JP5432113B2 - 中枢神経系障害を治療するための組成物および方法 - Google Patents
中枢神経系障害を治療するための組成物および方法 Download PDFInfo
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Description
コンドロイチナーゼの使用を伴ったラットにおける脊髄の挫傷障害後の自律神経系機能の研究は、Acorda Animal Modeling Facilityにおいて完了した。動物(n=38)は確立されたSCIモデルにさらされた(Gruner et al.1996)。前記SCIの後、直ちに開始し、19体の動物は、コンドロイチナーゼABC1(Seikagaku;カタログ番号100332,ロット番号E02201)をくも膜下腔内(i.t.)に、各投与量、各ラットにつき人工脳脊髄液中0.06ユニットで、1日おきに2週間処理した。他の19体の動物は、賦型剤中の酵素蛋白質(Penicillinase−Sigma;カタログ番号P4524)で処理した。
1.コンドロイチナーゼ(Chase)ABC1−コンドロイチナーゼABC1(Seikagaku)、0.06U/投与量、くも膜下腔内投与、aCSF3マイクロリットル中。
2.ペニシリナーゼ−ペニシリナーゼ(Sigma)、3マイクロリットル、くも膜下腔内投与、228マイクログラム/1ミリリットル。
膀胱は少なくとも1日2回手動で絞り出し、尿量を記録した。全てのグループの尿量は障害後最初の4日間はおよそ2.7ミリリットルであった。ペニシリナーゼ処置グループの尿量は11ミリリットルのピーク容量に達し、障害後およそ3週間までに1日あたり6〜8ミリリットルの間に戻った。コンドロイチナーゼ処置グループの尿量は1日あたり6ミリリットルの最大容量に達し、3週間までにおよそ2ミリリットルに戻った。図1のコンドロイチナーゼおよびペニシリナーゼ処置ラットの適度な障害グループの平均残留尿量のプロットを参照。このシステムは、ラットにおける脊髄障害後の自律神経系機能回復を評価する分野において十分に許容されるものである。
持続放出コンドロイチナーゼ酵素供給技術の発展によって、存続期間を与えるために、コンドロイチナーゼがSCIの後のいずれの時点においても投与されることが可能になった。コンドロイチナーゼの理想的な持続放出システムは、活性物質の放出の延長を提供するだけでなく、SCIの状況において使用するのに実用的なものある。最小限な設計基準は、CNSにおける前記装置の生態適合性、コンドロイチナーゼ触媒活性の滞留、および適切なコンドロイチナーゼ放出反応速度を含む。好ましくは、前記システムは、前記SCIの部位に適用される薄膜の形態、または前記部位に適用される重合システムにおいて、脊髄に接触して重合し、その後前記処置期間の過程全体にわたって適所に留まるものである。前記システムは、前記SCIへの導入によって圧縮形態における更なる外傷を導くことがないように、曲がりやすいものである。
この研究において、コンドロイチナーゼABCTypeIは3つ持続放出基質中で処方した。:Duraseal(商標)I(Confluent Surgicalにて市販)、Duraseal(商標)II(Confluent Surgicalにて市販)、およびSpray Gel.Duraseal(商標)は増大ヒドロゲルである。前記Spray Gelはゲル発泡体に基づくコラーゲンである。放出は、長時間にわたって基質から放出されるコンドロイチナーゼ活性を測定することによって観察した。結果は図2に図説した。前記結果は、コンドロイチナーゼが長時間にわたって持続放出基質から放出され、持続放出製剤中で処方された可能性を実証していた。
ラットにおける挫傷障害のコンドロイチナーゼABCTypeI処置の研究は、Acorda Animal Modeling Facilityにおいて達成した。動物(n=30)は確立されたSCIモデルに曝された(Gruner et al.1996)。前記SCIの直後、10体の動物は、コンドロイチナーゼABCI(Seikagaku;カタログ番号100332、ロット番号E02201)を髄空内(i.t.)中、投与量あたり1ラットあたり人工脳髄液中0.06ユニットの投与量で処理し、その後1週間毎日、さらにその後1週間1日おきに処理した。別の10体の動物は酵素蛋白(ペニシリナーゼ−Sigma;Cat numberP4524)を受け、他の10体の動物は賦形剤対照(人工脳髄液−Harvard Apparatus;Cat Number59−7316)を受けた。動物は12〜16週間、オープンフィールド行動試験によって評価した。
1.コンドロイチナーゼABC1−コンドロイチナーゼABC1(Seikagaku)、0.06ユニット/投与量、くも膜下腔内投与、aCSF6マイクロリットル中。
2.ペニシリナーゼ−ペニシリナーゼ(Sigma)、6マイクロリットル、くも膜下腔内投与、124マイクログラム/1ミリリットル。
3.aCSF−人工脳髄液(Harvard Apparatus)、6マイクロリットル、くも膜下腔内投与。
48時間後およびその後障害後毎週、Basso、Beattie an Bresnahan(BBB)記録システム(Basso et al.,1995)に従って、オープンフィールド自発運動を観察および記録した。このシステムはラットにおける脊髄障害後の運動神経系機能回復の評価の分野において十分に許容されるものである。
ラットにおける挫傷障害のコンドロイチナーゼType1処置の研究は、Acorda Animal Modeling Facilityにおいて完了した。動物(n=38)は確立されたSCIモデル(Gruner et al.1996)にさらした。前記SCIの直後、19体の動物は、コンドロイチナーゼABC1(Seikagaku;Cat number 100332、ロット番号E02201)を人工脳髄液中、1ラット、1回投与量あたり0.06ユニットでくも膜下腔内(i.t.)投与し、2週間1日おきに処理した。別の19体の動物は、賦形剤中の酵素蛋白質(ペニシリナーゼ−Sigma;Cat number P4524)で処理した。動物は10週間、オープンフィールド行動試験によって評価した。
1.コンドロイチナーゼABC1−コンドロイチナーゼABC(Seikagaku)、0.06ユニット/投与量、くも膜下腔内投与(i.t.)、3マイクロリットルのaCSF中。
2.ペニシリナーゼ−ペニシリナーゼ(Sigma)、3マイクロリットル、くも膜下腔内投与(i.t.)、228マイクログラム/1ミリリットル。
およそ210グラムの体重のCharles River LaboratoriesからのメスLong EvansラットをAcorda Animal Care Facilityにおいて、健康および体重安定性を確認するために障害前5日間保管した。ラットはイソフルランで麻酔し、アコーダコンドロイチナーゼABCI(ABCI−バッチ3)を尾静脈から静脈内に注射した。動物は表1に示したように、それぞれハンクス液1mlあたり0、0.2、0.775、および7.775mgを含む溶液を用いて1kgあたり0.0.2、0.775.または7.775mgで注射した。
くも膜下腔内カテーテルは、コンドロイチナーゼを供給するために、16体の正常無注射メスラットのおよそT13/L1脊髄接合のところに置いた。カテーテルは、今までのコンドロイチナーゼ研究を模擬試験するためにT9/T10レベルに置くために吻方においた。くも膜下腔内カテーテル設置後24時間、動物は、人工脳髄液20マイクロリットル中、アコーダコンドロイチナーゼABCI(1ミリグラムあたり100ユニット)を0、0.006、0.6、または6.0ユニットで20分もの間投与した。これらの投与量は、実施例1、4、および5で使用した投与量の0、1、10、および100倍から選択した。動物は24時間または7日間観察し、それらの体重および温度を追跡した。
くも膜下腔内カテーテルは5匹のメス成人Long Evansラットに設置した。ラットは麻酔し、筋肉は脊椎から取り除き、およそT13/L1接合において小さな椎弓切除を行った。1.4mmの長さのくも膜下腔内カテーテルは、その末口がおよそT9/T10レベルになるように設置した。ラットはイソフルランで麻酔し、賦形剤(aCSF)、コンドロイチナーゼABCIの反復または段階投与のいずれかを投与した。反復投与は0.6ユニットまたは今までの研究の有効投与量の10倍であった。段階投与は、0.6、1.2、2.4、4.8、9.6、19.2ユニットであった。ラットは体重と温度変化、明らかな毒性と行動変化を記録した。
ある程度の神経学的機能が回復したCNSに対する障害を有する個人は、その後限られた改善しか起こらない障害の慢性期に入る。本明細書の実施例の例外を伴うが、全てのコンドロイチナーゼを用いた研究は、脊髄障害処理の直後の動物において実施されてきた。実施例において、コンドロイチナーゼABCTypeI、コンドロイチナーゼTypeII、コンドロイチナーゼAC、およびコンドロイチナーゼB、または例えばHyal1、Hyal2、Hyal3、およびHyal4などのコンドロイチナーゼ様活性を伴う哺乳類酵素は、CNSの挫傷障害後の障害慢性期における哺乳類を処置するために使用した。この実施例において、ラットは脊髄の挫傷障害にさらされており、少なくとも6週間で回復することが認められている。前記動物はこの段階において、実施例1において記載したBBBスコア方法によって評価されるようなオープンフィールド運動に対して停滞期の値に達した。前記動物はコンドロイチナーゼABCTypeI、コンドロイチナーゼTypeII、コンドロイチナーゼAC、およびコンドロイチナーゼB、または例えばHyal1、Hyal2、Hyal3、およびHyal4などのコンドロイチナーゼ様活性を伴う哺乳類酵素で処置した。
フラボバクテリウム属heparinium(ATCC)は、LB(Luria broth)中25℃で4日間培養した。前記バクテリアは遠心分離で沈降させ、ゲノムDNAをDNeasy Tissue Kit(Qiagen)によって分離した。成熟蛋白質を合成するために、5'−CATATGCAGCAGACCGGTACTGCA−3'、および5'−GGATTCTCAGTGCTCTTTATTTCT−3'配列をそれぞれ有する5'末端におけるNdel制限酵素認識部位および3'末端におけるBamHI部位を用いてPCRプライマーを合成した。1マイクログラムのゲノムDNAは、dNTP(dATP、dTTP、dCTP、およびdGTP)をそれぞれ10mM、前方および後方プライマーをそれぞれ50pmol、MgSO4を1mM、およびTflDNAポリメラーゼ(Promega)5ユニットを含む50マイクロリットルのPCR反応中で用いた。前記PCR反応の加温開始は、95℃で2分間変性することによって開始し、その後94℃で30秒の別の変性サイクルが続き、58℃で8分間のアニーリングおよび伸展を30サイクル続けた。前記最終伸展は、4℃での冷却前に72℃8分間で行った。前記2.0kbのPCR生成物は、pCR2.1ベクター(TOPOクローニングキット、Invitrogen)にライゲーションさせて、単発構成細胞(Invitrogen)に形質転換させた。プラスミドDNAは、EcoR1制限酵素の消化によって選別された多数のクローンから単離し、陽性クローンは2.0kb挿入断片を有するものとして選択した。前記遺伝子の整合性はDNA配列によって確認し、公開されている配列に対して100%の同一性を示した(Genbank accession no.U27583)。コンドロイチナーゼACのヌクレオチド配列はSEQ ID No.1であった。
コンドロイチナーゼBは、成熟蛋白質を合成するために5'−CATATGCAGGTTGTTGCTTCAAAT−3'および5'−GGATCCTCAGTGCTCTTTATT−TCT−3'配列を有する5末端Ndel制限酵素認識部位および3末端BamHI部位を用いた実施例2と同様の方法によってクローンを作成した。1マイクログラムのゲノムDNAは、dNTP(dATP、dTTP、dCTP、およびdGTP)をそれぞれ10mM、前方および後方プライマーをそれぞれ50pmol、MgSO4を1mM、およびTflDNAポリメラーゼ(Promega)を5ユニット含む50マイクロリットルのPCR反応中で用いた。前記PCR反応の加温開始は、95℃2分間における変性によって開始し、その後94℃で30秒の第2の変性サイクルが続き、58℃で5分間のアニーリングおよび伸展を30サイクル続けた。前記最終伸展は、4℃における冷却前に72℃で8分間行った。前記1.6kbのPCR生成物は、pCR2.1ベクター(TOPOクローニングキット、Invitrogen)にライゲーションさせて、単発構成細胞(Invitrogen)に形質転換させた。プラスミドDNAは、EcoR1制限酵素の消化によって選別された多数のクローンから単離し、陽性クローンは1.6kb挿入断片を有するものとして選択した。前記遺伝子の整合性はDNA配列によって確認し、公開されている配列に対して100%の同一性を示した(accession no.U27584)。コンドロイチナーゼBのヌクレオチド配列はSEQ ID No.2であった。
ゲノムDNAは、Dneasy Tissue キット(Qiagen)を用いてプロテウス・ブルガリスから単離した。PCRプライマーは5'−CATATGGCCACCAGCAATCCTGCATTTG−3'(F2)および5'―GGATCCTCAAGGGAGTGGCGAGAG−3'(R)をそれぞれ有するNdel制限酵素認識部位5'末端およびBamHI部位3'末端を用いて合成し、成熟蛋白質を合成した(2)。前記3.0kbのPCR生成物は、pCR2.1ベクターにライゲーションさせて(TOPOクローニングキット、Invitrogen)、DH5α構成細胞(Invitrogen)に形質転換させた。プラスミドDNAは、EcoR1制限酵素の消化によって選別された多数のクローンから単離した。前記遺伝子の整合性は繰返しDNA配列によって確認し、公開されている配列と比較してヌクレオチドとアミノ酸レベルそれぞれ99.7%および99.5%の同一性を示した。前記コンドロイチナーゼABC1のヌクレオチド配列はSEQ ID No.3であった。前記アミノ酸レベルにおける配列の同一性はSEQ ID No.4であった。
コンドロイチナーゼABCIIはP.ブルガリスのゲノムDNAからクローン化した。前方および後方プライマーは、5'TTACCCACTCTGTCTCATGAAGCTTTC3'および5'TTACTTAACTAAATTAATAACAGTAGG3'の配列をそれぞれ有するよう設計した。3.0kbのmol.wt.PCT単一生成物は、P.ブルガリスのゲノムDNAを増幅した30循環後に単離した。前記PCR生成物は、pCR2.1ベクターにおいてクローン化し、制限消化によって確認した。前記遺伝子の整合性はDNA配列によって確認し、公開されている配列に対して99%の同一性を示した。前記コンドロイチナーゼABCIIのヌクレオチド配列は、SEQ ID No.5であった。
抑制性CSPG基質を超えて神経突起の伸長を促進するコンドロイチナーゼACおよびBの能力を試験した。CSPG混合物(1mlあたり0.5mg;Chemicon)を、ポリ−1−リジンコーティング組織培養プラスチック上に染み付けた。組み換えコンドロイチナーゼACまたはBは、無血清培地のプレートに、1mlあたり0.5または0.1g、37℃で3時間加えた。胎児時からの18匹のラット仔の皮質ニューロンは、前記染み上にプレートした。プレート後48時間、接触面の顕微鏡写真を取得し、前記細胞の神経突起伸長を評価した。図2に見られるように、クローン化したコンドロイチナーゼACおよびB酵素のどちらも、非処置対照と比較すると、CSPG基質を超えた神経突起の伸長を促進した。神経突起の促進は、同等のモル濃度で市販のコンドロイチナーゼ酵素と類似であった。
本明細書の使用に適したコンドロイチナーゼのTAT融合蛋白質は、これと共に同時に出願されている一般的に所有されている同時継続出願の米国特許出願第[未指定]において記載されており、それはこの参照により本明細書に組み込まれる。ヒト免疫不全ウィルス(HIV)の前記TAT蛋白質形態は、細胞へのHIVの形質導入に関る蛋白質形質導入範囲(PTD)を含む。前記PTDは、前記PTDの活性にかかわる11のアミノ酸範囲(TATペプチド)を含む。前記TATペプチドは蛋白質と結合し、前記蛋白質の細胞への形質導入を促進する。前記形質導入の機構は、前記TATペプチドに結合した蛋白質の分子量または化学的特性からは独立している。従って、前記TATペプチドは、細胞の細胞質に任意の蛋白質を輸送する方法を提供する。in vitroの研究は、120kd酵素に結合した前記TATペプチド、ベータ−ガラクトシダーゼ(β−Gal)から成る融合蛋白質をマウスに注入した場合、多岐にわたる細胞へのβ−Galの着実な輸送が観察された。特に、β−GalはCNSにおいて観察された。TATペプチドβ−GalがないことはCNSにおいて観察されなかった。従って、TATペプチド融合蛋白質は血液脳関門を渡り、細胞へ形質導入した。脳関門を越えた輸送は一般的に、特定の疎水性小分子、および特定の低分子量脂溶性ペプチドに限定されていた。β−Galと同じくらい大きな蛋白質の輸送は血液脳関門の実質的な分断なしでは不可能であるが、前記TATペプチドは血液脳関門が無傷のまま放置されている間輸送された。
