JP5424344B2 - 建設機械における油圧ポンプの制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動せしめる電動機とが設けられた建設機械における油圧ポンプの制御装置の技術分野に関するものである。
一般に、油圧ショベルのような建設機械には、走行用油圧モータや作業用油圧シリンダ等の各種油圧アクチュエータの油圧供給源になる可変容量型の油圧ポンプが設けられているが、該油圧ポンプは、従来、エンジンに機械的に接続されていてエンジン回転と同期して回転するように構成されていた。この様にエンジンに機械的に接続されている油圧ポンプの流量を制御する場合、油圧ポンプの回転数はエンジン回転数によって決まるため制御対象にはならず、油圧ポンプの容量を制御することで流量の制御を行なうようになっている。しかるに、可変容量型の油圧ポンプは、容量の小さい領域ではポンプ効率が低下するため、流量を少なくするべく容量を小さくしたときに効率が悪化して、エネルギー損失が大きいという問題があった。
一方、近年、油圧ショベル等の建設機械においても、省エネルギー化、燃費の向上、排ガス低減等を達成するべく、ハイブリッド化が図られている。この様なハイブリッド型の建設機械において、エンジンにより発電機を駆動させ、該発電機で発電された電力で電動機を駆動させ、さらに該電動機により可変容量型の油圧ポンプを駆動させるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この様に電動機により油圧ポンプを駆動させる場合には、油圧ポンプの流量制御に電動機の回転数制御を用いることが可能であり、そこで、前記特許文献1のものでは、油圧ポンプの効率の低下を防止するために、できるだけ油圧ポンプの容量を大きく保ち、回転数の変更容易な電動機の回転数を優先して変化させることで油圧ポンプの流量を調整するように構成されている。
一方、近年、油圧ショベル等の建設機械においても、省エネルギー化、燃費の向上、排ガス低減等を達成するべく、ハイブリッド化が図られている。この様なハイブリッド型の建設機械において、エンジンにより発電機を駆動させ、該発電機で発電された電力で電動機を駆動させ、さらに該電動機により可変容量型の油圧ポンプを駆動させるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この様に電動機により油圧ポンプを駆動させる場合には、油圧ポンプの流量制御に電動機の回転数制御を用いることが可能であり、そこで、前記特許文献1のものでは、油圧ポンプの効率の低下を防止するために、できるだけ油圧ポンプの容量を大きく保ち、回転数の変更容易な電動機の回転数を優先して変化させることで油圧ポンプの流量を調整するように構成されている。
しかるに、前記特許文献1のものでは、油圧ポンプの効率については考慮されているが、該油圧ポンプを駆動させる電動機の効率については考慮されていない。しかしながら、電動機についても、回転数が低下すると効率が低下すると共に、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率は、電動機の効率と油圧ポンプの効率との積により求められるから、油圧ポンプの効率が良くても電動機の効率が悪ければ前記動力伝達系の効率は向上しないことになる。而して、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率を向上させるためには、油圧ポンプの効率だけでなく、電動機の効率についても考慮しなければならないという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動せしめる電動機とを設けてなる建設機械において、電動機の回転数制御と油圧ポンプの容量制御とにより油圧ポンプの流量を制御するべく電動機の回転数制御手段及び油圧ポンプの容量可変手段に制御指令を出力する制御装置を設けるにあたり、該制御装置は、油圧ポンプの流量が該油圧ポンプに要求される要求流量になり、且つ、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率が最大になる電動機の回転数と油圧ポンプの容量との組合せを演算する演算手段を備え、該演算手段の演算結果に基づいて電動機の回転数と油圧ポンプの容量とを制御することを特徴とする建設機械における油圧ポンプの制御装置である。
請求項2の発明は、請求項1において、演算手段は、電動機の効率特性と油圧ポンプの効率特性とに基づいて、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率と電動機の回転数と油圧ポンプの容量との関係を示す関数を作成すると共に、油圧ポンプに要求される要求流量と前記関数とに基づいて、前記効率が最大になる電動機の回転数と油圧ポンプの容量との組合せを演算することを特徴とする建設機械における油圧ポンプの制御装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、制御装置は、油圧ポンプに要求される要求流量がゼロの場合には、電動機を停止させることを特徴とする建設機械における油圧ポンプの制御装置である。
請求項2の発明は、請求項1において、演算手段は、電動機の効率特性と油圧ポンプの効率特性とに基づいて、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率と電動機の回転数と油圧ポンプの容量との関係を示す関数を作成すると共に、油圧ポンプに要求される要求流量と前記関数とに基づいて、前記効率が最大になる電動機の回転数と油圧ポンプの容量との組合せを演算することを特徴とする建設機械における油圧ポンプの制御装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、制御装置は、油圧ポンプに要求される要求流量がゼロの場合には、電動機を停止させることを特徴とする建設機械における油圧ポンプの制御装置である。
請求項1の発明とすることにより、油圧ポンプの流量を要求流量にするべく制御するにあたり、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率が最大になるように電動機の回転数及び油圧ポンプの容量が制御されることになり、而して、油圧ポンプの流量が要求流量になる範囲内で、電動機及び油圧ポンプを可及的に効率よく駆動させることができることになって、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の動力損失を大きく減少させることができ、燃費向上に大きく貢献できる。特に、建設機械においては、油圧ポンプから出力される油圧動力で種々の油圧アクチュエータを駆動させる構成のものが一般的であるため、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の動力損失の減少は、建設機械全体の燃費向上に大きく貢献できる。
請求項2の発明とすることにより、電動機の効率特性と油圧ポンプの効率特性とに基づいて、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率が最大になる電動機の回転数と油圧ポンプの容量との組合せを容易に演算することができると共に、油圧ポンプの流量が要求流量になるように精度良く制御することができる。
請求項3の発明とすることにより、油圧ポンプの流量をゼロにする場合に、電動機の消費する動力をゼロにすることができる。
請求項2の発明とすることにより、電動機の効率特性と油圧ポンプの効率特性とに基づいて、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率が最大になる電動機の回転数と油圧ポンプの容量との組合せを容易に演算することができると共に、油圧ポンプの流量が要求流量になるように精度良く制御することができる。
請求項3の発明とすることにより、油圧ポンプの流量をゼロにする場合に、電動機の消費する動力をゼロにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は本発明が適用される建設機械の一例であるハイブリッド型の油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回体3、該上部旋回体3に装着されるフロント作業機4等から構成され、さらに該フロント作業機4は、ブーム5、アーム6、バケット7等を用いて構成されている。さらに、ハイブリッド型油圧ショベル1は、前記ブーム5、アーム6、バケット7をそれぞれ揺動せしめるブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10、下部走行体2を走行せしめる左右の走行モータ11L、11R等の各種油圧アクチュエータを備えると共に、上部旋回体3には、動力源としてエンジン12及び蓄電装置34が搭載されている。
次に、図2に基づいて、前記油圧ショベル1を運転せしめる制御システムの全体構成を説明すると、13は前記エンジン12により駆動される発電機であって、該発電機13で発電された電力は、発電機制御器14、母線15、電動機制御器16〜20を介して、メインポンプ用、旋回用、パイロットポンプ用、冷却ファン用、サブポンプ用の各電動機21〜25に供給されるように構成されている。
前記エンジン12は、エンジンコントローラ26による燃料噴射量調整により回転数(回転速度)が制御されると共に、該エンジンコントローラ26は、後述する制御装置27から出力される制御指令に基づいて、エンジン回転数を制御するようになっている。
また、前記発電機制御器14は、発電機13で発電された交流電力を直流に変換すると共に、制御装置27から出力される制御指令に基づいて、発電機13の出力を制御する。
さらに、前記電動機制御器16〜20は、直流を交流に変換すると共に、制御装置27から出力される制御指令に基づいて、メインポンプ用、旋回用、パイロットポンプ用、冷却ファン用、サブポンプ用の各電動機21〜25の駆動、停止、出力或いは回転数或いはトルクをそれぞれ制御する。
前記メインポンプ用電動機21は、油圧アクチュエータA(本実施の形態では、前記ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10、左右の走行モータ11L、11R)の油圧供給源であるメインポンプ28を駆動せしめる専用の電動機である。また、旋回用電動機22は、旋回減速機29を介して上部旋回体3の旋回機構30を駆動せしめる専用の電動機である。パイロットポンプ用電動機23は、パイロット圧の油圧供給源であるパイロットポンプ31を駆動せしめる専用の電動機である。冷却ファン用電動機24は、ラジエータやオイルクーラ等の熱交換器(図示せず)やエンジン12に冷却風を供給する冷却ファン32を駆動せしめる専用の電動機である。サブポンプ用電動機25は、他の油圧アクチュエータB(図示しないが、前記ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10、左右の走行モータ11L、11R以外に油圧ショベル1に設けられる油圧アクチュエータ)の油圧供給源であるサブポンプ33を駆動せしめる専用の電動機である。そして、これら電動機21〜25の駆動、停止、出力或いは回転数或いはトルクの制御は、前述したように、制御装置27から電動機制御器16〜20に出力される制御指令に基づいて行なわれるように構成されている。ここで、本実施の形態において、前記メインポンプ28は、容量可変手段28aを備えた可変容量型ポンプであって、本発明の油圧ポンプに相当すると共に、該メインポンプ28の容量可変手段28aは、制御装置27から出力される制御指令に基づいてメインポンプ28の容量を制御するように構成されている。また、前記メインポンプ28を駆動せしめるメインポンプ用電動機21は、本発明の油圧ポンプを駆動せしめる電動機に相当する。さらに、制御装置27から出力される制御指令によって前記メインポンプ用電動機21の回転数を制御する電動機制御器16は、本発明の電動機の回転数制御手段に相当する。尚、本実施の形態では、パイロットポンプ31及びサブポンプ33は定容量型ポンプが用いられていて、本発明の油圧ポンプには相当しない。
さらに、図2において、34はバッテリやキャパシタ等の蓄電装置であって、該蓄電装置34は、発電機制御器14と電動機制御器16〜20との間の母線15に接続され、発電機13の出力と、メインポンプ用、旋回用、パイロットポンプ用、冷却ファン用、サブポンプ用の電動機21〜25の出力との過不足に応じて、電力を蓄放電するようになっている。
一方、前記制御装置27は、メモリ35や、後述するエンジン・発電機制御部36、電動機・ポンプ制御部37等を備えているが、上記メモリ35には、エンジン12の特性、発電機13の特性、蓄電装置34の特性、電動機21〜25の特性、メインポンプ28やパイロットポンプ31、サブポンプ33の特性、パイロット設定圧(パイロットポンプ31の吐出ラインの圧力として予め設定される圧力)等の種々のデータや、後述する制御に用いる効率特性データ等が保存されている。
前記エンジン・発電機制御部36は、エンジン12及び発電機13の制御を行なうが、該制御について説明すると、エンジン・発電機制御部36は、充電量センサ38により検出される蓄電装置34の充電量に基づいて、エンジン12及び発電機13の駆動、停止の切替え制御を行なう。さらにエンジン・発電機制御部36は、エンジン12が高効率になるエンジン目標回転数とエンジン目標出力とを設定し、エンジン12及び発電機13の駆動時に、エンジン12の回転数を上記エンジン目標回転数にするべくエンジンコントローラ26に制御指令を出力すると共に、エンジン12の出力を上記エンジン目標出力にするための発電機目標出力を演算し、発電機13の出力を該発電機目標出力にするべく発電機制御器14に制御指令を出力する。つまり、発電機13の出力制御によって発電機13からエンジン12にかかる負荷を制御し、これによってエンジン12の出力をエンジン目標出力になるように制御する構成になっている。そして、該エンジン・発電機制御部36の行なう制御によって、蓄電装置34の充電が不要の場合には、エンジン12及び発電機13を停止させて無駄な燃料消費を削減できる一方、エンジン12及び発電機13の駆動時には、エンジン12が高効率になるエンジン目標回転数及びエンジン目標出力で運転されるようになっている。
