JP5430348B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されているドラム式洗濯乾燥機は、ドラムと水槽との間に、加熱器を備える。
また、正負イオンは、湿度が高い空気中では活性化し易い。特に、正負イオンがクラスターイオンである場合、高湿度の空気中では、クラスターイオンの粒子は、大型化し易く、長時間崩壊せずに存在することができる。
このようなドラム式洗濯乾燥機は、正負イオンを含む空気を水槽内部へ送風すると共に、加熱器によって、水槽に貯留されている水を加熱する。ただし、この場合に水槽が貯水する水量は、ドラムが水没しない程度の水量である。このとき、正負イオンを含む空気、及び、加熱された水から発生した水蒸気は、夫々、ドラムと水槽との間からドラムの開口部又は貫通孔を通過してドラム内部へ進入する。ドラム内部へ進入した水蒸気は、ドラム内部の湿度を上昇させるため、正負イオンが活性化する。以上の結果、ドラムに収容されている洗濯物が、活性化した正負イオンによって消臭及び除菌される。
更にまた、水蒸気で洗濯物を蒸らすことによって、洗濯物の皺を伸ばすことができるため、洗濯物を、ふんわりとした仕上がりにすることができる。
ところが、ドラムの内部に十分な量の水蒸気を供給するためには、水槽内部全体に多量の水蒸気を供給しなければならない。更に、水槽内部の全体的な温度が低い場合には、水蒸気は容易に結露するため、ドラムの内部に十分な量の水蒸気を進入させることができない。従って、水の温度のみならず、水槽内部の温度をも適度に上昇させる必要がある。
更にまた、洗濯物自体の温度が低い間は、洗濯物に染み付いている臭い物質が気化し難い。
給水部は、例えば水源から供給された水を、連続的又は断続的に受水部へ供給する。
受水部が受けた水は、受水部に配されている水加熱部によって加熱される。このため、受水部で水蒸気が発生する。
また、給水部から受水部へは、連続的又は断続的に給水される。このため、受水部では、必要最小限の水蒸気が連続的又は断続的に発生する。更に、受水部が受けた水が全て蒸発したとしても、新たな水が供給される。従って、受水部が空焚きされることはない。
水蒸気のドラムの内部への吹き入れは、例えば、洗濯物を洗濯する場合、又は洗濯物を消臭及び除菌する場合、或いは洗濯物を乾燥させた後の仕上げを行なう場合等に実行される。
送風機及びイオン発生器の両方が作動している場合、循環路に配されているイオン発生器が発生させたイオンは、循環路を循環する空気へ放出される。この結果、ドラムの内部から吸い出された空気へイオンが放出され、イオンを含む空気がドラムの内部へ吹き入れられることが繰り返される。このとき、消臭効果及び除菌効果を有するイオンによって、ドラムに収容されている洗濯物に対する消臭及び除菌が行なわれる。また、ドラムの内部及び循環路の内部等、イオンを含む空気が通過する部分の消臭及び除菌も行なわれる。
このとき、ドラムの内部の温度、及び洗濯物の温度が短時間で上昇する。従って、洗濯物が短時間で効率よく乾燥する。
以上のように、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯物を消臭及び除菌させる場合であっても、また、洗濯物を乾燥させる場合であっても、1台の送風機で送風する。
また、循環路の上流側端部が、水槽の底壁に形成されている排気口に連結されている。また、循環路の一部は、水槽の上方に配されている。従って、ドラムの内部からドラムと水槽との間へ吸い出された空気は、更に、水槽の底壁に形成されている排気口を通して、循環路へ吸い出される。循環路へ吸い出された空気は、水槽の底壁近傍から水槽の上方へ移動する。
ここで、ドラムは、開口部側から底壁側へ低くなるよう傾斜姿勢で配されている。このため、ドラムに収容されている洗濯物は、ドラムの底壁の下部側に位置している可能性が高い。
従って、洗濯物の周囲の空気に対し、十分な量のイオンを短時間で放出することができる。
更にまた、洗濯物自体の温度を短時間で上昇させることができる。このため、洗濯物に染み付いている臭い物質が気化し易い。
しかも、このために、水槽内部全体に多量の水蒸気を供給したり、水槽内部の全体的な温度を上昇させたりする必要はない。
以上のことから、本発明の洗濯乾燥機は、短時間で洗濯物を効率よく消臭及び除菌することができる。
更に、受水部で発生した水蒸気を用いて、ドラムの内部及び洗濯物の温度を上昇させればよく、洗濯に使用する大量の水全体の温度、又は、ドラムの内部及び洗濯物を含む水槽の内部の全体的な温度を上昇させる必要はない。
以上のことから、本発明の洗濯乾燥機は、ランニングコストを低減することができる。
図3は、洗濯乾燥機1の外観構成を示す斜視図であり、図4は、洗濯乾燥機1が備える筐体6の後壁6cを取り外した状態の内部構成を示す背面図である。
図5は、洗濯乾燥機1が備える給水部5及び蒸気発生部7の要部構成を示す模式図である。
洗濯工程においては、洗濯物L,L,…は、水道水と洗剤とで洗われ、水道水で濯がれる。このため、洗濯工程は、水洗に適した洗濯物L,L,…に対して実行される。洗濯に用いられる水道水を、以下では、洗濯用水ということもある。
消臭除菌工程は、水洗に適さないか、又は、水洗に適しているが、汚染の度合いが軽度な物(以下では、このような物も洗濯物L,L,…という)に対して実行される。
乾燥工程においては、水分を含んだ洗濯物L,L,…が乾燥される。このため、乾燥工程は、洗濯工程又は消臭除菌工程の実行終了後、自動的に実行される。
図1〜図4に示すように、洗濯乾燥機1は筐体6を備え、筐体6には、制御部10、収容部2、循環路3、集塵フィルタ40、送風機41、イオン発生器42、加熱器43、給水部5、及び蒸気発生部7が内蔵されている。また、筐体6の天壁6aと前壁6bとの境界部分には、操作パネル11が配設されている。
制御部10は、洗濯乾燥機1の制御中枢であり、操作パネル11の近傍に配されている。
操作パネル11には、複数個の操作キーが並設されている。各操作キーは、使用者によって押圧される都度、制御部10へ操作信号を出力する。制御部10は、入力された操作信号に応じて、洗濯乾燥機1の各部を制御する。
水槽21は、開口部21aを投入口61側に向け、底壁21bを筐体6の後壁6c側に向け、開口部21aが高く、底壁21bが低い傾斜姿勢で、筐体6の中央部に配されている。ドラム22は、開口部22aが開口部21aの近傍に位置し、底壁22bが底壁21bに対面し、開口部22aが高く、底壁22bが低い傾斜姿勢で、水槽21の内部に配されている。水槽21及びドラム22夫々の傾斜角度は、水平面に対して数°〜十数°程度である。
内扉20と外扉60とは同時的に開閉可能である。従って、例えば外扉60及び内扉20夫々が開いている状態で、使用者が外扉60を外側から押圧して外扉60を閉じると、内扉20と外扉60とは連動して、水槽21の開口部21aと筐体6の投入口61とを閉塞する。
水槽21の開口上縁部には、空気吹入口211及び蒸気吹入口213が周方向に並設されている。空気吹入口211及び蒸気吹入口213夫々は、ドラム22の内部に向けて開口している。
水槽21の周壁最下部には、図示しない排水口が形成されている。
水槽21の排水口は、制御部10に制御されて開閉し、排水口が閉塞されている場合には、水槽21へ供給された水道水は、水槽21に貯留される。一方、水槽21の排水口が開放されている場合には、水槽21へ供給された水道水は、排水口を通して、下水道へ排出される。
ドラム22は、開放された投入口61と開放された水槽21の開口部21aとを通して投入された洗濯物L,L,…を収容する。
ドラム22の周壁には、洗濯用水及び空気夫々が容易に通過可能な複数個の貫通孔220,220,…が形成されている。各貫通孔220は常に開放されているため、貫通孔220,220,…を通したドラム22の内外への洗濯用水及び空気夫々の出入りは自在である。
連結ダクト30は、水槽21の排気口212と、冷却ダクト31の上流側開口部とを連結している。この結果、水槽21と冷却ダクト31とが連通される。
冷却ダクト31の中途には、給水口311が設けられており、給水口311を通して、給水部5から冷却ダクト31の内部へ、1分間に数百ccの水道水が供給される。
洗濯工程が実行されている場合、冷却ダクト31へ供給された水道水は、冷却ダクト31、連結ダクト30、及び排気口212を通過して、水槽21に貯留され、洗濯用水として利用される。
