JP5434452B2 - 磁気カード - Google Patents
磁気カード Download PDFInfo
- Publication number
- JP5434452B2 JP5434452B2 JP2009232789A JP2009232789A JP5434452B2 JP 5434452 B2 JP5434452 B2 JP 5434452B2 JP 2009232789 A JP2009232789 A JP 2009232789A JP 2009232789 A JP2009232789 A JP 2009232789A JP 5434452 B2 JP5434452 B2 JP 5434452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- exterior
- magnetic card
- substrate
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Description
なお、このような問題は、表面の凹凸が粗い剛性の高い紙基材だけではなく、ガラス転移点が高く熱溶融により磁気ストライプを埋設することができない熱硬化性樹脂についても同様である。
請求項1の発明は、コア基材と、該コア基材に積層された多孔質基材による外装基材と、該外装基材に配置された磁気ストライプとを備え、前記コア基材の表面粗さは、JIS0601−1976に示された方法にて測定した場合、Ra10〜11μm、Rz55〜65μm、Rmax70〜80μmであり、前記外装基材の多孔質基材は、圧縮又は加熱後に復元しない性質を有し、前記外装基材の厚さ寸法は、前記圧縮又は加熱後に0.05〜0.25mmであり、前記多孔質基材の密度は、前記圧縮又は加熱後に0.5〜1.0g/cm 3 であり、前記多孔質基材の空隙率は、前記圧縮又は加熱後に0〜50(%)であり、前記外装基材と前記磁気ストライプとが面一状とされていることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記コア基材には、バルカナイズド・ファイバを含んで形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記コア基材は、熱硬化性樹脂により形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記外装基材の多孔質基材は、圧縮又は加熱後に復元しない性質を備え、かつ、該多孔質基材の密度が0.2〜0.85g/cm 3 とされていることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記外装基材は、前記コア基材の両面に積層されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、前記コア基材と前記外装基材との間に、0.001mmから0.03mmの厚みを有し前記コア基材と前記外装基材とを接着する接着剤を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、前記外装基材と前記磁気ストライプとの段差は1μm未満であり、前記磁気カードの表面粗さ(Ra)は0.4μm未満であることを特徴とする。
図1(a)は、本発明の一実施形態として示した磁気カード1の斜視図であり、同図(b)は、本発明の一実施形態を示す磁気カード1を模式的に示した断面図である。
バルカナイズド・ファイバとしては、例えば、北越製紙製のものを適用することができる。非多孔質基材の密度がこの範囲内であれば、十分な剛性、硬度、機械強度を有するものとなる。
外装基材4の厚さ寸法は、ラミネートプレス前(圧縮前)で0.5〜2mmラミネートプレス後(圧縮後)で0.05〜0.25mmとされており、多孔質基材の密度は、ラミネートプレス前(圧縮前)で0.2〜0.85g/cm 3 、ラミネートプレス後(圧縮後)で0.5〜1.0g/cm 3 とされ得る。また、多孔質基材の空隙率は、ラミネートプレス前(圧縮前)で5〜80(%)、ラミネートプレス後(圧縮後)で0〜50(%)とされ得る。この厚さ及び密度は、後述する磁気ストライプ3により形成される表面の凹凸及びコア基材2の表面の凹凸が吸収され得る程度のものである。
この外装基材4は、多孔性を有し加圧等によって一旦圧縮されると復元しない性質を有するもの、例えば発泡処理を施した紙やポリオレフィン樹脂、空隙が生じるように成形されたポリオレフィン樹脂等が用いられる。例えば、王子製紙株式会社製のフワットライトN720100を好適に採用することができる。
磁気ストライプ3により形成される表面の凹凸は、JISX6302−6(ISO/IEC 7811−6)により計測した場合、−0.005mm≦h≦0.038mm(垂直変位量)、0.40μm以下(平均表面粗さ)となるようにされている。
接着剤5の厚みは0.001mmから0.03mmであることが望ましい。これにより外装基材4、4をコア基材2への貼り合わせる際に、コア基材2の表面凹凸を緩和しつつ、外装基材4を薄くかつ確実に貼着することができる。
各シート基材等を接合するにあたっては、各基材を最終製品とする寸法に形成した上で行っても構わないが、作業効率及び材料の利用効率を考慮して、下記全判シートを用いて各基材等を接合し、作製の最終過程で最終製品の寸法に切り出すこととする。後述する(2)の方法についても同様である。
このようにして、図1(a)、(b)に示すような磁気カード1が得られる。
外装基材4をコア基材2に加圧貼着させる際に磁気ストライプ3を埋設する場合には、まず図5(a)に示すように、外装基材4の外表面の所定の位置に磁気ストライプ3を熱転写により配置させ、同図(b)に示すように、コア基材2に貼着する内表面側に接着剤5を塗布する。そして、この外装基材4、4を磁気ストライプ3側が外面になるようにしてコア基材2の上下に配置する。
このようにして作製された磁気ストライプ3を有する板状体を雄雌型のパンチや刃物により磁気カード1の寸法に切り出し、表面に適宜印刷を行うことによって、図1(a)、(b)に示すような磁気カード1が得られる。
また更に、コア基材2として天然素材の紙基材が用いられているため、可燃物として自然環境に馴染みやすい廃棄方法を採用することができるという効果が得られる。
このような基材としては、例えば熱硬化性樹脂や、ガラス転移点(Tg)が約110℃以上の非晶質熱可塑性樹脂、結晶性熱可塑性樹脂が挙げられる。
(比較例1)
上記実施例2の外装基材4に厚さ0.1mmのバルカナイズド・ファイバを用いた。
厚さ0.8mmの北越製紙製のバルカナイズド・ファイバのコア基材2に厚さ20μmの磁気ストライプ3を熱転写により配置する。次に平滑な金属板を用いて150℃、4.0MPaにてラミネートプレスを行う。その上で、コア基材2の両側にスクリーン印刷・オフセット印刷により絵柄、保護層を印刷する。その後、上記と同様に、再度ラミネートプレスを行って、磁気カード1の表面の艶出しを行い、カードの小片とした。
2 コア基材
3 磁気ストライプ
4 外装基材
Claims (7)
- コア基材と、
該コア基材に積層された多孔質基材による外装基材と、
該外装基材に配置された磁気ストライプとを備え、
前記コア基材の表面粗さは、JIS0601−1976に示された方法にて測定した場合、Ra10〜11μm、Rz55〜65μm、Rmax70〜80μmであり、
前記外装基材の多孔質基材は、圧縮又は加熱後に復元しない性質を有し、
前記外装基材の厚さ寸法は、前記圧縮又は加熱後に0.05〜0.25mmであり、
前記多孔質基材の密度は、前記圧縮又は加熱後に0.5〜1.0g/cm 3 であり、
前記多孔質基材の空隙率は、前記圧縮又は加熱後に0〜50(%)であり、
前記外装基材と前記磁気ストライプとが面一状とされていることを特徴とする磁気カード。 - 請求項1に記載の磁気カードにおいて、
前記コア基材には、バルカナイズド・ファイバを含んで形成されていることを特徴とする磁気カード。 - 請求項1に記載の磁気カードにおいて、
前記コア基材は、熱硬化性樹脂により形成されていることを特徴とする磁気カード。 - 請求項1から3のいずれかに記載の磁気カードにおいて、
前記外装基材の多孔質基材は、圧縮又は加熱後に復元しない性質を備え、かつ、
該多孔質基材の密度が、前記圧縮又は加熱の前において0.2〜0.85g/cm 3 とされていることを特徴とする磁気カード。 - 請求項1から4のいずれかに記載の磁気カードにおいて、
前記外装基材は、前記コア基材の両面に積層されていることを特徴とする磁気カード。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の磁気カードにおいて、
前記コア基材と前記外装基材との間に、0.001mmから0.03mmの厚みを有し前記コア基材と前記外装基材とを接着する接着剤を有することを特徴とする磁気カード。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の磁気カードにおいて、
前記外装基材と前記磁気ストライプとの段差は1μm未満であり、
前記磁気カードの表面粗さ(Ra)は0.4μm未満であることを特徴とする磁気カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009232789A JP5434452B2 (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 磁気カード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009232789A JP5434452B2 (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 磁気カード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011081568A JP2011081568A (ja) | 2011-04-21 |
JP5434452B2 true JP5434452B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=44075563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009232789A Expired - Fee Related JP5434452B2 (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 磁気カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5434452B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7250387B1 (ja) * | 2022-09-10 | 2023-04-03 | 株式会社グランドアドレス | 通信タグ付きフォトプレート及びその製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3520490B2 (ja) * | 1996-10-04 | 2004-04-19 | 北越製紙株式会社 | Icカード |
JP2000148955A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-05-30 | Oji Paper Co Ltd | 非接触型icカ―ドおよびその製造方法 |
JP2003058845A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-28 | Oji Paper Co Ltd | 非接触icカードの製造方法 |
JP4380356B2 (ja) * | 2004-02-18 | 2009-12-09 | ソニー株式会社 | 非接触通信媒体及びその製造方法 |
JP5205938B2 (ja) * | 2007-11-26 | 2013-06-05 | 凸版印刷株式会社 | 情報記録媒体 |
-
2009
- 2009-10-06 JP JP2009232789A patent/JP5434452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011081568A (ja) | 2011-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100584599C (zh) | 具有合成树脂表面层和木质人造板的地板 | |
US20120325914A1 (en) | Combination card of metal and plastic | |
US8262827B2 (en) | Leather laminated decorative panel | |
JP6970218B2 (ja) | 化粧板の製造方法、化粧板および熱プレスパネル | |
JP4734438B2 (ja) | クッション性を有するタイル及びその製造方法 | |
CN111108003B (zh) | 树脂制卡片媒介物及其制造方法 | |
CN113613887A (zh) | 回收的塑料卡 | |
JP5434452B2 (ja) | 磁気カード | |
JP4220291B2 (ja) | 非接触icカード及び非接触icカード用基材 | |
JP5565205B2 (ja) | 紙質調カード及びその製造方法 | |
JP5205938B2 (ja) | 情報記録媒体 | |
JP5907399B1 (ja) | 反り防止用構造体 | |
JP4525159B2 (ja) | 非接触ic付冊子とその製造方法および非接触icインレット | |
CN102089157A (zh) | 用于有价证券和/或安全文件的具有可记录的纸区的复合体以及用于制造这种复合体的方法和装置 | |
CN1086634C (zh) | 制造压制卡片的方法 | |
US8083883B2 (en) | Method for making laminated, paper cards | |
JP2011123942A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JP4442094B2 (ja) | 情報記録媒体の製造方法 | |
JP7090453B2 (ja) | カード及びカードの製造方法 | |
JP2011081693A (ja) | 非接触型情報媒体とその製造方法および非接触型情報媒体付属冊子 | |
JP3868525B2 (ja) | 磁気ストライプ付き耐熱カード及びその製造方法 | |
KR100687626B1 (ko) | 입체 목리 무늬목 표면 금속 프레이트 | |
JP2001334627A (ja) | 化粧材及びこれを使用した天板 | |
JP4303973B2 (ja) | 積層シートの製造方法及び離型シート | |
EP1732033B1 (en) | Booklet cover |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130702 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5434452 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |