JP5424125B2 - 光照射装置および変調マスク - Google Patents
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Description
以下、図1乃至図13を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
はじめに、図9を参照して、本実施の形態における光照射装置10からの光が照射される被照射物18、および、光照射装置10を加工装置として用いた場合に、被照射物18に形成されるテーパ穴20について説明する。図9(a)は、被照射物18に形成されるテーパ穴20を示す縦断面図であり、図9(b)は、被照射物18に形成されるテーパ穴20を示す平面図である。
次に、図1を参照して、光照射装置10全体について説明する。図1は、本発明における光照射装置10を示す図である。図1に示すように、光照射装置10は、被照射物18を載置する載置台19と、光を出射するマスク照明系11と、マスク照明系11の出射側に設けられ、マスク照明系11からの光を変調して出射する変調マスク21と、変調マスク21の出射側に設けられ、変調マスク21により変調された光を結像して、略円形の等強度線を有する光を被照射物18に照射する結像光学系17と、を備えている。
次に、図2乃至図6を参照して、本実施の形態における変調マスク21について説明する。変調マスク21は、平板状の形状を有し、その平面部とレーザ光の入射および出射方向とが直交するよう配置されている。また図2(a)に示すように、変調マスク21は、円形の輪郭からなる変調領域22と、各変調領域22間を埋めるよう形成された非変調領域23と、を有している。後述するように、変調領域22に入射された光は、被照射物18に対して照射される際に円形の等強度線を有するよう、変調領域22によって変調される。
非変調領域23は、非変調領域23に入射した光を遮蔽するよう構成されている。具体的には、図2(b)に示すように、非変調領域23は、変調マスク本体部21aと、変調マスク本体部21a上に設けられた光遮蔽層21bと、を含んでいる。光遮蔽層21bは、光を透過させない材料から形成されている。このため、照明光学系13から変調マスク21の非変調領域23に入射した光は、結像光学系17側から取り出されることなく、光遮蔽層21bによって遮蔽される。
次に、変調マスク21の変調領域22について、図3乃至図6を参照して詳細に説明する。
本願の発明者が見出した、上述の第1位相変調単位領域25aの配置方法によれば、変調領域22を、円周方向線27に沿って所定の面積を有するとともに、各々が1つの第1位相変調単位領域25aを含む複数の変調単位領域24e(後述)に区画することが可能となっている。一方、上述のように第1位相変調単位領域25aを配置しない場合、同一円周方向線27上における変調単位領域24eの面積を一定にすることができない。この場合、後述する[数13]の関係(または後述する第2の実施の形態における[数16]の関係)が成立しなくなってしまう。このため、上述のように第1位相変調単位領域25aを配置することなく、結像光学系17の結像面に目的とする光強度分布を生成するためには、第1位相変調単位領域25aの面積を位置ごとに個別に計算して求める必要があり、変調領域22の設計が複雑になるので好ましくない。また、結像光学系17の結像面において均一な光強度分布を生成する場合であっても、第1位相変調単位領域25aの面積を様々に変化させる必要がある。このように第1位相変調単位領域25aの面積を変化させることは、変調マスク21の作製が困難になるため好ましくない。
これに対して本願発明によれば、上述のように第1位相変調単位領域25aを配置することにより、結像光学系17の結像面に円形の等強度線を有する光強度分布を生成することができる変調マスク21の変調領域22を、簡易な計算により設計することが可能となっている。また、同一円周方向線27上における各第1位相変調単位領域25aの面積は一定となっており、このため、変調マスク21を容易に作製することができる。
変調単位領域24eを画定する図5の点線は、例えば、隣接する2つの円周方向線27間の中間点に沿って延びる円周方向の線と、円周方向線27上で隣り合う2つの第1位相変調単位領域25aの中心を結ぶ線に直交するよう延びる半径方向の線と、からなっている。このようにして図5に示す点線を描くことにより、変調領域22を、所定の面積を有するとともに、各々が1つの第1位相変調単位領域25aを含む複数の変調単位領域24eに区画することができる。ここで、各変調単位領域24eを長方形で近似した場合、この長方形の長さはほぼL1,L2に等しい。従って、各変調単位領域24eを結像光学系17の結像面17fに換算した変調単位換算領域は、上述の結像光学系17の点像分布範囲の半径Rよりも少なくとも一方向に関して小さくなっている。
次に、図7および図8を参照して、変調マスク21の変調領域22により位相変調され出射された光が、結像光学系17の結像面に、各変調単位領域24eにおける第1位相変調単位領域25aの占有率に基づく光強度分布を生成する原理について説明する。
本実施の形態においては、上述の半径方向距離L1および円周方向距離L2がともに5μmに設定されている。すなわち、各第1位相変調単位領域25aが、上述の半径方向距離L1および円周方向距離L2がともに5μmとなるよう配置されている。この場合、図5に示す変調単位領域24eを正方形で近似すると、当該矩形の一辺が約5μmとなっている。この場合、5μm×5μmの正方形からなる変調単位領域24eを結像光学系17の結像面17fに換算した変調単位換算領域は、(5μm×5μm)×1/5、すなわち1μm×1μmの正方形からなり、結像光学系17の点像分布範囲の半径R=1.25μmよりも小さい。
まず、変調マスク21の設計手順について説明する。はじめに図11および図12を参照して、変調マスク21の変調領域22の設計手順について説明する。図11は、変調マスク21の変調領域22を設計する手順を示すフローチャートであり、図12は、変調領域22の設計のうち、変調領域22のパターンを設計するための手順を詳細に示すフローチャートである。
(ロ)次に、各テーパ穴20のテーパ角度を実現するために求められる光照射エネルギー密度が、図10(c)に示す関係に基づいて算出される(S102)。例えば、テーパ角度が12度であるテーパ穴に対しては、求められる光照射エネルギー密度として400mJ/cm2が算出される。このようにして、テーパ角度が互いに異なる6つのテーパ穴20に対して、光照射エネルギー密度I1〜I6が算出される。
(ハ)次に、変調マスク21の各変調領域22における第1位相変調単位領域25aの占有率(各変調単位領域24eにおける第1位相変調単位領域25aの面積率D(p))が、[数13]に基づいて算出される(S103)。
(ニ)最後に、算出された面積率D(p)に基づいて、変調マスク21の各変調領域22における第1位相変調単位領域25aの配置パターンが決定される(S104)。
このようにして、変調マスク21の変調領域22が設計される。
(ヘ)次に、各変調領域22内に、複数の円環状の仮想的な円周方向線27が、隣接する円周方向線27間の半径方向距離がL1となるよう設けられる(S113)。その後、各円周方向線27上に、多数の第1位相変調単位領域25aが、隣接する第1位相変調単位領域25a間の中心間の円周方向距離がL2となるよう配置される(S114)。
(ト)次に、変調領域22が、所定の面積を有するとともに、各々が1つの第1位相変調単位領域25aを含む複数の変調単位領域24eに区画される(S115)。この場合、例えば上述のように、隣接する2つの円周方向線27間の中間点に沿って延びる円周方向の線と、円周方向線27上で隣り合う2つの第1位相変調単位領域25aの中心を結ぶ線に直交するよう延びる半径方向の線と、を描くことにより、変調領域22が複数の変調単位領域24eに区画される。
(チ)次に、ステップ103において算出された面積率D(p)と、各変調単位領域24eの面積とに基づいて、各変調単位領域24eにおける第1位相変調単位領域25aの面積が決定される(S116)。
このようにして、各変調領域22において、第1位相変調単位領域25aの配置パターンが設計される。その後、設計されたパターンに従って、フォトリソグラフィー法などにより、変調マスク本体部21a上に第1位相変調単位領域25aが形成される。この際、上述のように、第1位相変調単位領域25aを構成する側縁は、x方向に延びる一対のx方向側縁28aと、y方向に延びる一対のy方向側縁28bとからなっている。このため、第1位相変調単位領域25aを構成する側縁が様々な方向に延びる場合に比べて、フォトリソグラフィー法によって変調マスク本体部21a上に第1位相変調単位領域25aを形成する際に用いられる露光マスクの構造が単純になっている。従って、露光マスクの製造コストが低くなっており、このことにより、第1位相変調単位領域25aをより容易に低コストで形成することが可能となっている。
次に、本実施の形態における変調マスク21を備えた光照射装置10を用いて、被照射物18にテーパ穴20を形成する方法について説明する。
さらに、結像光学系17の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系17の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、上記の半径方向距離L1または円周方向距離L2をそれぞれ結像光学系17の結像面に換算した距離のうち少なくとも一方は、結像光学系17の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっている。このため、変調領域22を、所定の面積を有するとともに、各々が1つの第1位相変調単位領域25aを含む複数の変調単位領域24eに区画した場合、各変調単位領域24eを結像光学系17の結像面17fに換算した変調単位換算領域は、結像光学系17の点像分布範囲の半径Rよりも少なくとも一方向に関して小さくなっている。このことにより、被照射物18に、各変調単位領域24eにおける第1位相変調単位領域25aの面積率に基づいた強度分布を有する光を照射することができる。
さらに、各円周方向線27において、円周方向線27上で隣り合う2つの第1位相変調単位領域25aの面積は略一定となっている。このため、円周方向線27に沿って見た場合の第1位相変調単位領域25aの占有率が略一定となっている。
本実施の形態によれば、これらのことにより、被照射物18に対して、略円形の等強度線を有する光を照射することができる。
また本実施の形態によれば、光を遮蔽する非変調領域23を光遮蔽層21bによって構成することにより、円形の輪郭からなる各変調領域22間を非変調領域23で容易に埋めることが可能となる。
次に、図14乃至図16を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図14乃至図16に示す第2の実施の形態は、変調マスク21の変調領域22の各変調単位領域が、光を振幅変調する第1振幅変調単位領域と第2振幅変調領域とからなる点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図13に示す第1の実施の形態と略同一である。図14乃至図16に示す第2の実施の形態において、図1乃至図13に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図14乃至図16を参照して、本実施の形態における変調マスク21の変調領域22について説明する。図14は、本発明の形態における変調マスク21の変調領域22を示す平面図であり、図15は、図14の変調領域22において枠XVで囲まれた部分を拡大して示す図である。図16は、図15の変調領域22をXVI−XVI方向から見た断面図である。
さらに、第1の実施の形態の場合と同様に、結像光学系17の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系17の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、上記の半径方向距離L1または円周方向距離L2をそれぞれ結像光学系17の結像面に換算した距離のうち少なくとも一方は、結像光学系17の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっている。このため、変調領域22を、所定の面積を有するとともに、各々が1つの第1振幅変調単位領域26aを含む複数の変調単位領域24eに区画した場合、各変調単位領域24eを結像光学系17の結像面17fに換算した変調単位換算領域は、結像光学系17の点像分布範囲の半径Rよりも少なくとも一方向に関して小さくなっている。このことにより、被照射物18に、各変調単位領域24eにおける開口率(変調単位領域24eに対する第2振幅変調領域26bの面積比)に基づいた強度分布を有する光を照射することができる。
さらに、各円周方向線27において、円周方向線27上で隣り合う2つの第1振幅変調単位領域26aの面積は略一定となっている。このため、円周方向線27に沿って見た場合の第1振幅変調単位領域26aの占有率が略一定となっている。
本実施の形態によれば、これらのことにより、被照射物18に対して、略円形の等強度線を有する光を照射することができる。
次に、図17乃至図23を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。図17乃至図23に示す第3の実施の形態は、変調マスク21の変調領域22の各第1位相変調単位領域の面積が、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加する点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図13に示す第1の実施の形態と略同一である。図17乃至図23に示す第3の実施の形態において、図1乃至図13に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
はじめに、図17を参照して、本実施の形態における光照射装置10を用いて、被照射物18に形成されるマイクロレンズ30について説明する。図17(a)は、被照射物18に形成される多数のマイクロレンズ30を示す平面図であり、図17(b)は、図17(a)のマイクロレンズ30をXVIIb−XVIIb方向から見た断面図であり、図17(c)は、図17(b)のマイクロレンズを形成するために被照射物に照射される光の強度分布を示す図である。
なお、光照射装置10を用いて被照射物18に形成されるマイクロレンズが凹型に限られることはなく、光照射装置10を用いて被照射物18に凸型のマイクロレンズを形成してもよい。
次に、図18乃至図21を参照して、マイクロレンズ30を形成するために用いられる光照射装置10の変調マスク21について説明する。はじめに図18(a)(b)を参照して、本実施の形態における変調マスク21全体について説明する。図18(a)は、本実施の形態における変調マスク21を示す平面図であり、図18(b)は、図18(a)の変調マスク21をXVIIIb−XVIIIb方向から見た断面図である。
まず図22を参照して、変調マスク21の設計手順について説明する。図22は、変調マスク21の変調マスク傾斜部32を設計する手順を示すフローチャートである。
(ロ)次に、レーザ光の照射回数mを入力する(S302)。
(ハ)次に、加工深さS(x,y)とレーザ光の照射回数mとに基づき、アブレーションレートd(x,y)が算出される(S303)。
(ニ)その後、アブレーションレートd(x,y)と[数1]とに基づき、所望形状を有するマイクロレンズ30を形成するために被照射物18に照射されるレーザ光の強度分布I(x,y)が算出される(S304)。
(ホ)次に、レーザ光の強度分布I(x,y)と[数13]とに基づき、変調マスク21の各変調マスク傾斜部32における第1位相変調単位領域25aの占有率(各変調単位領域24eにおける第1位相変調単位領域25aの面積率D(p))が算出される(S305)。面積率D(p)は、変調単位領域24eを単位として区分けされた領域ごとに算出される。
(ヘ)最後に、算出された面積率D(p)に基づいて、変調マスク21の各変調マスク傾斜部32における第1位相変調単位領域25aの配置パターンが決定される(S306)。
算出された面積率D(p)に基づいて第1位相変調単位領域25aの配置パターンを決定する手順については、図12に示す第1の実施の形態における手順と略同一であるため、詳細な説明は省略する。
このようにして、変調マスク21の各変調マスク傾斜部32が設計される。
次に、本実施の形態における変調マスク21を備えた光照射装置10を用いて、被照射物18にマイクロレンズ30を形成する方法について説明する。
次に、図24および図25を参照して、本実施の形態の効果を、比較の形態と比較して説明する。図24は、比較の形態における変調マスクの変調マスク傾斜部132を示す平面図であり、図25は、比較の形態において、被照射物18に照射される光の強度分布を示す図である。
次に、図26乃至図28を参照して、本発明の第3の実施の形態の変形例について説明する。図26乃至図28に示す第3の実施の形態の変形例は、変調マスク傾斜部が、各々の中心が同一円環上に位置するとともに各々が半径方向に延びる略一定長さの2側縁を含み、光を第1の位相変調量で変調する多数の第1位相変調スポーク領域(傾斜部第1変調スポーク領域)と、各第1位相変調スポーク領域間に形成され、光を第2の位相変調量で変調する多数の第2位相変調スポーク領域(傾斜部第2変調スポーク領域)と、を有する点が異なるのみであり、他の構成は、図17乃至図23に示す第3の実施の形態と略同一である。図26乃至図28に示す第3の実施の形態の変形例において、図17乃至図23に示す第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図26および図27を参照して、本形態における変調マスク21の変調マスク傾斜部32について説明する。図26は、本発明の第3の実施の形態の変形例における変調マスク21の変調マスク傾斜部32を示す平面図であり、図27は、図26の変調マスク傾斜部32において枠XXVIIで囲まれた部分を拡大して示す図である。なお図26においては、円形の輪郭からなる変調マスク傾斜部32のうち、その左上部分のみが示されている。
変調単位領域24eを画定する図27の点線は、例えば、隣接する2つの円周方向線27間の中間点に沿って延びる円周方向の線と、円周方向線27上で隣り合う2つの第1位相変調スポーク領域35aの中心を結ぶ線に直交するよう延びる半径方向の線と、からなっている。このようにして図27に示す点線を描くことにより、変調マスク傾斜部32を、所定の面積を有するとともに、各々が1つの第1位相変調スポーク領域35aを含む複数の変調単位領域24eに区画することができる。この場合、第1位相変調スポーク領域35aの占有率は、各変調単位領域24eにおける第1位相変調スポーク領域35aの面積率として定義される。
また、第1位相変調スポーク領域35aの占有率と第2位相変調スポーク領域35bの占有率との差は、変調マスク傾斜部32の外縁32b近傍において略0となっている。このため、被照射物18に照射される光のエネルギー密度は、光の外方に向かうにつれて小さくなり、そして、変調マスク傾斜部32の外縁に対応する領域の近傍でIminとなる。
好ましくは、変調マスク傾斜部32において、第1位相変調領域(第1位相変調単位領域25aまたは第1位相変調スポーク領域35a)の占有率が小さい場合には第1位相変調単位領域25aが用いられ、第1位相変調領域の占有率が大きい場合には第1位相変調スポーク領域35aが用いられる。より具体的には、一例として、第1位相変調領域の占有率が0〜0.3の範囲内においては第1位相変調単位領域25aが用いられ、第1位相変調領域の占有率が0.3〜0.50の範囲内においては第1位相変調スポーク領域35aが用いられる。
次に、図29乃至図31を参照して、本発明の第3の実施の形態のその他の変形例について説明する。図29乃至図31に示す第3の実施の形態のその他の変形例は、変調マスク傾斜部が、半径方向に多列に並べられるとともに各々が略円環状に延び、光を第1の位相変調量で変調する多数の第1位相変調リング領域(傾斜部第1変調リング領域)と、各第1位相変調リング領域間に形成され、光を第2の位相変調量で変調する多数の第2位相変調リング領域(傾斜部第2変調リング領域)と、を有する点が異なるのみであり、他の構成は、図17乃至図23に示す第3の実施の形態と略同一である。図29乃至図31に示す第3の実施の形態のその他の変形例において、図17乃至図23に示す第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図29および図30を参照して、本形態における変調マスク21の変調マスク傾斜部32について説明する。図29は、本発明の第3の実施の形態のその他の変形例における変調マスク21の変調マスク傾斜部32を示す平面図であり、図30は、図29の変調マスク傾斜部32において枠XXXで囲まれた部分を拡大して示す図である。なお図29においては、円形の輪郭からなる変調マスク傾斜部32のうち、その左上部分のみが示されている。
変調単位領域24eを画定する図30の点線は、例えば、隣接する2つの円周方向線27間の中間点に沿って延びる円周方向の線と、円周方向における所定の距離、例えば0.8R’(R’は、結像光学系17の点像分布範囲の半径Rを変調マスク21上に換算した長さ)ごとに第1位相変調リング領域45aを半径方向に横切る半径方向の線と、からなっている。このようにして図30に示す点線を描くことにより、変調マスク傾斜部32を、所定の面積を有するとともに、各々が1つの第1位相変調リング領域45aを半径方向に横切る複数の変調単位領域24eに区画することができる。この場合、第1位相変調リング領域45aの占有率は、各変調単位領域24eにおける第1位相変調リング領域45aの面積率として定義される。
また、第1位相変調リング領域45aの占有率と第2位相変調リング領域45bの占有率との差は、変調マスク傾斜部32の外縁32b近傍において略0となっている。このため、被照射物18に照射される光のエネルギー密度は、光の外方に向かうにつれて小さくなり、そして、変調マスク傾斜部32の外縁に対応する領域の近傍でIminとなる。
好ましくは、変調マスク傾斜部32において、第1位相変調領域(第1位相変調単位領域25aまたは第1位相変調リング領域45a)の占有率が小さい場合には第1位相変調単位領域25aが用いられ、第1位相変調領域の占有率が大きい場合には第1位相変調リング領域45aが用いられる。より具体的には、第1位相変調領域の占有率が0〜0.3の範囲内においては第1位相変調単位領域25aが用いられ、第1位相変調領域の占有率が0.3〜0.50の範囲内においては第1位相変調リング領域45aが用いられる。
若しくは、図33に示すように、変調マスク傾斜部32は、第1位相変調単位領域25aおよび第2位相変調領域25bと、第1位相変調単位領域25aおよび第2位相変調領域25bよりも外方に配置された第1位相変調リング領域45aおよび第2位相変調リング領域45bとを有していてもよい。
図32または図33に示すように、変調マスク傾斜部32のうち、第1位相変調領域(第1位相変調単位領域25a、第1位相変調スポーク領域35aまたは第1位相変調リング領域45a)の占有率が小さい領域を第1位相変調単位領域25aおよび第2位相変調領域25bによって構成することにより、変調マスク傾斜部32の作製を容易化することができる。
また上述のように、第1位相変調単位領域25aの長さを結像光学系17の結像面17fに換算した長さが、結像光学系17の点像分布範囲の半径Rと比べて無視できないくらいに大きい場合(すなわち、第1位相変調単位領域25aの占有率が大きい場合)、各第1位相変調単位領域25aの側縁がx方向またはy方向に沿って延びていることによる周期性のわずかな不完全さが、結像光学系17の結像面における光強度分布の周期性に与える影響が、無視できなくなってくる。すなわち上述のように、結像光学系17の結像面における等強度線が、完全な円形ではなく、若干うねった円形になることが考えられる。このような場合、変調マスク傾斜部32のうち、第1位相変調領域(第1位相変調単位領域25a、第1位相変調スポーク領域35aまたは第1位相変調リング領域45a)の占有率が大きい領域を、第1位相変調スポーク領域35aおよび第2位相変調スポーク領域35b、または、第1位相変調リング領域45aおよび第2位相変調リング領域45bによって構成することが好ましい。これによって、変調マスク傾斜部32の作製を容易化するとともに、円周方向線27上において周期的であることを保つことができる。
次に、図34乃至図38を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。図34乃至図38に示す第4の実施の形態において、変調マスクの変調領域は、略円形の輪郭を有する変調マスク傾斜部と、変調マスク傾斜部の外縁に位置するとともに、略円形の輪郭を有する変調マスク周縁部と、変調マスク傾斜部の内縁に位置するとともに、略円形の輪郭を有する変調マスク中央部と、を有している。図34乃至図38に示す第4の実施の形態において、図1乃至図13に示す第1の実施の形態、または図17乃至図23に示す第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
はじめに、図34(a)(b)および図35を参照して、本実施の形態における変調マスク21について説明する。図34(a)は、本実施の形態における変調マスク21を示す平面図であり、図34(b)は、図34(a)に示す変調マスク21と、被照射物18に形成されるテーパ穴20との対応を示す図であり、図34(c)は、図34(b)のテーパ穴を形成するために被照射物に照射される光の強度分布を示す図である。図35は、本実施の形態における変調マスク21の変調領域22を示す平面図である。
なお図10(a)(b)(c)に示す第1の実施の形態においては、被照射物18に照射される光の強度分布がHigh/Lowの二値である例を示したが、本実施の形態においては、図34(c)に示すように、被照射物18に照射される光の強度分布が、テーパ穴20のテーパ角度に応じて連続的に変化している。このような光強度の連続的な変化は、後述するように、変調マスク21の変調マスク傾斜部32における第1位相変調単位領域25aの占有率を、変調領域22の外方に向かうにつれて変化させることにより実現される。
次に、図35を参照して、変調マスク21の変調領域22について詳細に説明する。図35においては、円形の輪郭からなる変調領域22のうち、その左上部分のみが示されている。
図35に示すように、変調マスク傾斜部32は、光を第1の位相変調量で変調する多数の第1位相変調単位領域(傾斜部第1変調単位領域)25aと、各第1位相変調単位領域25a間を埋めるよう形成され、光を第2の位相変調量で変調する第2位相変調領域(傾斜部第2変調領域)25bと、を有している。また図35に示すように、変調マスク傾斜部32における第1位相変調単位領域25aの面積は、変調領域22の外方に向かうにつれて単調に増加している。
図35に示すように、変調マスク周縁部33は、光を第1の位相変調量で変調する多数の第1位相変調単位領域(周縁部第1変調単位領域)25aと、各第1位相変調単位領域25a間を埋めるよう形成され、光を第2の位相変調量で変調する第2位相変調領域(周縁部第2変調領域)25bと、を有している。また図35に示すように、変調マスク周縁部33における第1位相変調単位領域25aの面積は、変調マスク周縁部33の全域にわたって略同一となっている。
図35に示すように、変調マスク中央部34は、光を第1の位相変調量で変調する多数の第1位相変調単位領域(中央部第1変調単位領域)25aと、各第1位相変調単位領域25a間を埋めるよう形成され、光を第2の位相変調量で変調する第2位相変調領域(中央部第2変調領域)25bと、を有している。また図35に示すように、変調マスク中央部34における第1位相変調単位領域25aの面積は、変調マスク中央部34の全域にわたって略同一となっている。
図36および図37を参照して、変調マスク21の作製方法について説明する。図36は、図36は、変調マスク21の非変調領域23を形成する方法を示す図であり、図37は、変調マスク21の変調領域22を形成する方法を示す図である。
次に、得られた変調マスク21を備えた光照射装置10を用いて、被照射物18にテーパ穴20を形成する。図38(b)は、変調マスク21を通った後に結像光学系17から出射され被照射物18上に結像されるレーザ光の光強度分布を示す図である。図38(b)において、等強度線55により、変調マスク21の変調領域22の変調マスク中央部34により変調されて被照射物18上に結像される光の強度分布が示されている。また、等強度線57により、変調マスク21の変調領域22の変調マスク周縁部33により変調されて被照射物18上に結像される光の強度分布が示されている。また、等強度線55と等強度線57との間に位置する等強度線56a〜56fにより、変調マスク21の変調領域22の変調マスク傾斜部32により変調されて被照射物18上に結像される光の強度分布が示されている。また、等強度線58により、変調マスク21の非変調領域23を通って被照射物18上に結像される光の強度分布が示されている。
しかしながら、本実施の形態によれば、変調マスク周縁部33により変調されて被照射物18上に結像される光の規格化された強度は、略0であり、かつ、フィラー18eのアブレーション閾値および基本樹脂18dのアブレーション閾値よりも小さくなっている。このため、変調マスク周縁部33により変調されて被照射物18上に結像される光によって、被照射物18が加工されることはない。従って、図38(a)に示すように、変調マスク周縁部33により変調されて被照射物18上に結像される光によって、テーパ穴20の基端部20dの円形の輪郭が画定されている。このため、円形の等強度線55〜57と円形の等強度線58とが同心となっていない場合であっても、先端部20cの円形の輪郭と、基端部20dの円形の輪郭と、を精度良く同心にすることができる。
また本実施の形態によれば、光を遮蔽する非変調領域23を光遮蔽層21bによって構成することにより、円形の輪郭からなる各変調領域22間を非変調領域23で容易に埋めることが可能となる。
図39に示すように、変調マスク周縁部33において、各第1位相変調スポーク領域35aの円周方向長さL3と、各第2位相変調スポーク領域35bの円周方向長さL4とは略同一となっている。円周方向長さL3および円周方向長さL4以外の点において、変調マスク周縁部33の第1位相変調スポーク領域35aおよび第2位相変調スポーク領域35bの配置および形状は、図26乃至図28に示す第3の実施の形態の変形例における第1位相変調スポーク領域35aおよび第2位相変調スポーク領域35bの配置および形状と略同一であるので、詳細な説明は省略する。なお、図39に示す変調マスク周縁部33は、所定の面積を有するとともに、各々が1つの第1位相変調スポーク領域35aを円周方向に横切る複数の変調単位領域24eによって区画され得る。
上述のように、各第1位相変調スポーク領域35aの円周方向長さL3と、各第2位相変調スポーク領域35bの円周方向長さL4とは略同一となっている。このため、第1位相変調スポーク領域35aの占有率と第2位相変調スポーク領域35bの占有率との差が略0となっている。従って、変調マスク周縁部33により変調されて被照射物18上に結像される光の規格化された強度は、略0であり、かつ、フィラー18eのアブレーション閾値および基本樹脂18dのアブレーション閾値よりも小さくなっている。このことにより、円形の輪郭を有するとともに、先端部20cと同心の基端部20dを精度良く形成することができる。
さらに、各第1位相変調スポーク領域35aは、各々が変調マスク周縁部33の半径方向に延びる略一定長さの2側縁35c,35cを含んでいる。このため、変調マスク周縁部33が第1位相変調単位領域25aを有する場合に比べて、隣接する第1位相変調領域が重なり合う、若しくは変調マスク21の作製が困難になる程度に近接するのを避けるとともに、円周方向線27上において周期的であることを完全に保ちながら、各単位変調領域24eにおける第1位相変調領域(第1位相変調単位領域25aまたは1位相変調スポーク領域35a)の面積率を大きくすることができる。
図40に示すように、変調マスク周縁部33において、各第1位相変調リング領域45aの半径方向長さL5と、各第2位相変調リング領域45bの半径方向長さL6とは略同一となっている。半径方向長さL5および半径方向長さL6以外の点において、変調マスク周縁部33の第1位相変調リング領域45aおよび第2位相変調リング領域45bの配置および形状は、図29乃至図31に示す第3の実施の形態のその他の変形例における第1位相変調リング領域45aおよび第2位相変調リング領域45bの配置および形状と略同一であるので、詳細な説明は省略する。
上述のように、各第1位相変調リング領域45aの半径方向長さL5と、各第2位相変調リング領域45bの半径方向長さL6とは略同一となっている。このため、第1位相変調リング領域45aの占有率と第2位相変調リング領域45bの占有率との差が略0となっている。従って、変調マスク周縁部33により変調されて被照射物18上に結像される光の規格化された強度は、略0であり、かつ、フィラー18eのアブレーション閾値および基本樹脂18dのアブレーション閾値よりも小さくなっている。このことにより、円形の輪郭を有するとともに、先端部20cと同心の基端部20dを精度良く形成することができる。
さらに、各第1位相変調リング領域45aは、各々が円環状に延びるよう形成されている。このため、変調マスク周縁部33が第1位相変調単位領域25aを有する場合に比べて、隣接する第1位相変調領域が重なり合う、若しくは変調マスク21の作製が困難になる程度に近接するのを避けるとともに、円周方向線27上において周期的であることを完全に保ちながら、各単位変調領域24eにおける第1位相変調リング領域45aの面積率を大きくすることができる。
図44(a)は、実施例1において、被照射物18に形成されたテーパ穴20の形状を示す縦断面図であり、図44(b)は、図44(a)に示すテーパ穴20を形成するために被照射物18に照射された光の強度分布を示す図であり、図44(c)は、光の強度分布を図44(b)の線XXXXIVcに沿って示す図である。図45は、実施例1における変調マスク21の変調領域22を示す平面図である。
(1) 光源 レーザ光源:XeClエキシマレーザ、波長:308nm、パルス幅:30nS、光強度:結像面上で1000mJ/cm2
(2) 位相変調量 第1の位相変調量と第2の位相変調量の差:180度
(3) 結像光学系 結像光学系倍率:1/5、結像側開口数(NA):0.13
(4) コヒーレントファクタ 0.5
この場合、結像光学系17の点像分布範囲の半径R=1.45μmとなる。
変調マスク中央部34においては、テーパ穴20の貫通部20aを形成するために照射される光の規格化された強度が1となるよう、第1位相変調単位領域25aの占有率を0に設定した。
変調マスク傾斜部32においては、各変調単位領域24eにおける第1位相変調単位領域25aの占有率が、内縁32a側から外縁32b側に向かって0.303から0.406に増加するよう設定した。
変調マスク周縁部34においては、変調マスク周縁部34により変調されて被照射部18に照射される光の規格化された強度が略0となるよう、第1位相変調リング領域45aの占有率を0.5に設定した。すなわち、第1位相変調リング領域45aの半径方向長さL5と第2位相変調リング領域45bの半径方向長さL6とを略等しくした。
図46(a)は、実施例2において、被加工物18に形成されたテーパ穴20の形状を示す縦断面図であり、図46(b)は、図46(a)に示すテーパ穴20を形成するために被照射物18に照射された光の強度分布を示す図であり、図46(c)は、光の強度分布を図46(b)の線XXXXVIcに沿って示す図である。図47は、実施例2における変調マスク21の変調領域22を示す平面図である。
変調マスク中央部34においては、テーパ穴20の貫通部20aを形成するために照射される光の規格化された強度が0.71となるよう、第1位相変調単位領域25aの占有率を0.145に設定した。
変調マスク傾斜部32においては、各変調単位領域24eにおける第1位相変調単位領域25aの占有率が、内縁32a側から外縁32b側に向かって0.145から0.5に単調に増加するよう設定した。
変調マスク周縁部34においては、変調マスク周縁部34により変調されて被照射部18に照射される光の規格化された強度が略0となるよう、第1位相変調リング領域45aの占有率を0.5に設定した。
図48(a)は、実施例3において、被加工物18に形成されたテーパ穴20の形状を示す縦断面図であり、図48(b)は、図48(a)に示すテーパ穴20を形成するために被照射物18に照射された光の強度分布を示す図であり、図48(c)は、光の強度分布を図48(b)の線XXXXVIIIcに沿って示す図である。図49は、実施例3における変調マスク21の変調領域22を示す平面図である。
変調マスク中央部34においては、テーパ穴20の貫通部20aを形成するために照射される光の規格化された強度が0.84となるよう、第1位相変調単位領域25aの占有率を0.08に設定した。
変調マスク周縁部34においては、変調マスク周縁部34により変調されて被照射部18に照射される光の規格化された強度が略0となるよう、第1位相変調リング領域45aの占有率を0.5に設定した。
被照射物18にテーパ穴20を形成するために用いられる変調マスク21の変調領域22の一形態例を図50に示す。図50に示す変調領域22において、変調マスク中央部34の半径は60μm(結像光学系17の結像面17fに換算した半径は12μm)となっている。また、変調マスク傾斜部32の幅は10μmとなっており、変調マスク周縁部33の幅は15μmとなっている。
変調マスク傾斜部32においては、第1位相変調単位領域25aの占有率が、内縁32a側から外縁32b側に向かって単調に増加している。
変調マスク周縁部34においては、変調マスク周縁部34により変調されて被照射部18に照射される光の規格化された強度が略0となるよう、第1位相変調スポーク領域35aの占有率が0.5に設定されている。すなわち、第1位相変調スポーク領域35aの円周方向長さL3と第2位相変調スポーク領域35bの円周方向長さL4とが略等しくなっている。
被照射物18にテーパ穴20を形成するために用いられる変調マスク21の変調領域22の一形態例を図51に示す。図51に示す変調領域22において、変調マスク中央部34の半径は60μm(結像光学系17の結像面17fに換算した半径は12μm)となっている。また、変調マスク傾斜部32の幅は10μmとなっている。
変調マスク傾斜部32においては、第1位相変調単位領域25aの占有率が、内縁32a側から外縁32b側に向かって単調に増加している。
被照射物18にテーパ穴20を形成するために用いられる変調マスク21の変調領域22の一形態例を図52に示す。図52に示す変調領域22において、変調マスク中央部34の半径は45μm(結像光学系17の結像面17fに換算した半径は9μm)となっている。また、変調マスク傾斜部32の幅は30μmとなっている。
図52に示すように、変調マスク傾斜部32の内縁32a側の領域は、第1振幅変調単位領域26aと第2振幅変調領域26bとからなっている。また、変調マスク傾斜部32の外縁32a側の領域は、第1振幅変調スポーク領域36aと第2振幅変調スポーク領域36bとからなっている。図52に示すように、変調マスク傾斜部32における開口率が、内縁32a側から外縁32b側に向かって単調に減少するよう、第1振幅変調単位領域26aまたは第1振幅変調スポーク領域36aの形状が設定されている。
11 マスク照明系
12 レーザ光源
13 照明光学系
17 結像光学系
17a 凸レンズ
17b 凸レンズ
17c 開口絞り
17e 円筒形
17f 結像面
17g 単位円
17h ベクトル
17k 開口部
17l 点像分布範囲
18 被照射物
18d 基本樹脂
18e フィラー
19 載置台
20 テーパ穴
20a テーパ穴の貫通部
20b テーパ穴の傾斜部
20c テーパ穴の先端部
20d テーパ穴の基端部
21 変調マスク
21a 変調マスク本体部
21b 光遮蔽層
22 変調領域
23 非変調領域
24e 変調単位領域
25a 第1位相変調単位領域
25b 第2位相変調領域
26a 第1振幅変調単位領域
26b 第2振幅変調領域
27 円周方向線
28a x方向側縁
28b y方向側縁
29 光遮蔽層
30 マイクロレンズ
32 変調マスク傾斜部
32a 変調マスク傾斜部の内縁(中心点)
32b 変調マスク傾斜部の外縁
33 変調マスク周縁部
33a 変調マスク周縁部の内縁
33b 変調マスク周縁部の外縁
34 変調マスク中央部
34b 変調マスク中央部の外縁
35a 第1位相変調スポーク領域
35b 第2位相変調スポーク領域
35c 第1位相変調スポーク領域の側縁
36a 第1振幅変調スポーク領域
36b 第2振幅変調スポーク領域
45a 第1位相変調リング領域
45b 第2位相変調リング領域
51 第1感光層
53 第2感光層
Claims (32)
- 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置において、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、円環状に設けられた複数の円周方向線に沿って配置され、光を第1の変調量で変調する多数の第1変調単位領域と、各第1変調単位領域間を埋めるよう形成され、光を第2の変調量で変調する第2変調領域と、を有し、
前記第1変調単位領域が配置された円環状の各円周方向線間の半径方向距離は略一定となっており、
各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの第1変調単位領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、かつ、前記中心間の円周方向距離はすべての円周方向線上で略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、前記円周方向線間の半径方向距離または前記中心間の円周方向距離をそれぞれ前記結像光学系の結像面に換算した距離のうち少なくとも一方は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの第1変調単位領域の面積は略一定となっていることを特徴とする光照射装置。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置において、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、略円形の輪郭を有する変調マスク傾斜部を含み、
前記変調マスク傾斜部は、円環状に設けられた複数の円周方向線に沿って配置され、光を第1の変調量で変調する多数の傾斜部第1変調単位領域と、各傾斜部第1変調単位領域間を埋めるよう形成され、光を第2の変調量で変調する傾斜部第2変調領域と、を有し、
前記傾斜部第1変調単位領域が配置された円環状の各円周方向線間の半径方向距離は略一定となっており、
各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの傾斜部第1変調単位領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、かつ、前記中心間の円周方向距離はすべての円周方向線上で略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、前記円周方向線間の半径方向距離または前記中心間の円周方向距離をそれぞれ前記結像光学系の結像面に換算した距離のうち少なくとも一方は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの傾斜部第1変調単位領域の面積は略一定となっており、
前記傾斜部第1変調単位領域の面積は、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加または減少することを特徴とする光照射装置。 - 前記変調マスク傾斜部は、所定の面積を有するとともに、各々が、1つの前記傾斜部第1変調単位領域と、傾斜部第2変調領域とを含む、複数の変調単位領域に区画され、
前記傾斜部第1変調単位領域の第1の変調量および前記傾斜部第2変調領域の第2の変調量が、互いに180度の奇数倍だけ異なる所定の位相変調量となっており、
前記変調単位領域における前記傾斜部第1変調単位領域の占有率と前記傾斜部第2変調領域の占有率との差が、変調領域の外方に向かうにつれて単調に減少することを特徴とする請求項2に記載の光照射装置。 - 前記傾斜部第1変調単位領域が、光を遮蔽する光遮蔽層を含み、
前記傾斜部第1変調単位領域の面積が、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加することを特徴とする請求項2に記載の光照射装置。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置において、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、略円形の輪郭を有する変調マスク傾斜部を含み、
前記変調マスク傾斜部は、各々の中心が同一円環上に位置するとともに各々が半径方向に延びる略一定長さの2側縁を含み、光を第1の変調量で変調する多数の傾斜部第1変調スポーク領域と、各傾斜部第1変調スポーク領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の傾斜部第2変調スポーク領域と、を有し、
円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の円周方向長さは略同一となっており、
前記傾斜部第1変調スポーク領域の円周方向長さは、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加または減少することを特徴とする光照射装置。 - 前記変調マスク傾斜部は、前記傾斜部第1変調単位領域および前記傾斜部第2変調領域よりも外側に配置され、各々の中心が同一円環上に位置するとともに各々が半径方向に延びる略一定長さの2側縁を含み、光を第1の変調量で変調する多数の傾斜部第1変調スポーク領域と、各傾斜部第1変調スポーク領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の傾斜部第2変調スポーク領域と、をさらに有し、
円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の円周方向長さは略同一となっており、
前記傾斜部第1変調スポーク領域の円周方向長さは、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加または減少することを特徴とする請求項2に記載の光照射装置。 - 前記傾斜部第1変調スポーク領域の第1の変調量および前記傾斜部第2変調スポーク領域の第2の変調量が、互いに180度の奇数倍だけ異なる所定の位相変調量となっており、
傾斜部第1変調スポーク領域の円周方向長さと、当該傾斜部第1変調スポーク領域に円周方向において隣接するよう形成された傾斜部第2変調スポーク領域の円周方向長さとの差が、変調領域の外方に向かうにつれて単調に減少することを特徴とする請求項5または6に記載の光照射装置。 - 前記傾斜部第1変調スポーク領域が、光を遮蔽する光遮蔽層を含み、
前記傾斜部第1変調スポーク領域の円周方向長さが、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加することを特徴とする請求項5または6に記載の光照射装置。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置において、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、略円形の輪郭を有する変調マスク傾斜部を含み、
前記変調マスク傾斜部は、半径方向に多列に並べられるとともに各々が略円環状に延び、光を第1の変調量で変調する多数の傾斜部第1変調リング領域と、各傾斜部第1変調リング領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の傾斜部第2変調リング領域と、を有し、
隣り合う2つの傾斜部第1変調リング領域間の半径方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、隣り合う2つの傾斜部第1変調リング領域間の半径方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
前記傾斜部第1変調リング領域の半径方向長さは、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加または減少することを特徴とする光照射装置。 - 前記変調マスク傾斜部は、前記傾斜部第1変調単位領域および前記傾斜部第2変調領域よりも外側に配置され、かつ半径方向に多列に並べられるとともに各々が略円環状に延び、光を第1の変調量で変調する多数の傾斜部第1変調リング領域と、各傾斜部第1変調リング領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の傾斜部第2変調リング領域と、をさらに有し、
隣り合う2つの傾斜部第1変調リング領域間の半径方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、隣り合う2つの傾斜部第1変調リング領域間の半径方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
前記傾斜部第1変調リング領域の半径方向長さは、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加または減少することを特徴とする請求項2に記載の光照射装置。 - 前記傾斜部第1変調リング領域の第1の変調量および前記傾斜部第2変調リング領域の第2の変調量が、互いに180度の奇数倍だけ異なる所定の位相変調量となっており、
傾斜部第1変調リング領域の半径方向長さと、当該傾斜部第1変調リング領域に隣接して形成された傾斜部第2変調リング領域の半径方向長さとの差が、変調領域の外方に向かうにつれて単調に減少することを特徴とする請求項9または10に記載の光照射装置。 - 前記傾斜部第1変調リング領域が、光を遮蔽する光遮蔽層を含み、
前記傾斜部第1変調リング領域の半径方向長さが、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加することを特徴とする請求項9または10に記載の光照射装置。 - 前記変調領域は、前記変調マスク傾斜部の外縁に位置するとともに、略円形の輪郭を有する変調マスク周縁部をさらに含み、
前記変調マスク周縁部は、円環状に設けられた複数の円周方向線に沿って配置され、光を第1の変調量で変調する多数の周縁部第1変調単位領域と、各周縁部第1変調単位領域間を埋めるよう形成され、光を第2の変調量で変調する周縁部第2変調領域と、を有し、
前記周縁部第1変調単位領域が配置された円環状の各円周方向線間の半径方向距離は略一定となっており、
前記変調マスク周縁部の各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの周縁部第1変調単位領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、かつ、前記中心間の円周方向距離はすべての円周方向線上で略一定となっており、
前記変調マスク周縁部において、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、前記円周方向線間の半径方向距離または前記中心間の円周方向距離をそれぞれ前記結像光学系の結像面に換算した距離のうち少なくとも一方は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各周縁部第1変調単位領域の面積は略同一となっていることを特徴とする請求項2乃至12のいずれかに記載の光照射装置。 - 前記周縁部第1変調単位領域の第1の変調量および前記周縁部第2変調領域の第2の変調量が、互いに180度の奇数倍だけ異なる所定の位相変調量となっており、
前記変調マスク周縁部において、前記周縁部第1変調単位領域の占有率と前記周縁部第2変調領域の占有率とが略同一となっていることを特徴とする請求項13に記載の光照射装置。 - 前記変調領域は、前記変調マスク傾斜部の外縁に位置するとともに、略円形の輪郭を有する変調マスク周縁部をさらに含み、
前記変調マスク周縁部は、各々の中心が同一円環上に位置するとともに各々が半径方向に延びる略一定長さの2側縁を含み、光を第1の変調量で変調する多数の周縁部第1変調スポーク領域と、各周縁部第1変調スポーク領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の周縁部第2変調スポーク領域と、を有し、
円周方向において隣り合う2つの周縁部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、円周方向において隣り合う2つの周縁部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各周縁部第1変調スポーク領域の円周方向長さは略同一となっていることを特徴とする請求項2乃至12のいずれかに記載の光照射装置。 - 前記周縁部第1変調スポーク領域の第1の変調量および前記周縁部第2スポーク変調領域の第2の変調量が、互いに180度の奇数倍だけ異なる所定の位相変調量となっており、
各周縁部第1変調スポーク領域の円周方向長さと、各周縁部第2変調スポーク領域の円周方向長さとが略同一となっていることを特徴とする請求項15に記載の光照射装置。 - 前記変調領域は、前記変調マスク傾斜部の外縁に位置するとともに、略円形の輪郭を有する変調マスク周縁部をさらに含み、
前記変調マスク周縁部は、半径方向に多列に並べられるとともに各々が略円環状に延び、光を第1の変調量で変調する多数の周縁部第1変調リング領域と、各周縁部第1変調リング領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の周縁部第2変調リング領域と、を有し、
隣り合う2つの周縁部第1変調リング領域間の半径方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、隣り合う2つの周縁部第1変調リング領域間の半径方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各周縁部第1変調リング領域の半径方向長さは略同一となっていることを特徴とする請求項2乃至12のいずれかに記載の光照射装置。 - 前記周縁部第1変調リング領域の第1の変調量および前記周縁部第2リング変調領域の第2の変調量が、互いに180度の奇数倍だけ異なる所定の位相変調量となっており、
各周縁部第1変調リング領域の半径方向長さと、各周縁部第2変調リング領域の半径方向長さとが略同一となっていることを特徴とする請求項17に記載の光照射装置。 - 前記変調領域は、前記変調マスク傾斜部の外縁に位置するとともに、略円形の輪郭を有する変調マスク周縁部をさらに含み、
前記変調マスク周縁部は、光を遮蔽する光遮蔽層を含むことを特徴とする請求項2乃至12のいずれかに記載の光照射装置。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置において、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、変調領域と同一の外側の輪郭を有する変調マスク周縁部を含み、
前記変調マスク周縁部は、各々の中心が同一円環上に位置するとともに各々が半径方向に延びる略一定長さの2側縁を含み、光を第1の変調量で変調する多数の周縁部第1変調スポーク領域と、各周縁部第1変調スポーク領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の周縁部第2変調スポーク領域と、を有し、
円周方向において隣り合う2つの周縁部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、円周方向において隣り合う2つの周縁部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各周縁部第1変調スポーク領域の円周方向長さは略同一となっていることを特徴とする光照射装置。 - 前記周縁部第1変調スポーク領域の第1の変調量および前記周縁部第2スポーク変調領域の第2の変調量が、互いに180度の奇数倍だけ異なる所定の位相変調量となっており、
各周縁部第1変調スポーク領域の円周方向長さと、各周縁部第2変調スポーク領域の円周方向長さとが略同一となっていることを特徴とする請求項20に記載の光照射装置。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置において、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、変調領域と同一の外側の輪郭を有する変調マスク周縁部を含み、
前記変調マスク周縁部は、半径方向に多列に並べられるとともに各々が略円環状に延び、光を第1の変調量で変調する多数の周縁部第1変調リング領域と、各周縁部第1変調リング領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の周縁部第2変調リング領域と、を有し、
隣り合う2つの周縁部第1変調リング領域間の半径方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、隣り合う2つの周縁部第1変調リング領域間の半径方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各周縁部第1変調リング領域の半径方向長さは略同一となっていることを特徴とする光照射装置。 - 前記周縁部第1変調リング領域の第1の変調量および前記周縁部第2リング変調領域の第2の変調量が、互いに180度の奇数倍だけ異なる所定の位相変調量となっており、
各周縁部第1変調リング領域の半径方向長さと、各周縁部第2変調リング領域の半径方向長さとが略同一となっていることを特徴とする請求項22に記載の光照射装置。 - 前記変調領域は、前記変調マスク傾斜部または前記変調マスク周縁部の内縁に位置するとともに、略円形の輪郭を有する変調マスク中央部をさらに含み、
前記変調マスク中央部は、円環状に設けられた複数の円周方向線に沿って配置され、光を第1の変調量で変調する多数の中央部第1変調単位領域と、各中央部第1変調単位領域間を埋めるよう形成され、光を第2の変調量で変調する中央部第2変調領域と、を有し、
前記中央部第1変調単位領域が配置された円環状の各円周方向線間の半径方向距離は略一定となっており、
前記変調マスク中央部の各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの中央部第1変調単位領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、かつ、前記中心間の円周方向距離はすべての円周方向線上で略一定となっており、
前記変調マスク中央部において、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、前記円周方向線間の半径方向距離または前記中心間の円周方向距離をそれぞれ前記結像光学系の結像面に換算した距離のうち少なくとも一方は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各中央部第1変調単位領域の面積が略同一となっていることを特徴とする請求項2乃至23のいずれかに記載の光照射装置。 - 前記変調領域は、前記変調マスク傾斜部または前記変調マスク周縁部の内縁に位置するとともに、略円形の輪郭を有する変調マスク中央部をさらに含み、
前記変調マスク中央部における変調量は、変調マスク中央部の全域にわたって均一となっていることを特徴とする請求項2乃至23のいずれかに記載の光照射装置。 - 前記変調マスクの前記変調領域が、光を遮蔽する光遮蔽層を含む非変調領域により囲まれていることを特徴とする請求項2乃至25のいずれかに記載の光照射装置。
- 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置に用いられる変調マスクにおいて、
光照射装置は、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、円環状に設けられた複数の円周方向線に沿って配置され、光を第1の変調量で変調する多数の第1変調単位領域と、各第1変調単位領域間を埋めるよう形成され、光を第2の変調量で変調する第2変調領域と、を有し、
前記第1変調単位領域が配置された円環状の各円周方向線間の半径方向距離は略一定となっており、
各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの第1変調単位領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、かつ、前記中心間の円周方向距離はすべての円周方向線上で略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、前記円周方向線間の半径方向距離または前記中心間の円周方向距離をそれぞれ前記結像光学系の結像面に換算した距離のうち少なくとも一方は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの第1変調単位領域の面積は略一定となっていることを特徴とする変調マスク。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置に用いられる変調マスクにおいて、
光照射装置は、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、略円形の輪郭を有する変調マスク傾斜部を含み、
前記変調マスク傾斜部は、円環状に設けられた複数の円周方向線に沿って配置され、光を第1の変調量で変調する多数の傾斜部第1変調単位領域と、各傾斜部第1変調単位領域間を埋めるよう形成され、光を第2の変調量で変調する傾斜部第2変調領域と、を有し、
前記傾斜部第1変調単位領域が配置された円環状の各円周方向線間の半径方向距離は略一定となっており、
各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの傾斜部第1変調単位領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、かつ、前記中心間の円周方向距離はすべての円周方向線上で略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、前記円周方向線間の半径方向距離または前記中心間の円周方向距離をそれぞれ前記結像光学系の結像面に換算した距離のうち少なくとも一方は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各円周方向線において、円周方向線上で隣り合う2つの傾斜部第1変調単位領域の面積は略一定となっており、
前記傾斜部第1変調単位領域の面積は、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加または減少することを特徴とする変調マスク。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置に用いられる変調マスクにおいて、
光照射装置は、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、略円形の輪郭を有する変調マスク傾斜部を含み、
前記変調マスク傾斜部は、各々の中心が同一円環上に位置するとともに各々が半径方向に延びる略一定長さの2側縁を含み、光を第1の変調量で変調する多数の傾斜部第1変調スポーク領域と、各傾斜部第1変調スポーク領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の傾斜部第2変調スポーク領域と、を有し、
円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
円周方向において隣り合う2つの傾斜部第1変調スポーク領域の円周方向長さは略同一となっており、
前記傾斜部第1変調スポーク領域の円周方向長さは、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加または減少することを特徴とする変調マスク。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置に用いられる変調マスクにおいて、
光照射装置は、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、略円形の輪郭を有する変調マスク傾斜部を含み、
前記変調マスク傾斜部は、半径方向に多列に並べられるとともに各々が略円環状に延び、光を第1の変調量で変調する多数の傾斜部第1変調リング領域と、各傾斜部第1変調リング領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の傾斜部第2変調リング領域と、を有し、
隣り合う2つの傾斜部第1変調リング領域間の半径方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、隣り合う2つの傾斜部第1変調リング領域間の半径方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
前記傾斜部第1変調リング領域の半径方向長さは、変調領域の外方に向かうにつれて単調に増加または減少することを特徴とする変調マスク。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置に用いられる変調マスクにおいて、
光照射装置は、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、変調領域と同一の外側の輪郭を有する変調マスク周縁部を含み、
前記変調マスク周縁部は、各々の中心が同一円環上に位置するとともに各々が半径方向に延びる略一定長さの2側縁を含み、光を第1の変調量で変調する多数の周縁部第1変調スポーク領域と、各周縁部第1変調スポーク領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の周縁部第2変調スポーク領域と、を有し、
円周方向において隣り合う2つの周縁部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、円周方向において隣り合う2つの周縁部第1変調スポーク領域の中心間の円周方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各周縁部第1変調スポーク領域の円周方向長さは略同一となっていることを特徴とする変調マスク。 - 光源からの光を変調して、略円形の等強度線を有する少なくとも1つの光を被照射物に対して照射する光照射装置に用いられる変調マスクにおいて、
光照射装置は、
光を出射する光源と、
前記光源の出射側に設けられ、光源からの光を変調して出射する変調マスクと、
前記変調マスクの出射側に設けられ、変調マスクにより変調された光を結像して被照射物に照射する結像光学系と、を備え、
前記変調マスクは、少なくとも1つの変調領域を有し、
前記変調領域は、変調領域と同一の外側の輪郭を有する変調マスク周縁部を含み、
前記変調マスク周縁部は、半径方向に多列に並べられるとともに各々が略円環状に延び、光を第1の変調量で変調する多数の周縁部第1変調リング領域と、各周縁部第1変調リング領域間に形成され、光を第2の変調量で変調する多数の周縁部第2変調リング領域と、を有し、
隣り合う2つの周縁部第1変調リング領域間の半径方向距離は略一定となっており、
前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rを、光の中心波長λ、結像光学系の出射側の開口数NAを用いてR=0.61λ/NAと定義したとき、隣り合う2つの周縁部第1変調リング領域間の半径方向距離を前記結像光学系の結像面に換算した距離は、前記結像光学系の点像分布範囲の半径Rよりも小さくなっており、
各周縁部第1変調リング領域の半径方向長さは略同一となっていることを特徴とする変調マスク。
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