JP2014037746A - 施解錠装置 - Google Patents

施解錠装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014037746A
JP2014037746A JP2012181745A JP2012181745A JP2014037746A JP 2014037746 A JP2014037746 A JP 2014037746A JP 2012181745 A JP2012181745 A JP 2012181745A JP 2012181745 A JP2012181745 A JP 2012181745A JP 2014037746 A JP2014037746 A JP 2014037746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
thumb turn
locking
door
grip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012181745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014037746A5 (ja
Inventor
Katsunori Nakamura
勝則 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miwa Lock KK, Miwa Lock Co Ltd filed Critical Miwa Lock KK
Priority to JP2012181745A priority Critical patent/JP2014037746A/ja
Publication of JP2014037746A publication Critical patent/JP2014037746A/ja
Publication of JP2014037746A5 publication Critical patent/JP2014037746A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】施工性を向上させることのできる施解錠装置を提供する。
【解決手段】施解錠装置11において、既存の錠箱に対してサムターンからの施解錠操作力及びグリップ31からのラッチ操作力を入力するグリップサムターンユニット25と、グリップサムターンユニット25に取り付けられて電池47を収容する電池ボックス49と、グリップサムターンユニット25に取り付けられ扉を貫通して扉室外面に表出するリーダーユニット41が一体に固定される駆動ユニットと、駆動ユニットに設けられサムターンのサムターン軸を回転させるモーター、リーダーユニット41及びモーターに接続される制御盤、この制御盤に接続されモーターを回転させてサムターン軸を回転させる施解錠ボタン77と、電池ボックス49と制御盤とを接続する給電用配線と、を設けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、非電気錠を電気錠化する際に用いて好適な施解錠装置に関する。
施解錠装置として、電動モーターにより施解錠を行うようにした電気錠タイプのものが知られている。また、施解錠装置には、錠機構部に連動連結される杆状のグリップの両端を長手方向両端でそれぞれ台座に支持するプッシュプル錠タイプのものがある(特許文献1等参照)。プッシュプル錠は、室内側から扉を開放する際、台座に対しグリップが押し込み方向に可動されることで、扉に内蔵された錠箱のラッチボルトを錠箱内へ後退させ、扉を開放可能にする。一方、室外側に取り付けられるグリップは、扉を開放する際、台座に対しグリップが引かれる方向に可動されることで、ラッチボルトを錠箱内へ後退させ、扉を開放可能にする。これにより、扉の開放方向とラッチボルトの後退操作を一致させ、扉の良好な開放操作性を実現する。
ところで、従来、非電気錠タイプのプッシュプル錠を、電気錠タイプのプッシュプル錠へ変更するには、錠箱がモーターを内蔵した電気錠タイプのものへと交換される。これに伴って一般的には既存室外側グリップユニット及び既存室内側グリップユニットも新規のものへと交換される。また、室外側の自動施解錠を可能とするためのリーダーユニットを扉室外面に取り付けたり、閉扉状態を検知する被検知部材や閉扉検知センサを扉枠や扉に取り付けたりする工事が行われる。さらに、上記リーダーユニット、閉扉検知センサを錠箱内の制御盤や電源部に接続する配線工事が行われていた。
特開2012−87495号公報
しかしながら、電気錠タイプへの変更に際し、事実上殆どの構成部材を交換することは、不経済であり、環境保護の観点からも望ましくない。また、新たな錠箱、室内側グリップユニット、室外側グリップユニット、リーダーユニット等を現場工事にて取り付け、さらに、これを現場配線工事にて接続するのには、多大な施工労力が必要となるとともに、時間もかかり、かつ、コストも増大した。特に、錠箱、シリンダー錠、サムターンがそれぞれ2つずつ必要となるプッシュプル錠タイプの施解錠装置ではこれらの不具合が顕著となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、組み立てを容易とし、扉への組み付け作業性、施工性を向上させることのできる施解錠装置を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の施解錠装置11は、扉室内面23に取り付けられサムターン及びグリップ31を備えてシリンダー錠が接続されている既存の錠箱に対して前記サムターンからの施解錠操作力及び前記グリップ31からのラッチ操作力を入力するグリップサムターンユニット25と、
前記グリップサムターンユニット25に取り付けられて電池47を収容する電池ボックス49と、
前記グリップサムターンユニット25に取り付けられ扉27を貫通して扉室外面43に表出するリーダーユニット41が一体に固定される駆動ユニットと、
前記駆動ユニットに設けられ前記サムターンのサムターン軸55を回転させるモーター、前記リーダーユニット41及び前記モーターに接続される制御盤65、及び前記制御盤65に接続され前記モーターを回転させて前記サムターン軸55を回転させる施解錠ボタン77と、
前記電池ボックス49と前記制御盤65とを接続する給電用配線と、
を具備することを特徴とする。
この施解錠装置11では、非電気錠を電気錠へ交換したい場合、既存室内側グリップユニットが取り外される。扉室内面23及び扉室外面43にはリーダーユニット41を取り付けるためのリーダーユニット表出穴45を内外に通ずるよう貫通して開ける。扉27への加工はこれで終了する。扉室内面23には、リーダーユニット41が一体となったグリップサムターンユニット25が取り付けられる。グリップサムターンユニット25から突出されている施解錠操作力入力用のサムターン軸55、ラッチ操作力入力用の作動片は、既存室内側グリップユニットと同様に錠箱と接続される。基本的にここまでで電気錠への変更が完了する。錠箱に接続される新規のサムターン軸55はモーターによって回転可能となっており、モーターはリーダーユニット41または施解錠ボタン77から施解錠信号の入力された制御盤65によって回転が制御される。グリップサムターンユニット25には電池ボックス49が設けられ、電池ボックス49は制御盤65、リーダーユニット41、モーターと、予めグリップサムターンユニット25の内方に配索される給電用配線によって接続が完了されているので、現地での配線工事は一切不要となる。
本発明の請求項2記載の施解錠装置11は、請求項1記載の施解錠装置11であって、
前記サムターン軸55に固定される噛合部材61と、
前記駆動ユニットから露出されて前記噛合部材61と噛合可能となり、前記モーターによって回転される出力歯車63と、
を具備することを特徴とする。
この施解錠装置11では、非電気錠と同様の構造部分であるサムターン軸55に噛合部材61を設け、この噛合部材61に噛合する出力歯車63を駆動ユニットに露出させて設けたので、既存錠箱をそのまま使用できる。従って、既存錠箱からモーター内蔵錠箱への交換を不要にして、簡単に電気錠化が可能となる。
本発明の請求項3記載の施解錠装置11は、請求項1または2記載の施解錠装置11であって、
前記サムターンが、上側サムターン33と下側サムターン35との上下で設けられ、
前記モーターが、前記上側サムターン33を作動する上側モーター57と前記下側サムターン35を作動する下側モーター59との上下で設けられ、
前記制御盤65によって前記上側モーター57及び前記下側モーター59の双方が駆動制御されて前記上側サムターン33及び下側サムターン35が施解錠されることを特徴とする。
この施解錠装置11では、サムターンが複数の上側サムターン33や下側サムターン35となって増えても、グリップサムターンユニット25に上側モーター57、下側モーター59が増設され、これらが給電用配線で予め接続される。これにより、防犯性を高めた複数シリンダー、複数サムターンを備える構造に対しても電気錠化を容易にできる。
本発明の請求項4記載の施解錠装置11は、請求項1または2または3記載の施解錠装置11であって、
前記扉27の設けられた扉枠83に前記グリップサムターンユニット25と近接して取り付けられる被検知部材85と、
前記グリップサムターンユニット25に設けられ前記被検知部材85を検知することで閉扉を検知する閉扉検知センサ87と、
を具備することを特徴とする。
この施解錠装置11では、閉扉検知センサ87をグリップサムターンユニット25に予め内蔵させておくことで、現地での閉扉検知センサ87の取付工事、配線工事は、被検知部材85の取り付け工事のみに半減する。
本発明の請求項5記載の施解錠装置11は、請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載の施解錠装置11であって、
前記扉室外面43に穿設されたリーダーユニット表出穴45と前記リーダーユニット41との隙間を塞ぐ表出穴隠しプレート89を備え、
前記表出穴隠しプレート89は、前記扉室外面43に平行なフランジ部91と、前記フランジ部91に垂直に設けられ前記リーダーユニット表出穴45に挿入されて前記リーダーユニット41の外周を包囲する塞ぎ枠部93と、
を具備することを特徴とする。
この施解錠装置11では、異なる厚みの扉27に対して、グリップサムターンユニット25が扉室内面23に取り付けられると、グリップサムターンユニット25と一体となったリーダーユニット41は、扉室外面43との相対位置が変わる。すなわち、薄い扉27ではリーダーユニット41が扉室外面43から突出して配置し、厚い扉27ではリーダーユニット41が扉室外面43と略同一面となる。扉厚によってこのように位置が変化するリーダーユニット41であっても、リーダーユニット表出穴45に取り付けられる表出穴隠しプレート89に、扉厚方向に延在する塞ぎ枠部93が設けられていることで、厚みの異なる扉27に対しも、リーダーユニット表出穴45に隙間を生じさせない対応が可能となる。
本発明に係る請求項1記載の施解錠装置によれば、扉室内面側に各ユニットが集約されて構成され、組み立てを容易とし、また、扉の内部などへの配線を不要としているとともに、扉への加工が少ないので、扉への組み付け作業性、施工性を向上させることができる。
本発明に係る請求項2記載の施解錠装置によれば、従来、錠箱に設けられていたモーターを、錠箱外に容易に設けることができる。すなわち、既存の錠箱の交換を不要として電気錠へと変更できる。
本発明に係る請求項3記載の施解錠装置によれば、上下にシリンダー錠及びサムターンが設けられる防犯性を高めた構成に対しても容易に対応できる。
本発明に係る請求項4記載の施解錠装置によれば、扉への閉扉検知センサの取付工事及び閉扉検知センサと制御盤との配線工事を省略することができる。
本発明に係る請求項5記載の施解錠装置によれば、塞ぎ枠部の範囲でリーダーユニットとの相対位置が可変可能なので厚みの異なる扉に対して取り付けを容易にできる。
本発明に係る施解錠装置を室内側から見た斜視図である。 図1に示した施解錠装置を室外側から見た斜視図である。 図1に示した施解錠装置の側面図である。 図3のA−A矢視図である。 図1に示した施解錠装置の分解斜視図である。 図1に示した施解錠装置を扉側から見た斜視図である。 図1に示した上側駆動ユニット及びリーダーユニットの内部の一部分を透視した斜視図である。 図1に示した下側駆動ユニットの斜視図である。 図1に示した扉と異なる厚みの扉に取り付けられた施解錠装置の側面図である。 他の実施形態に係るドアガード対応施解錠装置の斜視図である。 図10に示したドアガード対応施解錠装置を室外側から見た斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る施解錠装置を室内側から見た斜視図、図2は図1に示した施解錠装置を室外側から見た斜視図、図3は図1に示した施解錠装置の側面図、図4は図3のA−A矢視図、図5は図1に示した施解錠装置の分解斜視図、図6は図1に示した施解錠装置を扉側から見た斜視図、図7は図1に示した上側駆動ユニット及びリーダーユニットの内部の一部分を透視した斜視図、図8は図1に示した下側駆動ユニットの斜視図である。
本発明に係る施解錠装置11は、非電気錠タイプのプッシュプル錠を、電気錠タイプのプッシュプル錠へ変更する際に好適となる。本実施形態の施解錠装置11を用いた場合、既存室外側グリップユニット13及び錠箱はそのまま使用が可能となる。つまり、本実施形態の施解錠装置11は、図示しない既存室内側グリップユニットと交換される。既存室外側グリップユニット13にはシリンダー錠である図5に示す上側シリンダー錠15、下側シリンダー錠17が設けられ、これらは錠箱である図3に示す上側錠箱19、下側錠箱21にそれぞれ接続されている。
施解錠装置11は、本体として扉室内面23(図4参照)に取り付けられるグリップサムターンユニット25を有する。グリップサムターンユニット25は、室内側から扉27を開放する際、台座29に対しグリップ31が押し込み方向に可動されることで、扉27に内蔵された上側錠箱19、下側錠箱21のラッチボルトを錠箱内へ後退させ、扉27を開放可能にする。これにより、扉27の開放方向とラッチボルトの後退操作を一致させ、扉27の良好な開放操作性を実現している。また、グリップサムターンユニット25にはサムターンである上側サムターン33、下側サムターン35が設けられている。このように、グリップサムターンユニット25は、上側サムターン33、下側サムターン35及びグリップ31を備えて、上側シリンダー錠15、下側シリンダー錠17が接続されている既存の上側錠箱19、下側錠箱21に対して上側サムターン33、下側サムターン35からの施解錠操作力及びグリップ31からのラッチ操作力を入力するようになっている。
グリップサムターンユニット25の上下には、駆動ユニットである上側駆動ユニット37と、下側駆動ユニット39が一体に取り付けられている。ここで一方の上側駆動ユニット37にはリーダーユニット41が一体に固定され、リーダーユニット41は扉27を貫通して、扉室外面43(図3参照)に表出する。このため、扉室外面43には、リーダーユニット41を表出させるためのリーダーユニット表出穴45(図3参照)が現地工事にて開けられることになる。
グリップサムターンユニット25には電池47(図5参照)を収容する電池ボックス49が一体に取り付けられ、電池ボックス49は本実施形態では扉室内面23に凹設される。このため、扉室内面23には、電池ボックス49を挿入するための電池ボックス挿入穴51(図3参照)が現地工事にて開けられることになる。電池47を収容した電池ボックス49は蓋53によって塞がれる。
上側サムターン33と上側錠箱19、下側サムターン35と下側錠箱21とは、それぞれがサムターン軸55によって接続されている。上側駆動ユニット37及び下側駆動ユニット39にはそれぞれのサムターン軸55を回転させるモーターである上側モーター57、下側モーター59が装備されている。
それぞれのサムターン軸55には噛合部材61(図6参照)が固定される。これに対し、上側駆動ユニット37と下側駆動ユニット39とには、噛合部材61と噛合可能となり、上側モーター57、下側モーター59によって回転される図7,図8に示す出力歯車63がそれぞれの上側駆動ユニット37、下側駆動ユニット39から露出されている。なお、上側モーター57と出力歯車63との間、下側モーター59と出力歯車63との間には、図示しないクラッチが介装される。クラッチは、施解錠の電気的動作と、手動動作とで、空回りを許容して、施錠状態または解錠状態の姿勢、例えば解錠状態で垂直縦姿勢、施錠状態で水平横姿勢等を保つ。
施解錠装置11では、サムターンが、上側サムターン33と下側サムターン35との上下で設けられ、モーターが、上側サムターン33を作動する上側モーター57と下側サムターン35を作動する下側モーター59との上下で設けられ、図7に示す制御盤65によって上側モーター57及び下側モーター59の双方が駆動制御されて上側サムターン33及び下側サムターン35が施解錠される。このように、グリップサムターンユニット25に対して、上側駆動ユニット37、下側駆動ユニット39を取り付けることで、上側サムターン33が上側モーター57によって、下側サムターン35が下側モーター59によって容易に駆動できるようになっている。
図5に示すように、グリップサムターンユニット25を扉室内面23に取り付けるには、扉室内面23に上下一対の取付板67が固定される。取付板67には上側サムターン33、下側サムターン35の各軸を貫通させる透孔69が穿設される。また、取付板67には既存室外側グリップユニット13に突設された固定ネジ筒71と一致する複数のネジ筒固定孔73が穿設される。既存室外側グリップユニット13は、扉室内面側からネジ筒固定孔73に通された不図示のネジが固定ネジ筒71に螺合されることで扉室外面43に固定される。一方、グリップサムターンユニット25は、取付板67に起立するユニット固定片75にネジ固定されて、扉室内面23に固定される。
上側駆動ユニット37には上記の制御盤65が収容され、制御盤65はリーダーユニット41、上側モーター57、下側モーター59に接続される。また、上側駆動ユニット37には制御盤65に接続される施解錠ボタン77が室内側に表出して設けられる。制御盤65は、施解錠ボタン77の押下に応じ、上側モーター57、下側モーター59を回転させ、サムターン軸55を施錠または解錠方向へ回転可能としている。なお、この施解錠ボタン77の近傍には、制御盤65に接続され、施解錠状態を発光色によって明示するLED標示部79が設けられている。
グリップサムターンユニット25には電池ボックス49の側方に図6に示す配線空間81が確保されている。この配線空間81には給電用配線が配索される。施解錠装置11では、電池ボックス49と制御盤65とが給電用配線(図示せず)によって接続され、制御盤65と下側モーター59とが制御用配線(図示せず)によって予め接続されることで、現地での電気配線工事が不要となっている。
施解錠装置11では、扉27の設けられた図4に示す扉枠83に、グリップサムターンユニット25と近接して被検知部材85が取り付けられる。一方、グリップサムターンユニット25に固定されて一体となった下側駆動ユニット39には、被検知部材85を検知することで閉扉を検知する図8に示す閉扉検知センサ87が収容されている。この閉扉検知センサ87は、制御用配線によって制御盤65と接続される。なお、本実施形態では、閉扉検知センサ87が下側駆動ユニット39に設けられるが、閉扉検知センサ87は、上側駆動ユニット37またはグリップサムターンユニット25に収容されてもよい。
また、施解錠装置11は図5に示す表出穴隠しプレート89を備える。表出穴隠しプレート89は、扉室外面43に穿設されたリーダーユニット表出穴45とリーダーユニット41との隙間を塞ぐ。表出穴隠しプレート89は、扉室外面43に平行なフランジ部91と、フランジ部91に垂直に設けられリーダーユニット表出穴45に挿入されてリーダーユニット41の外周を包囲しリーダーユニット41の外形と略同形状の貫通穴部を備える塞ぎ枠部93とを具備する。
次に、上記構成を有する施解錠装置11の作用を説明する。
図9は図1に示した扉27と異なる厚みの扉27に取り付けられた施解錠装置11の側面図である。
施解錠装置11では、非電気錠を電気錠へ交換したい場合、既存室内側グリップユニットが取り外される。扉室内面23及び扉室外面43にはリーダーユニット41を取り付けるためのリーダーユニット表出穴45を貫通して開ける。また、本実施形態では、扉室内面23には電池ボックス49を凹設するための電池ボックス挿入穴51を開ける。扉27への加工はこれで終了する。
扉室内面23には、リーダーユニット41が一体となったグリップサムターンユニット25が取り付けられる。グリップサムターンユニット25から突出されている施解錠操作力入力用のサムターン軸55、ラッチ操作力入力用の作動片(図示せず)は、既存室内側グリップユニットと同様に錠箱と接続される。基本的にここまでで電気錠への変更が完了する。
錠箱に接続される新規のサムターン軸55はモーターによって回転可能となっており、モーターはリーダーユニット41または施解錠ボタン77から施解錠信号の入力された制御盤65によって回転が制御される。グリップサムターンユニット25には電池ボックス49が設けられ、電池ボックス49は制御盤65、リーダーユニット41、モーターと、予めグリップサムターンユニット25の内方に配索される給電用配線によって接続が完了されているので、現地での配線工事は一切不要となる。
また、施解錠装置11では、非電気錠と同様の構造部分であるサムターン軸55に噛合部材61を設け、この噛合部材61に噛合する出力歯車63を駆動ユニットに露出させて設けたので、既存錠箱をそのまま使用できる。従って、既存錠箱からモーター内蔵錠箱への交換を不要にして、簡単に電気錠化が可能となる。これにより、従来、錠箱に設けられていたモーターを、錠箱外で容易に設けることができるようになっている。
また、施解錠装置11では、サムターンが複数の上側サムターン33や下側サムターン35となって増えても、グリップサムターンユニット25に上側モーター57、下側モーター59が増設され、これらが給電用配線で予め接続される。これにより、防犯性を高めた複数シリンダー、複数サムターンを備える構造に対しても電気錠化を容易にできる。従って、上下にシリンダー錠及びサムターンが設けられる防犯性を高めた構成に対しても容易に対応できる。
また、閉扉検知センサ87をグリップサムターンユニット25に予め内蔵させておくことで、現地での閉扉検知センサ87の取付工事、配線工事は、被検知部材85の取り付け工事のみに半減する。扉27への閉扉検知センサ87の取付工事及び閉扉検知センサ87と制御盤65との配線工事を省略することができる。
さらに、異なる厚みの扉27に対して、グリップサムターンユニット25が扉室内面23に取り付けられると、グリップサムターンユニット25と一体となったリーダーユニット41は、扉室外面43との相対位置が変わる。すなわち、図3に示す厚みD1が小さい薄い扉27ではリーダーユニット41が扉室外面43から突出配置し、図9に示す厚みD2が大きい厚い扉27ではリーダーユニット41が扉室外面43と略同一面位置となる。扉厚によってこのように位置が変化するリーダーユニット41であっても、リーダーユニット表出穴45に取り付けられる表出穴隠しプレート89に、扉厚方向に延在する塞ぎ枠部93が設けられていることで、厚みの異なる扉27に対しも、リーダーユニット表出穴45に隙間を生じさせない対応が可能となる。これにより、塞ぎ枠部93の範囲でリーダーユニット41との相対位置が可変可能なので厚みの異なる扉27に対して取り付けを容易にできる。
従って、本実施形態に係る施解錠装置11によれば、組み立てを容易とし、扉への組み付け作業性、施工性を向上させることができる。また、交換部品を減らして、電気錠タイプへの変更に必要なコストを大幅に低減することができる。
次に、本発明に係る施解錠装置11の他の実施形態について説明する。
図10は他の実施形態に係るドアガード対応施解錠装置95の斜視図、図11は図10に示したドアガード対応施解錠装置95を室外側から見た斜視図である。なお、図1〜図9に示した部材・部位と同等の部材・部位には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態に係るドアガード対応施解錠装置95は、上記した施解錠装置11の駆動ユニットに対応する部分が、サムターンの側方に移動されて配置されている。施解錠ボタン77は、サムターンの側方に配置される。電池ボックス49の蓋53もグリップ31から外れた側方に配置され、電池47の取り付け、取り出しが容易となっている。また、リーダーユニット41は、上側シリンダー錠15の側方に配置される。
このドアガード対応施解錠装置95では、幅寸法Wは、上記の施解錠装置11に比べて大きくなっている。一方、駆動ユニットが移動された分、サムターンよりも上方の寸法Hは小さくなっている。
従って、この変形例に係るドアガード対応施解錠装置95によれば、既存の錠箱との接続によって上下方向の取り付け位置をずらすことができず、その結果、上方に配置されるドアガードに干渉する可能性がある場合であっても、サムターンよりも上方の寸法Hが小さいので、ドアガードに干渉する確率を低くすることができる。
なお、上記の実施形態では、モーターとして上側モーター57と下側モーター59との2つを用いたが、モーターを1つとして、機械的に上下のサムターン軸55を回すものとしてもよい。このような機構とすればモーターが1個で済み、更なるコストの低減が可能となる。
また、上記の実施形態では、非電気錠を電気錠に交換する場合を例に示したが、本発明の施解錠装置はこれに限定されるものではなく、新規に電気錠を取り付ける場合にも適用可能であるのはいうまでもない。
11…施解錠装置
15…シリンダー錠(上側シリンダー錠)
17…シリンダー錠(下側シリンダー錠)
19…錠箱(上側錠箱)
21…錠箱(下側錠箱)
23…扉室内面
25…グリップサムターンユニット
27…扉
31…グリップ
33…サムターン(上側サムターン)
35…サムターン(下側サムターン)
37…駆動ユニット(上側駆動ユニット)
39…駆動ユニット(下側駆動ユニット)
41…リーダーユニット
43…扉室外面
45…リーダーユニット表出穴
47…電池
49…電池ボックス
55…サムターン軸
57…モーター(上側モーター)
59…モーター(下側モーター)
61…噛合部材
63…出力歯車
65…制御盤
77…施解錠ボタン
83…扉枠
85…被検知部材
87…閉扉検知センサ
89…表出穴隠しプレート
91…フランジ部
93…塞ぎ枠部

Claims (5)

  1. 扉室内面に取り付けられサムターン及びグリップを備えてシリンダー錠が接続されている既存の錠箱に対して前記サムターンからの施解錠操作力及び前記グリップからのラッチ操作力を入力するグリップサムターンユニットと、
    前記グリップサムターンユニットに取り付けられて電池を収容する電池ボックスと、
    前記グリップサムターンユニットに取り付けられ扉を貫通して扉室外面に表出するリーダーユニットが一体に固定される駆動ユニットと、
    前記駆動ユニットに設けられ前記サムターンのサムターン軸を回転させるモーター、前記リーダーユニット及び前記モーターに接続される制御盤、及び前記制御盤に接続され前記モーターを回転させて前記サムターン軸を回転させる施解錠ボタンと、
    前記電池ボックスと前記制御盤とを接続する給電用配線と、
    を具備することを特徴とする施解錠装置。
  2. 請求項1記載の施解錠装置であって、
    前記サムターン軸に固定される噛合部材と、
    前記駆動ユニットから露出されて前記噛合部材と噛合可能となり、前記モーターによって回転される出力歯車と、
    を具備することを特徴とする施解錠装置。
  3. 請求項1または2記載の施解錠装置であって、
    前記サムターンが、上側サムターンと下側サムターンとの上下で設けられ、
    前記モーターが、前記上側サムターンを作動する上側モーターと前記下側サムターンを作動する下側モーターとの上下で設けられ、
    前記制御盤によって前記上側モーター及び前記下側モーターの双方が駆動制御されて前記上側サムターン及び下側サムターンが施解錠されることを特徴とする施解錠装置。
  4. 請求項1または2または3記載の施解錠装置であって、
    前記扉の設けられた扉枠に前記グリップサムターンユニットと近接して取り付けられる被検知部材と、
    前記グリップサムターンユニットに設けられ前記被検知部材を検知することで閉扉を検知する閉扉検知センサと、
    を具備することを特徴とする施解錠装置。
  5. 請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載の施解錠装置であって、
    前記扉室外面に穿設されたリーダーユニット表出穴と前記リーダーユニットとの隙間を塞ぐ表出穴隠しプレートを備え、
    前記表出穴隠しプレートは、前記扉室外面に平行なフランジ部と、前記フランジ部に垂直に設けられ前記リーダーユニット表出穴に挿入されて前記リーダーユニットの外周を包囲する塞ぎ枠部と、
    を具備することを特徴とする施解錠装置。
JP2012181745A 2012-08-20 2012-08-20 施解錠装置 Pending JP2014037746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181745A JP2014037746A (ja) 2012-08-20 2012-08-20 施解錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181745A JP2014037746A (ja) 2012-08-20 2012-08-20 施解錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014037746A true JP2014037746A (ja) 2014-02-27
JP2014037746A5 JP2014037746A5 (ja) 2015-12-24

Family

ID=50286072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012181745A Pending JP2014037746A (ja) 2012-08-20 2012-08-20 施解錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014037746A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11303475A (ja) * 1998-04-27 1999-11-02 Alpha Corp 電動式ドア錠の駆動装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11303475A (ja) * 1998-04-27 1999-11-02 Alpha Corp 電動式ドア錠の駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10808424B2 (en) Modular multi-point lock
US11021892B2 (en) Locking system having an electronic keeper
US20190145130A1 (en) Compact Electronic and Manual Lock Drive System
US10968661B2 (en) Locking system having an electronic deadbolt
US8434335B2 (en) Combination door latch and deadbolt assembly
KR101642943B1 (ko) 푸쉬-풀 방식의 도어 락
US20140331723A1 (en) Electronic Locking Device
US20240011326A1 (en) Electromechanical latch module for a door
JP2014037746A (ja) 施解錠装置
JP5969864B2 (ja) 電気錠用通信ユニットの取付構造
JP2014037746A5 (ja)
CN116648548A (zh) 滑动插锁
KR200428164Y1 (ko) 구동모타를 내장한 도어록 모티스
KR20140088729A (ko) 디지털도어락의 시공방법
KR20140137929A (ko) 양방향 해정이 가능한 도어락의 회전 조립체
CA3034096A1 (en) Electronic locking system having a deadbolt and keeper
KR101930169B1 (ko) 가로,세로 타입 겸용 도어락 장치
KR200490256Y1 (ko) 도어락의 구동 모듈 조립체
JP2011190060A (ja) エレベータの操作盤
CN109538019B (zh) 电机式自动叶片锁
KR101051922B1 (ko) 도어 잠금장치 설치구에 장착 가능한 디지털 도어락
JP2012067469A (ja) ドアパネルの施解錠機構
GB2448427A (en) Electromechanical push-to-close latch
JP7353116B2 (ja) ラック電子錠取付構造
KR20160000859U (ko) 미닫이 도어용 양방향 레버

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170613