コンドロイチナーゼAC、コンドロイチナーゼB、コンドロイチナーゼABCTypeI、コンドロイチナーゼABCTypeII、または例えばHyal1、Hyal2、Hyal3、およびHyal4などのコンドロイチナーゼ様活性を伴う他の酵素をコード化した遺伝子は、例えばCHO株などの適切な哺乳類の細胞に形質導入される。触媒的なコンドロイチナーゼ活性を発現する細胞は、クローン化され拡大する。コンドロイチナーゼ発現細胞株は例えば栄養素および期待を拡散することが可能なポリアクリルニトリル、ポリ塩化ビニル(PAN−PVC)などのポリマーシステムを用いてカプセル化するが、宿主細胞の形質移入は妨げた。前記カプセルが移植される場合、コンドロイチナーゼ産生細胞株は生存し絶え間なくコンドロイチナーゼを分泌するが、前記細胞はポリマーカプセル中、免疫隔離(immunoisolated)されているため免疫拒絶にさらされていなかった。このシステムの利点はカテーテルまたはポンプを通じてコンドロイチナーゼを供給する代わりに、前記コンドロイチナーゼは継続的に分泌した。その上、処置がもはや必要でなくなった場合には、前記カプセルは前記処置間隔を終結させるために回収することができた。本明細書における前記カプセル化された細胞基準システムは、CNSに対する挫傷障害の処置における利用に適切であるだけでなく、他のCNS障害および疾患の処置における使用にも適していることが理解される。
本明細書の使用に適したコンドロイチナーゼの突然変異体の削除は、一般に所有されており同時継続の米国特許出願第[未指定]において記載されており、それはこれと共に出願され、参照により本明細書に組み込まれる。組み換えにより生産されたコンドロイチナーゼACおよびBは、例えばアグリカンなどの阻害基質境界の障壁を乗り越えることによってin vitroにおいて効果を示し、さらに皮質神経細胞の比率のために神経突起の伸長をもたらす。しかし、上記酵素の障害部位に対する効果的な輸送を促進するために、得られる結晶構造に基づく系統的な欠失解析がCSPGsを分解することができる最小サイズのポリペプチドを測定するために実施される。これら全ての突然変異体の開裂活性は、アグリカンを基質として用いた酵素電気泳動によってin vitroにおいて選別した。今まで、全長蛋白質の75kDaと比較して38kDaの分子量をそれぞれ有するアミノおよびカルボキシ末端から50および275アミノ酸が欠損したコンドロイチナーゼAC(nΔ50−cΔ275)の切断ポリペプチドが、酵素電気泳動アッセイによって試験したように活性を保有した最小サイズであることが見出された。しかしながら、全長蛋白質の52kDaと比較して26kDaの分子量を有し、アミノおよびカルボキシ末端からそれぞれ120アミノ酸が欠損した前記コンドロイチナーゼB(nΔ120−cΔ120)の突然変異体の削除は、酵素電気泳動において同様に活性を保有していることが示された。均一的に精製し切断した前記酵素はin vitroにおいて特性を示し、脊髄障害の治療的可能性を評価するために、全長分子と同時にin vitroでさらに試験する。本明細書の突然変異体はCNSに対する挫傷障害の処置における使用に対して適しているだけでなく、他のCNS障害および疾患の処置における使用にも適していることが理解される。
Claims (46)
- 中枢神経系の挫傷障害後の哺乳類における自律神経機能の改善に使用するための、グリコサミノグリカン分解酵素を有する薬学的組成物。
- 請求項1記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、治療的に有効な量を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項2記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素の治療的に有効な量は、コンドロイチン硫酸プロテオグリカンを分解するのに十分な量を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項3記載の薬学的組成物において、前記コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの分解は、前記挫傷障害部位で起こるものである、薬学的組成物。
