JP5426197B2 - 打撃工具 - Google Patents

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本発明は、インパクトレンチやインパクトドライバ等の打撃工具に関する
電動ハンマーやハンマードリル等の電動工具を用いて鉄筋コンクリート等の被削材に対してハツリ作業や穿孔作業等を行う際、電動工具の先端に装着したビットが被削材に食い付き、そのままビットが抜けなくなることがある。電動工具が、特許文献1に開示のようにビットの正逆切替機能を備えたタイプであれは、ビットを逆転させて抜き取りを試みることができる。
特開2005−297183号公報
しかし、ビットの食い付きが強いと逆転させても簡単に外れないことがある。また、使用する電動工具に正逆切替機能がない場合もある。従って、これらの場合には作業を中断してビットの取り外しを別途行う必要があり、作業性の低下を招いていた。
そこで、本発明は、正逆切替機能の有無にかかわらず、被削材に食い付いたビットを簡単に抜き取ることができる打撃工具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、回転方向に間欠的な打撃を生じさせる最終出力軸と、本体軸の後方部に、最終出力軸に装着可能な後装着部を備える一方、本体軸の前方部に、シャンク部に一対の凹部と一対の溝とが形成されるビットのシャンク部を回転方向で一体に連結可能で、且つシャンク部を軸方向で一体に連結する抜け止め機構を有する前装着部を備える打撃工具用アタッチメントと、を含み、最終出力軸に打撃工具用アタッチメントの後装着部を装着したことを特徴とするものである。
本発明によれば、被削材に食い付いたビットをアタッチメントを利用して簡単に抜き取ることができる。よって、作業の中断が短時間となって作業性の低下が抑えられる。
また、抜け止め機構の採用により、ビットをより確実にアタッチメントに装着可能となる。
形態1の打撃工具用アタッチメントの斜視図である。 形態1の打撃工具用アタッチメントの説明図で、(A)は縦断面、(B)はA−A線断面、(C)はB−B線断面を夫々示す。 形態1の打撃工具用アタッチメントを装着したインパクトレンチの説明図である。 形態1の打撃工具用アタッチメント及びインパクトレンチの説明図で、(A)が一部縦断面、(B)がC−C線断面を夫々示す。 形態2の回転工具用アタッチメントの斜視図である。 形態2の回転工具用アタッチメントの縦断面図である。 (A)はD−D線断面、(B)はE−E線断面、(C)はF−F線断面を夫々示す。 形態2の回転工具用アタッチメントを装着したハンマードリルの説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[形態1]
図1,2に示す打撃工具用アタッチメント(以下単に「アタッチメント」という。)1は、筒状の本体軸2の前方部(図1,2の左側の前方とする。)に、他のビットが差し込み装着可能な前装着部3を備える一方、本体軸2の後方部に、インパクトレンチに装着可能な後装着部4を備えてなる。
まず、前装着部3は、電動ハンマーやハンマードリルの前端に設けられるビットの装着部と同じ構造で、本体軸2の前端に外嵌したキャップ5の後方に、着脱操作用のスリーブ6が、軸方向へ前後移動可能に設けられて、スリーブ6内で本体軸2に外装されたコイルバネ7により、キャップ5に当接する前進位置に付勢されている。
また、本体軸2には、他のビットの挿入孔8が軸心に形成されると共に、挿入孔8に連通しボール9を挿入孔8に対して出没可能に収容する連通孔10が形成されている。また、挿入孔8の内面には、連通孔10と90度位相をずらせて軸方向に伸びる一対の突条11,11が点対称に突設されている。
一方、スリーブ6の内面には、前進位置でボール9を外側から押圧して挿入孔8内へ突出させる押圧部12が形成され、スリーブ6の前端には、コイルバネ7の付勢に抗した後退位置でボール9の挿入孔8からの退避を許容する逃げ部13が形成されている。
そして、後装着部4は、後述するインパクトレンチのアンビルに装着されるソケットの後端と同じ構造となっている。すなわち、挿入孔8と同軸で連通する横断面正方形の連結孔14と、その連結孔14に連通して本体軸2の左右に開口する貫通孔15と、その貫通孔15に挿入されるピン16と、ピン16に合わせた前後位置で本体軸2の後部外周に形成された凹溝17に外装されてピン16を抜け止めするOリング18とを備えるもので、これら貫通孔15,ピン16,凹溝17,Oリング18が本発明の抜け止め機構となる。また、ピン16は、貫通孔15への挿入状態では、本体軸2の軸心を直交状に交差して連結孔14を貫通しており、Oリング18を凹溝17からずらすことで、本体軸2からのピン15の抜き取りが可能となる。
以上の如く構成されたアタッチメント1は、図3に示すようなインパクトレンチ20に装着される。ここでのインパクトレンチ20は、ハウジング21の後方(ここでは図3の左側となる。)にモータ22を収容し、その前方に、遊星歯車減速機構23を介してスピンドル24を配置し、スピンドル24の前方でハウジング21の前端に最終出力軸となるアンビル25を同軸で軸支して、スピンドル24とアンビル25との間に打撃機構26を設けた構成となっている。27は、押し操作によってモータ22を駆動させるトリガーである。
打撃機構26は、スピンドル24の前端に回転可能且つ軸方向へ移動可能に外装されたハンマー28を備え、このハンマー28を、スピンドル24の外面に形成された傾斜溝29とハンマー28の内面に形成された軸方向溝30とに跨って嵌合するボール31を介してスピンドル24に連結している。また、ハンマー28は、後方に設けたコイルバネ32により、ボール31によって規制される図3の前進位置へ付勢されている。この前進位置で、アンビル25の後端で放射状に設けた一対のアーム33,33に、ハンマー28の前面に設けた図示しないテーパ爪が回転方向で係合可能となっている。
そして、アンビル25の先端は、横断面正方形に形成されると共に、ピン16を挿入可能な抜け止め孔34が左右方向に形成されている。
よって、アタッチメント1の後装着部4からピン16を抜き取って、連結孔14にインパクトレンチ20のアンビル25先端を差し込み、再びピン16を本体軸2及びアンビル25の先端に差し込んでOリング18を凹溝17に外装させると、図3のようにアタッチメント1はアンビル25に連結される。
そして、前装着部3では、被削材に食い付いたビット35の後端のシャンク部36には、ボール9が嵌合する一対の凹部37,37と、突条11,11が嵌合する一対の溝38,38とが形成されているため、スリーブ6を後退位置へスライドさせてボール9の押圧を解除した状態で、シャンク部36を、突条11と溝38との位相を夫々合わせた状態で挿入孔8へ差し込み、スリーブ6を前進位置へ戻すと、ボール9が一方の凹部37に嵌合して抜け止めされると共に、突条11と溝38との嵌合によって回転方向で一体化される。なお、このようなビットの装着構造は、特表平3−505996号公報や米国特許明細書第4123074号等において周知である。
こうしてアタッチメント1を介してビット35をアンビル25に連結した状態で、トリガー27を押し操作してモータ22を駆動させると、スピンドル24が回転してハンマー28を介してアンビル25にトルクが伝達され、さらにアタッチメント1を介してビット35にトルクが伝わる。このとき、ビット35が被削材に食い付いたままであると、ビット35と一体のアンビル25も回転せず負荷が増大するため、ハンマー28がコイルバネ32の付勢に抗してボール31を傾斜溝29に沿って転動させながら後退する。そして、ハンマー28のテーパ爪がアンビル25のアーム33から外れると、コイルバネ32の付勢によって前進し、且つ傾斜溝29に沿って転動するボール31の案内によって回転して、テーパ爪をアーム33に再び係合させて回転方向に打撃(インパクト)を生じさせる。こうしてアーム33に対して係脱を繰り返すことで打撃を間欠的に発生させ、アタッチメント1を介してビット35に伝えるため、ビット35が食い付きに抗して回転し、被削材から抜き取ることができる。
このように、上記形態1によれば、本体軸2の後方部に、インパクトレンチ20のアンビル25に装着可能な後装着部4を備える一方、本体軸2の前方部に、ビット35の後端を回転方向で一体に連結可能な前装着部3を備えるアタッチメント1を採用したことで、被削材に食い付いたビット35をインパクトレンチ20を利用して簡単に抜き取ることができる。よって、作業の中断が短時間となって作業性の低下が抑えられる。
なお、前装着部及び後装着部の構造は上記形態1に限らず、ビットのシャンク部の形状やインパクトレンチのアンビルの形状に合わせて適宜設計変更可能である。本体軸も、筒状である必要はなく、前後端にシャンク部の挿入孔やアンビルの連結孔を有底孔として形成することも可能である。
また、上記形態1では、後装着部の抜け止め機構にピンやOリングを採用しているが、打撃工具の最終出力軸側にアタッチメントの抜け止め用の係合部を設けて、後装着部には当該係合部が係合する被係合部のみを設けるようにしてもよい。図4は、インパクトレンチ20のアンビル25に、係合部として抜け止めピン39を設けた例を示すもので、この抜け止めピン39は、先端が先細りテーパ状に形成されてアンビル25の軸線と直交方向で側面から出没可能に収容され、アンビル25内に収容したコイルバネ39aにより、先端がアンビル25の側面から突出する突出位置に付勢されている。39bは、アンビル25内で抜け止めピン39の後端に係止されて抜け止めピン39bの突出を規制するクリップである。
よって、アタッチメント1の後装着部4には、アンビル25が差し込まれる連結孔14に、被係合部として抜け止めピン39が係合する貫通孔15のみを設ければ足りることになる。このような構造にすれば、形態1のようなOリングの脱着やピンの抜き差しが不要となるため、アンビル25に対するアタッチメント1の着脱がワンタッチでより簡単に行える。
一方、上記形態1や図4の例では、後装着部の連結孔に打撃工具の最終出力軸を差し込んで連結する構造としているが、これと逆の構造でも差し支えない。例えば、打撃工具の最終出力軸におけるビットの装着構造が、最終出力軸に設けたボール等の押圧体を、最終出力軸の外周に設けたチャックスリーブで軸心側へ押圧することで、最終出力軸の軸心に差し込んだビットに係合させて一体化させるような場合は、後装着部としてビットの後端と同じ軸部を形成し、この軸部を最終出力軸に差し込み装着することになる。
また、必ずしもビットを抜き取る必要はなく、食い付きが解除されれば再びドリル等の回転工具に装着して作業を続けることも可能であるので、抜け止め機構は設けずに回転のみ一体とする連結にとどめることもできる。
さらに、打撃工具もインパクトレンチに限らず、アタッチメントを連結可能であれば、インパクトドライバ等の他の工具を使用して差し支えない。
[形態2]
次に、回転工具用アタッチメントの形態を説明する。但し、形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
図5,6に示す回転工具用アタッチメント(以下単に「アタッチメント」という。)40は、縦断面が釣り鐘形状のケース41の前端に、メタル軸受42を介して筒状の出力軸43を軸支して、ケース41から突出する出力軸43の先端に、図7(A)にも示すように、形態1と同じ前装着部3を設けて、ビット35のシャンク部36を連結可能としている。
一方、ケース41の後面は、インターナルギヤ部45を前面に有する円盤状の蓋体44によって閉塞されており、蓋体44の中心を貫通する後入力軸46が後方へ突出している。また、蓋体44の後面で左右両端には、後方へ伸びる一対のバー47,47が一体形成されている。
後入力軸46の後端は、図7(B)にも示すように、点対称となる一対の凹部48,48と、凹部48と90度位相をずらせて点対称となり、後入力軸46の後端まで達する一対の凹溝49,49とが形成される一方、後入力軸46の前端は、図7(C)にも示すように、3つの遊星歯車51,51・・を支持するキャリア部50となって、各遊星歯車51をインターナルギヤ部45内で遊星運動可能としている。キャリア部50の中心には、遊星歯車51の中心に位置して前方に開口する有底孔52が形成されている。
また、ケース41内において、後入力軸46の前方には、前入力軸53が設けられている。この前入力軸53は、後端に、後入力軸46の有底孔52に遊挿されて遊星歯車51と噛み合うピニオン54を突設する一方、前端に突設した小径部55を出力軸43の後端に遊挿させることで、後入力軸46及び出力軸43と同軸で軸支されている。56は、ピニオン54の前方に形成されて後入力軸46の前端面に当接する円盤部である。
そして、前入力軸53と出力軸43との間には、打撃機構57が設けられている。この打撃機構57は、形態1で説明したインパクトレンチ20に具備したものと同様で、前入力軸53の前方に外装したハンマー58を備え、そのハンマー58を、前入力軸53外面の傾斜溝59とハンマー58内面の軸方向溝60とに跨って嵌合させたボール61を介して連結している。また、ハンマー58と円盤部56との間には付勢手段としてのコイルバネ62が設けられてハンマー58を前進位置へ付勢し、ハンマー58の前面に設けた一対のテーパ爪63,63(図8)を、出力軸43の後端へ放射状に設けた一対のアーム64,64に回転方向で係合可能としている。
以上の如く構成されたアタッチメント40は、図8に示すハンマードリル70のような回転工具に装着される。このハンマードリル70は、ハウジング71内に、モータの出力軸72と平行な中間軸73を軸支すると共に、中間軸73の上方に最終出力軸となる筒状のツールホルダ74を軸支している。中間軸73の前方には、ツールホルダ74に設けたギヤ75と噛み合うギヤ76が、中間軸73の後方には、スワッシュベアリング78を介して傾動アーム79を設けたボススリーブ77が、夫々中間軸73と別体回転可能に外装されて、ギヤ76とボススリーブ77との間に、中間軸73とスプライン結合されるクラッチ80が設けられている。このクラッチ80を、ハウジング71の外部に設けた図示しない切替部材でスライド操作することで、クラッチ80がギヤ76のみと係合するドリルモード、ボススリーブ77のみと係合するハンマーモード、ギヤ76及びボススリーブ77と係合するハンマードリルモードに夫々切替可能となっている。
一方、ツールホルダ74の後方部には、傾動アーム79に後端が連結されるピストンシリンダ81が遊挿されて、ピストンシリンダ81内に空気室82を介して打撃子83を前後移動可能に収容している。打撃子83の前方でツールホルダ74内には、中間子84が前後移動可能に収容されている。
そして、ハウジング71から突出するツールホルダ74の前端部85には、ビットの装着部86が設けられている。この装着部86は、アタッチメント40の前装着部3と同様に、前端部85に、前端部85内に形成した挿入孔87に対して出没可能なボール88と、ボール88と位相をずらせた一対の突条89,89とを備えている。また、前端部85の外周に、コイルバネ91によって前方位置に付勢されてボール88を挿入孔87内への突出位置に押圧するスリーブ90を外装している。
さらに、ハウジング71の前端には、リング状のクランプ部92を介して、ハウジング71から横向きに突出する図示しないサイドハンドルが連結されている。
よって、ハンマードリル70の装着部86において、スリーブ90を後方へスライドさせた状態で、アタッチメント40の後入力軸46をツールホルダ74の前端部85の挿入孔87に、凹溝49と突条89との位相を合わせて差し込み、スリーブ90を前方位置へ戻す。すると、ボール88が後入力軸46の一方の凹部48に嵌合して軸方向へ抜け止めされると共に、凹溝49と突条89との嵌合によって後入力軸46は回転方向で一体化され、アタッチメント40はツールホルダ74に連結される。このとき、アタッチメント40のバー47,47は、サイドハンドルのクランプ部92の外周に達して上下からクランプ部92,92を挟持する。
そして、前装着部3では、スリーブ6を後退位置へスライドさせてボール9の押圧を解除した状態で、シャンク部36を、突条11と溝38との位相を夫々合わせた状態で挿入孔8へ差し込み、スリーブ6を前進位置へ戻す。すると、ボール9が一方の凹部37に嵌合して抜け止めされると共に、突条11と溝38との嵌合によって回転方向で一体化されて、ビット35はアタッチメント40の出力軸43と連結される。
こうしてアタッチメント40を介してビット35をツールホルダ74に連結した状態で、ハンマードリル70では、クラッチ80をギヤ76のみと噛合させるドリルモードを選択して、図示しないトリガーを押し操作してモータを駆動させる。すると、中間軸73が回転してクラッチ80及びギヤ76,75を介してツールホルダ74にトルクが伝達され、アタッチメント40の後入力軸46から遊星歯車51で減速されて前入力軸53に伝わる。
このとき、ビット35が被削材に食い付いたままであると、ビット35と一体の出力軸43も回転せず負荷が増大するため、ハンマー58が、コイルバネ62の付勢に抗してボール61を傾斜溝59に沿って転動させながら後退する。そして、ハンマー58のテーパ爪63,63が出力軸43のアーム64,64から外れると、コイルバネ62の付勢によってハンマー58が前進し、且つ傾斜溝59に沿って転動するボール61の案内によって回転して、テーパ爪63,63をアーム64,64に再び係合させて回転方向に打撃(インパクト)を生じさせる。こうしてアーム64への係脱を繰り返すことで打撃を間欠的に発生させて出力軸43を介してビット35に伝えるため、ビット35が食い付きに抗して回転し、被削材から抜き取ることができる。
このように、上記形態2においても、ツールホルダ74に装着可能な後入力軸46と、その後入力軸46及び前入力軸53の前方に配置され、ビット35の後端を回転方向で一体に連結可能な前装着部3を前端に備えた出力軸43と、前入力軸53と出力軸43との間に設けられ、出力軸43の負荷の増大によって前入力軸53から出力軸43に伝わるトルクに回転方向での間欠的な打撃を生じさせる打撃機構57とを備えたアタッチメント40の採用により、被削材に食い付いたビット35をハンマードリル70を利用して簡単に抜き取ることができる。よって、作業の中断が短時間となって作業性の低下が抑えられる。
なお、上記形態2では、後入力軸の回転を遊星歯車減速機構を介して減速し、打撃機構を備えた前入力軸に伝達するようにしているが、減速は必須ではないため、減速機構をなくして後入力軸と前入力軸とを一体化した一つの入力軸を採用しても差し支えない。
また、打撃機構をハンマーやコイルバネ等で形成しているが、打撃機構として、作動油を充填した筒状のケースでスピンドルを軸支し、ケースとスピンドルとの相対回転により生じる油圧で、スピンドルへ瞬間的なトルクを発生可能とした周知のオイルユニット(特開2006−289596号公報や特開2005−219139号公報等に例示される)を用いることもできる。すなわち、入力軸をケースに連結する一方、スピンドルに前装着部を直接又は間接的に設けることにより、入力軸への回転をスピンドルへの間欠的な打撃に変換してビットを抜き取ることができる。
さらに、本形態2においても、前装着部や入力軸の構造は、ビットのシャンク部の形状や回転工具の装着部の形態に合わせて適宜設計変更可能で、ここでも前装着部においては、抜け止め機構は設けずに回転のみ一体とする連結にとどめることもできる。
一方、回転工具としてはハンマードリルに限らず、アタッチメントの入力軸が連結可能な最終出力軸を備えたものであれば、電動ドリルやドライバ等も使用できる。
1・・打撃工具用アタッチメント、2・・本体軸、3・・前装着部、4・・後装着部、6・・スリーブ、8・・挿入孔、9・・ボール、11・・突条、16・・ピン、20・・インパクトレンチ、25・・アンビル、26・・打撃機構、35・・ビット、36・・シャンク部、40・・回転工具用アタッチメント、41・・ケース、43・・出力軸、46・・後入力軸、53・・前入力軸、57・・打撃機構、58・・ハンマー、62・・コイルバネ、70・・ハンマードリル、74・・ツールホルダ、86・・装着部。

Claims (1)

  1. 回転方向に間欠的な打撃を生じさせる最終出力軸と、
    本体軸の後方部に、前記最終出力軸に装着可能な後装着部を備える一方、前記本体軸の前方部に、シャンク部に一対の凹部と一対の溝とが形成されるビットの前記シャンク部を回転方向で一体に連結可能で、且つ前記シャンク部を軸方向で一体に連結する抜け止め機構を有する前装着部を備える打撃工具用アタッチメントと、を含み、
    前記最終出力軸に前記打撃工具用アタッチメントの前記後装着部を装着したことを特徴とする打撃工具
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