JP5427855B2 - モジュール機能性ロールの製造方法 - Google Patents
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Description
[イ] モジュール化(ブロック化)して機能性ロール素材の1ブロックを製造し、この各1ブロックを組付け一体化することで、機能性ロールを製造する。従って、長尺の機能性ロールにおいても、必要な分の機能性ロール素材の1ブロックを製造し、組付けることで、所定のロール硬度の機能性ロールを製造する。
[ロ] モジュール化して製造することで、製造過程、又は組付け過程等において、1ブロックに欠陥、例えば、汚れ・損傷等があった際にも、その1ブロックのみを交換すればよく、ロスの減少化、コストの低廉化、無駄の排除化、又は環境保全等に寄与する。
[ハ] シート積層(1ブロック製作)工程は、プレス機にシャフト(装着軸)を載置して、上から圧力を加え、また、解体工程は、このプレス機にシャフトを吊下して、下からブロック毎に分離することにより、シート積層工程と解体工程において、同じ場所・プレス機により、スムーズかつ簡便に、作業する。
[ニ] ボイル工程の熱湯槽と、乾燥工程の乾燥槽を併用することにより、同じ場所・槽により、スムーズかつ簡便に、作業する。
[ホ] ボイル工程の沸水には、薬品を添加しないため、環境に優しく、かつ特別な廃水処理(浄化処理等)なしに、スムーズかつ簡便に、処理する。
[ヘ] モジュール機能性ロールを輸出し、現地で、このモジュール機能性ロールを、フランジ(鍔体)を備えた軸本体に組付け一体化し、機能性ロール(装置)とする。
(1) この不織布シートは、その重畳面に膜状の架橋弾性体が存在する製法(製造方法)で形成された不織布シート素材より、打抜き形成した環状、又は帯を環状とした不織布シート(後述する不織シート7、及び不織シート8か、不織シート7のみ)を形成する製作工程と、
(2) この環状の不織布シート(前記(1)参照)を、プレス機に立設した空胴部と、この空胴部に連設し、かつ表面に開口する孔を多数備えた装着軸に所定枚数を積層するとともに、この所定枚数の不織布シートを、前記装着軸に套嵌した一方の締付け冶具と、他方の締付け冶具、及びこのプレス機で加圧・仮締めを行ない、この加圧・仮締め後において、緊締具を介して、最初のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートの最初の1ブロック製作工程と、
(3) この機能性ロール素材の1ブロック製作後に、前記装着軸に套嵌した前記他方の締付け冶具と、次の他方の締付け冶具との間に、次の環状の不織布シートを、所定枚数を積層し、このプレス機で加圧・仮締めを行ない、この加圧・仮締め後において、緊締具を介して、次のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートの次の1ブロック製作工程と、
(4) この(3)に続いて、前記装着軸に套嵌した前記他方の締付け冶具と、さらに次の他方の締付け冶具との間に、さらに次の環状の不織布シートを、所定枚数を積層し、このプレス機で加圧・仮締めを行ない、この加圧・仮締め後において、緊締具を介して、さらに次のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートのさらに次の1ブロック製作工程と、
(5) 以上の複数個のモジュール化した機能性ロール素材を成形する工程と、
(6) この複数個のモジュール化した機能性ロール素材を備えた装着軸を、熱湯槽へ浸漬するボイル工程と、
(7) このボイル工程後に、前記複数個のモジュール化した機能性ロール素材が重畳された装着軸に設けたホースを、ポンプに接続し、水分を吸引するバキューム工程と、
(8) このバキューム工程後に、前記熱湯槽を利用して、複数個のモジュール化した機能性ロール素材が重畳された装着軸を、強制乾燥、又は自然乾燥と、冷却を図る乾燥・冷却工程と、
(9) この乾燥・冷却工程後に、前記複数個のモジュール化した機能性ロール素材を、装着軸より取外し、個別に、仮締めを解体し、モジュール機能性ロールを成形する工程。
前記不織布シートは、ポーラス状の高密度の不織布シートを複数枚積層し、この複数枚の高密度の不織布シート間に、この高密度の不織布シートに比して、低密度となるポーラス状の低密度の不織布シートが、一枚、又は数枚積層する構成としたことを特徴とするモジュール機能性ロールの製造方法。
前記(2)〜(4)の三製作工程は、プレス機に載置、又は吊下して行う、モジュール機能性ロールの製造方法。
(1) 不織布シートは、重畳面に膜状の架橋弾性体が存在する製法で形成された不織布シート素材より、打抜き形成した環状、又は帯を環状とした不織布シートを形成する製作工程と、
(2) 環状の不織布シートを、プレス機に立設した空胴部と、空胴部に連設し、かつ表面に開口する孔を多数備えた装着軸に所定枚数を積層するとともに、所定枚数の不織布シートを、前記装着軸に套嵌した一方の締付け冶具と、他方の締付け冶具、及びプレス機で加圧・仮締めを行ない、加圧・仮締め後において、緊締具を介して、最初のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートの最初の1ブロック製作工程と、
(3) 機能性ロール素材の1ブロック製作後に、装着軸に套嵌した前記他方の締付け冶具と、次の他方の締付け冶具との間に、環状の不織布シートを、所定枚数を積層し、プレス機で加圧・仮締めを行ない、加圧・仮締め後において、緊締具を介して、次のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートの次の1ブロック製作工程と、
(4) (3)に続いて、装着軸に套嵌した他方の締付け冶具と、さらに次の他方の締付け冶具との間に、環状の不織布シートを、所定枚数を積層し、プレス機で加圧・仮締めを行ない、加圧・仮締め後において、緊締具を介して、さらに次のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートのさらに次の1ブロック製作工程と、
(5) 以上の複数個のモジュール化した機能性ロール素材を成形する工程と、
(6) 複数個のモジュール化した機能性ロール素材を備えた装着軸を、熱湯槽へ浸漬するボイル工程と、
(7) ボイル工程後に、複数個のモジュール化した機能性ロール素材が重畳された装着軸に設けたホースを、ポンプに接続し、水分を吸引するバキューム工程と、
(8) バキューム工程後に、熱湯槽を利用して、複数個のモジュール化した機能性ロール素材が重畳された装着軸を、強制乾燥、又は自然乾燥と、冷却を図る乾燥・冷却工程と、
(9) 乾燥・冷却工程後に、複数個のモジュール化した機能性ロール素材を、装着軸より取外し、個別に、仮締めを解体し、モジュール機能性ロールを成形する工程。
[イ] モジュール化して機能性ロール素材の1ブロックを製造し、この各1ブロックを組付け一体化することで、機能性ロールを製造する。従って、長尺の機能性ロールにおいても、必要な分の機能性ロール素材の1ブロックを製造し、組付けることで、所定のロール硬度の機能性ロールを製造できる。
[ロ] モジュール化して製造することで、製造過程、又は組付け過程等において、1ブロックに欠陥、例えば、汚れ・損傷等があった際にも、その1ブロックのみを交換すればよく、ロスの減少化、コストの低廉化、無駄の排除化、又は環境保全等に寄与できる。
[ハ] シート積層(1ブロック製作)工程は、プレス機にシャフトを載置して、上から圧力を加え、また、解体工程は、このプレス機にシャフトを吊下して、下からブロック毎に分離することにより、シート積層工程と解体工程において、同じ場所・プレス機により、スムーズかつ簡便に、作業できる。
[ニ] ボイル工程の熱湯槽と、乾燥工程の乾燥槽を併用することにより、同じ場所・槽により、スムーズかつ簡便に、作業できる。
[ホ] ボイル工程の沸水には、薬品を添加しないため、環境に優しく、かつ特別な廃水処理(浄化処理等)なしに、スムーズかつ簡便に、処理できる。
[ヘ] モジュール機能性ロールを輸出し、現地で、このモジュール機能性ロールを、フランジを備えた軸本体に組付け一体化し、機能性ロールができ、極めて合理的である。
不織布シートは、ポーラス状の高密度の不織布シートを複数枚積層し、複数枚の高密度の不織布シート間に、高密度の不織布シートに比して、低密度となるポーラス状の低密度の不織布シートが、一枚、又は数枚積層する構成としたことを特徴とするモジュール機能性ロールの製造方法。
(2)〜(4)の三製作工程は、プレス機に載置、又は吊下して行う、モジュール機能性ロールの製造方法。
1a 重畳面
1b 重畳面
100 架橋弾性体
2 装着軸
2a 空胴部
2b 細孔
2c 係止溝
3 機能性ロール
300 軸本体
301 軸受け
302 フランジ
5 穴
6 円形周面
7 不織布シート
8 不織布シート
10 円形周面
12 プレス機
12a フレーム
1200 シリンダ
1201 押え鍔
13 装着具
15 モジュール化した機能性ロール素材
16 一方の締付け冶具
17 他方の締付け冶具
18 緊締具
20 吊下げ冶具
21 ワイヤ
22 熱湯槽
A 搬送コンベア
B 不織布素材
C 不織布
D 架橋弾性材貯留槽
E 架橋弾性材
F 後処理
X モジュール機能性ロール
Claims (3)
- ポーラスな不織布シートでなるモジュール機能性ロールの製造方法であって、このモジュール機能性ロールの製造方法は、次の工程により構成される。
(1) この不織布シートは、その重畳面に膜状の架橋弾性体が存在する製法で形成された不織布シート素材より、打抜き形成した環状、又は帯を環状とした不織布シートを形成する製作工程と、
(2) この環状の不織布シートを、プレス機に立設した空胴部と、この空胴部に連設し、かつ表面に開口する孔を多数備えた装着軸に所定枚数を積層するとともに、この所定枚数の不織布シートを、前記装着軸に套嵌した一方の締付け冶具と、他方の締付け冶具、及びこのプレス機で加圧・仮締めを行ない、この加圧・仮締め後において、緊締具を介して、最初のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートの最初の1ブロック製作工程と、
(3) この機能性ロール素材の1ブロック製作後に、前記装着軸に套嵌した前記他方の締付け冶具と、次の他方の締付け冶具との間に、環状の不織布シートを、所定枚数を積層し、このプレス機で加圧・仮締めを行ない、この加圧・仮締め後において、緊締具を介して、次のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートの次の1ブロック製作工程と、
(4) この(3)に続いて、前記装着軸に套嵌した前記他方の締付け冶具と、さらに次の他方の締付け冶具との間に、環状の不織布シートを、所定枚数を積層し、このプレス機で加圧・仮締めを行ない、この加圧・仮締め後において、緊締具を介して、さらに次のモジュール化した機能性ロール素材を形成する不織布シートのさらに次の1ブロック製作工程と、
(5) 以上の複数個のモジュール化した機能性ロール素材を成形する工程と、
(6) この複数個のモジュール化した機能性ロール素材を備えた装着軸を、熱湯槽へ浸漬するボイル工程と、
(7) このボイル工程後に、前記複数個のモジュール化した機能性ロール素材が重畳された装着軸に設けたホースを、ポンプに接続し、水分を吸引するバキューム工程と、
(8) このバキューム工程後に、前記熱湯槽を利用して、複数個のモジュール化した機能性ロール素材が重畳された装着軸を、強制乾燥、又は自然乾燥と、冷却を図る乾燥・冷却工程と、
(9) この乾燥・冷却工程後に、前記複数個のモジュール化した機能性ロール素材を、装着軸より取外し、個別に、仮締めを解体し、モジュール機能性ロールを成形する工程。 - 請求項1に記載のモジュール機能性ロールの製造方法において、
前記不織布シートは、ポーラス状の高密度の不織布シートを複数枚積層し、この複数枚の高密度の不織布シート間に、この高密度の不織布シートに比して、低密度となるポーラス状の低密度の不織布シートが、一枚、又は数枚積層する構成としたことを特徴とするモジュール機能性ロールの製造方法。 - 請求項1に記載のモジュール機能性ロールの製造方法において、
前記(2)〜(4)の三製作工程は、プレス機に載置、又は吊下して行う、モジュール機能性ロールの製造方法。
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