消臭除菌工程が実行されている場合も、冷却ダクト31へ供給された水道水は、冷却用水として機能する。
通風ダクト33には、集塵フィルタ40、送風機41、イオン発生器42、及び加熱器43が、この順に上流側から下流側へ配されている。通風ダクト33の下流側開口部は、水槽21の空気吹入口211に連結されている。つまり、空気吹入口211を介して、通風ダクト33と水槽21とが連通している。
天壁6a及び通風ダクト33の天壁6a側の一部には、夫々、フィルタ40が挿通される挿通孔が形成されており、この挿通孔を通して、異物が付着した集塵フィルタ40が通風ダクト33から取り外され、その後、新品又は清掃後の集塵フィルタ40が通風ダクト33に取り付けられる。集塵フィルタ40が通風ダクト33に取り付けられた場合、挿通孔は集塵フィルタ40によって閉塞される。
加熱器43が通風ダクト33の最下流位置に配されている理由は、高温の循環空気が、集塵フィルタ40、送風機41、又はイオン発生器42を変形させたり故障させたりすることを抑制するためである。
筐体6は、天壁6aの後壁6c側が凹状をなし、天壁6aの凹状部分には、水源接続口51が設けられている。水源接続口51は、天壁6aを貫通する円筒状になしてある。水源接続口51の上流側端部は、図示しないホースを介して、水源としての上水道に接続されており、水源接続口51の下流側端部は、給水弁52に接続されている。ここで、給水部5における上流及び下流とは、上水道から供給された水道水の流れの上流及び下流のことである。
給水弁52の第1給水出口は、第1給水管53を介して、水槽21の給水口210に接続されている。給水弁52が第1給水出口に切り換えられた場合、水源接続口51へ供給された水道水は、給水弁52、第1給水管53、及び給水口210を経て、水槽21へ供給される。なお、第1給水管53の中途に洗剤ケースが配置されていてもよい。この場合、洗剤ケースに収容された洗剤は、給水時に水槽21へ供給される。
貯水タンク55は、内部に所定量の水を貯留可能な中空の容器を用いてなる。貯水タンク55の天壁には、入水口550が設けてあり、貯水タンク55の周壁の底壁近傍には、出水口551が設けてあり、貯水タンク55の周壁の天壁近傍には、オーバフロー口552が設けてある。
入水口550を通して供給された水道水は、貯水タンク55に貯留される。貯留された水道水は、水面の位置がオーバフロー口552の開口位置より低い場合には、出水口551のみから流出する。出水口551を通過した水道水は、第4給水管58を経て、弾性チューブ560の上流側端部へ供給される。
押圧体561は、円板と、円板の周方向を3等分する位置から径方向外向きに突出する3個の押圧片とを一体的に有する。なお、押圧片の個数は、3個に限定されるものではない。
弾性チューブ560は、両端部が継手563に連結してあり、押圧体561を囲繞するような円形に湾曲した状態で、押圧体561の外側に配されている。弾性チューブ560の上流側端部は、継手563を用いて、第4給水管58の下流側端部に接続してあり、弾性チューブ560の下流側端部は、継手563を用いて、第5給水管59の上流側端部に接続してある。
定量ポンプ56が作動している場合、押圧体561は回転する。このとき、押圧体561に設けられている3個の押圧片夫々の先端部分が、弾性チューブ560の対応部位を押し潰しながら、押圧体561の回転に応じて移動する。この結果、弾性チューブ560の上流側端部へ供給された水道水は、弾性チューブ560の下流側端部へ、一定量ずつ押し出され、更に、第5給水管59及び流下口701を通して、ハウジング70へ供給される。
定量ポンプ56が作動していない場合、押圧体561は回転しない。このため、定量ポンプ56よりも下流側へ給水されることはない。
なお、定量ポンプ56は、チューブポンプに限定されず、他の形式のポンプを用いてなる構成でもよいが、チューブポンプは、弾性チューブ560と押圧体561とを主たる構成要素とする簡素な構造であるため、洗濯乾燥機1に好適である。
また、給水部5は、ハウジング70へ連続的に供給する構成でもよい。
ハウジング70は、流下口701が設けられている天壁7aと、噴出口702が設けられている第1の底壁7bと、第1の底壁7bよりも低い位置に配されている第2の底壁7cとを有する箱状をなしている。噴出口702から漏出することなくハウジング70に貯水可能な最大水量は、約100ccである。