- 請求項3記載の薬学的組成物において、前記コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの分解は、前記挫傷障害部位の外側で起こるものである、薬学的組成物。
- 請求項2記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素の治療的に有効な量は、最大およそ100mg/kgのコンドロイチナーゼを含むものである、薬学的組成物。
- 請求項1記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、コンドロイチナーゼABCタイプII、コンドロイチナーゼAC、コンドロイチナーゼB、ヒアルロニダーゼ1、ヒアルロニダーゼ2、ヒアルロニダーゼ3、ヒアルロニダーゼ4、それらの断片、及びそれらの組み合わせから成る群から選択されるものである、薬学的組成物。
- 請求項1記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、コンドロイチナーゼABCタイプIである、薬学的組成物。
- 請求項1記載の薬学的組成物において、前記薬学的組成物は、局所投与のためのものである、薬学的組成物。
- 請求項1記載の薬学的組成物において、前記薬学的組成物は、髄腔内投与のためのものである、薬学的組成物。
- 請求項1記載の薬学的組成物において、前記薬学的組成物は、外用投与のためのものである、薬学的組成物。
- 請求項1記載の薬学的組成物において、前記グルコサミノグリカン分解酵素は、持続放出製剤中に含まれるものである、薬学的組成物。
- 中枢神経系の挫傷障害後の自律神経機能回復の改善に使用するための、グリコサミノグリカン分解酵素及び持続放出基質を含む、徐放性組成物。
- 請求項13記載の組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、コンドロイチナーゼABCタイプII、コンドロイチナーゼAC、コンドロイチナーゼB、ヒアルロニダーゼ、ヒアルロニダーゼ2、ヒアルロニダーゼ3、ヒアルロニダーゼ4、それらの断片、及びそれらの組み合わせから成る群から選択されるものである、組成物。
- 請求項13記載の組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、コンドロイチナーゼABCタイプIである、組成物。
- 請求項13記載の組成物において、前記持続放出基質は、フィブリン接着剤、コラーゲン、アルギン酸塩、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、プルロニック、およびエチレン酢酸ビニルからなる群から選択されるものである、組成物。
- 中枢神経系の挫傷障害後の機能回復の改善に使用するための、グリコサミノグリカン分解酵素の治療的に有効な量を有する薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素の治療的に有効な量は、コンドロイチン硫酸プロテオグリカンを分解するのに十分な量を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項18記載の薬学的組成物において、前記コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの分解は、挫傷障害部位で生じるものである、薬学的組成物。
- 請求項18記載の薬学的組成物において、前記コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの分解は、挫傷障害部位の外部で生じるものである、薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素の治療的有効量は、運動機能、感覚機能、自律神経機能、又はそれらの組み合わせを改善するのに十分な量を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、コンドロイチナーゼABCタイプIである、薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、コンドロイチナーゼABCタイプII、コンドロイチナーゼAC、コンドロイチナーゼB、ヒアルロニダーゼ1、ヒアルロニダーゼ2、ヒアルロニダーゼ3、ヒアルロニダーゼ4、それらの断片、及びそれらの組み合わせから成る群から選択されるものである、薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記挫傷障害は、外傷性脳障害を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記挫傷障害は、脊髄損傷を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項25記載の薬学的組成物において、前記脊髄損傷は、脊髄の鈍器損傷を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項25記載の薬学的組成物において、前記脊髄の肉眼的形態は、維持されているものである、薬学的組成物。
- 請求項25記載の薬学的組成物において、前記脊髄損傷は、単麻痺、両麻痺、対麻痺、片麻痺、四肢麻痺から成る群から選択される症状をもたらす損傷を有するものである、薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記挫傷障害は、断裂しているか、或いは部分的に切断された神経を有するものである、薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記挫傷障害は、破砕された神経を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項17記載の薬学的組成物において、前記挫傷障害は、中枢神経系の圧迫を含むものである、薬学的組成物。
- 請求項31記載の薬学的組成物において、前記圧迫は、前記脊髄への外傷性の力によって引き起こされるものである、薬学的組成物。
- 請求項31記載の薬学的組成物において、前記圧迫は、腫瘍、出血、不完全骨折、感染工程、狭窄又は虚血によって引き起こされるものである、薬学的組成物。
- 中枢神経系の挫傷障害後の神経機能を改善するために使用される、コンドロイチナーゼABCタイプI、コンドロイチナーゼタイプII、コンドロイチナーゼAC、コンドロイチナーゼB、ヒアルロニダーゼ1、ヒアルロニダーゼ2、ヒアルロニダーゼ3、ヒアルロニダーゼ4、及び組み合わせから成る群から選択されるグリコサミノグリカン分解酵素を含む組成物。
- 請求項34記載の組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、コンドロイチナーゼABCタイプIである、組成物。
- 請求項34記載の組成物において、前記グリコサミノグリカン分解酵素は、コンドロイチナーゼABCタイプII、コンドロイチナーゼAC、コンドロイチナーゼB、ヒアルロニダーゼ1、ヒアルロニダーゼ2、ヒアルロニダーゼ3、ヒアルロニダーゼ4、それらの断片、及びそれらの組み合わせから成る群から選択されるものである、組成物。
- 請求項34記載の組成物において、前記挫傷障害は、外傷性脳障害を含むものである、組成物。
- 請求項34記載の組成物において、前記挫傷障害は、脊髄損傷を含むものである、組成物。
- 請求項38記載の組成物において、前記脊髄損傷は、脊髄の鈍器損傷を含むものである、組成物。
- 請求項38記載の組成物において、前記脊髄の肉眼的形態は、前記脊髄損傷において維持されているものである、組成物。
- 請求項38記載の組成物において、前記脊髄損傷は、単麻痺、両麻痺、対麻痺、片麻痺、四肢麻痺から成る群から選択される症状をもたらす損傷を有するものである、組成物。
- 請求項34記載の組成物において、前記挫傷障害は、断裂しているか、或いは部分的に切断された神経を有するものである、組成物。
- 請求項34記載の組成物において、前記挫傷障害は、破砕された神経を有するものである、組成物。
- 請求項34記載の組成物において、前記挫傷障害は、中枢神経系の圧迫を有するものである、組成物。
- 請求項44記載の組成物において、前記圧迫は、前記脊髄への外傷性の力によって引き起こされるものである、組成物。
- 請求項44記載の組成物において、前記圧迫は、腫瘍、出血、不完全骨折、感染工程、狭窄又は虚血によって引き起こされるものである、組成物。
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