションに対応することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の位置検出装置を図3および図10に基づいて説明する。第2実施形態では、異常時スイッチ設定情報が第1実施形態と異なる。ここでは、第1実施形態と異なる部分のみを説明し、第1実施形態と同様の構成についての説明を割愛する。また、同様の構成部分については同一の符号を付す。
本実施形態では、出荷時において、第1集積回路10を制御用集積回路と設定し、第2集積回路20を監視用集積回路として設定する。そして、第1HISW161、第1LOSW162、第2HISW261、および第2LOSW262が常にOFFとなるよう設定する。
異常検出処理時において、第1集積回路10の絶対値V1がレファレンス電圧Vr以上となった場合、第1異常検出回路14の異常処理回路46により、第1電流遮断スイッチ15に制御信号を送信する。第1電流遮断スイッチ15は、異常処理回路46の制御信号によりOFFとなる。このため、第1変換回路17と第1保護抵抗12との間の電流の流れが遮断される。このとき、ECU40は、監視用集積回路と設定された第2集積回路20を制御用集積回路として用いることとし、第2集積回路20の出力に基づいてスロットルバルブ1の駆動制御を行う。
一方、異常検出処理時において、第2集積回路20の絶対値V2がレファレンス電圧Vr以上となった場合、第2異常検出回路24の異常処理回路46により、第2電流遮断スイッチ25に制御信号を送信する。第2電流遮断スイッチ25は、異常処理回路46の制御信号によりOFFとなる。このため、第2変換回路27と第2保護抵抗22との間の電流の流れが遮断される。このとき、ECU40は、第1集積回路10の出力に基づいてスロットルバルブ1の駆動制御を行う。
以上説明したように、本実施形態では、第1HISW161、第1LOSW162、第2HISW261、および第1LOSW162が常にOFFとなるよう設定する。これにより、第1出力端子13と第2出力端子23とが短絡したと判定された場合、異常処理回路46の制御信号により、第1電流遮断スイッチ15は、異常処理回路46の制御信号によりOFFとなる。これにより、制御用集積回路の監視はできなくなるが、制御を継続することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態の位置検出装置を図3および図11に基づいて説明する。第3実施形態では、異常時スイッチ設定情報記憶手段の種類が第1実施形態と異なる。ここでは、第1実施形態と異なる部分のみを説明し、第1実施形態と同様の構成についての説明を割愛する。また、同様の構成部分については同一の符号を付す。
本実施形態では、出荷時において第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定情報を示す情報をEEPROM34に記憶する。ここで、図11に示すように、回転角センサ4が電子制御スロットルシステムに適用される場合、EEPROM34の第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定情報を示すビットに1書き込むことで、異常処理回路46の制御信号により第1HISW161がONとなり第1LOSW162がOFFとなるよう設定する。また、回転角センサ4がアクセルペダルモジュールに適用される場合、EEPROM34の第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定情報を示すビットに0書き込むことで、異常処理回路46の制御信号により第1HISW161がOFFとなり第1LOSW162がONとなるよう設定する。
以上説明したように、本実施形態では、出荷時において第1電圧切替回路16の異常時スイッチ設定情報および第2電圧切替回路26の異常時スイッチ設定情報をEEPROM34に記憶する。これにより、確実に異常時スイッチ設定を行うことができる。また、異なるアプリケーションの種類を判定する処理を不要にするため、作動時の処理に関する負担を低減することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、第1集積回路に第1電流遮断スイッチが設けられ、第2集積回路に第2電流遮断スイッチが設けられている。これに対し、他の実施形態では、第1電流遮断スイッチおよび第2電流遮断スイッチを備えないこととしても良い。
上記実施形態では、第1集積回路に第1電圧切替回路が設けられ、第2集積回路に第2電圧切替回路が設けられている。これに対し、他の実施形態では、第1電圧切替回路および第2電圧切替回路を設けないこととしても良い。
上記実施形態では、制御用集積回路および監視用集積回路を特定する情報をマイクロコンピュータのEEPROMに記憶させておく。これに対し、他の実施形態では、IGON時に制御用集積回路および監視用集積回路を特定する処理を行い、制御用集積回路および監視用集積回路を特定する情報をRAMに記憶することとしても良い。
上記実施形態では、位置検出装置は電子制御スロットルシステムに適用され、異常時に位置検出装置の出力電圧をHI側に制御する。これに対し、他の実施形態では、位置検出装置をアクセルペダルモジュールに適用し、異常時に位置検出装置の出力電圧をLO側に制御することとしても良い。