天壁7a、第2の底壁7c、及び天壁7aと第2の底壁7cとに連続している側壁夫々の内面は、熱伝導率が高い熱板72によって被覆されており、第2の底壁7cを被覆している熱板72には、電熱器71が埋設されている。
過熱検出器74は、天壁7aを被覆している熱板72の温度を検出し、検出結果が第1の所定温度よりも高い第2の所定温度(例えば230℃)以上になった場合、電熱器71に対する給電を強制的に遮断する。
以上の結果、ハウジング70に対する給水不足、又は温度検出器73の故障等の不具合による蒸気発生部7の過熱を抑制することができる。
このため、ハウジング70で発生した水蒸気は、噴出口702から蒸気供給路75へ噴出し、蒸気供給路75を通過して、蒸気吹入口213からドラム22の内部へ吹き入れられる。水蒸気のドラム22の内部への吹き入れには、水蒸気自身の蒸気圧を利用するため、水蒸気の吹き入れ用の送風機を備える必要はない。
空気吹入口211へ送風された循環空気は、ドラム22の内部に向けて開口している空気吹入口211を通って、ドラム22の開口部22aの上部側からドラム22の内部へ吹き入れられる。
蒸気吹入口213へ噴出した水蒸気は、ドラム22の内部に向けて開口している蒸気吹入口213を通って、ドラム22の開口部22aの上部側からドラム22の内部へ吹き入れられる。
使用者がドラム22へ投入した洗濯物L,L,…、又は、ドラム22の回転に伴って攪拌された洗濯物L,L,…は、ドラム22の周壁下部に落下する可能性が高い。
特に、攪拌されている洗濯物L,L,…に対しては、吹き入れられた循環空気及び水蒸気夫々が洗濯物L,L,…に全面的に吹き付ける可能性が高い。
また、循環空気及び水蒸気をドラム22の内部へ吹き入れることによって、ドラム22の内部が、短時間で、循環空気及び水蒸気で十分に満たされる。
従って、以上のような場合には、洗濯物L,L,…に接触する前に、循環空気及び水蒸気夫々の温度が低下したり、循環空気に含まれている正負イオンが失われたりする虞がある。
ドラム回転機構23を作動させるか否か(即ちドラム22を回転させるか否か)は、操作パネル11を操作することによって、使用者が制御部10に指示すればよい。
使用者は、ドラム22に洗濯物L,L,…を投入した後、外扉60及び内扉20を閉めてから、操作パネル11を操作することによって、消臭除菌工程を実行させる。
洗濯物L,L,…に直接的に吹き付けられた高温の水蒸気は、洗濯物L,L,…の温度及びドラム22内部の温度を短時間で上昇させる。このため、洗濯物L,L,…に付着している臭い物質が効率よく気化する。また、大量の水蒸気に、水溶性の臭い物質が効率よく溶解する。更に、高熱に弱い菌類及びウィルス等が効率よく蒸気消毒される。更にまた、水蒸気で効率よく蒸らされた洗濯物L,L,…の皺が伸びる。
しかも、洗濯物L,L,…の皺が伸びるため、循環空気は洗濯物L,L,…に満遍なく接触する。
このため、循環空気に含まれる正負イオンは、臭い物質を効率よく分解し、また、菌類及びウィルス等を効率よく死滅又は不活性化させる。
以上の結果、洗濯物L,L,…の消臭及び除菌は、短時間で完了する。
水槽21への給水時には、給水弁52が第1給水出口及び第2給水出口に切り換えられ、水槽21の排水口が閉塞される。また、定量ポンプ56が作動し、更に、定量ポンプ56からハウジング70へ給水された場合に、電熱器71が作動する。そして、水槽21への給水を終了する場合に、給水弁52の第1給水出口及び第2給水出口が閉塞され、定量ポンプ56及び電熱器71が作動停止する。
高温の洗濯用水には、低温の洗濯用水よりも、洗剤及び汚染物質が溶解し易い。このため、洗濯乾燥機1の洗浄力が向上する。
洗濯工程の終了後、乾燥工程が自動的に実行される。
なお、洗濯物L,L,…に対する水蒸気の吹き付けは、給水中ではなく、給水前に実行してもよい。また、給水終了後も水蒸気の吹き付けが継続されてもよい。
乾燥工程が開始された場合、送風機41、イオン発生器42、及び加熱器43夫々が作動し、ドラム22を回転させる場合には、ドラム回転機構23が作動する。また、給水弁52が第2給水出口に切り換えられる。更に、水槽21の排水口は開放される。
洗濯物L,L,…に直接的に吹き付けられた高温低湿の循環空気は、洗濯物L,L,…の温度及びドラム22内部の温度を短時間で上昇させる。このため、洗濯物L,L,…に含まれている水分は速やかに蒸発する。
蒸発した水分を吸湿した低温高湿の循環空気は、ドラム22の開口部22a、又は貫通孔220,220,…を通してドラム22と水槽21との間へ吸い出され、更に、排気口212を通して水槽21の外部へ、具体的には連結ダクト30へ吸い出される。
以上のようにして洗濯物L,L,…が十分に乾燥した後で、定量ポンプ56が更に作動し、定量ポンプ56からハウジング70へ給水された場合に、電熱器71が作動する。
このとき、水蒸気が洗濯物L,L,…に吹き付けられるため、洗濯物L,L,…が短時間で蒸らされ、洗濯物L,L,…を、ふんわりとした仕上がりにすることができる。
乾燥工程の終了後、使用者は、外扉60及び内扉20を開けて、ドラム22の内部から、洗濯物L,L,…を取り出す。
特許文献1に記載されているような従来のドラム式洗濯乾燥機では、水槽とドラムとの間に貯留した水道水を、水槽に配されている加熱器によって加熱する。このため、水蒸気が発生するまでの時間が長い上に、加熱器として、例えば1350Wの電熱器を用いる必要がある。
また、従来のドラム式洗濯乾燥機では、乾燥工程において循環空気を加熱するために、水槽に配されている1350Wの電熱器を用いるが、本実施の形態においては、加熱器43として、1200Wの電熱器を用いればよい。つまり、水加熱部として機能する電熱器71と空気加熱部として機能する加熱器43とを別体のものとすることによって、必要最小限の電力で水蒸気を発生させ、また、循環空気を加熱することができる。
一方、本実施の形態においては、分速10cc〜20ccの水蒸気を、ドラム22の内部へ直接的に吹き入れるため、従来に比べて大量の水蒸気をドラム22の内部へ供給することができる。しかも、水蒸気の結露を抑制するためには、ドラム22の内部の温度を上昇させればよい。
また、本発明の効果がある限りにおいて、洗濯乾燥機1に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
21 水槽
22 ドラム
3 循環路
41 送風機
42 イオン発生器
43 加熱器(空気加熱部)
5 給水部
70 ハウジング(受水部)
71 ヒータ線(水加熱部)
72 熱板(水加熱部)
75 蒸気供給路
L 洗濯物
Claims (2)
- 洗濯物を収容するドラムと、
該ドラムがその内部に配されている水槽と、
前記ドラムの内部から空気を吸い出して前記ドラムの内部へ吹き入れるための送風機と、
該送風機が配してあり、前記ドラムに対して空気を循環させるための循環路と、
該循環路に配されているイオン発生器及び空気加熱部と
を備え、前記ドラムに収容された洗濯物の洗濯及び乾燥を行なう洗濯乾燥機であって、
前記イオン発生器が発生させたイオンは、前記送風機が送風することによって、前記循環路を循環する空気へ放出されるようにしてあり、
供給された水を受ける受水部と、
前記受水部へ連続的又は断続的に給水する給水部と、
前記受水部に配され、該受水部が受けた水を加熱することによって水蒸気を発生させるための水加熱部と、
前記受水部に連通しており、前記受水部で発生した水蒸気を、該水蒸気の蒸気圧を利用して前記ドラムの内部へ吹き入れるための蒸気供給路と
を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 前記ドラムは、有底筒状をなし、開口部が高く、底壁が低い傾斜姿勢で前記水槽の内部に配されており、
前記水槽は有底筒状をなし、該水槽の底壁には排気口が形成されており、該排気口と前記循環路の上流側端部とが連結されており、
前記循環路の一部は、前記水槽の上方に配されており、
前記水蒸気及び前記送風機が送風した空気夫々は、前記ドラムの開口部の上部側から前記ドラムの内部へ吹き入れられるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
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