JP5424261B2 - エレベータの操作盤 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの乗籠の内部に設置される操作盤に関する。
エレベータの乗籠の内部に設置される操作盤は、籠ドア装置の戸袋側のリターンパネルに設置される縦型の操作盤と、車椅子利用者などのために乗籠の側壁のやや低い位置に設置される横型の操作盤とがある。
新設工事やリニューアル工事において乗籠を現地で組み立てる場合、縦型の操作盤を組み込む作業を簡素化するために、位置表示器、操作部、表面板などを一体に組み立てた表面枠を用意し、これを乗籠のリターンパネルに装着することが特許文献1に記載されている。この特許文献1は、位置表示器や操作部の配置を自由に考慮できるとともにこれらの意匠を自由に変えることができるとしている。
また、保守点検の際の作業性を考慮して、位置表示灯や操作部などを個別のユニットにしてリターンパネルに装着する縦型の操作盤が特許文献2に記載されている。特許文献2において操作盤は、上部体、中部体、下部体の3つで構成されている。上部体は、位置表示器を有し、中部体は、操作ボタンやランプなどを有している。下部体は、リターンパネルに予め組み付けられている。
特開2004−18234号公報 特開2006−256736号公報
ところで、乗籠の側壁に設置される横型の操作盤は、その設置目的から操作ボタンや位置表示器の配置が縦型の操作盤とは異なっている。そのため、横型の操作盤の表面パネルは、縦型の操作盤のものと別にデザインされる。したがって、操作ボタンや位置表示器などの要素部品は共通して使用できても、表面パネルはエレベータの仕様に対応した種類だけ必要である。
また、保守点検の際に使用されるスイッチボックスも操作盤と一体に設けられるがそのエレベータの仕様に応じてスイッチボックスの仕様も異なる。位置表示器の種類、操作ボタンの種類及び数、スイッチボックスの種類など、仕様が異なるエレベータに個別に対応する操作盤の種類は、膨大になるため、受注に先んじて様々な種類の操作盤をストックしておくことが難しい。
そこで、本発明は、標準化された少ない種類の部品で多くの種類の仕様に対応できるエレベータの操作盤を提供する。
本発明の一実施形態の操作盤は、エレベータの乗籠の内部に設置され、インジケータ部と登録操作部とスイッチ部とハウジングとを備える。インジケータ部は、乗籠の位置を表示する。登録操作部は、乗籠の行先階を登録するボタンが配置される。スイッチ部は、エレベータの機能を点検するためのスイッチを内部に備える。ハウジングは、インジケータ部、前記登録操作部、前記スイッチ部のそれぞれのおもて面を面一に保持する。そして、登録操作部の長辺を鉛直に配置する場合はインジケータ部およびスイッチ部をこの登録操作部に対して鉛直方向に並べた縦型に配置し、登録操作部の長辺を水平に配置する場合はインジケータ部およびスイッチ部をこの登録操作部の長辺に隣接させた横型に配置する。
操作盤は、縦型に配置する場合、乗籠の乗口の近傍に設置され、横型に配置する場合、乗口が設けられた以外の乗籠の少なくとも1つの側壁に設置される。また、乗口の近傍及び側壁のそれぞれに操作盤が設置される場合、スイッチ部は、乗口の近傍または側壁のどちらか一方に配置する。
また、各部の相対位置を調整するために、操作盤を縦型に配置する場合、インジケータ部と登録操作部とスイッチ部とのそれぞれの間の少なくとも1つにブランクを装着する。このとき、インジケータ部を登録操作部の上側に配置し、スイッチ部を登録操作部の下側に配置する場合、ブランクは、インジケータ部と登録操作部との間、及びスイッチ部と登録操作部との間の少なくとも一方に配置する。また、操作盤を横型に配置する場合、インジケータ部とスイッチ部との間にブランクを装着する。
横型の操作盤にした場合、外観形状を整えるために、登録操作部の長辺の寸法は、この登録操作部に隣接して配置されたインジケータ部とスイッチ部とブランクとを並べた合計寸法と等しくする。または、インジケータ部、登録操作部、スイッチ部は、それぞれ短辺の寸法を等しくし、登録操作部は、長辺の寸法が短辺の寸法の整数倍に設ける。
また、操作盤を縦型または横型のいずれかに構成した場合に、インジケータ部と登録操作部とスイッチ部との配置に合わせてハウジングを構成しやすいように、ハウジングは、インジケータ部の外周形状と同じ寸法の第1のセグメントと、登録操作部の外周形状と同じ寸法の第2のセグメントと、スイッチ部の外周形状と同じ寸法の第3のセグメントとを備える。そして、第1のセグメントと第2のセグメントと第3のセグメントとは、隣り合う壁面で互いに接合する。このとき、インジケータ部と登録操作部とスイッチ部の信号線などを少なくとも通すために、第1のセグメントと第2のセグメントと第3のセグメントは、少なくとも互いに接合される壁面に各セグメントどうしを連通させる窓を有する。