上記実施形態では、第1集積回路が制御用集積回路として設定され、第2集積回路が監視用集積回路として設定されている。これに対し、他の実施形態では第2集積回路を制御用集積回路と設定し、第1集積回路を監視用集積回路として設定することとしても良い。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
1 ・・・スロットルバルブ(被検出体)、
4 ・・・回転角センサ(位置検出装置)、
10 ・・・第1集積回路、
11 ・・・第1線形電圧出力回路、
12 ・・・第1保護抵抗、
13 ・・・第1出力端子、
14 ・・・第1異常検出回路、
15 ・・・第1電流遮断スイッチ(第1電流遮断手段)、
16 ・・・第1電圧切替回路、
20 ・・・第2集積回路、
21 ・・・第2線形電圧出力回路、
22 ・・・第2保護抵抗、
23 ・・・第2出力端子、
24 ・・・第2異常検出回路、
25 ・・・第2電流遮断スイッチ(第2電流遮断手段)、
26 ・・・第2電圧切替回路、
40 ・・・ECU(電子制御装置)。

Claims (8)

  1. 被検出体を駆動制御する電子制御装置に対し、電源の電圧を最大値とする電圧を前記被検出体の位置に応じて出力する位置検出装置であって、
    前記被検出体の位置に応じて線形に増大する電圧を出力する第1線形電圧出力回路、一端側が前記第1線形電圧出力回路に接続される第1保護抵抗、一端が前記第1保護抵抗の他端側に接続され他端が前記電子制御装置に接続される第1出力端子、および、前記第1保護抵抗の両側の電圧差に基づき第1異常検出信号を出力する第1異常検出回路を有する第1集積回路と、
    前記被検出体の位置に応じて線形に減少する電圧を出力する第2線形電圧出力回路、一端側が前記第2線形電圧出力回路に接続される第2保護抵抗、および、一端が前記第2保護抵抗の他端側に接続され他端が前記電子制御装置に接続される第2出力端子、前記第2保護抵抗の両側の電圧差に基づき第2異常検出信号を出力する第2異常検出回路を有する第2集積回路と、
    を備える位置検出装置。
  2. 前記第1集積回路は、
    前記第1線形信号出力回路と前記第1保護抵抗との間に設けられ、前記第1異常検出回路が前記第1異常検出信号を出力したとき、前記第1線形信号出力回路と前記第1保護抵抗との間の電流の流れを遮断する第1電流遮断手段を有し、
    前記第2集積回路は、
    前記第2線形信号出力回路と前記第2保護抵抗との間に設けられ、前記第2異常検出回路が前記第2異常検出信号を出力したとき、前記第2線形信号出力回路と前記第2保護抵抗との間の電流の流れを遮断する第2電流遮断手段を有することを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記第1集積回路は、
    一端が前記電源の高電位側に接続され、他端が前記第1保護抵抗と前記第1出力端子との間に接続され、前記第1異常検出信号に応じてONまたはOFFとなる第1高電位側スイッチ、および、
    一端が前記第1保護抵抗と前記第1出力端子との間に接続され、他端が前記電源の低電位側に接続され、前記第1異常検出信号に応じてOFFまたはONとなる第1低電位側スイッチ、を有し、
    前記第2集積回路は、
    一端が前記電源の高電位側に接続され、他端が前記第2保護抵抗と前記第2出力端子との間に接続され、前記第2異常検出信号に応じてONまたはOFFとなる第2高電位側スイッチ、および、
    一端が前記第2保護抵抗と前記第2出力端子との間に接続され、他端が前記電源の低電位側に接続され、前記第2異常検出信号に応じてOFFまたはONとなる第2低電位側スイッチ、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出装置。
  4. 前記第1集積回路または前記第2集積回路の一方を「前記被検出体を駆動制御するための電圧を出力する制御用集積回路」とし、前記第1集積回路または前記第2集積回路の他方を「前記第1集積回路または前記第2集積回路の一方を監視するための監視用集積回路」とすることを示す情報である集積回路特定情報を記憶する集積回路特定情報記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  5. 前記集積回路特定情報記憶手段は不揮発性メモリであることを特徴とする請求項4に記載の位置検出装置。
  6. 前記第1異常検出信号に応じて前記第1高電位側スイッチまたは前記第1低電位側スイッチのいずれをONにするかを示す情報、および、前記第2異常検出信号に応じて前記第2高電位側スイッチまたは前記第2低電位側スイッチのいずれをONにするかを示す情報である異常時スイッチ設定情報を記憶する異常時スイッチ設定情報記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  7. 前記異常時スイッチ設定情報記憶手段は揮発性メモリであることを特徴とする請求項6に記載の位置検出装置。
  8. 前記異常時スイッチ設定情報記憶手段は不揮発性メモリであることを特徴とする請求項6に記載の位置検出装置。
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