JP5431753B2 - 鉄道車両 - Google Patents
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<その他>
技術的思想1記載の鉄道車両は、調和空気を客室へ供給する空調装置と、前記客室の天井を形成する天井内装パネルと、その天井内装パネルの外側に配設され前記客室の水密を保つ水密パネルと、その水密パネルの内面に配設され断熱機能を有する断熱材と、を備えた鉄道車両であって、前記天井内装パネル及び水密パネルの間の空間として形成される天井裏空間の空気を客室外へ排出する排出手段と、前記天井裏空間を前記客室に連通させる通風口と、を備えている。
技術的思想2記載の鉄道車両は、技術的思想1記載の鉄道車両において、複数の開口を有しその開口から取り込んだ空気の流通方向下流側へ向かうほど流路断面積が大きくなると共に前記天井裏空間に配設されるダクト部材を備え、前記排出手段は、前記ダクト部材を介して、前記天井裏空間の空気を客室外へ排出する。
技術的思想3記載の鉄道車両は、技術的思想1又は2に記載の鉄道車両において、客室内に向けて突設され上面が荷台面となる荷棚を備え、前記天井内装パネルは、湾曲して構成されることで前記荷棚の上面に連設される側天井パネルを備え、前記通風口は、前記側天井パネルの前記荷台面側の端部に位置すると共に前記天井裏空間を前記客室に連通させる荷棚通風口を備える。
技術的思想4記載の鉄道車両は、技術的思想1から3のいずれかに記載の鉄道車両において、前記天井裏空間に配置され前記天井内装パネルの採光用の開口を介して前記客室を照明する照明具と、前記天井内装パネルの採光用の開口を覆い透光性材料から構成される照明カバーと、を備え、前記通風口は、前記照明カバーと前記天井内装パネルとが連設される位置に形成されると共に前記天井裏空間を前記客室に連通させる照明通風口を備える。
技術的思想5記載の鉄道車両は、技術的思想1から4のいずれかに記載の鉄道車両において、前記客室の側面に配設される窓ガラスと、その窓ガラスの上部に位置し前記空調装置から供給される調和空気を下方へ向けて送風する吹出口と、を備え、前記通風口は、前記窓ガラスの上部に位置すると共に前記吹出口よりも前記窓ガラス側に位置し前記天井裏空間を前記客室に連通させる窓通風口を備える。
技術的思想6記載の鉄道車両は、技術的思想1から4のいずれかに記載の鉄道車両において、前記客室の側面に配設される窓ガラスを備え、前記通風口は、前記窓ガラスの上部に位置し前記天井裏空間を前記客室に連通させる窓通風口を備える。
技術的思想7記載の鉄道車両は、技術的思想5又は6に記載の鉄道車両において、巻き取り軸とその巻き取り軸の外周部にロール状に巻き取られるロールカーテンとを有し、引き出されたロールカーテンにより前記窓ガラスを遮蔽するカーテン機構を備え、前記カーテン機構が前記窓通風口の内部に配設されると共に、前記カーテン機構から引き出されて垂下するロールカーテンにより、前記窓通風口が前記窓ガラス側の流路と前記客室側の流路とに分割されている。
技術的思想8記載の鉄道車両は、技術的思想3から6のいずれかに記載の鉄道車両において、前記荷棚通風口、前記照明通風口または前記窓通風口の少なくとも1個を閉鎖して、それら荷棚通風口、照明通風口または窓通風口を経由する前記天井裏空間と客室との連通を遮断する閉鎖手段を備える。
<効果>
技術的思想1記載の鉄道車両によれば、天井内装パネル及び水密パネルの間の空間として形成される天井裏空間の空気を客室外へ排出する排出手段と、天井裏空間を客室に連通させる通風口とを備える構成であるので、排気手段により天井裏空間の空気を客室外へ排出することに伴い、その天井裏空間から客室外へ排出した空気の分だけ、客室の空気を客室から通風口を経由して天井裏空間に導入することができる。これにより、天井裏空間に滞留する空気、例えば、夏の熱い空気や冬の冷たい空気を、客室の空気(即ち、空調装置により温度や湿度が調整された調和空気)に置換することができる。
これにより、客室の天井を形成する天井内装パネルの表面温度を客室の空気の温度、即ち、室温に近づけることができるので、かかる天井内装パネルの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれることを抑制して、乗客の快適性の向上を図ることができるという効果がある。
