JP2023158800A - 扉装置 - Google Patents

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Hiromitsu Tokioka
聖 渡邉
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Abstract

【課題】観音開きする扉装置1の袖扉9に設けられる戸先側縦フレーム材14aと屋内側面板11から折曲形成される戸先側見込み面部11aとによって形成されるスペースSに錠受け部20を内装取り付けする場合に、該錠受け部20の取り付けを補強されたものにする。【解決手段】袖扉9の戸先側縦フレーム材14aの屋内側脚片部14cに見付け片部22aが固着された補強金具22の見込み片部22bと戸先側見込み面部11aとを内外から挟持する状態で錠受け部20を取り付けるようにする。【選択図】図5

Description

本発明は、マンションや住宅等の建物の出入り口部に建て付けられる扉装置の技術分野に関するものである。
一般に、マンションや住宅等の建物の出入り口部を開閉する扉装置として、観音開き状に開閉揺動するべく左右に配した主扉(親扉)と袖扉(子扉)とを備え、主扉に設けた錠本体部から出没自在に突出するラッチボルトやデッドボルト等の錠ボルトが、袖扉側に設けた錠受け部(ストライク)に嵌入することで主扉の施錠をするようにした錠装置を備えたものが知られている。そしてこのような扉装置では、袖扉は、常時は閉鎖姿勢のままとし、例えば大型の荷物の搬出入の場合等、必要な場合に開放できるようにすることが一般的である。
この様な場合に、袖扉の戸先側端縁部には、主扉側に設けた錠本体部から突出する錠ボルト(デッドボルト、ラッチボルト)が嵌入する錠受け部(ストライク)を設ける必要がある。そこで袖扉の戸先側端縁部に設けられる縦フレーム材を戸先側が開口した匚字形とし、該縦フレーム内に錠受け部を内装する構成にしたものが試みられている(例えば特許文献1参照)。
特開2007-186985号公報
ところで前記従来のように錠受け部を匚字形をした縦フレームに内装する場合、錠受け部は、袖扉の戸先側見込み面部に取り付けられることになるが、縦フレームが匚字形をしたものである場合、袖扉の戸先側見込み面部は、縦フレーム材の先端縁から屋内外側面板を屋内外方向に折曲することで形成し、該見込み面部に錠受け部を取り付けることになるが、このものでは錠受け部は、屋内外側面板を折曲形成しただけの見込み面部に取り付けられることになって強度的に劣る等の問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、観音開き状に開閉するべく左右に配した主扉と袖扉とを備え、主扉に設けた錠本体部から出没自在に突出する錠ボルトが、袖扉に設けた錠受け部に嵌入することで主扉の施錠をする錠装置が設けられた扉装置であって、前記袖扉の戸先側縦フレーム材を戸先側が開口した匚字形にする一方、袖扉の屋内外側面板のうちの一方の面板を、戸先側縦フレーム材の一方の脚片部の先端縁から他方の脚片部側に折曲せしめて戸先側見込み面部とし、該戸先側見込み面部と戸先側縦フレーム材とによって囲繞されるスペースに前記錠受け部を取り付けてなる扉装置において、前記戸先側見込み面部の錠受け部が取り付けられる部位の内側に補強金具を配したことを特徴とする扉装置である。
請求項2の発明は、補強金具は、前記戸先側見込み面部に当接する見込み片部と、戸先側縦フレーム材の脚片部に固着される見付け片部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の扉装置である。
請求項3の発明は、補強金具の見込み片部には、錠受け部を嵌入取り付けするための取り付け孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載の扉装置である。
