JP5434702B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents
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加えて請求項2に記載の発明は、供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および圧力制御室に露出し流入口および流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、流出口と戻り流路との連通および遮断を切り替え、圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、弁部を開閉する弁部材と、圧力制御室内に弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、変位軸方向において弁受圧面と対向する押圧受圧面、押圧受圧面から流出口に向かって延伸する制限孔を有し、圧力制御弁によって流出口と戻り流路とが連通すると、流入口と圧力制御室との連通を遮断するように開口壁面を押圧し、制限孔によって圧力制御室から流出口への燃料の流通量を制限し、圧力制御弁によって流出口と戻り流路とが遮断されると、流入口を圧力制御室へ開放するよう開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、押圧部材は、弁受圧面から離間する方向に押圧受圧面から窪み、制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、弁部材は、弁受圧面から押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および押圧部材が互いに最も近接した状態で、凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、凹部において変位軸まわりの内周壁には、当該変位軸方向に沿った凹部の軸方向溝が形成されることを特徴としている。
また請求項3に記載の発明は、供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および圧力制御室に露出し流入口および流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、流出口と戻り流路との連通および遮断を切り替え、圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、弁部を開閉する弁部材と、圧力制御室内に弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、変位軸方向において弁受圧面と対向する押圧受圧面、押圧受圧面から流出口に向かって延伸する制限孔を有し、圧力制御弁によって流出口と戻り流路とが連通すると、流入口と圧力制御室との連通を遮断するように開口壁面を押圧し、制限孔によって圧力制御室から流出口への燃料の流通量を制限し、圧力制御弁によって流出口と戻り流路とが遮断されると、流入口を圧力制御室へ開放するよう開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、押圧部材は、弁受圧面から離間する方向に押圧受圧面から窪み、制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、弁部材は、弁受圧面から押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および押圧部材が互いに最も近接した状態で、凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、凸部において変位軸まわりの外周壁には、当該変位軸方向に沿った凸部の軸方向溝が形成されることを特徴としている。
さらに請求項4に記載の発明は、供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および圧力制御室に露出し流入口および流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、流出口と戻り流路との連通および遮断を切り替え、圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、弁部を開閉する弁部材と、圧力制御室内に弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、変位軸方向において弁受圧面と対向する押圧受圧面、押圧受圧面から流出口に向かって延伸する制限孔を有し、圧力制御弁によって流出口と戻り流路とが連通すると、流入口と圧力制御室との連通を遮断するように開口壁面を押圧し、制限孔によって圧力制御室から流出口への燃料の流通量を制限し、圧力制御弁によって流出口と戻り流路とが遮断されると、流入口を圧力制御室へ開放するよう開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、押圧部材は、弁受圧面から離間する方向に押圧受圧面から窪み、制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、弁部材は、弁受圧面から押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および押圧部材が互いに最も近接した状態で、凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、押圧受圧面には、当該押圧受圧面の外縁から、凹部に向かって延伸する凹部の径方向溝が形成されることを特徴としている。
そして請求項5に記載の発明では、供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および圧力制御室に露出し流入口および流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、流出口と戻り流路との連通および遮断を切り替え、圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、弁部を開閉する弁部材と、圧力制御室内に弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、変位軸方向において弁受圧面と対向する押圧受圧面、押圧受圧面から流出口に向かって延伸する制限孔を有し、圧力制御弁によって流出口と戻り流路とが連通すると、流入口と圧力制御室との連通を遮断するように開口壁面を押圧し、制限孔によって圧力制御室から流出口への燃料の流通量を制限し、圧力制御弁によって流出口と戻り流路とが遮断されると、流入口を圧力制御室へ開放するよう開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、押圧部材は、弁受圧面から離間する方向に押圧受圧面から窪み、制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、弁部材は、弁受圧面から押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および押圧部材が互いに最も近接した状態で、凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、弁受圧面には、当該弁受圧面の外縁から、凸部に向かって延伸する凸部の径方向溝が形成されることを特徴としている。
本発明の第一実施形態による燃料噴射装置100が用いられた燃料供給システム10を、図1に示す。尚、本実施形態の燃料噴射装置100は、内燃機関であるディーゼル機関20の燃焼室22内に向けて直接的に燃料を噴射する、所謂、直接噴射式燃料供給システムである。
次に、燃料噴射装置100の特徴部分について、図4および図5に基づいてさらに詳細に説明する。
図6に示すように本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態の燃料噴射装置200は、第一実施形態のフローティングプレート70およびノズルニードル60に相当する、フローティングプレート270およびノズルニードル260を備えている。以下、第二実施形態による燃料噴射装置200の構成を、図6に基づいて詳細に説明する。
図7に示すように本発明の第三実施形態は、第二実施形態の変形例である。第三実施形態の燃料噴射装置300は、第二実施形態のノズルニードル260に相当するノズルニードル360を備えている。以下、第三実施形態による燃料噴射装置300の構成を、図7に基づいて詳細に説明する。
図8に示すように本発明の第四実施形態は、第三実施形態の変形例である。第四実施形態の燃料噴射装置400は、第三実施形態のフローティングプレート270およびノズルニードル360に相当する、フローティングプレート470およびノズルニードル460を備えている。加えて、燃料噴射装置400は、これらフローティングプレート470およびノズルニードル460間に、プレートスプリング476を備えている。以下、第四実施形態による燃料噴射装置400の構成を、図8に基づいて詳細に説明する。
フローティングプレート470の変位軸の傾きは、凹部472と凸部462との間に形成されるはずの燃料流路492を消失させ、凹部472と凸部462との間における燃料の通過を妨げる要因となり得る。そこで、付勢凹部477aに押圧受圧面477側の端部を内嵌させ、弁受付勢凸部461aに弁受圧面461側の端部を外嵌させることによって、プレートスプリング476のずれの発生は抑制され得る。故に、凹部472と凸部462との間に燃料の通過可能な燃料流路492が確実に維持され得る。したがって、プレートスプリング476を備える形態の燃料噴射装置400における温度特性は、当該プレートスプリング476のずれを抑制する付勢凹部477aおよび付勢凸部461aが形成されることで、確実に向上し得る。
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
Claims (15)
- 供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、
前記供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、前記戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および前記圧力制御室に露出し前記流入口および前記流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、
前記流出口と前記戻り流路との連通および遮断を切り替え、前記圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、
前記圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、前記弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、前記弁部を開閉する弁部材と、
前記圧力制御室内に前記弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、前記変位軸方向において前記弁受圧面と対向する押圧受圧面、前記押圧受圧面から前記流出口に向かって延伸する制限孔を有し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが連通すると、前記流入口と前記圧力制御室との連通を遮断するように前記開口壁面を押圧し、前記制限孔によって前記圧力制御室から前記流出口への燃料の流通量を制限し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが遮断されると、前記流入口を前記圧力制御室へ開放するよう前記開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、
前記押圧部材は、前記弁受圧面から離間する方向に前記押圧受圧面から窪み、前記制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、
前記弁部材は、前記弁受圧面から前記押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および前記押圧部材が互いに最も近接した状態で、前記凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、
前記制御ボディは、前記弁部材に近接する方向への前記押圧部材の変位を規制する押圧規制部と、前記押圧部材に近接する方向への前記弁部材の変位を規制する弁規制部と、を有し、
前記押圧部材および前記弁部材が互いに近接する方向に相対変位することによって前記凹部と前記凸部との間に形成される燃料流路の最小の流路面積は、前記制限孔の最小の流路面積よりも大きいことを特徴とする燃料噴射装置。 - 供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、
前記供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、前記戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および前記圧力制御室に露出し前記流入口および前記流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、
前記流出口と前記戻り流路との連通および遮断を切り替え、前記圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、
前記圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、前記弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、前記弁部を開閉する弁部材と、
前記圧力制御室内に前記弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、前記変位軸方向において前記弁受圧面と対向する押圧受圧面、前記押圧受圧面から前記流出口に向かって延伸する制限孔を有し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが連通すると、前記流入口と前記圧力制御室との連通を遮断するように前記開口壁面を押圧し、前記制限孔によって前記圧力制御室から前記流出口への燃料の流通量を制限し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが遮断されると、前記流入口を前記圧力制御室へ開放するよう前記開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、
前記押圧部材は、前記弁受圧面から離間する方向に前記押圧受圧面から窪み、前記制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、
前記弁部材は、前記弁受圧面から前記押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および前記押圧部材が互いに最も近接した状態で、前記凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、
前記凹部において前記変位軸まわりの内周壁には、当該変位軸方向に沿った凹部の軸方向溝が形成されることを特徴とする燃料噴射装置。 - 供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、
前記供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、前記戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および前記圧力制御室に露出し前記流入口および前記流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、
前記流出口と前記戻り流路との連通および遮断を切り替え、前記圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、
前記圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、前記弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、前記弁部を開閉する弁部材と、
前記圧力制御室内に前記弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、前記変位軸方向において前記弁受圧面と対向する押圧受圧面、前記押圧受圧面から前記流出口に向かって延伸する制限孔を有し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが連通すると、前記流入口と前記圧力制御室との連通を遮断するように前記開口壁面を押圧し、前記制限孔によって前記圧力制御室から前記流出口への燃料の流通量を制限し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが遮断されると、前記流入口を前記圧力制御室へ開放するよう前記開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、
前記押圧部材は、前記弁受圧面から離間する方向に前記押圧受圧面から窪み、前記制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、
前記弁部材は、前記弁受圧面から前記押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および前記押圧部材が互いに最も近接した状態で、前記凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、
前記凸部において前記変位軸まわりの外周壁には、当該変位軸方向に沿った凸部の軸方向溝が形成されることを特徴とする燃料噴射装置。 - 供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、
前記供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、前記戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および前記圧力制御室に露出し前記流入口および前記流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、
前記流出口と前記戻り流路との連通および遮断を切り替え、前記圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、
前記圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、前記弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、前記弁部を開閉する弁部材と、
前記圧力制御室内に前記弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、前記変位軸方向において前記弁受圧面と対向する押圧受圧面、前記押圧受圧面から前記流出口に向かって延伸する制限孔を有し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが連通すると、前記流入口と前記圧力制御室との連通を遮断するように前記開口壁面を押圧し、前記制限孔によって前記圧力制御室から前記流出口への燃料の流通量を制限し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが遮断されると、前記流入口を前記圧力制御室へ開放するよう前記開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、
前記押圧部材は、前記弁受圧面から離間する方向に前記押圧受圧面から窪み、前記制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、
前記弁部材は、前記弁受圧面から前記押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および前記押圧部材が互いに最も近接した状態で、前記凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、
前記押圧受圧面には、当該押圧受圧面の外縁から、前記凹部に向かって延伸する前記凹部の径方向溝が形成されることを特徴とする燃料噴射装置。 - 供給流路から供給される供給燃料の噴孔からの噴射を制御する弁部を開閉し、当該制御に伴って供給燃料の一部を戻り流路に排出する燃料噴射装置であって、
前記供給流路を流通した燃料が流入口から流入し、前記戻り流路へは流出口を経由して燃料を排出する圧力制御室、および前記圧力制御室に露出し前記流入口および前記流出口が開口する開口壁面を有する制御ボディと、
前記流出口と前記戻り流路との連通および遮断を切り替え、前記圧力制御室内の燃料の圧力を制御する圧力制御弁と、
前記圧力制御室に露出する弁受圧面を有し、前記弁受圧面の受ける燃料の圧力に応じて往復変位することにより、前記弁部を開閉する弁部材と、
前記圧力制御室内に前記弁部材の変位軸方向に沿って往復変位可能に配置され、前記変位軸方向において前記弁受圧面と対向する押圧受圧面、前記押圧受圧面から前記流出口に向かって延伸する制限孔を有し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが連通すると、前記流入口と前記圧力制御室との連通を遮断するように前記開口壁面を押圧し、前記制限孔によって前記圧力制御室から前記流出口への燃料の流通量を制限し、前記圧力制御弁によって前記流出口と前記戻り流路とが遮断されると、前記流入口を前記圧力制御室へ開放するよう前記開口壁面から少なくとも一部が離間するよう変位する押圧部材と、を備え、
前記押圧部材は、前記弁受圧面から離間する方向に前記押圧受圧面から窪み、前記制限孔の流路面積を部分的に拡大する凹部を有し、
前記弁部材は、前記弁受圧面から前記押圧受圧面に向かって突出し、当該弁部材および前記押圧部材が互いに最も近接した状態で、前記凹部内に位置し且つ突出方向の先端部が当該凹部の底部から離間する凸部を有し、
前記弁受圧面には、当該弁受圧面の外縁から、前記凸部に向かって延伸する前記凸部の径方向溝が形成されることを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記凹部において前記変位軸まわりの内周壁には、当該変位軸方向に沿った凹部の軸方向溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
- 前記凸部において前記変位軸まわりの外周壁には、当該変位軸方向に沿った凸部の軸方向溝が形成されることを特徴とする請求項1,2,6のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
- 前記押圧受圧面には、当該押圧受圧面の外縁から、前記凹部に向かって延伸する凹部の径方向溝が形成されることを特徴とする請求項1〜3,6,7のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
- 前記凹部において前記変位軸まわりの内周壁には、当該変位軸方向に沿った凹部の軸方向溝が形成され、
前記凹部の軸方向溝は、前記凹部の径方向溝と連続することを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射装置。 - 前記弁受圧面には、当該弁受圧面の外縁から、前記凸部に向かって延伸する凸部の径方向溝が形成されることを特徴とする請求項1〜4,6〜9のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
- 前記凸部において前記変位軸まわりの外周壁には、当該変位軸方向に沿った凸部の軸方向溝が形成され、
前記凸部の軸方向溝は、前記凸部の径方向溝と連続することを特徴とする請求項10に記載の燃料噴射装置。 - 前記押圧部材および前記弁部材が互いに近接する方向に相対変位することによって前記凹部と前記凸部との間に形成される燃料流路の最小の流路面積は、前記制限孔の最小の流路面積よりも大きいことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
- 前記押圧部材および前記弁部材が互いに離間する方向に相対変位することによって、前記凸部は、前記凹部内から離脱することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
- 前記押圧部材および前記弁部材が互いに最も離間した状態で、前記凸部の前記先端部は、前記凹部内に位置することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
- 前記押圧受圧面は、前記凹部の周囲を前記弁受圧面から離間する方向に窪むことにより付勢凹部を形成し、
前記弁受圧面は、前記凸部の周囲を前記押圧受圧面に近接する方向に突出することにより付勢凸部を形成し、
前記弁部材に対して前記押圧部材を前記開口壁面に向けて付勢する付勢部材をさらに備え、
前記付勢部材は、前記変位軸方向において前記押圧受圧面側の端部が前記付勢凹部に内嵌され、当該変位軸方向において前記弁受圧面側の端部が前記付勢凸部に外嵌されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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