JP2002098930A - レーザ加工機 - Google Patents

レーザ加工機

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JP2002098930A
JP2002098930A JP2000292585A JP2000292585A JP2002098930A JP 2002098930 A JP2002098930 A JP 2002098930A JP 2000292585 A JP2000292585 A JP 2000292585A JP 2000292585 A JP2000292585 A JP 2000292585A JP 2002098930 A JP2002098930 A JP 2002098930A
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Hidemasa Moribe
英征 森部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フラットトップビームのエッジがたち、加工面
に照射したとき加工面の集光位置の周辺にまで照射の影
響がでないようにする。 【解決手段】レーザ発振器1によりレーザ光を放出し、
レーザ光の位相を反転させる同心円帯状の領域を有する
位相板3により、レーザ発振器1が放出したレーザ光を
位相変調し、振幅調整板4により、位相板3により位相
変調されたレーザ光の強度分布(振幅分布)を変調し、
第2の光学系5により、振幅調整板4により強度分布
(振幅分布)変調されたレーザ光を加工面6に集光す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ加工機に関
し、特に同位相で強度分布がガウス関数の形状を示すガ
ウシアンビームであるレーザ光の強度分布を変換して加
工面(集光面)にて均一なフラットトップの強度分布の
ビームにして照射するレーザ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーザ加工機は、レーザ
光のガウシアン強度分布を加工面(集光面)において均
一にして照射するため、例えば、特開平5−32671
6号公報開示されているように、レーザ光を2領域の位
相板(図9参照、低い部分1領域と高い部分1領域。)
を用いてその強度分布をベッセル関数に近似させこれを
結像光学系で逆フーリエ変換してフラットトップの強度
分布のビームにして加工面(集光面)に照射している。
しかし、このフラットトップビームのエッジの傾斜がゆ
るく、加工面に照射すると加工面の周辺にまで照射の影
響がでる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレーザ
加工機は、2領域の位相板のみを使用してベッセル関数
へ近似しているため、ベッセル関数への近似が足りない
ので、フラットトップビームのエッジの傾斜がゆるくな
り、加工面に照射したとき加工面の集光位置の周辺にま
で照射の影響がでるという問題がある。
【0004】本発明の目的はこのような従来の欠点を除
去するため、ベッセル関数への近似が良くフラットトッ
プビームのエッジがたち、加工面に照射したとき加工面
の集光位置の周辺にまで照射の影響がでないレーザ加工
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のレーザ加
工機は、同位相で強度分布がガウス関数の形状を示すガ
ウシアンビームであるレーザ光を放出するレーザ発振器
と、前記レーザ光の位相を反転させる同心円帯状の領域
を有し前記レーザ発振器が放出した前記レーザ光を位相
変調する位相板と、前記位相板により位相変調された前
記レーザ光の強度分布(振幅分布)を変調する振幅調整
板と、前記振幅調整板により強度分布(振幅分布)変調
された前記レーザ光を加工面に集光する光学系と、を備
えて構成されている。
【0006】本発明の第2のレーザ加工機は、同位相で
強度分布がガウス関数の形状を示すガウシアンビームで
あるレーザ光を放出するレーザ発振器と、前記レーザ発
振器が放出した前記レーザ光を予め定めた大きさwのビ
ーム径に形成する第1の光学系と、前記レーザ光の位相
を反転させる同心円帯状の領域を有し前記第1の光学系
により前記wの前記ビーム径に形成された前記レーザ光
を位相変調する位相板と、前記位相板により位相変調さ
れた前記レーザ光の強度分布(振幅分布)を変調する振
幅調整板と、前記振幅調整板により強度分布(振幅分
布)変調された前記レーザ光を加工面に集光する第2の
光学系と、を備えて構成されている。
【0007】本発明の第1と第2のレーザ加工機の前記
第1の光学系は、前記レーザ発振器が放出した前記ガウ
シアンビームである前記レーザ光の中心の強度の1/e
2 の強度となる位置の前記レーザ光の中心からの距離を
予め定めた前記wになるようにしている。
【0008】本発明の第1と第2のレーザ加工機の前記
位相板は、この位相板の中心に最も近い前記同心円帯状
の前記領域までの距離を1.2×前記wとしている。
【0009】また、本発明の第1と第2のレーザ加工機
の前記位相板は、前記レーザ光の強度分布を、前記加工
面の位置において望まれる均一の強度分布の形状である
フラットトップの形状をフーリエ変換したものである断
面が一次の第一種ベッセル関数の形状に近似した前記強
度分布になるように位相変調し、前記振幅調整板は、前
記位相板が前記位相変調して前記一次の第一種ベッセル
関数の形状に近似した前記レーザ光の前記強度分布を、
前記レーザ光のエネルギーを削除することにより前記一
次の第一種ベッセル関数の形状への前記近似の精度を上
げるように前記強度分布変調するようにしている。
【0010】更に、本発明の第1と第2のレーザ加工機
の前記位相板は、前記位相反転させる前記同心円帯状の
前記領域を少なくとも1領域としている。
【0011】また、本発明の第1と第2のレーザ加工機
の前記位相板は、前記位相反転させる前記同心円帯状の
前記領域の深さdをλφ/2π(n−1)(但し、λ:
波長、φ:位相、n:屈折率)としている。
【0012】本発明の第1と第2のレーザ加工機の前記
振幅調整板は、半径が同一の部分の透過率を同一にし半
径方向に透過率を変化させる透過率分布を有するように
している。
【0013】また、本発明の第1と第2のレーザ加工機
の前記振幅調整板は、前記位相板の前記同心円帯状の前
記領域を形成しない裏面である第2面に前記振幅調整板
の機能を形成し前記位相板と同一板とするようにしてい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明のレーザ加工機の一つの実
施の形態を示すブロック図である。
【0016】図1に示す本実施の形態は、同位相で強度
分布がガウス関数の形状を示すガウシアンビームである
レーザ光を放出するレーザ発振器1と、レーザ発振器1
が放出したレーザ光を予め定めた大きさw(例えば、1
/e2 半径1〜2mm程度)のビーム径に形成する第1
の光学系2(例えば、レンズ群、エキスパンダー等)
と、レーザ光の位相を反転させる同心円帯状の領域を有
し第1の光学系2によりwのビーム径に形成されたレー
ザ光を位相変調する位相板3と、位相板3により位相変
調されたレーザ光の強度分布(振幅分布)を変調する振
幅調整板4と、振幅調整板4により強度分布(振幅分
布)変調されたレーザ光を加工面6に集光する第2の光
学系5(例えば、エキスパンダーと対物レンズ等との
組)とにより構成されている。
【0017】第1の光学系2は、レーザ発振器1が放出
したガウシアンビームであるレーザ光の中心の強度の1
/e2 (但し、eは自然対数の基底)の強度となる位置
のレーザ光の中心からの距離を予め定めたwになるよう
にしている。
【0018】位相板3は、レーザ光の強度分布を、加工
面6の位置において望まれる均一の強度分布の形状であ
るフラットトップの形状をフーリエ変換したものである
断面が一次の第一種ベッセル関数(以後、ベッセル関数
と記載する。)の形状に近似した強度分布になるように
位相変調し、振幅調整板4は、位相板3が位相変調して
ベッセル関数の形状に近似したレーザ光の強度分布を、
レーザ光のエネルギーを削除することによりベッセル関
数の形状への近似の精度を上げるように強度分布変調す
るようにしている。
【0019】また、位相板3は、位相反転させる同心円
帯状の領域を少なくとも1領域(すなわち、低い部分1
領域と高い部分2領域。)としている。
【0020】振幅調整板4は、半径が同一の部分の透過
率を同一にし半径方向に透過率を変化させる透過率分布
を有するようにしている。
【0021】次に、本実施の形態のレーザ加工機の動作
を図2から図8を参照して詳細に説明する。
【0022】図2は、位相板の一例を示す正面図であ
り、(イ)と(エ)の部分が位相を反転させる同心円帯
状の領域であり低い部分である。この場合は、同心円帯
状の領域が2領域あり、高い部分3領域と低い部分2領
域を合わせた5領域の例を示している。
【0023】図3は、図2に示す位相板の断面の一例を
示す図であり、位相を反転させる低い部分の深さは、d
=λφ/2π(n−1)(ただし、λ:波長、φ:位
相、n:屈折率)である。
【0024】図4は、2領域の位相板のみを使用したと
きのフラットトップビーム形状を示す図であり、2領域
の位相板3のみを使用してレーザ発振器1が放出したレ
ーザ光をベッセル関数の形状に近似させたときの加工面
6でのフラットトップビームの強度分布を示す図であ
る。
【0025】図5は、図2に示す位相板のみを使用した
ときのフラットトップビーム形状を示す図であり、図2
に示す位相板3のみを使用してレーザ発振器1が放出し
たレーザ光をベッセル関数の形状に近似させたときの加
工面6でのフラットトップビームの強度分布を示す図で
ある。
【0026】図6は、図2に示す位相板と振幅調整板と
を使用したときのフラットトップビーム形状を示す図で
あり、図2に示す位相板3と振幅調整板4を使用してレ
ーザ発振器1が放出したレーザ光をベッセル関数の形状
に近似させたときの加工面6でのフラットトップビーム
の強度分布を示す図である。
【0027】図7は、振幅調整板の一例を示す図であ
り、例えば合成石英等の透明な板にクロム等を蒸着して
透過率分布を施していることを示し、中心が100%の
透過率であり透過率を10%ずつ周辺方向に減少させ0
%からまた増加させていることを示している。
【0028】図8は、図2に示す位相板により変調した
レーザ光の強度分布と所望するベッセル関数の形状とを
重ねて示して近似の度合いをあらわした図であり、横軸
は半径r方向を、縦軸は強度を示し、強度分布が負の部
分は位相が反転していることを示している。
【0029】図1において、レーザ発振器1から放出さ
れたレーザ光は第1の光学系2により位相板3の中心に
レーザ光の中心を合わせるようにして位相板3上に予め
定めた適切な大きさのビーム径を形成する。すなわち、
レーザ発振器1が放出したガウシアンビームであるレー
ザ光の中心の強度の1/e2 の強度となる位置のこのレ
ーザ光の中心からの距離(ガウシアンビームの1/e2
半径)をwとした場合、レーザ光の中心と位相板3の中
心とを一致させこの中心から位相板3の最初の境界(0
点)(位相板3の中心に最も近い同心円帯状の領域の境
界)までの距離(半径)AがA=1.2×wとなると
き、加工面6のフラットトップビームが最もフラットと
なる(実験等による。)ので、w=(位相板3の最初の
境界までの距離A)/1.2を予め計算しこのwのビー
ム半径を作り出すために、レーザ発振器1の後に第1の
光学系2を設置する。
【0030】次に、位相板3は、ビーム半径wのレーザ
光を位相変調する。これにより、図8に示す、位相板3
により変調した強度分布(加工面6にて望まれるフラッ
トトップビームの強度分布をフーリエ変換したベッセル
関数の形状を近似した強度分布)となる。ここで、位相
板3について説明すると、位相板3の役割は、加工面6
にて所望のフラットトップビームの強度分布のフーリエ
変換である、断面がベッセル関数J1[x]の値が負の
部分(位相が反転する部分)を作り出すことが位相板3
の役割であり、位相板3は、ベッセル関数J1[x]の
値が0の位置において境界(図8中のaの位置は図2の
(ア)と(イ)との境界、bの位置は(イ)と(ウ)と
の境界に対応する。)を有し、位相を反転させる同心円
帯状の領域の深さd=λφ/2π(n−1)(ただし、
λ:波長、φ:位相、n:屈折率)を有している透過型
の素子である。そして、位相反転の大きさφは実験等に
より0.9π〜1.0πが良い。図2と図3とに示す位
相板3は、同心円帯状の反転する領域2カ所(イ)、
(エ)があり、ガウシアンビームのピーク付近を含む中
心部(ア)はλ/20程度に十分に研磨して使用し、周
りの(イ)、(エ)をエッチングにより彫り込む加工法
が適切だと思われる。2カ所の位相変調とした理由は、
図4で示す、2領域(図2で示す(ア)と(イ)の領域
のみであり、(ウ)〜(オ)の領域も(イ)の領域と同
様の加工をした領域。)の位相板3のみを使用したとき
のフラットトップビームの形状より、図5で示す、図2
に示す位相板3のみを使用したときのフラットトップビ
ームの形状や、図6で示す、図2に示す位相板3と振幅
調整板4を使用したときのフラットトップビームの形状
のほうがよりフラットに近いためである(2領域の場合
より3領域(図2で示す(ア)と(イ)と(ウ)の領域
のみであり、(エ)と(オ)の領域も(ウ)の領域と同
様の加工をした領域。)以上の方がフラットに近
い。)。
【0031】次に、位相板3で位相変調されたレーザ光
は、強度分布(振幅分布)を変調するある透過率分布を
有した例えば図7に示す振幅調整板4(この振幅調整板
4は、中心を位相板3の中心に合わせ位相板3の直後に
設定する。)に入射し、所望の振幅に変換される。この
変換により、位相板3で位相変調して近似したものより
もベッセル関数の形状に精度よく近似した強度分布とな
る。ここで、振幅調整板4について図7を用いて説明す
る。図8に示すように、所望のベッセル関数に近似され
た位相板3により変調した強度分布は、まだ近似が足り
ない状態であり、ここからは、レーザ光のエネルギーを
削る方向になるが、振幅を変調する必要が生まれる。そ
こで、図7に示すように、図8のベッセル関数の値が0
の位置(aの位置)に相当する位相板3の境界(図2の
(ア)と(イ)との境界)付近に透過率分布が低い(例
えば透過率0%から10%程度)部分を持たせた振幅調
整板4を置き、この部分を通過するレーザ光の強度を減
少させて0に近づけることによりベッセル関数への近似
の精度を上げる。
【0032】そして、位相板3と振幅調整板4により変
調を受けて強度分布がベッセル関数に近似されたレーザ
光は加工面6にてフーリエ変換面に相当するように配置
された第2の光学系5(例えば、エキスパンダーと対物
レンズ)を経て加工面6にて(3領域以上の位相板3と
振幅調整板4を組み合わせた場合の)図6に示すような
フラットトップビームとなり集光される。
【0033】以上の説明では、振幅調整板4を位相板3
と別の素子として設定していたが、位相板3の同心円帯
状の領域を形成しない裏面である第2面に振幅調整板4
の機能を形成し位相板3と同一板とするようにしても良
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザ加
工機によれば、レーザ発振器によりレーザ光を放出し、
レーザ光の位相を反転させる同心円帯状の領域を有する
位相板により、レーザ発振器が放出したレーザ光を位相
変調し、振幅調整板により、位相板により位相変調され
たレーザ光の強度分布(振幅分布)を変調し、光学系に
より、振幅調整板により強度分布(振幅分布)変調され
たレーザ光を加工面に集光するため、レーザ発振器が放
出したガウシアンビーム(レーザ光)変調することによ
り作成したベッセル関数への近似が良くなり、加工面で
のフラットトップビームのエッジがたち、加工面に照射
したとき加工面の集光位置の周辺にまで照射の影響がで
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ加工機の一つの実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】位相板の一例を示す正面図である。
【図3】図2に示す位相板の断面の一例を示す図であ
る。
【図4】2領域の位相板のみを使用したときのフラット
トップビーム形状を示す図である。
【図5】図2に示す位相板のみを使用したときのフラッ
トトップビーム形状を示す図である。
【図6】図2に示す位相板と振幅調整板とを使用したと
きのフラットトップビーム形状を示す図である。
【図7】振幅調整板の一例を示す図である。
【図8】図2に示す位相板により変調した強度分布と所
望するベッセル関数の形状とを重ねて示して近似の度合
いをあらわした図である。
【図9】従来の技術で使用する2領域の位相板を示す図
である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 第1の光学系 3 位相板 4 振幅調整板 5 第2の光学系 6 加工面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同位相で強度分布がガウス関数の形状を
    示すガウシアンビームであるレーザ光を放出するレーザ
    発振器と、 前記レーザ光の位相を反転させる同心円帯状の領域を有
    し前記レーザ発振器が放出した前記レーザ光を位相変調
    する位相板と、 前記位相板により位相変調された前記レーザ光の強度分
    布(振幅分布)を変調する振幅調整板と、 前記振幅調整板により強度分布(振幅分布)変調された
    前記レーザ光を加工面に集光する光学系と、 を備えたことを特徴とするレーザ加工機。
  2. 【請求項2】 同位相で強度分布がガウス関数の形状を
    示すガウシアンビームであるレーザ光を放出するレーザ
    発振器と、 前記レーザ発振器が放出した前記レーザ光を予め定めた
    大きさwのビーム径に形成する第1の光学系と、 前記レーザ光の位相を反転させる同心円帯状の領域を有
    し前記第1の光学系により前記wの前記ビーム径に形成
    された前記レーザ光を位相変調する位相板と、 前記位相板により位相変調された前記レーザ光の強度分
    布(振幅分布)を変調する振幅調整板と、 前記振幅調整板により強度分布(振幅分布)変調された
    前記レーザ光を加工面に集光する第2の光学系と、 を備えたことを特徴とするレーザ加工機。
  3. 【請求項3】 前記第1の光学系は、前記レーザ発振器
    が放出した前記ガウシアンビームである前記レーザ光の
    中心の強度の1/e2 の強度となる位置の前記レーザ光
    の中心からの距離を予め定めた前記wになるようにした
    ことを特徴とする請求項2記載のレーザ加工機。
  4. 【請求項4】 前記位相板は、この位相板の中心に最も
    近い前記同心円帯状の前記領域までの距離を1.2×前
    記wとしたことを特徴とする請求項2又は3記載のレー
    ザ加工機。
  5. 【請求項5】 前記位相板は、前記レーザ光の強度分布
    を、前記加工面の位置において望まれる均一の強度分布
    の形状であるフラットトップの形状をフーリエ変換した
    ものである断面が一次の第一種ベッセル関数の形状に近
    似した前記強度分布になるように位相変調し、前記振幅
    調整板は、前記位相板が前記位相変調して前記一次の第
    一種ベッセル関数の形状に近似した前記レーザ光の前記
    強度分布を、前記レーザ光のエネルギーを削除すること
    により前記一次の第一種ベッセル関数の形状への前記近
    似の精度を上げるように前記強度分布変調するようにし
    たことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のレー
    ザ加工機。
  6. 【請求項6】 前記位相板は、前記位相反転させる前記
    同心円帯状の前記領域を少なくとも1領域としたことを
    特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のレーザ加
    工機。
  7. 【請求項7】 前記位相板は、前記位相反転させる前記
    同心円帯状の前記領域の深さdをλφ/2π(n−1)
    (但し、λ:波長、φ:位相、n:屈折率)としたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のレ
    ーザ加工機。
  8. 【請求項8】 前記位相板は、前記位相反転を0.9π
    から1.0πとしたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6又は7記載のレーザ加工機。
  9. 【請求項9】 前記振幅調整板は、半径が同一の部分の
    透過率を同一にし半径方向に透過率を変化させる透過率
    分布を有するようにしたことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7又は8記載のレーザ加工機。
  10. 【請求項10】 前記振幅調整板は、前記位相板の前記
    位相を反転させる前記領域の境界に対応する部分の透過
    率を低くして前記透過率分布を有するようにしたことを
    特徴とする請求項9記載のレーザ加工機。
  11. 【請求項11】 前記振幅調整板は、前記位相板の前記
    同心円帯状の前記領域を形成しない裏面である第2面に
    前記振幅調整板の機能を形成し前記位相板と同一板とす
    るようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9又は10記載のレーザ加工機。
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