登録操作部の長辺を鉛直に配置し、インジケータ部と登録操作部とスイッチ部とのそれぞれの間の少なくとも1つにブランクを装着する場合、または、登録操作部の長辺を水平に配置し、インジケータ部とスイッチ部との間にブランクを装着する場合、ハウジングは、このブランクの外形寸法と同じ寸法の第4のセグメントをブランクが配置される位置に備える。
本発明の操作盤によれば、インジケータ部と登録操作部とスイッチ部とを縦型にも横型にも組み合わせることができる。つまり、縦型と横型のそれぞれに対応させて別々に操作盤を作らなくてもよいので、部品の種類が減り、製造コストが軽減される。また、インジケータ部、登録操作部、スイッチ部のそれぞれ仕様に応じて異なる場合でも、仕様の異なっている部分のみを変更するだけでよい。
また、インジケータ部と登録操作部とスイッチ部とのそれぞれの間の少なくとも1つにブランクを装着する操作盤は、インジケータ部、登録操作部、スイッチ部のそれぞれの相対的な配置を調整するのが容易である。操作盤を縦型に配置し、インジケータ部を登録操作部の上側に、スイッチ部を登録操作部の下側に各々配置する場合、インジケータ部と登録操作部との間、スイッチ部と登録操作部との間の少なくとも一方にブランクを装着すると、登録操作部の高さ位置が調整される。操作盤を横型に配置する場合、インジケータ部とスイッチ部との間にブランクを配置することで、登録操作部のボタンの数が多い場合でも登録操作部の長辺の長さに合わせてブランクで調整される。ブランクを加えることで、インジケータ部、登録操作部、スイッチ部の形状を変えることなく、操作盤のレイアウトの微調整ができる。
インジケータ部、登録操作部、スイッチ部のそれぞれ短辺の寸法を等しくし、登録操作部の長辺の寸法を短辺の寸法の整数倍に設ける操作盤は、操作盤を縦型に設置する場合、水平方向の寸法が揃うだけでなく、操作盤を横型に設置する場合も、操作盤の水平方向の寸法を揃えやすい。登録操作部の長辺の寸法が短辺の寸法の2倍であるときは、インジケータ部とスイッチ部を横並びにした寸法と同じであるし、長辺の寸法が短辺の寸法の3倍以上であるときは、インジケータ部及びスイッチ部と同じ大きさのブランクを必要数だけ装着することで、容易に形状を整えることができる。
ハウジングに第1のセグメントと第2のセグメントと第3のセグメントとを備える操作盤は、操作盤を縦型または横型のいずれかに構成した場合に、縦型及び横型に配置するのにあわせてハウジングをそれぞれ用意することなく、インジケータ部と登録操作部とスイッチ部との配置に合わせて第1のセグメントと第2のセグメントと第3のセグメントを組み合わせればよい。これによりさらに操作盤の部品の種類を減らすことができる。
第1のセグメントと第2のセグメントと第3のセグメントとの接合部に窓を有している操作盤によれば、窓を通してインジケータ部と登録操作部とスイッチ部の信号線などを通すことができるとともに、セグメントどうしを接合するボルトなどの締結部材を内側から装着することができるので、ハウジングよりも外側に突出するものが無い。さらに、ブランクを装着する場合、このブランクに対応する第4のセグメントを配置する操作盤によれば、操作盤のインジケータ部、登録操作部、スイッチ部のレイアウトに合わせて第1のセグメントと第2のセグメントと第3のセグメントの間にブランクとともに第4のセグメントを組み込めばよい。
インジケータ部と第1のセグメント、登録操作部と第2のセグメント、スイッチ部と第3のセグメントのそれぞれの組み合わせは、操作盤が縦型であるか横型であるかにかかわらず変わらない。また、各部の仕様が変わってもそれに対応するセグメントどうしを組み合わせることでその操作盤に必要なハウジングが作られる。このように、仕様に合わせてインジケータ部と登録操作部とスイッチ部を自由に組み合わせることができる。したがって、受注に先駆けて各部ごとに仕様が異なる種類のストックを用意しておくだけで、これらを組み合わせて多様な仕様に対応することができる。
本発明の第1の実施形態の操作盤が設置された乗籠の中を示す斜視図。 図1に示した縦型の操作盤の分解斜視図。 図1に示した横型の操作盤の分解斜視図。 本発明の第2の実施形態の操作盤を示す分解斜視図。 図4に示した縦型の操作盤と同じ部品を用いた横型の操作盤の分解斜視図。 本発明の第3の実施形態の操作盤を示す分解斜視図。
本発明の第1の実施形態の操作盤1A,1Bは、図1〜図3を参照して説明する。この操作盤1A,1Bは、図1に示すように、エレベータの乗籠101の内部に設置される。この乗籠101は、操作盤として縦型の操作盤1Aと横型の操作盤1Bとをそれぞれ1つずつ有している。縦型の操作盤1Aは、乗籠101の乗口102の近傍となる前壁103に設置される。この実施形態において縦型の操作盤1Aは、図1に示すように乗籠101の中から見て乗口102の右側に配置されている。横型の操作盤1Bは、乗口102が設けられた以外の乗籠101の側壁に配置される。この実施形態において横型の操作盤1Bは、図1に示すように乗籠101の中から見ての乗口102の左側の側壁104に配置されており、車椅子利用者や背の低い子供が操作しやすい高さに設置される。
縦型の操作盤1Aは、図1および図2に示すように、インジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13とハウジング14Aとを備えている。縦型の操作盤1Aは、登録操作部12の長辺12aを鉛直に配置し、さらに、インジケータ部11とスイッチ部13とをこの登録操作部12に対して鉛直方向に並べて配置している。
横型の操作盤1Bは、図1および図3に示すように、インジケータ部11と登録操作部12とブランク15とハウジング14Bとを備えている。横型の操作盤1Bは、登録操作部12の長辺12aを水平方向にし、インジケータ部11およびブランク15をこの登録操作部12の長辺12aに隣接して配置している。本実施形態では、図1および図3に示すように登録操作部12の上側にインジケータ部11とブランク15が配置されている。
また、本実施形態では、図1に示すように縦型の操作盤1Aにスイッチ部13を備えているので、横型の操作盤1Bは、スイッチ部13を備えておらず、代わりにブランク15が装着されている。横型の操作盤1Bにスイッチ部13を備える場合は、縦型の操作盤1Aのスイッチ部13をブランク15に置き換える。また、縦型の操作盤1Aおよび横型の操作盤1Bは、同じ仕様のインジケータ部11および登録操作部12が採用される。
この実施形態では、インジケータ部11の短辺11bと登録操作部12の短辺12bとスイッチ部13の短辺13bとブランク15の短辺15bは同じ寸法Wに設けられている。また、インジケータ部11の長辺11aとブランク15の長辺15aは、同じ寸法に設けられている。そして、登録操作部12の長辺12aは、短辺12bの整数倍に設けられる。本実施形態では、長辺12aの寸法Tは、短辺12bの寸法Wの2倍に設けられている。なお、スイッチ部13の長辺12aは、インジケータ部11の長辺11aと同じ寸法に設けられている。この実施形態においてスイッチ部13は、縦型の操作盤1Aに設けられるので、長辺13aの寸法がインジケータ部11の長辺11aと違っていてもよい。
インジケータ部11は、図2および図3に示すように表示モジュール111と表面プレート112とを備える。表示モジュール111は、乗籠101の位置および移動方向などを表示する。表面プレート112は、表示モジュール111を表面に露出させる開口部112aを有し、表示モジュール111が背後から取り付けられている。
登録操作部12は、図2および図3に示すように行先階ボタン121と表面プレート122とを備える。行先階ボタン121は、乗籠101の行先階を登録するために設けられており、操作されることによって該当する行先階を目的階として登録する。表面プレート122は、行先階ボタン121を露出させる開口部122aを有し、各行先階ボタン121が背後から取り付けられている。行先階ボタン121は、縦型および横型のいずれに操作盤が設けられても、階床表示が利用者に対して正立させて取り付けることができるように構成されている。
登録操作部12は、この他に図2および図3に示すように、開いているドア装置を閉じるための閉ボタン123、閉じかけたドア装置を開くための開ボタン124、非常時に管理センタ等へ通報するための非常ボタン125を備えている。これらのボタン123,124,125も、表面プレート122に設けられた開口部122aを通して表に露出するように表面プレート122の背後から取り付けられている。