ここで、従来の鉄道車両では、天井裏空間に夏の熱い空気や冬の冷たい空気が滞留した場合に、天井内装パネルの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれることを抑制するために、かかる天井内装パネルの裏面に断熱材を設ける必要があり、材料コストが嵩む。これに対し、本発明の鉄道車両によれば、上述のように、客室の空気の導入により、天井裏空間に滞留する空気を置換して、天井内装パネルの表面温度を客室の室温に近づける構成であるので、かかる天井内装パネルの裏面に断熱材を設けることを省略することができ、その結果、材料コストの削減を図ることができるという効果がある。
技術的思想2記載の鉄道車両によれば、技術的思想1記載の鉄道車両の奏する効果に加え、複数の開口を有しその開口から取り込んだ空気の流通方向下流側へ向かうほど流路断面積が大きくなると共に天井裏空間に配設されるダクト部材を備え、そのダクト部材を介して、排出手段による天井裏空間の空気の客室外への排出を行う構成であるので、ダクト部材の各開口から空気を取り込み客室外へ排出することで、天井裏空間の排気をより均一に行うことができ、その結果、天井裏空間の空気を客室の空気に効率的に置換することができるという効果がある。
即ち、天井裏空間の空気を電動ファンにより直接吸い込み外部へ排出する場合、電動ファンに近い領域では、空気が外部へ排出されるので、その排出された分が通風口から導入された客室の空気に置換されるが、電動ファンから遠い領域では、空気が外部へ排出されず滞留し易いため、客室の空気との置換が行われ難い。
これに対し、本発明の鉄道車両によれば、複数の開口を有するので、電動ファンから遠い領域であっても、各開口から空気を取り入れて外部へ排出することができる。よって、天井裏空間全体の空気を万遍なく外部に排出し易くすることができるので、天井裏空間の空気を客室の空気に置換することをより均一に行うことができる。
技術的思想3記載の鉄道車両によれば、技術的思想1又は2に記載の鉄道車両の奏する効果に加え、側天井パネルの荷台面側の端部に荷棚通風口を設け、その荷棚通風口を介して天井裏空間を客室に連通させる構成であり、客室の空気を天井裏空間へ導入する場合には、荷棚通風口を介して、荷棚の荷台面上の空気を天井裏空間へ導入することができるので、かかる荷棚の荷台面上の空気を客室内の他の領域の空気に置換することができる。
ここで、冷房時の客室内では、天井付近に暖かい空気が滞留している。特に、荷棚の荷台面上は、荷棚と天井内装パネル(側天井パネル)との間に囲まれた奥まった領域であるため、空気が滞留し易い。そして、その暖かい空気の滞留は、天井内装パネルの温度を上昇させるため、天井内装パネル(側天井パネル)の表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれ、乗客の快適性が低下するという問題点がある。
これに対し、本発明の鉄道車両によれば、上述したように、荷棚の荷台面上の暖かい空気を客室の他の領域の空気(即ち、空調装置により温度や湿度が調整された冷たい空気)に置換することができるので、天井内装パネル(側天井パネル)の表面温度を下げることができる。その結果、かかる天井内装パネルの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれることを抑制して、乗客の快適性の向上を図ることができるという効果がある。
特に、本発明の車両用制御装置によれば、荷棚通風口の配設位置が、側天井パネルの荷台面側の端部とされている、即ち、荷棚と天井内装パネル(側天井パネル)との間に囲まれた領域の中の一番奥まった位置であるので、客室内の他の領域の空気(即ち、空調装置により温度や湿度が調整された冷たい空気)が、荷棚の荷台面上の領域を迂回して、荷棚通風口へ直接流入されることを抑制し、荷棚の荷台面上に滞留する暖かい空気を荷棚通風口へ確実に流入させることができるので、かかる荷棚の荷台面上に滞留する暖かい空気を客室内の他の領域の空気に効率的に置換することができるという効果がある。
技術的思想4記載の鉄道車両によれば、技術的思想1から3のいずれかに記載の鉄道車両の奏する効果に加え、照明カバーと天井内装パネルとが連設される位置に照明通風口を設け、その照明通風口を介して天井裏空間を客室に連通させる構成であり、客室の空気を天井裏空間へ導入する場合には、照明通風口を介して、照明カバー近傍の空気を天井裏空間へ導入することができるので、かかる照明パネル近傍の空気を客室内の他の領域の空気に置換することができる。
上述したように、冷房時の客室内では、天井付近に暖かい空気が滞留している。特に、照明パネル近傍は、照明具が熱源となるため、その発熱により天井付近の空気の温度を更に上昇させる。そして、その暖かい空気の滞留は、照明カバーや天井内装パネルの温度を上昇させるため、それら照明カバーや天井内装パネルの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれ、乗客の快適性が低下するという問題点がある。
これに対し、本発明の鉄道車両によれば、上述したように、照明カバー近傍の暖かい空気を客室の他の領域の空気(即ち、空調装置により温度や湿度が調整された冷たい空気)に置換することができるので、照明カバーや天井内装パネルの表面温度を下げることができる。その結果、かかる照明カバーや天井内装パネルの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれることを抑制して、乗客の快適性の向上を図ることができるという効果がある。
技術的思想5記載の鉄道車両によれば、技術的思想1から4のいずれかに記載の鉄道車両の奏する効果に加え、窓ガラスの上部に窓通風口を設け、その窓通風口を介して天井裏空間を客室に連通させる構成であり、客室の空気を天井裏空間へ導入する場合には、窓通風口を介して、窓ガラス近傍の空気を天井裏空間へ導入することができるので、かかる窓ガラス近傍の空気を客室内の他の領域の空気に置換することができる。
ここで、例えば、冷房時には、一般に、窓ガラスの温度が、車外の空気から受ける熱と、太陽から受ける熱とにより、客室の空気よりも温度が高くなっている。一方、暖房時には、窓ガラスが、車外へ熱が奪われることで、客室の空気よりも温度が低くなっている。そのため、窓ガラスの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれ、乗客の快適性が低下するという問題点がある。
また、暖房時には、窓ガラス近傍の冷やされて重くなった空気が降下して床を這うような流れとなり、客室に広がる(いわゆるコールドドラフト)という問題点があった。
これに対し、本発明の鉄道車両によれば、上述したように、窓ガラス近傍の空気(客室の空気よりも高温または低温の空気)を客室の他の領域の空気(即ち、空調装置により温度や湿度が調整された空気)に置換することができるので、窓ガラスの表面温度を客室の空気の温度、即ち、室温に近づけることができる。その結果、かかる窓ガラスの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれることを抑制して、乗客の快適性の向上を図ることができるという効果がある。
また、窓ガラス近傍の空気が冷やされて重くなることで降下する前に、かかる窓ガラス近傍の空気を客室の空気に置換することができるので、いわゆるコールドドラフトの発生を抑制することができるという効果がある。
更に、本発明の車両用制御装置によれば、空調装置から供給される調和空気を下方へ向けて送風する吹出口を窓ガラスの上部に配置すると共に、その吹出口よりも窓通風口を窓ガラス側に配置する構成であるので、窓ガラスの温度と天井裏空間の空気の温度とを客室の空気の温度に効果的に近づけることができるという効果がある。
即ち、窓通風口は、吹出口よりも窓ガラス側に位置するので、窓通風口から窓ガラス近傍の空気を吸い込む場合には、その窓通風口に吸い込まれる空気の流れ(上昇流)に、吹出口から流下される空気(即ち、空調装置から供給される調和空気)が取り込まれるので、かかる空調装置から供給される調和空気(即ち、客室の空気よりも目標温度に近い温度の空気)を、窓ガラスの際を経由させた後に、窓通風口へ吸い込ませることができる。
これにより、窓ガラスの温度を、吹出口から送風された調和空気(即ち、客室の空気よりも目標温度に近い温度の空気)を利用して、客室の空気の温度に効果的に近づけることができる。また、かかる調和空気が天井裏空間に導入されることで、天井裏空間の空気の温度を客室の空気の温度に効果的に近づけることができる。その結果、窓ガラスの表面および天井内装パネルの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれることを抑制して、乗客の快適性の向上を図ることができる。
技術的思想6記載の鉄道車両によれば、技術的思想1から4のいずれかに記載の鉄道車両の奏する効果に加え、窓ガラスの上部に窓通風口を設け、その窓通風口を介して天井裏空間を客室に連通させる構成であり、客室の空気を天井裏空間へ導入する場合には、窓通風口を介して、窓ガラス近傍の空気を天井裏空間へ導入することができるので、かかる窓ガラス近傍の空気を客室内の他の領域の空気に置換することができる。
ここで、例えば、冷房時には、一般に、窓ガラスの温度が、車外の空気から受ける熱と、太陽から受ける熱とにより、客室の空気よりも温度が高くなっている。一方、暖房時には、窓ガラスが、車外へ熱が奪われることで、客室の空気よりも温度が低くなっている。そのため、窓ガラスの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれ、乗客の快適性が低下するという問題点がある。
また、暖房時には、窓ガラス近傍の冷やされて重くなった空気が降下して床を這うような流れとなり、客室に広がる(いわゆるコールドドラフト)という問題点があった。
これに対し、本発明の鉄道車両によれば、上述したように、窓ガラス近傍の空気(客室の空気よりも高温または低温の空気)を客室の他の領域の空気(即ち、空調装置により温度や湿度が調整された空気)に置換することができるので、窓ガラスの表面温度を客室の空気の温度、即ち、室温に近づけることができる。その結果、かかる窓ガラスの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調の効果が損なわれることを抑制して、乗客の快適性の向上を図ることができるという効果がある。
また、窓ガラス近傍の空気が冷やされて重くなることで降下する前に、かかる窓ガラス近傍の空気を客室の空気に置換することができるので、いわゆるコールドドラフトの発生を抑制することができるという効果がある。
技術的思想7記載の鉄道車両によれば、技術的思想5又は6に記載の鉄道車両の奏する効果に加え、窓通風口の風量のバランスを一定に保つことができるという効果がある。即ち、ロールカーテンが巻き取り軸の外周に巻き取られると、その巻き取り部の外径が太くなることで、その分、窓通風口の流路断面積が小さくなる。一方、ロールカーテンが引き出されると、巻き取り部の外径が細くなることで、その分、窓通風口の流路断面積は大きくなるが、この場合、窓通風口の窓ガラス側の流路は、ロールカーテンが窓ガラスを覆っていることで、かかるロールカーテンと窓枠との間の狭い流路を通過した空気が流通される。これにより、ロールカーテンの開閉状態によらず、窓通風口の流路断面積(即ち、ロールカーテンにより分割された窓ガラス側の流路と客室側の流路との合計の流路断面積)の変化を抑制して、窓通風口の風量のバランスを一定に保つことができる。
技術的思想8記載の鉄道車両によれば、技術的思想3から6のいずれかに記載の鉄道車両の奏する効果に加え、荷棚通風口、照明通風口または窓通風口の少なくとも1個を閉鎖して、それら荷棚通風口、照明通風口または窓通風口を経由する天井裏空間と客室との連通を遮断する閉鎖手段を備える構成であるので、かかる閉鎖手段による荷棚通風口、照明通風口の遮断を実行することにより、例えば、暖房時には、天井付近に滞留している暖かい空気が客室内の他の領域の空気に置換されることを抑制することができる。これにより、かかる天井付近に滞留する暖かい空気を利用して、天井内装パネルの温度を上昇させることができるので、天井内装パネル(側天井パネル)の表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調効果を高めることができ、その結果、乗客の快適性の向上を図ることができるという効果がある。
また、かかる閉鎖手段による窓通風口の遮断を実行することにより、例えば、暖房時には、窓ガラス付近の暖かい空気が客室内の他の領域の空気に置換されることを抑制することができる。これにより、かかる窓ガラス付近の暖かい空気を利用して、窓ガラスの温度を上昇させることができるので、窓ガラスの表面からもたらされる輻射熱により客室内の空調効果を高めることができ、その結果、乗客の快適性の向上を図ることができるという効果がある。
1 空調装置
3 水密パネル
4 断熱材
13 内気循環ファン(排気手段の一部)
15 熱気回収ファン(排出手段の一部)
21 天井内装パネル
25 側天井パネル
21a 天井吸込口(通風口の一部、照明通風口)
21b 天井開口(通風口の一部、採光用の開口)
22a 荷棚上方吸込口(通風口の一部、荷棚通風口)
22c 窓側吹出口(吹出口)
22d ロールカーテン吸込口(窓通風口)
22e 外側吸込口(窓通風口の一部)
22f 内側吸込口(窓通風口の一部)
53 天井ダクト(ダクト部材)
54 回収ダクト
55 貫通孔(開口)
72 蛍光灯(照明具)
74 照明カバー
A 調和空気
B 空気
E12 客室
E13 デッキ
E14 洗面トイレ室
E3 荷棚
E4 窓(窓ガラス)
S1 天井壁内空間(天井裏空間)
Claims (7)
- 調和空気を客室へ供給する空調装置と、前記客室の天井を形成する天井内装パネルと、その天井内装パネルの外側に配設され前記客室の水密を保つ水密パネルと、その水密パネルの内面に配設され断熱機能を有する断熱材と、を備えた鉄道車両において、
前記天井内装パネル及び水密パネルの間の空間として形成される天井裏空間の空気を客室外へ排出する排出手段と、
前記天井裏空間を前記客室に連通させる通風口と、
複数の開口を有しその開口から取り込んだ空気の流通方向下流側へ向かうほど流路断面積が大きくなると共に前記天井裏空間に配設されるダクト部材と、を備え、
前記排出手段は、前記ダクト部材を介して、前記天井裏空間の空気を客室外へ排出することを特徴とする鉄道車両。 - 客室内に向けて突設され上面が荷台面となる荷棚を備え、
前記天井内装パネルは、湾曲して構成されることで前記荷棚の上面に連設される側天井パネルを備え、
前記通風口は、前記側天井パネルの前記荷台面側の端部に位置すると共に前記天井裏空間を前記客室に連通させる荷棚通風口を備えることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両。 - 前記天井裏空間に配置され前記天井内装パネルの採光用の開口を介して前記客室を照明する照明具と、前記天井内装パネルの採光用の開口を覆い透光性材料から構成される照明カバーと、を備え、
前記通風口は、前記照明カバーと前記天井内装パネルとが連設される位置に形成されると共に前記天井裏空間を前記客室に連通させる照明通風口を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両。 - 前記客室の側面に配設される窓ガラスと、その窓ガラスの上部に位置し前記空調装置から供給される調和空気を下方へ向けて送風する吹出口と、を備え、
前記通風口は、前記窓ガラスの上部に位置すると共に前記吹出口よりも前記窓ガラス側に位置し前記天井裏空間を前記客室に連通させる窓通風口を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鉄道車両。 - 前記客室の側面に配設される窓ガラスを備え、
前記通風口は、前記窓ガラスの上部に位置し前記天井裏空間を前記客室に連通させる窓通風口を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鉄道車両。 - 巻き取り軸とその巻き取り軸の外周部にロール状に巻き取られるロールカーテンとを有し、引き出されたロールカーテンにより前記窓ガラスを遮蔽するカーテン機構を備え、
前記カーテン機構が前記窓通風口の内部に配設されると共に、前記カーテン機構から引き出されて垂下するロールカーテンにより、前記窓通風口が前記窓ガラス側の流路と前記客室側の流路とに分割されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の鉄道車両。 - 前記荷棚通風口、前記照明通風口または前記窓通風口の少なくとも1個を閉鎖して、それら荷棚通風口、照明通風口または窓通風口を経由する前記天井裏空間と客室との連通を遮断する閉鎖手段を備えることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の鉄道車両。
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