一方、前記電動機・ポンプ制御部37は、メインポンプ用、旋回用、パイロットポンプ用、冷却ファン用、サブポンプ用の各電動機21〜25、及びメインポンプ28の容量を制御するべく、電動機制御器16〜20及びメインポンプ28の容量可変手段28aに制御指令を出力する。この場合、メインポンプ用電動機21を制御する電動機制御器16及びメインポンプ28の容量可変手段28aに対しては、メインポンプ28の流量を、該メインポンプ28に要求される要求流量にするべく制御指令を出力するが、該メインポンプ28の流量制御については後述する。また、旋回用電動機22を制御する電動機制御器17に対しては、旋回用操作具の操作量に応じた速度で旋回機構30を駆動させるべく制御指令を出力する。また、パイロットポンプ用電動機23を制御する電動機制御器18に対しては、パイロットポンプ31の吐出圧を予め設定されたパイロット設定圧にするべく制御指令を出力する。また、冷却ファン用電動機24を制御する電動機制御器19に対しては、冷却ファン32が必要な冷却風を供給できる回転数にするべく制御指令を出力する。また、サブポンプ用電動機25を制御する電動機制御器20に対しては、サブポンプ33の流量を、油圧アクチュエータBに適した流量にするべく制御指令を出力する。
次いで、前記電動機・ポンプ制御部37の行なうメインポンプ28の流量制御について説明すると、電動機・ポンプ制御部37は、図3のブロック図に示す如く、メインポンプ28の流量制御を行なうためのメインポンプ流量制御部39として、要求流量演算部40と電動機回転数・ポンプ容量演算部41とを備えている。そして、これら要求流量演算部40、電動機回転数・ポンプ容量演算部41は、メインポンプ28を油圧供給源とする油圧アクチュエータA(本実施の形態では、ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10、左右の走行モータ11L、11R)用操作具(図示しないが、操作レバーや操作ペダル等)の操作をそれぞれ検出する操作検出手段42(本実施の形態では、ブーム用操作具の操作を検出するブーム用操作検出手段42a、アーム用操作具の操作を検出するアーム用操作検出手段42b、バケット用操作具の操作を検出するバケット用操作検出手段42c、左側走行用操作具の操作を検出する左側走行用操作検出手段42d、右側走行用操作具の操作を検出する右側走行用操作検出手段42eであって、例えば、操作具の操作量を電気的に検出するポテンショメータや、操作具操作に基づいて出力されるパイロット圧を検出する圧力センサ等を用いて構成される)、メインポンプ28の吐出圧を検出する圧力センサ43、母線15の電圧を計測する電圧センサ44、メインポンプ用電動機21に流れる電流を計測する電流センサ45からの信号を入力し、これら入力信号と前記メモリ35に収納された後述の効率特性データとに基づいて、メインポンプ用電動機21の回転数を制御する電動機制御器16、メインポンプ28の容量可変手段28aに制御指令を出力するように構成されている。尚、前記メインポンプ流量制御部39(要求流量演算部40及び電動機回転数・ポンプ容量演算部41)は、本発明の演算手段を構成する。
前記効率特性データ(効率特性マップ)は、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηと、メインポンプ用電動機21に印加される電圧V(母線15の電圧V)及びメインポンプ用電動機21に流れる電流Iと、メインポンプ用電動機21の回転数ω(=メインポンプ28の回転数ω)と、メインポンプ28の容量(容積)vと、メインポンプ28の吐出圧Pとの関係を示したデータη(V、I、ω、v、P)であって、該効率特性データは、メインポンプ用電動機21の効率特性とメインポンプ28の効率特性とに基づいて作成される。つまり、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηは、メインポンプ用電動機21の効率ηmとメインポンプ28の効率ηpとの積(η=ηm×ηp)により求められるが、メインポンプ用電動機21の効率ηmは、該メインポンプ用電動機21に入力される電圧V及び電流Iと、メインポンプ用電動機21の回転数ωとに応じて変化し、また、メインポンプ28の効率ηpは、該メインポンプ28の回転数ω及び容量vと、メインポンプ28の吐出圧Pとに応じて変化する。而して、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηは、メインポンプ用電動機21に入力される電圧V及び電流Iと、メインポンプ用電動機21の回転数ω(=メインポンプ28の回転数ω)と、メインポンプ28の容量vと、メインポンプ28の吐出圧Pとに応じて変化することになるが、この関係を示したデータη(V、I、ω、v、P)が効率特性データとしてメモリ35に保存されている。さらに、前記メインポンプ28の効率ηpは、メインポンプ28の容積効率ηpvと機械効率ηpmとの積(ηp=ηpv×ηpm)により表されるが、これら容積効率ηpv及び機械効率ηpmは、メインポンプ28の回転数ω及び容量vと、メインポンプ28の吐出圧Pとに応じて変化すると共に、マップデータ化されてメモリ35に保存されている。尚、本実施の形態では、メインポンプ用電動機21の出力軸とメインポンプ28の駆動軸とは直結されていて、メインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の回転数ωとが等しくなるように構成されている。
ここで、建設機械に用いられる汎用の油圧ポンプの特性を示す一例として、図5に油圧ポンプの回転数が一定のときの油圧ポンプの効率と容積と吐出圧との関係を示し、また、図6に油圧ポンプの容積が一定のときの油圧ポンプの効率と回転数と吐出圧との関係を示すが、これら図5、図6に示されるように、油圧ポンプの効率は、容積(容量)と吐出圧と回転数とに応じて変化する。
次いで、前記メインポンプ28の流量制御の制御手順について、前記図3のブロック図、及び図4のフローチャート図に基づいて説明する。まず、油圧ショベル1が運転開始すると、メインポンプ流量制御部39は、メモリ35に収納されている効率特性データを読込む(ステップS1)。
さらに、操作検出手段42(42a〜42e)により検出される油圧アクチュエータA用操作具の操作量と、圧力センサ43により検出されるメインポンプ28の吐出圧Pと、電圧センサ44により計測される母線15の電圧(メインポンプ用電動機21への入力電圧)Vと、電流センサ45により計測されるメインポンプ用電動機21への入力電流Iとを読み込む(ステップS2)。
次いで、要求流量演算部40において、メインポンプ28に要求される要求流量Qsを演算する(ステップS3)。該要求流量Qsを演算するにあたり、要求流量演算部40は、まず、操作検出手段42(42a〜42e)により検出される各油圧アクチュエータA用操作具の操作量に基づいて、操作具操作により各油圧アクチュエータAに要求される操作要求流量Qiを演算する。そして、各油圧アクチュエータAの操作要求流量Qiを合計して、油圧アクチュエータA全体の操作要求流量Q1(Q1=ΣQi)を求める。さらに、圧力センサ43から入力されるメインポンプ28の吐出圧Pに基づいて、定馬力制御によりメインポンプ28の吐出圧Pに応じて制限されるメインポンプ28の最大流量、つまり定馬力制御時最大流量Q2を求める。そして、前記操作要求流量Q1と、定馬力制御時最大流量Q2と、メインポンプ28の最大容量により定まるポンプ最大流量Q3とのうちの最小値を選択して、メインポンプ28の要求流量Qsとする。尚、全ての油圧アクチュエータA用操作具が操作されていない場合には、操作要求流量Q1がゼロ(Q1=0)になるため、要求流量Qsはゼロ(Qs=0)になる。
次いで、前記要求流量演算部40で演算された要求流量Qsがゼロか否か(Qs=0?)を判断する(ステップS4)。
前記ステップS4の判断で、「NO」、つまり、要求流量Qsがゼロでないと判断された場合には、さらに、電動機回転数・ポンプ容量演算部41において、メインポンプ28の流量を前記要求流量Qsにするためのメインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の容量vとを演算するが、この場合、電動機回転数・ポンプ容量演算部41は、前記要求流量Qsと前記メモリ35に保存された効率特性データとを用いて、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcとメインポンプ28の容量vcとの組合せを演算する(ステップS5)。
前記効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcとメインポンプ28の容量vcと組合せを演算するにあたり、電動機回転数・ポンプ容量演算部41は、まず、前記ステップS2において読込まれたメインポンプ用電動機21への入力電圧V及び電流Iの値と、メインポンプ28の吐出圧Pの値とを、前記効率特性データη(V、I、ω、v、P)に入力する。これらの値を入力することにより、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηと、メインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の容量vとの関係を示す関数η(ω、v)が作成される。さらに、メインポンプ28の流量を前記要求流量Qsにするためには、メインポンプ28の容積効率ηpvとメインポンプ用電動機21の回転数ω(=メインポンプ28の回転数ω)とメインポンプ28の容量vとの積が要求流量Qsになる(Qs=ηpv×ω×v)ように制御する必要があるが、ここでは、演算を単純化するために、メインポンプ28の容積効率ηpvを「1」とすると、メインポンプ28の容量vは、下記の式(1)に示す如く、メインポンプ用電動機21の回転数ωを変数とする関数で表される。この場合の要求流量Qsは、前記ステップS3で演算された値であって、一定値となる。
v=Qs/ω ・・・(1)
そして、上記式(1)を、動力伝動系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の容量vとの関係を示す関数η(ω、v)に入力することにより、動力伝達系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとの関係を示す関数η(ω)が得られる。
v=Qs/ω ・・・(1)
そして、上記式(1)を、動力伝動系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の容量vとの関係を示す関数η(ω、v)に入力することにより、動力伝達系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとの関係を示す関数η(ω)が得られる。
そして、電動機回転数・ポンプ容量演算部41は、前記動力伝達系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとの関係を示す関数η(ω)を用いて、効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcを求める。さらに、前述したように、メインポンプ28の流量を要求流量Qsにするためには、メインポンプ28の容積効率ηpvとメインポンプ用電動機21の回転数ω(=メインポンプ28の回転数ω)とメインポンプ28の容量vとの積が要求流量Qsになる(Qs=ηpv×ω×v)ように制御すればよいから、下記の式(2)を用いて、メインポンプ用電動機21が回転数ωcのときのメインポンプ28の容量vcを演算する。
vc=Qs/(ηpv×ωc) ・・・(2)
これにより、メインポンプ28の流量が要求流量Qsになり、且つ、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcとメインポンプ28の容量vcと組合せが演算される。
vc=Qs/(ηpv×ωc) ・・・(2)
これにより、メインポンプ28の流量が要求流量Qsになり、且つ、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcとメインポンプ28の容量vcと組合せが演算される。
次いで、電動機回転数・ポンプ容量演算部41は、メインポンプ用電動機21の回転数を制御する電動機制御器16に対して、メインポンプ用電動機21の回転数ωを前記ステップS5で演算された回転数ωcにするべく制御指令を出力する。また、メインポンプ28の容量可変手段28aに対して、メインポンプ28の容量vを前記ステップS5で演算された容量vcにするべく制御指令を出力する(ステップS6)。これにより、メインポンプ用電動機21の回転数ω及びメインポンプ28の容量vは、メインポンプ28の流量が要求流量Qsになり、且つ、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηが最大になるように制御されることになる。ステップS6の処理後は、前記ステップS2に戻る。
一方、前記ステップS4の判断で、「YES」、つまり、要求流量Qsがゼロ(Qs=0)と判断された場合には、電動機回転数・ポンプ容量演算部41は、電動制御器16に対してメインポンプ用電動機21を停止させるべく停止指令(ω=0)を出力する(ステップS7)。これにより、メインポンプ用電動機21が消費する動力をゼロにすることができる。ステップS6の処理後は、前記ステップS2に戻る。
叙述の如く構成された実施の形態において、油圧ショベル1には、油圧アクチュエータA(ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10、左右の走行モータ11L、11R)の油圧供給源である可変容量型のメインポンプ28と、該メインポンプ28を駆動せしめるメインポンプ用電動機21とが設けられていると共に、該メインポンプ用電動機21の回転数を制御する電動機制御器16と、メインポンプ28の容量を制御する容量可変手段28aとに制御指令を出力する制御装置27が設けられている。そして、該制御装置27は、メインポンプ28の流量を、前記メインポンプ用電動機21の回転数制御とメインポンプ28の容量制御とにより制御するべく、前記電動機制御器16及び容量可変手段28aに制御指令を出力するが、この場合に、制御装置27には、メインポンプ流量制御部39(要求流量制御部40及び電動機回転数・ポンプ容量演算部41)において、メインポンプ28の流量が該メインポンプ28に要求される要求流量Qsになり、且つ、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcとメインポンプ28の容量vcとの組合せを演算し、該演算結果に基づいてメインポンプ用電動機21の回転数とメインポンプ28の容量とを制御することになる。
而して、メインポンプ28の流量を要求流量にするべく制御するにあたり、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηが最大になるようにメインポンプ用電動機21の回転数及びメインポンプ28の容量が制御されることになり、この結果、メインポンプ28の流量が要求流量になる範囲内で、メインポンプ用電動機21及びメインポンプ28を可及的に効率よく駆動させることができることになって、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の動力損失を大きく減少させることができ、燃費向上に大きく貢献できる。特に、油圧ショベル1のような建設機械においては、メインポンプ28から出力される油圧動力で種々の油圧アクチュエータを駆動させる構成になっているため、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の動力損失の減少は、建設機械全体の燃費向上に大きく貢献できる。
しかも、前記動力伝達系の効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数とメインポンプ28の容量との組合せを演算するにあたり、メインポンプ流量制御部39は、メインポンプ用電動機21の効率特性とメインポンプ28の効率特性とに基づいて作成された効率特性データη(V、I、ω、v、P)に、電圧センサ44及び電流センサ45により検出されたメインポンプ用電動機21への入力電圧V及び電流Iと、圧力センサ43により検出されたメインポンプ28の吐出圧Pとを入力して、動力伝達系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の容量vとの関係を示す関数η(ω、v)を作成する。そして、該関数η(ω、v)と、メインポンプ28に要求される要求流量Qs(Qs=ηpv×ω×v)とに基づいて、動力伝達系の効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcとメインポンプ28の容量vcとの組合せを演算する。
この結果、メインポンプ用電動機21の効率特性とメインポンプ28の効率特性とに基づいて、前記動力伝達系の効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcとメインポンプ28の容量vcとの組合せを容易に演算することができて、演算が複雑化してしまうことを回避できると共に、メインポンプ28の流量が要求流量Qsになるように精度良く制御することができる。
また、メインポンプ流量制御部39は、メインポンプ28の要求流量Qsがゼロの場合には、メインポンプ用電動機21を停止させるべく電動制御器16に停止指令を出力することになり、而して、メインポンプ28の流量をゼロにする場合にメインポンプ用電動機21が消費する動力をゼロにすることができる。尚、メインポンプ28の流量をゼロにする場合に、メインポンプ28の容量をゼロにしてメインポンプ用電動機21を空転させると、メインポンプ用電動機21は動力を消費することになる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、例えば、上記実施の形態において、メインポンプ用電動機21の効率特性とメインポンプ28の効率特性とに基づいて作成される効率特性データは、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率ηと、メインポンプ用電動機21に入力される電圧V及び電流Iと、メインポンプ用電動機21の回転数ω(=メインポンプ28の回転数ω)と、メインポンプ28の容量vと、メインポンプ28の吐出圧Pとの関係を示したデータη(V、I、ω、v、P)であるが、メインポンプ用電動機21の効率特性とメインポンプ28の効率特性とに基づいて作成される効率特性データとしては、上記データη(V、I、ω、v、P)に限定されない。例えば、メインポンプ用電動機21の効率特性は、メインポンプ用電動機21の効率ηmと、メインポンプ用電動機21の回転数ω及び出力トルクTとの関係で示すこともでき、該関係を示したデータをメインポンプ用電動機21の効率特性として用いることもできる。この場合には、メインポンプ用電動機21の入力からメインポンプ28の出力に至る動力伝達系の効率特性データとして、該動力伝達系の効率ηと、メインポンプ電動機21の回転数ω(=メインポンプ28の回転数ω)と、メインポンプ電動機21の出力トルクTと、メインポンプ28の容量vと、メインポンプ28の吐出圧Pとの関係を示すデータη(ω、T、v、P)が用いられると共に、該データη(ω、T、v、P)に、トルク検出センサ(図示せず)により検出されたメインポンプ電動機21の出力トルクTの値と、圧力センサ43により検出されたメインポンプ28の吐出圧の値とを入力することにより、動力伝達系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の容量vとの関係を示す関数η(ω、v)が作成される。
さらに、上記実施の形態では、前記動力伝動系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の容量vとの関係を示す関数η(ω、v)に、前記式(1)(v=Qs/ω)を入力することで、動力伝達系の効率ηとメインポンプ用電動機21の回転数ωとの関係を示す関数η(ω)とし、該関数η(ω)を用いて、効率ηが最大になるメインポンプ用電動機21の回転数ωcを求めたが、式(1)の替わりに下記の式(3)を用いることもできる。
ω=Qs/v ・・・(3)
この場合には、上記式(3)が関数η(ω、v)に入力されて、動力伝達系の効率ηとメインポンプ28の容量vとの関係を示す関数η(v)が得られるが、該関数η(v)を用いて効率ηが最大になるメインポンプ28の容量vcを求め、さらに下記の式(4)を用いて、メインポンプ28が容量vcのときにメインポンプ28の流量を要求流量Qsにするためのメインポンプ用電動機21の回転数ωcを演算すれば良い。
ωc=Qs/(ηpv×vc) ・・・(4)
ω=Qs/v ・・・(3)
この場合には、上記式(3)が関数η(ω、v)に入力されて、動力伝達系の効率ηとメインポンプ28の容量vとの関係を示す関数η(v)が得られるが、該関数η(v)を用いて効率ηが最大になるメインポンプ28の容量vcを求め、さらに下記の式(4)を用いて、メインポンプ28が容量vcのときにメインポンプ28の流量を要求流量Qsにするためのメインポンプ用電動機21の回転数ωcを演算すれば良い。
ωc=Qs/(ηpv×vc) ・・・(4)
また、上記実施の形態では、メインポンプ用電動機21の出力軸とメインポンプ28の駆動軸とは直結されていて、メインポンプ用電動機21の回転数ωとメインポンプ28の回転数ωとが等しくなるように構成されているが、ギア等の減速機構や増速機構を介して接続されていてメインポンプ用電動機21の回転数とメインポンプ28の回転数とが等しくない場合であっても、減速比や増速比を演算に組入れれば、全く同様に制御できることは勿論である。
また、上記実施の形態では、油圧ショベル1に登載される油圧ポンプのうち、メインポンプ28のみに容量可変型の油圧ポンプが用いられており、該メインポンプ28に本発明が実施されているが、油圧ショベル1に登載される他の油圧ポンプ(サブポンプ34やパイロットポンプ31等)に容量可変型の油圧ポンプを用いても良いことは勿論であり、この場合には、他の油圧ポンプにも本発明を実施できる。
さらに、本発明は、上記実施の形態のようなハイブリッド型の油圧ショベルに限定されることなく、可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動せしめる電動機とが設けられた各種の建設機械に実施できることは勿論である。
本発明は、可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動せしめる電動機とが設けられた建設機械において、油圧ポンプ及び電動機の効率向上を図る場合に利用できる。
1 油圧ショベル
16 電動機制御器
21 メインポンプ用電動機
27 制御装置
28 メインポンプ
28a 容量可変手段
39 メインポンプ流量制御部
40 要求流量演算部
41 電動機回転数・ポンプ容量演算部
16 電動機制御器
21 メインポンプ用電動機
27 制御装置
28 メインポンプ
28a 容量可変手段
39 メインポンプ流量制御部
40 要求流量演算部
41 電動機回転数・ポンプ容量演算部
Claims (3)
- 可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動せしめる電動機とを設けてなる建設機械において、電動機の回転数制御と油圧ポンプの容量制御とにより油圧ポンプの流量を制御するべく電動機の回転数制御手段及び油圧ポンプの容量可変手段に制御指令を出力する制御装置を設けるにあたり、該制御装置は、油圧ポンプの流量が該油圧ポンプに要求される要求流量になり、且つ、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率が最大になる電動機の回転数と油圧ポンプの容量との組合せを演算する演算手段を備え、該演算手段の演算結果に基づいて電動機の回転数と油圧ポンプの容量とを制御することを特徴とする建設機械における油圧ポンプの制御装置。
- 請求項1において、演算手段は、電動機の効率特性と油圧ポンプの効率特性とに基づいて、電動機入力から油圧ポンプ出力に至る動力伝達系の効率と電動機の回転数と油圧ポンプの容量との関係を示す関数を作成すると共に、油圧ポンプに要求される要求流量と前記関数とに基づいて、前記効率が最大になる電動機の回転数と油圧ポンプの容量との組合せを演算することを特徴とする建設機械における油圧ポンプの制御装置。
- 請求項1または2において、制御装置は、油圧ポンプに要求される要求流量がゼロの場合には、電動機を停止させることを特徴とする建設機械における油圧ポンプの制御装置。
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