スイッチ部13は、図2に示すようにスイッチ131と表面プレート132と蓋133とを備えている。スイッチ131は、エレベータの機能を点検する際に作業員が操作するために設けられており、表面プレート132よりも奥まった位置に配置されるパネル131aに取り付けられている。表面プレート132は、スイッチ131を操作するために開口部132aが設けられている。蓋133は、表面プレート132と面一にこの開口部132aを覆って取り付けられる。蓋133は、図2に示すロック機構133aを備えており、通常運転されているときは図1に示すように施錠され閉じられている。蓋133は、保守点検などの際、ロック機構133aが鍵によって解錠され、図2に示すように開かれる。本実施形態において蓋133は、下端部を支点に回動する。蓋133の構造は、これに限らず、右端または左端を支点に回動する構造でもよいし、スライド式でもよいし、取外し式でもよい。
縦型の操作盤1Aのハウジング14Aは、インジケータ部11、登録操作部12、スイッチ部13のそれぞれのおもて面を構成する表面プレート112,122,132どうしを面一に保持する。このハウジング14Aは、図2に示すように各表面プレート112,122,132が前壁103の表面と面一になるように、各表面プレート112,122,132の厚み分だけ前壁103の表面よりも奥まって設けられている。ハウジング14Aは、インジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13を鉛直方向に並べた場合の水平方向幅及び鉛直方向長さと同じ外形の箱であって、インジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13の背部に露出する信号線などを覆う。ハウジング14Aは、インジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13の外周を支持するフランジ141を有している。インジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13は、フランジ141に設けられたネジ孔142に乗籠101の内側からビス143を止めることによって、ハウジング14Aに固定される。
横型の操作盤1Bのハウジング14Bは、図3に示すようにインジケータ部11と登録操作部12のそれぞれおもて面を構成する表面プレート112,122およびブランク15を面一に保持する。なお、横型の操作盤1Bにブランク15の代わりにスイッチ部13が配置される場合は、このスイッチ部13の表面を構成する表面プレート132がブランク15の代わりにインジケータ部11及び登録操作部12の表面プレート112,122と面一に保持される。
また、このハウジング14Bは、縦型の操作盤1Aのハウジング14Aと同様に、表面プレート112,122およびブランク15のおもて面が側壁104の表面と面一になるように、表面プレート112,122およびブランク15の厚み分だけ側壁104の表面より奥まって設けられている。ハウジング14Bは、図3に示すように水平方向に登録操作部12の長辺12aと同じ長さを有し、鉛直方向に登録操作部12の短辺12bとインジケータ部11の長辺11aを足し合わせた長さを有している。
また、横型の操作盤1Bのハウジング14Bは、図3に示すように、インジケータ部11と登録操作部12とブランク15の外周縁を支持するフランジ141と、インジケータ部11と登録操作部12との境界部および登録操作部12とブランク15との境界部を支持するビーム144とを備える。インジケータ部11と登録操作部12とブランク15は、図3に示すようにフランジ141およびビーム144に設けられたネジ孔142に乗籠101の内側からビス143を止めることによって、ハウジング14Bに固定される。
以上のように構成された操作盤1A,1Bは、インジケータ部11と登録操作部12とに同一のものを採用する。また、スイッチ部13とブランク15は、仕様に応じて縦型の操作盤1Aおよび横型の操作盤1Bのどちらにも組み込める。つまり同じ部品を利用して、縦型の操作盤1Aと横型の操作盤1Bを作ることができる。したがって、操作盤1A,1Bの部品の種類が減り、製造コストが軽減される。
また、仕様の異なる操作盤を作る場合でも、仕様に応じたインジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13を組み合わせて操作盤を作ればよい。したがって、多様な仕様にも容易に対応しやすい。
本発明の第2の実施形態の操作盤1A,1Bは、図4および図5を参照して説明する。第1の実施形態における縦型の操作盤1Aが前壁103の一部を刳り貫いて設置されていたのに対し、図4に示す縦型の操作盤1Aは、乗籠の床から天井まで達する高さを有した、いわゆる「フルハイト操作盤」である。また、図5に示す横型の操作盤1Bは、図4に示す縦型の操作盤1Aのインジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13を第1の実施形態の横型の操作盤1Bと同様に配置したものである。縦型の操作盤1Aにもスイッチ部13が設けられているので、横型の操作盤1Bのスイッチ部13は、ブランク15であってもよいし、縦型のスイッチ部13がブランク15であってもよい。
