JP5424408B2 - 植物栽培方法 - Google Patents

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本発明は、植物栽培方法に関し、より詳言すれば、自然界で草木が腐葉土になる自然分解の過程に於けるセルロース繊維状態を人工的に草木から取り出して、セルロース繊維を植物生育培地のパルプ土壌とした植物栽培方法。
従来、草木等の植物の生育材としては、一般的にパルプを微生物等が自然分解した腐葉土を培地とした栽培方法であるが、紙パルプを加工した植物栽培方法も開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、再生紙製の栽培容器内にシュレッター等で小片に分解された紙片が、供給される水分を吸収して含有可能に形成された植物培養用の培養層をなし、この培養層の上部及び内部の少なくともいずれかに根の部分が位置するように栽培容器内に配置される根付きの植物を備え、紙片の培養層が植物の培地として用いられている植物栽培ユニット及び植物栽培方法が開示されている。この培養層の紙片は品質や性能が安定し易く、長期的に使え、古くなったら燃えるゴミとして出して、新しい紙片を栽培容器に入れる補充や部分的な入れ替え等が容易に行えるように意図されている。
特開 2008−301778号公報
しかしながら前述した特許文献1に記載された植物栽培ユニットと植物栽培方法の培地は小片に分解した紙のままであり、特に紙をシュレッター等で3ミリ前後に裁断分解した植物培養層では、培地材料としての片が大き過ぎるため、通気性はあるが培養層が荒く培養植物の根の太さより隙間が広いと、根と紙片が密着出来ず浮いた状態になるため、紙片培養層から水分や養分を十分吸収できない。また、紙のままであると複数のセルロースが固められた状態になっていて水が紙片に吸収され難く、保水性が悪く保水量も少ないため、紙片培養層には保水剤が必要になっている。更に、紙片が自然分解して栄養源になるまでには時間が掛かり、栽培植物が紙片パルプを植物体の養分として吸収できないため、紙片培養層に緩効性肥料も必要となっている。したがって、小片に分解された紙片培養層は植えた植物を支えて安定させる保持材の役目であり、水分と養分が供給できる培地としてのパルプ土壌ではない。よって、見栄えから古くなったら交換が必要で、ゴミとして出す事も必要、焼却する事も必要となっている。このような課題から、植木鉢やプランター等の人工物での小規模栽培に於いて根の太い観葉植物の栽培方法には適するが、屋外等の大規模栽培や芝等の根の細い植物の栽培方法には適さないと云う課題もあった。
一方、自然界のパルプ生育材は図19の様に腐葉土であり、腐葉土は微生物が森林の倒木19などの植物体を分解(発酵)して食べ、分解し難いセルロース繊維等が残り、風化によって微細化して粉状のセルロースになり、土化したもので養分と保水性が高い。しかし、有機物であるセルロースが土化した粒子の細かい腐葉土は、乾燥すると軽くなって風で飛散してホコリになり易く、また保水性が良いことから水を吸うと泥化するため、雨水によって流出し易く、汚れやすい。したがって、腐葉土は田畑や花壇等の大地での植物栽培には適するが、構築物等の人工物上での植物栽培には適さないという課題があった。
