JP5434657B2 - 光源装置 - Google Patents
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Description
また、防爆用透光板には、その中央部に正面側空間と反射鏡内部とを連通する通風孔が形成され、周縁部に反射鏡内部と背面側空間とを連通する通風切欠部が形成されている。
したがって、正面側空間は、通風孔を介して反射鏡内部に連通し、通風切欠部を介して背面側空間に連通し、通風孔及び通風切欠部を形成した防爆用透光板を仕切板に当接するだけで、冷却空気取入口−通風孔−反射鏡内部−通風切欠部−背面側空間の冷却通風路が形成されることとなる。
このとき、通風孔は放電ランプの先端部と対向する防爆用透光板の中央部に開口されているので、通風孔を通って反射鏡内に取り入れられる外気は、まず、放電ランプの先端部にあたって当該先端部が確実に冷却される。
その後、ランプに沿って流れ発光部が冷却され、反射鏡の底部で反転され、反射鏡に沿って防爆用透光板に向かって流れ、通風切欠部から背面側空間に抜ける。
そして、背面側空間では、空気の一部が反射鏡の背面に沿って流れ、反射鏡が冷却された後、排出される。
放電ランプ4は、発光部9内に対向配設された一対の電極アセンブリ(図示せず)が、その両側に形成された封止部10、10で気密封止され、その封止部両端からリード線(図示せず)が導出されて給電回路に接続されている。
ている。
光出射口7には、ライトガイド2の光入射端面が、反射鏡3の第2焦点位置近傍に位置するように挿入されている。
仕切板11には、反射鏡3により形成される光束径以上で且つ防爆用透光板5の外径より小さい開口窓14が形成され、ランプユニット6の光を光出射口7に向けて透過させることができるようになっている。
また、仕切板11に対してその背面側から防爆用透光板5を当接させたときに、当該開口窓14の周縁部15によりランプユニット6の周囲と筐体8との隙間が塞がれるようになっている。
さらに、排気ファン13は、放電ランプ4の点灯と同時に起動され、放電ランプ4の消灯後も排気温度が予め設定された一定値まで低下した時点で停止されるようにコントロールされる。
本例の通風孔16は、放電ランプ4の封止部10の先端と対向する部分に、内径が放電ランプ4の封止部10の先端の外径より小さくなるように形成されている。放電ランプ4が破裂する場合、その破裂箇所は略100%が発光部であり、破裂片は発光部を中心にして外側に向かって飛散するので、放電ランプ4の封止部10の先端と対向する部分に形成された通風孔16から外部に飛散する可能性は少ない。
この場合、通風切欠部17は、反射鏡開口部3aの最も低い部分を避けて形成されることが好ましく、例えば、開口部3aの断面が円形である場合は、通風切欠部17の中心が、図2(a)に示すように中心角45°〜315°の範囲に位置していればよく、本例では通風切欠部17を90°の位置に形成しているが、必要に応じて、一点鎖線図示の如く、180°の位置、270°の位置に形成してもよい。
開口部3aの断面が方形である場合は、その底辺を避けて、通風切欠部17の中心が、図2(b)に示すように中心角90°〜270°の範囲に位置していればよく、本例では通風切欠部17を90°の位置に形成しているが、必要に応じて、一点鎖線図示の如く、180°の位置、270°の位置に形成してもよい。
なお、光出射口7と仕切板11との間には、波長選択フィルター18が配されている。
放電ランプ4を点灯させることにより排気ファン13が起動されると、筐体8の背面側空間S2が陰圧となるので、冷却用空気取入口12から正面側空間S1を通り、通風孔16及び通風切欠部17を介して背面側空間S2に向かう空気流が形成される。
このとき、通風孔16は放電ランプ4の封止部先端10aと対向する防爆用透光板5の中央部に開口されているので、通風孔16を通って反射鏡3内に流入した空気は、矢印F3のように、放電ランプ4の封止部先端10aにあたって当該先端部10aが確実に冷却される。
その後、矢印F4のように、ランプ4に沿って流れて発光部9が冷却され、反射鏡3の底部で防爆用透光板5に向かって反転され、反射鏡3の内面に沿って防爆用透光板5に向かって流れ、矢印F5のように通風切欠部17から背面側空間S2に抜ける。
そして、背面側空間S2では、矢印F7のように流れ、反射鏡3から発せられた熱を外部に排出する。
しかも、通風孔16の内径は、放電ランプ4の封止部先端10aの外径より小さく形成されているので、万一、封止部10が正面に向かって吹き飛んでも、通風孔16から外部に飛散することはない。
3 楕円反射鏡
3a 反射鏡開口部
4 放電ランプ
5 防爆用透光板
6 ランプユニット
7 光出射口
8 筐体
11 仕切板
12 冷却用空気取入口
S1 正面側空間
13 排気ファン
S2 背面側空間
14 開口窓
15 周縁部
16 通風孔
17 通風切欠部
Claims (5)
- 楕円反射鏡に放電ランプが装着されると共にその反射鏡開口部に防爆用透光板が取り付けられたランプユニットを、正面に光出射口が形成された筐体に内蔵させた光源装置において、
前記ランプユニットの設置位置には、前記筐体を、冷却用空気取入口を形成した正面側空間と、排気ファンを備えた背面側空間とに仕切る仕切板が配され、
当該仕切板には、ランプユニットの光を光出射口に向けて透過させる開口窓が形成されると共に、その背面側から防爆用透光板を当接させたときに前記開口窓の周縁部によりランプユニットの周囲と筐体との隙間が塞がれ、
前記防爆用透光板には、放電ランプの先端部と対向する中央部に、前記筐体の正面側空間と反射鏡内部とを連通する通風孔が形成されると共に、仕切板に当接された周縁部の少なくとも一箇所に、反射鏡内部と背面側空間とを連通する通風切欠部が形成されたことを特徴とする光源装置。 - 前記通風切欠部を介して筐体の正面側空間が背面側空間に直接連通されてなる請求項1記載の光源装置。
- 前記通風孔の内径が放電ランプの先端部外径より小さく形成された請求項1又は2記載の光源装置。
- ランプユニットを正面から見て、放電ランプの中心を通る直径方向下端部位置を0°としたとき、前記通風切欠部が前記防爆用透光板の中心角45°〜315°の範囲、より好ましくは、中心角90°〜270°の範囲の周縁部に形成された請求項1乃至3いずれか記載の光源装置。
- 前記仕切板の開口窓が、反射鏡により形成される光束径以上で且つ防爆用透光板の外径より小さく形成され、前記通風切欠部が防爆用透光板の周縁部から前記開口窓の内側に至る大きさに切り欠かれた請求項1乃至4いずれか記載の光源装置。
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