本実施形態の図4に示す縦型の操作盤1Aは、インジケータ部11と、登録操作部12と、スイッチ部13と、ブランク161,162,163,164と、ハウジング17とを備える。また図5に示す横型の操作盤1Bは、インジケータ部11と、登録操作部12と、スイッチ部13と、ハウジング17とを備える。なお、インジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13は、第1の実施形態と同じであるので、図4および図5中において第1の実施形態と同じ構成には同一の符号を付し、これらの詳細は第1の実施形態を参酌し、ここでの説明を省略する。
縦型の操作盤1Aのブランク161,162,163,164は、エレベータの仕様に合わせて、インジケータ部11と登録操作部12とスイッチ部13との位置を調整するために設けられている。ブランク161は、インジケータ部11の上側に配置され、ブランク162は、インジケータ部11と登録操作部12の間に配置され、ブランク163は、登録操作部12とスイッチ部13の間に配置され、ブランク164は、スイッチ部13の下側に配置される。各ブランク161,162,163,164の大きさは、エレベータの仕様に応じて設定される。したがって、数種類の基準長さのものを用意しておき、求められる寸法に応じてこれらを組み合わせて採用してもよい。なお、インジケータ部11と登録操作部12の間のブランク162および登録操作部12とスイッチ部13の間のブランク163は、行先階ボタン121がたくさん設けられる場合などエレベータの仕様によって採用されない場合もある。
縦型の操作盤1Aのハウジング17は、図4に示すように第1のセグメント171と、第2のセグメント172と、第3のセグメント173と、第4のセグメント174とを備え、これらが連結されて構成されている。第1のセグメント171は、インジケータ部11の外周形状と同じ寸法を有している。第2のセグメント172は、登録操作部12の外周形状と同じ寸法を有している。第3のセグメント173は、スイッチ部13の外周形状と同じ寸法を有している。第4のセグメント174は、ブランク161,162,163,164のそれぞれに対応する外形寸法と同じ寸法をそれぞれ有している。つまり、第4のセグメント174は、ブランク161,162,163,164のそれぞれに対応して異なる大きさに設けられる。
各セグメントは、インジケータ部11、登録操作部12、スイッチ部13、ブランク161,162,163,164の外周縁を支持するフランジ171a,172a,173a,174aを備える。インジケータ部11、登録操作部12、スイッチ部13、ブランク161,162,163,164は、それぞれに対応するセグメントのフランジ171a,172a,173a,174aに設けられたネジ孔171bにビス171c,172c,173c,174cが装着されることによって、それぞれ固定される。
図5に示す横型の操作盤1Bのハウジング17は、インジケータ部11に対応する第1のセグメント171と、登録操作部12に対応する第2のセグメント172と、スイッチ部13に対応する第3のセグメント173とで構成される。この操作盤1Bは、図5に示すように登録操作部12の長辺12aの寸法Tが、短辺12bの寸法Wのちょうど整数倍、本実施形態では第1の実施形態と同様に2倍に設けられている。登録操作部12の長辺12aの寸法Tが短辺12bの寸法Wの2倍以上の場合は、インジケータ部11とスイッチ部13の間に別途ブランクを配置し、このブランクに対応する大きさの第4のセグメントを第1のセグメント171と第3のセグメント173の間に装着する。
また、第1のセグメント171、第2のセグメント172、第3のセグメント173、第4のセグメント174は、図4および図5に示すように、縦型の操作盤1Aとして図4に示すように組み合わされる場合および横型の操作盤1Bとして図5に示すように組み合わされる場合に互いにそれぞれ接合される壁に、少なくとも窓171d,172d,173d,174dを備えている。さらに、隣り合うように配置されたセグメントどうしを連結するために、第1のセグメント171、第2のセグメント172、第3のセグメント173、第4のセグメント174は、窓171d,172d,173d,174dの周囲にボルト孔171e,172e,173e,174eを有している。
図4に示す縦型の操作盤1Aおよび図5に示す横型の操作盤1Bは、いずれも表面プレート112,122,132およびブランク161,162,163,164が、第1の実施形態と同様に、互いに面一に設けられる。
以上のように構成された第2の実施形態の操作盤1A,1Bは、インジケータ部11、登録操作部12、スイッチ部13に同じ部品を使用して、縦型にも横型にも組み合わせることができる。このとき、ハウジング17を構成する第1のセグメント171、第2のセグメント172、第3のセグメント173も、インジケータ部11、登録操作部12、スイッチ部13に対応して同じように、縦型にも横型にも組み合わせることができる。インジケータ部11、登録操作部12、スイッチ部13のそれぞれの大きさが、エレベータの仕様に応じて異なる場合、これらに対応してセグメント171,172,173も用意される。
つまり、行先階ボタン121の数によって長辺12aの寸法Tが異なる登録操作部12を採用して数種類の操作盤1A,1Bを作る場合でも、その登録操作部12に対応する第2のセグメント172を適用することで、インジケータ部11および第1のセグメント171と、スイッチ部13および第3のセグメント173は、同じものをすべての操作盤1A,1Bに採用できる。そしてインジケータ部11の短辺11bとスイッチ部13の短辺13bを足し合わせた寸法よりも登録操作部12の長辺12aの寸法Tの方が大きい場合、インジケータ部11および第1のセグメント171とスイッチ部13および第3のセグメント173との間に、ブランクと第4のセグメントを挿入すればよい。
このように、第2の実施形態の操作盤1A,1Bによれば、仕様が同じ部分は、共通して同じ部品を採用することができるとともに、仕様の違いに応じて様々な大きさのハウジングを用意しておかなくても、異なる大きさのハウジング17を少ない種類の部品から組むことができる。
本発明の第3の実施形態の操作盤1Bは、図6を参照して説明する。図6に示す横型の操作盤1Bは、第2の実施形態の操作盤1A,1Bと基本的な構成が同じである。そこで、インジケータ部11、登録操作部12、スイッチ部13について、第1の実施形態と同じ符号を付してその説明は第1の実施形態の記載を参酌し、ブランク161,162,163,164およびハウジング17については、第2の実施形態と同じ符号を付してその説明は第2の実施形態の記載を参酌する。
図6の操作盤1Bは、登録操作部12の長辺12aの寸法Tが第2の実施形態の場合よりも長く、短辺12bの寸法Wの整数倍、この実施形態では、3倍である。そして、インジケータ部11とスイッチ部13の間にブランク165を配置し、第1のセグメント171と第3のセグメント173の間に第4のセグメント174を配置している。このとき、インジケータ部11の短辺11bとスイッチ部13の短辺13bは、登録操作部12の短辺12bと同じ寸法Wである。つまり、第1のセグメント171と第3のセグメント173と第4のセグメント174の水平方向寸法および鉛直方向寸法はそれぞれ同じであるので、これらは、1種類の同じ部品を採用できる。
このように、第2の実施形態の場合と同じように、縦型の操作盤1Aと同じ部品を用いて横型の操作盤1Bを作る場合、第3の実施形態の登録操作部12のように長辺12aの寸法Tが短辺12bの寸法Wの2倍以上になるようであれば、その長辺12aの寸法Tは、短辺12bの寸法Wの整数倍になるように設定する。インジケータ部11とスイッチ部13とブランク165の背後に取り付けられるセグメントを1種類の部品にすることができるので、操作盤1A,1Bを構成するために必要となる部品の種類が大幅に減少し、製造コストも低く抑えることができる。
なお、登録操作部12の長辺12aの寸法Tが短辺12bの寸法Wの4倍、5倍、またはそれ以上になる場合、その寸法に応じた1つの第4のセグメント174を入れるのではなく、短辺が寸法Wの第4のセグメント174を2つ、3つ、またはそれ以上、必要な数だけ取り付ける。このようにすることで、第4のセグメントどうしの接合部は、ブランク165にとって補強部材の役割を果たす。このとき、ブランク165は、第4のセグメントごとに設けてもよいし、複数の第4のセグメントを1枚のブランク165で覆うように設けてもよい。1枚のブランク165にすることで、乗籠101の内側の見栄えがよくなる。
1A,1B…操作盤、11…インジケータ部、12…登録操作部、12…長辺12a、12b…短辺、121…行先階ボタン(ボタン)、13…スイッチ部、131…スイッチ、14A,14B…ハウジング、15…ブランク、17…ハウジング、101…乗籠、102…乗口、104…側壁、162,163,165…ブランク、171…第1のセグメント、172…第2のセグメント、173…第3のセグメント、174…第4のセグメント、171d,172d,173d,174d…窓、T…(登録操作部の長辺の)寸法、W…(短辺の)寸法。

Claims (12)

  1. エレベータの乗籠の内部に設置される操作盤であって、
    前記乗籠の位置を表示するインジケータ部と、
    前記乗籠の行先階を登録するボタンが配置された登録操作部と、
    前記エレベータの機能を点検するためのスイッチを内部に備えるスイッチ部と
    前記インジケータ部、前記登録操作部、前記スイッチ部のそれぞれのおもて面を面一に保持するハウジングと
    を備え、
    前記登録操作部の長辺を鉛直に配置する場合は前記インジケータ部および前記スイッチ部をこの登録操作部に対して鉛直方向に並べた縦型に配置し、
    前記登録操作部の長辺を水平に配置する場合は前記インジケータ部および前記スイッチ部をこの登録操作部の前記長辺に隣接させた横型に配置する
    ことを特徴とする操作盤。
  2. 前記縦型に配置する場合、前記乗籠の乗口の近傍に設置され、
    前記横型に配置する場合、前記乗口が設けられた以外の前記乗籠の少なくとも1つの側壁に設置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作盤。
  3. 前記乗口の近傍及び前記側壁のそれぞれに操作盤が設置される場合、前記スイッチ部は、前記乗口の近傍または前記側壁のどちらか一方に配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の操作盤。
  4. 前記縦型に配置する場合、前記インジケータ部と前記登録操作部と前記スイッチ部とのそれぞれの間の少なくとも1つにブランクを装着することを特徴とする請求項1に記載の操作盤。
  5. 前記インジケータ部は、前記登録操作部の上側に配置し、
    前記スイッチ部は、前記登録操作部の下側に配置し、
    前記ブランクは、前記インジケータ部と前記登録操作部との間、及び前記スイッチ部と前記登録操作部との間の少なくとも一方に配置する
    ことを特徴とする請求項4に記載の操作盤。
  6. 前記横型に配置する場合、前記インジケータ部と前記スイッチ部との間にブランクを装着することを特徴とする請求項1に記載の操作盤。
  7. 前記登録操作部の長辺の寸法は、この登録操作部に隣接して配置された前記インジケータ部と前記スイッチ部と前記ブランクとを並べた合計寸法と等しいことを特徴とする請求項6に記載の操作盤。
  8. 前記インジケータ部、前記登録操作部、前記スイッチ部は、短辺の寸法が等しく、
    前記登録操作部は、前記長辺の寸法が前記短辺の寸法の整数倍である
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作盤。
  9. 前記ハウジングは、前記インジケータ部の外周形状と同じ寸法の第1のセグメントと、前記登録操作部の外周形状と同じ寸法の第2のセグメントと、前記スイッチ部の外周形状と同じ寸法の第3のセグメントとを備え、
    前記第1のセグメントと前記第2のセグメントと前記第3のセグメントとは、隣り合う壁で互いに接合される
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作盤。
  10. 前記第1のセグメントと前記第2のセグメントと前記第3のセグメントは、少なくとも互いに接合される前記壁に各セグメントどうしを連通させる窓を有することを特徴とする請求項9に記載の操作盤。
  11. 前記縦型に配置する場合、前記インジケータ部と前記登録操作部と前記スイッチ部とのそれぞれの間の少なくとも1つにブランクを装着し、
    前記ハウジングは、前記ブランクの外形寸法と同じ寸法の第4のセグメントを前記ブランクが配置される位置に備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の操作盤。
  12. 前記横型に配置する場合、前記インジケータ部と前記スイッチ部との間にブランクを装着し、
    前記ハウジングは、前記ブランクの外形寸法と同じ寸法の第4のセグメントを前記ブランクが配置される位置に備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の操作盤。
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