本発明は、このような従来のパルプ生育材が腐葉土になった状態で植物を栽培する方法の課題と紙片の状態で植物を栽培する方法の課題を解決しようとするもので、保水性がよくパルプ生育材そのものが植物の養分(肥料)となって吸収される腐葉土の利点と通気性が良くホコリ飛散や泥化して流れ出ない紙片の利点を持ち合わせたパルプ生育材で野菜工場などの屋内や屋外の緑化等において万物上に植物栽培することができるパルプ土壌による植物栽培方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決して目的を達成するため、図19の様に自然界における草木状態から腐葉土になるまでの過程を培地分析した結果、植物にとってセルロースは植物体の細胞壁や繊維であり、人間が動物の肉や骨を食べて肉や骨をつくって身体が成長する様に、植物もセルロースを栄養源にして新植物体の細胞壁や繊維のセルロースつくって成長することができるため、セルロース繊維からセルロースが土化した腐葉土までが生育培地の範囲となる。栄養分を豊富に含んだ流動食の様な腐葉土は、分解が進んでいて多養分化と細分化で植物の培地としては最適であるが取扱い難い前記指摘のような課題があった。一方、セルロース繊維は取扱い易いが分解が不十分で繊維質のため、植物の茎・葉・根などの植物体の養分にはなるが、花や実などの養分不足の課題もある。万物上、特に人工物上において、何処でも簡単に植物を栽培する事ができる培地としては取扱い易いセルロース繊維の方が適しており、必要に応じて不足分の肥料を加えたり、保水材を混ぜておき、図18の様に人工的にセルロース繊維2のパルプ土壌Pをつくることにより、効率よく植物再生人工循環サイクルを回すことができ、今後の野菜工場等の人工植物栽培に有効活用できる。
第1の発明に係る植物栽培方法は、草木の植物体を機械的または化学的、或いは機械的と化学的により処理(古紙等のパルプ製品の場合は解繊処理)して、植物体を構成している細胞壁および繊維の主要成分である炭水化物のセルロース繊維を取出し、アスファルト、コンクリート、金属、網、石、砂利、砂、土、木板、樹脂、ゴム、布の上に直接敷き詰めることによって、新植物体の生育培地になって植物が栽培できるパルプ土壌(パルプ生育床材)とした。
第2の発明に係る植物栽培方法は、草木の植物体を機械的または化学的、或いは機械的と化学的により処理(古紙等のパルプ製品の場合は解繊処理)して、植物体を構成している細胞壁および繊維の主要成分である炭水化物のセルロース繊維を取出し、全面または一部面だけに植物が根を通すことができる網袋や織布袋または生分解性不織布袋の中に詰めてパルプ土嚢とし、アスファルト、コンクリート、金属、網、石、砂利、砂、土、木板、樹脂、ゴムの上に直接配置、設置、敷設して、前記パルプ土嚢の植物が根を通すことができる面上に植物を生育または予めパルプ土嚢の植物が根を通すことができる面に植物を植えて植物土嚢とした。
第3の発明に係る植物栽培方法は、草木の植物体を機械的または化学的、或いは機械的と化学的により処理(古紙等のパルプ製品の場合は解繊処理)して、植物体を構成している細胞壁および繊維の主要成分である炭水化物のセルロース繊維を取出し、ウッドチップ、保水材を個別または複数種混ぜることによって、セルロース繊維が栽培植物の栄養分として吸収されて無くなっても植物の生育培地として残り、植物が継続して栽培できるように栽培期間を延ばした。
第1の発明効果は、セルロース繊維からなるパルプ土壌はセルロース繊維が単体で露出した状態で取り出されており、栽培植物の根が直接接触することによってセルロース繊維が含んでいる水分を吸収すると共に、炭水化物であるセルロース繊維そのものを分解して栄養源として吸収することができるため、水分と養分が供給できる生育培地であり、パルプ土壌を敷設するだけの簡単施工で、何処でも場所を選ばずに植物が容易に栽培できる。したがって、アスファルトやコンクリートを剥がしたり地均し等の基盤工事が必要なく、植物が栽培できる環境下であれば万物上に短期間で植物栽培ができる。また植物栽培が不要になったときの撤去、復元、処理も簡単で栽培植物とパルプ土壌を取り除くだけで施工前の状態に復元ができ、取り除いた植物とパルプ土壌は堆肥(ミミズが住着く)または焼却処理ができる。
更に、セルロースは植物体の細胞壁および繊維の主成分で、水分は細胞壁と細胞膜を透して細胞内に蓄えられるため、透水性、保水性が非常に良く、ほぼ100%の保水率。たとえば、容器の中にセルロース繊維を詰めて水を入れた場合、容器の中のセルロース繊維の量に関係なく水は容器の容積とほぼ同等の量が入る。したがって、乾いたセルロース繊維のパルプ土壌を100ミリの厚さで敷いた場合、パルプ土壌を敷いた面積に100ミリの降雨量があっても保水可能で貯水池の役目を果たす。それ以上降った雨量は飽和して森の湧き水のようにセルロース繊維で濾過されて、きれいな水になって少しずつ流れ出てダムの役割をする。これは腐葉土も同様の結果で、森林があると洪水が起こりにくい事でも証明されている。
更に、パルプ土壌はセルロース繊維で培地層をつくるため、通気性が良く、また絡み合っているので飛散や流出もしない。また、植物の根がセルロース繊維に絡み付くため、根張りと保持性が良く、栽培植物が抜けたり剥がれたりすることが少ない。
更に、乾燥時は非常に軽くて運搬が容易で大量輸送ができ、屋上緑化などの施工にはエレベーター搬送ができるため、クレーン等の重機は使わなくてもよく、輸送コストが少なく済む。
更に、地球環境保全の効果として木資源である間伐材、廃木材や古紙等のパルプ製品を再び植物の生育材として有効活用することにより、森林保護になる。特に、杉やヒノキ等を野菜工場のパルプ土壌に使うと間伐材の需要が増えて森林の手入れが良くなる。また屋上緑化、駐車場緑化、校庭緑化、コンビナート緑化等により、ヒートアイランド対策が容易にでき、地球温暖化防止にもなる。
第2の発明効果は、セルロース繊維であるパルプ土壌を植物が根を通すことができる生分解性繊維の不織布等の袋に詰めることにより、高い保水性で水を吸収すると重く安定した繊維質のパルプ土嚢になり、土手や切通などの斜面(盛土法面等)の土の流出と土砂崩れ防止ができると同時に、植物生育材として芝等の植物を植えることにより、植物の根がパルプ土嚢を通して地面の中に伸びるため、パルプ土嚢は繊維層となって地表固めになる。その後、セルロース繊維であるパルプ土壌と生分解性の袋が自然循環で土に還ることにより、完全なエコの防災緑化になる。なお、パルプ土嚢に予め芝を植えて芝土嚢として置くと災害時等の緊急緑化に即く対応が出来る。更に、袋の底面を防根や防水シートにすることにより、袋単位で何処でも緑化ができる。また緑化の面積やレイアウトは、芝土嚢の数や位置の変更で自由自在にできる。トレーによる緑化の場合も同様である。
第3の発明効果は、ウッドチップをセルロース繊維に混ぜてパルプ土壌とすることにより、栽培植物がセルロース繊維を全て養分として吸収してもウッドチップは木片のため、自然分解してセルロース繊維になるまで時間が掛かり、パルプ土壌としてのセルロース繊維が継続して得られ、植物栽培が長期間できる。
また、セルロース繊維に軽石等の保水材を混ぜたパルプ土壌にすることにより、保水力のあるセルロース繊維が全て植物の養分として吸収されて無くなっても軽石等の保水材があると生育骨材として残っているため、栽培植物は保水材から水分が得られて栽培の継続が可能となる。
また、セルロース繊維は植物体の細胞壁や繊維で、植物の生育においても堆肥として細胞壁や繊維の養分となって根・茎・葉の植物体になるため、吸収されてなくなる。また栽培植物に於いても花・実・球根等にはそれぞれの植物に見合った養分が必要であり、肥料は必要なときに必要な肥料をやることにより、栽培の継続と共に、植物の栽培目的が達成される。
古紙をセルロース繊維に解繊する一実施例を解繊機の一部断面図で明示したものである。 セルロース繊維が植物培地のパルプ土壌になることを示したものである。 本発明のセルロース繊維をパルプ土壌として基盤上に敷設した植物栽培方法を断面図で示したものである。 本発明のセルロース繊維をパルプ土壌として実際に基盤上に芝を栽培した実施例の写真である。 駐車場の芝緑化の一実施例を示した写真である。 パルプ土壌にミミズが発生した芝の生育状況の写真。 パルプ土壌のセルロース繊維には芝の根はよく伸びて絡み合い、芝が剥がれないことを示した写真。 プラスチック容器の中にパルプ土壌を入れてカイワレ大根を栽培した一実施例の写真。 パルプ土嚢の作り方とパルプ土嚢に芝を植えた状態の断面図。 パルプ土嚢を法面に敷設する手順と芝による防災緑化を断面図示したもの。 アミ袋の芝土嚢の一実施例の写真。 芝土嚢の根の伸び具合を示した写真。 底面を防根・防水シートにした芝土嚢の一実施例。 芝土嚢の活用例を示したものである。 パルプ土壌のセルロース繊維が全て養分として栽培植物に吸収された状態を示したものである。 セルロース繊維に木チップを混ぜたパルプ土壌。 セルロース繊維に保水材の軽石を混ぜたパルプ土壌。 植物再生人工循環サイクルによる草木資源の活用と環境保全。 植物再生自然循環サイクルを示したものである。
以下、本発明の実施例を図1〜図19に基づいて詳細に説明する。実施例に於けるセルロース繊維は、新聞紙・ダンボール紙・コピー紙等の古紙を解繊機で機械的に解繊処理してセルロース繊維を取り出した綿状のパルプで、商業的に入手も可能である。なお、本発明のパルプ土壌とは、前記セルロース繊維を植物が生育する培地としたもの。またパルプ土嚢とは、前記セルロース繊維を袋に詰めて土嚢機能があるもの。また植物土嚢とは、植物をパルプ土嚢に植えて植物とパルプ土嚢を一体化したもので、芝を植えれば芝土嚢となる。また芝マットとは、前記セルロース繊維を袋に詰めて上面に芝を生育して一体化したもので、土嚢機能よりも緑化とヒートアイランド対策を主目的としたものである。
図1は、古新聞の古紙1を解繊機Kにより機械的に解繊処理してセルロース繊維2を取り出す過程を示したものであり、古新聞の古紙1を解繊機Kの投入口に投入すると送込機で送られて粗解繊、中解繊、綿解繊されて回収機でセルロース繊維2が回収され、袋又は箱詰めされる。なお本発明の紙からのセルロース繊維2は、この解繊方法に限定されるものではない。
図2は、セルロース繊維が植物の生育培地になることを示したものであり、同図(イ)は、図1の解繊機Kで古新聞の古紙1を解繊したセルロース繊維2であり、植物体の細胞壁や繊維が絡み合って綿状になっている。同図(ロ)は、セルロース繊維の保水性を一本のセルロース繊維2で示したもので、セルロース繊維2は細胞壁4が露出した状態で、水3が触れると細胞壁4と細胞膜(図示せず)を容易に透して中に入り、細胞壁4と細胞膜(図示せず)も含めてセルロース繊維2全体が水3で満たされて保水率100%の水の塊となる。同図(ハ)は、セルロース繊維2が植物生育培地となることを示したもので、植物5が根6によってセルロース繊維2が含んでいる水3を吸収して、大気中の炭酸ガスと太陽光エネルギーによる炭酸同化作用で炭水化物の植物体をつくると同時に、炭水化物であるセルロース繊維2自体も分解して植物体をつくる栄養源として直接吸収することができる。従って、セルロース繊維2は水分を供給すると共に、養分も供給できるため、植物生育培地となる。
図3は、請求項1のセルロース繊維2がパルプ土壌Pになって植物の栽培が出来ることを示したものであり、図1の古新聞の古紙1を解繊装置Kで解繊したセルロース繊維2をパルプ土壌Pとしてアスファルト、コンクリート、金属、木板、ゴム、合成樹脂、網、石、砂利、砂、土などの基盤7の上に直接敷き詰め、植物の生育培地として芝、草、木等の植物5を栽培した根6などの生育状態を断面図で示したもので、根6は同じ植物物質であるパルプ土壌Pとは馴染みがよく、また図2の(ハ)のように、セルロース繊維2から水分と養分を吸収することができるので同化するように、深くよく伸びてパルプ土壌Pの全体に根6が張って生育が良くて早い。特に、芝の生育培地に適するが、種からの生育は発芽するが、種が非常に小さく、発芽時の根6はセルロース繊維2より細くて水分と養分が十分吸収できず難しい。
図4は、請求項1のセルロース繊維2をパルプ土壌Pとした植物栽培方法で実際にアスファルト71、コンクリート72、鉄板73の上で芝51を1年間試験栽培した写真で、一般地面に植えた芝に比べて根、葉共に成長が良いことを示したものである。同図(イ)は、アスファルト71の上に直接、セルロース繊維2であるパルプ土壌Pを敷き詰めて根付きの芝51を植えた芝根61などの生育状況を示した断面写真。同図(ロ)は、コンクリート72の上に直接、セルロース繊維2であるパルプ土壌Pを敷き詰めて根付きの芝51を植えた芝根61などの生育状況を示した断面写真。同図(ハ)は、鉄板73の上に直接、セルロース繊維2であるパルプ土壌Pを敷き詰めて根付きの芝51を植えた芝根61などの生育状況を示した断面写真である。
図5は、実際に駐車場を芝緑化した一実施例の写真であり、同図(イ)は、セルロース繊維2を車止8の外側のアスファルト71の上に直接、敷き詰めている作業の写真である。同図(ロ)は、セルロース繊維2をアスファルト71の上に直接、厚さ約80ミリで敷き詰めたパルプ土壌Pを示した写真。同図(ハ)は、車止8の外側のアスファルト71をパルプ土壌Pで芝緑化した駐車場緑化の完成写真であり、都市部の緑化とヒートアイランド対策になる。また、災害時や防災等で芝が急に必要になったときは、必要な大きさ、必要な形状、必要な面積を切り出すと行き成り芝土嚢や芝マットとして応用使用でき、そく役立つ。なお、商業用や緊急対策用に、予め広い空き地等に緑化とヒートアイランド対策を兼ねて芝土嚢や芝マット用としてパルプ土壌Pで芝を生育して置くこともできる。
図6はセルロース繊維2をパルプ土壌Pとして芝51を栽培すると、ミミズ9が多く発生して芝51の生育が良い状態を明示した写真であり、同図(イ)は、パルプ土壌Pとしたセルロース繊維2の中から出て来た太った元気なミミズ9の写真。同図(ロ)は、カゴのトレー(図示せず)で芝51を2年6カ月生育した状態の写真で、カゴのトレー(図示せず)のため、ミミズ9が周りから集まって入ると共に繁殖して数十匹が生息し、パルプ土壌Pであるセルロース繊維2を食べて分解する。分解されたミミズ9の糞は、芝51の肥料なって吸収され根・茎・葉の植物体を生育促進させることができ、芝51の芝芽10が元気に伸びた写真。
図7は、セルロース繊維2であるパルプ土壌Pで芝51を2年間生育した場合の芝根61の張り具合と芝51の保持性を示した試験写真であり、同図(イ)は、芝51の芝根61はセルロース繊維2であるパルプ土壌Pの中を深くよく伸びて張り廻らして絡まり合っている状態を示した生育写真である。同図(ロ)は、ゴルフクラブ11で芝51の上面を強く擦り叩いたとき、芝51の葉が千切れて凹みUが出来ても芝根61が抜けたり、芝が剥がれたりしない非常に保持性が良いことを示した試験写真。
図8は、請求項1のセルロース繊維2であるパルプ土壌Pを用いた合成樹脂上での植物栽培方法の一実施例として、プラスチック容器74内でカイワレ大根52を育てた写真であり、プラスチック容器74の中にセルロース繊維2をパルプ土壌Pとして敷き詰め水を含ませて大根の種(図示せず)を蒔くと、同図(イ)のように、カイワレ大根52のカイワレ根62はパルプ土壌Pであるセルロース繊維2から水分と養分を吸収するため、伸びが良く長くなり、成長が早い(化学繊維は保水性も養分もない)。カイワレ大根52を食べるときは、同図(ロ)のように、カイワレ大根52の葉の部分Hと根の部分Nを切り離して、葉の部分Hは食べ、根の部分Nはセルロース繊維2にカイワレ根62が伸びて一体となった有機物質のパルプ土壌Pとなっているため、燃やせるゴミ、または堆肥として出せ、環境に優しい。
この様に、セルロース繊維2であるパルプ土壌Pは今後、屋内の野菜工場にもクリーン培地として非常に活用できる。特に、野菜工場の根菜の生育培地として最適であると期待される。
図9は、請求項2のセルロース繊維2をパルプ土壌Pとして袋に詰めて、植物が栽培できるパルプ土嚢Dとした一実施例であり、同図(イ)のように、セルロース繊維2を生分解性不織布の袋12に詰めて、同図(ロ)のように、水の吸収用や土砂崩れ防止用のパルプ土嚢Dとすることができ、同図(ハ)のように、パルプ土嚢Dの上に芝51を植えると、水の吸収や土砂崩れ防止の土嚢機能と共に、芝緑化により地盤安定化が図れる。
図10は、請求項2のセルロース繊維2を袋に詰めたパルプ土嚢Dに植物を栽培する方法で法面の災害防止緑化の一施工例を手順で示したもので、同図(イ)は、パルプ土嚢Dの輸送を示したものであり、乾燥したパルプ土嚢Dは軽く、取扱が容易で車両13で現場に大量輸送できる。同図(ロ)は、施工現場の盛土の法面75にパルプ土嚢Dを並べて敷くだけの簡単な敷設作業を断面図で示したものである。同図(ハ)は、敷設したパルプ土嚢Dに水3を十分含ませて、重く安定させると共に、盛土の法面75に密着させて盛土を保護する状態を示した断面図。同図(ニ)は、水を十分含んだパルプ土嚢Dの上に根付きの芝51を乗せて植えた断面図。同図(ホ)は、芝51の根(図示せず)がパルプ土嚢Dの中のセルロース繊維2(図示せず)をパルプ土壌Pとして伸びて生育した状態を断面図で示したものである。同図(ヘ)は、セルロース繊維2が芝51の栄養分になって吸収されて無くなり、生分解性不織布の袋12は分解して自然に還り、パルプ土嚢Dが法面75の盛土と同化して芝51が自然雑草となって地盤安定の防災緑化になった状態の断面図。
図11は、請求項2のセルロース繊維2(図示せず)をパルプ土壌P(図示せず)としてアミ袋121の中に詰めてパルプ土嚢Dとした上面に根付き芝51を生育する栽培方法で、予め芝51をパルプ土嚢Dの上に根付かせて一体化した芝土嚢Sを示した斜視写真である。なお、アミ袋121は生分解性素材の袋でもよい。
図12は、芝土嚢Sの底面に芝根61が突き出て伸びた状態を示したものであり、同図(イ)は、アミ袋121の底面の芝根61の伸び具合で、袋がアミ目であるのでよく伸びて出ている。同図(ロ)は、生分解性不織布袋122の底面の芝根61の伸び具合で、不織布の目は細かく小さいが、伸びはじめの芝根61は非常に細く、十分不織布の目を通ることができるため、アミ袋121の底面の芝根61の伸び具合と同様によく伸びて出ている。同図(ハ)は、カゴ123の底面の芝根61の伸び具合で、カゴ123底面と設置する床面の間に約10ミリ程の隙間の空間ができるため、芝根61はあまり伸びて出てこない。
以上のことより、袋タイプの芝土嚢Sは底面まで芝根61が袋を通してよく伸びて出て来るため、地面への根の定着率が早くて良く、法面や送電鉄塔の基礎等の緑化、更に災害復興や災害予防緑化等の即応の芝土嚢として適する。また、カゴタイプのように設置する基盤7(図示せず)との間に隙間を設けると防根対策などが不必要になり屋上緑化等に適するが、底面の通気が良く芝根61に風が当たり乾くため、乾燥に注意が必要である。
図13は、芝土嚢Sの底面を防根・防水シートにした芝マットMであり、同図(イ)は、底面を防根・防水シート14にした袋12の中にパルプ土壌Pであるセルロース繊維2を詰めて上面に芝51を生育した芝マットMを断面図で示したものであり、同図(ロ)は、芝マットMの側面写真で、防根・防水シート14によって芝根61(図示せず)と水3(図示せず)が出て来ないため、何処でも気軽に緑化マットとして扱うことができて、芝51による環境改善と緑化が楽しめる。
図14は、芝マットMの使用例を示したものであり、同図(イ)は、真夏の鉄板のヒートアイランド対策として、工事用重機15の屋根に芝マットMを乗せて緑化したもので、工事用重機15が汚れたり、傷が付いたりすることがなく簡単に乗せ降ろしができ、芝51に水をやることにより、さらに涼しく作業が出来る。また、自衛隊車両に固定することにより車両の擬装にも利用できる。更に、ガス・タンクや石油タンク、船、コンビナートなど(図示せず)の鉄板上にも芝マットMを敷き並べる緑化工法により、簡単にヒートアイランド対策が出来る。同図(ロ)のように、芝マットM(図示せず)や芝トレーTの単位で屋上O等の緑化を行うと防根シートが必要なく、また緑化面積や緑化レイアウトも自由自在に何時でも変更が出来る。
図15は、セルロース繊維2(図示せず)であるパルプ土壌P(図示せず)に、芝51を3年位栽培すると、セルロース繊維2(図示せず)は養分として芝51に吸収されて根・茎・葉の栄養源になって無くなり、芝51と基盤7の間には芝根61だけが糸瓜の繊維のように残り、養分と保水物質が無くなるため、芝51は枯れてしまう。
図16は、請求項3のパルプ土壌Pであるセルロース繊維2が全て養分として吸収されても養分不足で栽培植物が枯れないように、自然分解してセルロースになるウッドチップを混ぜた栽培方法の一実施例であり、同図(イ)は、セルロース繊維2に微小片、小片、中片、大片のウッドチップ16を混ぜたパルプ土壌Pである。同図(ロ)は、セルロース繊維2に微小片、小片、中片、大片のウッドチップ16を混ぜたパルプ土壌Pを基盤7の上に直接敷設して、芝51を栽培したものであり、セルロース繊維2が全て養分となって芝51に吸収されても、それに代わるようにウッドチップ16がセルロースに自然分解してパルプ土壌Pになるため、芝51を継続して生育できる。なおウッドチップ16を大小混ぜることにより自然分解してセルロースになる期間に幅を持たせて、芝51が5年以上枯れない長期間栽培できるパルプ土壌Pとすることができる。
図17は、請求項3のパルプ土壌Pであるセルロース繊維2が養分として全て吸収されても、水の枯渇で栽培植物が枯れないように保水性のある物質をセルロース繊維2に混ぜてセルロース繊維2がなくなっても保水材として残り、水分が確保できる栽培方法の一実施例であり、同図(イ)は、セルロース繊維2に保水性がある軽石17を混ぜてパルプ土壌Pとして基盤7の上に直接敷設、根付きの芝51を乗せて栽培したものである。同図(ロ)は、芝51によってセルロース繊維2(図示せず)が養分として全て吸収されて無くなっても、軽石17は生育骨材Zとして残り、無数の穴に水が浸透して含まれていて保水性が高いため、芝根61は水分を十分吸収することができる。したがって、肥料18をやることにより基盤7の上で芝51を継続的に栽培できる。また、冬季に於ける芝51の葉枯れも遅らせる事ができ防げる。更に、軽石17が締まると共に、芝根61が絡まるため、芝51は安定した踏圧が得られる。
図18は、本発明のセルロース繊維2からなるパルプ土壌Pによる植物再生人工循環サイクルと環境効果を示したものであり、木の葉、枝、幹、根株や草およびパルプ製品を解繊して、図19の植物再生自然循環サイクルの途中のセルロース繊維の状態でセルロース繊維2を人工的に取出して植物が生育することができるパルプ土壌Pとしたものであり、人工的ではなく、細菌等の微生物に分解させてセルロース繊維を取出したものが堆肥である。従って、パルプ土壌Pは堆肥と同じ肥料になる。このように再生循環を早めることによって間伐材、廃木材、剪定枝、草、古紙などの草木資源の有効活用促進になり、森林保護でCO削減等の温暖化防止とパルプ土壌Pによる都市部の緑化推進でヒートアイランド対策や環境改善が図れて地球環境保全になる。
図19は、自然界に於ける倒木、分解、風化、土化で腐葉土になる植物再生自然循環サイクルを示したものであり、森林の倒木19は微生物によって分解されてセルロース繊維(堆肥)になり、更に微生物の分解と風化が進むと繊維が切れて粉状のセルロースになり、更にセルロースは土化して腐葉土になる。森林の倒木19が分解してセルロース繊維になると図2(ハ)のように新植物の養分として吸収されるため、セルロース繊維から腐葉土までが植物の生育培地となり、植物は育つ。しかし、セルロース繊維は分解が不十分で養分不足と繊維のため吸収され難いと云う課題はあるが、繊維状態で扱い易く構築物等の人工物上での緑化や植物栽培の培地に適する。セルロース繊維質である腐葉土は、粒子が細かくホコリや泥化になり易く扱い難い課題はあるが、分解が進んで土化して養分があるため、田畑や花壇等の大地での緑化や植物栽培の培地に適する。
このように、セルロース繊維から腐葉土までの各培地の特徴を生かし、土壌として使い分けることにより農作物の生育・味・風味などの農業技術の革新になる。自然界では、生木に寄生する植物があり、またキノコは、生木に生えるキノコから腐葉土に生えるキノコまで幅広くあるのに、野菜は主に腐葉土で栽培しているのが現状である。今後の野菜工場に於いては、水耕栽培とパルプ土壌栽培で新しい農業が生まれる。
1 古紙
2 セルロース繊維
3 水
4 細胞壁
5 植物
51 芝
52 イワレ大根52
6 根
61 芝根
62 カイワレ根
7 基盤
71 アスファルト
72 コンクリート
73 鉄板
74 プラスチック容器
75 法面
8 車止
9 ミミズ
10 芝芽
11 ゴルフクラブ
12 袋
121 アミ袋
122 生分解性不織布袋
123 カゴ
13 車両
14 防根・防水シート
15 工事用重機
16 ウッドチップ
17 軽石
18 肥料
19 倒木
D パルプ土嚢
H 葉の部分
K 解繊機
M 芝マット
N 根の部分
O 屋上
P パルプ土壌
S 芝土嚢
T 芝トレー
U 葉の千切れ凹み
Z 生育骨材

Claims (3)

  1. 草木の植物体を機械的または化学的、或いは機械的と化学的により処理(古紙等のパルプ製品の場合は解繊処理)して、植物体を構成している細胞壁および繊維の主要成分である炭水化物のセルロース繊維を取出し、アスファルト、コンクリート、金属、網、石、砂利、砂、土、木板、樹脂、ゴム、布の上に直接敷き詰めることによって、新植物体の生育培地になって植物が栽培できるパルプ土壌とした植物栽培方法であって、前記パルプ土壌は肥料を含まず、前記セルロース繊維が養分として植物体に吸収されることを特徴とした植物栽培方法。
  2. 草木の植物体を機械的または化学的、或いは機械的と化学的により処理(古紙等のパルプ製品の場合は解繊処理)して、植物体を構成している細胞壁および繊維の主要成分である炭水化物のセルロース繊維を取出し、全面または一部面だけに植物が根を通すことができる網袋や織布袋または生分解性不織布袋の中に詰めてパルプ土嚢とし、アスファルト、コンクリート、金属、網、石、砂利、砂、土、木板、樹脂、ゴムの上に直接配置、設置、敷設して、前記パルプ土嚢の植物が根を通すことができる面上に植物を生育または予めパルプ土嚢の植物が根を通すことができる面に植物を植えて植物土嚢とした植物栽培方法であって、前記セルロース繊維が養分として植物体に吸収されることを特徴とした植物栽培方法。
  3. 前記セルロース繊維にウッドチップ、保水材を個別または複数種混ぜることによって、セルロース繊維が栽培植物の栄養分として吸収されて無くなっても植物の生育培地として残り、植物が継続して栽培できるように栽培期間を延ばした請求項1又は請求項2の植物栽培方法。
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