JP5428728B2 - バランス修正用加工データの演算装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転体の除去対象部を除去加工して回転体のバランスを修正するために、除去加工すべき該除去対象部の加工方位と加工深さを算出するバランス修正用加工データの演算装置に関する。
回転体は、回転機械に設けられ、その軸を中心として回転する。本発明の対象となる回転機械は、流体と力を及ぼし合う回転翼が回転体に設けられた流体機械である。この回転機械には、原動機と被動機がある。原動機は、流体が回転翼に作用させる圧力により回転体が回転駆動されることで、流体の持つエネルギーを回転運動エネルギーに変換する。原動機としては、例えば、ガスタービン(軸流タービン、ラジアルタービン)がある。被動機は、回転駆動されている回転翼が流体に圧力を作用させることで、回転運動エネルギーを流体に与える。被動機としては、例えば、圧縮機(遠心圧縮機、航空エンジンなどに設けられる軸流圧縮機、斜流圧縮機、横流圧縮機、ポンプ)がある。また、本発明の対象となる回転機械には、原動機と被動機の両方の機能を持つ過給機もある。
回転機械の回転体のバランス修正は、この回転体のアンバランスを測定し、この測定アンバランスデータに従って、回転体における除去対象部を除去加工することで行う。以下、この例では、除去加工が切削であるとして説明する。測定アンバランスデータは、どの方位(即ち、回転中心から見た方位。以下同様)に、アンバランス量としてどれだけのアンバランス量(即ち、アンバランス質量と、回転中心から該アンバランス質量の重心までの距離との積。以下同様)があるかを示すデータである。測定アンバランスデータが示す方位において、測定アンバランスデータが示すアンバランス量に相当する量を除去加工することで、回転体のアンバランスを除去する。本願では、回転体の回転中心を単に回転中心ともいう。
回転体の除去対象部において、回転中心から半径方向外端までの距離が方位によって異なる場合には、バランスを正確に修正できない。即ち、図1は、回転体の軸方向から見た除去対象部11a(この例では、6角ナット)である。図1の斜線部分は、切削工具11a(この例では、エンドミル)である。図1において、回転体の軸方向から見て、切削工具11aの一部を除去対象部13aの外周部に重複させた状態で、切削工具11aが回転しながら軸方向に除去対象部11a内へ移動して切削する。この場合、方位D1と方位D2で、同じ半径方向位置において軸方向に同じ深さだけ除去対象部13aを切削しても、回転中心Cから半径方向外端までの距離が方位によって異なるので、方位D1と方位D2との間で切削量が異なってしまう。
そのため、従来では、切削する方位と量を補正していた(例えば、下記の特許文献1)。なお、特許文献1では、除去対象部がナットであり、測定アンバランスデータが示す方位と、当該方位に最も近いナットの頂点の方位との差を、予め用意したデータテーブルに適用して加工方位(切削方位)と加工深さ(切削深さ)を補正している。
特開2009−19948号公報
しかし、回転中心から半径方向外端までの距離が方位によって異なる除去対象部分を切削する場合に、特許文献1と異なる手法により、実際に切削する方位と深さをより高精度に取得することが望まれる。
そこで、本発明の目的は、回転中心から半径方向外端までの距離が方位によって異なる除去対象部分を除去加工する場合において、新たな手法により、高精度に除去加工する方位と深さを取得できるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明によると、回転体の除去対象部を除去加工して回転体のバランスを修正するために、除去加工すべき該除去対象部の実加工方位と実加工深さを算出するバランス修正用加工データの演算装置であって、
前記除去対象部は、回転中心から半径方向外端までの距離が方位によって異なり、
記憶部、データ抽出部、および加工データ算出部を備え、
記憶部は、参照データを記憶し、参照データは、仮加工方位および仮加工深さと、該仮加工方位および仮加工深さに従って除去対象部を仮に除去加工した場合に除去される仮除去アンバランス量および該仮除去アンバランス量の方位とからなる仮除去アンバランスデータとを互いに対応付けたものを1組として、複数組の仮加工方位および仮加工深さと仮除去アンバランスデータからなり、
前記回転体について測定された測定アンバランスデータに最も近い仮除去アンバランスデータと、当該仮除去アンバランスデータの周辺にある1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータとを、参照データから抽出するデータ抽出部と、
抽出した前記複数の仮除去アンバランスデータが対応する複数の仮加工方位および仮加工深さに基づいて、測定アンバランスデータが示すアンバランスを除去するための実加工方位と実加工深さを算出する加工データ算出部と、を備える、ことを特徴とするバランス修正用加工データの演算装置が提供される。
本発明の好ましい実施形態によると、前記測定アンバランスデータは、アンバランスの大きさを示す測定アンバランス量と、該測定アンバランス量の方位とを含み、前記データ抽出部は、測定アンバランス量に最も近い仮除去アンバランス量と、測定アンバランス量の方位に最も近い仮除去アンバランス量の方位とを有する仮除去アンバランスデータを測定アンバランスデータに最も近い仮除去アンバランスデータとして参照データから抽出し、当該仮除去アンバランスデータと仮除去アンバランス量および方位が近い1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータを前記周辺にあるとして参照データから抽出する。
また、本発明の好ましい実施形態によると、前記加工データ算出部は、抽出した前記複数の仮除去アンバランスデータを、これら仮除去アンバランスデータにそれぞれ対応する仮加工方位および仮加工深さに変換する写像関数を生成し、前記測定アンバランスデータを該写像関数に適用することで実加工方位と実加工深さを算出する。
上述した本発明によると、測定アンバランスデータに最も近い仮除去アンバランスデータと、当該仮除去アンバランスデータの周辺にある1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータとを抽出し、抽出したこれら仮除去アンバランスデータが対応する複数の仮加工方位および仮加工深さに基づいて、実加工方位と実加工深さを算出するので、高精度に実加工方位と実加工深さを算出できる。本発明の実施形態により得られる他の効果は後述する。
除去対象部における方位による切削量の違いを示す図である。 回転機械のバランス修正装置、および、本発明の実施形態によるバランス修正用加工データの演算装置を示す。 図2のIII−III矢視図である。 図2の演算装置が利用する1番目のデータテーブルを示す。 p(=β)番目のデータテーブルを示す。 横軸が重量モーメントMであり、縦軸が方位φである2次元平面である。 加工方位および加工深さの説明図である。 図2の演算装置が算出したデータに基づいて過給機の回転体のバランスを修正する場合を示す。
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
本発明のバランス修正用加工データの演算装置は、回転機械のバランス修正装置に使用される加工データを算出する。
[バランス修正装置]
図2と図3に基づいて、回転機械のバランス修正装置10を説明する。図3は、図2のIII−III矢視図である。バランス修正装置10は、支持体3、加速度センサ5、角度センサ7、演算器9、および加工装置11を備える。
支持体3は、回転機械の回転体13を支持する。回転体13は、支持体3に支持された状態で、回転体13の軸Cを中心に回転可能である。なお、支持体3の一部は、回転機械の静止側部材により構成されてもよい。
加速度センサ5は、支持体3に取り付けられる。加速度センサ5は、回転体13が回転している状態で、支持体3の加速度(即ち、振動)を検出し、検出した加速度を演算器9に出力する。加速度センサ5は、例えば磁気センサであってよい。
角度センサ7は、回転体13の回転角を検出し、検出した回転角を演算器9に出力する。この回転角は、回転体13が1回転することで0度〜360度まで変化する。即ち、回転角は、所定の始点となる回転体13の回転位相(始点回転角)から回転体13が回転した角度を示す。
演算器9は、加速度センサ5が検出した前記加速度と角度センサ7が検出した前記回転角との関係を表す振動データを生成し、さらに、この振動データから、影響係数を用いて回転体13の後述する測定アンバランスデータを算出する。なお、影響係数は、予め取得しておく。影響係数は、例えば、回転体13に試し錘を取り付けること等により回転体13にバランス変化を与え、このバランス変化による振動データ(前記と同様の振動データ)の変化に基づいて算出される。
加工装置11は、本発明の演算装置20が出力する後述の実加工深さA、実加工方位θ、および半径方向位置Rに従って回転体13の除去対象部13aを除去加工する。本実施形態では、加工装置11は、回転体13の除去対象部13aを除去加工(切削)する加工部11a(エンドミルなどの切削工具)と、該加工部11aを3次元的(例えば、図2の互いに直交するX軸方向、Y軸方向、Z軸方向)に移動させる駆動機構11bと、該駆動機構11bの動作を制御することで加工部11aの位置を制御する位置制御部11cとを有する。位置制御部11cは、加工部11aが、実加工方位θおよび半径方向位置Rに位置決めされた状態で、基準軸方向位置から実加工深さAだけ軸方向に移動するように駆動機構11bを制御する。基準軸方向位置は、加工部11aが軸方向に除去対象部13aの軸方向端面に接触する位置である。また、好ましくは、加工部11aが除去対象部13aを除去加工する半径方向位置は方位によらず一定である。さらに、本実施形態では、図1のように、回転体13の軸方向から見て、加工部の一部のみが除去対象部13aの外周部に重複する半径方向に加工部が位置決めされた状態で、加工部11aが回転しながら軸方向に除去対象部13a内へ移動して除去加工する。なお、除去対象部13aは、未だ切削されていないとする。
図2のように、回転機構14を設けてもよい。回転機構14は、回転体13の他端部を把持して回転体13を回転させ、これにより、回転体13の回転方向位置を調節する。回転体13は、図示を省略するが、例えば、回転体13の他端部を把持する把持機構(例えばコレットチャック)と、当該把持機構を、回転体13の回転軸C周りに回転させる回転駆動機構と、回転駆動機構を制御して回転体13の回転方向位置を調節する制御部と、を備える。
[バランス修正用加工データの演算装置]
本発明の実施形態によるバランス修正用加工データの演算装置20は、回転体13の除去対象部13a(例えば6角ナット)の実加工方位(実切削方位)と実加工深さ(実切削深さ)を算出する装置である。本発明では、除去対象部13aは、回転中心(即ち、前記軸C。以下同様)から半径方向外端までの距離が方位によって異なる。演算装置20は、記憶部21、データ抽出部23、および加工データ算出部25を備える。
演算装置20は、後述する手順で、実加工方位および実加工深さの算出を行うためのプログラムを記憶している。また、演算装置20は、そのプログラムを実行させる機能を有している。
本願において、方位は、回転中心から見た方位を意味し、回転中心周りの位置を示す0度〜360度の角度で表現され、半径方向位置は、回転中心に対する半径方向の位置を意味する。
記憶部21は、参照データを記憶する。参照データは、仮加工方位(仮切削方位)および仮加工深さ(仮切削深さ)と、該仮加工方位および仮加工深さに従って除去対象部13aを仮に除去加工した場合に除去される仮除去アンバランス量(即ち、仮除去重量モーメント)および該仮除去アンバランス量の方位とからなる仮除去アンバランスデータとを互いに対応付けたものを1組として、複数組の仮加工方位および仮加工深さと仮除去アンバランスデータからなる。
データ抽出部23は、回転体13について測定された測定アンバランスデータに最も近い仮除去アンバランスデータと、当該仮除去アンバランスデータの周辺にある(即ち、当該仮除去アンバランスデータに近い)1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータとを、参照データから抽出する。この測定アンバランスデータは、上述の演算器9が算出したものであり、アンバランスの大きさを示す測定アンバランス量(即ち、測定重量モーメント)と、該測定アンバランス量が存在する方位とを含む。データ抽出部23は、測定アンバランス量に最も近い仮除去アンバランス量と、測定アンバランス量の方位に最も近い仮除去アンバランス量の方位とを有する仮除去アンバランスデータを測定アンバランスデータに最も近い仮除去アンバランスデータとして参照データから抽出し、当該仮除去アンバランスデータと仮除去アンバランス量および方位が近い1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータを前記周辺にあるとして参照データから抽出する。
加工データ算出部25は、データ抽出部23が抽出した複数の仮除去アンバランスデータに基づいて、測定アンバランスデータが示すアンバランスを除去するための実加工方位と実加工深さを算出する。加工データ算出部25は、データ抽出部23が抽出した仮除去アンバランスデータ(即ち、仮除去アンバランス量、および該仮除去アンバランス量の方位)を、該仮除去アンバランスデータに記憶部21内でそれぞれ対応付けられた仮加工方位および仮加工深さに変換する写像関数を生成し、測定アンバランスデータ(即ち、測定アンバランス量、および該測定アンバランス量の方位)を該写像関数に適用することで実加工方位と実加工深さを算出する。
以下、本実施形態をより詳細に説明する。
(測定アンバランスデータについて)
測定アンバランスデータVUBを、次式(1)により複素数で表す。

UB = MUB(cosφUB+isinφUB) ・・・(1)

ここで、iは、虚数単位であり、MUBは、測定アンバランス量であり、φUBは、該測定アンバランス量の方位(即ち、アンバランスが存在する方位)である。この方位は、回転中心周りの位置を示す0〜360度の角度である。
測定アンバランス量MUBの次元は、回転体13におけるアンバランスの質量を、当該質量の重心と回転中心との距離に乗算したものである。
(参照データについて)
図4は、記憶部21が記憶する加工データと仮除去アンバランスデータを表すデータテーブル(即ち、参照データ)である。図4のデータテーブルは、n行のデータからなる。加工データ(仮加工方位、仮加工深さ、および半径方向位置R)と仮除去アンバランスデータとは、上述のように互いに対応付けられているが、図4では、同じデータ番号の行の各値同士が対応付けられている。
以下の説明において、mは、仮加工方位θ、半径方向位置R、仮除去アンバランスデータV、仮除去アンバランス量M、仮除去アンバランス量の方位φに付される添え字を意味する。この添え字mは、図4のデータ番号を示し、1〜nの間の整数である(即ち、m=1,2,・・・,α−1,α,α+1,・・・n)。
仮加工方位θは、除去対象部13aにおける回転中心周りの角度(0〜360度の値)である。半径方向位置Rは、除去対象部13aにおける回転中心に対する半径方向の位置であり、データ番号mの値によらず一定である。図4において、仮加工方位θが、0度または0度付近の角度であり、データ番号mの値が増加するにつれθの値が増加し、θが、360度または360度付近の角度となる。好ましくは、mの値が1つ増加すると、θの値が0.1度〜1度の間の大きさで増加する。
仮加工深さAは、除去対象部13aを除去加工で除去する質量に相当する。仮加工深さAは、図2において、加工部11a(エンドミル)が、半径方向位置Rと仮加工方位に位置決めされた状態で、回転しながら、上述の基準軸方向位置から、除去加工を終了するまでに、軸方向(図2の左側)に移動する距離である。この場合、仮除去アンバランスデータV(即ち、仮除去アンバランス量Mおよびこれの方位φは、図4において該仮除去アンバランスデータVと同じ行の仮加工深さA、仮加工方位θおよび半径方向位置Rと、除去対象部13aの寸法および形状データ(例えばCADデータ)と、除去対象部13aの密度と、加工部11aの寸法および形状とに基づいて予め算出される。図4において、仮加工深さAは、データ番号mによらず一定値である。
仮除去アンバランスデータVは、仮除去アンバランス量(仮除去重量モーメント)Mと、該仮除去アンバランス量Mの方位φとからなる。仮除去アンバランス量Mは、図4においてこれに対応する加工データに従って除去対象部13aをした場合に除去されるアンバランス量の大きさである。仮除去アンバランス量Mの次元は、回転体13において除去されるアンバランスの質量を、当該質量の重心と回転中心との距離に乗算したものである。方位φは、図4においてこれに対応する加工データに従って除去対象部13aをした場合に除去されるアンバランスの質量の重心の方位である。また、方位φは、除去対象部13aにおける回転中心周りの角度(0〜360度の値)である。
図4と同様のデータテーブル(参照データ)が、各仮加工深さ毎に設けられる。k個の仮加工深さ毎に図4と同様のデータテーブルを記憶部21に記憶させる。これらk個の仮加工深さを、それぞれ、A(即ち、図4の仮加工深さ)、A、A、・・・、Aとする。以下において、pを仮加工深さAの添え字として、仮加工深さAをpにより区別する。各仮加工深さA(p:1〜kまでの整数)のデータテーブルは、該仮加工深さAを一定にして、図4と同様に、互いに対応付けられたn行の該仮加工深さA、仮加工方位θ、半径方向位置R、仮除去アンバランス量M、および方位φを含む。また、これらk個のデータテーブルの間で、同じデータ番号mにおいて仮加工方位θと半径方向位置Rは同じである。これらk個の各データテーブルにおいて、仮除去アンバランスデータV(即ち、仮除去アンバランス量Mおよび方位φ)は、上述と同じ方法で予め定められ、半径方向位置Rはデータ番号mによらず一定である。なお、測定アンバランスデータVUBの取り得る範囲において、後述のようにVUBを4つの仮除去アンバランスデータで囲めるようにkの値を十分大きく定める。
以下、各記号において、各データテーブル内のデータ番号を上述の添え字mで示すとともに、何番目のデータテーブル(即ち、仮加工深さA)であるかを上述の添え字pで示す。図5は、k個のデータテーブルのうちp(=β)番目のデータテーブルを示す。即ち、pは、テーブル番号であり、p=1,2,・・・,β−1,β,β+1,・・・kである。
(データ抽出について)
仮除去アンバランスデータVm,pを、次式(2)により複素数で表す。

m,p=Mm,p(cosφm,p+isinφm,p) ・・・(2)

ここで、iは虚数単位である。
データ抽出部23は、次の|Vm,p−VUB|が最も小さいVm,pと、当該Vm,pの周辺にある1つまたは2つ以上のVm,pとを記憶部21内のデータから抽出する。なお、VUBは、上式(1)の測定アンバランスデータである。

|Vm,p−VUB

=|Mm,p(cosφm,p+isinφm,p
−MUB(cosφUB+isinφUB)|

=|Mm,pcosφm,p−MUBcosφUB
+i(Mm,psinφm,p−MUBsinφUB)|

={(Mm,pcosφm,p−MUBcosφUB
+(Mm,psinφm,p−MUBsinφUB1/2
この例では、データ抽出部23は、2段階の処理により、VUBに最も近いVm,pと当該Vm,pの周辺にある3つのVm,pとを記憶部21内のデータから特定して抽出する。
・1段階目の処理
まず、データ抽出部23は、k個のデータテーブルの中から|Vm,p−VUB|が一番小さくなるデータ番号mとテーブル番号pを特定する。ここでは、m=α、p=βで、|Vm,p−VUB|が一番小さくなるとして、データ抽出部23は、β番目のデータテーブルにおけるデータ番号αの仮除去アンバランスデータVα,βをVUBに一番近いとして抽出する。
次に、データ抽出部23は、βを固定して、αに関してVα,βに隣接するデータを抽出する。即ち、データ抽出部23は、β番目のデータテーブルの中から、データ番号α−1の仮除去アンバランスデータVα−1,βと、データ番号α+1の仮除去アンバランスデータVα+1,βとを抽出する。
同様に、データ抽出部23は、αを固定して、βに関してVα,βに隣接するデータを抽出する。即ち、データ抽出部23は、β−1番目のデータテーブルにおけるデータ番号αのデータVα,β−1と、β+1番目のデータテーブルにおけるデータ番号αのデータVα,β+1とを抽出する。
このように、データ抽出部23は、5つの仮除去アンバランスデータVα,β、Vα−1,β、Vα+1,β、Vα,β−1、Vα,β+1を抽出する。
・2段階目の処理
横軸がアンバランス量Mであり、縦軸が方位φである2次元平面を考える。この2次元平面を図6に示す。図6において、1段階目の処理により抽出された5つの量Vα,β、Vα−1,β、Vα+1,β、Vα,β−1、Vα,β+1とVUBの位置を示す。図6の2次元平面において、以下のように、VUBを囲む4つのVm,pを特定する。
まず、図6のように、1段階目の処理によりVUBに一番近いとして抽出されたVα,βの位置から、1段階目の処理により抽出された他の4つのVα−1,β、Vα+1,β、Vα,β−1、Vα,β+1の位置までそれぞれ延びる4つのベクトルを分割ベクトルD(D,D,D,D)として定める。
その後、Vα,βの位置を一端として延び、4つの分割ベクトルDをそれぞれ含む4つの半直線HL(HL,HL,HL,HL)を考える。データ抽出部23は、これら4つの半直線の中から、VUBの位置を含む領域を挟む隣接する2つの半直線を特定する。図6の例では、特定された隣接する2つの半直線HL,HLで挟まれる領域を斜線で示している。データ抽出部23は、このような隣接する2つの半直線を特定したら、これら2つの半直線で挟まれる領域内にあって、かつ、Vα,βとαが1つだけ異なりβが1つだけ異なる新たなVm,pを、上述したk個のデータテーブルから抽出する。図6の例では、この新たなVm,pは、Vα+1,β−1である。
次いで、データ抽出部23は、図6の2次元平面上でVUBを囲む4つのVm,pとして、Vα,β、Vα,β−1、Vα+1,β、Vα+1,β−1を特定する。即ち、Vα,βと、上述のように特定した隣接する2つの半直線にそれぞれ含まれる分割ベクトルDが示す2つのデータVm,p(図6の例では、Vα,β−1とVα+1,β)と、上述のように抽出した新たなVm,p(図6の例では、Vα+1,β−1)とを、VUBが示す位置を囲む4つの位置を示すVm,pとして特定する。これらVUBを囲む4つのVm,pが、データ抽出部23により、VUBに最も近いVm,p、および当該Vm,pの周辺にある3つのVm,pであるとして抽出される複数の仮除去アンバランスデータである。
(写像関数について)
加工データ算出部25は、データ抽出部23が抽出したVUBに最も近いVm,p、および当該Vm,pの周辺にある1つまたは2つ以上のVm,p(図6の例では、Vα,β、Vα,β−1、Vα+1,β、Vα+1,β−1)を、これらに対応する加工データに変換する写像関数を算出する。写像関数は、この例では、図6の2次元平面上の点(Mm,p,φm,p)を、横軸が仮加工深さAであり縦軸が仮加工方位θである2次元平面上の点(A,θ)に移す線形写像である(ただし、本発明によると、写像関数は、線形写像に限定されず、線形写像以外のものであってもよい)。この線形写像を次式(3)、(4)で表す。

=a11m,p+a12φm,p+b ・・・(3)

θ=a21m,p+a22φm,p+b ・・・(4)

ここで、a11,a12,a21,a22,b,bは定数である。また、式(3)、(4)において、Mm,p、φm,pは、データ抽出部23が上述のように抽出したVUBに最も近い仮除去アンバランスデータVm,p、または、当該仮除去アンバランスデータVm,pの周辺にある1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータVm,pであり、A、θは、これら複数の仮除去アンバランスデータに対応付けられた参照データ内の仮加工深さと仮加工方位である。
加工データ算出部25は、上式(3)、(4)の定数a11,a12,a21,a22,b,bを次のように算出する。図6の例では、Vα,β=(Mα,β,φα,β)を上式(3)、(4)に適用すると、(Aβ,θα)に変換され、Vα,β−1=(Mα,β−1,φα,β−1)を上式(3)、(4)に適用すると、(Aβ−1,θα)に変換され、Vα+1,β=(Mα+1,β,φα+1,β)を上式(3)、(4)に適用すると、(Aβ,θα+1)に変換され、Vα+1,β−1=(Mα+1,β−1,φα+1,β−1)を上式(3)、(4)に適用すると、(Aβ−1,θα+1)に変換されるa11,a12,a21,a22,b,bを最小二乗法で求める。具体的には,次の値Sが最小となるa11,a12,a21,a22,b,bを算出する。

S={Aβ−(a11α,β+a12φα,β+b)}
+{θα−(a21α,β+a22φα,β+b)}
+{Aβ−1−(a11α,β−1+a12φα,β−1+b)}
+{θα−(a21α,β−1+a22φα,β−1+b)}
+{Aβ−(a11α+1,β+a12φα+1,β+b)}
+{θα+1−(a21α+1,β+a22φα+1,β+b)}
+{Aβ−1−(a11α+1,β−1+a12φα+1,β−1+b)}
+{θα+1−(a21α+1,β−1+a22φα+1,β−1+b)}
加工データ算出部25は、このように算出した写像関数にMUBとφUBを適用することで実加工深さAと実加工方位θを算出する。具体的には、次式(5)、(6)により、実加工深さAと加工方位θを算出する。

A=a11UB+a12φUB+b ・・・(5)

θ=a21UB+a22φUB+b ・・・(6)
[除去加工]
(加工制御)
演算装置20は、算出した上述の式(5)、(6)の実加工深さAおよび実加工方位θを、加工装置11の位置制御部11cに出力する。位置制御部11cは、入力された実加工深さAおよび実加工方位θに基づいて、加工部11aが、該実加工方位θおよび半径方向位置Rに位置決めされた状態で、上述の基準軸方向位置から実加工深さAだけ軸方向に移動するように駆動機構11bを制御する。これにより、実加工方位θにおいて、除去対象部13aが軸方向に実加工深さAだけ除去加工される。
(方位の位置決め調整)
演算装置20が算出して出力した除去対象部13aにおける実加工方位θと、加工部11aの方位とを一致させる制御は、次の第1および第2の手法のいずれかで行ってよい。
第1の手法では、加工部11aの位置が、図2のY軸方向およびZ軸方向において一定である場合に、演算装置20が出力する実加工方位θに基づいて、回転機構14が、除去対象部13aにおける当該実加工方位θを、加工部11aの既知の方位に一致させるように回転体13を上述のように回転させる。その後、回転機構14は、加工部11aによる除去加工中に回転体13が回転しないように、回転体13の回転方向位置を一定に保持することで、実加工方位θと加工部11aの方位とが一致した状態を維持する。
第2の手法では、演算装置20が出力する実加工方位θに基づいて、位置制御部11cが、除去対象部13aにおける当該実加工方位θに、加工部11の方位を一致させるように、加工部11aを移動させる制御を駆動機構11bに対し行う。なお、このような位置決めの制御時から加工部11aによる除去加工が終了するまで、回転機構14は、回転体13の他端部を把持して回転体13が回転しないように回転体13の回転方向位置を一定に維持する。
(加工方位および加工深さ)
図7は、除去加工後の除去対象部13aを示す。図7の左側は、図3の部分拡大図であり除去対象部13aを示し、図7の右側は、図7の左側のX−X矢視図である。具体的には、図7は、除去加工で、加工装置11により、除去対象部13aの実加工方位θにおいて、軸方向基準位置S(基準面S)から実加工深さAだけ除去加工した場合を示す。なお、図7において、符号41は、除去加工で除去加工された部分を示す。図7の例では、実加工方位θは、6角ナットの頂点に一致しているが、一致していなくてもよい。
(本実施形態の効果)
上述した本発明の実施形態によるバランス修正用加工データの演算装置20では、測定アンバランスデータに最も近い仮除去アンバランスデータと、当該仮除去アンバランスデータの周辺にある1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータとを抽出し、抽出したこれら複数の仮除去アンバランスデータが対応する複数の仮加工方位および仮加工深さに基づいて、実加工方位と実加工深さを算出するので、実加工方位と実加工深さを高精度に算出できる。特に、好ましい一例では、図6の2次元平面上において、測定アンバランスデータVUBの位置を囲める、VUBにできるだけ近い4つのVm,pと、これらVm,pに対応する加工データA,θとに基づいて、写像関数(例えば、上式(3)、(4)の線形写像)を算出し、この写像関数にVUBを適用することで、実加工方位と実加工深さを算出するので、実加工方位θと実加工深さAを高精度に算出できる。言い換えると、大域的な近似式ではなく、VUB近傍での局所的な近似式(写像関数)を使用することで、実加工方位と実加工深さの算出精度を向上させることができる。
[過給機への適用例]
図8を用いて、回転機械が過給機である場合を説明する。図8において、過給機の回転体13は、図8に示すように、エンジンの排ガスにより回転駆動されるタービン翼31と、タービン翼31と一体的に回転することで圧縮空気をエンジンに供給するコンプレッサ翼33と、一端部にタービン翼31が結合され他端部にコンプレッサ翼33が結合される回転軸35と、を有する。また、過給機は、回転体13を回転可能に支持する静止側部材37を有する。図8の例では、静止側部材37は、回転体13(回転軸35)を回転可能に支持する軸受37a,37bが内部に組み込まれる軸受ハウジングである。また、過給機は、タービン翼31を内部に収容するタービンハウジング41と、コンプレッサ翼33を内部に収容するコンプレッサハウジング(図8では取り外されている)と、を備える。タービンハウジング41には、タービン翼31を回転駆動する流体を流す流路(スクロール)が形成されている。タービンハウジング41は、支持体3の内部に取り付けられる。タービン翼31を駆動する流体をタービンハウジング41の前記流路へ供給でき、タービン翼31を駆動した当該流体を支持体3の外部へ排出できるように支持体3が構成されている。
また、支持体3は、タービンハウジング41を介して、または直接、軸受ハウジング37を支持する。図8では、回転体13の除去対象部13aは、コンプレッサ翼33側の端部にあり、この例では6角ナットである。図8では、角度センサ7と加工装置11は、共にコンプレッサ翼33側に設けられているが、角度センサ7を使用する時には、加工装置11の加工部11aが角度センサ7に干渉しない位置へ退避し、加工装置11を使用する時には、角度センサ7が加工装置11に干渉しない位置へ退避する。
上述のように演算装置20の加工データ算出部25が算出した実加工深さAと実加工方位θ、および半径方向位置Rに従って、位置制御部11cが加工装置11を制御することで、高精度なアンバランス修正が可能となる。即ち、位置制御部11cは、加工部11aが、実加工方位θおよび半径方向位置Rに位置決めされた状態で、回転しながら、上述の基準軸方向位置から実加工深さAだけ軸方向に移動するように駆動機構11bを制御する。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記の変更点を単独でまたは組み合わせて採用してよい。
例えば、本発明によると、除去対象部13aは、6角ナットに限定されず、回転軸C周りに関して回転対称性を持つ他の形状のものであってもよい。例えば.除去対象部13aは、12角ナットであってもよく、コンプレッサインペラのコンプレッサ翼33の基端部32a(図9を参照)や、他の部分であってもよい。
また、除去対象部13aが、回転軸C周りに関して回転対称性を持たない非多角形部や非対称部であっても、除去対象部13aのCADデータさえあれば、360度分の参照データを予め作成することで、本発明を実施できる。
また、データ抽出部23は、上述の例では、VUBに最も近い仮除去アンバランスデータと、当該仮除去アンバランスデータの周辺にある3つの仮除去アンバランスデータとを参照データから特定して抽出したが、本発明によると、データ抽出部23は、VUBに最も近い仮除去アンバランスデータと、当該仮除去アンバランスデータの周辺にある1つ、2つまたは4つ以上の仮除去アンバランスデータとを参照データから特定して抽出してもよい。この場合他の処理、構成は上述の実施形態と同じでよい。
また、上述の実施形態では、加工部11aは、軸方向に除去対象部13aを除去加工したが、加工部11aが半径方向に除去対象部13aを除去加工する場合にも、本発明を適用できる。この場合には、加工部11aが半径方向に除去対象部13aを除去加工することを前提として、上述の参照データが作成され、上述の基準軸方向位置は、基準半径方向位置に変更され、他の点は、半径方向の除去加工に合わせて適宜変更されるが、変更を要しない点は、上述の実施形態と同じであってよい。
本発明では、回転体のアンバランスを除去するために、除去加工により除去対象部13aの一部を除去するが、除去加工は、切削以外の他の加工(例えばレーザ加工)であってもよい。
3 支持体、5 加速度センサ、7 角度センサ、
9 演算器、10 バランス修正装置、11 加工装置、
11a 加工部,11b 駆動機構、11c 位置制御部、
13 回転体、13a 除去対象部、
20 バランス修正用加工データの演算装置、
21 記憶部、23 データ抽出部、25 加工データ算出部

Claims (3)

  1. 回転体の除去対象部を除去加工して回転体のバランスを修正するために、除去加工すべき該除去対象部の実加工方位と実加工深さを算出するバランス修正用加工データの演算装置であって、
    前記除去対象部は、回転中心から半径方向外端までの距離が方位によって異なり、
    記憶部、データ抽出部、および加工データ算出部を備え、
    記憶部は、参照データを記憶し、参照データは、仮加工方位および仮加工深さと、該仮加工方位および仮加工深さに従って除去対象部を仮に除去加工した場合に除去される仮除去アンバランス量および該仮除去アンバランス量の方位とからなる仮除去アンバランスデータとを互いに対応付けたものを1組として、複数組の仮加工方位および仮加工深さと仮除去アンバランスデータからなり、
    前記回転体について測定された測定アンバランスデータに最も近い仮除去アンバランスデータと、当該仮除去アンバランスデータの周辺にある1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータとを、参照データから抽出するデータ抽出部と、
    抽出した前記複数の仮除去アンバランスデータが対応する複数の仮加工方位および仮加工深さに基づいて、測定アンバランスデータが示すアンバランスを除去するための実加工方位と実加工深さを算出する加工データ算出部と、を備える、ことを特徴とするバランス修正用加工データの演算装置。
  2. 前記測定アンバランスデータは、アンバランスの大きさを示す測定アンバランス量と、該測定アンバランス量の方位とを含み、
    前記データ抽出部は、測定アンバランス量に最も近い仮除去アンバランス量と、測定アンバランス量の方位に最も近い仮除去アンバランス量の方位とを有する仮除去アンバランスデータを測定アンバランスデータに最も近い仮除去アンバランスデータとして参照データから抽出し、当該仮除去アンバランスデータと仮除去アンバランス量および方位が近い1つまたは2つ以上の仮除去アンバランスデータを前記周辺にあるとして参照データから抽出する、ことを特徴とする請求項1に記載のバランス修正用加工データの演算装置。
  3. 前記加工データ算出部は、抽出した前記複数の仮除去アンバランスデータを、これら仮除去アンバランスデータにそれぞれ対応する仮加工方位および仮加工深さに変換する写像関数を生成し、前記測定アンバランスデータを該写像関数に適用することで実加工方位と実加工深さを算出する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のバランス修正用加工データの演算装置。
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