JP5428665B2 - 光センサ装置及びそれを備える表示装置 - Google Patents

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本発明は、光センサ装置及び表示装置に関し、特に表示装置に内蔵されるタッチパネル等の2次元センサに好適な光センサ装置及びそれを備える表示装置に関する。
薄膜トランジスタ(TFT)を用いた光センサは、ゲートに所定の電位(通常は負の電位)を与えた状態において、該TFTへの光入射によって生じる光電流信号(ドレイン電流)を検出するものである。近年では、このような光センサを表示装置の表示パネル内に組み込むことによって構成される光検出方式のタッチセンサについての提案が各種なされている。
ここで、特にアモルファスシリコンを用いたTFT(a−Si TFT)は経時変化や温度変化によってその電気的特性が変化することが知られている。このような経時変化や温度変化が生じると、TFTへの入射光の照度は変化していなくても、経時変化や温度変化の前後でTFTから出力されるドレイン電流は異なるものとなってしまう。このTFTからのドレイン電流の減少は光検出に悪影響を与える可能性がある。
特許文献1においては、TFTの経時劣化や温度変化が生じたとしても、劣化や温度変化によるドレイン電流の変化を補正可能な補正回路を適用した光センサについて提案がなされている。
特開2009−87961号公報
ここで、特許文献1では1つの光センサに対応した補正回路の構成を提案している。光センサをタッチパネル等の2次元センサとして利用する場合には、通常、光センサを2次元状に配置する必要がある。しかしながら、このように光センサを2次元状に配置する場合において、特許文献1の補正回路を適用しようとしても、例えば、配線領域が増加して表示パネルの表示品位が劣化したり、表示品位を損なわずに高い検出感度を得ることが難しかったりして、単純に適用することは難しかった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、特に2次元状に配された光センサを有してなる光センサ装置において、TFTの経時劣化や温度変化による影響を良好に補正できる光センサ装置及びそれを備える表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の光センサ装置は、2次元配列された、半導体層が遮光された複数の第1の薄膜トランジスタセンサ、及び、半導体層を有し、外部から加えられる外力に応じて前記半導体層への光の入射量が変化する複数の第2の薄膜トランジスタセンサと、2次元配列された前記複数の第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサを複数の領域に分割したものであって、隣接して配列された同じ数の前記第1の薄膜トランジスタセンサと前記第2の薄膜トランジスタセンサとを含んで2次元配列された複数の分割領域と、行方向に配列された前記各分割領域の前記各第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記第2の薄膜トランジスタセンサのゲート電極に共通に接続されて設けられた、列方向に配列された前記分割領域の数と同数のセンサゲートラインと、列方向に配列された前記各分割領域の、前記各第1の薄膜トランジスタセンサのドレイン電極に共通に接続されて設けられた、行方向に配列された前記各分割領域の数と同数の第1のドレイラインと、列方向に配列された前記各分割領域の、前記各第2の薄膜トランジスタセンサのドレイン電極に共通に接続されて設けられた、方向に配列された前記各分割領域の数と同数の第2のドレインラインとを具備することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の表示装置は、複数の表示画素が2次元配列された表示パネルと、前記各表示画素の間に配設されて2次元配列された、半導体層が遮光された複数の第1の薄膜トランジスタセンサ、及び、半導体層を有し、外部から加えられる外力に応じて前記半導体層への光の入射量が変化する複数の第2の薄膜トランジスタセンサと、2次元配列された前記複数の第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサを複数の領域に分割したものであって、隣接して配列された同じ数の一対の前記第1の薄膜トランジスタセンサと前記第2の薄膜トランジスタセンサとを含んで2次元配列された複数の分割領域と、行方向に配列された前記各分割領域の前記各第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記第2の薄膜トランジスタセンサのゲート電極に共通に接続されて設けられた、列方向に配列された前記各分割領域の数と同数のセンサゲートラインと、列方向に配列された前記各分割領域の、前記各第1の薄膜トランジスタセンサのドレイン電極に共通に接続されて設けられた、行方向に配列された前記各分割領域の数と同数の第1のドレイラインと、列方向に配列された前記各分割領域の、前記各第2の薄膜トランジスタセンサのドレイン電極に共通に接続されて設けられた、方向に配列された前記各分割領域の数と同数の第2のドレインラインとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、特に2次元状に配された光センサを有してなる光センサ装置において、TFTの経時劣化や温度変化による影響を良好に補正できる。
本発明の一実施形態に係る光センサ装置をタッチセンサとして組み込んだ液晶表示装置の表示パネルの断面構造を示す図である。 液晶表示装置の表示パネルの正面図である。 タッチセンサのエリア分割の概要を示した図である。 図3のAの部分の詳細な回路構成を示している。 センサドライバの構成の一例を示す回路図である。 a−Si TFTの光−電流特性を示した図である。 遮光壁をカラーフィルタ基板上に設けた場合の変形例を示す図である。 センサドライバの変形例の構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る光センサ装置をタッチセンサとして組み込んだ有機EL表示装置の表示パネルの断面構造を示す図である。 有機EL表示装置の、分割エリアの一部の、回路構成を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光センサ装置をタッチセンサとして組み込んだ液晶表示装置の表示パネル10の断面構造を示す図である。また、図2は液晶表示装置の表示パネル10の正面図である。なお、図1は、図2に示すA−A方向に沿った断面を示している。
図1に示す液晶表示装置の表示パネル10は、TFT基板101と、カラーフィルタ基板102との間に液晶103が封入されて構成されている。さらに、TFT基板101の下面にはバックライト104が設けられ、TFT基板101の背面から白色光の照射が可能になされている。
第1の基板としての機能を有するTFT基板101はガラス基板等の透明性を有する基板から構成され、このTFT基板101上にはTFTセンサT0、T1、及び画素TFT T2がそれぞれ形成されている。なお、A−A断面で見ると、図1において画素TFT T2は見えず、ドレインライン1011bのみが見えている状態となる。ドレインライン1011bはT2のドレイン電極に接続されているものであって、実質的に画素TFT T2のドレイン電極をなすものでもあるため、以下においては、ドレインライン1011bを画素TFT T2のドレイン電極とも言うこととする。
図1に示すように、第1の薄膜トランジスタセンサとしての機能を有するTFTセンサT0は、ゲート電極1012aと、ドレイン電極1012bと、ソース電極1012cと、アモルファスシリコン(a−Si)膜による半導体層からなる光電変換部1012dと、を有している。TFTセンサT0のゲート電極1012aはセンサゲートラインを構成するように表示パネル10の行方向に沿って延伸形成され、後述するセンサドライバのゲート端子に接続されている。また、TFTセンサT0のドレイン電極1012b、ソース電極1012cはそれぞれセンサドレインライン1012b、センサソースライン1012cを構成するように表示パネル10の列方向に沿って延伸され、後述するセンサドライバのドレイン端子、ソース端子にそれぞれ接続されている。
また、TFTセンサT0の光電変換部1012dを覆う位置には例えば金属や樹脂の遮光性を有する材料からなる遮光壁1013aが形成されている。さらに、TFTセンサT0の各電極及び光電変換部1012dは、透明性を有する絶縁膜1014により絶縁されている。このような構成のTFTセンサT0は、遮光壁1013aによって光電変換部1012dが遮光された状態となっているので、バックライト104からの光はTFT T0の光電変換部1012dには入射しない。この場合、TFT T0は、選択状態となったときであっても常に暗電流に相当する光電流信号(ドレイン電流)を出力する。
第2の薄膜トランジスタセンサとしての機能を有するTFTセンサT1は、ゲート電極1012aと、ドレイン電極1012bと、ソース電極1012cと、a−Si膜による半導体層からなる光電変換部1012dと、を有している。TFTセンサT1のゲート電極1012aはセンサゲートライン1012aを構成するように延伸され、後述するセンサドライバのゲート端子に接続されている。また、TFTセンサT1のドレイン電極1012b、ソース電極1012cはそれぞれセンサドレインライン1012b、センサソースライン1012cを構成するように表示パネル10の列方向に沿って延伸形成され、後述するセンサドライバのドレイン端子、ソース端子に接続されている。
また、TFTセンサT1の光電変換部1012dを囲むように例えば金属や樹脂の遮光性を有する材料からなる遮光壁1013bが形成されている。この遮光壁1013bは、カラーフィルタ基板102との間に所定の空隙(光バルブという)を形成するようにその高さ(図面垂直方向の長さ)が決定されている。さらに、TFTセンサT1の各電極及び光電変換部1012dは、透明性を有する絶縁膜1014により絶縁されている。このような構成のTFTセンサT1は、ユーザの指等による外力によってカラーフィルタ基板102が押されていない間は、光バルブが開いた状態となる。この状態では、TFTセンサT1の光電変換部1012dが露出状態となり、バックライト104から出射された光が光バルブを介してTFTセンサT1の光電変換部1012dに入射する。したがって、TFTセンサT1は、選択状態となったときに、入射した光の照度に応じたドレイン電流を出力する。一方、ユーザの指等による外力によってカラーフィルタ基板102に押し下げ圧力が加わった場合にはカラーフィルタ基板102の一部が変形して光バルブが閉じた状態(カラーフィルタ基板102と遮光壁1013bとの空隙が無い状態)となる。この状態では、TFTセンサT1の光電変換部1012dが遮光状態となり、TFTセンサT1は、暗電流に相当するドレイン電流を出力する。
なお、図1では図示を省略しているが、バックライト104から出射された光を効率良くTFTセンサT1の光電変換部1012dに入射させるように、カラーフィルタ基板102のTFT基板101と対向する側の面上に、TFTセンサT1の光電変換部1012dと対向するように、アルミニウム薄膜等の反射膜を形成しておくことが望ましい。
画素TFT T2は、ゲート電極1011aと、ドレイン電極1011bと、ソース電極1011cを有している。画素TFT T2のゲート電極1011aは、図2に示す表示パネル10のゲートライン1011dに接続されている。また、ドレイン電極1011bは、ゲートライン1011dに対して直交するように延伸されてドレインライン1011bを構成している。これらゲートライン1011dとドレインライン1011bは図示しない表示ドライバに接続されている。さらに、ソース電極1011cは画素電極1011eに接続されている。
第2の基板としての機能を有するカラーフィルタ基板102は透明なガラス基板等の透明性を有する基板から構成され、このカラーフィルタ基板102のそれぞれの画素電極1011eと対向する位置には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の何れかの色を有するカラーフィルタ1021が形成されている。さらに、カラーフィルタ1021を囲むように遮光膜1022が形成されており、この遮光膜1022がブラックマトリクスとして機能する。さらに、カラーフィルタ1021には例えばITO(酸化インジウム錫)膜等の透明電極からなるコモン電極1023が形成されている。このコモン電極1023には、例えばその電位レベルが所定の中心電圧を中心として所定の期間(例えば表示パネル10に1画面分の画像を表示する1フレーム期間)毎に反転する、コモン電圧が与えられている。
また、図1には示していないが、TFT基板101とカラーフィルタ基板102とは、シール部材により接着され、また、このシール部材によって液晶103が封止される。
図2において、表示パネル10のR、G、Bの各色に対応したサブ画素はそれぞれが画素TFT T2と画素電極1011eの組を有して形成されている。そして、このようなR、G、Bの各色に対応した3つのサブ画素により1つの表示画素が構成されている。また、ゲートライン1011dに対して平行に容量ライン1015が形成され、容量ライン1015にはコモン電極1023に印加されるコモン電圧が与えられている。この容量ライン1015と画素電極1011eとで各サブ画素に対応した蓄積容量が形成されている。
さらに、このようにして構成された表示画素の両隣に隣接するように、TFTセンサT0(図2では遮光壁1013aによって隠された状態を示している)とTFTセンサT1が配置されている。
ここで、本実施形態においては、表示パネル10の表示エリア(画素電極が配置されるエリア)を複数のエリアに分割し、分割エリア毎にユーザの指等の接触の有無を判定可能としている。図3は、このエリア分割の概要を示した図である。図3は、表示パネル10の表示エリア(図示破線で示したエリア)を行方向に7分割、列方向に5分割した例を示している。図3に示すそれぞれの分割エリア(分割領域)11は、人間の指の大きさ程度のエリアである、1辺が約5mmの正方形エリアとなっている。そして、各分割エリア11内には、図2に示したような表示画素が複数配置され、さらに、各表示画素の両隣に隣接するようにTFTセンサT0及びTFTセンサT1の対(センサ対)が配置されている。このようにしてTFTセンサT0及びTFTセンサT1を配置すると、1つのセンサ対としてはTFTセンサT0とTFTセンサT1とがほぼ同位置に配置されていると考えることができる。この場合、TFTセンサT0とTFTセンサT1とは素子温度がほぼ同一であると考えることができる。
また、本実施形態では、図3に示す分割エリア11のうちで同一行(図示水平方向)に配置された分割エリア11については表示エリアの外部でセンサゲートラインを共通化してセンサドライバ20に接続するとともに、図3に示す分割エリア11のうちで同一列(図示垂直方向)に配置された分割エリア11については表示エリアの外部でセンサドレインライン、センサソースラインをそれぞれ共通化してセンサドライバ20に接続する。なお、センサゲートライン、センサドレインライン、センサソースラインはそれぞれ表示エリアの外部で共通化することが好ましい。これは、センサゲートライン、センサドレインライン、センサソースラインを表示エリアの内部で共通化してしまうと、配線が複雑化するとともに、表示パネル10に表示される画像に悪影響を与えるおそれもあるためである。
後述するが、本実施形態においては、一つの分割エリア11内のTFTセンサT0とTFTセンサT1とのセンサ対は同時に駆動していく。このため、一つの分割エリア11内のTFTセンサT0とTFTセンサT1とでセンサゲートラインを分ける必要はない。したがって、センサドライバ20には分割エリアの行数分だけのゲート端子(図3に示すG1〜G5)を設ければ良い。これに対し、TFTセンサT0とTFTセンサT1から出力されるドレイン電流は個別に取り込む必要がある。このため、TFTセンサT0とTFTセンサT1とでセンサドレインラインを分ける必要がある。したがって、センサドライバ20には、分割エリアの列数分だけのTFTセンサT0用のドレイン端子(図3に示すD1−0〜D7−0)と分割エリアの列数分だけのTFTセンサT1用のドレイン端子(図3に示すD1−1〜D7−1)をそれぞれ設ける必要がある。また、TFTセンサT0とTFTセンサT1のソース電極には同じ電圧を印加する。したがって、センサドライバ20にはソース端子を1つのみ設ければ良い。このようにしてセンサドライバ20に端子を設けることにより、各分割エリア11から出力されるドレイン電流を増加させることができるとともに、センサドライバ20の端子数の削減にも繋がる。
図4は、図3のAの部分の詳細な回路構成を示している。図4に示すように、同一行に配置されたTFTセンサT0、T1のセンサゲートライン1012aは共通化され、さらに、共通化されたセンサゲートライン1012aは複数本が表示エリアの外部で共通化されて共通ゲートラインGL5に接続され、共通ゲートラインGL5はセンサドライバ20のゲート端子G5に接続される。また、同一列に配置されたTFTセンサT0のセンサドレインライン1012bは共通化され、さらに、共通化されたセンサドレインライン1012bは複数本が表示エリアの外部で共通化されて共通ドレインライン(第1のドレインライン)DL70に接続され、共通ドレインラインDL70はセンサドライバ20のドレイン端子D7−0に接続される。同様に、同一列に配置されたTFTセンサT1のセンサドレインライン1012bは共通化され、さらに、共通化されたセンサドレインライン1012bは複数本が表示エリアの外部で共通化されて共通ドレインライン(第2のドレインライン)DL71に接続され、共通ドレインラインDL71はセンサドライバ20のドレイン端子D7−1に接続される。さらに、同一列に配置されたTFTセンサT0、T1のセンサソースライン1012cは共通化され、さらに共通化されたセンサソースライン1012cは表示エリアの外部で共通化されてセンサドライバ20のソース端子Sに接続される。
図5は、センサドライバ20の構成の一例を示す回路図である。センサドライバ20は、ゲート端子G1〜G5からセンサ走査信号を順次出力して、各ゲート端子に接続されているTFTセンサT0とTFTセンサT1の対を順次選択状態に設定するとともに、選択状態に設定されたTFTセンサT1から出力される光電流信号(ドレイン電流)を順次取り込んで電圧信号に変換する。
図5に示す行方向シフトレジスタ201は表示パネル10のゲート端子数と同数(図5の例では5個)の出力端子1〜5を有している。そして、行方向シフトレジスタ201の出力端子1〜5のそれぞれは、トランジスタT3のゲート電極に接続されているとともに、インバータ202を介してトランジスタT4のゲート電極にも接続されている。また、トランジスタT3のドレイン電極はこのトランジスタT3が接続されている出力端子と対応する番号を有するゲート端子G1〜G5に接続されている。また、トランジスタT3のソース電極は共通化されてオペアンプAMP2の出力端子に接続されている。さらに、トランジスタT4のドレイン電極は共通化されてソース端子Sの電位Vsを与える電圧源に接続されている。また、トランジスタT4のソース電極はこのトランジスタT4が接続されている出力端子と対応する番号を有するゲート端子G1〜G5に接続されている。
また、列方向シフトレジスタ203は表示パネル10のTFTセンサT0又はTFTセンサT1のドレイン端子数と同数(図5の例では7個)の出力端子1〜7を有している。そして、列方向シフトレジスタ203の出力端子1〜7のそれぞれは、トランジスタT5のゲート電極に接続されているとともに、インバータ204を介してトランジスタT6のゲート電極にも接続されている。また、トランジスタT5のドレイン電極はこのトランジスタT5が接続されている出力端子と対応する番号を有するドレイン端子D1−1〜D7−1に接続されている。また、トランジスタT5のソース電極は共通化されてオペアンプAMP1の反転入力端子に接続されている。さらに、トランジスタT6のドレイン電極は共通化されてソース端子Sの電位Vsを与える電圧源に接続されている。また、トランジスタT6のソース電極はこのトランジスタT6が接続されている出力端子と対応する番号を有するドレイン端子D1−1〜D7−1に接続されている。
さらに、列方向シフトレジスタ203の出力端子1〜7はそれぞれがトランジスタT7のゲート電極にも接続されているとともに、インバータ205を介してトランジスタT8のゲート電極にも接続されている。また、トランジスタT7のドレイン電極はこのトランジスタT7が接続されている出力端子と対応する番号を有するドレイン端子D1−0〜D7−0に接続されている。また、トランジスタT7のソース電極は共通化されてオペアンプAMP1の非反転入力端子に接続されている。さらに、トランジスタT8のドレイン電極は共通化されてソース端子Sの電位Vsを与える電圧源に接続されている。また、トランジスタT8のソース電極はこのトランジスタT6が接続されている出力端子と対応する番号を有するドレイン端子D1−0〜D7−0に接続されている。
また、オペアンプAMP1の反転入力端子と出力端子との間には抵抗Rfが接続されており、オペアンプAMP1と抵抗Rfとで電流−電圧変換回路を構成している。そして、オペアンプAMP1の出力端子はサンプルホールド(SH)回路206にも接続されている。そして、SH回路206はアナログ/デジタル変換回路(ADC)207に接続されている。さらに、オペアンプAMP2の非反転入力端子はオペアンプAMP1の非反転入力端子に接続されているとともに、抵抗Rdを介して電位Vddを与える電圧源にも接続されている。また、オペアンプAMP2の反転入力端子は電位Vdを与える電圧源にも接続されている。
ここで、図5において、Vs<Vd<Vddの関係を有し、且つVsはTFTセンサT0、T1をそれぞれ選択状態とするオンレベルの電圧よりも小さい電圧値を有するものとする。
以下、図1〜図5で示した液晶表示装置の動作について説明する。
まず、液晶表示装置の表示動作について説明する。なお、表示動作については従来の液晶表示装置と何ら変わらないのでここでは簡単に説明する。
1画面分の画像の表示に際し、図示しない表示ドライバは、図2に示す上側のゲートライン1011dから順次ハイレベルの走査信号を供給するとともに、各ドレインライン1011bに対応するサブ画素に表示させるべき画像の階調レベルに応じた階調信号を供給する。走査信号がハイレベルとなると、この走査信号がハイレベルとなったゲートライン1011dに接続されている1行分の画素TFT T2が全てオン状態となり、サブ画素が選択状態となる。画素TFT T2がオン状態となると、このオン状態となった画素TFT T2を介してドレインライン1011bに供給された階調信号が画素電極1011eに印加される。このとき、階調信号の印加によって画素電極1011eに発生する画素電極電圧とコモン電極に印加されているコモン電圧との差の電圧が液晶103に印加され、対応するサブ画素での画像表示が行われる。また、この液晶103に印加される電圧は画素電極1011eに印加された階調信号は次の階調信号の印加がなされるまで、容量ライン1015と画素電極1011eと形成される蓄積容量に保持される。
次に、タッチセンサとしての動作について説明する。初期状態では行方向シフトレジスタ201及び列方向シフトレジスタ203からの電圧印加がなされていない。この状態では、トランジスタT3はオフ状態、トランジスタT4はオン状態となっており、ゲート端子G1〜G5の電圧、即ちTFTセンサT0、T1のゲート電圧がVsに固定されている。一方、トランジスタT5、T7はオフ状態、トランジスタT6、T8はオン状態となっており、ドレイン端子D1−0〜D7−0、D1−1〜D7−1の電圧、即ちTFTセンサT0、T1のドレイン電圧もVsに固定されている。なお、ソース電圧Vsは例えば0[V]である。
このとき、表示エリア内の全てのTFTセンサにおいて、選択状態のドレイン電流が流れない状態となっている。実際には、図6に示すように、TFTセンサが非選択状態(例えばVgs=0[V])のときであってもドレイン電流は流れるが、この非選択状態のドレイン電流は、選択状態(例えばVgs=5[V])のドレイン電流に比べて非常に小さいものである。
この状態において、行方向シフトレジスタ201は、まず、図3に示す1行目の分割エリア11に対応したゲート端子G1に接続されているTFTセンサT0、T1を選択状態とすべく、出力端子1の電圧をトランジスタT3のオンレベルの電圧とする。これにより、出力端子1に接続されたトランジスタT3がオン状態、トランジスタT4がオフ状態となり、ゲート端子G1、つまりTFTセンサT0、T1のゲート電極がオペアンプAMP2の出力に接続される。
なお、ゲート端子G2〜G5に接続されているTFTセンサT0、T1は非選択状態のままであり、それぞれゲート電圧がVsに固定されている。このため、ゲート端子G2〜G5に接続されているTFTセンサT0、T1がゲート端子G2〜G5に接続されているTFTセンサT0、T1によって影響を与えられることがない。また、非選択状態のTFTセンサT0、T1についてはドレイン電圧もVsに固定しているので、選択状態のTFTセンサT0、T1から出力されるドレイン電流にノイズ電流が混入するおそれもない。
行方向シフトレジスタ201によってゲート端子G1に接続されたTFTセンサT0、T1が選択状態となった時点で、列方向シフトレジスタ203は1列目の分割エリア11に対応したドレイン端子D1−0とD1−1の対にそれぞれ接続されているTFTセンサT0、T1を選択状態とすべく、出力端子1の電圧をトランジスタT5、T7のオンレベルの電圧とする。このとき、出力端子1に接続されたトランジスタT5、T7がオン状態、トランジスタT6、T8がオフ状態となり、図3に示した分割エリア11のうちの1行1列目(図3の左上端)の分割エリア11内のTFTセンサT0、T1から、選択状態に対応したドレイン電流が出力される状態となる。これにより、1行1列目の分割エリア11における指等の接触の有無を判定することが可能となる。
ここで、トランジスタT7がオン状態となっている間は、オペアンプAMP2のイマジナリーショートにより、TFTセンサT0のドレイン電圧がオペアンプAMP2の非反転入力端子の電圧、即ちオペアンプAMP2の反転入力端子の電圧Vdに固定される。また、トランジスタT7がオン状態となっている間は、TFTセンサT0と電圧源Vddとの間に抵抗Rdが接続された状態となる。したがって、TFTセンサT0のドレイン電流が、電圧源Vdの電圧値Vdと、電圧源Vddの電圧値Vddと、抵抗Rdの抵抗値Rdによって決まることになる。具体的にはTFTセンサT0のドレイン電流Irは、Ir=(Vd−Vdd)/Rdという一定値となる。このため、TFTセンサT0、T1のゲート電圧、即ちオペアンプAMP2の出力電圧は、TFTセンサT0のドレイン電流をIr=(Vd−Vdd)/Rdに維持するような値になる。
また、トランジスタT5がオン状態となっている間は、オペアンプAMP1のイマジナリーショートによってTFTセンサT1のドレイン電圧も電圧源Vdの電圧Vdに固定される。
したがって、TFTセンサT0の各電極とTFTセンサT1の各電極とはそれぞれ等電圧となる。この状態において、TFTセンサT1の光電変換部1012dへのバックライト104からの光の入射がない場合、即ち1行1列目の分割エリア11への指等の接触がない場合には、TFTセンサT1からは、TFTセンサT0のドレイン電流Irと同じ大きさのドレイン電流Ids0が出力される。この関係は、TFTセンサT0とTFTセンサT1とが同一サイズであると仮定した場合である。TFTセンサT0とTFTセンサT1とが異なるサイズである場合のTFTセンサT1のドレイン電流Ids0は、Ids0=Ir×(S1/S0)となる。ここで、S1は、TFTセンサT1のチャネル幅をチャネル長で除算した値であり、S0は、TFTセンサT0のチャネル幅をチャネル長で除算した値である。
また、TFTセンサT1の光電変換部1012dへのバックライト104からの光の入射があった場合には入射した光の照度に応じてドレイン電流が増加する。この像分をΔIdsとした場合、光入射時のドレイン電流IdsはIds=Ids0+ΔIdsとなる。
このようにして1行1列目の分割エリア11から出力されるドレイン電流Idsは、オペアンプAMP1と抵抗Rfとから構成される電流−電圧変換回路(変換部)によって電圧に変換される。オペアンプAMP1の出力は、抵抗Rfの抵抗値をRfとすると、−Ids×Rfとなる。このオペアンプAMP1の出力電圧はSH回路206によって保持される。その後、SH回路206によって保持された電圧がADC207に入力されてデジタル信号に変換される。このデジタル信号出力Voutが図示しないタッチセンサの制御回路に入力される。このタッチセンサの制御回路は、Voutの電圧レベルがIdsに対応したものかIds0に対応したものかを判定することにより、1行1列目の分割エリア11への指等の接触があったか否かを判定する。
1行1列目の分割エリア11への指等の接触があったか否かの判定が終了した後、列方向シフトレジスタ203は2列目の分割エリア11に対応したドレイン端子D2−0とD2−1の対にそれぞれ接続されているTFTセンサT0、T1を選択状態とすべく、出力端子2の電圧をトランジスタT5、T7のオンレベルの電圧とする。このとき、図3に示した分割エリア11のうちの1行2列目の分割エリア11内のTFTセンサT0、T1から選択状態のドレイン電流が出力される状態となる。これにより、1行2列目の分割エリア11における指等の接触の有無を判定することが可能となる。
以後、列方向シフトレジスタ203は、制御回路における分割エリア11への指等の接触があったか否かの判定が終了する毎に、ドレイン端子D3−0とD3−1の対、ドレイン端子D4−0とD4−1の対、ドレイン端子D5−0とD5−1の対、ドレイン端子D6−0とD6−1の対、ドレイン端子D7−0とD7−1の対にそれぞれ接続されているTFTセンサT0、T1を選択状態とすべく、出力端子3〜7の電圧を順次トランジスタT5、T7のオンレベルの電圧とする。
また、1行7列目の分割エリア11への指等の接触があったか否かの判定が終了した後、行方向シフトレジスタ201は、2行目の分割エリア11に対応したゲート端子G2に接続されているTFTセンサT0、T1を選択状態とすべく、出力端子2の電圧をトランジスタT3のオンレベルの電圧とする。これにより、出力端子2に接続されたトランジスタT3がオン状態、トランジスタT4がオフ状態となって2行目のTFTセンサT0、T1が選択状態となる。この後、列方向シフトレジスタ203は、ドレイン端子D1−0とD1−1の対〜ドレイン端子D7−0とD7−1の対にそれぞれ接続されているTFTセンサT0、T1を選択状態とすべく、出力端子1〜7の電圧を順次トランジスタT5、T7のオンレベルの電圧とする。
以上のようなTFTセンサT0、T1の選択動作が図3に示す全ての分割エリア11に対しての指等の接触があったか否かの判定が終了するまで繰り返される。
以上説明したように、本実施形態においては、2次元状に配置されたTFTセンサT0とTFTセンサT1に対し、分割エリア11単位でTFTセンサT0とTFTセンサT1を選択しつつTFTセンサT1のドレイン電流を取り込むようにしている。TFTのドレイン電流は照度の他に、経時変化や温度変化によっても変化してしまうが、本実施形態では、TFTセンサT1のドレイン電流のうちIds0を一定とすることができる。上述したように、TFTセンサT0とTFTセンサT1とはセンサ対として見ると同じ温度条件であると考えることができるから、TFTセンサT0やTFTセンサT1の経時変化や温度変化による影響は、Ids0に変化をもたらさず、TFTセンサT0やTFTセンサT1のゲート電圧に変化をもたらす。このように、TFTセンサT1のドレイン電流Idsは照度にのみ依存するものとなり、TFTセンサT0やTFTセンサT1の経時変化や温度変化による影響を廃したドレイン電流を取り込むことが可能である。
また、本実施形態の光センサ装置をタッチセンサとして用いることを考えた場合、表示画素単位のような微小エリア単位で接触の有無を判定する必要がない場合が多い。このため、図3のように、表示エリアを複数の表示画素を含んでなる複数の分割エリア11単位に分割して分割エリア11の単位で接触の有無を判定するようにすることが可能である。この場合、分割エリア11の単位でゲートラインやドレインライン、ソースラインを共通化することができるのでセンサドライバ20の端子数の削減に繋がる。また、分割エリア11の単位でまとめてドレイン電流を取り出すようにすることで、ドレイン電流の増幅をすることなく大きなドレイン電流を取り出すことができる。これにより、接触の有無の判定における誤判定の可能性を低減することが可能である。
さらに、本実施形態では、同一行に配列されたTFTセンサT0、T1についてはセンサゲートライン1012aを共通化するとともに、同一列に配列されたTFTセンサT0、T1についてはセンサドレインライン1012b、センサソースライン1012cを共通化している。このような構成とすることにより、センサゲートライン1012a、センサドレインライン1012b、センサソースライン1012cの本数を必要最低限とすることが可能である。
ここで、図6のa−Si TFTの光−電流特性に示されるように、a−Si TFTを用いた光センサにおいては、ゲート電圧を負とした場合の照度に対するドレイン電流の増幅率が、ゲート電圧を正とした場合の照度に対するドレイン電流の増幅率よりも大きい。このため、通常、TFTを光センサとして用いる場合には、TFTに負のゲート電圧を印加するようにしている。しかしながら、本実施形態では同一列のTFTを共通のセンサドレインライン1012bに接続している共通としているため、負のゲート電圧を印加してTFTを用いると、同一列に属する全てのTFTから常にドレイン電流が流れる状態となってしまい、分割エリア単位での接触の有無の判定を行うことができない。これに対し、正のゲート電圧を印加してTFTを用いることで分割エリア単位での接触の有無の判定を行うことが可能である。ただし、正のゲート電圧を印加してTFTを用いると、上述した経時変化や温度変化による影響が大きくなる。しかしながら、本実施形態では上述した構成により、経時変化や温度変化による影響を廃することができるので、配線数を少なくしつつ、分割エリア11の単位で正しい接触の有無の判定を行うことが可能である。
また、本実施形態によれば、表示画素を構成する画素TFT T2と光センサ装置を構成するTFTセンサT0、T1とを同一プロセスで製造でき、製造コストを削減することも可能である。
さらに、TFTセンサT1の光電変換部1012dを囲むように遮光壁1013bを設けることで、分割エリア11への指等の接触時にTFTセンサT1の光電変換部1012dを完全に遮光することが可能である。なお、上述した実施形態では、TFT基板101上に遮光壁1013bを設けるようにしているが、分割エリア11への指等の接触時にTFTセンサT1の光電変換部1012dを完全に遮光することができれば、必ずしもTFT基板101上に遮光壁1013bを設ける必要はない。例えば、図7に示すように、カラーフィルタ基板102上のTFTセンサT1の光電変換部1012dを囲む位置に遮光壁1013bを設けるようにしても良い。
また、図5に示したセンサドライバ20の回路構成も一例であって適宜変更可能である。例えば、図5の構成の代わりに図8に示すような変換回路208を有する構成としても良い。この図8の構成ではTFTセンサT0、T1とのゲート電圧、ソース電圧を等しくした状態でTFT T1のドレイン電流を取り込むことが可能である。
さらに、上述した実施形態は、液晶表示装置にタッチセンサを組み込む場合の例を示したが、本実施形態の手法は液晶表示装置以外の例えば有機EL表示装置にも適用可能である。図9は、本発明の一実施形態に係る光センサ装置をタッチセンサとして組み込んだ有機EL表示装置の表示パネル30の、上記図1と同等の切断位置での断面構造を示す図である。また、図10は有機EL表示装置の表示パネル30の、上記図4に対応する一つの分割エリアの一部の、回路構成を示す図である。
図9において、有機EL表示装置は、ガラス基板301と封止ガラス302とを有し、ガラス基板301と封止ガラス302との間は図示しないシール部材によって所定の間隔を有するように封止されている。
ガラス基板301には、各色のサブ画素に対応した有機EL表示素子におけるアノード電極3011が形成されている。そして、アノード電極3011には、電子輸送層とホール輸送層を含んでなる有機EL発光層3013が積層されている。さらに、有機EL発光層3013には例えばITO等からなるカソード電極3012が設けられている。
また、このようにして構成される各色のサブ画素は、例えば絶縁層3015によって絶縁されている。さらに、この絶縁層3015中に、図10に示すトランジスタT9(図9にはドレイン電極3014のみが示されている)と、上述したTFTセンサT0、T1が設けられている。図10に示すように、トランジスタT9は、トランジスタT10、容量Cを介して有機EL表示素子に接続されている。さらに、トランジスタT9のゲート電極はセレクトライン3018に接続されている。また、絶縁層3015上には遮光壁3016が形成されており、この遮光壁3016により、RGBの各色に対応したサブ画素が区分されている。TFTセンサT0の光電変換部を遮光すべく、TFTセンサT0を覆う遮光壁3016には、例えば遮光性の高い高分子材料(水を含まない)からなる遮光インク3017が、例えばノズルコート法によって塗布されている。
ここで、図9においては、有機EL表示素子に比して遮光壁3016のほうが大きく図示されているが、図示の便宜上このように図示しているものであって、実際には有機EL表示素子のほうが大きいものである。
また、封止ガラス302には、TFTセンサT1に光を入射させるためのアルミニウム薄膜等の反射膜3021が成膜されている。ここで、遮光壁3016は、封止ガラス302の反射膜3021との間に、所定の空隙(光バルブ)を形成するように、その高さ(図面垂直方向の長さ)が決定されている。このような構成としておくことにより、TFTセンサT1は、ユーザの指等によって封止ガラス302が押されていない間は、光バルブが開いた状態となる。この状態では、TFTセンサT1の光電変換部が露出状態となり、TFTセンサT1の近傍の有機EL表示素子や表示パネル30の外部からの光が光バルブを介してTFTセンサT1の光電変換部に入射する。一方、ユーザの指等によって封止ガラス302に押し下げ圧力が加わった場合には封止ガラス302の一部が変形して光バルブが閉じた状態となる。この状態では、TFTセンサT1の光電変換部が遮光状態となる。
以上示したような有機EL表示装置においても、TFTセンサT0、T1を図10に示すようにしてセンサドライバ40に接続する。TFTセンサT0、T1の接続の仕方は図4で示したものと同様である。また、センサドライバ40の構成は図5で示したものであっても、図8で示したものであっても良い。図10のようにして、TFTセンサT0、T1をセンサドライバ40に接続することで、上述した液晶表示装置の場合と同様の効果を得ることが可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
10,30…表示パネル、20,40…センサドライバ、101…TFT基板、102…カラーフィルタ基板、103…液晶、104…バックライト、201…行方向シフトレジスタ、202,204,205…インバータ、203…列方向シフトレジスタ、206…サンプルホールド(SH)回路、207…アナログ/デジタル変換回路(ADC)、208…変換回路、301…ガラス基板、302…封止ガラス、1013a,1013b…遮光壁、1014…絶縁膜、1015…容量ライン、1021…カラーフィルタ、1022…遮光膜、1023…コモン電極、3011…アノード電極、3012…カソード電極、3013…EL発光層、3015…絶縁層、3016…遮光壁、3017…遮光インク、3021…反射膜

Claims (16)

  1. 2次元配列された、半導体層が遮光された複数の第1の薄膜トランジスタセンサ、及び、半導体層を有し、外部から加えられる外力に応じて前記半導体層への光の入射量が変化する複数の第2の薄膜トランジスタセンサと、
    2次元配列された前記複数の第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサを複数の領域に分割したものであって、隣接して配列された同じ数の前記第1の薄膜トランジスタセンサと前記第2の薄膜トランジスタセンサとを含んで2次元配列された複数の分割領域と、
    行方向に配列された前記各分割領域の前記各第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記第2の薄膜トランジスタセンサのゲート電極に共通に接続されて設けられた、列方向に配列された前記分割領域の数と同数のセンサゲートラインと、
    列方向に配列された前記各分割領域の、前記各第1の薄膜トランジスタセンサのドレイン電極に共通に接続されて設けられた、行方向に配列された前記各分割領域の数と同数の第1のドレイラインと、
    列方向に配列された前記各分割領域の、前記各第2の薄膜トランジスタセンサのドレイン電極に共通に接続されて設けられた、方向に配列された前記各分割領域の数と同数の第2のドレインラインと、
    を具備することを特徴とする光センサ装置。
  2. 前記各分割領域において、前記各第1の薄膜トランジスタセンサと前記各第2の薄膜トランジスタセンサとは、行方向に交互に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の光センサ装置。
  3. 行方向駆動部と、列方向駆動部と、変換部と、を具備し、
    前記行方向駆動部は、前記各センサゲートラインが接続される複数のゲート端子を有し、前記複数のセンサゲートラインにセンサ走査信号を順次出力して、前記各分割領域の前記各第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記各第2の薄膜トランジスタセンサを順次選択状態に設定し、
    前記列方向駆動部は、前記各第1のドレインラインが接続される複数の第1のドレイン端子と前記各第2のドレインラインが接続される複数の第2のドレイン端子とを有し、前記行方向駆動部によって選択状態に設定された前記各分割領域の前記各第1の薄膜トランジスタセンサと前記各第2の薄膜トランジスタセンサのそれぞれのドレイン電流信号を前記変換部に取り込むように設定し、
    前記変換部は、前記行方向駆動部によって選択状態に設定された前記各分割領域の前記各薄膜トランジスタセンサのゲート電極とソース電極の電圧を等電圧とした状態で、前記列方向駆動部によって取り込まれた前記各分割領域の前記各第2の薄膜トランジスタセンサからの前記ドレイン電流信号を電圧信号に変換する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光センサ装置。
  4. 前記各第2の薄膜トランジスタセンサの前記ドレイン電流信号は、前記半導体層に入射する光の入射量に応じた値を有することを特徴とする請求項3に記載の光センサ装置。
  5. 前記行方向駆動部は、前記第1の薄膜トランジスタセンサと前記第2の薄膜トランジスタセンサのオンレベルに対応したゲート走査信号を出力することを特徴とする請求項3又は4に記載の光センサ装置。
  6. 前記複数の第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサが形成された第1の基板と、
    前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサの各々の前記半導体層を囲むよう前記第1の基板に形成された遮光材料からなる遮光壁と、
    前記第1の基板に対向するように且つ前記遮光壁と間に空隙を有するように配置されるとともに、前記外力により前記遮光壁と間の前記空隙を減少するように変形可能な第2の基板と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光センサ装置。
  7. 前記第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記第2の薄膜トランジスタセンサが形成された第1の基板と、
    前記第1の基板に対向するように配置され、前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサの各々の前記半導体層を囲む位置に前記第1の基板との間に空隙を有するように形成された遮光壁を有し、前記外力により前記遮光壁と前記第1の基板との間の空隙を減少するように変形可能な第2の基板と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光センサ装置。
  8. 前記複数の第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサはアモルファスシリコンで構成された薄膜トランジスタセンサであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の光センサ装置。
  9. 複数の表示画素が2次元配列された表示パネルと、
    前記各表示画素の間に配設されて2次元配列された、半導体層が遮光された複数の第1の薄膜トランジスタセンサ、及び、半導体層を有し、外部から加えられる外力に応じて前記半導体層への光の入射量が変化する複数の第2の薄膜トランジスタセンサと、
    2次元配列された前記複数の第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサを複数の領域に分割したものであって、隣接して配列された同じ数の一対の前記第1の薄膜トランジスタセンサと前記第2の薄膜トランジスタセンサとを含んで2次元配列された複数の分割領域と、
    行方向に配列された前記各分割領域の前記各第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記第2の薄膜トランジスタセンサのゲート電極に共通に接続されて設けられた、列方向に配列された前記各分割領域の数と同数のセンサゲートラインと、
    列方向に配列された前記各分割領域の、前記各第1の薄膜トランジスタセンサのドレイン電極に共通に接続されて設けられた、行方向に配列された前記各分割領域の数と同数の第1のドレイラインと、
    列方向に配列された前記各分割領域の、前記各第2の薄膜トランジスタセンサのドレイン電極に共通に接続されて設けられた、方向に配列された前記各分割領域の数と同数の第2のドレインラインと、
    を具備することを特徴とする表示装置。
  10. 前記各分割領域において、前記各第1の薄膜トランジスタセンサと前記各第2の薄膜トランジスタセンサとは、行方向に交互に前記表示画素を介して隣接して配列されていることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  11. 行方向駆動部と、列方向駆動部と、変換部と、を具備し、
    前記行方向駆動部は、前記各センサゲートラインが接続される複数のゲート端子を有し、前記複数のセンサゲートラインにセンサ走査信号を順次出力して、前記各分割領域の前記各第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記各第2の薄膜トランジスタセンサを順次選択状態に設定し、
    前記列方向駆動部は、前記各第1のドレインラインが接続される複数の第1のドレイン端子と前記各第2のドレインラインが接続される複数の第2のドレイン端子とを有し、前記行方向駆動部によって選択状態に設定された前記各分割領域の前記各第1の薄膜トランジスタセンサと前記各第2の薄膜トランジスタセンサのそれぞれのドレイン電流信号を前記変換部に取り込むように設定し、
    前記変換部は、前記行方向駆動部によって選択状態に設定された前記各分割領域の前記各薄膜トランジスタセンサのゲート電極とソース電極の電圧を等電圧とした状態で、前記列方向駆動部によって取り込まれた前記各分割領域の前記各第2の薄膜トランジスタセンサからの前記ドレイン電流信号を電圧信号に変換する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の表示装置。
  12. 前記各第2の薄膜トランジスタセンサの前記ドレイン電流信号は、前記半導体層に入射する光の入射量に応じた値を有することを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記行方向駆動部は、前記第1の薄膜トランジスタセンサと前記第2の薄膜トランジスタセンサのオンレベルに対応したゲート走査信号を出力することを特徴とする請求項11又は12に記載の表示装置。
  14. 前記複数の第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサが形成された第1の基板と、
    前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサの各々の前記半導体層を囲むよう前記第1の基板に形成された遮光材料からなる遮光壁と、
    前記第1の基板に対向するように且つ前記遮光壁と間に空隙を有するように配置されるとともに、前記外力により前記遮光壁と間の前記空隙を減少するように変形可能な第2の基板と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項9乃至13の何れか1項に記載の表示装置。
  15. 前記第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記第2の薄膜トランジスタセンサが形成された第1の基板と、
    前記第1の基板に対向するように配置され、前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサの各々の前記半導体層を囲む位置に前記第1の基板との間に空隙を有するように形成された遮光壁を有し、前記外力により前記遮光壁と前記第1の基板との間の空隙を減少するように変形可能な第2の基板と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項9乃至13の何れか1項に記載の表示装置。
  16. 前記複数の第1の薄膜トランジスタセンサ及び前記複数の第2の薄膜トランジスタセンサはアモルファスシリコンで構成された薄膜トランジスタセンサであることを特徴とする請求項9乃至15の何れか1項に記載の表示装置。
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