JP2003026297A - 注ぎ口部材及び容器 - Google Patents
注ぎ口部材及び容器Info
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Abstract
ぎ口部材を提供する。 【解決手段】容器1の開口5に取り付けられる注ぎ口部
材10は、流体注出路56と空気流入路72と、容器1
内部と流体注出路56との間の連通状態を調整する第1
の調整手段(42,55)と、容器1内部と空気流入路
72との間の連通状態を調整する第2の調整手段(5
4,60)とを備える。この注ぎ口部材10では、注ぎ
口部材に容器内の流体を注出するための流体注出路と、
容器内に空気を入れるための空気流入路とが設けられて
いるため、容器に、注ぎ口部材を取り付けるための開口
とは別に、空気流通用の開口を設けなくても良い。ま
た、それぞれ第1の調整手段及び第2の調整手段によっ
て連通状態が調整されるため、流体の注出量(速度)や
空気の流入量(速度)を調整することができる。
Description
り付けられる注ぎ口部材及びこのような注ぎ口部材を備
えた容器に関し、特に、容器を傾けること無く容器内の
流体が注出される注ぎ口部材及び注ぎ口部材を備えた容
器に関する。
部材としては、例えば、図8に示すようなものがある。
図8に示す注ぎ口部材90は、容器80の開口82を密
閉する蓋状の取り付け部92と、取り付け部92から突
出して設けられる管状部96と、管状部96の先端に設
けられる栓受け部98と、栓受け部98に装着される栓
部材85とを有する。管状部96は、容器80側と連通
している。栓受け部98は筒状に形成されており、周面
で管状部96と連通している。栓部材85は、栓受け部
98内に密着状態で回転自在に嵌め込まれる筒状部材で
あり、一端側には把持部87が設けられ、他端側には注
出口88が形成されている。栓部材85は、管状部96
の開口に対向する側面の一部に貫通孔89を備えてい
る。この注ぎ口部材90では、栓部材85の把持部87
を手で持って栓部材85を栓受け部98内で回転させ、
貫通孔89と管状部96内とを連通させることで開状態
とすることができ、容器80内の流体が栓部材85の内
部を通って注出口88から注出される。栓部材85の貫
通孔89と管状部96とが対向しない位置では、管状部
96が栓部材85によって閉塞される。なお、本明細書
において「流体」とは、水、有機溶媒、油など、流動性
を有し、押し出し等しなくても注出口から注出可能な流
体をいう。
を用いて流体を容器からスムーズに注出するためには、
注出口88から流体を注出するのと平行して容器内に空
気が流入しなければならない。このため、このような注
ぎ口部材を備えた容器では、注ぎ口部材の取り付け口と
は別に空気流入用の開口(例えば図8の84)が形成さ
れていることが一般的である。したがって、注ぎ口部材
を備える容器には、空気流入用の開口を余分に形成しな
ければならない。また、保管用の容器とするためには、
空気流入用の開口に、別途、蓋を設けなければならな
い。
を注出することができる注ぎ口部材を提供することを課
題とする。また、併せて空気流入のための開口を形成す
る必要が無い容器を提供することを課題とする。
明の第1発明は、請求項1に記載された通りの注ぎ口部
材である。請求項1に記載の注ぎ口部材によれば、注ぎ
口部材に容器内の流体を注出するための流体注出路と、
容器内に空気を入れるための空気流入路とが設けられて
いるため、容器に、注ぎ口部材を取り付けるための開口
とは別に、空気流通用の開口を設けなくても良い。ま
た、流体注出路と容器内との間の連通状態を調整する第
1の調整手段と、空気流入路と容器内との間の連通状態
を調整する第2の調整手段とを備えているため、流体注
出路及び空気流入路が容器内と連通しない状態において
容器内を密閉することができる。また、それぞれ第1の
調整手段及び第2の調整手段によって連通状態が調整さ
れるため、流体の注出量(速度)や空気の流入量(速
度)を調整することができる。なお、本明細書において
第1の調整手段と第2の調整手段とは、別々の部材によ
って構成されていても良いし、1つの部材によって構成
されていても良い。また、本発明の第2発明は、請求項
2に記載されたとおりの注ぎ口部材である。請求項2に
記載の注ぎ口部材を用いれば、第1の調整手段と第2の
調整手段とを別々に調整することで、種々の連通状態や
閉状態を形成することができ、種々の利用形態が可能と
なる。また、本発明の第3発明は、請求項3に記載され
た通りの注ぎ口部材である。請求項3に記載の注ぎ口部
材を用いれば、第2の調整手段を第1の調整手段に取り
付けることによって、互いに連動させることが可能とな
る。このため、例えば、第1の調整手段を流体流出路と
容器内部とが連通されるように操作することによって、
第2の調整手段をも連動させて、空気流入路と容器内部
とが連通しない状態から連通される状態に調整すること
ができる。したがって、より少ない操作で、流体流出路
及び空気流入路の容器内部との連通状態を調整すること
ができる。また、本発明の第4発明は、請求項4に記載
された通りの注ぎ口部材である。請求項4に記載の容器
によれば、本体部に空気導入路と流体流出路とが設けら
れることにより、容器内部から外部へ向かう流体の流れ
と、容器外部から容器内部へ向かう空気の流れとが互い
に干渉されることを抑制することができる。このため、
流体の流れが乱れにくく、スムーズに流体を注出するこ
とができる。また、本発明の第5発明は請求項5に記載
された通りの注ぎ口部材である。請求項5に記載の注ぎ
口部材では、空気導入路は、流体流出路より上方に位置
するため、容器内への空気の流入がよりスムーズにな
り、スムーズに流体を注出することができる。さらに、
本発明の第6発明は、請求項6に記載された通りの容器
である。請求項6に記載の容器では、空気流通用の開口
が設けられていなくても、容器内の流体を所望の量だけ
容易に取り出すことができる。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示す容
器1は、横に長い直方体状に形成されたプラスチック製
の容器である。容器1は、上面中央が直方体状に切り欠
かれた形状となっており、この切り欠き部分の幅方向中
央に、長手方向に延びる持ち手3が一体成形されてい
る。また、容器1の一下端も直方体状に切り欠かれた形
状に成形されており、この切り欠き部分の高さ方向の面
に、横断面円形の開口5が形成されている。
れている。注ぎ口部材10は、図2に示すように、取り
付け部12、本体部16、栓部材42、及び空気流入路
形成部材60を有している。栓部材2及と空気流入路形
成部材60とは、本発明の第1の調整手段及び第2の調
整手段に対応する。取り付け部12は、本実施形態で
は、容器1の開口5に対応する大きさの環状部材であ
る。取り付け部12の内周面には、開口5の外周に形成
されている雄ネジ6(図4,5参照)に螺合可能な雌ネ
ジ部14が設けられている。
18と、管状部24と、栓受け部34とを一体に備えて
いる。係合部18は、取り付け部12に係合される部位
で、取り付け部12の内側端縁に係合されて開口5を密
閉する基板部20と、基板部20から容器1側に延びる
環状の保持部22とを備えている。保持部22は、本体
部16の取り付け部12に対するぐらつきを抑制する。
流出するための流体流出路30と、空気を容器1内に導
入するための空気導入路32とが形成されている。管状
部24は、基板部20の中央部から容器1と反対の側に
延びており、容器1側に連通している。管状部24は、
図3に示すように、下面が曲面状に形成され、高さ方向
に長い長方形状の横断面の内部空間を有している。流体
流出路30及び空気導入路32は、一体化されていても
良いが、分割されていると、注出される流体の流れが流
入される空気の流れによって乱されないため、好まし
い。本実施形態では、図3に示すように、管状部24の
内部空間の上部に、幅方向に延びる板状の仕切り部28
を設けて、内部空間を高さ方向に2つに分割している。
仕切り部28の上側の空間は、空気導入路32を形成
し、仕切り部28の下側の空間は、流体流出路30を形
成している。
化され、後述する栓部材42が流体流出路30及び/又
は空気導入路32を閉塞できるように一体に設けられる
部位である。本実施形態の栓受け部34は、高さ方向に
貫通し、上から下へ緩やかにその径が小さくなる円筒状
部に形成されている。図4に示すように、栓受け部34
の流体流出路30及び空気導入路32に対向する外周面
には、それぞれ長穴形状の第1の開孔39、第2の開孔
38が形成されており、栓受け部34の内部と、流体流
出路30及び空気導入路32とが連通されている。栓受
け部34の管状部24側の上端には、栓部材42を栓受
け部34内に回転可能に保持する係合片36が設けられ
ている。なお、栓受け部34には、流体流出路30に連
通する第1の開孔39に対向する外周面に空気孔40が
設けられている。空気孔40は、後述する栓部材42の
流体注出路56が容器1内と連通しない状態において、
流体注出路56内に流体が残留することを防ぐために設
けられている。
部からこの軸部44に対して垂直に延びる長尺板状の把
持部46とを備えている。軸部44は、栓受け部34の
内周面に密着し、且つ栓受け部34の上端及び下端から
突出する筒状部材に形成されている。本実施形態では、
栓部材42の内部空間に、流体注出路56及び空気流入
路72が形成される。栓部材42の上端は、開放されて
いる。把持部46の下方には、軸部44の外周に沿って
円環状のフランジ50が設けられている。フランジ50
は、栓受け部34の係合片36に回動可能に係合され
る。また、把持部46の軸部44寄りの上端に、後述す
る空気流入路形成部材60のタブ69,70と当接可能
な突起48が形成されている。
に示すように、栓受け部34の第1及び第2の開孔3
9,38に対応する位置に、第1及び第2の開孔39,
38と略同一の形状の第1の開孔貫通孔55及び第2の
貫通孔54が形成されている。第1及び第2の貫通孔5
5,54によって、栓部材42の内部空間が流体流出路
30及び空気導入路32と連通可能とされている。ま
た、栓部材42の内側面で、第1及び第2の貫通孔5
4,55との間には、円環状の内部フランジ52が形成
されている。
すように、栓部材42に取り付けられて空気流入路72
を形成するとともに、空気流入路72と空気導入路32
との連通状態を調整可能に設けられる。空気流入路形成
部材60は、円盤部62と、この円盤部62から垂直に
延びる芯部64とを有する。芯部64は、栓部材42の
上端から栓部材42の内部に挿入されて、栓部材42の
内面に密着し、且つ栓部材42内で回動可能とされてい
る。芯部64の下端には、栓部材42の内部フランジ5
2に密着する係合溝65が形成されている。芯部64
は、軸線に沿って延びる凹状の流入溝66を備えてい
る。また、流入溝66の延長線上の円盤部62には、貫
通孔が設けられて空気流入口68を形成している。空気
流入路形成部材60は、図4,5に示すように、流入溝
66と栓部材42の内面とによって空気流入路72を形
成する。また、栓部材42の空気流入路形成部材60の
下端以下の内部空間が流体注出路56を形成しており、
栓部材42の下端が注出口58となっている。
2には、半径方向に突出する2つのタブ69,70が設
けられている。タブ69は、タブ69と栓部材42の把
持部46に設けられた突起48とが当接すると、栓部材
42の第2の貫通孔54と空気流入路形成部材60の流
入溝66とが対向し、空気流入路72と第2の貫通孔5
4とが連通するように設けられている。また、タブ70
は、タブ70と突起48とが当接するとき、栓部材42
の貫通孔54と空気流入路形成部材60の流入溝66と
が離間されて空気流入路72が閉じられるように設けら
れている。本実施形態では、タブ70は、タブ69に対
して約90°の角度を成す位置に設けられている。
用する態様について、図4乃至6を参照して説明する。
まず、流体が入れられている容器1の開口5に、閉状態
の注ぎ口部材10を、取り付け部12を螺合させること
によって取り付ける。注ぎ口部材10は、閉状態におい
て、図4,6(a)に示すように、栓部材42が、第1
の貫通孔55と栓受け部34の第1の開孔39とが連通
しない位置、すなわち流体流出路30と流体注出路56
とが連通しない位置に配置されている。このとき、注ぎ
口部材10では、栓部材42の第2の貫通孔54も栓受
け部34の第2の開孔38と連通しない。したがって、
閉状態の注ぎ口部材10を用いることで容器1の開口5
を密閉することができる。
切り欠き部分は、注ぎ口部材10の栓部材42を容器1
に対して水平となるように装着することで、この切り欠
き部分に収容される。このため、容器1の保管や、容器
1を用いた流体の保管に余分なスペースを必要としな
い。また、注ぎ口部材10が他部材と接触する可能性が
低減され、注ぎ口部材10の破損が低減されている。
注出するときは、注ぎ口部材10を、注出口58が下方
に、空気流入口68が上方となるように配置する。そし
て、第1の調整手段に対応する栓部材42を回転させ
て、第1の貫通孔55と栓受け部34の第1の開孔39
とが、少なくとも一部で一致させ、栓部材42の流体注
出路56と本体部16の流体流出路30とを連通させ
る。このとき、注ぎ口部材10は開状態となり、容器1
内の流体は、流体流出路30から流体注出路56を通っ
て注出口58から注出可能とされている。図5,6
(c)に、栓部材42の第1の貫通孔55と栓受け部3
4の第1の開孔39とが完全に一致している状態を示
す。
34の第1の開孔39と一致するとき、栓部材42の第
2の貫通孔54と栓受け部34の第2の開孔38とが一
致する。ここで、図6(a)に示すように、空気流入路
形成部材60が、タブ70と栓部材42の突起48とが
当接する位置にあると、空気流入路72は、第2の開孔
38から離間されており、容器1側に連通していない。
このため、容器1内の流体が注出口58から注出されて
も空気が流入せず、次第に、容器1内が減圧状態とな
る。したがって、流体が注出されにくくなったり、出な
くなったりする。あるいは、流体注出路56及び流体流
出路30を通って空気が流入し、注出される流体の流れ
が乱れる。
部材60が、タブ69と栓部材42の突起48とが当接
する位置にあると、空気流入路72は、第2の開孔38
に完全に一致しており、空気導入路32と連通されてい
る。このため、容器1内の流体が流体流出路30及び流
体注出路56を通って注出口58から注出されるにした
がって、空気が空気流入口68から空気流入路72及び
本体部16の空気導入路32を通って容器1内に入り込
む。したがって、流体は、容器1からスムーズに注出さ
れる。
2と容器1内部と連する流体流出路30とを備える本体
部16を有していると、流体の流れの向きと空気の流れ
の向きとは反対向きであるが、互いの干渉が低減される
ため、好ましい。すなわち、空気の流入経路と注出され
る流体の注出経路とが異なるため、流体が整流となって
注出されやすい。流体流出路30と空気導入路32と
は、管状部24の中途から別々に形成されていても良い
が、図4,5に示すように、管状部24の内部全体にお
いて別々に形成されていると、流体の流れと空気の流れ
との干渉がより低減され、好ましい。
空気導入路32が流体流出路30に対して上方に設けら
れていると、空気導入路32にかかる流体の圧力が流体
流出路30にかかる流体の圧力と比較して小さくなる。
このため、より容易に空気が容器1内に流入され、スム
ーズに流体が注出される。また、流入された空気は、泡
となって容器1内を上昇していくため、下方に形成され
る流体の流れが妨げられにくく、流体が整流となって注
出されやすい。
導入路32との連通状態を調整する第2の調整手段は、
栓部材42と別体の空気流入路形成部材60とを設ける
ことによって形成されており、第1の調整手段とは別個
に調整できるように構成されている。このため、第1の
調整手段とは独立して開閉させることができる。例え
ば、空気流入路形成部材60を流入溝66と第2の貫通
孔54とが連通しない位置に配置しておくことにより、
誤って栓部材42が開いてしまっても流体が注出される
ことを防いだりを流出量を低減したりすることができ
る。また、第1の調整手段(栓部材42)によって流体
流出路30と容器1内部とを連通させた状態で、第2の
調整手段(栓部材42及び空気流入路形成部材60)に
よって空気流入路72と容器1内部とを連通しない状態
にすることで、一時的に流体の注出を止めたり抑制した
りすることができる。
2に対して連続的に移動するように設けられているた
め、第2の調整手段を用いて空気流入路72と空気導入
路32との連通状態を調節して、空気の流入量(速度)
を調整することができる。すなわち、流体注出路56と
流体流出路30とが連通状態のときに、空気流入路72
と空気導入路32との一致部分、すなわち空気流入路7
2の開き具合を小さくすることで、空気の流入を抑制し
て流体の注出速度を調節することができる。例えば、図
6(b)に示すように、空気流入路72と開孔38とが
一部一致する位置に空気流入路形成部材60を配置する
ことにより、空気の流入速度を低減し、流体の注出速度
を低減することができる。
部34内で回転させると、空気流入路形成部材60が栓
部材42に対して固定された状態で一体的に回転する。
このため、空気流入路形成部材60の流入溝66を栓部
材42の第2の貫通孔54と連通させておけば、栓部材
42を回転させることで注出口58と容器1内部との連
通に連動して、空気流入口68と容器1内部とを連通さ
せることができる。
路56と空気流入路72と、容器1の開口5と流体注出
路56との間の連通状態を調整する第1の調整手段(栓
部材42)と、容器1の開口5と空気流入路72との間
の連通状態を調整する第2の調整手段(栓部材42及び
空気流入路形成部材60)とを備え、また、容器1内部
と連通する空気導入路32と容器1内部と連通する流体
流出路30とを有する本体部16を備えている。さら
に、前記本体部16に設けられた栓受け部34と、栓受
け部34に回動可能に取り付けられる栓部材42とを備
えており、栓受け部34には、流体流出路30と連通さ
れた第1の開孔39と、空気導入路32と連通された第
2の開孔38とが形成されている。一方、栓部材42に
は、流体注出路56と連通され第1の開孔39と連通可
能な第1の貫通孔55と、空気流入路72と連通され第
2の開孔38と連通可能な第2の貫通孔54とが形成さ
れている。このため、栓部材42に流体注出路56と連
通され、且つ第1の開孔39と連通可能な第1の貫通孔
55と、空気流入路72と連通され、且つ第2の開孔3
8と連通可能な第2の貫通孔54が設けられているた
め、栓部材42を取り外すこと無く、第1の開孔39と
第1の貫通孔55、又は第2の開孔38と第2の貫通孔
54とを連通させることで、容器1内の流体を注出し、
又は容器内へ空気を流入させることができる。このた
め、注ぎ口部分の開閉操作が容易である。
4と、栓受け部34に回動可能に取り付けられる栓部材
42と、栓部材42に回動可能に取り付けられる空気流
入路形成部材60とを備え、栓受け部34には、流体流
出路30と連通された第1の開孔39と空気導入路32
と連通された第2の開孔38とが形成されており、栓部
材42には、流体流出路30と連通され第1の開孔39
と連通可能な第1の貫通孔55と、第2の開孔38と連
通可能な第2の貫通孔54が形成されており、空気流入
路形成部材60によって、第2の貫通孔54と連通可能
な空気流入路72が形成される。したがって、簡単な構
成で、第1の調整手段としての栓部材42と、第2の調
整手段としての空気流入路形成部材60とを別体で形成
し、別々に調整することが可能となっている。また、栓
部材42を動かすことで空気導入路形成部材60も一体
的に移動させることもでき、1つの操作で流体の注出量
(速度)と空気の流入量(速度)とを調整することがで
きる。
れた凸状の脚部9aと、脚部9aにそれぞれ対応する上
面の4箇所に形成された凹状の脚受け部9bとが、互い
に係合可能に形成されている。このため、図7(a)に
示すように、複数の容器1を安定に積み重ねることがで
きる。さらに、容器1では、開口5の上方に位置する上
面が、下方に向かう曲面に形成されているため、積み重
ねた状態で、より上方の容器1内の流体を、直下の容器
1の上部に妨げられること無く注ぎ口部材10から注出
することができる。また、脚部9aは、開口5より容器
1の中央部に形成されている。このため、好ましくは、
図7(b)に示すように、開口5の向きが互い違いにな
るように積み重ねると、注ぎ口部材10の下方に容器1
の直下の容器1が配置されない。したがって、下方の容
器1に妨げられること無く、注ぎ口部材10から上方の
容器1内の流体を注出することができる。
体流出路と空気導入路とは互いに離間して設けられても
良い。また、本体部において流体流出路と空気導入路と
が別々に形成されていない形態において、栓部材中の空
気流入路と流体注出路とは、本体部側において一部重複
していても良い。また、空気流入路は、流体注出路が容
器内部と連通していない状態において容器内部に連通可
能とされても良い。例えば、温度の高い流体を容器に入
れ、そのまま注ぎ口部材で密閉する場合でも、空気流入
路のみを開状態としておくことにより、容器内の圧力と
大気圧との差を、空気流入路を介して調節することがで
き、再開封や注出が容易となる。
られて、良好に容器内の流体を注出できる注ぎ口部材を
提供することができる。また、空気流入のための開口を
形成する必要がない容器を提供することができる。
材を備えた容器の平面図である。
材の分解斜視図である。
面図である。
じている状態を示す注ぎ口部材部分の縦断面図である。
いている状態を示す注ぎ口部材部分の縦断面図である。
栓部材と空気流入路形成部材との位置関係を示す横断面
図である。図6(b)は、空気流入路が半分だけ開いて
いるときの栓部材と空気流入路形成部材との位置関係を
示す横断面図である。図6(c)は、空気流入路が完全
に開いているときの栓部材と空気流入路形成部材との位
置関係を示す横断面図である。
み重ねた状態を示す平面図である。図7(b)は、図1
に係る容器を反対向きで積み重ねた状態を示す平面図で
ある。
を断面で示す平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】容器の開口に取り付けられる注ぎ口部材で
あって、流体注出路と空気流入路と、容器内部と流体注
出路との間の連通状態を調整する第1の調整手段と、容
器内部と空気流入路との間の連通状態を調整する第2の
調整手段とを備える注ぎ口部材。 - 【請求項2】請求項1に記載の注ぎ口部材であって、第
2の調整手段と、第1の調整手段とは、それぞれ別個に
調整できるように構成されている注ぎ口部材。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の注ぎ口部材であっ
て、第2の調整手段が第1の調整手段に取り付けられて
いる注ぎ口部材。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の注ぎ口
部材であって、容器の開口に取り付けられ、容器内部に
連通する空気導入路と容器内部に連通する流体流出路と
を有する本体部を備え、前記第1の調整手段は、流体注
出路と流体流出路との間の連通状態を調整し、第2の調
整手段は空気流入路と空気導入路との間の連通状態を調
整する注ぎ口部材。 - 【請求項5】請求項4に記載の注ぎ口部材であって、流
体注出路から流体を注出するときに、空気導入路が流体
流出路より上方に配置されるように構成されている注ぎ
口部材。 - 【請求項6】開口が形成された容器本体と、容器本体の
開口に取り付けられる注ぎ口部材とを有する容器であっ
て、注ぎ口部材として請求項1から5のいずれかに記載
の注ぎ口部材を用いた容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001215704A JP3737398B2 (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 注ぎ口部材及び容器 |
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JP2001215704A JP3737398B2 (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 注ぎ口部材及び容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003026297A true JP2003026297A (ja) | 2003-01-29 |
JP3737398B2 JP3737398B2 (ja) | 2006-01-18 |
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JP (1) | JP3737398B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011006096A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Yuki Chemical:Kk | 二液混合装置、及び、殺菌液生成装置 |
JP2016216080A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | 有限会社ユタカ産業 | 注出装置 |
KR102555482B1 (ko) * | 2023-01-13 | 2023-07-17 | 주식회사 지앤지비팩토리 | 원활한 음료 배출의 유도가 가능한 음료 토출 밸브 |
-
2001
- 2001-07-16 JP JP2001215704A patent/JP3737398B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3737398B2 (ja) | 2006-01-18 |
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