JP5422692B2 - 締付部材の連結構造 - Google Patents
締付部材の連結構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5422692B2 JP5422692B2 JP2012087319A JP2012087319A JP5422692B2 JP 5422692 B2 JP5422692 B2 JP 5422692B2 JP 2012087319 A JP2012087319 A JP 2012087319A JP 2012087319 A JP2012087319 A JP 2012087319A JP 5422692 B2 JP5422692 B2 JP 5422692B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting member
- connection
- rotating body
- released
- spiral groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
Description
図10〜12に示すように、ロケット本体101にはフランジ状のロケット側結合部103が設けられており、人工衛星には、ロケット側結合部103に適合するフランジ状の人工衛星側結合部104が設けられている。そして、ロケット側結合部103と人工衛星側結合部104の周囲にクランプバンド105が巻回されている。
図13は、連結構造109を図11の矢印X方向から見た正面図である。連結構造109は、ボルト111及びナット112からなる締結具と、ボルト111を切断するボルト切断装置113とから構成されている。ボルト切断装置113は、ケーシング114と、ケーシング114に内蔵されたブレード115と、火薬を内蔵した火工品116とを備えている。ボルト111はケーシング114を貫通しており、火薬が爆発するとガス圧によってブレード115がボルト111の方向に加速され、ボルト111が切断される。
人工衛星分離時には、2個のボルト切断装置113の火工品116の火薬が同時に爆発して、ブレード115によってボルト111が切断される。すると、2個のクランプバンド105の端部同士の連結が解除されて、ロケット側結合部103と人工衛星側結合部104がクランプバンド105による狭圧から開放され、図示しない分離スプリングによって、人工衛星102がロケット本体101から分離する方向に押し出される。
(1)すなわち、本発明にかかる締付部材の連結構造は、被締付体の周囲に巻回されて該被締付体を締め付ける締付部材の端部同士を解除可能に連結する、締付部材の連結構造であって、前記締付部材の端部にそれぞれ連結される第1連結部材及び第2連結部材と、前記第1連結部材と前記第2連結部材とを解除可能に連結する連結手段とを備え、前記連結手段は、連結を維持する拘束位置と連結を解除する解除位置との間を移動可能な作動部材と、該作動部材を拘束位置に解除可能にロックするロック手段とを有し、前記ロック手段によるロックが解除されたときに、前記第1連結部材及び前記第2連結部材に作用する張力によって前記作動部材が解除位置の方向へ移動するとともに前記第1連結部材及び前記第2連結部材が互いに離反する方向に移動し、前記作動部材が解除位置まで移動したところで、前記第1連結部材と前記第2連結部材の連結が解除される、ことを特徴とする。
前記スライダが前記第1連結部材及び前記第2連結部材から受ける力によって該スライダに解除方向の移動力が付与される、ことを特徴とする。
図1は、参考例1にかかる締付部材の連結構造1の構成を示す図であり、(A)は連結状態、(B)は解除状態を示している。
この連結構造1は、図示しない被締付体(例えば、上述したロケット本体と人工衛星の結合部)の周囲に巻回されて、被締付体を締め付ける図示しない締付部材(例えば、上述したクランプバンド)の端部同士を解除可能に連結するものである。
図1に示すように、連結構造1は、締付部材の端部にそれぞれ連結される第1連結部材2及び第2連結部材4と、第1連結部材2と第2連結部材4とを解除可能に連結する連結手段6とを備えている。
第2連結部材4は、締付部材の他方の端部に連結される連結部10と、この連結部10にピン11を介して回動自在に連結された延長部12とからなる。図に示すように、第1連結部材2と第2連結部材4には、締付部材からの張力(引張荷重)が作用する。符合Lは、張力線である。
本参考例では、作動部材は、第1連結部材2の係合片17に係合可能なフック部18を有して、係合を維持する位置(拘束位置)と係合を解除する位置(解除位置)との間を移動可能なように第2連結部材4にピン19を介して回動可能に連結されたフック部材14である。また、フック部材14は、フック部18から延びるレバー部20を有している。