請求項4の発明は、錠装置は、第一、第二の錠本体部とが主扉に設けられ、第一、第二の錠本体部の錠ボルトが各別に嵌入する第一、第二の錠受け部が袖扉に設けられたものであり、補強金具は、第一、第二の錠受け部間に亘る長尺状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の扉装置である。
請求項5の発明は、前記錠受け部は、戸先側見込み面部の表面に当接する外側受け金具と、戸先側見込み面部の内側に配される補強金具に当接する内側受け金具とを備え、該内外の受け金具で戸先側見込み面部および補強金具を挟持する状態で取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の扉装置である。
請求項1の発明とすることにより、観音開き状に開閉するべく左右に配した主扉と袖扉とを備え、主扉側の錠本体部から突出する錠ボルトが、袖扉側の錠受け部に嵌入することで施錠をする扉装置の袖扉において、戸先側が開口した匚字形の縦フレーム材と、屋内外の一方の面板を折曲形成した戸先側見込み面部とによって囲繞されるスペースに錠受け部を設けるにあたり、前記戸先側見込み面部が内側に配される補強金具によって補強されたものとなって、錠受け部の強度ある取り付けが、補強金具が外側に露出することがない状態でできることになる。
請求項2の発明とすることにより、補強金具が、戸先側見込み面部に当接する見込み片部と戸先側縦フレーム材の脚片部に固着される見付け片部とを備えたものとなる結果、構造簡単な補強金具でありながら、強固で確実な補強をすることができる。
請求項3の発明とすることにより、補強金具が、見込み片部に錠受け部を嵌入取り付けするための取り付け孔が形成されたものになっている結果、錠受け部の取り付けが補強金具に邪魔されることなくできることになる。
請求項4の発明とすることにより、第一、第二の錠受け部が上下に設けられたものでありながら、補強金具は該第一、第二錠受け部に亘った長尺物として構成されることになって、部品点数の増加を可及的に抑えた状態でより強度アップされたものにできることになる。
請求項5の発明とすることにより、錠受け部が、積層状態の戸先側見込み面部と補強金具とを内外側の受け金具によって挟持する一体化状態で取り付けられることになって、強度ある取り付けができることになる。
扉装置の正面図である。 扉装置の水平断面図である。 (A)(B)は袖扉の正面図、側面図である。 (A)(B)(C)は袖扉の平面図、水平断面図、上側フレーム部位の拡大断面側面図である。 (A)(B)(C)は袖扉における戸先側フレーム材部位の水平断面図、フランス落とし錠部位の水平断面図、錠受け部部位の水平断面図である。 袖扉のフランス落とし錠部位の側面図である。 (A)(B)(C)はフランス落とし錠用の塞ぎ板の正面図、側面図、平面図である。 (A)(B)は袖扉の錠受け部部位の側面図、正面図である。 (A)(B)(C)は補強金具の側面図、背面図、平面図である。 (A)(B)(C)(D)は錠受け部の側面図、分解側面図、組み立て状態を示す平面図、分解状態を示す平面図である。 主扉の上下ヒンジ部位を示す正面図である。 (A)(B)(C)(D)は下側ヒンジ部位の正面図、底面図、側面図、カバー体を外した状態の底面図である。 (A)(B)(C)は下側ヒンジ部位の断面正面図、調整ネジ部位の断面側面図、本体部部位の断面側面図である。 (A)(B)(C)はカバー体の正面図、側面図、底面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は屋内外(室内外)の出入り口部Eに建て付けられる扉装置(親子扉装置)であって、該扉装置1を構成する扉枠(ドア枠)が、左右の縦枠2、3、上下の横枠4、5を用いて四角枠状に構成されている。そして左右方向一方側(図1において右側)の縦枠3には、出入り口部Eの通常の出入りをするべく開閉操作がなされる主扉(親扉)6が、該主扉6用のヒンジ7を介して前後方向(屋内外方向、屋内外方向)開閉自在に取り付けられており、一方、他方側の縦枠2には、汎用の後述するフランス落とし錠8を介して常時は閉鎖姿勢に維持される袖扉(子扉)9が、該袖扉9用のヒンジ10を介して前後方向開閉自在に取り付けられた観音開き状の開閉方式としたものとなっており、この様に構成されることで、前記一方側の縦枠3が主扉6の戸尻側縦枠となり、他方側の縦枠2が袖扉9の戸尻側縦枠となるよう構成される。
尚、図中、1aは、主扉6が閉鎖した際に当接するべく袖扉9の屋内側の戸先側端縁部に設けられる戸当りである。
前記主扉6、袖扉9は、屋内外側面板(表裏面板)11、12と、該屋内外側面板11、12のあいだに充填されるハニカムコア、ペーパーコア等の芯材(コア材)を用いて構成される充填材13と、主扉6、袖扉9の四周縁部にフレーム材を用いて構成される枠材14とを備えている。そして主扉6はピボットヒンジ7を介して、袖扉9は中心吊り式のヒンジ10を介して屋外側に向けて開閉揺動自在に軸支された構造になっている。
そしてまず、袖扉9については、枠材14のうち戸先側縦フレーム材14aは、戸尻側となる跨片部14bの屋内外側両端縁部から戸先側に向けて脚片部14c、14dが延出形成されることで戸先側が開口した匚字形をしているが、屋内側脚片部14cが屋外側脚片部14dよりも長いものとなっており、そしてこれら屋内外側脚片部14c、14dには、屋内外側面板11、12が屋内外方向外側から当てがわれているが、該屋内外側面板11、12は、各脚片部14c、14dの戸先側端縁部部位において屋内外方向内側に向けて折曲されたものとなっている。
この場合に図5に示すように、前記長い側の屋内側脚片部14cに対して屋内側から当てがわれる屋内側面板11は、屋内側脚片部14cの戸先側端縁部(先端縁部)において屋外側に向けて折曲されており、該折曲された面板が、袖扉9の戸先側端面となる戸先側見込み面部11aを構成している。しかも屋内側面板11は、前記戸先側見込み面部11aとなったものの先端縁部から、さらに戸尻側に向けて折曲されていて屋外側面部11bを構成しているが、該屋外側面部11bは、先端縁が屋外側脚片部14dの戸先側先端縁よりも戸尻側部位にまで至るように構成されている。
そしてこのように構成されることで、袖扉9の戸先側端縁部には、前記匚字形の戸先側縦フレーム材14aと戸先側見込み面部11aとによってスペースSが囲繞形成されたものとなっている。
一方、屋外側面板12は、屋外側脚片部14dに対して屋外側から当てがわれた状態で、屋外側脚片部14dの戸先側先端縁部から屋内側に向けて折曲されて前記屋内側面板11の屋外側面部11bに当接(または近接対向)することで、屋外側面部11bに対して段差状に突き当たる段差面部12aが形成され、さらに該段差面部12aから前記屋外側面部11bに沿う状態で戸尻側に向けて折曲された折曲面部12bが形成されたものとなっている。
そしてこのように構成される袖扉9は、電気・電子器具(電気・電子装置)として例示されるインターホン装置15、照明器具16が屋外側に露出する状態で設けられているが、これらインターホン装置15、照明器具16を電気的に接続するための配線17は、袖扉9内に配した配線パイプ(貫通孔)9aを通り、袖扉9の上端縁部から上側横枠4に設けた貫通孔4aを経由して屋内側に配されることで電気的に接続されたものとなっている。
この場合に袖扉9の上端縁部は、下側が開口した冂字形の上フレーム材14eと、該上フレーム材14eの跨片部14gに屋内外側面板11、12が上端縁部で屋内外方向に折曲された上側見込み面部11c、12cとが積層されたものになっており、このように構成される袖扉9の上端縁部に貫通孔14fが形成されるが、該貫通孔14fは、屋内外方向に長い半長円形状をしたものであって、屋外側の円弧状の端縁部が上フレーム材14eの屋外側脚片部14jにまでは至らないものとなっているのに対し、屋内側の端縁部は、上フレーム材14eの屋内側脚片部14hの上端部を屋内側面板11の対応する部位も含めて切り欠いた構成になっている。
そして配線パイプ9aを貫通する配線17は、袖扉9を屋外側に開放した場合に、遊嵌状に貫通している貫通孔14fに対して屋内側に相対移動していくことになるが、該相対移動を最大限することで、配線17が、上フレーム材14eに形成の貫通孔14fの屋内側端縁に当接した場合に、該配線17は、跨片部14gの屋外側に形成される端縁のように横向きの切り欠き端縁14kに当接することはなく、屋内側脚片部14hの上向きの切り欠き上端部14iに屋外側から当接することになる結果、配線17が、前記横向きの切り欠き端縁14kに当接して早期に擦過損傷してしまう惧れを低減できることになり、開放頻度が低い袖扉9としては有効なものとなる。
さらに袖扉9の戸先側見込み面部11a部位には、前記スペースSに内装される状態で上下に前記フランス落とし錠8が内装される状態で設けられているが、該フランス落とし錠8は、操作具8aを上下操作することで錠杆8dが袖扉9の上下端縁部から出没して上下両横枠4、5に設けた錠孔4b、5bに嵌入することで施錠される構成になった汎用のものであり、これ以上の詳細については省略する。
そして本実施の形態においては、フランス落とし錠8は、操作具8aが視認される前記戸先側見込み面部11aにビス8cを介して緊締されているが、さらにフランス落とし錠8の左右方向外側面部が、塞ぎ板8bによって覆蓋されたものとなっており、これによって不用意に操作具8aを解錠操作して袖扉9が開放されることを回避できるよう構成されている。
因みに塞ぎ板8bの戸先側見込み面部11aに対する覆蓋は、塞ぎ板8bを、ポップナットを用いたり、戸先側見込み面部11aにタップ孔を形成したりしてビス螺入できる構成にすることで塞ぎ板8bの着脱取り付けができるが、本実施の形態ではポップナットを用いたビス8eによる締結となっている。
さらに袖扉9には、主扉6に設けた錠装置の錠ボルトが嵌入する錠受け部(ストライク)が設けられるが、本実施の形態では、錠装置として主錠用と補助錠用の第一、第二の二種類の錠装置が設けられたものとなっており、このため主扉6の戸先側端縁部には、第一(主錠用)、第二(補助錠用)の各錠装置を構成する第一錠本体部18、第二錠本体部19が上下に設けられたものとなっているが、第一本体部18は、キー孔部18aにキー(図示せず)を差し込んで錠操作をすることでデッドボルト18bが出没して施錠、解錠がなされる錠機構と、操作ハンドル18cを操作することで常時突出して施錠状態になっているラッチボルト18dが没入して解錠がなされる錠機構とが内装されているのに対し、第二錠本体部19は、キー孔部19aにキーを差し込んで錠操作をすることでデッドボルト19bが出没して施錠、解錠がなされる錠機構が内装されただけであって、第一錠本体部18側に設けられるラッチボルト18dを備えた錠機構に相当するものは設けられていない構成となっている。
このように主扉6側に第一、第二錠本体部18、19が設けられることで、袖扉9には、これら第一、第二錠本体部18、19に対応した第一、第二の錠受け部20、21を袖扉9の戸先側端縁部に設ける必要があるが、そのため本実施の形態では次のような配慮がなされている。
袖扉9の戸先側縦フレーム材14aは前述したように匚字形をし、戸先側の開口部位に屋内側面板11の先端部位を折曲した戸先側見込み面部11aが設けられ、そして該縦フレーム14aと戸先側見込み面部11aとによって囲繞形成されるスペースSに、前記第一、第二錠受け部20、21が内装される状態で設けられるが、本実施の形態の戸先側縦フレーム材14aは、これら錠受け部20、21が実質的に取り付けられる戸先側見込み面部11a部位が補強金具22により補強されたものとなっている。
前記補強金具22は、平面視で見付け片部22aと見込み片部22bとを有したL字形をしたものであって、見付け片部22aが、戸先側縦フレーム材14aの屋内側脚片部14cに屋外側から当接する状態で溶着(固着)され、見込み片部22bが屋内側面板11の戸先側見込み面部11aに対して戸尻側(裏面側)から当接する状態で配されている。
さらに補強金具22は、第一、第二錠受け部20、21間に亘るよう長尺物として形成されるが、前記見込み片部22bには、第一、第二錠受け部20、21を取り付けるための第一、第二組み込み孔(組み込み溝)22c、22dが上下に形成されている。この場合に第一、第二組み込み孔22c、22dは、見込み片部22bの先端縁部(屋外側端縁部)側が開口した溝形状となっている。
前記錠受け部20、21は、第一錠受け部20がデッドボルト18b、ラッチボルト18dの両者が嵌入し、第二錠受け部21はデッドボルト19bだけが嵌入する相違があるが、本実施の形態は同じ構造になっており、そこで以降、第一錠受け部20について詳述し、第二錠受け部21については特に必要がある場合を除いて説明を省略する。
因みに、第二錠受け部21はデッドボルト19bが嵌入するだけであるから、第一錠受け部20よりも小型にすることもできるが、このようなことは必要に応じて適宜変更できる事柄である。
前記第一錠受け部20は、屋内側面板11の戸先側見込み面部11aに戸先側から当てがわれて当接する外側金具20aと、前記補強金具22が設けられることで該補強金具22の見込み片部22bに戸尻側から当てがわれて当接する内側金具20bとを備えて構成されている。そして第一錠受け部20は、前述したように外側金具20aが戸先側見込み面部11aに当接し、内側金具20bが補強金具22の見込み片部22bに当接する状態で上下両端縁部をビス20cを介して緊締することで、積層状に配された戸先側見込み面部11aと見込み片部22bとを挟持する状態で取り付けられる構成になっている。
そしてこのように第一錠受け部20を袖扉9に組み込む場合に、該第一錠受け部20の屋外側金具20aの屋外側端縁部に折曲形成された折曲片部20dが、補強金具22の第一組み込み孔22cに形成される開口22eを覆蓋する構成になっていて該部位の補強を兼ねるよう配慮されたものとなっている。
一方、主扉6は、前述したようにヒンジ7を介して上端縁部が上側横枠4に開閉揺動自在に軸支され、下端縁部が一方側縦枠3に開閉揺動自在に軸支されるが、該ヒンジ7は、ピボットヒンジを採用したものであって、主扉6側に設けられる扉側ヒンジ半部7aと、扉枠側に設けられる枠側ヒンジ半部7bとを備えて構成される。
扉側ヒンジ半部7aは、主扉6の上下両端縁部に取り付けられるヒンジ本体部7cと、該ヒンジ本体部7cから屋外側に延出する延出部7dとを備え、扉側ヒンジ半部7aが主扉6の下端縁部に取り付けられるものである場合には、延出部7dに軸受け孔7eが設けられ、上端縁部に取り付けられるものである場合には、延出部7dからヒンジ軸7fが上方に向けて突設されたものとなっている。
これに対し、扉枠側に取り付けられる枠側ヒンジ半部7bは、下側の扉側ヒンジ半部7aに対応するものは枠側ヒンジ半部7bには軸受け孔7eに嵌入するヒンジ軸7gが形成され、上側の扉側ヒンジ半部7aに対応するものは枠側ヒンジ半部7bにはヒンジ軸7fが嵌入する軸受け孔7hが形成されたものとなっている。
そしてこのように構成されるヒンジ7のうちの主扉6の上下に取り付けられる扉側ヒンジ半部7aのヒンジ本体部7cは、延出部7dにヒンジ軸7fが設けられるか軸受け孔7eが設けられるかの相違があるだけで、扉側ヒンジ半部7aの主扉6側への取り付け構造については、上下(天地)の違いはあるものの同じ構成となっているので、以降、下側に取り付けられる扉側ヒンジ半部7aに関して説明をすることにし、上側の扉側ヒンジ半部7aについての説明は特に必要がある場合を除いて省略する。
前記扉側ヒンジ半部7aを構成するヒンジ本体部7cは、左右方向に長い長四角形状をし、屋外側長辺の戸尻側部位から延出部7dが延出形成されたものとなっているが、ヒンジ本体部7cは下フレーム材24に固着されたものとなっている。
具体的には下フレーム材24は、何れも上側が開口した凵字形の戸先側フレーム部24aと戸尻側フレーム部24bとを用いて構成され、そして戸先側フレーム部24aは、跨片部24cが袖扉9の下端縁部にまで至る状態で設けられ、該跨片部24cに、屋内外側面板11、12の下端縁部が屋内外方向内側に折曲されることで形成される下端縁側見込み面部11d、12dがリベット24dを締結手段として取り付けられたものとなっている。
これに対し戸尻側フレーム部24bは、跨片部24eが戸先側フレーム部24aよりも高位になる状態で設けられ、これによって跨片部24eの下側スペースに、屋内外が屋内外側面板11、12によって囲繞された状態で前記ヒンジ本体部7cが配設されるようになっている。
そしてヒンジ本体部7cは、跨片部24eに下側から当てがわれ、跨片部24eの上面に当てがわれた裏板7iにビス7jを介して緊締されることになるが、裏板7iは、ヒンジ本体部7cよりも戸先側に長いものになっており、跨片部24eから螺入する調整用ネジ7kを弛緩せしめた状態でヒンジ本体部7cの位置調整ができるように構成されている。
前記屋内外側面板11、12の下端縁側見込み面部11d、12dは、ヒンジ本体部7cおよび調整用ネジ7kに対応する部位が切り欠かれた切り欠き部11e、12eが形成されていてヒンジ本体部7cおよび調整用ネジ7kを下側から視認できるものとなっており、これによって下端縁側見込み面部11d、12dには、前記切り欠き部11e、12eの内端縁から主扉6の表裏外側面にまで至る部位が切り欠き残部11f、12fとなって残った状態となっている。
さらにこのものでは、屋内外側面板11、12の戸尻端縁側見込み面部11g、12gの下端縁11h、12hは、下端縁側見込み面部11d、12d部位において切り欠かれた切り欠き端縁が露出したままの状態となっている。
さらに本実施の形態のものでは、延出部7dの外周部が被覆材26によって覆蓋されたものとなっている。
このように下端縁側見込み面部11d、12dには切り欠き残部11f、12fが残った状態で切り欠き部11e、12eが形成されたものとなっているが、該下端縁側見込み面部11d、12dに、ヒンジ本体部7cを被覆するためのカバー体25が設けられている。
該カバー体25は、横片部(下片部)25aと縦片部25bとを備えたL字形をしたものであって、横片部25aが、前記切り欠き部11e、12eの切り欠き端縁を越えて外側の切り欠き残部11f、12fまで被覆するよう幅広なものとなっており、そして該横片部25aの戸先側端縁部が、リベット25cを緊締具として調整用ネジ7k部位の下端側見込み面部11d、12dに緊締されている。一方、縦片部25bは、戸先側が開口した匚字形の戸尻側縦フレーム材27の跨片部27aに、戸尻端縁側見込み面部11g、12gと共にリベット25dを緊締具として緊締されている。
そしてこのようにカバー体25が主扉6に取り付けられることにより、切り欠き部11e、12eの切り欠き端縁と共に、戸尻端縁側見込み面部11g、12gの下端縁11h、12hについてもカバー体25によって被覆されたものとなっている。
叙述の如く構成された本実施の形態において、観音開き状に開閉するべく左右に配した主扉6と袖扉9とを備えた扉装置1において、袖扉9では、主扉6に設けた第一、第二錠本体部18、19から突出する錠ボルトであるデッドボルト18b、ラッチボルト18d、デッドボルト19bが嵌入することで主扉6の施錠がなされる第一、第二錠受け部20、21が設けられることになる。その場合に袖扉9に設けられる戸先側縦フレーム材14aを、戸先側が開口した匚字形になったものが採用され、そして袖扉9の屋内側面板11を、戸先側縦フレーム材14aの屋内側脚片部14cの先端縁から屋外側に折曲せしめて戸先側見込み面部11aとし、該戸先側見込み面部11aと戸先側縦フレーム材14aとによって囲繞されるスペースSに第一、第二錠受け部20、21が内装される状態で、該第一、第二錠受け部20、21が戸先側見込み面部11aに取り付けられる。
このように構成される本実施の形態において、戸先側見込み面部11aは、補強金具22が設けられたものとなって補強されている。この場合の補強金具22は、スペースS側において戸先側見込み面部11aに内側から当接して積層(重合)する見込み片部22bを備えたものとなっていて外側に露出しないものとなっており、そして第一錠受け部20の場合を例として説明すると、該第一錠受け部20は、前記積層状態の戸先側見込み面部11aと補強金具見込み面部22bとを内外側金具20b、20aによって挟持する状態で取り付けられることになり、この結果、第一錠受け部20は、前記補強金具見込み片部22bによって積層状に補強された戸先側見込み面部11aに取り付けられることになって補強されたものとなる。
しかもこのものでは、補強金具22が、見付け片部22aを備えたL字形をし、該見付け片部22aが戸先側縦フレーム材14aの屋内側脚片部14cに内側から当接する状態で固着されている結果、該補強金具22は、戸先側縦フレーム材14aと一体化されたものとなって補強され、この結果、第一錠受け部20は、より補強された状態で取り付けられることになる。
このような補強取り付けは、第二錠受け部21についても同様になされるが、本実施の形態では、前記補強金具22が、第一、第二錠受け部20、21に対して個別に設けられたものでなく、第一、第二錠受け部20、21部位に亘る長尺で一点物として構成されている結果、部品点数の低減を図りながら、第一、第二錠受け部20、21の更なる補強取り付けを達成できることになる。
しかも補強金具22の見込み片部22bには、第一、第二錠受け部20、21を嵌入組み込みするための取り付け孔22c、22dが形成されている結果、第一、第二錠受け部20、21の取り付けが補強金具22に邪魔されることなくできることになって取り付け作業の作業性が損なわれることも回避できることになる。
本発明は、マンションや住宅等の建物の出入り口に建て付けられる扉装置として利用することができる。
1 扉装置
4 上側横枠
4a 貫通孔
6 主扉
7 ヒンジ
7a 扉側ヒンジ半部
7c ヒンジ本体部
8 フランス落とし錠
8a 操作具
8b 塞ぎ板
9 袖扉
11 屋内側面板
11a 戸先側見込み面部
11d 下端縁側見込み面部
11e 切り欠き部
11f 切り欠き残部
12 屋外側面板
14a 戸先側縦フレーム材
14b 跨片部
14c 屋内側脚片部
14d 屋外側脚片部
14e 上フレーム材
14f 貫通孔
15 インターホン装置
16 照明器具
17 配線
18 第一錠本体部
19 第二錠本体部
20 第一錠受け部
21 第二錠受け部
22 補強金具
22a 見付け片部
22b 見込み片部
24 下フレーム材
24b 戸尻側フレーム部
24e 跨片部
25 カバー体
25a 横片部
25b 縦片部
27 戸尻側縦フレーム材
E 出入り口部
S スペース

Claims (5)

  1. 観音開き状に開閉するべく左右に配した主扉と袖扉とを備え、主扉に設けた錠本体部から出没自在に突出する錠ボルトが、袖扉に設けた錠受け部に嵌入することで主扉の施錠をする錠装置が設けられた扉装置であって、
    前記袖扉の戸先側縦フレーム材を戸先側が開口した匚字形にする一方、
    袖扉の屋内外側面板のうちの一方の面板を、戸先側縦フレーム材の一方の脚片部の先端縁から他方の脚片部側に折曲せしめて戸先側見込み面部とし、該戸先側見込み面部と戸先側縦フレーム材とによって囲繞されるスペースに前記錠受け部を取り付けてなる扉装置において、
    前記戸先側見込み面部の錠受け部が取り付けられる部位の内側に補強金具を配したことを特徴とする扉装置。
  2. 補強金具は、前記戸先側見込み面部に当接する見込み片部と、戸先側縦フレーム材の脚片部に固着される見付け片部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の扉装置。
  3. 補強金具の見込み片部には、錠受け部を嵌入取り付けするための取り付け孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載の扉装置。
  4. 錠装置は、第一、第二の錠本体部とが主扉に設けられ、第一、第二の錠本体部の錠ボルトが各別に嵌入する第一、第二の錠受け部が袖扉に設けられたものであり、
    補強金具は、第一、第二の錠受け部間に亘る長尺状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の扉装置。
  5. 前記錠受け部は、戸先側見込み面部の表面に当接する外側受け金具と、戸先側見込み面部の内側に配される補強金具に当接する内側受け金具とを備え、該内外の受け金具で戸先側見込み面部および補強金具を挟持する状態で取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の扉装置。
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