JP5422156B2 - 絶縁被覆集合線の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、集合導体に関し、特に、複数の導体線が束ねられて一体に構成された集合導体に関するものである。
高周波電送用の絶縁被覆集合線に関して、特許文献1は、単心の電気導体の外周に絶縁被覆層を形成した絶縁被覆素線の所望本数を、互いに交差させることなく平行に配置して断面形状が偏平形状、多角形、円形又は長円形のいずれかの素線群断面形状と相似の形状となし、その外周に共通の絶縁被覆層を設けた絶縁被覆集合線について記載している。また、特許文献2は、各々、全体横断面形状を分割した一部分の形状の横断面を有する複数の導体線を無撚り状態に束ねることによって形成された導体線束を側方から押圧して各導体線を一体化するようにした集合導体について記載している。
実開平5−83933号公報 特開2007−227243号公報
例えば、電気自動車のモーター用のマグネットワイヤとして集合導体を用いる場合、モーターの性能を向上させるために、その横断面における導体部の面積が占める割合、すなわち、導体占積率を向上させる必要があると共に、集合導体の絶縁性を確保する必要がある。ここで、集合導体の素線間の絶縁性は、同電位であるため、数十ボルト程度の絶縁性があれば十分であるのに対して、最外層の絶縁性は、集合導体同士の線間で数キロボルトの絶縁性が必要になる。
従来の絶縁被覆集合線に付いて、図を用いて説明する。
従来の集合線は図9(a)に示すように、円形の絶縁線を寄り合わせるリッツ線90で、単位長さ当たりの導体抵抗が高くなる欠点や、素線91に最外層絶縁層93並みの絶縁層92を有するため、導体占有率が低下する欠点がある。素線91間の絶縁性能を低くして最外層93で絶縁性をとる場合、高い耐熱性能と可とう性を得るために、ポリイミドテープ等を巻くという方法もあるが、製法上非常に高いコストがかかるという問題がある。また、絶縁テープを巻く際に不要な空間94が形成され易いので、集合導体の絶縁性が不均一になったり、導体占積率が低下したりするおそれがある。
特許文献1に記載されている押出し方法を用いて作製される集合導体95は、図9(b)に示すように、素線96の間隙97内部への樹脂材料の浸入や、最外層の絶縁皮膜98が厚くなることにより、導体占有率が低下しやすいという問題がある。
他の、従来の絶縁被覆集合線110aでは、図10に示すように、各々、線材絶縁膜102で被覆された複数の導体線101を結着材103を介して結着させた集合導体に対し、ポリイミドフィルムなどの絶縁テープ104が、らせん状に重ね合わせて巻かれている。この絶縁被覆集合線110aは、作業が煩雑なため生産性が低く、かつ、絶縁テープ104を巻く際に不要な空間105が形成され易いので、絶縁被覆集合線110aの絶縁性が不均一になったり、導体占積率が低下するおそれがある。ここで、絶縁テープ104の厚さを薄くすれば、巻き易くなって作業性が高くなるものの、絶縁被覆集合線110aの絶縁性を低下させるおそれがある。また、従来の絶縁被覆集合線110bでは、図11に示すように、各々、線材絶縁膜102で被覆された複数の導体線101を結着材103を介して結着させた集合導体に対し、紫外線硬化樹脂などの絶縁被覆層106がコーティングされている。この絶縁被覆集合線110bでは、コーナー部107において絶縁被覆層106が極端に薄くなり易いため、特に絶縁被覆集合線110bのコーナー部での電気絶縁性能を低下させるおそれがある。
また、電気自動車のモーター用として集合導体を用いる場合には、高温度の過酷な雰囲気下で使用されるため、集合導体として、高い導体占有率が要求されることに加えて、耐熱性向上の要求が高まってきた。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであって、集合導体を用いることによって、表皮電流が分断されると共に、隣接する導体線間で渦電流が打ち消されることにより低い交流抵抗が実現でき、高い導体占有率を有し、集合導体のコーナー部での絶縁性が確保され、かつ耐熱性の絶縁被覆を有する集合導体を提供するものである。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)多角形の断面形状を有する導体線が互いに平行に複数本集合配置し、外形が多角形の集合導体が被覆された絶縁被覆集合線であって、各導体線を被覆する線材絶縁膜と、集合導体の最外層を被覆する最外層絶縁膜を有し、該最外層絶縁膜が、押出し成型法で形成された厚さ0.020〜0.070mmの耐熱性樹脂からなる、絶縁被覆集合線。
(2)該耐熱性樹脂が、ポリフェニレンスルフィド樹脂または半芳香族ポリアミド樹脂である上記(1)の絶縁被覆集合線。
(3)該耐熱性樹脂の融点が250℃以上である上記(1)または(2)の絶縁被覆集合線。
(4)該耐熱性樹脂の融点〜(融点+30℃)での溶融粘度が100〜1000Pa・s(せんだん速度100/秒のとき)である上記(1)〜(3)のいずれかの絶縁被覆集合線。
(5)該最外層絶縁膜が平坦部とコーナー部を有し、平坦部の厚さに対するコーナー部の厚さの比率が50%以上である上記(1)〜(4)のいずれかの絶縁被覆集合線。
(6)該耐熱性樹脂が顔料を含み、最外層絶縁膜の色によって導体の識別ができる上記(1)〜(5)のいずれかの絶縁被覆集合線。
(7)該最外層絶縁膜の表面に刻印を有し、刻印によって、導体の識別ができる上記(1)〜(6)のいずれかの絶縁被覆集合線。
(8)複数の導体線が平行に集合配置した集合導体の樹脂被覆方法であって、ニップルを通して、多角形の断面形状を有する集合導体を所定の速度で移動させ、ダイスおよびニップルで構成された円環状の樹脂出口から、該集合導体の周りに、耐熱性樹脂を円環状に押出し、該樹脂出口から離れた位置で、押出された樹脂を移動中の該集合導体の外周に接触させてなる集合導体の被覆方法。
(9)該集合導体の温度が20〜100℃である上記(8)の集合導体の被覆方法。
(10)ダイス温度が、耐熱性樹脂の融点〜(融点+30℃)であり、該温度範囲での耐熱性樹脂の溶融粘度が100〜1000Pa・s(せんだん速度100/秒のとき)である上記(8)または(9)の集合導体の被覆方法。
(11)該耐熱性樹脂が、ポリフェニレンサルファイド樹脂または半芳香族ポリアミド樹脂である上記(8)〜(10)のいずれかの集合導体の被覆方法。
本発明により、交流抵抗が低く、高い導体占有率を有し、集合導体の絶縁性が高く、かつ優れた耐熱性の絶縁被覆を有する集合導体を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて具体的に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。また、図中の各構成要素を明瞭に表示するため、各要素を任意に拡大(または縮小)している。例えば、絶縁層などの厚みは、実際以上に強調して図示している。
[実施形態1]
図1(a)は本発明の一実施形態の絶縁被覆集合線15の断面構造を示す。絶縁被覆集合線15は、集合導体10が最外層絶縁膜14で被覆されたものである。なお、最外層絶縁膜14はコーナー部141および平坦部142を有する。集合導体10は、表面が線材絶縁膜12で被覆された、矩形断面を有する導体線11が、例えば、3行6列で集合されたものである。図1(b)に一部分を拡大して例示するように、本実施形態では被覆された導体線11の上に結着材(融着材)13を形成し、結着材13を介して導体線11同士が固着されている。最外層絶縁膜14は、上記、集合導体10の最外層絶縁層としての役割と、固着された導体線11がバラけなくする(つまり、線同士がばらばらになることを防ぐ)役割を併せ持つ。あらかじめ固着された導体線11の周りに最外層絶縁膜14を形成することから、導体線11間への樹脂材料の侵入を防ぐことができ、寸法の安定性と、導体占有率の向上が可能となる。
線材絶縁膜12は、電着塗装を用いて、アクリル系、エポキシ系、ポリエステル系、ウレタン系、ポリイミド系などの樹脂により形成され、又はディップ塗装を用いて、アミドイミド系、ウレタン系、エステルイミド系、ポリイミド系などの樹脂により形成されている。特に、電着塗装によって形成される線材絶縁膜12としては、絶縁性に優れるアクリル系の樹脂が好ましく、ディップ塗装によって形成される線材絶縁膜12としては、耐熱性に優れ、一般的な材料であるアミドイミド系の樹脂が好ましい。線材絶縁膜12を電着塗装により形成する場合には、電着塗装する際の印加電圧を調整するだけで、線材絶縁膜12を、例えば、1.5μm〜3μm程度まで薄く均一に形成することが可能であり、線材絶縁膜12の形成による集合導体10における導体占積率の低下が抑制される。
また、線材絶縁膜12の上には接着層を1μm〜5μm形成し、結着材の代わりに使用することも出来る。接着層は導体線11を固着させた際も若干残ることから、数ボルト(V)程度の素線間絶縁でも特性が十分な場合は、線材絶縁膜12の代わりに用いることができる。これにより、導体占有率の低下を更に抑制できる。
断面矩形の導体線11を用いた場合、各導体線11の横断面が矩形状になっているので、各導体線11の側面を重ね合わせることにより、各導体線11が幅方向及び高さ方向に容易に整列され、集合導体10における導体占積率を向上させることが可能になる。
本実施形態では、同一の断面形状を有する導体線11を集合しているが、本発明はこれに限られず、断面形状や断面寸法の異なる導体線11同士を組み合わせて集合してもよい。例えば、導体線11を、断面寸法の異なる導体線11aまたは11bと組み合わせて集合させる例を図2および図3に示す。
また、上記矩形状の横断面を有する導体線11とは、例えば、図4(a)に示すように、コーナー部が略直角(一辺の長さの0.1倍未満のテーパを含む)である正方形の横断面を有する導体線11A、図4(b)に示すように、コーナー部が略直角(同上)である長方形の横断面を有する導体線11B、図4(c)に示すように、コーナー部が円弧状(一辺の長さの0.1倍以上のテーパを含む)である略正方形の横断面を有する導体線11C、図4(d)に示すように、コーナー部が円弧状である略長方形の横断面を有する導体線11D、及び図4(e)に示すように、一方の対向する一対の辺が平行であり且つ他方の対向する一対の辺が円弧状であるトラック状の横断面を有する導体線11Eなどから選択されるものである。
また、導体線11の横断面形状は、その長さ方向に沿って全て同じでなくてもよく、例えば、横断面積がその長さ方向に沿って拡大又は縮小する相似形であってもよい。
さらに、導体線11において、長辺の長さを短辺の長さの1倍〜1.5倍(好ましくは1倍〜1.2倍)とすることにより、m行×n列(m及びnは自然数)に整列させたとき、導体占積率が向上し大表面積の絶縁導体が得られる。このような絶縁導体は、ハイブリッド車などの電気自動車に用いられるモーターの小型化及び軽量化を実現させることができる。
また、導体線11の各横断面における一辺の長さは、例えば、0.2mm〜1mmであり、0.2mmφ〜1mmφの丸線に対応するサイズであればよく、横断面積としては、0.0314mm2〜0.785mm2となる。
導体線11の横断面形状は、導体占積率や生産性などの観点から、上記矩形状が好ましいが、その他に、三角形、六角形などの多角形であってもよい。また、集合導体10における各導体線11は、例えば、正方形の横断面を有する導体線と三角形の横断面を有する導体線とを組み合わせて構成するなどして、全て同じ形状でなくてもよい。
導体線11は、例えば、銅、アルミニウム、銀、鉄、金、又は、それらの合金などの導電性を有する材料により線状に構成されている。
結着材13の材質としては、融着剤として、ポリアミド系、ポリビニルブチラール系、エポキシ系、ポリエステル系などの熱融着性を有する樹脂や、アルコール可溶に変性されたポリアミド系などのアルコール融着性を有する樹脂が挙げられ、接着剤として、エポキシ系、ポリイミド系、フェノール系、ポリエステル系、ウレタン系などの樹脂が挙げられる。なお、結着材13は、上記のような絶縁性を有する樹脂によって構成されているので、集合導体10における各導体線11間の絶縁性を向上させることができる。
結着材13の膜厚は、通常、0.5μm〜5μmで、好ましくは1μm〜3μmである。なお、上記結着材13は、ディップ塗装、ロールコーター、含浸フェルト、スプレー塗布などにより塗布される。ここで、結着材13は、集合導体10において各導体線11を固定できればよく、線材絶縁膜12で被覆された各導体線11の表面に均一に形成されていなくてもよい。例えば、結着材13は、各導体線11の表面に点状やストライプ状に部分的に形成されていてもよい。この場合、各導体線11間に形成される空間によって、導体線11同士がそれぞれ絶縁される。また、集合導体10を構成する各導体線11には、同電位が供給されて導体線11同士の間で電流が行き来しにくいので、集合導体10の使用形態によっては、各導体線11間の絶縁性が低くてもよい。
最外層絶縁膜14としては、耐熱性に優れ、押出し成型が可能な樹脂であればよいが、なかでも、ポリフェニレンサルフィド(PPS)または耐熱性アミド系樹脂が好ましい。特に、集合線を屈曲させて用いる用途では、柔軟性を有する耐熱性アミド系樹脂が適している。耐熱性アミド系樹樹脂としては、ポリアミド9T((株)クラレ製、商品名「ジェネスタ」など)、ポリアミド6−6T(三井化学(株)製、商品名「アーレン」など)、ポリアミド6/6T(ビーエーエスエフ(株)製、商品名「ウルトラミッドT」など)、またはポリアミドMXD6(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、商品名「レニー」など)などの半芳香族ポリアミド樹脂が挙げられる。これらの半芳香族ポリアミド樹脂の中でも、その構成単位において、ジカルボン酸成分がテレフタル酸でありジアミン成分が1,9−ノナンジアミンであるもの(ポリアミド9T)、またはジカルボン酸成分がテレフタル酸でありジアミン成分が1,6−ヘキサンジアミンであるもの(ポリアミド6−6T、ポリアミド6/6T)が好ましい。また、融点〜(融点+30℃)での耐熱性樹脂の溶融粘度が100〜1000Pa・s(せんだん速度100/秒のとき)の樹脂は、低温での樹脂の押出しが可能であり、押出し成型法により線材を被覆するのに特に適している。最外層絶縁膜14として、融点が250℃以上の上記樹脂を有する絶縁被覆集合線15は、UL746B規格に準拠する150℃の連続使用で優れた耐熱性を有している。
最外層絶縁膜14の厚さは、電気絶縁性と導体占有率という、相反する傾向がある性質を共に満足させるため通常、20μm〜70μm程度、好ましくは、20μm〜50μm程度であり、AC1kV以上(好ましくはAC2kV以上)の絶縁性を有していればよい。この範囲とすることによって、高い導体占有率と優れた電気絶縁性を同時に満足することができる。
上記構成の集合導体10は、例えば、モーターを構成するステータコアに形成された各スロット溝の内部において、複数個を重ねて配置される。
次に、上記構成の集合導体10の製造方法について一例を挙げて説明する。
まず、例えば、銅線を伸線して、一辺0.30mmの正方形の横断面を有する導体線11を作製する。
続いて、作製された導体線11の表面に、例えば、アクリル系ワニスを膜厚2μm程度に電着塗装して線材絶縁膜12を形成した後に、その導体線11の表面に、結着材13を塗布して焼き付け、その導体線11を連続的に巻き取る。なお、線材絶縁膜12として、酸化皮膜や結着材13のみで形成してもよい。
引き続いて、図1に示すように、各々、表面に線材絶縁膜12および結着材13が形成された18本の導体線11を3行×6列に無撚り状態で、あらかじめ結着・整列させ、その整列させた集合線10の周囲に、最外層絶縁膜14を押出し成型法により形成する。このようにして押出し成型された最外層絶縁膜14の樹脂熱により、導体線11の結着力をより強固にできる。
以上のようにして、本実施形態の集合導体10を製造することができる。
本実施形態の集合導体10によれば、各導体線11が無撚り状態であるので、集合導体10において、デッドスペースの形成を抑制すると共に、渦電流の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の集合導体10を、柔軟性を有する耐熱性ポリアミド樹脂を用いて被覆した場合には、形状に拘束力のある絶縁テープや絶縁被覆層が外周に構成されていないので、導体占有率が高く、かつ屈曲させ易い集合導体を提供することができる。
上記各実施形態では、線材絶縁膜12および結着材13として、接着剤または融着性材料を用いる構成及び製造方法を例示したが、融着剤及び接着剤を適宜組み合わせて用いてもよい。
[実施形態2]
次に、多角形の断面を有する集合導体10の周囲に略均一な厚みで最外層絶縁膜14を形成する工程について説明する。多角形の断面を有する線材の周りに樹脂を押出して被覆をする場合、線材断面の外形に合わせてダイスおよびニップルを構成することが一般的である。しかしながら、その場合には、断面形状が変わるごとにダイスおよびニップルを加工せねばならないという問題がある。また、線材とニップルとが近接するため、両者が接触して線材またはニップルが破損する場合がある。
本発明者らは、これらの問題点を解決する方法として、多角形の断面を有する線材を所定速度で移動させながら、円形のダイスを用いて、線材の周りに樹脂を押出すことにより、多角形の断面を有する線材の周りに均一な厚さの樹脂被覆を形成するができることを見出した。
本発明の押出し成型方法の一実施形態について、以下、図5および図6を用いて説明する。図5は、ダイス51とニップル52の構成について概略説明する要部断面図である。本実施形態では、樹脂出口53は、略円形の断面外形を有するニップル52の外周と、略円形に内周加工されたダイス51の内周との間で構成され、円環状(リング状)に形成されている。四角形の断面形状を有する集合導体10は、ニップル52の略中央部の貫通穴52aを通して矢印D方向に移動している。集合導体10の移動速度(V)は特に限定されるわけではないが、樹脂54を集合導体10の周囲に連続的、かつ均一に形成するためには移動速度Vが押出し吐出量に対してある比率で一定であることが好ましい。移動速度が変動すると、均一な絶縁皮膜の形成が困難となる。後に詳述するが、樹脂出口53から押し出された樹脂は、距離Lの位置で、移動中の集合導体10に接触する。
樹脂54は、押出し成型機(図示せず)内で、加熱溶融される。ダイス51に溶融樹脂を供給する成型機ヘッド(図示せず)の温度は300℃に設定される。本実施形態では成型機内で、直径25mmのスクリュー(図示せず)を10rpmで回転させている。ダイス51の温度は融点〜(融点+30℃)に設定することが好ましい。(融点+30℃)を超える温度にすると、樹脂54の分解が始まる可能性がある。融点〜(融点+30℃)での樹脂の溶融粘度は100〜1000Pa・s(せんだん速度100/秒のとき)であることが好ましい。溶融粘度がこの範囲を超えて高くなると、樹脂の押出しが不均一となり、上記距離Lの間で樹脂54が切断する場合があり、かつ薄膜化が困難となりやすい。一方、この範囲未満の温度でも、集合導体10の周囲での樹脂の均一性が不十分となり、集合導体10のコーナー部での薄膜化が起きることがある。
本実施形態では、ダイス51は直径14mmの開口を有する。図5に示すように、ダイス51とニップル52とは、互いに中心軸が略一致するように配置される。ニップル52は、中央部に集合導体10を通過させるための、直径4mmの貫通穴52aを有し、樹脂出口53近傍での外径は12mm(直径)である。つまり、ダイス51の開口部の内周と、ニップル52の外周とで構成される円環状の樹脂出口の幅は約1mmに設定されている。本実施形態では集合導体10として断面寸法が1.6mm(タテ)x2.0mm(ヨコ)の長方形の集合導体を用い、17m/分で移動させた。このようにニップル52の貫通穴の形状を円形とし、ニップル52と集合導体10とが接触しないように貫通穴径を大きくすると、走行中の集合導体10が回転しやすくなる。そこで、樹脂出口53に近い成型機内に回転を規制する強制装置や、集合導体10の張りを強くするためのブレーキ装置(図示せず)を設置してもよい。
図7に、回転を規制する強制装置として4方向ローラー70を用いる例を示す。4方向ローラー70は、導体線11(1つのみ例示)からなる集合導体10の四周を取り囲む4つのローラー71〜74で構成される。4つのローラー71〜74は、集合導体10の各側面と接触するように配置されてもよいし、所定の間隙を設けて配置されてもよい。各ローラー71〜74は、集合導体10の移動方向に回転可能である。集合導体10の移動方向と直角の方向については、各ローラー71〜74は、固定されていてもよいし、移動可能であってもよい。但し、直角方向外向きの移動については移動距離が規制されるか、または移動負荷を大きくすることで、集合導体10の回転を防止することができる。
次に溶融された樹脂54の押出しが開始される。樹脂出口53から押し出される前後の集合導体10と樹脂54との配置を図6(a)に示す。樹脂出口53近傍では、円環状に押し出された樹脂54は集合導体10に接触していない。樹脂54が集合導体10に接触するのは、樹脂出口53から距離L離れた位置である。距離Lの大きさは、樹脂の粘度、集合導体10の移動速度V、雰囲気温度などによって異なる。通常は10cm〜100cm程度であり、特に、50cm〜100cmが好ましい。樹脂出口53から押し出された樹脂54は、距離Lの間に、集合導体10により引き伸ばされながら冷却し、距離Lの位置で集合導体10と接触し、接触後、集合導体10により冷却されて収縮し、集合導体10を周りから包み込む。このときの集合導体10の温度は20℃〜100℃で、集合線10に使用した結着材13が軟化しない温度であることが好ましい。150℃を超えると、結着材13が軟化し、固着した集合線10が押出し前にバラけてしまう。さらに、集合導体10を被覆した状態で全体を冷却すると、樹脂54が集合導体10の形状にならって収縮し、集合導体10の外周形状に沿った均一な厚さの最外層絶縁膜14が形成される(図6(b))。
本発明の実施形態2記載の方法により、多角形のコーナー部で被覆厚が極端に薄くなることが防がれる。すなわち最外層絶縁膜14の平坦部142の厚さに対するコーナー部141の厚さの比率として50%以上が確保される。また、形成された最外層絶縁膜14は、熱収縮により集合導体10を強固に被覆しているため、集合導体10を構成する導体線11がバラけることが防止される。
なお、最外層絶縁膜14の厚さは、用いる樹脂の種類、集合導体10の移動速度、樹脂温度、樹脂出口の寸法、樹脂の押出し速度などの要素を調整することで設定することができる。また、本実施形態では集合導体10については加熱または冷却していないが、必要に応じて適当な温度に加熱または冷却してもよい。半芳香族ポリアミド9T(商品名「ジェネスタ」(株)クラレ製)の押出しの場合で、樹脂温度設定条件およびダイスとニップルの構成については本実施形態2の条件で行い、押出し速度および移動速度を変更することで絶縁膜厚を調整した例を表1に示す。
Figure 0005422156
[実施形態3]
図8は、5行4列に集合された20本の導体線11からなる絶縁被覆集合線15aの例を説明する断面図である。
(1)絶縁被覆集合線の作製
図8の絶縁被覆集合線15aの製造方法について一例を挙げて説明する。
まず、例えば、銅線を加工して、一辺0.40mmの正方形の横断面を有する導体線11aを作製する。各導体線11aは、実施形態1で説明したように、電着塗装で形成されたアクリル系樹脂からなる厚さ2μmの線材絶縁膜12aで被覆される。線材絶縁膜12aを形成した後に、結着材13aを線材絶縁膜12aの外周に塗布形成した上で、導体線11を連続的に巻き取る。本実施形態では、線材絶縁膜12aとして電着塗装用のアクリル系樹脂を使用しているが、耐熱性が必要な場合にはポリイミド樹脂を用いることもできる。なお、線材絶縁膜12aとしてディップ塗装で形成されたアミドイミド系樹脂を用いることもできるが、必要な絶縁性能を得るには、導体線11aの表面に均一に、かつ厚く形成することが必要なため、導体占有率が低下する傾向がある。
引き続いて、図8に示すように、各々、表面に結着材13aが形成された20本の導体線11aを5行×4列に無撚り状態で整列させた後に、200℃程度に加熱した後、冷却することにより、隣り合った導体線11aを相互に融着一体化させる。このようにして、断面寸法が、タテ1.6mm、ヨコ2.0mmの長方形の集合導体10aを作製する。
作製された集合導体10aの外周への耐熱性絶縁樹脂の被覆は、実施形態2で説明した方法に従った。すなわち、図5に示すように、集合導体11aをニップル52の中央を通過させ、線速17m/分で移動させた。この状態で、300℃に加熱した成型機ヘッド(図示せず)および、275℃に加熱したダイスを介して、樹脂出口53から、集合導体10の周りに、溶融された樹脂54を押出した。表2に示すように、実施例1〜3及び比較例1、2は、最外層絶縁膜14aとなる樹脂が異なっており、その他の構成および押出しの条件は、樹脂ごとに若干の調整は行ったものの、ほぼ同一条件で行った。
Figure 0005422156
(2)絶縁被覆集合線の評価
実際に試験に供した集合線は0.3mmφ相当の断面積を有する導体素線を42本用い、仕上り寸法を1.65mm×2.1mmとしたものである。同集合線を用いて作製した実施例1〜3及び比較例1、2の絶縁被覆集合線について、下記項目について評価した。測定結果を表3に示す。
試験項目1(薄膜化) 押出し成型による最外層絶縁膜の薄膜化
樹脂ごとに押出し成型の条件を種々変更し、最外層絶縁膜の薄膜化できる限度を評価した。最初に、50μmの絶縁膜厚の成型容易性について評価し、50μmの成型が困難な場合には、逐次膜厚を厚くして、成型できる最小の膜厚を記録した。ここで、成型が容易という意味には、例えば、50μmの膜厚を均一にかつ、量産できる速度で成型できることを含むということであり、より薄膜での成型が困難であるという意味ではない。前出の表1に示すように、20μmの絶縁膜厚を得るためには、スクリューの回転数および温度等の条件は、50μmの場合と同等とし、移動速度を2倍〜3倍にすればよい。
試験項目2(膜均一性) コーナー部への絶縁被覆の回りこみ
この試験では、作製された絶縁被覆集合線の厚みを、平坦部とコーナー部でそれぞれ測定し、平坦部での絶縁被覆集合線の厚さに対する、コーナー部での絶縁被覆集合線の厚さの割合をパーセントで算出した。なお、膜厚測定は、絶縁被覆集合線の断面写真から平坦部およびコーナー部の膜厚を算出するとともに、平坦部についてはマイクロメータを用いて測定している。
試験項目3(可とう性)
JISC3003「エナメル線試験方法」の7.2 B法(自己径巻き付け)に従い、曲げた際に、最外層絶縁膜に、集合導体が見える亀裂が発生するか否かを検査した。
(評価ランク)亀裂の発生なし(○)、亀裂の発生有り(×)
試験項目4(導体占有率)
試験項目1で成型できる最小の最外層絶縁膜厚において、絶縁被覆集合線の断面における導体線の比率を測定および算出した。
試験項目5(絶縁性能)
JISC3003「エネメル線試験方法」の10.1A法 3)金属はく法に従い、作製された絶縁被覆集合線のAC耐電圧を測定した。
Figure 0005422156
表2および3に示すように従来のポリアミド樹脂を用いた比較例1、およびPBTを用いた比較例2は、いずれも連続使用温度で示される耐熱温度が120℃以下と低く、しかも薄膜化が困難であり、かつ、コーナー部での膜厚が平坦部の35%以下であって、コーナー部の薄膜化が非常に顕著であった。実施例3のPPSについては、可とう性を除く項目で優れた性質を示した。したがって、PPSを最外層絶縁膜とする絶縁被覆集合線については、曲率が大きく、略直線状態で使用する用途で用いることができる。実施例1および2に示すように、半芳香族ポリアミド樹脂を最外層絶縁膜とする本発明の絶縁被覆集合線については、本発明の押出し成型方法で作製した場合に、成形性が良好で薄膜化が可能であり、コーナー部でも平坦部と略同等の膜厚を保持しており、屈曲させる用途でも亀裂の発生がないという優れた絶縁性能を示した。また、実施例1〜3で用いた半芳香族ポリアミド樹脂はUL746Bの連続使用温度でいずれも150℃以上の耐熱性を有している。すなわち、本発明の絶縁被覆集合線は、耐熱性が高いことに加えて導体占有率が高く、かつ絶縁性能も高いという優れた特性を兼備するものである。
以上説明したように、本発明の絶縁被覆集合線は、優れた耐熱性を有し、かつ高い導体占有率と絶縁性能を保持しているため、耐熱性が求められる電装品分野や電気自動車のモーター用途に使用することができる。
図1は本発明の一実施形態の絶縁被覆集合線の断面図である。 図2は本発明の一実施形態の集合導体の断面図である。 図3は本発明の一実施形態の集合導体の断面図である。 図4は本発明の一実施形態の導体線の断面図である。 図5は本発明の一実施形態の押出し成型法を示す要部断面図である。 図6(a)は図5のb−b断面図、図6(b)は同c-c断面図である。 図7は本発明の一実施形態の4方向ローラー示す要部断面図である。 図8は本発明の一実施形態の絶縁被覆集合線の断面図である。 図9(a)は従来のリッツ線を示す斜視図、図9(b)は従来の集合線を示す断面図である。 図10は従来の集合線を示す断面図である。 図11は従来の集合線を示す断面図である。
符号の説明
10 集合導体
11 導体線
12 線材絶縁膜
13 結着材
14 最外層絶縁膜
141 最外層絶縁膜のコーナー部
142 最外層絶縁膜の平坦部
15 絶縁被覆集合線
51 ダイス
52 ニップル
52a ニップルの貫通穴
53 樹脂出口
54 樹脂
70 4方向ローラー
71,72,73,74 ローラー

Claims (6)

  1. 複数の導体線が平行に集合配置した集合導体が被覆された絶縁被覆集合線の製造方法であって、
    ニップルを通して、多角形の断面形状を有する集合導体を所定の速度で移動させ、
    ダイスおよびニップルで構成された円環状の樹脂出口から、前記集合導体の周りに、融点〜(融点+30℃)での溶融粘度が100〜1000Pa・s(せんだん速度100/秒のとき)である耐熱性樹脂を円環状に押出し、
    前記樹脂出口から離れた位置で、前記押出された樹脂を移動中の前記集合導体の外周に接触させてなる
    絶縁被覆集合線の製造方法。
  2. 前記樹脂出口から離れた位置で、前記押出された樹脂を移動中の前記集合導体の外周に接触させた後の前記集合導体の温度が20〜100℃である請求項記載の絶縁被覆集合線の製造方法。
  3. ダイス温度が、耐熱性樹脂の融点〜(融点+30℃)である請求項または記載の絶縁被覆集合線の製造方法。
  4. 前記耐熱性樹脂が、ポリフェニレンサルファイド樹脂または半芳香族ポリアミド樹脂である請求項のいずれか1項記載の絶縁被覆集合線の製造方法。
  5. 前記耐熱性樹脂の融点が250℃以上である請求項1〜4のいずれか1項記載の絶縁被覆集合線の製造方法。
  6. 前記樹脂出口から離れた位置が、前記樹脂出口から10cm〜100cm離れた位置である請求項1〜5のいずれか1項記載の絶縁被覆集合線の製造方法。
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