このような構成により、フック部材14は、第1連結部材2及び第2連結部材4から受ける力によって解除方向(図1で矢印A方向)の回動力が付与される。
なお、ロック手段15は、フック部材14を拘束位置に解除可能にロックする機能を有する範囲で、他の構成であってもよい。
図2は、参考例2にかかる締付部材の連結構造1の構成を示す図であり、(A)は連結状態、(B)は解除状態を示している。図3(A)は図2(A)のI−I線断面図、図3(B)は図2(B)のII−II線断面図である。
図2及び図3に示すように、連結構造1は、締付部材(図示せず)の端部にそれぞれ連結される第1連結部材2及び第2連結部材4と、第1連結部材2と第2連結部材4とを解除可能に連結する連結手段6とを備えている。
連結手段6は、連結を維持する拘束位置と連結を解除する解除位置との間を移動可能な作動部材と、作動部材を拘束位置に解除可能にロックするロック手段15とを有する。
本参考例において、作動部材は、第1連結部材2と第2連結部材4の双方に連結を維持するように係合可能であり、係合を維持する位置(拘束位置)と係合を解除する位置(解除位置)との間をスライド可能なスライダ24である。スライダ24には、第1連結部材2と第2連結部材4の各々の係合凹部27,28に係合する係合凸部25,26が形成されている。また、スライダ24には、後述するロックピン29を挿入可能な係止凹部30か形成されている。
この構成により、ロックピン29が挿入孔に挿入された状態(図2(A))ではスライダ24が拘束位置に拘束され、ロックピン29が挿入孔から引き抜かれた状態(図2(B)ではスライダ24の拘束が解除される。
なお、ロック手段15は、スライダ24を拘束位置に解除可能にロックする機能を有する範囲で、他の構成であってもよい。
したがって、参考例1と同様に、被締付体の弾性エネルギの開放速度が従来の連結構造よりも低下するので、被締付体の伸縮振動による衝撃を大幅に緩和することができる。
図4は、本発明の第1実施形態にかかる締付部材の連結構造1の構成を示す図であり、(A)は連結状態、(B)は解除状態を示している。
図4に示すように、連結構造1は、締付部材(図示せず)の端部にそれぞれ連結される第1連結部材2及び第2連結部材4と、第1連結部材2と第2連結部材4とを解除可能に連結する連結手段6とを備えている。
本実施形態において、第1連結部材2と第2連結部材4は、それぞれ、締付部材の端部の一方及び他方に連結されるもの(例えばボルト)である。
本実施形態において、作動部材はネジ部を有するネジ棒36である。また、連結手段6は、ネジ棒36に螺合する回転体38と、回転体38を回転可能に支持するとともにネジ棒36が出没可能な貫通穴39を有するハウジング40とを備える。ネジ棒36と回転体38からなる機構は、ボールネジ機構であり、回転体38がネジ棒36とハウジング40から受ける力によって解除方向(図の矢印C方向)の回転力が付与される。
なお、第1連結部材2とハウジング40とは、一体的に構成された部材であってもよい。
なお、ナット部材43、おもり部材44及び軸部材45は、一体的に形成された部材であってもよい。
この構成により、ロックピン48が係止凹部47に挿入された状態(図4(A))では、回転体38の回転が拘束されることによってネジ棒36の移動が拘束され、ロックピン48が係止凹部から離脱した状態(図4(B))では回転体38の拘束が解除されることによってネジ棒36の拘束が解除されるようになっている。
なお、ロック手段15は、回転体38を介してネジ棒36を拘束位置に解除可能にロックする機能を有する範囲で、他の構成であってもよい。
そして、図4(B)のように、ネジ棒36と第1連結部材2との係合部41,42が貫通穴39外となる位置(解除位置)まで移動したところで、ネジ棒36と第1連結部材2と係合が外れ、これによって、第1連結部材2と第2連結部材4との連結が解除される。
したがって、参考例1と同様に、被締付体の弾性エネルギの開放速度が従来の連結構造よりも低下するので、被締付体の伸縮振動による衝撃を大幅に緩和することができる。
図5は、参考例3にかかる締付部材の連結構造1の構成を示す図であり、(A)は連結状態、(B)は解除状態を示している。図6(A)は図5(A)のIII−III線断面図、図6(B)は図5(B)のIV−IV線断面図である。
図5及び図6に示すように、連結構造1は、締付部材の端部にそれぞれ連結される第1連結部材2及び第2連結部材4と、第1連結部材2と第2連結部材4とを解除可能に連結する連結手段6とを備えている。
本参考例において、第1連結部材2と第2連結部材4は、それぞれ、締付部材(図示せず)の端部の一方及び他方に連結されるもの(例えばボルト)である。
本参考例において、作動部材は、中空円筒形を成して軸方向の両側からそれぞれ第1連結部材2と第2連結部材4が挿入可能であり円筒軸心周りに回転可能な回転体51である。また、連結手段6は、回転体51を回転可能に支持する支持体52を備える。回転体51と支持体52の間には、軸受53が介装されている。
具体的には、第1連結部材2と第2連結部材4の回転体51に挿入される部分には、それぞれ、周方向に1つ又は複数のキー54,55が形成されている。また、回転体51の内周面には、第1連結部材2及び第2連結部材4のキー54,55と干渉して第1連結部材2と第2連結部材4の回転体51からの離脱を阻止可能であるとともに回転体51の軸心周りの位置が変化したときに第1連結部材2及び第2連結部材4のキー54,55との干渉が解除されて第1連結部材2と第2連結部材4の回転体51からの離脱を可能とする突起体56,57が、第1連結部材2、第2連結部材4が挿入される部分のそれぞれに、周方向に1つ又は複数形成されている。
この構成により、ボールが回転体51の係合凹部60に係合しボールロック部材62によってボール61の移動が拘束された状態(図6(A))では、回転体51の回転が拘束され、駆動手段によってボールロック部材62が移動し、ボール61の拘束が解除されてボール61が回転体51の係止凹部60から外れた状態(図6(B)では、回転体51の拘束が解除されるようになっている。
なお、ロック手段15は、回転体51を拘束位置に解除可能にロックする機能を有する範囲で、他の構成であってもよい。
そして、図5(B)のように、第1連結部材2と第2連結部材4の各々キー54,55が回転体51の突起体56,57と干渉しない位置(解除位置)まで回転体51が回転したところで、回転体51から第1連結部材2と第2連結部材4が離脱し、これによって、第1連結部材2と第2連結部材4との連結が解除される。
したがって、参考例1と同様に、被締付体の弾性エネルギの開放速度が従来の連結構造よりも低下するので、被締付体の伸縮振動による衝撃を大幅に緩和することができる。
図7は、本発明の第2実施形態にかかる締付部材の連結構造1の構成を示す図であり、(A)は連結状態、(B)は解除状態を示している。
図7に示すように、連結構造1は、締付部材(図示せず)の端部にそれぞれ連結される第1連結部材2及び第2連結部材4と、第1連結部材2と第2連結部材4とを解除可能に連結する連結手段6とを備えている。
本実施形態において、第1連結部材2と第2連結部材4は、それぞれ、締付部材の端部の一方及び他方に連結されるもの(例えばボルト)である。
本実施形態において、作動部材は、中空円筒形を成して軸方向の両側からそれぞれ第1連結部材2と第2連結部材4が挿入可能であり円筒軸心周りに回転可能な回転体65である。また、連結手段6は、回転体65を回転可能に支持する支持体66を備える。
第1連結部材2の円筒形部分の外周面には第1螺旋溝67が形成され、第1連結部材2が挿入される回転体65の内周面には第1螺旋溝67に嵌入可能な第1突出部69が形成されている。
第2連結部材4の円筒形部分の外周面には第2螺旋溝68が形成され、第2連結部材4が挿入される回転体65の内周面には第2螺旋溝68に嵌入可能な第2突出部70が形成されている。
本実施形態では、第1螺旋溝67と第1突出部69の組、及び、第2螺旋溝68と第2突出部70の組は、それぞれ、2組ずつ設けられているが、3組以上であってもよい。
ロック手段15は、参考例3と同様のものであるが、回転体65を拘束位置に解除可能にロックする機能を有する範囲で、他の構成であってもよい。
そして、図7(B)のように、回転体65の第1突出部69、第2突出部70が、それぞれ、第1螺旋溝67、第2螺旋溝68の先端に達したところで、回転体65から第1連結部材2と第2連結部材4が離脱し、これによって、第1連結部材2と第2連結部材4との連結が解除される。
したがって、参考例1と同様に、被締付体の弾性エネルギの開放速度が従来の連結構造よりも低下するので、被締付体の伸縮振動による衝撃を大幅に緩和することができる。
図8は、本発明の第3実施形態にかかる締付部材の連結構造1の構成を示す図であり、(A)は連結状態、(B)は解除状態を示している。
図8に示すように、連結構造1は、締付部材(図示せず)の端部にそれぞれ連結される第1連結部材2及び第2連結部材4と、第1連結部材2と第2連結部材4とを解除可能に連結する連結手段6とを備えている。
本実施形態において、第1連結部材2と第2連結部材4は、それぞれ、締付部材の端部の一方及び他方に連結されるもの(例えばボルト)である。
本実施形態において、作動部材は、円筒形を成して円筒軸心周りに回転可能な回転体71である。また、連結手段6は、回転体71を回転可能に支持する支持体72を備える。
回転体71の第1連結部材2寄りの外周面には第1螺旋溝75が形成され、第1連結部材2の中空円筒部の内周面には第1螺旋溝75に嵌入可能な第1突出部77が形成されている。
回転体71の第2連結部材4寄りの外周面には第2螺旋溝76が形成され、第2連結部材4の中空円筒部の内周面には第2螺旋溝76に嵌入可能な第2突出部78が形成されている。
本実施形態では、第1螺旋溝75と第1突出部77の組、及び、第2螺旋溝76と第2突出部78の組は、それぞれ、2組ずつ設けられているが、3組以上であってもよい。
ロック手段15は、参考例3と同様のものでよいが、回転体71を拘束位置に解除可能にロックする機能を有する範囲で、他の構成であってもよい。
そして図8(B)のように、第1連結部材2の第1突出部77、第2連結部材4の第2突出部78が、それぞれ、回転体71の第1螺旋溝75、第2螺旋溝76の先端に達したところで、回転体71から第1連結部材2と第2連結部材4が離脱し、これによって、第1連結部材2と第2連結部材4との連結が解除される。
したがって、参考例1と同様に、被締付体の弾性エネルギの開放速度が従来の連結構造よりも低下するので、被締付体の伸縮振動による衝撃を大幅に緩和することができる。
図9は、本発明の第4実施形態にかかる締付部材の連結構造1の構成を示す図であり、(A)は連結状態、(B)は解除動作中の状態、(C)は解除状態を示している。
図9に示すように、連結構造1は、締付部材(図示せず)の端部にそれぞれ連結される第1連結部材2及び第2連結部材4と、第1連結部材2と第2連結部材4とを解除可能に連結する連結手段6とを備えている。
本実施形態において、第1連結部材2と第2連結部材4は、それぞれ、締付部材の端部の一方及び他方に連結されるもの(例えばボルト)である。
本実施形態において、作動部材は、第1連結部材2と第2連結部材4に作用する張力方向にほぼ直交する方向(図では紙面に垂直方向)の回転軸心を中心に回転可能であり第1連結部材2と第2連結部材4に対向する平面80aを有する回転体80である。本実施形態において回転体80は、円盤状である。また、連結手段6は、回転体80を回転可能に支持する支持体81を備える。
第1連結部材2には第1螺旋溝82に嵌入可能な第1突出部85が形成され、第2連結部材4には第2螺旋溝83に嵌入可能な第2突出部86が形成されている。なお、図9では、第1突出部85及び第2突出部86は、第1連結部材2及び第2連結部材4によって遮られて見えない位置にあるため、それぞれ破線で示している。
第1螺旋溝82、第2螺旋溝83は、それぞれ、回転体80の外周部まで延び、第1連結部材2及び第2連結部材4が回転体80から完全に離脱できるようになっている。
この構成により、ボール61が回転体80の係合凹部88に係合しボールロック部材62によってボール61の移動が拘束された状態(図9(A))では、回転体80の回転が拘束され、駆動手段63によってボールロック部材62が移動し、ボール61の拘束が解除されてボール61が回転体80の係合凹部88から外れた状態(図9(B)、(C))では、回転体80の拘束が解除されるようになっている。
なお、ロック手段15は、回転体80を拘束位置に解除可能にロックする機能を有する範囲で、他の構成であってもよい。
そして、図9(C)のように、第1連結部材2の第1突出部85、第2連結部材4の第2突出部86が、それぞれ、回転体80の第1螺旋溝82、第2螺旋溝83の先端(回転体80の外周部)に達したところで、回転体80から第1連結部材2と第2連結部材4が離脱し、これによって、第1連結部材2と第2連結部材4との連結が解除される。
したがって、参考例1と同様に、被締付体の弾性エネルギの開放速度が従来の連結構造よりも低下するので、被締付体の伸縮振動による衝撃を大幅に緩和することができる。
2 第1連結部材
4 第2連結部材
6 連結手段
15 ロック手段
14 フック部材(作動部材)
24 スライダ(作動部材)
36 ネジ棒(作動部材)
38 回転体
40 ハウジング
21,29,48
ロックピン
51,65,71,80
回転体(作動部材)
32,52,66,72,81支持体
61 ボール
62 ボールロック部材
63 駆動手段
67,75,82
第1螺旋溝
68,76,83
第2螺旋溝
69,77,85
第1突出部
70,78,86
第2突出部
Claims (4)
- 被締付体の周囲に巻回されて該被締付体を締め付ける締付部材の端部同士を解除可能に連結する、締付部材の連結構造であって、
前記締付部材の端部にそれぞれ連結される第1連結部材及び第2連結部材と、
前記第1連結部材と前記第2連結部材とを解除可能に連結する連結手段とを備え、
前記連結手段は、連結を維持する拘束位置と連結を解除する解除位置との間を移動可能な作動部材と、該作動部材を拘束位置に解除可能にロックするロック手段とを有し、
前記ロック手段によるロックが解除されたときに、前記第1連結部材及び前記第2連結部材に作用する張力によって前記作動部材が解除位置の方向へ移動するとともに前記第1連結部材及び前記第2連結部材が互いに離反する方向に移動し、前記作動部材が解除位置まで移動したところで、前記第1連結部材と前記第2連結部材の連結が解除され、
前記連結手段は、前記作動部材を構成するものであって前記第1連結部材と前記第2連結部材に作用する張力方向にほぼ直交する方向の回転軸心を中心に回転可能であり前記第1連結部材と前記第2連結部材に対向する平面を有する回転体と、該回転体を回転可能に支持する支持体と、を備え、
前記回転体の前記平面には、二重螺旋状に第1螺旋溝と第2螺旋溝が形成されており、
前記第1連結部材には前記第1螺旋溝に嵌入可能な第1突出部が形成され、前記第2連結部材には前記第2螺旋溝に嵌入可能な第2突出部が形成され、
前記回転体が前記第1連結部材及び前記第2連結部材から受ける力によって該回転体に解除方向の回転力が付与される、ことを特徴とする締付部材の連結構造。 - 被締付体の周囲に巻回されて該被締付体を締め付ける締付部材の端部同士を解除可能に連結する、締付部材の連結構造であって、
前記締付部材の端部にそれぞれ連結される第1連結部材及び第2連結部材と、
前記第1連結部材と前記第2連結部材とを解除可能に連結する連結手段とを備え、
前記連結手段は、連結を維持する拘束位置と連結を解除する解除位置との間を移動可能な作動部材と、該作動部材を拘束位置に解除可能にロックするロック手段とを有し、
前記ロック手段によるロックが解除されたときに、前記第1連結部材及び前記第2連結部材に作用する張力によって前記作動部材が解除位置の方向へ移動するとともに前記第1連結部材及び前記第2連結部材が互いに離反する方向に移動し、前記作動部材が解除位置まで移動したところで、前記第1連結部材と前記第2連結部材の連結が解除され、
前記連結手段は、前記作動部材を構成するものであって中空円筒形を成して軸方向の両側からそれぞれ前記第1連結部材と前記第2連結部材が挿入可能であり円筒軸心周りに回転可能な回転体と、該回転体を回転可能に支持する支持体と、を備え、
前記第1連結部材と前記第2連結部材の前記回転体に挿入される部分は円筒形をなし、
前記第1連結部材の円筒形部分の外周面と前記回転体の内周面の一方には第1螺旋溝が形成され、他方には該第1螺旋溝に嵌入可能な第1突出部が形成され、
前記第2連結部材の円筒形部分の外周面と前記回転体の内周面の一方には第2螺旋溝が形成され、他方には該第2螺旋溝に嵌入可能な第2突出部が形成され、
前記回転体が前記第1連結部材及び前記第2連結部材から受ける力によって該回転体に解除方向の回転力が付与される、ことを特徴とする締付部材の連結構造。 - 被締付体の周囲に巻回されて該被締付体を締め付ける締付部材の端部同士を解除可能に連結する、締付部材の連結構造であって、
前記締付部材の端部にそれぞれ連結される第1連結部材及び第2連結部材と、
前記第1連結部材と前記第2連結部材とを解除可能に連結する連結手段とを備え、
前記連結手段は、連結を維持する拘束位置と連結を解除する解除位置との間を移動可能な作動部材と、該作動部材を拘束位置に解除可能にロックするロック手段とを有し、
前記ロック手段によるロックが解除されたときに、前記第1連結部材及び前記第2連結部材に作用する張力によって前記作動部材が解除位置の方向へ移動するとともに前記第1連結部材及び前記第2連結部材が互いに離反する方向に移動し、前記作動部材が解除位置まで移動したところで、前記第1連結部材と前記第2連結部材の連結が解除され、
前記連結手段は、前記作動部材を構成するものであって円筒形を成して円筒軸心周りに回転可能な回転体と、該回転体を回転可能に支持する支持体と、を備え、
前記第1連結部材と前記第2連結部材は、それぞれ前記回転体の両側に外嵌する中空円筒部を有し、
前記第1連結部材の中空円筒部の内周面と前記回転体の外周面の一方には第1螺旋溝が形成され、他方には該第1螺旋溝に嵌入可能な第1突出部が形成され、
前記第2連結部材の中空円筒部の内周面と前記回転体の外周面の一方には第2螺旋溝が形成され、他方には該第2螺旋溝に嵌入可能な第2突出部が形成され、
前記回転体が前記第1連結部材及び前記第2連結部材から受ける力によって該回転体に解除方向の回転力が付与される、ことを特徴とする締付部材の連結構造。 - 被締付体の周囲に巻回されて該被締付体を締め付ける締付部材の端部同士を解除可能に連結する、締付部材の連結構造であって、
前記締付部材の端部にそれぞれ連結される第1連結部材及び第2連結部材と、
前記第1連結部材と前記第2連結部材とを解除可能に連結する連結手段とを備え、
前記連結手段は、連結を維持する拘束位置と連結を解除する解除位置との間を移動可能な作動部材と、該作動部材を拘束位置に解除可能にロックするロック手段とを有し、
前記ロック手段によるロックが解除されたときに、前記第1連結部材及び前記第2連結部材に作用する張力によって前記作動部材が解除位置の方向へ移動するとともに前記第1連結部材及び前記第2連結部材が互いに離反する方向に移動し、前記作動部材が解除位置まで移動したところで、前記第1連結部材と前記第2連結部材の連結が解除され、
前記連結手段は、前記作動部材を構成するものであってネジ部を有するネジ棒と、該ネジ棒に螺合する回転体と、前記第1連結部材に連結されていて前記回転体を回転可能に支持するとともにネジ棒が出没可能な貫通穴を有するハウジングとを備え、前記回転体が前記ネジ棒及び前記ハウジングから受ける力によって前記回転体に回転力が付与され、
前記ロック手段は、前記回転体を介して前記ネジ棒の解除方向への移動を解除可能に拘束し、
前記ネジ棒の出没側の先端部と前記第2連結部材は、前記連結を維持するように互いに係合可能に構成され、係合状態におけるその係合部が前記貫通穴内に位置するときに係合が維持され、係合部が前記貫通穴外に位置するときに係合が解除されるように構成されている、ことを特徴とする締付部材の連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012087319A JP5422692B2 (ja) | 2012-04-06 | 2012-04-06 | 締付部材の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012087319A JP5422692B2 (ja) | 2012-04-06 | 2012-04-06 | 締付部材の連結構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007120729A Division JP2008273427A (ja) | 2007-05-01 | 2007-05-01 | 締付部材の連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012153363A JP2012153363A (ja) | 2012-08-16 |
JP5422692B2 true JP5422692B2 (ja) | 2014-02-19 |
Family
ID=46835537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012087319A Expired - Fee Related JP5422692B2 (ja) | 2012-04-06 | 2012-04-06 | 締付部材の連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5422692B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113998154B (zh) * | 2021-11-26 | 2024-01-23 | 深圳力合精密装备科技有限公司 | 卫星重复锁紧装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS482518Y1 (ja) * | 1970-12-10 | 1973-01-23 | ||
JPH0612844B2 (ja) * | 1987-01-28 | 1994-02-16 | 日本電気株式会社 | 空中線着雪着氷監視装置 |
JPH0233915U (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-05 | ||
JPH09315399A (ja) * | 1996-05-30 | 1997-12-09 | Toshiba Corp | ワイヤ保持解放装置 |
JP2000006899A (ja) * | 1998-06-18 | 2000-01-11 | Nissan Motor Co Ltd | ロケットの段間結合・分離装置 |
JP4282133B2 (ja) * | 1999-02-22 | 2009-06-17 | 三菱電機株式会社 | 人工衛星の分離姿勢安定装置 |
JP2001106199A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-17 | Mitsubishi Electric Corp | 宇宙航行体分離装置 |
JP2002372013A (ja) * | 2001-06-16 | 2002-12-26 | Takeshi Kameyama | 締結装置 |
JP4513575B2 (ja) * | 2005-01-12 | 2010-07-28 | 三菱電機株式会社 | 保持解放機構 |
-
2012
- 2012-04-06 JP JP2012087319A patent/JP5422692B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012153363A (ja) | 2012-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3699097B1 (en) | Systems and methods for launching a plurality of spacecraft | |
US4715565A (en) | Clamping connection assembly for spacecraft | |
CN107954006B (zh) | 刚性包带释放装置 | |
JP6045331B2 (ja) | 軸方向の空隙増幅装置を含む発射ロック組立体およびこの組立体を含む宇宙機分離システム | |
US5603595A (en) | Flywheel nut separable connector and method | |
US8415598B1 (en) | Extendable fins for a tube-launched projectile | |
US3706281A (en) | Method and system for ejecting fairing sections from a rocket vehicle | |
EP3225558B1 (en) | Separation system for separable elements of a spacecraft or launcher | |
WO2011102393A1 (ja) | 結合分離装置、結合分離システム、及び結合分離方法 | |
KR100753488B1 (ko) | 미사일 발사가이드 장치 | |
CN101932901B (zh) | 用来支撑炮弹的支撑部件和方法 | |
EP1339604B1 (en) | Device and method for connecting two parts of a craft | |
US9382019B2 (en) | Despin device | |
JP5422692B2 (ja) | 締付部材の連結構造 | |
JP4882099B2 (ja) | 飛しょう体 | |
JPH01237295A (ja) | 回転子を固定子に一時的に錠止する装置 | |
EP1185836B1 (en) | Translation and locking mechanism in missile | |
KR101483569B1 (ko) | 인공위성용 분리장치 | |
US5005781A (en) | In-flight reconfigurable missile construction | |
JP2008273427A (ja) | 締付部材の連結構造 | |
WO2018008730A1 (ja) | 連結解除装置 | |
KR100675764B1 (ko) | 박격포 포탄용 신관 장치 | |
EP1185837B1 (en) | Release mechanism in missile | |
US10598460B1 (en) | Power assisted bow with energy storage and relock mechanism | |
JP5992816B2 (ja) | 保持解放機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130527 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130704 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5422692 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |