JP5430942B2 - ケラチン繊維着色剤 - Google Patents

ケラチン繊維着色剤 Download PDF

Info

Publication number
JP5430942B2
JP5430942B2 JP2008551489A JP2008551489A JP5430942B2 JP 5430942 B2 JP5430942 B2 JP 5430942B2 JP 2008551489 A JP2008551489 A JP 2008551489A JP 2008551489 A JP2008551489 A JP 2008551489A JP 5430942 B2 JP5430942 B2 JP 5430942B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethyl
phenyl
amino
methyl
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008551489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009523824A (ja
Inventor
パスキエ,セシール
ティンゲリ,エリック
シュペックバッハー,マルクス
マルゲ,アニク
ブラウン,ハンス−ユルゲン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2009523824A publication Critical patent/JP2009523824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5430942B2 publication Critical patent/JP5430942B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/49Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/49Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
    • A61K8/494Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds with more than one nitrogen as the only hetero atom
    • A61K8/4946Imidazoles or their condensed derivatives, e.g. benzimidazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/06Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
    • A61Q5/065Preparations for temporary colouring the hair, e.g. direct dyes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

本発明は、例えば羊毛、毛皮、及び特にヒトの毛髪などのケラチン繊維を着色するための、カチオン性アゾ染料を含む薬剤に関する。
ケラチン繊維の変色処理のためには、2つの着色方法が通常使用される。第一の方法では、着色は、各種顕色剤物質及びカップラー物質並びに酸化剤の混合物を使用するいわゆる酸化又は永続的着色剤を用いて行われる。必要に応じて、本方法にて、着色結果を完成させるために又は特定の色効果を生じさせるために、いわゆる、直接(非酸化)染料を加えることができる。第二の方法では、好適な担体(carrier mass)中で繊維に適用される、直接染料のみを使用する。本方法は、使い易く、非常に穏やかであり、及びケラチン繊維に対して低損傷であることを特徴とする。ここで使用される直接染料は、多数の要求を満たす必要がある。例えば、毒物学上及び皮膚科学的観点から許容可能なものでなければならず、及び所望の強度にて着色が得られなければならず、とりわけ水中での適切な溶解度をも必要とする。加えて、得られた着色に対して、良好な耐光性、抗酸性及び摩擦堅牢性が要求される。
しかし、酸化着色と比較して、非酸化着色は一般に、より低い耐久性及びより劣った色均一性を有する。加えて、多くの直接染料が、明色化(lightening)のために必要な酸化剤、及び/又は必要とされる9以上のpHに耐えることができないため、直接着色剤は一般に、毛髪を「明色化する(lighten)」ことはできない。
PCT国際公開特許第95/01722号(A1)及び同第97/20545号(A1)は、正電荷が共役系に非局在化されたカチオン性アゾ染料を含む着色剤を開示している。正電荷が側鎖中に局在化されたカチオン性アゾ染料は、例えば欧州特許第56578号(A1)に記載されているように、合成繊維を染色するために既知である。独国特許第10118271号(A1)は、とりわけカチオン性ジスアゾジアゾール誘導体及び毛髪染料におけるそれらの使用について開示している。
驚くべきことに、特定のカチオン性アゾ染料の色がケラチン繊維を強く及び耐久的に染色することができ、酸化に対して安定であり、及びこのため、酸化着色系内においても使用できることが見出された。
従って、本発明は、
(a)ケラチン繊維、特にヒトの毛髪の非酸化着色剤、
(b)ケラチン繊維、特にヒトの毛髪の明色化(lightening)及び着色を同時に行うための薬剤で、式(I)の染料に加えて、酸化剤を含むもの、及び
(c)少なくとも1つの酸化染料前駆体をベースとする、ケラチン繊維、特にヒトの毛髪のための酸化着色剤、
を提供し、薬剤(a)、(b)、及び(c)は、一般式(I)のアゾ染料を少なくとも1つ含むことを特徴とし、
Figure 0005430942
式中、
Xは、酸素、硫黄、N−R3、C−R4であり、
Yは、C−R5、窒素、N−R6、硫黄、又は酸素であり、
Zは、C−R7又は窒素であり、
但し、式(I)の複素環は少なくとも2個及び多くとも3個のヘテロ原子を含み、この複素環は多くとも1個の硫黄原子又は1個の酸素原子を有するものとし、
nは、1〜6の整数であり、
R1は、水素、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子(F、Cl,Br、I)によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、アミノ−(C〜C12)−アルキル基、フェニル基、又はベンジル基であり、
R2、R4、R5、及びR7が同一でも異なっていてもよく、及び互いに独立して、水素、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、(C〜C12)−アルコキシ基、(C〜C12)−チオアルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、(C〜C12)−アルキルアミノ基、(C〜C12)−ジアルキルアミノ基、カルボン酸基、C(O)O−(C〜C12)−アルキル基、C(O)O−フェニル基、フェニル基若しくはナフチル基、ヘテロアリール基であり、
或いはY及びZがC−R5及びC−R7の場合、ラジカル基R5及びR7は、残りの分子と共に、複素環式若しくは炭素環式、飽和若しくは不飽和の環系を形成することができ、
或いはX及びYがC−R4及びC−R5の場合、ラジカル基R4及びR5は、残りの分子と共に、複素環式若しくは炭素環式、飽和若しくは不飽和の環系を形成することができ、
R3及びR6は、同一でも異なっていてもよく、及び互いに独立して、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、アミノ−(C〜C12)−アルキル基、フェニル基、又はベンジル基であり、
Q+は、特定の5員〜6員芳香族又は非芳香族複素環式四級アンモニウム基を表し、
又は、ラジカル基R1は、Q+と共に、5員若しくは6員不飽和複素環式カチオン性環系を形成することができ、
アニオンAn−は、例えば、ハロゲンアニオン(クロリド、ブロミド、ヨージド)、サルフェート、アセテート、ホルマート、プロピオネート、ラクテート、パークロレート、ヘキサフルオロホスフェート、テトラフルオロボレート、又はテトラフェニルボレートなどの、有機又は無機酸アニオンである。
また、本発明は、ヒトの毛髪を非酸化染色するための、少なくとも1つの一般式(I)のアゾ染料の使用を提供する。
上述の式(I)中、5員〜6員芳香族又は非芳香族複素環式四級アンモニウム基を表すQ+は、式(IIa〜IIg)で表される。
Figure 0005430942
式中、Rは飽和若しくは不飽和の(C1〜C12)−アルキル基であり、
R’は、水素、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)、飽和若しくは不飽和の(C1〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)によって置換された(C1〜C12)−アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシ−(C1〜C12)−アルキル基、(C1〜C12)−アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、(C1〜C12)−アルキルアミノ基、(C1〜C12)−ジアルキルアミノ基、カルボン酸基、C(O)O−(C1〜C12)−アルキル基、置換若しくは非置換C(O)O−フェニル基、置換若しくは非置換フェニル基若しくはナフチル基、置換若しくは非置換ヘテロアリール基であってもよい。
特に好ましい一般式(I)の化合物は次のものである:
1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;3−メチル−1−[2−(メチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−((2−ヒドロキシエチル){4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−[エチル{3−メチル−4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−3−メチルフェニル}(エチル)−アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4−クロロ−5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)−アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[1,3−ベンゾチアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(6−ニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4,6−ジニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2イル)ジアゼニル]フェニル}−アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5,6−ジニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1H−[1,3]チアゾロ[5,4−f]インダゾール−6−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(5−クロロ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[エチル(4−{[5−(メトキシ)[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル]ジアゼニル}フェニル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}−(エチル)アミノ]エチル}−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[3−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)プロピル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−ピリジニウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}−(エチル)アミノ]−エチル}ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−(ジメチルアミノ)−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−(ジメチルアミノ)−4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]−エチル}ピリジニウムブロミド;4−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−4−メチルモルホリン−4−イウムブロミド;4−{2−[{4−[1,3−ベンゾチアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}−(エチル)アミノ]エチル}−4−メチルモルホリン−4−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−1−メチルピペリジニウムブロミド;4−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−1,1−ジメチルピペラジン−1−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,2,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(3−クロロ−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]−エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;
1−[2−(エチル{4−[1,2,4−チアジアゾール−5−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;2−(エチル{4−[1H−1,2,4−チアゾール−5−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}−(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド。
式(I)の染料は、本発明による着色剤中に、好ましくは0.01重量%〜10重量%、特に0.1重量%〜8重量%の量で存在する。
カラーパレットを拡張するために、本発明による着色剤(a)は、式(I)の染料に加えて、ニトロ染料、アゾ染料、アントラキノン染料、トリフェニルメタン染料、及び塩基性又は酸性染料から成る群から既知の直接合成染料、並びに天然の直接染料を、単独で又は互いと混合して、更に含むこともできる。
酸化剤、好ましくは過酸化水素を含む本発明による着色剤(b)は、一般式(I)の染料に加えてまた、酸化に対して安定な直接染料、例えば、3−(2’,6’−ジアミノピリジル−3’−アゾ)ピリジン(=2,6−ジアミノ−3−((ピリジン−3−イル)アゾ)ピリジン)、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4−((4−ニトロフェニル)アゾ)アニリン(ディスパースレッド17、CI11210)、3−ジエチルアミノ−7−(4−ジメチルアミノフェニルアゾ)−5−フェニルフェナジニウムクロリド(CI11050)、4−(2−チアゾリルアゾ)−レゾルシノール、4−((4−フェニルアミノ)アゾ)ベンゾスルホン酸ナトリウム塩(オレンジIV)、1−((3−アミノプロピル)アミノ)−9,10−アントラセンジオン(HCレッドNo.8)、3’,3”,4,5,5’,5”,6,7−オクタブロモフェノールスルホンフタレイン(テトラブロモフェノールブルー)、1−((4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)(2,6−ジクロロフェニル)メチレン)−3,5−ジメチル−4−イミノ−2,5−シクロヘキサジエン−リン酸(1:1)(ベイシックブルー77)、3’,3”,5’,5”−テトラブロモ−m−クレゾールスルホンフタレイン、2,4−ジニトロ−1−ナフトール−7−スルホン酸二ナトリウム塩(アシッドイエロー1、CI10316)、4−[2’−ヒドロキシ−1’−ナフチル)アゾ]ベンゾスルホン酸ナトリウム塩(アシッドオレンジ7、CI15510)、3’,6’−ジヒドロキシ−2’,4’,5’,7’−テトラヨードスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9’−(9H)キサンテン]−3−オン二ナトリウム塩(アシッドレッド51、CI45430)、6−ヒドロキシ−5−((2−メトキシ−5−メチル−4−スルホフェニル)アゾ)−2−ナフタレンスルホン酸二ナトリウム塩(FD&Cレッド40、CI16035)、2,4−ジニトロ−1−ナフトールナトリウム塩(アシッドイエロー24;CI10315)、2’,4’,5’、7’−テトラブロモ−4,5,6,7−テトラクロロ−3’、6’−ジヒドロキシスピロ(イソベンゾフラン−1(3H),9’−[9H]キサンテン]−3−オン二ナトリウム塩(アシッドレッド92;CI45410)、4−(2−ヒドロキシ−1−ナフチルアゾ)−3−メチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(アシッドオレンジ8、CI15575)、2−アミノ−1,4−ナフタレンジオン、ジチゾン(1,5−ジフェニルチオカルバゾン)、N−((2−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル)アニリン(HCイエロー13)、N−(2−ヒドロキシエチル)−4−ニトロアニリン及び4−クロロ−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2−ニトロアニリン、1−メチル−4−((メチルフェニルヒドラゾノ)メチル)ピリジニウムメチルサルフェート(ベイシックイエローNo.87)、3−((4,5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)アゾ)−N,N,N−トリメチルベンゼナミニウムクロリド、3−[(3−メチル−5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)アゾ]−トリメチルアンモニオベンゼンクロリド(ベイシックイエローNo.57)、2−((4−アミノフェニル)アゾ)−1,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムクロリド(ベイシックオレンジNo.31)、1,4−ジメチル−5−[(4−(ジメチルアミノ)フェニル)アゾ]−1,2,4−トリアゾリウムクロリド(ベイシックレッドNo.22、CI11055)、2−((4−(ジメチルアミノ)−フェニル)アゾ)−1,3−ジメチル−1H−イミダゾリウムクロリド(ベイシックレッドNo.51)、1,4−ジメチル−5−[[4−[メチル(フェニルメチル)アミノ]−フェニル]アゾ]−1,2,4−チアゾリウムブロミド(ベイシックレッドNo.46)、N,N,N−トリメチル−3−{[4−(メチルアミノ)−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロ−1−アントラセニル]アミノ}−1−プロパナミニウムメチルサルフェート、N,N−ジメチル−3−{[4−(メチルアミノ)−9,10−ジオキソ−9、10−ジヒドロ−1−アントラセニル]アミノ}−N−プロピル−1−プロパナミニウムクロリド、及びN,N−ジメチル−3−{[4−(メチルアミノ)−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロ−1−アントラセニル]アミノ}−N−プロピル−1−プロパナミニウムブロミドなども更に含んでもよい。
本発明による着色剤中の追加の染料の総含有量は、約0.01重量%〜15重量%、特に0.1重量%〜12重量%である。
適用前に、酸化剤(特に、過酸化水素若しくはその付加化合物)と混合され又は大気中の酸素により酸化される本発明による酸化着色剤(c)は、一般式(I)の染料に加えて
、酸化染料前駆体、及び必要であれば1つ以上の前述の追加の直接染料を含むが、但し、これらは使用される酸化剤に対して安定であることを条件とする。
好適な酸化染料前駆体は、芳香族1,4−ジアミン、4−アミノフェノール誘導体、又はピラゾール誘導体などの顕色剤物質、芳香族1,3−ジアミン、3−アミノフェノール誘導体、ポリフェノール、又はナフトールなどのカップラー物質、及び自己カップリング化合物である。
本発明による着色剤(c)中に存在する酸化染料前駆体の総量は、約0.01重量%〜12重量%、特に約0.2重量%〜6重量%である。
色強度を増大させるために、必要に応じて、化粧品系において慣用的な担体を添加することができる。好適な化合物は、例えば、独国特許第19618595号(A1)に記載されており、これを本明細書に明確に参照する。特に、好適な担体は、例えば、ベンジルアルコール、バニリン、及びイソバニリンである。
着色のために、前述した染料は、好適な着色担体(color carrier mass)中において適用される。
本発明による着色剤(a)、(b)、又は(c)は、このような調製品に対して慣用的及び既知である全ての添加剤、例えば、香油、錯化剤、ワックス、防腐剤、増粘剤、酸化防止剤、アルギネート、グアーガム、ヘアケア物質、例えばカチオン性ポリマー若しくはラノリン誘導体など、又は陰イオン性、非イオン性、両性、若しくは陽イオン性の界面活性物質を含むこともできる。両性又は非イオン性の界面活性物質、例えば、ベタイン界面活性剤、プロピオネート、及びグリシネートを使用するのが好ましい。上述した成分が、そのような目的のために慣用的な量で使用され、例えば、界面活性物質は、0.1重量%〜30重量%の濃度で使用され、及びケア物質は、0.1重量%〜5重量%の量で使用される。
本発明による着色剤(a)、(b)、又は(c)は、特に染毛剤の場合、適用前に水性又は水性−アルコール性調製品に溶解される粉末又は顆粒の形態で存在させるか、或いは水溶液又は水性アルコール溶液、クリーム、ジェル、エマルション、又はエアゾールフォームの形態で存在させることができ、この場合着色剤は、単一構成成分調製品の形態、或いは多構成成分調製品の形態、例えば、二構成成分調製品の形態のいずれにも処方することができ、多構成成分の場合には、一般式(I)の特定の染料誘導体をその他の構成要素とは別個に包装し、そしてそれらの2つの構成成分を混合することによって使用直前に初めて使用準備の整った(ready-to-use)染毛剤が調製される。
本発明による着色剤(a)、(b)又は(c)は、一般に約2〜11、好ましくは約5〜10のpHを有する。有機及び無機の酸又は塩基の両方が、本発明によるpHの調整に適している。
意図される用途に応じて、本発明による着色剤は、1以上の合成酸化剤、例えば、過酸化水素又はその塩若しくは付加物、並びに過硫酸塩、例えば過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、若しくは過硫酸アンモニウムと共に(明色化(lightening);酸化着色剤)、又は合成酸化剤を伴わずに(非酸化性着色剤;空気による酸化)使用されることができる。更に、着色剤は炭酸アンモニウム、例えば炭酸アンモニウム若しくは炭酸水素アンモニウム、又はアミノ酸若しくはその塩、例えばグリシン酸ナトリウムを含んでもよい。
必要に応じて、ケラチン繊維を着色するための適用前の薬剤を酸化剤と混合する。好適な酸化剤は、主として、1%〜12%濃度、好ましくは3%〜9%濃度の水溶液の形態の過酸化水素、或いはその尿素、メラミン、ホウ酸ナトリウム、又は炭酸ナトリウムへの付加化合物である。同時に明色化(lightening)又は漂白を伴う剤の場合には、使用される式(I)の染料に応じて、過硫酸塩、例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、又は過硫酸ナトリウムを添加することも、更に可能である。本明細書では、着色担体(color carrier mass)と酸化剤との重量比は、好ましくは約5:1〜1:3、特に1:1〜1:2である。特に着色剤中の酸化染料前駆体の濃度が高い場合に、或いは、同時にケラチン繊維(特に毛髪)のより強い漂白が意図される場合に、より多量の酸化剤が使用される。
本発明による着色剤は一般に、染毛に十分な量、毛髪の長さに応じて約30〜200グラムの染毛剤を毛髪に適用し、染毛剤を約15〜50℃にて約1〜60分間、好ましくは5〜30分間作用させ、次に毛髪を水で完全にすすぎ、所望によりシャンプーによる洗浄及び/又はヘアコンディショニング組成物による後処理を行い、最後に乾かすことによって使用される。
加えて、酸化剤を着色体(coloring mass)に添加しない場合には、上述した着色剤は化粧品組成物に慣用的な天然若しくは合成ポリマー又は天然起源の変性ポリマーを含むことができ、その結果、着色と同時に整髪が達成される。このような組成物は一般に、染毛整髪組成物(tinting setting compositions)又は着色整髪組成物(color setting compositions)と呼ばれる。
この目的のために化粧品において既知の合成ポリマーとしては、例えば、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、又はポリアクリル系化合物、例えば、ポリアクリル酸若しくはポリメタクリル酸、ポリアクリル酸、ポリメチルアクリル酸及びアミノアルコールエステルの基本ポリマー、例えば、これらの塩又は四級化生成物、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、及びこのような化合物のコポリマー、例えば、ポリビニルピロリドン−ビニルアセテート等を挙げてもよく、一方、使用できる天然ポリマー又は変性天然ポリマーには、例えば、キトサン(脱アセチル化キチン)又はキトサン誘導体がある。
上記ポリマーは、本発明による着色剤(a)中に、そのような剤に慣用的な量、特に約1重量%〜5重量%の量で存在してよい。
本発明による染毛整髪組成物(tinting setting composition)又は着色整髪組成物(color setting composition)のpHは、好ましくは約4〜10である。
追加的整髪を伴う染毛剤は、毛髪をその整髪組成物で濡らし、その毛髪を髪型へと整え(スタイリングし)、次に乾かすことにより既知の及び慣用的な態様で使用される。
式(I)のペンダントカチオン性アゾ染料を有する着色剤は、とりわけ、様々な程度の損傷を伴う毛髪の簡易で穏やかな着色(例えば、既に酸化的に着色された毛髪区分の再着色)を可能にし、酸化剤を用いない着色担体(color carrier mass)が、既に傷んだ毛髪区分(例えば、毛の先端)に、そのままで(neat)、或いは酸性、中性、又は塩基性の水性希釈剤と混合して、適用され、一方で、酸化剤と混合した着色担体(color carrier mass)が、これまでにほんの僅かしか傷んでいないか、全く傷んでいない毛髪区分(例えば、新たに生えた毛髪)に適用される。希釈するために使用される水性構成成分は、溶液、クリーム、エマルション、又はジェル用の上記の慣例の添加物を含むことができる。このプロセスでは、髪に穏やかで、根元と先端との間で一様なことを特徴とする髪の性質と調和する着色が可能であり、これは、慣例の酸化性染毛剤を使用するときには、酸化剤が染料前駆体と結合することを常に要求されるため、不可能である。
本発明による着色剤は、ケラチン繊維、特にヒトの毛髪の、非常に強い色の強度及び鮮やかさ、損傷した毛髪と未損傷の毛髪との間(例えば、毛髪先端部及び新しく生えた毛髪との間など)の良好な均一性、非常に良好な耐久性(洗浄堅牢度)、毛髪に対する非常に良好な低刺激性、及び酸化剤の有無の変更可能な適用の選択肢、を伴う着色を可能にする。
式(I)の染料は、例えば、1,3−チアゾール−2−アミン、1H−イミダゾール−2−アミン、1,2,4−チアジアゾール−5−アミン、1,3,4−チアジアゾール−2−アミン、4H−1,2,4−トリアゾール−3−アミン等のジアゾ化及びカチオン性アニリン誘導体とのカップリングを介した1段階手順、又は1,3−チアゾール−2−アミン、1H−イミダゾール−2−アミン、1,2,4−チアジアゾール−5−アミン、1,3,4−チアジアゾール−2−アミン、4H−1,2,4−トリアゾール−3−アミン等のジアゾ化及びブロモアルキル−アニリン誘導体とのカップリングと、それに続く複素環との四級化を介する2段階手順などでの、既知の調製プロセスと同様に調製することができる。
式(I)の一部の染料は織物用染料として既知である。
下記実施例は、これらの実施例に主題を限定することなく、本発明の主題をより詳細に説明することを意図している。
(実施例1):
(実施例1a):1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
工程1:アゾカップリング(標準的な手順)
2−アミノ−4,5−ジメチル−1,3−チアゾールヒドロクロリド2.0g(12.1mmol)を酢酸50mL及び濃硫酸(conc. sulphuric acid)1.8gを含む混合物に溶解させたところ、温度は30℃に上昇した。懸濁液を15℃に冷却した後、40%ニトロシル硫酸(nitrosyl sulphuric acid)水溶液5.8g(18.1mmol)を滴加し、及び2時間攪拌した。別のビーカー中で、酢酸15mL,塩酸(32%)1.4g、及び氷20gの混合物中に、N−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリン2.80g(12.1mmol)の溶液を調製した。この溶液に予め調製されたジアゾニウム塩溶液を温度が5℃を超えないようにゆっくりと加えた。この反応混合物を更に5℃で1時間及びその後室温で2時間攪拌した。適量の30%水酸化ナトリウム水溶液を加えることによりpH値を4に調節した。得られた沈殿をろ過し、水で洗浄し、真空中40℃にて乾燥させた。
メタノール/水の中での再結晶後、3.02g(理論値の68%)のN−(2−ブロモエチル)−4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−N−エチルアニリンが赤色結晶として得られた。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=7.76(d、J=9.0、2H、H(3)及びH(5)−フェニル);6.89(d、J=9.0、2H、H(2)及びH(6)−フェニル);3.84(t、J=6.9、2H、CH2);3.65(t、J=6.9、2H、CH2);3.58(q、J=6.9、2H、CH2);2.37(s、3H、CH3);2.32(s、3H、CH3);1.16(t、J=6.9、3H、CH3)。
工程2:四級化(標準的な手順)
N−(2−ブロモエチル)−4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−N−エチルアニリン0.5g(1.36mmol)をアセトニトリル10mLに溶解させた後続いて1−メチル−1H−イミダゾール5.3g(65mmol)を加えた。反応混合物を80℃にて一晩加熱した。室温に冷却後、形成した沈殿をろ過し、アセトニトリルで洗浄し、真空下40℃で乾燥させた。
0.49g(理論値の82%)の1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドが赤色結晶として得られた。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.17(s、1H、H(2)−イミダゾール);7.85(s、1H、イミダゾール);7.74(d、J=9.3、2H、H(3)及びH(5)−フェニル);7.71(s、1H、イミダゾール);6.89(d、J=9.3、2H、H(2)及びH(6)−フェニル);4.45(t、J=6.0、2H、CH2);3.89(t、J=6.0、2H、CH2);3.83(s、3H、N+CH3);3.44(q、J=6.9、2H、CH2);2.38(s、3H、CH3);2.32(s、3H、CH3);1.10(t、J=6.9、3H、CH3)。
Figure 0005430942
(実施例1b):1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
実施例1aで記載した手順と同様に、2−アミノ−1,3−チアゾールとN−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリンをアゾカップリングすることにより、N−(2−ブロモエチル)−N−エチル−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]アニリンを収率73%で得、次に1−メチル−1H−イミダゾールを用いて四級化して、1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを収率68%で得た。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.17(s、1H、H(2)−イミダゾール);7.97(d、J=4.2、1H、H(4)−チアゾール);7.85(s、1H、イミダゾール);7.80(d、J=9.0、2H、H(3)及びH(5)−フェニル);7.72(d、J=4.2、1H、H(5)−チアゾール);7.71(s、1H、イミダゾール);6.91(d、J=9.0、2H、H(2)及びH(6)−フェニル);4.44(t、J=6.0、2H、CH2);3.91(t、J=6.0、2H、CH2);3.83(s、3H、N+CH3);3.46(q、J=6.9、2H、CH2);1.11(t、J=6.9、3H、CH3)。
(実施例1c):1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
実施例1aで記載した手順と同様に、2−アミノ−5−メチル−1,3−チアゾールとN−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリンをアゾカップリングすることにより、N−(2−ブロモエチル)−N−エチル−4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]アニリンを収率81%で得、次に1−メチル−1H−イミダゾールを用いて四級化して、1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを収率96%で得た。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.15(s、1H、H(2)−イミダゾール);7.84(s、1H、イミダゾール);7.76(d、J=9.3、2H、H(3)及びH(5)−フェニル);7.71(s、1H、イミダゾール);7.70(s、1H、H(4)−チアゾール);6.90(d、J=9.3、2H、H(2)及びH(6)−フェニル);4.42(t、J=6.0、2H、CH2);3.90(t、J=6.0、2H、CH2);3.83(s、3H、N+CH3);3.45(q、J=6.9、2H、CH2);2.48(s、3H、CH3);1.11(t、J=6.9、3H、CH3)。
(実施例1d):1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−3−メチルフェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
実施例1aで記載した手順と同様に、2−アミノ−4,5−メチル−1,3−チアゾールヒドロクロリドとN−(2−ブロモエチル)−N−エチル−3−メチルアニリンをアゾカップリングすることにより、N−(2−ブロモエチル)−4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−N−エチル−3−メチルアニリンを収率67%で得、次に1−メチル−1H−イミダゾールを用いて四級化して、1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−3−メチルフェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを収率82%で得た。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.15(s、1H、H(2)−イミダゾール);7.84(s、1H、イミダゾール);7.71(s、1H、イミダゾール);7.65(d、J=9.3、1H、H(5)−フェニル);6.72(d、J=9.3、1H、H(6)−フェニル);6.67(s、1H、H(2)−フェニル);4.42(t、J=6.0、2H、CH2);3.88(t、J=6.0、2H、CH2);3.83(s、3H、N+CH3);3.43(q、J=6.9、2H、CH2);2.54(s、3H、CH3);2.37(s、3H、CH3);2.31(s、3H、CH3);1.10(t、J=6.9、3H、CH3)。
API−ES MS:383[M+](100)
(実施例1e):1−[2−(エチル{4−[(6−ニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
実施例1aで記載した手順と同様に、6−ニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミンとN−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリンをアゾカップリングすることにより、N−(2−ブロモエチル)−N−エチル−4−[(6−ニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]−アニリンを収率45%で得、次に1−メチル−1H−イミダゾールを用いて四級化して、1−[2−(エチル{4−[(6−ニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを収率41%で得た。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.25br(s、1H、イミダゾール)、9.06(s、1H)、8.32(d、J=8.7、1H)、8.16(d、J=9.0、1H)、7.88−7.89(m、1H、イミダゾール、オーバーラップ)、7.88(d、J=6.6、2H、フェニル)、7.70−7.73(m、1H、イミダゾール)、6.99(d、J=6.6、2H、フェニル)、4.00−4.49(m、4H、2×CH2)、3.85(s、3H、CH3)、3.50−3.54(m、2H、CH2)、1.13−1.15(m、3H、CH3)。
実施例1f:1−{2−[{4−[(4−クロロ−5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
工程1:アゾカップリング
濃リン酸15mL、濃塩酸3.2g、及び硝酸ナトリウム0.46g(6.66mmol)を含む混合物中で、−10℃にて、4−クロロ−5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イルアミン1.00g(5.56mmol)をジアゾ化した。酢酸15mL中N−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリン1.32g(5.80mmol)の混合物にこのジアゾニウム溶液を加えることによりアゾカップリングを行った。4時間攪拌したのち、得られた沈殿をろ過し、水で洗浄し、真空中で40℃にて乾燥させた。
1.20g(理論値の51%)のN−(2−ブロモエチル)−4−[(4−クロロ−5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−N−エチルアニリンが暗赤色粉末として得られた。
1HNMR(300MHz、DMSO):δ=7.79(d、J=8.7、2H、フェニル)、6.96(d、J=9.3、2H、フェニル)、3.92−3.88(m、2H、CH2)、3.74−3.58(m、4H、2×CH2)、1.13(t、J=6.9、3H、CH3)。
工程2:四級化
N−(2−ブロモエチル)−4−[(4−クロロ−5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−N−エチルアニリン1.20g(2.86mmol)をアセトニトリル20mL中に溶解し、続いて1−メチル−1H−イミダゾール5.99g(73.0mmol)を添加した。反応混合物を還流下で3日間攪拌し、室温に冷却した。得られた沈殿をろ過し、アセトニトリルで洗浄し、真空中で40℃にて乾燥させた。
0.43g(理論値の30%)の1−{2−[{4−[(4−クロロ−5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドがワインレッド(bordeaux red)の粉末として得られた。
1HNMR(300MHz、DMSO):δ=9.22(s、1H、イミダゾール)、7.86−7.85(m、1H、イミダゾール)、7.79(d、J=9.0、2H、フェニル)、7.71−7.70(m、1H、イミダゾール)、6.95(d、J=9.3、2H、フェニル)、4.45−4.43(m、2H、CH2)、3.98−3.96(m、2H、CH2)、3.83(s、3H、N−CH3)、3.68−3.65(m、2H、CH2)、1.12(t、J=6.6、3H、CH3)。
(実施例1g):1−[2−(エチル{4−[1H−[1,3]チアゾロ[5,4−f]インダゾール−6−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
実施例1fで記載した手順と同様に、1H−[1,3]チアゾロ[5,4−f]インダゾール−6−アミンとN−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリンをアゾカップリングすることにより、N−(2−ブロモエチル)−N−エチル−4−[1H−[1,3]チアゾロ[5,4−f]インダゾール−6−イルジアゼニル]アニリンを収率56%で得、次に1−メチル−1H−イミダゾールを用いて四級化して、1−[2−(エチル{4−[1H−[1,3]チアゾロ[5,4−f]インダゾール−6−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを収率49%で得た。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.22(s、br、1H、イミダゾール)、8.28(s、1H、N−H)、7.88−7.86(m、4H、フェニル/イミダゾール、オーバーラップ)、7.76−7.73(m、2H)、6.98(d、J=9.0、2H、フェニル)、4.47−4.44(m、2H、CH2)、3.96−3.95(m、2H、CH2)、3.84(s、3H、N−CH3)、3.52−3.50(m、2H、CH2)、1.14(t、J=6.0、3H、CH3)。
(実施例1h):1−{2−[{4−[(5−クロロ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
実施例1fに記載されている手順と同様にして、5−クロロ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−アミンとN−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリンをアゾカップリングすることにより、N−(2−ブロモエチル)−4−[(E)−(5−クロロ[1,3]チアゾロ−[5,4−b]ピリジン−2−イル)ジアゼニル]−N−エチルアニリンを収率42%で得、次に1−メチル−1H−イミダゾールを用いて四級化し、1−{2−[{4−[(5−クロロ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを収率10%で得た。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.18(s、1H、イミダゾール)、8.42(d、J=8.7、1H、ピリジルチアゾール)、7.88(d、J=9.0、2H、フェニル)、7.86−7.84(m、1H、イミダゾール)、7.71−7.70(m、1H、イミダゾール)、7.67(d、J=8.7、1H、ピリジルチアゾール)、6.99(d、J=9.0、2H、フェニル)、4.47−4.43(m、2H、CH2)、3.98−3.95(m、2H、CH2)、1.15(t、3H、J=6.6Hz、CH3)。
(実施例1i):1−{2−[エチル(4−{[5−(メチルオキシ)[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル]ジアゼニル}フェニル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
実施例1aに記載されている手順と同様にして、5−メトキシ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−アミンとN−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリンとをアゾカップリングすることにより、N−(2−ブロモエチル)−N−エチル−4−[(E)−(5−メトキシ[1,3]−チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ジアゼニル]アニリンを収率51%で得、次に1−メチル−1H−イミダゾールを用いて四級化し、1−{2−[エチル(4−{[5−(メチルオキシ)[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル]ジアゼニル}フェニル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを収率15%で得た。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.20(s、1H、イミダゾール)、8.30(d、J=9.0、1H、ピリジルチアゾール)、7.85−7.82(m、3H、イミダゾール/フェニル、オーバーラップ)、7.71(s、1H)、7.02(d、J=8.7、1H、ピリジルチアゾール)、6.96(d、J=8.7、2H、フェニル)、4.46−4.42(m、2H、CH2)、3.97−3.93(m、5H、CH3+CH2)、3.51−3.49(m、2H、CH2)、1.13(t、J=6.6、3H、CH3)。
(実施例1j):1−[2−(エチル{4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド
工程1:アゾカップリング
2−アミノ−1H−イミダゾール−ヘミサルフェート1.32g(10mmol)を濃塩酸2mL、酢酸2mL、水12mL、及び硝酸ナトリウム0.7g(10mmol)を含有する混合物中で5℃にてジアゾ化した。上記のジアゾニウム溶液にN−(2−ブロモエチル)−N−エチルアニリン2.3g(10mmol)を加えることによってアゾカップリングを行った。室温で2時間攪拌したのち、混合物を50mLの飽和重炭酸ナトリウムに注いだ。
得られた沈殿をろ過し、水で洗浄し、真空中で40℃にて乾燥させた。シリカゲルでの酢酸エチルによるクロマトグラフィーの後、0.6g(理論収量の20%)のN−(2−ブロモエチル)−N−エチル−4−[(E)−1H−イミダゾール−2−イルジアゼニル]アニリンが褐色粉末として得られた。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=12.5(br s、1H、NH);7.76(d、J=9.0、2H、フェニル);7.2(s、2H、イミダゾール);6.87(d、J=9.0、2H、フェニル);3.81(t、J=6.9、2H、CH2);3.65(t、J=6.9、2H、CH2);3.55(q、J=6.9、2H、CH2);1.16(t、J=6.9、3H、CH3)。
工程2:四級化
N−(2−ブロモエチル)−N−エチル−4−[(E)−1H−イミダゾール−2−イルジアゼニル]アニリン0.22g(0.7mmol)をアセトニトリル4.5mLに溶解させた後続いて1−メチル−1H−イミダゾール2.6g(31.5mmol)を加えた。反応混合物を還流下で一晩攪拌し、室温に冷却した。それを45mLのアセトン及び20mLの酢酸エチルで希釈した。得られた沈殿をろ過し、真空中で40℃にて乾燥させた。
0.28g(理論値の85%)の1−[2−(エチル{4−[1H−イミダゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを赤色粉末として得た。
工程3:アルキル化
メタノール5mL中1−[2−(エチル{4−[1H−イミダゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド0.12g(0.30mmol)の溶液に水酸化ナトリウム35mg(0.87mmol)及び硫酸ジメチル(dimethylsulfate)0.45g(3.5mmol)を加えた。混合物を還流下で3日間攪拌した。溶媒を蒸留した後、粗生成物を酢酸エチル及びアセトンで処理した。
0.36g(理論値の30%)の1−[2−(エチル{4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドを赤色粉末として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO):δ=9.15(s、1H、H(2)−イミダゾール);7.91(d、J=9.3、2H、フェニル);7.84(s、1H、イミダゾール);7.78(s、2H、H(4)及びH(5)イミダゾール;7.71(s、1H、イミダゾール);7.00(d、J=9.3、2H、フェニル);4.47(t、J=6.6、2H、CH2);3.98(m、2H、CH2);3.98(s、3H,N−CH3);3.84(s、3H、N+CH3);3.52(q、J=6.6、2H、CH2);2.51(s、3H、CH3);1.14(t、J=6.6、3H、CH3)。
API−ES MS:324[M+](100)
(実施例2〜11):染毛剤
0.33g 式(I)の染料
5.0g エタノール
4.0g デシルグルコシド
0.2g エチレンジアミノ四酢酸二ナトリウム塩
100.0gまで 脱塩水
必要に応じて、アンモニアを添加することによって、この着色溶液を表1に示されたpH値へ調節する。
染毛に十分な量の着色剤を毛髪に適用し、それをブラシを使用して均一に分配することにより、染毛を行なう。40℃にて30分の接触時間後、毛髪をぬるま湯ですすぎ、シャンプーで洗浄し、ぬるま湯ですすぎ、及びその後乾燥させる。
染色結果を、下記表1にまとめる。
Figure 0005430942
(実施例12):カチオン性界面活性物質を有する染毛剤
0.33g 1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}−(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド(1a)
5.00g エタノール
4.00g セチルトリメチルアンモニウムクロリド、水中25%
100.00gまで 脱塩水
pHを、25%濃度のアンモニアを使用して9.3に調節する。
染毛に十分な量の着色剤を毛髪に適用し、それをブラシを使用して均一に分配することにより、染毛を行なう。40℃にて30分の接触時間の後、毛髪(L=80.6;C=12.1;h=92.1)をぬるま湯ですすぎ、シャンプーで洗浄し、再びぬるま湯ですすぎ、及びその後乾燥させる。
これにより、強い赤−橙色の着色変化(L=43.96;C=67.24;h=40.1)が得られる。
(実施例13):両性界面活性物質を有する染毛剤
0.33g 1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド(2a)
5.00g エタノール
7.50g ココヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン
100.00gまで 脱塩水
25%濃度のアンモニアを使用してpHを9.1に調節する。
染毛に十分な量の着色剤を毛髪に適用し、それをブラシを使用して均一に分配することにより、染毛を行なう。40℃にて30分の接触時間の後、毛髪(L=80.6;C=12.1;h=92.1)をぬるま湯ですすぎ、シャンプーで洗浄し、再びぬるま湯ですすぎ、及びその後乾燥させる。
これにより強い赤−橙色の着色変化(L=45.07;C=65.53;h=41.40)が得られる。
(実施例14〜21):酸化剤を有する染毛剤
0.66g 表2の式(I)の染料
5.0g エタノール
4.0g デシルグルコシド
0.2g エチレンジアミノ四酢酸二ナトリウム塩
100.0gまで 脱塩水
上記着色担体(color carrier mass)5gを、9%濃度の過酸化水素溶液5gと混合する。25%濃度のアンモニアを用いてpHを表2に示された塩基性のpH値に調節する。
得られた使用準備の整った(ready-to-use)染毛剤を、毛髪に適用し、ブラシを使用して均一に分配する。40℃にて30分の接触時間後、毛髪をぬるま湯ですすぎ、シャンプーで洗浄し、再びぬるま湯ですすぎ、その後乾燥させる。
染色結果を、下記表2にまとめる。
Figure 0005430942
(実施例22):酸化剤なしの染毛剤
0.33g 表3の式(I)の染料
5.0g エタノール
4.0g デシルグルコシド
0.2g エチレンジアミノ四酢酸二ナトリウム塩
100.0gまで 脱塩水
25%濃度のアンモニアを使用して表3に示されたpHまでpHを調節する。
得られた使用準備の整った(ready-to-use)染毛剤を、天然毛髪(L=34.24、C=14.62、h=66.7)に適用し、ブラシを使用して均一に分配する。40℃にて30分の接触時間後、毛髪をぬるま湯ですすぎ、シャンプーで洗浄し、再びぬるま湯ですすぎ、その後乾燥させる。この洗浄プロセスを、5回繰り返す。色は、視覚的には変化しない。
Figure 0005430942
(実施例23):酸化剤を有する染毛剤
0.66g 表4の式(I)の染料
5.0g エタノール
4.0g デシルグルコシド
0.2g エチレンジアミノ四酢酸二ナトリウム塩
100.0gまで 脱塩水
上記着色担体(color carrier mass)5gを、9%濃度の過酸化水素溶液5gと混合する。25%濃度のアンモニアを使用して、表4に示されたpHまでpHを調節する。
得られた使用準備の整った(ready-to-use)染毛剤を、天然毛髪(L=34.24、C=14.62、h=66.7)に適用し、ブラシを使用して均一に分配する。40℃にて30分の接触時間後、毛髪をぬるま湯ですすぎ、シャンプーで洗浄し、再びぬるま湯ですすぎ、その後乾燥させる。この洗浄プロセスを、5回繰り返す。色は、視覚的には変化しない。
Figure 0005430942
前述の実施例にて与えられるL*C*h*色測定値は、ミノルタ(Minolta)製比色計、クロマメーターII型(model Chromameter II)を使用して測定した。L値は、明度(即ち、L値が小さければ、色強度は大きくなる)であり、一方、C値はカラフル度(「彩度」)の尺度(即ち、C値が大きければ、より色がカラフルとなる)である。h値は、色相角(color shade angle)(「色相(hue)」)である。
特に記載のない限り、本明細書で提示するすべての百分率は、重量百分率である。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に規定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (11)

  1. ヒトの毛髪を非酸化染色するための、少なくとも1つの一般式(I)のアゾ染料の使用であって、
    Figure 0005430942
    式中、
    Xは、酸素、硫黄、N−R3、C−R4であり、
    Yは、C−R5、窒素、N−R6、硫黄、又は酸素であり、
    Zは、C−R7又は窒素であり、
    但し、式(I)の複素環は少なくとも2個及び多くとも3個のヘテロ原子を含み、前記複素環は多くとも1個の硫黄原子又は1個の酸素原子を有し、
    nは、1〜6の整数であり、
    R1は、水素、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、アミノ−(C〜C12)−アルキル基、フェニル基、又はベンジル基であり、
    R2、R4、R5、及びR7は同一でも異なっていてもよく、及び互いに独立して、水素、ハロゲン原子、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子で置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、(C〜C12)−アルコキシ基、(C〜C12)−チオアルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、(C〜C12)−アルキルアミノ基、(C〜C12)−ジアルキルアミノ基、カルボン酸基、C(O)O−(C〜C12)−アルキル基、C(O)O−フェニル基、フェニル基若しくはナフチル基、ヘテロアリール基であり、
    或いはY及びZがC−R5及びC−R7の場合、ラジカル基R5及びR7は、残りの分子と共に、複素環式若しくは炭素環式、飽和若しくは不飽和の環系を形成することができ、
    或いはX及びYがC−R4及びC−R5の場合、ラジカル基R4及びR5は、残りの分子と共に、複素環式若しくは炭素環式、飽和若しくは不飽和の環系を形成することができ、
    R3及びR6は、同一でも異なっていてもよく、及び互いに独立して、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、アミノ−(C〜C12)−アルキル基、フェニル基、又はベンジル基であり、
    Q+は、式(IIa〜IIg)の5員〜6員芳香族又は非芳香族複素環式四級アンモニウム基を表し、
    Figure 0005430942
    式中、Rは飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基であり、
    R’は、水素、ハロゲン原子、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシ(C〜C12)−アルキル基、(C〜C12)−アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、(C〜C12)−アルキルアミノ基、(C〜C12)−ジアルキルアミノ基、カルボン酸基、C(O)O−(C〜C12)−アルキル基、C(O)O−フェニル基、フェニル基若しくはナフチル基、ヘテロアリール基であってもよく、
    或いは、ラジカル基R1は、Q+と共に、5員若しくは6員不飽和複素環式カチオン性環系を形成することができ、
    アニオンAn−は有機若しくは無機酸アニオンである、アゾ染料の使用
  2. 式(I)の前記カチオン性アゾ染料は、
    1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;3−メチル−1−[2−(メチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−((2−ヒドロキシエチル){4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−3−メチルフェニル}(エチル)−アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4−クロロ−5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)−アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[1,3−ベンゾチアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(6−ニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4,6−ジニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5,6−ジニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1H−[1,3]チアゾロ[5,4−f]インダゾール−6−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(5−クロロ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[エチル(4−{[5−(メトキシ)[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル]ジアゼニル}フェニル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[3−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)プロピル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−ピリジニウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]−エチル}ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−(ジメチルアミノ)−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−(ジメチルアミノ)−4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}ピリジニウムブロミド;4−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−4−メチルモルホリン−4−イウムブロミド;4−{2−[{4−[1,3−ベンゾチアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−4−メチルモルホリン−4−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−1−メチルピペリジニウムブロミド;4−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−1,1−ジメチルピペラジン−1−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,2,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(3−クロロ−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]−エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,2,4−チアジアゾール−5−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;2−(エチル{4−[1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドから選択されることを特徴とする、請求項1に記載のアゾ染料の使用。
  3. 式(I)の前記カチオン性アゾ染料が、0.01重量%〜10重量%の量で存在することを特徴とする、請求項1又は2に記載のアゾ染料の使用。
  4. 一般式(I)のアゾ染料を少なくとも1つ含むことを特徴とする、少なくとも1つの酸化剤を含む、ケラチン繊維の明色化及び着色を同時に行うための薬剤であって、
    Figure 0005430942
    式中、
    Xは、酸素、硫黄、N−R3、C−R4であり、
    Yは、C−R5、窒素、N−R6、硫黄、又は酸素であり、
    Zは、C−R7又は窒素であり、
    但し、式(I)の複素環は少なくとも2個及び多くとも3個のヘテロ原子を含み、前記複素環は多くとも1個の硫黄原子又は1個の酸素原子を有するものとし、
    nは、1〜6の整数であり
    R1は、水素、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、アミノ−(C〜C12)−アルキル基、フェニル基、又はベンジル基であり、
    R2、R4、R5、及びR7は同一でも異なっていてもよく、及び互いに独立して、水素、ハロゲン原子、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子で置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、(C〜C12)−アルコキシ基、(C〜C12)−チオアルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、(C〜C12)−アルキルアミノ基、(C〜C12)−ジアルキルアミノ基、カルボン酸基、C(O)O−(C〜C12)−アルキル基、C(O)O−フェニル基、フェニル基若しくはナフチル基、ヘテロアリール基であり、
    或いはY及びZがC−R5及びC−R7の場合、ラジカル基R5及びR7は、残りの分子と共に、複素環式若しくは炭素環式、飽和若しくは不飽和の環系を形成することができ、
    或いはX及びYがC−R4及びC−R5の場合、ラジカル基R4及びR5は、残りの分子と共に、複素環式若しくは炭素環式、飽和若しくは不飽和の環系を形成することができ、
    R3及びR6は同一でも異なっていてもよく、及び互いに独立して、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、アミノ−(C〜C12)−アルキル基、フェニル基、又はベンジル基であり、
    Q+は、式(IIa〜IIg)の5員〜6員芳香族又は非芳香族複素環式四級アンモニウム基を表し、
    Figure 0005430942
    式中、Rは飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基であり、
    R’は、水素、ハロゲン原子、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシ(C〜C12)−アルキル基、(C〜C12)−アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、(C〜C12)−アルキルアミノ基、(C〜C12)−ジアルキルアミノ基、カルボン酸基、C(O)O−(C〜C12)−アルキル基、C(O)O−フェニル基、フェニル基若しくはナフチル基、ヘテロアリール基であってもよく、
    或いは、ラジカル基R1は、Q+と共に、5員若しくは6員不飽和複素環式、カチオン性環系を形成することができ、
    アニオンAn−は有機若しくは無機酸アニオンである、ケラチン繊維の明色化及び着色を同時に行うための薬剤。
  5. 一般式(I)のアゾ染料を少なくとも1つ含むことを特徴とする、少なくとも1つの酸化染料前駆体をベースとするケラチン繊維酸化着色剤であって、
    Figure 0005430942
    式中、
    Xは、酸素、硫黄、N−R3、C−R4であり、
    Yは、C−R5、窒素、N−R6、硫黄、又は酸素であり、
    Zは、C−R7又は窒素であり、
    但し、式(I)の複素環は少なくとも2個及び多くとも3個のヘテロ原子を含み、前記複素環は多くとも1個の硫黄原子又は1個の酸素原子を有するものとし、
    nは、1〜6の整数であり、
    R1は、水素、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、アミノ−(C〜C12)−アルキル基、フェニル基、又はベンジル基であり、
    R2、R4、R5、及びR7は同一でも異なっていてもよく、及び互いに独立して、水素、ハロゲン原子、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子で置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、(C〜C12)−アルコキシ基、(C〜C12)−チオアルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、(C〜C12)−アルキルアミノ基、(C〜C12)−ジアルキルアミノ基、カルボン酸基、C(O)O−(C〜C12)−アルキル基、C(O)O−フェニル基、フェニル基若しくはナフチル基、ヘテロアリール基であり、
    或いはY及びZがC−R5及びC−R7の場合、ラジカル基R5及びR7は、残りの分子と共に、複素環式若しくは炭素環式、飽和若しくは不飽和の環系を形成することができ、
    或いはX及びYがC−R4及びC−R5の場合、ラジカル基R4及びR5は、残りの分子と共に、複素環式若しくは炭素環式、飽和若しくは不飽和の環系を形成することができ、
    R3及びR6は、同一でも異なっていてもよく、及び互いに独立して、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子(F、Cl、Br、I)によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシ−(C〜C12)−アルキル基、アミノ−(C〜C12)−アルキル基、フェニル基、又はベンジル基であり、
    Q+は、式(IIa〜IIg)の5員〜6員芳香族又は非芳香族複素環式四級アンモニウム基を表し、
    Figure 0005430942
    式中、Rは飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基であり、
    R’は、水素、ハロゲン原子、飽和若しくは不飽和の(C〜C12)−アルキル基、ハロゲン原子によって置換された(C〜C12)−アルキル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシ(C〜C12)−アルキル基、(C〜C12)−アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、(C〜C12)−アルキルアミノ基、(C〜C12)−ジアルキルアミノ基、カルボン酸基、C(O)O−(C〜C12)−アルキル基、C(O)O−フェニル基、フェニル基若しくはナフチル基、ヘテロアリール基であってもよく、
    又は、ラジカル基R1は、Q+と共に、5員若しくは6員不飽和複素環式カチオン性環系を形成することができ、
    アニオンAn−は有機若しくは無機酸アニオンである、ケラチン繊維酸化着色剤。
  6. 過酸化水素、又はその、尿素、メラミン、ホウ酸ナトリウム、若しくは炭酸ナトリウムへの付加化合物から前記酸化剤が選択されることを特徴とする、請求項に記載の薬剤。
  7. 過酸化水素、又はその、尿素、メラミン、ホウ酸ナトリウム、若しくは炭酸ナトリウムへの付加化合物、並びに過硫酸塩類から前記酸化剤が選択されることを特徴とする、請求項に記載の薬剤。
  8. 式(I)の前記カチオン性アゾ染料は、
    1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;3−メチル−1−[2−(メチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−((2−ヒドロキシエチル){4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−3−メチルフェニル}(エチル)−アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4−クロロ−5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)−アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[1,3−ベンゾチアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(6−ニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4,6−ジニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5,6−ジニトロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1H−[1,3]チアゾロ[5,4−f]インダゾール−6−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(5−クロロ[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[エチル(4−{[5−(メトキシ)[1,3]チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル]ジアゼニル}フェニル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[3−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)プロピル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−ピリジニウムブロミド;1−{2−[{4−[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]−エチル}ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−(ジメチルアミノ)−4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−ピリジニウムブロミド;1−{2−[{3−(ジメチルアミノ)−4−[(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]エチル}ピリジニウムブロミド;4−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−4−メチルモルホリン−4−イウムブロミド;4−{2−[{4−[1,3−ベンゾチアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−4−メチルモルホリン−4−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−1−メチルピペリジニウムブロミド;4−[2−(エチル{4−[1,3−チアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−1,1−ジメチルピペラジン−1−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,3,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)−エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,2,4−チアジアゾール−2−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{4−[(3−クロロ−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]−フェニル}(エチル)アミノ]−エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[1,2,4−チアジアゾール−5−イルジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(3−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]ピリジニウムブロミド;2−(エチル{4−[1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルジアゼニル]−フェニル}アミノ)−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]−フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−[2−(エチル{3−メチル−4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}アミノ)エチル]−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミド;1−{2−[{3−クロロ−4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ジアゼニル]フェニル}(エチル)アミノ]エチル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムブロミドから選択されることを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  9. 式(I)の前記カチオン性アゾ染料が、0.01重量%〜10重量%の量で存在することを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  10. ニトロ染料、アゾ染料、アントラキノン染料、トリフェニルメタン染料、及び塩基性又は酸性染料から成る群からの更なる直接染料を少なくとも1つ更に含むことを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の薬剤。
  11. 染毛剤であることを特徴とする、請求項10のいずれか一項に記載の薬剤。
JP2008551489A 2006-02-18 2007-02-09 ケラチン繊維着色剤 Expired - Fee Related JP5430942B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP06003344.6 2006-02-18
EP06003344A EP1820537A1 (en) 2006-02-18 2006-02-18 Agents for coloring keratin fibers
PCT/US2007/003554 WO2007097930A1 (en) 2006-02-18 2007-02-09 Agents for coloring keratin fibers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009523824A JP2009523824A (ja) 2009-06-25
JP5430942B2 true JP5430942B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=36608754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008551489A Expired - Fee Related JP5430942B2 (ja) 2006-02-18 2007-02-09 ケラチン繊維着色剤

Country Status (7)

Country Link
US (2) US7513916B2 (ja)
EP (1) EP1820537A1 (ja)
JP (1) JP5430942B2 (ja)
CN (1) CN101384302B (ja)
AT (1) ATE464097T1 (ja)
DE (1) DE602007005851D1 (ja)
WO (1) WO2007097930A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1820537A1 (en) * 2006-02-18 2007-08-22 Wella Aktiengesellschaft Agents for coloring keratin fibers
DE102010030439A1 (de) * 2010-06-23 2011-12-29 Henkel Ag & Co. Kgaa Kationische Azofarbstoffe mit einer speziellen Gruppierung des 4-Aza-1-azoniabicyclo[2.2.2]octans und Mittel zum Färben von keratinhaltigen Fasern
DE102010054866A1 (de) * 2010-12-17 2011-08-18 Clariant International Ltd. Zusammensetzungen enthaltend Wasserstoffperoxid oder Wasserstoffperoxid freisetzende Substanzen
KR101300673B1 (ko) * 2011-04-07 2013-08-28 (주) 인우 코퍼레이션 N-벤질-n-에틸아닐린을 함유하는 비수용성 유체 식별제 및 이의 제조방법
WO2014144523A2 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Materials Modification Inc. Functionalized ionic liquids and their applacations

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1544567A1 (de) * 1966-03-31 1970-04-09 Bayer Ag Azofarbstoffe und Verfahren zu ihrer Herstellung
CH482785A (de) * 1966-05-23 1969-12-15 Ciba Geigy Verfahren zur Herstellung neuer basischer Azofarbstoffe
GB1162665A (en) * 1966-09-27 1969-08-27 Du Pont Cationic and Basic Benzothiazolylazo Dyes, their preparation and use
US3592806A (en) * 1966-12-19 1971-07-13 Hodogaya Chemical Co Ltd Basic azo dyestuffs containing a quaternized n-alkyl-n - beta-(imidazolyl) lower alkylarylamine group
LU53050A1 (ja) * 1967-02-22 1968-08-27
CH584739A5 (ja) * 1973-12-21 1977-02-15 Ciba Geigy Ag
DE3101140A1 (de) 1981-01-16 1982-09-02 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von loesungen kationischer azofarbstoffe
DE59207647D1 (de) * 1991-05-17 1997-01-23 Ciba Geigy Ag Verfahren zur Herstellung hochkonzentrierter wässriger Lösungen von kationischen Azofarbstoffen
DE4322211A1 (de) 1993-07-03 1995-01-12 Basf Ag Wäßrige, mehrphasige, stabile Fertigformulierung für Pflanzenschutz-Wirkstoffe und Verfahren zu ihrer Herstellung
FR2741798B1 (fr) 1995-12-01 1998-01-09 Oreal Composition de teinture eclaircissante pour fibres keratiniques comprenant un colorant direct specifique
DE19618595A1 (de) 1996-05-09 1997-11-13 Wella Ag Färbemittel
DE19835575A1 (de) * 1998-08-06 2000-03-02 Mannesmann Sachs Ag Parallelhybridantrieb für ein Kraftfahrzeug mit in die elektrische Maschine integrierter Kupplung und zugehörige Elektromotorbaueinheit
DE10118271A1 (de) * 2001-04-12 2002-03-14 Henkel Kgaa Diazothiazol-Farbstoffe
EP1820537A1 (en) * 2006-02-18 2007-08-22 Wella Aktiengesellschaft Agents for coloring keratin fibers

Also Published As

Publication number Publication date
US7658770B2 (en) 2010-02-09
US20090165221A1 (en) 2009-07-02
CN101384302A (zh) 2009-03-11
US20070199160A1 (en) 2007-08-30
US7513916B2 (en) 2009-04-07
JP2009523824A (ja) 2009-06-25
ATE464097T1 (de) 2010-04-15
CN101384302B (zh) 2013-04-03
EP1820537A1 (en) 2007-08-22
DE602007005851D1 (de) 2010-05-27
WO2007097930A1 (en) 2007-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5431735B2 (ja) ケラチン繊維の明色化及び染色を同時に行うための薬剤の使用
JP5274832B2 (ja) 二硫化染料、それを含む組成物及び毛を染める方法
KR101074726B1 (ko) 2,5-디아미노 치환 아조 염료
JPH08501322A (ja) ケラチン含有繊維を染色するための方法
US7166710B2 (en) Cationic dimeric dyes
JP5430942B2 (ja) ケラチン繊維着色剤
CN100445334C (zh) 阳离子偶氮化合物的制备方法
MXPA05009050A (es) Colorantes cationicos, su produccion y uso.
EP1825883B1 (en) Agents for coloring keratin fibers
US8152861B2 (en) Dark coloured azo dyes
JP4002883B2 (ja) ジヘテロイルアリールメタン直接染料またはこの染料のロイコ前駆体を含むケラチン繊維を染色するための組成物およびそれを用いた染色方法
US7091358B2 (en) Cationic substituted hydrazone dyes
AU2007237817A1 (en) Agents for colouring keratin fibres comprising zwitterionic azomethine dyes
AU2005269028B2 (en) Cationic pyrazolone dyes method for production thereof and colouring agents for keratin fibres containing said compounds
MX2008010584A (en) Agents for coloring keratin fibers
EP1635778A2 (en) Hair colouring method, comprising reaction of a capped diazonium compound with the hair, and respective compositions and compounds
AU2006232897A1 (en) Reductive colouring system for keratin fibres
EP1920761B1 (en) Dark coloured azo dyes

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110705

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110712

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110805

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110812

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110905

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120814

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121114

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121214

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130115

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5430942

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees