JP5426420B2 - 電動車両 - Google Patents

電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5426420B2
JP5426420B2 JP2010024431A JP2010024431A JP5426420B2 JP 5426420 B2 JP5426420 B2 JP 5426420B2 JP 2010024431 A JP2010024431 A JP 2010024431A JP 2010024431 A JP2010024431 A JP 2010024431A JP 5426420 B2 JP5426420 B2 JP 5426420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warning
portable terminal
battery
electric vehicle
remaining amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010024431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011166882A (ja
Inventor
征人 藤岡
正明 貝塚
雅克 本田
麻実子 四宮
博之 矢口
久仁夫 埜口
悟 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2010024431A priority Critical patent/JP5426420B2/ja
Publication of JP2011166882A publication Critical patent/JP2011166882A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5426420B2 publication Critical patent/JP5426420B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、電動車両に関するものである。
従来から、モータを駆動源とする電気自動車が知られている。この種のモータを駆動源とする自動車においては、一般的に、バッテリに蓄電された電力によってモータを駆動させるため、バッテリの電力が無くなったときにはモータを駆動することができなくなり、自動車が自走できなくなってしまう。また、ガソリン車におけるガソリン注油に要する時間よりも、電気自動車のバッテリの充電には多くの時間がかかる。したがって、バッテリの残量が無くなる前に充電を確実に行う必要がある。
そこで、電気自動車と通信することによりバッテリの残量や充電状態を表示することが可能な携帯端末(携帯操作器)を用いて、電気自動車から離れた場所に居る利用者がバッテリの残量や充電状態を確認できるシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような携帯端末を用いることで、例えば、運転者(利用者)が電気自動車から離れた場所に居て、しばらくしてから電気自動車を使用する予定がある場合(数時間後や翌日など)に、携帯端末を操作するだけで電気自動車から離れた場所に居ながらバッテリの残量や充電状態を容易に知ることができる。そして、バッテリの残量が少なくなっている場合には、予め充電を開始しておくことで、電気自動車の使用時にはバッテリが満充電状態(あるいは満充電に近い状態)になっており、バッテリ切れの心配をすることなく電気自動車を使用することが可能となる。
特開平9−116977号公報
しかしながら、特許文献1のような携帯端末は、常に携帯していないと必要なときに必要な情報を得ることができない。つまり、電気自動車から離れた場所にいるときに、バッテリの残量や充電状態を知りたいと思っても、携帯端末を携帯していなければバッテリの残量や充電状態を知ることはできない。携帯端末の携帯を忘れ、その後バッテリ残量の確認を怠って電気自動車を走行させ続けた結果、バッテリの残量がなくなり電気自動車が停止してしまう事態が発生する虞がある。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、バッテリの充電状況を確認することができる携帯端末を運転時に忘れずに携帯させることができる電動車両を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、バッテリ(例えば、実施形態におけるバッテリ16)の充電状況を確認可能な携帯端末(例えば、実施形態における携帯端末63)と無線通信にて接続可能に構成された制御部(例えば、実施形態におけるECU17)を備えた電動車両(例えば、実施形態における電気自動車10)であって、前記制御部は、前記携帯端末が前記電動車両周辺もしくは前記電動車両内にあることを検知する携帯端末検知手段(例えば、実施形態における携帯端末通信装置61)と、前記バッテリの残量を検知するバッテリ残量検知手段(例えば、実施形態におけるバッテリ残量検知システム55)と、乗員の乗車を検知する乗員検知手段(例えば、実施形態における乗員検知システム53)と、該乗員検知手段において、前記乗員が車内に乗車したと検知した時点で、前記携帯端末検知手段によって前記携帯端末が検知されない場合に、前記携帯端末の持ち込みを忘れたと判定する携帯端末持ち込み忘れ判定手段と、該携帯端末持ち込み忘れ判定手段において、前記携帯端末の持ち込みを忘れたと判定した際に、警告の要否を判定する警告要否判定手段と、該警告要否判定手段により前記警告が必要であると判定された場合に、前記乗員に対して警告を行う警告手段(例えば、実施形態におけるヘッドライト40、ウインカー41、ルームランプ42、フットランプ43、メータランプ44、ドアノブ50、キー端末62)と、を備え、前記警告要否判定手段は、前記バッテリ残量検知手段により検出された残量が第1閾値以上の場合には、少なくとも前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、前記制御部は、前記電動車両の起動スイッチがオンの状態にされた時点で、前記携帯端末検知手段において前記携帯端末を検知せず、前記バッテリ残量検知手段において前記残量が前記第1閾値以上であると検知した場合に、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、前記制御部は、前回車両を走行させた際の一日の走行距離を記憶する走行距離記憶手段(例えば、実施形態における記憶部57)と、前記バッテリの残量に基づいて走行可能距離を算出する走行可能距離算出手段と、をさらに備え、前記携帯端末持ち込み忘れ判定手段において前記携帯端末の持ち込みを忘れたと判定され、前記走行距離記憶手段において記憶されている前記走行距離が、前記走行可能距離算出手段において算出された前記走行可能距離よりも長い場合には、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴としている。
請求項4に記載した発明は、前記制御部は、曜日別の走行距離を記憶する曜日別走行距離記憶手段(例えば、実施形態における記憶部57)と、前記走行距離が所定の閾値以上の場合の日のみを用いて、それぞれの曜日別の平均走行距離を算出する曜日別平均走行距離算出手段と、前記バッテリの残量に基づいて走行可能距離を算出する走行可能距離算出手段と、をさらに備え、前記携帯端末持ち込み忘れ判定手段において前記携帯端末の持ち込みを忘れたと判定され、前記曜日別平均走行距離算出手段において算出された前記平均走行距離が、前記走行可能距離算出手段において算出された前記走行可能距離よりも長い場合には、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴としている。
請求項5に記載した発明は、ナビゲーションシステム(例えば、実施形態におけるナビゲーション装置30)を備え、前記制御部は、前記バッテリの残量に基づいて走行可能距離を算出する走行可能距離算出手段をさらに備え、前記携帯端末検知手段において前記携帯端末を検知せず、前記ナビゲーションシステムに入力された目的地までの往復走行距離が、前記走行可能距離算出手段において算出された前記走行可能距離よりも長い場合には、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴としている。
請求項6に記載した発明は、前記走行可能距離算出手段は、季節を考慮して算出された前記走行可能距離を補正することを特徴としている。
請求項7に記載した発明は、前記制御部は、前記警告手段により前記警告を行った後、前記携帯端末検知手段において前記携帯端末を検知しない状態のまま前記電動車両を移動させた場合に、前記携帯端末が車内に持ち込まれない状態で発進した発進場所を記憶する警告無視位置記憶手段(例えば、実施形態における記憶部57)をさらに備え、該警告無視位置記憶手段に記憶されている前記発進場所に前記電動車両が再び戻るまでは、前記警告要否判定手段は前記警告が不要であると判定することを特徴としている。
請求項8に記載した発明は、前記制御部は、前記携帯端末検知手段において前記携帯端末を検知せず、前記バッテリ残量検知手段において検出した前記残量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下である場合には、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴としている。
請求項9に記載した発明は、前記警告手段は、車両装備品(例えば、実施形態におけるヘッドライト40、ウインカー41、ルームランプ42、フットランプ43、メータランプ44、ドアノブ50)および車両用携帯品(例えば、実施形態におけるキー端末62)のうち少なくとも一つを用いていることを特徴としている。
請求項10に記載した発明は、前記乗員検知手段は、ドアロックを開錠することによって乗車したと検知することを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、バッテリの残量が予め設定された第1閾値以上である場合には、乗員に対して警告を行うように構成した。このように構成することで、例えば、第1閾値が満充電に近い値であった場合、これから長距離走行を予定している可能性があり、その場合は外出先でさらに充電する可能性も高いと予想される。そのような場合に、バッテリの充電状況を確認可能な携帯端末を忘れたまま出発すると、乗員が電動車両から離れた場所に居る際にバッテリの充電状況を確認することができず、バッテリの残量がなくなってしまう虞があるなど乗員にとって不都合が生じる。そのため、乗員が電動車両に乗車する際に、携帯端末が検知されない場合に警告を行うように構成した。つまり、電動車両の使用時に、乗員が携帯端末を忘れたまま出発するのを防止することができる。
請求項2に記載した発明によれば、警告を行うか否かを起動スイッチがオンの状態にされた時点で判定することとしたため、例えば、乗員検知手段をドアロックの開錠動作で検知するように構成した場合、ドアロックが予め開錠されていると乗員が乗車したと検知できないが、そのような場合にも警告の要否を判定することができる。したがって、電動車両の運転時に、乗員が携帯端末を忘れたまま出発するのを防止することができる。
請求項3に記載した発明によれば、バッテリの残量が第1閾値未満の場合であっても、バッテリの残量から算出される走行可能距離が前回走行時の走行距離よりも短い場合には、前回と同じルートを走行するとバッテリの残量がなくなるため外出先で必ず充電が必要になる。したがって、このような場合にも警告をして携帯端末を携帯させることで、外出先で不都合が生じるのを防止することができる。
請求項4に記載した発明によれば、バッテリの残量が第1閾値未満の場合であっても、バッテリの残量から算出される走行可能距離が曜日別に算出された平均走行距離よりも短い場合には、曜日によって行く場所が決まっている場合などにその場所に行くとバッテリの残量がなくなる可能性が高いため外出先で充電が必要になる。したがって、このような場合にも警告をして携帯端末を携帯させることで、外出先で不都合が生じるのを防止することができる。
請求項5に記載した発明によれば、バッテリの残量が第1閾値未満の場合であっても、バッテリの残量から算出される走行可能距離が目的地までの往復走行距離よりも短い場合には、目的地到着前にバッテリの残量がなくなるため外出先で必ず充電が必要になる。したがって、このような場合にも警告をして携帯端末を携帯させることで、外出先で不都合が生じるのを防止することができる。
請求項6に記載した発明によれば、真夏や真冬には空調を使用することが多いため、その分バッテリを多く消費することが予想されるが、そのことを考慮して走行可能距離を補正することにより、より精度の高い走行可能距離を算出することができる。したがって、乗員に対して的確な警告を行うことが可能となる。
請求項7に記載した発明によれば、例えば、近距離への移動の際などに、乗員が故意に携帯端末を持ち込まなかった場合に、外出先で不要な警告を受けるのを防止することができる。また、発進場所を記憶するように構成したため、乗員が携帯端末の置き場所を忘れてしまった場合でも、その置き忘れた場所(発進場所)を容易に特定することができる。したがって、利便性を向上することができる。
請求項8に記載した発明によれば、バッテリの残量が予め設定された第2閾値以下である場合には、乗員に対して警告を行うように構成した。このように構成することで、例えば、第2閾値がバッテリ残量20%以下のようにバッテリ残量がゼロに近い値であった場合は、外出先で充電する可能性が高いと予想される。そのような場合に、バッテリの充電状況を確認可能な携帯端末を忘れたまま出発すると、乗員が電動車両から離れた場所に居る際にバッテリの充電状況を確認することができず、充電忘れに気付くことができないため、バッテリの残量がなくなってしまう虞があるなど乗員にとって不都合が生じる。そのため、乗員が電動車両に乗車する際に、携帯端末が検知されない場合に警告を行うように構成した。つまり、電動車両の運転時に、乗員が携帯端末を忘れたまま出発するのを防止することができる。
請求項9に記載した発明によれば、従来から電動車両に備わっている車両装備品または車両用携帯品を用いて警告を行うことができるため、簡易な構成で乗員に携帯端末の持ち込み忘れを知らせることができる。
請求項10に記載した発明によれば、従来から電動車両に備わっているドアロックの開錠により乗員の乗車を検知できるように構成したため、簡易な構成で乗員に携帯端末の持ち込み忘れを知らせることができる。
本発明の実施形態における電気自動車の概略構成図である。 本発明の実施形態における電気自動車のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における携帯端末の持ち込み忘れ警告のフローチャート(第1の態様)である。 本発明の実施形態における携帯端末の持ち込み忘れ警告のフローチャート(第2の態様)である。 本発明の実施形態における携帯端末の持ち込み忘れ警告のフローチャート(第3の態様)である。 本発明の実施形態における携帯端末の持ち込み忘れ警告のフローチャート(第4の態様)である。 図3〜図6の処理の流れの続きを示すフローチャートである。 図3〜図7の処理の流れの続きを示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるフラグを立てる処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における曜日別の走行平均距離を求める際に用いる曜日別の走行距離データのイメージ図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。なお、本実施形態では電動車両として電気自動車を用いて説明する。
(電気自動車)
図1は電気自動車の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、電気自動車10は、駆動モータ12と、駆動モータ12に連結されたギヤボックス(G/B)13と、ギヤボックス13に連結された駆動軸を介して設けられた左右の駆動輪14,14と、を備えている。また、駆動モータ12は、電気自動車10の減速時に駆動輪14,14から駆動モータ12側に駆動力が伝達されると、発電機として機能する所謂回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収可能に構成されている。
駆動モータ12は、例えばDCブラシレスモータなどで構成され、この駆動モータ12の駆動および発電を制御するPDU(パワードライブユニット)15に接続されている。このPDU15は、IGBTなどのスイッチング素子を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータ(不図示)を備えて構成されている。
さらにPDU15は、駆動モータ12と電力の授受を行う高圧バッテリ(高圧BATT)16に接続されている。上記電力としては、例えば、駆動時に駆動モータ12に供給される供給電力や回生作動による発電時に駆動モータ12から出力される出力電力がある。
そしてPDU15は、ECU(電子制御装置)17からの制御命令を受けて駆動モータ12の駆動および発電を制御する。例えば、駆動モータ12の駆動時には、ECU17から出力されるトルク指令に基づき、高圧バッテリ16から出力される直流電力をPWM出力に変換して駆動モータ12を駆動制御する。一方、駆動モータ12の発電時には、駆動モータ12から出力される交流電力を直流電力に変換して高圧バッテリ16を充電制御する。
高圧バッテリ16には、DC/DCコンバータ(DC/DC CONVERTER)18を介して12Vバッテリ(12VBATT)19と、AC/DCチャージャ(AC/DC CHARGER)20とが接続されている。
DC/DCコンバータ18は、ECU17により電力変換動作が制御され、高圧バッテリ16の端子間電圧を所定の電圧値まで降圧して12Vバッテリ19を充電するように構成されている。
AC/DCチャージャ20は、DC/DCコンバータ18から供給される電力または12Vバッテリ19から供給される電力により駆動され、高圧バッテリ16の外部充電用の接続端子であるジャンクションボード(JUNCTION BOARD)21に接続されている。また、AC/DCチャージャ20は、充電スタンドや駐車場などに設置された外部充電器22の充電コネクタ(不図示)が電気的に接続された場合にこれを検出し、この充電コネクタを介して供給される商用電源(例えば、AC100VやAC200Vなど)を平滑化して高圧バッテリ16の充電に必要な所定の電圧に調整するとともに、高圧バッテリ16の充電状態を監視しながら定電流定電圧充電などの充電制御を行うことができるように構成されている。
上述した高圧バッテリ16、DC/DCコンバータ18、ジャンクションボード21、および、高圧バッテリ16やDC/DCコンバータ18を冷却するファン(不図示)は、これらを監視制御するRr_IPU23とともにユニット化されている。なお、Rr_IPU23は、バッテリ残量などの充電状態を監視する後述する充電状態検知システム54を有している。
また、電気自動車10には、12Vバッテリ19の電力により駆動されるナビゲーション装置30が搭載されている。
図2に示すように、ナビゲーション装置30は、各種制御処理を行うナビゲーション情報処理システム31を備えている。このナビゲーション情報処理システム31には、地図データを記憶するデータベース32と、車両位置を検知するGPS装置33と、経路情報などの各種情報を表示するディスプレイ34と、操作入力手段であるタッチパネルなどのスイッチ35と、音声案内などを出力するスピーカ36と、がそれぞれ接続されている。このナビゲーション装置30は、GPS衛星から受信したGPS信号などに基づいてGPS装置33により車両の現在位置を求め、データベース32に予め記憶されている地図情報に基づいてユーザにより設定された目的地までの経路案内をディスプレイ34に表示したり、スピーカ36から音声出力したりする。そして、ナビゲーション情報処理システム31は、GPS装置33で取得した車両位置の情報をECU17へ出力するように構成されている。
ECU17には、それぞれ車載ネットワークであるCAN(Controller Area Network)を介して電気自動車10の車両装備品であるヘッドライト40、ウインカー41、ルームランプ42、フットランプ43、および、メータランプ44などの灯火類の各制御回路が接続され、ECU17の制御指令に基づいて、個別にON/OFF制御が可能になっている。また、電気自動車10のドアノブ50には、ECU17の制御指令に基づいて駆動する振動モータ(不図示)が内蔵され、ドアノブ50に振動を起こさせることが可能になっている。なお、この実施形態では、上述したヘッドライト40、ウインカー41、ルームランプ42、および、ドアノブ50がそれぞれ車両外部のユーザに警告する警告手段としての機能を有している。
さらに、ECU17には、キースイッチ状態検知システム51と、ドアロック状態検知システム52と、乗員検知システム53と、充電状態検知システム54と、バッテリ残量検知システム55と、走行距離検知システム56と、記憶部57とが上述した車載ネットワーク経由で接続されている。
キースイッチ状態検知システム51は、車両のキーシリンダやパワースイッチの操作状態を検知してキースイッチ状態情報を出力するように構成されている。
ドアロック状態検知システム52は、車両の全てのドアのドアロック状態を検知して、ロック状態およびアンロック状態などのドアロック状態情報を出力するように構成されている。
乗員検知システム53は、着座センサ(不図示)の検知結果や上述したドアロック状態などに基づいて車室内または車両直近にいるユーザを検知し、その検知結果であるユーザ検知情報を出力するように構成されている。
充電状態検知システム54は、高圧バッテリ16の入出力電流や端子間電圧などを監視して、充電中における高圧バッテリ16の充電進捗状況などの充電状態を検知し、その検知結果である充電状態情報を出力するように構成されている。
バッテリ残量検知システム55は、高圧バッテリ16を監視して、高圧バッテリ16の残量を検知し、その検知結果であるバッテリ残量情報を出力するように構成されている。
走行距離検知システム56は、電気自動車10が実際に走行した距離を検知し、その検知結果である走行距離情報を出力するように構成されている。
記憶部57は、例えば、走行距離検知システム56で検知された走行距離情報を曜日別に記憶したり、警告要否を判定するバッテリ残量(第1閾値および第2閾値)を記憶したり、バッテリ残量から走行可能距離を算出する際に用いる補正係数情報を記憶したりすることができるように構成されている。
ECU17には、さらに、スマートキー通信装置60と携帯端末通信装置61とが接続されている。
スマートキー通信装置60は、キーレスで車両のキースイッチを操作可能にする所謂スマートキーシステムを構成するものであり、ユーザが携帯するキー端末62との間で無線通信によりID認証などを行い、キー端末62に記憶されているIDが正規のものであると認証された場合に、キースイッチの操作を有効にする。ここで、スマートキーシステムのキー端末62にはキーレスでドアロックおよびアンロックを行う所謂キーレスエントリの端末としても利用できるようになっている。また、キー端末62には、キーレス操作に対するアンサーバック用のインジケータやバイブレータなどが具備されており、ユーザがキー端末62側で上記アンサーバックを確認できるようになっている。
携帯端末通信装置61は、充電状態検知システム54の受電状態情報やバッテリ残量検知システム55のバッテリ残量情報を所定のタイミングで専用の無線通信回線を通じて車室外の携帯端末63へ送信するものである。ここで、充電状態情報およびバッテリ残量情報を携帯端末63へ送信する所定のタイミングとしては、例えば、乗員検知システム53によりユーザが乗車していないことが検知されて充電状態検知システム54により充電開始が検知された後、携帯端末63より充電状態情報の要求があったタイミングや、同じく、ユーザの乗車がなく充電開始が検出された後、所定時間ごとのタイミングや、同じく、ユーザの乗車がなく充電開始が検出された後、充電状態に所定の変化があったタイミングや、同じく、ユーザの乗車がなく携帯端末63よりバッテリ残量情報の要求があったタイミングなどがある。
一方、携帯端末63は、ユーザがそれぞれ所持するものであり、車室外において携帯端末通信装置61からの充電状態情報やバッテリ残量情報を受信することで、その充電状態情報やバッテリ残量情報を表示や音声によりユーザに報知する構成となっている。また、各ユーザが所持する携帯端末63には、それぞれ固有の識別情報が付与されており、通信時に携帯端末通信装置61に送信されるようになっている。
携帯端末通信装置61は、車室内または車両直近にある携帯端末63との間で自動的にBluetooth(登録商標)などの短距離無線によりリンクを確立することができるように構成されている。そして、ECU17は、上記短距離無線による携帯端末63とのリンクの有無に応じて携帯端末63の存在を検知するように構成されている。
次に、このように構成された電気自動車10において、ECU17で実行される携帯端末63の持ち込み忘れ警告の制御処理の第1の態様について図3、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
図3は、電気自動車10のドアロックが施錠された状態(車室内無人状態)からフローチャートが開始される。図3に示すように、ステップS11では、電気自動車10のドアロックがロック状態であることを確認したらステップS12へ進む。なお、ドアロックがロック状態であることは、ドアロック状態検知システム52からドアロック状態情報がECU17に入力されることにより確認することができる。
ステップS12では、電気自動車10のドアロックが開錠されたか否かを判定し、開錠された場合はステップS13へ進み、開錠されていない場合はステップS12を繰り返す。
ステップS13では、電気自動車10のドアロックが開錠された際に、その場所(現在居る場所)が携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61とのリンクが切断された場所か否かについて判断するフラグが有るか否かを判定する。フラグが有る場合にはステップS30へ進み、フラグが無い場合にはステップS14へ進む。なお、フラグを立てる処理については後に詳述する。
ステップS14では、ステップS13で携帯端末63を所持している場合または携帯端末63が近くに有る場合であると判定されているため、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61との間のリンク(Bluetoothリンク)が確立されたか否かを判定する。リンクが確立されていない場合はステップS15へ進み、リンクが確立された場合にはステップS30へ進む。
ステップS15では、ECU17において高圧バッテリ16(以下、バッテリ16という。)が満充電状態(第1閾値以上)か否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。バッテリ16が満充電状態の場合にはステップS16へ進み、満充電状態でない場合にはステップS27へ進む。
ステップS16では、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS17へ進む。このように、バッテリ16が満充電状態の場合は、長距離運転をする可能性が高いと判定し、長距離運転する場合には途中で充電する可能性も高いと判定する。そのため、携帯端末63は必需品であると判断し、携帯端末63を携帯していない場合には警告をするように構成されている。
図7に示すように、ステップS17では、ユーザに対して警告を行い、ステップS18へ進む。なお、警告の方法としては、ヘッドライト40、ウインカー41、ルームランプ42、フットランプ43およびメータランプ44などの車両表示装置を点灯・点滅させて警告したり、スピーカ36から音声により警告したり、ドアノブ50やキー端末62を振動させて警告したりすればよい。これらの一種類だけを用いて警告してもよいし、複数種類の方法により警告してもよい。
ステップS18では、警告を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合にはステップS19へ進み、所定時間経過していない場合は所定時間経過するまでステップS18を繰り返す。
ステップS19では、所定時間経過したため、警告を停止してステップS20へ進む。
ステップS20では、電気自動車10のアクセサリースイッチがONされたか否かを判定する。アクセサリースイッチがONされたらステップS21へ進み、ONされていない場合はステップS20を繰り返す。
ステップS21では、駆動モータ12の起動スイッチがONされたか否かを判定する。起動スイッチがONされたらステップS22へ進み、ONされていない場合はステップS20へ戻る。
ステップS22では、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61との間のリンクが確立されたか否かを再度判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。リンクが確立されていない場合はステップS23へ進み、リンクが確立された場合にはステップS17の警告後に携帯端末63を持ってきたと判断し、そのまま処理を終了する。
ステップS23では、ステップS17で警告したにも関わらず携帯端末63を持って来ていないため、再度携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS24へ進む。
ステップS24では、ユーザに対して警告を行い、ステップS25へ進む。なお、警告の方法としては、ナビゲーション装置30のディスプレイ34に表示して警告したり、ヘッドライト40、ウインカー41、ルームランプ42、フットランプ43およびメータランプ44などの車両表示装置を点灯・点滅させて警告したり、スピーカ36から音声により警告したりすればよい。これらの一種類だけを用いて警告してもよいし、複数種類の方法により警告してもよい。
ステップS25では、警告を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合にはステップS26へ進み、所定時間経過していない場合は所定時間経過するまでステップS25を繰り返す。
ステップS26では、所定時間経過したため、警告を停止して処理を終了する。
一方、ステップS15において、バッテリ16が満充電状態でない場合にはステップS27へ進む。
ステップS27では、バッテリ16の残量が第2閾値(例えば、20%)以下か否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。バッテリ残量が第2閾値以下の場合には、ステップS16へ進み、以降上述したステップで制御処理される。バッテリ残量が第2閾値より多い場合(つまり、バッテリ残量が第1閾値よりは少ないが第2閾値よりは多い場合)にはステップS28へ進む。
ステップS28では、バッテリ16の残量から走行可能距離を算出し、前回の走行距離と走行可能距離とを比較して、前回の走行距離が走行可能距離よりも長いか否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。前回の走行距離が走行可能距離よりも長い場合にはステップS29へ進み、短い場合にはステップS30へ進む。なお、前回の走行距離は、走行距離検知システム56によって検知された走行距離情報がECU17を介して記憶部57に記憶されている。また、走行可能距離はECU17において演算されて算出される。
ステップS29では、このまま携帯端末63を持たずに出発すると、前回と同じ場所に行く場合には途中でバッテリ16の残量が無くなるため、途中で充電をする必要があり、そのためには携帯端末63を携帯している方が良いと判断される。そのため、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS17へ進み、以降上述と同じステップにより制御処理される。
ステップS30では、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としないと判断して処理を終了する。上述したように、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としない場合としては、ステップS13でフラグが有る場合、ステップS14でリンクが確立された場合、およびステップS28で前回の走行距離が走行可能距離以下の場合がある。
次に、携帯端末63の持ち込み忘れ警告の制御処理の第2の態様について図4、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
図4は、電気自動車10のドアロックが開錠されている状態からフローチャートが開始される。図4に示すように、ステップS41では、電気自動車10のドアロックがアンロック状態であることを確認したらステップS42へ進む。なお、ドアロックがアンロック状態であることは、ドアロック状態検知システム52からドアロック状態情報がECU17に入力されることにより確認することができる。
ステップS42では、電気自動車10のアクセサリースイッチがONされたか否かを判定する。アクセサリースイッチがONされたらステップS43へ進み、ONされていない場合はステップS42を繰り返す。
ステップS43では、電気自動車10のアクセサリースイッチがONされた際に、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61とのリンクが切断された場所か否かについて判断するフラグが有るか否かを判定する。フラグが有る場合にはステップS51へ進み、フラグが無い場合にはステップS44へ進む。なお、フラグを立てる処理については後に詳述する。
ステップS44では、駆動モータ12の起動スイッチがONされたか否かを判定する。起動スイッチがONされたらステップS45へ進み、ONされていない場合はステップS42へ戻る。
ステップS45では、ステップS43で携帯端末63を所持している場合または携帯端末63が近くに有る場合であると判定されているため、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61との間のリンク(Bluetoothリンク)が確立されたか否かを判定する。リンクが確立されていない場合はステップS46へ進み、リンクが確立された場合にはステップS51へ進む。
ステップS46では、バッテリ16が満充電状態(第1閾値以上)か否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。バッテリ16が満充電状態の場合にはステップS47へ進み、満充電状態でない場合にはステップS48へ進む。
ステップS47では、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS24(図7参照)へ進む。このように、バッテリ16が満充電状態の場合は、長距離運転をする可能性が高いと判定し、長距離運転する場合には途中で充電する可能性も高いと判定する。そのため、携帯端末63は必需品であると判断し、携帯端末63を携帯していない場合には警告をするように構成されている。
図7に示すように、ステップS24では、ユーザに対して警告を行い、ステップS25へ進む。なお、警告の方法としては、ナビゲーション装置30のディスプレイ34に表示して警告したり、ヘッドライト40、ウインカー41、ルームランプ42、フットランプ43およびメータランプ44などの車両表示装置を点灯・点滅させて警告したり、スピーカ36から音声により警告したりすればよい。これらの一種類だけを用いて警告してもよいし、複数種類の方法により警告してもよい。
ステップS25では、警告を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合にはステップS26へ進み、所定時間経過していない場合は所定時間経過するまでステップS25を繰り返す。
ステップS26では、所定時間経過したため、警告を停止して処理を終了する。
一方、ステップS46において、バッテリ16が満充電状態でない場合にはステップS48へ進む。
ステップS48では、バッテリ16の残量が第2閾値(例えば、20%)以下か否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。バッテリ残量が第2閾値以下の場合には、ステップS47へ進み、以降上述したステップで制御処理される。バッテリ残量が第2閾値より多い場合(つまり、バッテリ残量が第1閾値よりは少ないが第2閾値よりは多い場合)にはステップS49へ進む。
ステップS49では、バッテリ16の残量から走行可能距離を算出し、前回の走行距離と走行可能距離とを比較して、前回の走行距離が走行可能距離よりも長いか否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。前回の走行距離が走行可能距離よりも長い場合にはステップS50へ進み、短い場合にはステップS51へ進む。なお、前回の走行距離は、走行距離検知システム56によって検知された走行距離情報がECU17を介して記憶部57に記憶されている。また、走行可能距離はECU17において演算されて算出される。
ステップS50では、このまま携帯端末63を持たずに出発すると、前回と同じ場所に行く場合には途中でバッテリ16の残量が無くなるため、途中で充電をする必要があり、そのためには携帯端末63を携帯している方が良いと判断される。そのため、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS24へ進み、以降上述と同じステップにより制御処理される。
ステップS51では、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としないと判断して処理を終了する。上述したように、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としない場合としては、ステップS43でフラグが有る場合、ステップS45でリンクが確立された場合、およびステップS49で前回の走行距離が走行可能距離以下の場合がある。
次に、携帯端末63の持ち込み忘れ警告の制御処理の第3の態様について図5、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
図5は、電気自動車10のドアロックが施錠された状態(車室内無人状態)からフローチャートが開始される。図5に示すように、ステップS61では、電気自動車10のドアロックが閉錠状態であることを確認したらステップS62へ進む。なお、ドアロックが閉錠状態であることは、ドアロック状態検知システム52からドアロック状態情報がECU17に入力されることにより確認することができる。
ステップS62では、電気自動車10のドアロックが開錠されたか否かを判定し、開錠された場合はステップS63へ進み、開錠されていない場合はステップS62を繰り返す。
ステップS63では、電気自動車10のドアロックが開錠された際に、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61とのリンクが切断された場所か否かについて判断するフラグが有るか否かを判定する。フラグが有る場合にはステップS70へ進み、フラグが無い場合にはステップS64へ進む。なお、フラグを立てる処理については後に詳述する。
ステップS64では、ステップS63で携帯端末63を所持している場合または携帯端末63が近くに有る場合であると判定されているため、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61との間のリンク(Bluetoothリンク)が確立されたか否かを判定する。リンクが確立されていない場合はステップS65へ進み、リンクが確立された場合にはステップS70へ進む。
ステップS65では、バッテリ16が満充電状態(第1閾値以上)か否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。バッテリ16が満充電状態の場合にはステップS66へ進み、満充電状態でない場合にはステップS67へ進む。
ステップS66では、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS17へ進む。
このステップS17以降の流れは第1の態様と同一であるため、説明を省略する(図7参照)。
一方、ステップS65において、バッテリ16が満充電状態でない場合にはステップS67へ進む。
ステップS67では、バッテリ16の残量が第2閾値(例えば、20%)以下か否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。バッテリ残量が第2閾値以下の場合には、ステップS66へ進み、以降上述したステップで制御処理される。バッテリ残量が第2閾値より多い場合(つまり、バッテリ残量が第1閾値よりは少ないが第2閾値よりは多い場合)にはステップS68へ進む。
ステップS68では、ECU17に設けられているクロック(不図示)から本日が何曜日かを確認してステップS69へ進む。
ステップS69では、バッテリ残量検知システム55で検出されたバッテリ残量情報をECU17に出力することで、ECU17で走行可能距離を算出し、この走行可能距離と記憶部57に記憶されている曜日別走行平均距離とを比較して、曜日別走行平均距離が走行可能距離よりも長いか否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。曜日別走行平均距離が走行可能距離よりも長い場合にはステップS17へ進み、短い場合にはステップS70へ進む。ステップS17以降の流れは第1の態様と同一であるため、説明を省略する。つまり、例えば、毎週同じ曜日には同じ場所に行く場合には途中でバッテリ16の残量が無くなる可能性が高いため、途中で充電をする必要があり、そのためには携帯端末63を携帯している方が良いと判断される。そのため、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS17へ進み、以降上述と同じステップにより制御処理される。
なお、図10に示すように、曜日別走行平均距離は、走行距離検知システム56によって検知された走行距離情報がECU17を介して記憶部57に曜日別に記憶されており、曜日ごとに走行平均距離が算出されている。このとき、例えば、電気自動車10を運転しなかった日のデータは含まないようにして走行平均距離を算出するようにすればよい。さらに、実際の曜日別走行平均距離に対して補正(例えば、1〜2割増)をして曜日別走行平均距離を算出するように構成してもよい。
ステップS70では、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としないと判断して処理を終了する。上述したように、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としない場合としては、ステップS63でフラグが有る場合、ステップS64でリンクが確立された場合、およびステップS69で曜日別走行平均距離が走行可能距離以下の場合がある。
次に、携帯端末63の持ち込み忘れ警告の制御処理の第4の態様について図6、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
図6は、電気自動車10のドアロックが開錠されている状態からフローチャートが開始される。図6に示すように、ステップS71では、電気自動車10のドアロックがアンロック状態(開錠状態)であることを確認したらステップS72へ進む。なお、ドアロックがアンロック状態であることは、ドアロック状態検知システム52からドアロック状態情報がECU17に入力されることにより確認することができる。
ステップS72では、電気自動車10のアクセサリースイッチがONされたか否かを判定する。アクセサリースイッチがONされたらステップS73へ進み、ONされていない場合はステップS72を繰り返す。
ステップS73では、電気自動車10のアクセサリースイッチがONされた際に、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61とのリンクが切断された場所か否かについて判断するフラグが有るか否かを判定する。フラグが有る場合にはステップS81へ進み、フラグが無い場合にはステップS74へ進む。なお、フラグを立てる処理については後に詳述する。
ステップS74では、駆動モータ12の起動スイッチがONされたか否かを判定する。起動スイッチがONされたらステップS75へ進み、ONされていない場合はステップS72へ戻る。
ステップS75では、ステップS73で携帯端末63を所持している場合または携帯端末63が近くに有る場合であると判定されているため、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61との間のリンク(Bluetoothリンク)が確立されたか否かを判定する。リンクが確立されていない場合はステップS76へ進み、リンクが確立された場合にはステップS81へ進む。
ステップS76では、バッテリ16が満充電状態(第1閾値以上)か否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。バッテリ16が満充電状態の場合にはステップS77へ進み、満充電状態でない場合にはステップS78へ進む。
ステップS77では、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS24(図7参照)へ進む。このステップS24以降の流れは第2の態様と同一であるため、説明を省略する(図7参照)。
一方、ステップS76において、バッテリ16が満充電状態でない場合にはステップS78へ進む。
ステップS78では、バッテリ16の残量が第2閾値(例えば、20%)以下か否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。バッテリ残量が第2閾値以下の場合には、ステップS77へ進み、以降上述したステップで制御処理される。バッテリ残量が第2閾値より多い場合(つまり、バッテリ残量が第1閾値よりは少ないが第2閾値よりは多い場合)にはステップS79へ進む。
ステップS79では、ECU17に設けられているクロック(不図示)から本日が何曜日かを確認してステップS80へ進む。
ステップS80では、バッテリ残量検知システム55で検出されたバッテリ残量情報をECU17に出力することで、ECU17で走行可能距離を算出し、この走行可能距離と記憶部57に記憶されている曜日別走行平均距離とを比較して、曜日別走行平均距離が走行可能距離よりも長いか否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。曜日別走行平均距離が走行可能距離よりも長い場合にはステップS24へ進み、短い場合にはステップS81へ進む。ステップS24以降の流れは第2の態様と同一であるため、説明を省略する。つまり、例えば、毎週同じ曜日には同じ場所に行く場合には途中でバッテリ16の残量が無くなる可能性が高いため、途中で充電をする必要があり、そのためには携帯端末63を携帯している方が良いと判断される。そのため、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS24へ進み、以降上述と同じステップにより制御処理される。
ステップS81では、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としないと判断して処理を終了する。上述したように、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としない場合としては、ステップS73でフラグが有る場合、ステップS75でリンクが確立された場合、およびステップS80で曜日別走行平均距離が走行可能距離以下の場合がある。
次に、携帯端末63の持ち込み忘れ警告の制御処理について上記第1〜第4の態様を説明したが、これらのフローチャートのその後の処理の流れについて図8を用いて説明する。
図8に示すように、ステップS101では、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61との間のリンク(Bluetoothリンク)が確立されたか否かを判定する。リンクが確立されていない場合はステップS102へ進み、リンクが確立された場合にはステップS105へ進む。
ステップS102では、ナビゲーション装置30により目的地が入力されたか否かを判定する。目的地が入力された場合にはステップS103へ進み、目的地が入力されない場合にはステップS105へ進む。
ステップS103では、バッテリ残量検知システム55で検出されたバッテリ残量情報をECU17に出力することで、ECU17で走行可能距離を算出し、この走行可能距離と目的地までの往復距離とを比較して、目的地までの往復距離が走行可能距離よりも長いか否かを判定する(携帯端末持ち込み忘れ判定手段)。目的地までの往復距離が走行可能距離よりも長い場合にはステップS104へ進み、短い場合にはステップS105へ進む。
ステップS104では、携帯端末63の持ち込み忘れと判断してステップS24へ進む。このように、目的地までの往復距離が走行可能距離よりも長い場合は、途中で充電する可能性が高いと判定する。そのため、携帯端末63は必需品であると判断し、携帯端末63を携帯していない場合には警告をするように構成されている。なお、ステップS24以降の流れは第1の態様などと同一であるため、説明を省略する。
一方、ステップS103において、目的地までの往復距離が走行可能距離よりも短い場合は、ステップS105へ進む。
ステップS105では、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としないと判断して処理を終了する。上述したように、携帯端末63の持ち込み忘れによる警告を必要としない場合としては、ステップS101でリンクが確立された場合、ステップS102で目的地が入力されなかった場合、およびステップS103で目的地までの往復距離が走行可能距離以下の場合がある。
次に、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61とのリンクが切断された場所か否かについて判断するフラグを立てる方法(警告要否判定手段)について、図9のフローチャートを用いて説明する。
図9は電気自動車10を運転して目的地に到着した状態からスタートする。図9に示すように、ステップS111では、電気自動車10の起動スイッチがOFFになったか否かを判定する。起動スイッチがOFFになった場合はステップS112へ進み、OFFになっていない場合はステップS111を繰り返す。
ステップS112では、携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61との間のリンク(Bluetoothリンク)が確立されているか否かを判定する。リンクが確立されている場合はそのままフラグを立てずに処理を終了し、リンクが確立されていない場合はステップS113へ進む。
ステップS113では、到着した場所(目的地)が、前回携帯端末63と車両すなわち携帯端末通信装置61との間のリンクが途切れた場所か否かを判定する。この前回携帯端末63と携帯端末通信装置61との間のリンクが途切れた場所は、例えば記憶部57などに記憶されている。到着した場所が、前回リンクが途切れた場所である場合はそのままフラグを立てずに処理を終了し、前回リンクが途切れた場所でない場合はステップS114へ進む。
ステップS114では、到着した場所(目的地)が、前回携帯端末63と携帯端末通信装置61との間のリンクが途切れた場所ではないため、フラグを立てて処理を終了する。このフラグが立っている場合は、携帯端末63を携帯せずに電気自動車10を運転してある場所(目的地)まで移動しているため、次にその場所から運転する際に携帯端末63を持ち込む可能性は非常に低いため、このような場合に携帯端末63の持ち込み忘れの警告をしても、ユーザにとって耳障り・目障りなだけであって余り意味がない。したがって、このような場合は携帯端末63の持ち込み忘れの警告をしないように構成されている。
本実施形態によれば、バッテリ16の残量が満充電状態である場合には、ユーザ(乗員)に対して警告を行うように構成した。このように構成することで、例えば、バッテリ16が満充電状態である場合、これから長距離走行を予定している可能性があり、その場合は外出先でさらに充電する可能性も高いと予想される。そのような場合に、バッテリ16の充電状況を確認可能な携帯端末63を忘れたまま出発すると、ユーザが電気自動車10から離れた場所に居る際にバッテリ16の充電状況を確認することができず、充電忘れに気付くことができないため、バッテリ16の残量がなくなってしまう虞があるなどユーザにとって不都合が生じる。そのため、ユーザが電気自動車10に乗車する際に、携帯端末63が検知されない場合に警告を行うように構成した。つまり、電気自動車10の使用時に、ユーザが携帯端末63を忘れたまま出発するのを防止することができる。
また、警告を行うか否かを電気自動車10の起動スイッチがオンの状態にされた時点で判定することにより、例えば、ドアロックの開錠動作でユーザの有無を検知するように構成した場合、ドアロックが予め開錠されているとユーザが乗車した(または車両近傍に居る)と検知できないが、そのような場合にも警告の要否を判定することができる。したがって、電気自動車10の使用時に、ユーザが携帯端末63を忘れたまま出発するのを防止することができる。
また、バッテリ16の残量が満充電状態でない場合であっても、バッテリ16の残量から算出される走行可能距離が前回走行時の走行距離よりも短い場合には、前回と同じルートを走行するとバッテリ16の残量がなくなるため、外出先で充電が必要になる可能性が高い。したがって、このような場合にも警告をして携帯端末63を携帯させることで、外出先で不都合が生じるのを防止することができる。
また、バッテリ16の残量が満充電状態でない場合であっても、バッテリ16の残量から算出される走行可能距離が曜日別に算出される平均走行距離よりも短い場合には、曜日によって行く場所が決まっている場合などにその場所に行くとバッテリ16の残量がなくなる可能性が高いため、外出先で充電が必要になる。したがって、このような場合にも警告をして携帯端末63を携帯させることで、外出先で不都合が生じるのを防止することができる。
また、バッテリ16の残量が満充電状態でない場合であっても、バッテリ16の残量から算出される走行可能距離が目的地までの往復走行距離よりも短い場合には、目的地への道中でバッテリ16の残量がなくなるため、外出先で必ず充電が必要になる。したがって、このような場合にも警告をして携帯端末63を携帯させることで、外出先で不都合が生じるのを防止することができる。
また、例えば、近距離への移動の際などに、ユーザが故意に携帯端末63を持ち込まなかった場合に、外出先で不要な警告を受けるのを防止することができるように構成した。また、発進場所を記憶するように構成したため、ユーザが携帯端末63の置き場所を忘れてしまった場合でも、その置き忘れた場所(発進場所)を容易に特定することができる。したがって、利便性を向上することができる。
また、バッテリ16の残量が残り僅か(第2閾値以下)である場合には、ユーザに対して警告を行うように構成した。このように構成することで、例えば、バッテリ残量20%以下のようにバッテリ残量がゼロに近い値であった場合は、外出先で充電する可能性が高いと予想される。そのような場合に、バッテリ16の充電状況を確認可能な携帯端末63を忘れたまま出発すると、ユーザが電気自動車10から離れた場所に居る際に、バッテリ16の充電状況を確認することができず、充電忘れに気付くことができないため、バッテリ16の残量がなくなってしまう虞があるなどユーザにとって不都合が生じる。そのため、ユーザが電気自動車10に乗車する際に、携帯端末63が検知されない場合に警告を行うように構成した。つまり、電気自動車10の使用時に、ユーザが携帯端末63を忘れたまま出発するのを防止することができる。
さらに、従来から電気自動車10に備わっている車両装備品または車両用携帯品を用いて警告を行うように構成したため、簡易な構成でユーザに携帯端末63の持ち込み忘れを知らせることができる。
そして、従来から電気自動車10に備わっているドアロックの開錠によりユーザの乗車を検知できるように構成したため、簡易な構成でユーザに携帯端末63の持ち込み忘れを知らせることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や形状などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、曜日別の走行平均距離を算出して、バッテリ16の残量から算出される走行可能距離と比較した場合の説明をしたが、他にも平日の走行平均距離と休日の走行平均距離をそれぞれ算出して走行可能距離と比較するように構成してもよい。
また、本実施形態では、バッテリ16の残量から走行可能距離を算出するように構成したが、この走行可能距離を算出する場合に、季節(月)ごとに予め設定される補正値を掛けて走行可能距離を算出するように構成してもよい。例えば、電気自動車10の平均電費(季節によって変化しない値)に対して、季節(月)ごとの補正値をかける。夏場や冬場にはエアコンの使用頻度が高くなり、電力を消費しやすいため、走行可能距離が短くなる。逆に、春や秋は、同じバッテリ残量でも夏や冬より走行可能距離は長くなる。このように構成することにより、より精度の高い走行可能距離を算出することが可能となる。したがって、ユーザに対して的確な警告を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、第1閾値として満充電状態か否かで判定するように構成したが、必ずしも満充電状態である必要はなく、満充電に近い状況(例えば、80%以上)であってもよい。また、第1閾値として、平日の平均バッテリ残量以上、休日の平均バッテリ残量以下の間の任意の値に設定してもよい。このように構成することで、常に満充電にする必要がなく、バッテリ16の充電頻度を抑制することができ、バッテリ16の長寿命化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、電動車両として電気自動車(四輪車)を用いて説明したが、電動二輪車や電動カートなどにも採用することができる。
10…電気自動車(電動車両) 16…バッテリ 17…ECU(制御部) 30…ナビゲーション装置(ナビゲーションシステム) 40…ヘッドライト(警告手段、車両装備品) 41…ウインカー(警告手段、車両装備品) 42…ルームランプ(警告手段、車両装備品) 43…フットランプ(警告手段、車両装備品) 44…メータランプ(警告手段、車両装備品) 50…ドアノブ(警告手段、車両装備品) 62…キー端末(警告手段、車両用携帯品) 53…乗員検知システム(乗員検知手段) 55…バッテリ残量検知システム(バッテリ残量検知手段) 57…記憶部(走行距離記憶手段、曜日別走行距離記憶手段、警告無視位置記憶手段) 61…携帯端末通信装置(携帯端末検知手段) 63…携帯端末

Claims (10)

  1. バッテリの充電状況を確認可能な携帯端末と無線通信にて接続可能に構成された制御部を備えた電動車両であって、
    前記制御部は、
    前記携帯端末が前記電動車両周辺もしくは前記電動車両内にあることを検知する携帯端末検知手段と、
    前記バッテリの残量を検知するバッテリ残量検知手段と、
    乗員の乗車を検知する乗員検知手段と、
    該乗員検知手段において、前記乗員が車内に乗車したと検知した時点で、前記携帯端末検知手段によって前記携帯端末が検知されない場合に、前記携帯端末の持ち込みを忘れたと判定する携帯端末持ち込み忘れ判定手段と、
    該携帯端末持ち込み忘れ判定手段において、前記携帯端末の持ち込みを忘れたと判定した際に、警告の要否を判定する警告要否判定手段と、
    該警告要否判定手段により前記警告が必要であると判定された場合に、前記乗員に対して警告を行う警告手段と、を備え、
    前記警告要否判定手段は、前記バッテリ残量検知手段により検出された残量が第1閾値以上の場合には、少なくとも前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴とする電動車両。
  2. 前記制御部は、
    前記電動車両の起動スイッチがオンの状態にされた時点で、前記携帯端末検知手段において前記携帯端末を検知せず、前記バッテリ残量検知手段において前記残量が前記第1閾値以上であると検知した場合に、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
  3. 前記制御部は、
    前回車両を走行させた際の一日の走行距離を記憶する走行距離記憶手段と、
    前記バッテリの残量に基づいて走行可能距離を算出する走行可能距離算出手段と、をさらに備え、
    前記携帯端末持ち込み忘れ判定手段において前記携帯端末の持ち込みを忘れたと判定され、前記走行距離記憶手段において記憶されている前記走行距離が、前記走行可能距離算出手段において算出された前記走行可能距離よりも長い場合には、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の電動車両。
  4. 前記制御部は、
    曜日別の走行距離を記憶する曜日別走行距離記憶手段と、
    前記走行距離が所定の閾値以上の場合の日のみを用いて、それぞれの曜日別の平均走行距離を算出する曜日別平均走行距離算出手段と、
    前記バッテリの残量に基づいて走行可能距離を算出する走行可能距離算出手段と、をさらに備え、
    前記携帯端末持ち込み忘れ判定手段において前記携帯端末の持ち込みを忘れたと判定され、前記曜日別平均走行距離算出手段において算出された前記平均走行距離が、前記走行可能距離算出手段において算出された前記走行可能距離よりも長い場合には、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の電動車両。
  5. ナビゲーションシステムを備え、
    前記制御部は、
    前記バッテリの残量に基づいて走行可能距離を算出する走行可能距離算出手段をさらに備え、
    前記携帯端末検知手段において前記携帯端末を検知せず、前記ナビゲーションシステムに入力された目的地までの往復走行距離が、前記走行可能距離算出手段において算出された前記走行可能距離よりも長い場合には、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電動車両。
  6. 前記走行可能距離算出手段は、季節を考慮して算出された前記走行可能距離を補正することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の電動車両。
  7. 前記制御部は、
    前記警告手段により前記警告を行った後、前記携帯端末検知手段において前記携帯端末を検知しない状態のまま前記電動車両を移動させた場合に、前記携帯端末が車内に持ち込まれない状態で発進した発進場所を記憶する警告無視位置記憶手段をさらに備え、
    該警告無視位置記憶手段に記憶されている前記発進場所に前記電動車両が再び戻るまでは、前記警告要否判定手段は前記警告が不要であると判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電動車両。
  8. 前記制御部は、
    前記携帯端末検知手段において前記携帯端末を検知せず、前記バッテリ残量検知手段において検出した前記残量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下である場合には、前記警告要否判定手段は前記警告が必要であると判定し、前記警告手段を用いて前記警告を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電動車両。
  9. 前記警告手段は、車両装備品および車両用携帯品のうち少なくとも一つを用いていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電動車両。
  10. 前記乗員検知手段は、ドアロックを開錠することによって乗車したと検知することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電動車両。
JP2010024431A 2010-02-05 2010-02-05 電動車両 Expired - Fee Related JP5426420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010024431A JP5426420B2 (ja) 2010-02-05 2010-02-05 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010024431A JP5426420B2 (ja) 2010-02-05 2010-02-05 電動車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011166882A JP2011166882A (ja) 2011-08-25
JP5426420B2 true JP5426420B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=44596893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010024431A Expired - Fee Related JP5426420B2 (ja) 2010-02-05 2010-02-05 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5426420B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5845930B2 (ja) * 2012-01-27 2016-01-20 トヨタ自動車株式会社 少なくとも電動機を用いて走行可能な車両の電動走行可能距離表示装置
JP6056461B2 (ja) * 2012-12-26 2017-01-11 株式会社デンソー 車両ドア制御システム
JP6306293B2 (ja) * 2013-06-26 2018-04-04 株式会社タダノ 作業車両の盗難防止装置
JP2015074361A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 本田技研工業株式会社 車両用エントリシステム
JP7192742B2 (ja) * 2019-11-06 2022-12-20 トヨタ自動車株式会社 車両管理サーバー、車両管理方法、及び車両管理システム
JP7544816B2 (ja) * 2020-05-26 2024-09-03 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 電動カートの利用管理装置及び利用管理システム、プログラム、並びに、電動カートの利用管理方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3461394B2 (ja) * 1994-11-21 2003-10-27 本田技研工業株式会社 電気自動車用電話制御システム
JP2008247080A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の表示システム
JP4602432B2 (ja) * 2008-03-21 2010-12-22 京セラ株式会社 基地局
JP2009296780A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Kojima Press Industry Co Ltd 車載充電器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011166882A (ja) 2011-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11091055B2 (en) Intelligent motor vehicles, charging systems, and control logic for governing vehicle grid integration operations
JP5503983B2 (ja) 電動車両
JP5919760B2 (ja) 充電補助装置
JP5498201B2 (ja) 電気自動車用の情報制御装置、電気自動車、及び充電時期案内方法
JP5621898B2 (ja) 情報提供装置
JP5426420B2 (ja) 電動車両
US8412476B2 (en) Travel support system, method, and program
KR101927912B1 (ko) 단말기, 단말기와 통신하는 차량, 단말기와 통신하는 퍼스널 모빌리티, 단말기의 제어 방법 및 차량의 제어 방법
JP5606559B2 (ja) ナビゲーション装置及び電動車両の充電制御装置
CN109747470B (zh) 可移动体救援系统、服务器和可移动体救援方法
JP5238792B2 (ja) 車載ナビゲーション装置及びサーバ装置
US20110032110A1 (en) Electric power amount information output device and system
US20100207772A1 (en) Remote monitoring system for plug-in vehicle
JP7014035B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
CN102589566A (zh) 行程量表
JP2013228238A (ja) 車両用情報提供システム、端末装置、および、サーバー
WO2014002205A1 (ja) 電動車両の充電制御装置
KR20190027590A (ko) 차량 및 그 제어 방법
JP2019088040A (ja) 移動体の救助システム、及び移動体の救助方法
CN103947075A (zh) 车辆、车辆用控制方法及受电设备
JP6942751B2 (ja) 管理装置、管理方法、およびプログラム
KR102491571B1 (ko) 전기자동차의 주행 모드에 따른 주행 가능 거리 예측 장치 및 방법
KR20160024941A (ko) 충전 장치 및 비접촉 급전 장치
KR20190051147A (ko) 차량 및 그 제어 방법
JP2020117134A (ja) ハイブリッド車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5426420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees