JP5424741B2 - 二液混合装置、及び、殺菌液生成装置 - Google Patents

二液混合装置、及び、殺菌液生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5424741B2
JP5424741B2 JP2009150499A JP2009150499A JP5424741B2 JP 5424741 B2 JP5424741 B2 JP 5424741B2 JP 2009150499 A JP2009150499 A JP 2009150499A JP 2009150499 A JP2009150499 A JP 2009150499A JP 5424741 B2 JP5424741 B2 JP 5424741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
cock
outflow
container
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009150499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011006096A (ja
Inventor
優 高島
Original Assignee
株式会社ユーキケミカル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユーキケミカル filed Critical 株式会社ユーキケミカル
Priority to JP2009150499A priority Critical patent/JP5424741B2/ja
Publication of JP2011006096A publication Critical patent/JP2011006096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5424741B2 publication Critical patent/JP5424741B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

この発明は、2種類の液体を混合して混合液を得るための二液混合装置に関し、詳しくは、混合液の主な配合となる主液体と、PH値など混合液の性状を調節するための副液体との2種類の液体を混合する場合に好適な二液混合装置、及び、該二液混合装置に基いた構成で殺菌液を生成可能に構成される殺菌液生成装置に関する。
従来、2種類の液体を混合した混合液を得る場合には、例えば、特許文献1において開示するような、内部に貯留した液体を下部に備えた注ぎ口から流出可能に構成した容器が用いられていた。
詳しくは、従来の二液混合装置は、特許文献1に開示の容器を2つ設置し、2つの容器の一方の容器に2種類の液体のうち、一方の液体を貯留し、他方の容器に2種類の液体のうち、他方の液体を貯留しておく。そして、一方の液体を一方の容器の注ぎ口から流出させ、該一方の液体をカップで受ける。続いて一方の液体がカップに所定量だけ溜まったら、そのカップに、他方の容器の注ぎ口から他方の液体を注ぎ込むことで、2種類の液体をカップ内で混合することができる。
上記カップで採取した混合液は、例えば、野菜を入れた容器に水とともに、混入すれば、野菜などの殺菌液として用いることができる。
しかし、2種類の液体のそれぞれが流出する注ぎ口部材は、容器ごとに別々に備えて相互に離間しているため、1種類の液体ごとにカップに注ぎ込む必要があり、各コップの開閉操作のズレにより流出量が変動するため、混合液の配合調節が困難であるという難点を有していた。
さらに、1種類の液体ごと別々にカップに注ぎ込むため、その度に、注ぎ口部材のコックを開閉操作する必要があり面倒であり、また、カップ内で均質に混ざり合い難く混合液の品質面でも悪影響を及ぼすおそれがあるという難点も有していた。
特開2003−26297号公報
そこでこの発明は、2種類の液体が均質に混ざり合った良質の混合液を容易に得ることができる二液混合装置、及び、該二液混合装置に基いた構成で次亜塩素酸ナトリウム水溶液とPH調節液とを混合した良質な殺菌液を生成可能に構成される殺菌液生成装置の提供を目的とする。
本発明は、装置本体を、内部に貯留する第一液体を、下部に備えた第一液体流出部から流出可能な第一容器と、内部に第一液体よりも少量で貯留する第二液体を、下部に備えた第二液体流出部から流出可能な第二容器と、第一液体と第二液体との2種類の液体を流出する二液流出コックとで構成し、二液を混合する二液混合装置であって、上記第二容器を上記第一容器の上方に配置するとともに、上記第二液体流出部から流出した第二液体を上記二液流出コック側へ案内するとともに、案内後の第二液体が上記二液流出コック側へ流出することを許容する案内管流出部を有した液体案内管を備え、上記二液流出コックを、上記第一液体流出部と連通するコック第一流入部と、上記案内管流出部と連通するコック第二流入部と、第一液体と第二液体とが流出するコック液体流出部とで構成するとともに、上記コック第一流入部と上記コック第二流入部とを閉塞可能に構成したことを特徴とする。
上記構成によれば、第一液体と第二液体とは、共通の二液流出コックから流出する構成であるため、従来のように液体の種類ごとに備えた容器に取り付けたコックを別々に開閉操作する場合と異なり、二液流出コックの開閉操作のみで第一液体と第二液体との流出、或いは、流出停止を同時に行うことができ、扱いが容易である。
また、本発明の二液混合装置は、上述したとおり2種類の液体を、カップ等の容器に同時に注ぎ込むことが可能となるため、同時に注ぎ込む際に、2種類の液体は、互いに混ざり合い、均質に混ざり合った混合液を得ることができる。
さらに、上述したとおり2種類の液体を、カップ等の容器に同時に注ぎ込むことが可能となるため、別々のコックから2種類の液体のそれぞれを流出させる場合と異なり、コックの開閉操作のタイミングの誤差により混合液の配合比に影響を及ぼすことがない。
よって、予め、第一液体と第二液体とを所望の配合比で混合することができる。
また、上記第二容器を上記第一容器の上方に設置することにより、第二容器に貯留した第二液体は、第一容器に貯留した第一液体と比較してその位置エネルギを高めることができる。
換言すると、上記第二容器を上方に設置することにより、上記案内管流出部において作用する第二液体の水圧(流出圧力)を高めることができる。
これにより、第二容器に貯留した第二液体は、第一液体よりも少量でありながら流出が完了するまで流出が途切れることなく流出を継続することができる。
その他にも、上記二液混合装置は、上記第二容器を上記第一容器の上方に配置した構成であるため、上記第二容器と上記第一容器とを並べて配置する場合と比較して設置スペースを要さず、狭い場所でも混合液を得ることができるという効果も得ることができる。
この発明の態様として第一液体は、塩素系アルカリ性水溶液であり、第二液体は、酸性水溶液であり、上記第一容器を上記第二容器よりも大きな容積で構成し、上記第一液体流出部の流路断面と、上記第二液体流出部と上記案内管流出部との間の最小流路断面とを、上記第一容器と上記第二容器との容積比に応じて上記第一容器から第一液体の流出が完了するよりも上記第二容器から第二液体の流出が先に完了する流路断面比で構成することができる。
まず前提として、例えば、最終的に複数のカップごとに小分けされた混合液を得る場合、上記二液流出コックから流出する上記第一液体と上記第二液体とを、複数のカップで順番に所定量ごとに注ぎ込むことを繰り返す作業が行なわれる。
そして、仮に上記第一容器から第一液体の流出が完了するよりも上記第二容器から第二液体の流出が完了するのが遅れた場合、第二液体の流出が完了する直前に採取したカップ内の混合液は、第二液体の占める割合が多くなり、酸性値が強くなる。係る場合、PH値が下がることで混合液から塩素ガスなどの有害ガスが発生するおそれがある。
よって、上述したように、上記第一液体流出部の流路断面と、上記第二液体流出部と上記案内管流出部との間の最小流路断面とを、上記第一容器から第一液体の流出が完了するよりも上記第二容器から第二液体の流出が先に完了する流路断面比で構成することにより、二液流出コックから液体の流出が完了直前に採取したカップ内の混合液は、アルカリ性である第一液体の占める割合が多くなることがあっても、酸性値が強くなることがない。
従って、流出完了直前にカップ内に採取した混合液についても、塩素ガスなどの有害ガスが発生するおそれがなく安全な混合液を得ることができる。
またこの発明の態様として上記案内管流出部を、上記第一容器の内部に配することができる。
上記構成により、第一流出部から流出する第一液体と、案内流出部から流出する第二液体とを、第一容器の内部において上記二液流出コック側へ同一の流出方向になるよう配設することができる。
よって、第一液体と第二液体とは、同じ条件で上記二液流出コック内に流入させることができ、2種類の液体の配合比が変動することがなく、コック液体流出部から流出させることができる。
さらにまた、液体案内管の略全体を第一容器の内部に配した場合には、液体案内管が上記第一容器の外部に配したように邪魔にならず、すっきりとした良好な見栄えで構成することができる。
またこの発明の態様として二液流出コックの内部空間を、コック第一流入部とコック液体流出部との間で連通する第一液体流路と、コック第二流入部とコック液体流出部との間で連通する第二液体流路と、上記第一液体流路と上記第二液体流路とを仕切る仕切り部とで構成することができる。
上記構成により、上記二液流出コックの内部を、仕切り部を介して第一液体流路と第二液体流路とに仕切りることができるため、例えば、上記二液流出コックの内部に流入した第二液体がコック第一流入部を通じて第一容器側へ逆流するといったことがなく、第一液体と第二液体とを確実にコック液体流出部から流出することができる。
またこの発明の態様として液体の通過を許容する開口部を有して、該開口部の開口断面に応じて流量を調節する流量調節部材を、第一液体の流量を調節する第一液体流量調節部材と第二液体の流量を調節する第二液体流量調節部材とのうち少なくとも一方で構成し、上記第一液体流量調節部材を、上記第一液体流出部において互いに交換可能に構成し、上記第二液体流量調節部材を、上記液体案内管において互いに交換可能に構成することができる。
上記構成により、上記第一液体流量調節部材、及び/又は、第二液体流量調節部材を交換することにより、2種類の液体が所望の配合比になるよう変更でき、2種類の液体の種類が変わっても所望の配合比の混合液を容易に得ることができる。
また本発明は、装置本体を、内部に貯留する次亜塩素酸ナトリウム水溶液からなる主液体を、下部に備えた主液体流出部から流出可能な主容器と、内部に主液体よりも少量で貯留し、主液体のPH値を調節するPH調節液からなる副液体を、下部に備えた副液体流出部から流出可能な副容器と、主液体と副液体との2種類の液体を流出する二液流出コックとで構成し、二液を混合して殺菌液を生成する殺菌液生成装置であって、上記副容器を上記主容器の上方に配置するとともに、上記副容器流出部から流出した副液体を上記二液流出コック側へ案内するとともに、案内後の副液体が上記二液流出コック側へ流出することを許容する案内管流出部を有した液体案内管を備え、上記案内管流出部を、上記主容器の内部に配し、上記主容器を上記副容器よりも大きな容積で構成し、上記主液体流出部の流路断面と、上記副液体流出部と上記案内管流出部との間の最小流路断面とを、上記主容器と上記副容器との容積比に応じて上記主容器から主液体の流出が完了するよりも上記副容器から副液の流出が先に完了する流路断面比で構成し、上記二液流出コックを、上記主液体流出部と連通するコック第一流入部と、上記案内管流出部と連通するコック第二流入部と、主液体とPH調節液とが流出するコック液体流出部とで構成するとともに、上記コック第一流入部と上記コック第二流入部とを閉塞可能に構成し、上記二液流出コックの内部空間を、上記コック主液流入部と上記コック液体流出部との間で連通する主液体流路と、上記コック副液流入部と上記コック液体流出部との間で連通する副液体流路と、上記主液体流路と副液体流路とを仕切る仕切り部とで構成することを特徴とする。
殺菌液生成装置は、上述した二液混合装置に基いた構成で構成することができるため、二液混合装置により奏する上述した様々な作用効果を得ることができる。
例えば、殺菌液生成装置は、2種類の液体が所望の配合比で均質に混合した高品質の混合液を安定的に得ることができるため、殺菌作用が高く、安全な殺菌液を生成することができる。
本発明では、2種類の液体が均質に混ざり合った良質の混合液を容易に得ることができる二液混合装置、及び、該二液混合装置に基いた構成で次亜塩素酸ナトリウム水溶液とPH調節液とを混合した良質な殺菌液を生成可能に構成される殺菌液生成装置を提供することができる。
本実施形態の殺菌液生成装置の外観図。 本実施形態の殺菌液生成装置の正面中央縦断面図。 本実施形態の二液流出コックの構成説明図。 本実施形態の二液流出コックの構成説明図。 本実施形態の二液流出コックから2種類の液体が流出する様子を断面で示した作用説明図。 PH値に応じた次亜塩素酸の存在比をグラフ化した図。 本実施形態の効果を検証するための検証実験の説明図。 本実施形態での検証実験の結果を画像で示した図。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
本実施形態における殺菌液生成装置1は、図1から図5に示すように構成している。
なお、図1は、殺菌液生成装置1の外観図であり、図2は、図1の殺菌液生成装置1の正面視中央縦断面図であり、図3(a),(b)は、それぞれ後述する二液流出コック部分の正面図、右側面図であり、図4(a)は、図3(a)中のA−A線断面図であり、図4(b),(c),(d)は、それぞれ図4(a)中のB−B線断面図、C−C断面図、D−D線矢視図である。
殺菌液生成装置1は、大別すると、主液体10aを内部に貯留可能な主容器10と、主液体10aのPH値を調節するPH調節液としての酸性化液30aを内部に封入する酸性化液封入袋30と、主液体10aと酸性化液30aとを同時に流出させる二液流出コック40と、二液流出コック40と酸性化液封入袋30との間に配した液体案内チューブ60とで構成している。
上記主容器10は、主液体10aとして次亜塩素酸ナトリウム水溶液を最大20リットルで貯留可能な縦長のポリタンク(樹脂製容器)で形成した主容器本体11と、主容器10の下部に備え、容器本体を着脱可能に設置する樹脂製の主容器設置基台12とで構成している。
主容器本体11の上部であって平面視前方中央部には、開口部14を形成し、その側方には、液体案内チューブ60の容器本体内部への挿通を許容するチューブ挿入孔15を形成している。さらに、主容器本体11の上部であって、平面視後方中央部には、上方へ突出し、酸性化液封入袋30を装着可能な袋装着部16を主容器本体11と一体に形成している。
上記開口部14には、該開口部14を閉塞可能な蓋17を備え、該開口部14の周縁部には、蓋17を取り付け可能に円筒状に突出した筒状突出部19を形成している。
また、蓋17や筒状突出部19には、筒状突出部19に対する締め付け具合により、主容器本体11の内部と外側との通気性を確保するための僅かな導通(隙間)を構成することができる。これにより、主容器本体11に貯留した主液体10aの増減に関らず、主容器本体11の内部の圧力を略大気圧と同じ圧力に保つことができる。
なお、蓋17の上面には、主容器本体11の内部の圧力を略大気圧と同じ圧力に保つことができる空気孔を別途、形成してもよい。
蓋17は、円形状をした蓋本体部17Aと、該蓋本体部17Aの外周縁部から一方向へ円筒状に突出した容器本体取付け部17Bとで形成している。筒状突出部19の外周部には、蓋側螺合部18Aを形成し、容器本体取付け部17Bの内周部には、上記蓋側螺合部18Aと螺合可能な容器側螺合部18Bを形成している(図2の領域Yの拡大図参照)。
主容器本体11の底面は、前方に対して後方が高くなるよう傾斜した傾斜底面部22を有して構成し、下部前方には、開口した主液体流出孔21を形成し、該主液体流出孔21の周縁部には、二液流出コック40を取り付け可能に外側へ突出したコック取付け部23を形成している。
主容器設置基台12は、主容器本体11の下部を嵌め込んで設置可能な凹状に構成し、該凹底部分は、上記主容器本体11の傾斜底面を当接支持可能に、前方部分に対して後方部分が高くなるよう傾斜した傾斜凹底面部24を有して構成している。
袋装着部16は、袋装着台25と、該袋取付け板26とで構成している。
袋装着台25は、その前面を上下方向に対して15度の勾配で後傾した傾斜面で形成し、該前面に、袋取付け板26の下部を当接した状態で一体に取り付けている。
袋取付け板26は、酸性化液封入袋30の一方の面を設置可能な大きさで形成し、上端部には、酸性化液封入袋30を吊り下げ可能なフック27を形成している。
また、酸性化液封入袋30は、酸性化液30aを最大で2リットル封入可能な可撓性を有する袋本体部31と、袋本体部31の長手方向の一端側に形成した袋流出部35を閉塞可能な袋栓部材32とで構成している。
なお、酸性化液30aは、弱酸性である希塩酸で生成している。
上記袋本体部31の長手方向の他端部には、上記フック27に係合可能なフック係合孔33を形成している。これにより、上記酸性化液封入袋30は、上下方向に対して15度の角度で上方が後傾した姿勢で袋取付け板26に設置され、フック係合孔33を上記フック27に係合した状態で袋流出部35が下部に位置するよう上下逆さまで吊り下げている。
また、袋栓部材32には、液体案内チューブ60の長手方向の一端部を挿入して、嵌合保持可能なチューブ取付け部34を形成している。
続いて二液流出コック40について図3、図4を用いて説明する。二液流出コック40は、コック本体部材41と、該コック本体部材41に対して回動自在に構成した回転ノズル部材51とで構成している。
上記コック本体部材41は、上記回転ノズル部材51を回動自在に保持する円筒状保持部42と、主容器本体11の下部前方のコック取付け部23に取り付け可能な主容器取付け部43とで構成している。
上記円筒状保持部42は、円筒状で形成した上記回転ノズル部材51を挿通保持可能に形成し、該円筒状保持部42の周方向の一部分に、外側コック酸性化液流入孔44aと外側コック主液体流入孔44bとのそれぞれを上下各側に配設している(図4参照)。
外側コック酸性化液流入孔44aは、円筒状保持部42の半径方向の外側から内側へ酸性化液30aを流入可能に円孔形状で形成している。該外側コック酸性化液流入孔44aの周縁部には、径外方向へ管状に突出し、該外側コック酸性化液流入孔44aと連通する連通孔を内部に有した液体案内チューブ取付け管46を円筒状保持部42と一体に形成している。
液体案内チューブ取付け管46の先端部は、液体案内チューブ60を連結可能に形成している。
外側コック主液体流入孔44bは、外側コック酸性化液流入孔44aの下部において該外側コック酸性化液流入孔44aよりも大きく開口した円孔形状で形成している。
上記主容器取付け部43は、円筒状保持部42の周方向の一部分から該円筒状保持部42に対して径外方向へ外側コック主液体流入孔44bと外側コック酸性化液流入孔44aとを包囲するようにして円筒状に突出した主容器取付け基端部43Aと、該主容器取付け基端部43Aに対して鍔状に形成し、主容器10のコック取付け部23に嵌合可能な凹状の嵌め込み凹部43Bとで構成している。
上記主容器取付け部43の上記主容器取付け基端部43Aの内側空間相当部分であって、主液体流出孔21に相当する部分には、主液体流量調節部材71を着脱可能な主液体流量調節部材取付け部47を構成している。上記主液体流量調節部材71は、主液体10aが主容器10から二液流出コック40へ流入する流入量を規制することにより調節可能な合成樹脂製の円板状部材である。
詳しくは、上記主液体流量調節部材71は、主液体流量調節部材取付け部47に取り付けたとき、液体案内チューブ取付け管46に対応する部分を該液体案内チューブ取付け管46を挿通可能に切り欠いた管挿通用切欠き孔72と、外側コック主液体流入孔44bに対応する部分を、該外側コック主液体流入孔44bと連通可能に開口した主液体流出規制孔73とを有して形成している。
上記主液体流出規制孔73は、外側コック主液体流入孔44bを通過する直前の主液体の通過量を規制可能に外側コック主液体流入孔44bよりも小さな流路断面(開口断面)で形成している。
上記主液体流量調節部材71は、外側コック主液体流入孔44bを互いに異なる流路断面で形成したものを複数箇備え、主液体流量調節部材取付け部47に対して所望の主液体流量調節部材71を着脱可能に構成している。
回転ノズル部材51は、ノズル本体部52と摘み部53とで構成している。
摘み部53は、回転ノズル部材51の上端部において周方向の一端側から径外方向へ突出している。
ノズル本体部52は、上部が閉塞した円筒状に形成し、その周方向の一部分に上記外側コック酸性化液流入孔44aと連通可能な内側コック酸性化液流入孔54aを形成するととともに、上記外側コック主液体流入孔44bと連通可能に、内側コック主液体流入孔54bを形成している。
内側コック主液体流入孔54bは、上記外側コック主液体流入孔44bと略同じ円孔形状で形成している。
内側コック酸性化液流入孔54aは、ノズル本体部52の外周面において周方向に沿って長い長孔形状で形成している(図4(b)参照)。
ノズル本体部52を円筒状保持部42に対して回転することにより、その回転角度によって、外側コック酸性化液流入孔44aと内側コック酸性化液流入孔54aとが連通し、且つ、外側コック主液体流入孔44bと内側コック主液体流入孔54bとが連通した状態に設定することができる。
その他にも、外側コック酸性化液流入孔44aと内側コック酸性化液流入孔54aとが連通するが、外側コック主液体流入孔44bは閉塞した状態に設定することができ、また、外側コック酸性化液流入孔44aと外側コック主液体流入孔44bとの双方が閉塞した状態にも設定することもできる。
ノズル本体部52の内部空間は、仕切り板57を備え、該仕切り板57により内部空間を、内側コック主液体流入孔54bとノズル側主液体流出孔55bとの間を連通する主液体流路部56bと、内側コック酸性化液流入孔54aとノズル側酸性化液流出孔55aとの間を連通する酸性化液流路部56aとに区分けしている。
ノズル側主液体流出孔55bとノズル側酸性化液流出孔55aとは、ノズル本体部52の下端部において互いに隣合うように配置している。
最後に液体案内チューブ60について詳述する。液体案内チューブ60は、可撓性を有した長尺な中空部材である。液体案内チューブ60の長さ方向の一端部側には、液体がチューブ内へ流入することを許容するチューブ液体流入部61を備え(図2中の領域Xの拡大図参照)、長さ方向の他端部側には、チューブ内の液体が流出することを許容するチューブ液体流出部62を備えている。
液体案内チューブ60は、チューブ液体流入部61を酸性化液封入袋30側へ連結し、また、チューブ液体流出部62を二液流出コック40側へ連結している。液体案内チューブ60は、主容器本体11に形成したチューブ挿入孔15を通じて主容器本体11の内側と外側において連通するよう配している。
詳しくは、チューブ液体流入部61は、酸性化液封入袋30の袋栓部材32における上記チューブ取付け部34に挿通保持されている。さらに、チューブ液体流入部61には、袋栓部材32に挿通した状態において酸性化液流量調節部材81を挿着している(図2中の領域Xの拡大図参照)。
酸性化液流量調節部材81は、上記酸性化液封入袋30に封入された上記酸性化液30aが所望の流量で液体案内チューブ60側へ流入可能とする流路断面となる中空断面を有した円筒状部材で構成している。
続いて、上述した殺菌液生成装置1を用いて殺菌液を生成する実施例をもとに殺菌液生成装置1が奏する作用について図5を用いて説明する。
なお、本実施例においては、主容器10に、主液体10aを18リットルの容量で貯留し、酸性化液封入袋30に、酸性化液30aを2リットルの容量で貯留しているものとする。
さらに、主液体流量調節部材71は、主液体流出規制孔73が液体案内チューブ60の内径よりも小径である、例えば、φ8.0mm〜φ9.0mmのうち、φ8.5mmのものを用い、酸性化液流量調節部材81には、内径が例えば、φ3.5mm〜φ4.5mmのうち、φ4mmのを用いている。
換言すると、主液体流量調節部材71での流路断面と、酸性化液流量調節部材81での流路断面とを、約4.5:1の流路断面比となるよう構成している。
なお、酸性化液流量調節部材81を、液体案内チューブ60のチューブ液体流入部61に対して挿着するには、チューブ液体流入部61の周辺部分に対して熱を付与し、当該部分を軟化させた状態とすれば、該チューブ液体流入部61に対して酸性化液流量調節部材81を容易に挿脱することができる。
殺菌液生成装置1から2種類の液体を流出するにはまず、二液流出コック40の摘みを捻り、二液流出コック40を開栓する。詳しくは、ノズル本体部52に対して回転ノズル部材51を回転させることで、図4(c)に示すように、コック主液体流入孔44b,54b(外側コック主液体流入孔44bと内側コック主液体流入孔54b)が連通する。同時に、図4(b)に示すように、コック酸性化液流入孔44a,54a(外側コック酸性化液流入孔44aと内側コック酸性化液流入孔54a)が連通する。
これにより、主液体10aは、主液体流出孔21、及び、コック主液体流入孔44b,54bを通じて主容器10から二液流出コック40の内部空間へ流出する。
その際、主容器本体11の内部では、貯留した主液体10aが徐々に減少するに連れ、通常であれば容器内の圧力が高くなる。ところが、蓋17を筒状突出部19に対して軽く閉めておくことにより、蓋17と筒状突出部19との間には、通気用の隙間が確保され、開口部14を空気孔として用いることができる。
よって、主容器本体11の内圧が高くなることがなく、主容器本体11からスムーズに主液体10aを流出させることができる。
さらに、主液体10aが主液体流出孔21を通過する際、主液体10aは、主液体流量調節部材71の主液体流出規制孔73を通過することになるため(図5参照)、主液体流出規制孔73の流路断面に応じた所望の流出量で二液流出コック40側へ流出することができる。
一方、酸性化液30aは、酸性化液封入袋30から液体案内チューブ60を通じて液体案内チューブ取付け管46へ流れ込んだ状態から、さらに、チューブ液体流出部62、及び、コック酸性化液流入孔44a,54aを通じて二液流出コック40側へ流入する。
その際、袋本体部31は、可撓性を有して形成しているため、酸性化液30aが流出するに連れ、全体が収縮し、袋本体部31内の圧力が高くならないため、酸性化液30aの流出が阻害されることがない。
そして、酸性化液30aが酸性化液封入袋30からチューブ液体流入部61へ流入する際、チューブ液体流入部61に備えた酸性化液流量調節部材81を通過することになる(図2の領域Xの拡大図参照)。このため、酸性化液流量調節部材81の流路断面に応じた所望の流出量で二液流出コック40側へ流出することができる。
上述により、主液体は、コック主液体流入孔44b,54bを通じて二液流出コック40側に流入し、酸性化液30aと混合することなく主液体流路部56bを通過してノズル側主液体流出孔55bから流出する(図5参照)。
一方、酸性化液30aは、コック酸性化液流入孔44a,54aを通じて二液流出コック40側に流入し、主液体10aと混合することなく酸性化液流路部56aを通過してノズル側酸性化液流出孔55aから流出する(図5参照)。
上述した殺菌液生成装置1は、以下のような様々な効果を奏することができる。
上記構成によれば、二液流出コック40に備えた摘み部53による開閉操作のみで主液体10aと酸性化液30aとの流出、或いは、流出停止を同時に行うことができ、従来のように、液体の種類ごとに備えた容器に取り付けたコックを別々に開閉操作する場合と異なり、コックの開閉操作が容易である。
さらに、コックの開閉操作のタイミングの誤差により、殺菌液の配合比に影響を受けることがないため、主液体10aと酸性化液30aとを所望の配合比で混合することができる。
また、ノズル側主液体流出孔55bとノズル側酸性化液流出孔55aとは、ノズル本体部52の下端部において互いに並べて配置しているため、主液体10aと酸性化液30aとが互いに並んで流出するため、流れ落ちる際や容器(図示せず)に注ぎ込まれた際に、互いに混ざり合い易く、均質に混ざり合った良質な殺菌液を得ることができる。
さらにまた、二液流出コック40から流出前には、2種類の液体が互いに混ざり合わないよう流路を仕切り板57等により区分けした構成であるため、装置本体内で不測に2種類の液体が混ざり合い、人体にとって有害なガスが生成することを防ぐことができる。
さらにまた、殺菌液生成装置1は、酸性化液封入袋30を主容器10の上方に配置した構成である。
このため、酸性化液封入袋30に貯留した酸性化液30aは、主容器10に貯留した主液体10aと比較してその位置エネルギを高めることができる。
換言すると、酸性化液封入袋30を上方に設置することにより、上記チューブ液体流出部62においてかかる酸性化液30aの水圧(流出圧力)を高めることができる。
これにより、酸性化液封入袋30に貯留した酸性化液30aは、主液体10aよりも少量で流出するにも関らず、酸性化液30aの流出が途切れることがなく流出が完了するまで一定の流出量を持続させることができる。
その他にも、酸性化液封入袋30と主容器10とを並べて配置する場合と比較して設置スペースを要さず、狭い場所でも混合液を生成できるというメリットも有する。
また、殺菌液生成装置1は、上述したとおりチューブ液体流出部62を、主容器10の内部に配した構成である。
構成により、主容器10の内部の主液体流出孔21において液体案内チューブ取付け管46と主液体流出規制孔73とを上下方向に並設することができる。これにより、主液体流出規制孔73から流出する主液体10aと、チューブ液体流出部62から流出する酸性化液30aとを、二液流出コック40内に対して同一の流入方向で流入するよう配設することができる(図4(a),(d)参照)。
よって、主液体10aと酸性化液30aとを、二液流出コック40内に同じ条件で流入させることができ、主液体10aと酸性化液30aとがノズル側流出孔55a,545b(ノズル側主液体流出孔55b、及び、ノズル側酸性化液流出孔55a)から流出する際の流出量に変動を来たすことがなく、2種類の液体の配合比が変動することがない。
さらにまた、液体案内チューブ60の略全体を主容器本体11の内部に配することにより、液体案内チューブ60が邪魔にならず、すっきりとした良好な見栄えで構成することができる。
また、二液流出コック40の内部空間を、仕切り板57を介して主液体流路部56bと酸性化液流路部56aとに仕切りることができるため、例えば、二液流出コック40の内部に流入した酸性化液30aが主液体流路部56bを通じて主容器本体11側へ逆流し、主液体10aと酸性化液30aとが不測に混ざり合うといったことがなく、主液体10aと酸性化液30aとを確実にノズル側流出孔55a,545bから流出することができる。
また、主液体流量調節部材71と、酸性化液流量調節部材81とをそれぞれ複数備え、主液体流量調節部材71は、主液体流出部において互いに交換可能に構成し、酸性化液流量調節部材81は、チューブ液体流入部61において互いに交換可能に構成している。
上記構成により、2種類の液体の配合比が所望の配合比になるよう容易に変更でき、2種類の液体の種類が変わっても所望の配合比の混合液を得ることができる。
また、上述したように、主液体流量調節部材71での流路断面と、酸性化液流量調節部材81での流路断面とを、約4〜5.0:1の範囲となる約4.5:1の流路断面比で構成している。
これにより、所望の流出量比で主液体10aと酸性化液30aとを二液流出コック40から流出させることができ、次亜塩素酸を大量に含有した優れた殺菌作用を有する殺菌水を生成することができる。さらに、PH値が4〜7の範囲内に収まり、塩素ガスが発生するおそれのない安全性の高い殺菌液を得ることができる。
(実施例)
ところで、殺菌液生成装置1により生成した殺菌液は、例えば、野菜洗浄用の洗浄液として用いることができる。
詳しくは、例えば、野菜を収容可能な大きさの野菜洗浄容器(図示せず)を複数用意し、該複数の野菜洗浄容器のそれぞれに、上記殺菌液生成装置1により生成した殺菌液を少量づつ注ぎ込み、野菜洗浄容器に溜めた水で希釈することにより野菜洗浄用の洗浄液を生成することができる。
野菜洗浄用の洗浄液に用いる殺菌液は、二液流出コック40から流出する主液体10aと酸性化液30aとを下側からカップで受け、所定量に達するまでカップに注ぎ込み、所定量に達すると別のカップで受けるという作業を流出開始から流出完了まで繰り返すことで、最終的に複数のカップごとに小分けした形で得ることができる。
なお、この小分けした複数のカップ内の混合液は、上述したように、複数の野菜洗浄容器のそれぞれに混入して用いることができるが、それ以外にも、1つの野菜洗浄容器を用いて複数回に亘って野菜洗浄する際にその各回ごとに混入して用いるなど用途は限定しない。
上述した複数のカップごとに小分けした殺菌液は、全てのカップにおいて所望の配合比で混合することが望ましい。
仮に所望の配合比で混合されない殺菌液が小分けされたとしても、主液体10aと酸性化液30aとの所望の配合比に対して酸性化液30aの配合比が大きくならないことが重要である。
なぜなら、混合液中に酸性化液30aが占める割合が多くなると、酸性値が強くなるからである。具体的には、PH値が4.0〜4.5以下になると、図6に示したグラフのように、塩素ガスなどの有毒ガスが遊離し、人体にとって危険な状態になるからである。
なお、図6のグラフは、主液体10aとしての次亜塩素酸ナトリウムに酸性化液30aを加え、PH値が4.5から6.5の間になるまでPH値を調節することで殺菌液としての次亜塩素酸を生成する様子を示している。また、酸性化液30aをさらに加え、PH値が4.0〜4.5以下になると、人体にとって有害な塩素ガスが発生する様子を示している。
このような前提において本実施例の殺菌液生成装置1では、上述したように、主液体流出規制孔73の流路断面と、酸性化液流量調節部材81の内径の流路断面とを、主容器10と酸性化液封入袋30との容積比に応じて主容器10から主液体10aの流出が完了するよりも酸性化液封入袋30から酸性化液30aの流出が先に完了する流路断面比で構成している。
具体的には、主液体10aと酸性化液30aとを、それぞれ9(18リットル):1(2リットル)の容量比になるよう主容器10と酸性化液封入袋30とに貯留した本実施例の殺菌液生成装置1において、上述したように、主液体流量調節部材71での流路断面と、酸性化液流量調節部材81での流路断面とを、約4.5:1の流路断面比で構成している。
この構成により、主容器10から主液体10aの流出が完了するよりも酸性化液封入袋30から酸性化液30aの流出が完了するのが遅れることがない。
従って、複数のカップ内の混合液のうち、二液流出コック40からの液体の流出が完了直前に採取したカップ内の混合液は、アルカリ性である主液体10aの占める割合が多くなることがあっても、いずれも酸性値が強くなることがなく、塩素ガスなどの有害ガスが発生するおそれがなく安全な混合液を得ることができる。
続いて、主液体10aと酸性化液30aとの容量比、及び、主液体流量調節部材71と酸性化液流量調節部材81との流路断面比を上述した設定の下、殺菌液生成装置1からA液とB液を流出させ、複数のカップに小分けした混合液の配合比を確認する簡易実験を行なった。
なお、A液は、主液体10aの代わりとして用いる無色のサンプル液であり、B液は、A液との混ざり具合を一目で視認できるよう紅色に着色した、酸性化液30aの代わりとして用いる有色のサンプル液である。
本実験では、図7に示すように、No.1からNo.9の9つのカップを用意し、1つのカップ100を順に、30秒で混合液101が所定量に達するようA液102とB液103との2種類の液体を流出させ、流出開始から流出完了までトータルで4分25秒(誤差±5秒)の間に9つのカップ100全てに混合液101を採取した。
本実験の実験結果を、図8に示す。
なお、図8は、流出直後から流出完了までに殺菌液を貯留した9つのカップを左側から右側へ並べたものである。
本実験結果では、No.1からNo.8のカップ内の混合液(正面視右端部に設置したカップ内の混合液を除いたもの)は、いずれも薄い紅色となり同じ色の度合いとなり、A液とB液とが均質に混ざり合っていることが分かった。
そして、実験完了直前に採取したNo.9のカップ内の混合液(正面視右端部に設置したカップ内の混合液)は、略無色透明色になったことからB液よりもA液の配合の方が濃くなったことが分かった。
これにより、最終的に主液体10aの代わりとして用いたA液の流出が完了するよりも酸性化液30aの代わりとして用いたB液の流出が先に完了することが実証できた。
よって、殺菌液生成装置1を用いて主液体10aとしての塩素系アルカリ水溶液と、酸性化液30aとを混合させる際に、流出完了直前にカップ内に採取した混合液においても、塩素ガスなどの有害ガスが発生するおそれがなく安全な混合液が得られることを確認できた。
上述した実施形態と、この発明の構成との対応において、
主液体流出孔21は、第一液体流出部、又は、主液体流出部に対応し、
酸性化液封入袋30は、第二容器、又は、副容器に対応し、
ノズル側酸性化液流出孔55a、及び、ノズル側主液体流出孔55bは、コック液体流出部に対応し、
主液体流路部56bは、第一液体流路、又は、主液体流路に対応し、
酸性化液流路部56aは、第二液体流路、又は、副液体流路に対応し、
液体案内チューブ60は、液体案内管に対応し、
チューブ液体流出部62は、案内管流出部に対応し、
主液体流量調節部材71は、第一液体流量調節部材に対応し、
酸性化液流量調節部材81は、第二液体流量調節部材に対応するものとする。
1…殺菌液生成装置
10…主容器
21…主液体流出孔
30…酸性化液封入袋
40…二液流出コック
55a…ノズル側酸性化液流出孔
56a…酸性化液流路部
55b…ノズル側主液体流出孔
56b…主液体流路部
60…液体案内チューブ
62…チューブ液体流出部
71…主液体流量調節部材
81…酸性化液流量調節部材

Claims (6)

  1. 装置本体を、
    内部に貯留する第一液体を、下部に備えた第一液体流出部から流出可能な第一容器と、
    内部に第一液体よりも少量で貯留する第二液体を、下部に備えた第二液体流出部から流出可能な第二容器と、
    第一液体と第二液体との2種類の液体を流出する二液流出コックとで構成し、二液を混合する二液混合装置であって、
    上記第二容器を上記第一容器の上方に配置するとともに、
    上記第二液体流出部から流出した第二液体を上記二液流出コック側へ案内するとともに、案内後の第二液体が上記二液流出コック側へ流出することを許容する案内管流出部を有した液体案内管を備え、
    上記二液流出コックを、
    上記第一液体流出部と連通するコック第一流入部と、上記案内管流出部と連通するコック第二流入部と、第一液体と第二液体とが流出するコック液体流出部とで構成するとともに、上記コック第一流入部と上記コック第二流入部とを閉塞可能に構成した
    二液混合装置。
  2. 第一液体は、塩素系アルカリ性水溶液であり、第二液体は、酸性水溶液であり、
    上記第一容器を上記第二容器よりも大きな容積で構成し、
    上記第一液体流出部の流路断面と、上記第二液体流出部と上記案内管流出部との間の最小流路断面とを、
    上記第一容器と上記第二容器との容積比に応じて上記第一容器から第一液体の流出が完了するよりも上記第二容器から第二液体の流出が先に完了する流路断面比で構成した
    請求項1に記載の二液混合装置。
  3. 上記案内管流出部を、上記第一容器の内部に配した
    請求項1、又は、請求項2に記載の二液混合装置。
  4. 二液流出コックの内部空間を、
    コック第一流入部とコック液体流出部との間で連通する第一液体流路と、
    コック第二流入部とコック液体流出部との間で連通する第二液体流路と、
    上記第一液体流路と上記第二液体流路とを仕切る仕切り部とで構成した
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の二液混合装置。
  5. 液体の通過を許容する開口部を有して、該開口部の開口断面に応じて流量を調節する流量調節部材を、
    第一液体の流量を調節する第一液体流量調節部材と第二液体の流量を調節する第二液体流量調節部材とのうち少なくとも一方で構成し、
    上記第一液体流量調節部材を、
    上記第一液体流出部において互いに交換可能に構成し、
    上記第二液体流量調節部材を、
    上記液体案内管において互いに交換可能に構成した
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の二液混合装置。
  6. 装置本体を、
    内部に貯留する次亜塩素酸ナトリウム水溶液からなる主液体を、下部に備えた主液体流出部から流出可能な主容器と、
    内部に主液体よりも少量で貯留し、主液体のPH値を調節するPH調節液からなる副液体を、下部に備えた副液体流出部から流出可能な副容器と、
    主液体と副液体との2種類の液体を流出する二液流出コックとで構成し、二液を混合して殺菌液を生成する殺菌液生成装置であって、
    上記副容器を上記主容器の上方に配置するとともに、
    上記副容器流出部から流出した副液体を上記二液流出コック側へ案内するとともに、案内後の副液体が上記二液流出コック側へ流出することを許容する案内管流出部を有した液体案内管を備え、
    上記案内管流出部を、上記主容器の内部に配し、
    上記主容器を上記副容器よりも大きな容積で構成し、
    上記主液体流出部の流路断面と、上記副液体流出部と上記案内管流出部との間の最小流路断面とを、
    上記主容器と上記副容器との容積比に応じて上記主容器から主液体の流出が完了するよりも上記副容器から副液の流出が先に完了する流路断面比で構成し、
    上記二液流出コックを、
    上記主液体流出部と連通するコック第一流入部と、上記案内管流出部と連通するコック第二流入部と、主液体とPH調節液とが流出するコック液体流出部とで構成するとともに、上記コック第一流入部と上記コック第二流入部とを閉塞可能に構成し、
    上記二液流出コックの内部空間を、
    上記コック主液流入部と上記コック液体流出部との間で連通する主液体流路と、上記コック副液流入部と上記コック液体流出部との間で連通する副液体流路と、上記主液体流路と副液体流路とを仕切る仕切り部とで構成した
    殺菌液生成装置。
JP2009150499A 2009-06-25 2009-06-25 二液混合装置、及び、殺菌液生成装置 Active JP5424741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009150499A JP5424741B2 (ja) 2009-06-25 2009-06-25 二液混合装置、及び、殺菌液生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009150499A JP5424741B2 (ja) 2009-06-25 2009-06-25 二液混合装置、及び、殺菌液生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011006096A JP2011006096A (ja) 2011-01-13
JP5424741B2 true JP5424741B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=43563268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009150499A Active JP5424741B2 (ja) 2009-06-25 2009-06-25 二液混合装置、及び、殺菌液生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5424741B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5483621U (ja) * 1977-11-25 1979-06-13
JP3899441B2 (ja) * 1996-04-16 2007-03-28 武内プレス工業株式会社 二室チューブ
US7555980B2 (en) * 1999-11-03 2009-07-07 Moo Technologies, Llc Method and apparatus for dispensing a liquid beverage containing real milk solids
EP1153881B1 (en) * 2000-05-05 2010-01-13 The Procter & Gamble Company Multiple-compartment container with tap
JP3737398B2 (ja) * 2001-07-16 2006-01-18 大澤ワックス株式会社 注ぎ口部材及び容器
JP2003049957A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Tokyo Keiso Co Ltd 差圧検出器用導圧路の開閉弁
EP1547937B1 (en) * 2002-06-26 2010-12-08 Daizo Co., Ltd. Packaging container for discharge of plurality of contents, packaging product including the packaging container and process for producing the packaging product
WO2004018319A1 (de) * 2002-08-16 2004-03-04 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Spenderflasche für mindestens zwei wirkstofffluide
US7555979B2 (en) * 2005-01-28 2009-07-07 Emil Shultis Apparatus for producing a beverage

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011006096A (ja) 2011-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7482974B2 (ja) キャップ装着型添加剤供給システム、及び飲用混合物を分配する方法
US20230084794A1 (en) Adjustable additive delivery systems and methods
JP6998882B2 (ja) 調節可能な添加剤供給システムおよび方法
GB2489721A (en) A powder dispenser for attachment to a baby bottle
JP5066155B2 (ja) 浄水装置
JP5424741B2 (ja) 二液混合装置、及び、殺菌液生成装置
WO2012063798A1 (ja) 薬液容器用ノズル
JP2009051550A (ja) 二連チューブ容器
JP6343558B2 (ja) スクイズ式計量注出容器
JP2020084505A (ja) 水栓装置
JP2018122885A (ja) 二剤混合容器
JP2010173730A (ja) 注出栓
JP2008030849A (ja) 吐出量調整キャップ
JP2003026297A (ja) 注ぎ口部材及び容器
WO2019221587A1 (es) Tapa dosificadora

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5424741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250