JP5421330B2 - 溶接トーチ - Google Patents

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Description

本発明は、溶接ワイヤが接触パイプ内に送られる型式を持つ溶接トーチに関する。
溶接ワイヤを供給装置によって接触パイプに供給する溶接トーチは既に知られている。これらの溶接トーチは、溶接ワイヤの供給装置を配置した本体からなっている。この供給装置は、接触パイプを受ける接続部品に接合される。溶接ワイヤの案内作用を更に良好とするため、例えば、銅製のパイプからなる供給装置は、案内装置を内蔵している。この目的のために、案内装置は供給装置の内径よりも小さな外径を持つように設計される。更に、案内装置の内径は、溶接ワイヤが案内装置内を正確に案内されるように、多かれ少なかれ、溶接ワイヤの外径に対応している。案内装置は溶接トーチに接続されたホースパック(hose pack)から接触パイプまで延びている。
この型式の溶接トーチの不利な点は、溶接ワイヤが溶接ワイヤ用の曲がりやすいホースパックを通して供給されるため、溶接ワイヤに曲がりを発生し易くなり、接触パイプへの溶接ワイヤの自動導入を妨げる点にある。
本発明の基礎にある目的は、溶接ワイヤの供給及び接触位置が改良された溶接トーチを提供することにある。
この目的は、本発明の溶接トーチによって達成される。このシステムの利点は、溶接ワイヤが正確な位置決めを与える接触パイプの整合孔を通して供給され、そのまま供給装置を離れる点にある。もう一つの利点は、案内装置は接触パイプの孔の長さに亘って正確な案内作用を与えるため、溶接ワイヤの直線化、特に溶接ワイヤの曲がりの除去が可能となるため、溶接ワイヤは捩れを起こすことなく接触パイプの孔に入り、これによって少なくとも接触パイプの孔に於ける溶接ワイヤの摩擦を減少する点にある。
また、本発明は、他の型式を持つ溶接トーチに関する。この溶接トーチは、他の特徴部分によって特徴づけられる。この構成の利点は、案内装置と接触パイプの間にブリッジ部品を配置し、このブリッジ部品の案内成分を適切に設計することによって、溶接ワイヤの曲がりに作用する簡単な手段を構成している点である。もう一つの利点は、たとえ使用者が溶接トーチについて特別な知識を持たなくても、単にブリッジ部品を交換するだけで、外径の異なる溶接ワイヤを使うことができる点にある。
本発明の実施例によって与えられる溶接トーチのもう一つの利点は、接触パイプに対する溶接ワイヤの正確な位置決めを可能にする点である。
本発明の他の実施例による溶接トーチの利点は、溶接ワイヤが案内装置から出たとき、円錐状のテーパ設計によって溶接ワイヤを接触パイプの孔方向に寄せて行き、溶接ワイヤの自動送りを可能にする点である。
さらに他の実施例による溶接トーチは、ブリッジ部品を形成する際、溶接ワイヤの案内に使用する部分だけを高品質の材料、好ましくは高い耐摩耗性材料で形成すれば良いので、製作費が安価となる利点を有している。
さらに他の実施例による溶接トーチは、溶接ワイヤを接触パイプに対し、正確に位置決めする簡単な方法を提供する点で有利である。
さらに他の実施例による溶接トーチの利点は、溶接ワイヤを線状で案内する際の抵抗を低くする点である。
さらに規定される型式の実施例は、ブリッジ部品の案内成分が異なる溶接ワイヤに容易に適合できる点で有利である。
さらに規定される実施例は、ブリッジ部品の移動を防止する点で有利である。
さらに規定される実施例の利点は、案内装置が供給装置から出る際の案内装置の曲げ半径が小さすぎない点であって、さもないと、溶接ワイヤの接触パイプへの自動供給が不可能になる。
さらに規定されるもう一つの実施例は、溶接ワイヤの引出し、押込み運動による案内装置のブリッジ部品からの弛みを防止する利点を有している。
さらに規定される実施例の利点は、案内装置が柔軟に設計されているため、溶接ワイヤの曲がりに適応でき、これによって、確実に溶接ワイヤを接触パイプまで容易に案内できる点にある。
さらに規定される実施例は、溶接ワイヤに電流を通すことなく接触パイプまで案内するため、溶接トーチ、供給装置、又はホースパック内に於ける如何なる火花放電又はアーク放電を防止する利点を有する。
本発明の溶接トーチにおいて、その概略を示す型式の設計には、案内装置を通して溶接ワイヤを供給する際の抵抗を低く保てる利点がある。
また、本発明の実施例は、溶接ワイヤと接触パイプとの間に確実な接触を形成し、接触パイプへの電流移行を可能にする点で有利である。
本発明の実施例によれば、溶接トーチを溶接ロボットに用いた場合、溶接ロボットは容易には近づけない溶接点に到達して、正しく位置決めできる。
本発明による実施例の利点は、溶接工程の溶接時間を大きく増加することができる点である。
本発明による実施例は、溶接トーチ又は接触パイプ内に不活性ガス雰囲気を創生し、溶接トーチ及びその個々の成分の腐食を防止する利点を有している。
最後に、本発明によるもう一つの実施例は、本来低い硬度をもつアルミニウム製の溶接ワイヤと共にブリッジ部品を使用すれば、溶接ワイヤは正しく位置決め又は直線化することが出来る利点を有する。
以下、添付図面に示す実施例を参照して本発明を説明する。
図1は本発明が提供する溶接トーチの概略側断面図である。 図2は本発明が提供する溶接トーチの他の実施例の概略側断面図である。 図3はブリッジ部品の詳細を示す側断面図である。 図4は本発明が提供する溶接トーチのブリッジ部品に使用可能な異なる設計例を示す概略図である。 図5は本発明が提供する溶接トーチに使用できるブリッジ部品の他の実施例を示す概略図である。 図6はブリッジ部品の更に他の実施例を示す概略図である。
以下に述べる、異なる実施例の内、同一部分は同一の参照番号又は同一成分名に依って示されている。このことは、以下の説明を通して行われる開示は、同一参照番号又は同一成分名を持つ同一部分はその意味に関して置き換え可能であることを意味する。以下の説明に於いて参照される上部、底部、側部等の位置は特に述べられている図面に関係し、異なる位置が述べられているとき、新たな位置とその意味に関して置き換えが可能である。更に、図示の異なる実施例のそれぞれの特色は、それら自身の価値に於いて、本発明が提供する解決策を表すものと考える。
図1は、例えば、MIG/MAG溶接に使用する溶接トーチ1を示し、溶接ロボット用に設計されている。
溶接トーチ1は本体2からなり、この本体は単一成分から構成されても良いが、幾つかの部分からなるのが好ましい。図示の実施例では、本体2は接続部品3、中間部品4、及び終端部品5から成っている。本体2のそれぞれの部分は、例えば、真鍮製であって、それぞれビード6によって互いに溶接又は接合される。その他どのような材料も、本体2の構成用として使用できることは明らかである。また、本体2はその外側表面に、プラスチック材料製の絶縁層を有することも可能である。
溶接トーチ1は、接続部品3を用いて、溶接装置又は電流源のホースパックに接続できる。ホースパックは、溶接トーチ1に必要な種々の追加材料、例えば、溶接ワイヤ7、不活性ガス8、及び、溶接トーチ1を冷却するための冷却流体等の供給に用いられる。また、溶接トーチ1は、このホースパックを介して、エネルギー、特に溶接装置又は電源からの電流、電圧の供給を受ける。
例えば、プラスチック材料製の絶縁層9は本体2の内部に形成される。この絶縁層9の目的は、溶接トーチ内部を流れる電流を外側表面、即ち、本体2から絶縁し、使用者が溶接トーチ1に触れても感電しないようにすることにある。
また、溶接トーチ1は、その本体2の内部に、銅チューブ11及びブリッジ要素12から成る供給装置10を有している。この供給装置10は、その一端で接続部品3に接続されると共に、その他端で本体2の終端部品5に接続されている。供給装置の銅チューブ11及びブリッジ要素12は、押込ばめ、はんだ付、或いは溶接を用いて接続部品3そして/又は終端部品5に接合される。
ブリッジ要素12は、その中心部を通る孔13を有する。図示の溶接トーチ1の実施例では、この孔13は、溶接トーチ1の中心部を通る長手方向中心軸14の長手方向に配置される。ブリッジ要素12の、接続部品3の側において隣り合って、銅チューブ11ブリッジ要素12に接続され、銅チューブ11の内部に配置された空洞15がブリッジ要素12の孔13と同心又は一線になるようにブリッジ要素12に接続される。即ち、銅チューブ11はブリッジ要素12の孔13の直径に合う内径16を有している。銅チューブ11はブリッジ要素12に、例えば、はんだ付けされても良く、又は、ビード17を用いてブリッジ要素12に接合されても良い。
図示の実施例に於いて、銅チューブ11は中間領域から延在するように設計される。言い換えれば、溶接トーチ1の長手方向中心軸14の長手方向に、本体2の内面に向かう方向に或る角度を持って延び、その後中間部品4と平行に、特に絶縁層9と平行に延在するように設計される。即ち、銅チューブ11は中心位置、特に長手方向に延びる長手方向中心軸14に沿う中心位置から曲がるか、偏るかしながら、長手方向中心軸14に平行な位置に入るように設計される。
溶接トーチ1の中心位置から長手方向中心軸14と平行に走る位置又は点に曲がるか、又は、偏る結果、本体2の内部には、冷却装置18の配置を可能にする自由空間が形成される。冷却装置18は複数の供給パイプ19を含んでいる。図示の断面図では、これら供給パイプ19の内の一つだけが示されている。本体2の内部に冷却装置18を配置することによって、溶接トーチ1の内部容積には供給パイプ19を介して、冷却材をポンプで注入又は搬送することが出来る。注入された冷却材は、供給パイプ19(図示せず)によって溶接トーチ1から送り返される。溶接トーチ1はこの種の回路設計を用いて冷却することが出来る。
供給装置10が溶接トーチ1の長手方向、言い換えれば、長手方向中心軸14と整列する方向に延びることができるのは明らかであり、この場合、個々の供給パイプ19は長手方向中心軸14と平行に配置される。
接続部品3と反対の方向に配置される接続部品21は、溶接トーチ1の端部領域20、言い換えれば、終端部品5の領域に設けられる。接続部品21は供給装置10のブリッジ要素12に接続される。この目的のため、ブリッジ要素12はネジ付取り付け具(thread fitting)22を用いて接続部品21に接合される。この場合、接続部品21はブリッジ要素12と螺合できるように、ブリッジ要素12は雄ネジを有し、接続部品21は雌ネジを有している。接続部品21の目的は、溶接処理に必要な接触パイプ23を受けることである。この目的のため接続部品21もネジ付取り付け具24を有し、これを用いて接触パイプ23は接続部品21に接続又は取り付けることができる。このネジ付取り付け具24を用いることによって、使用者は技術者の手を借りずに、容易に接触パイプ23の交換ができる。
図示の溶接トーチ1に於いて、溶接スポット領域を不活性ガスで遮蔽するのに使用する不活性ガス8は、供給装置10を介して送られる。即ち、不活性ガス8は溶接トーチ1の端部領域20に向かう方向に、銅チューブ11を介して接続部品3から送られ、供給装置10から流れ出ながら、溶接点に不活性ガスによる遮蔽を形成することができる。この目的のため、ブリッジ要素12は溶接トーチ1の端部領域20に、溶接トーチ1の長手方向中心軸14の周囲に半径方向に延びる複数の孔25を有している。更に、接続部品21には空洞26が設けられているので、不活性ガス8は供給装置10から、特に、ブリッジ要素12から孔25を通して、接続部品21の空洞26に流れることができる。不活性ガス8が確実に空洞26から溶接点に流れるようにするため、接続部品21は長手方向中心軸14の周りに半径方向に延びる孔27を更に備えている。孔27は接続部品21の空洞26の領域に配置されるから、不活性ガス8は孔27を通して空洞26から溶接点に流れることができる。
不活性ガス8を接触パイプ23の周囲、即ち溶接点に集中するため、溶接トーチ1はガスノズル28を有している。このガスノズル28は本体2の終端部品5に接続され、そして、終端部品5に接続するためのネジを備えている。また、このガスノズル28を本体2の終端部品5に簡単な滑りばめによって取り付けることも可能であることは明らかである。ガスノズル28は、送られてきた不活性ガス8がガスノズル28の内部29に集まり、次いで、接触パイプ23の方向に流れるように配置されているので、不活性ガス雰囲気が接触パイプ23、即ち、溶接点の周囲に形成される。この目的のため、例えば接続部品21を囲む絶縁キャップ30を備えることができる。この絶縁キャップ30は接続部品21の孔27の領域内に、半径方向に延びる孔31を有している。不活性ガス8は供給装置10から、それぞれの孔25、27、31を介してガスノズル28の内部29に流れ込み、不活性ガス雰囲気を形成する。
供給装置10を通して不活性ガス8を流す利点は次の事実にある。即ち、不活性ガス8が孔25、27、31を通して流れるのに加えて、不活性ガス8は溶接スポットの方向に接触パイプ23を通って流れることができ、接触パイプの領域にさらに不活性ガス雰囲気を形成し、接触パイプ23の腐食を防ぐと言う事実にある。
また、接触パイプ23の領域に於ける不活性ガス雰囲気の形成を可能にするため、不活性ガス供給ラインを追加して不活性ガス8を供給することも可能であることは明らかである。
溶接ワイヤ7を溶接トーチ1を通して供給できるように、供給装置10には溶接ワイヤ7の案内装置32が設けられる。案内装置32は、例えば、プラスチック材料製の柔軟なパイプ又はコイルスプリングから形成される。柔軟性を示す材料ならどのようなものでも使用できるのは明らかである。また、案内装置32を非導電性材料、即ち、電流無しで溶接トーチ1まで溶接ワイヤ7を供給することができる非導電性材料で作ることも可能である。更に、案内装置32は供給装置10、特に、銅チューブ11の内径16より小さい外径33を有している。この点、案内装置32の外径33は、供給装置10の内径16に較べて、10%から50%、好ましくは、25%小さい。
案内装置32の内径34は溶接ワイヤ7の外径35に較べて少なくとも僅かに大きい。斯うした設計に依れば、案内装置32は銅チューブ11の内側にそして供給装置10内に押入される。同時に、溶接ワイヤ7は内径34との整合配置によって楽に搬送される。
この様に配置した案内装置32の利点は、この種の溶接トーチ1を、外径35の異なる溶接ワイヤ7を使用することが必要な、種々の溶接処理に使用できる点にある。このことは、移動不能な供給装置10は、特に、その内径16に関して、然るべく寸法取りをしなければならないことを意味する。このシステムに依れば、溶接ワイヤ7の殆どの変化に適応するため、溶接トーチ1の使用者にとって必要なことは案内装置32を変えることだけである。異なる外径35を持つ幾つかの溶接ワイヤ7は、その外径に見合う内径34を持つ適当な案内装置32と共に使用することができる。
実際、もし、案内装置32が供給装置10に挿入されていなければ、供給装置10の比較的大きな内径16のために、接触パイプ23の方向に溶接ワイヤ7を挿入又は導入する際に失敗が起こる。供給装置10の大きな内径16は溶接ワイヤ7をそれなりに進ませたり、曲げたりして、溶接トーチ1の中で溶接ワイヤ7に捩れを起こさせ、そのため、溶接ワイヤ7の自動送りを妨げる。
案内装置32は溶接トーチ1の中で、接続部品3から接触パイプ23に向かう方向に、供給装置10、特に、銅チューブ11を通るホースパック、ブリッジ要素12を通って延在するように配置される。この場合、接触パイプ23は溶接ワイヤ7用の孔36及び案内装置32用の案内孔37を備えるように設計されている。案内装置32用の案内孔37は、ブリッジ要素12から孔36の方向、特に、ブリッジ要素12から溶接点に向かう方向に長さ38に亘って延びている。接触パイプ23の孔36と案内孔37の相違点は、溶接ワイヤ7用の孔36が溶接ワイヤ7の外径35に較べて僅かに大きい径39を有し、案内装置32用の接触パイプ23の他の案内孔37の径40は、案内装置32の外径33に較べて僅かに大きくなっている点である。この結果、案内装置32は接触パイプ23の案内孔37に挿入又は押入することができるから、案内装置32は長さ38に亘って接触パイプ23に対して正確に位置決めすることができる。
更に、孔36への移行領域に於いて、案内孔37は円錐状のテーパ42を有しているため、溶接ワイヤ7が案内装置32から出たところには、鋭く立ち上るエッジはなく、接触パイプの孔36へ移行され、従って、溶接ワイヤ7の自動送りが可能になる。
案内装置32の位置決め、即ち、案内装置32接触パイプ23へ挿されているため、溶接ワイヤ7は接触パイプ23の孔36に対し長さ38に亘って正確に位置決めされる。即ち、案内装置32の内径34は接触パイプ23の孔36と整列した位置を保ち、溶接ワイヤ7は案内装置32から接触パイプ23の孔36に正確に供給される。案内装置32のこの様な構成は、例えば、案内装置32がプラスチックのような柔軟で、非導電性材料で作られている場合には、電流は接触パイプ23の領域までは届かないことを意味する。このことの利点は、もし火花放電又はアーク放電があっても、エネルギーは短い長さの溶接ワイヤ7よって運ばれるため、電力損失が起こらない点にある。
また、実際には、溶接トーチ1、言い換えれば、供給装置10内の溶接ワイヤ7によって電流を送ることも可能なことは明らかである。また、溶接ワイヤ7を介して溶接装置から溶接トーチ1に電流が流れるように、溶接装置又は電流源から溶接ワイヤ7にエネルギーを適用することも考えられる。
案内装置32が接触パイプ23内に位置するように設計した溶接トーチ1のもう一つの利点、特に、案内装置32を接触パイプ23の案内孔37に挿入する形に設計した場合のもう一つの利点は、以下の点を防止する点にある。例えば、アルミニウム溶接ワイヤ等の変形し易い材料からなる溶接ワイヤ7を使用するとき、それをホースパックを通して供給する際、溶接ワイヤ7は捩れ易く、個々の部品の径に大きな差があれば、鋭く立ち上るエッジが形成されるから、溶接ワイヤが案内装置32から現れて、接触パイプ23の孔36に入る際に、溶接ワイヤ7の正確な位置決め無しにはその供給又は溶接も不可能になる。
図1の実施例に於いて、溶接トーチ1の個々の部品は丸み付け処理するのが好ましい。
図2は本発明による溶接トーチ1の他の実施例を示す。この実施例では、溶接トーチ1の端部領域20だけを図示してある。この例では、溶接トーチ1は曲げた形、即ち、或る角度を付けた形に形成される。即ち、本体2の中間部品4は溶接トーチ1の端部領域20に半径43で曲げた部分を有している。
この溶接トーチ1は、本体2と供給装置10、特に、銅チューブ11との間に絶縁層9を設けていない点を除いて、図1に図示のものと同じ構造を持っている。溶接トーチ1は同じ構成成分を有しているが、個々の構成成分の形状は異なっている。即ち、溶接トーチ1は銅チューブ11及びブリッジ要素12から成る供給装置10、接続部品21及びこの接続部品21に接合された接触パイプ23を含んでいる。図示のように、この実施例でも不活性ガスは供給装置10を経由して溶接トーチ1に送られる。従って、ブリッジ要素12の孔25は半径方向に配置されると共に、接続部品21の孔27も溶接トーチ1の長手方向中心軸14に関して半径方向に配置されるから、不活性ガス8は孔25、26、及び絶縁キャップ30の孔31を通して逃げることができる。次いで、不活性ガス8は溶接領域、言い換えれば接触パイプ23の周囲にあるガスノズル28によって集められ、これによって、溶接領域に不活性ガス雰囲気を形成する。
図1に図示の実施例との唯一の違いは、図1に図示のように案内装置32が接触パイプ23の案内孔37に挿入されず、その代わりブリッジ部品44が案内装置32と接触パイプ23との間に配置される点である。図示の実施例ではブリッジ部品44は二つの部品から構成されているが、一部品で構成することもできる。この実施例では、ブリッジ部品44は保持部材45と案内部材46を有している。
このブリッジ部品44は、案内装置32が保持部材45内に突出し、案内部材46が接触パイプ23の案内孔37に位置するように設計される。ブリッジ部品44、特に、その保持部材45は溶接トーチ1の供給装置10内に少なくとも一部を突き出させて、供給装置10上に保持部材45用の固定座を形成する。このため、ブリッジ部品44、特に、保持部材45と案内部材46は、一つは案内装置32用、そして他の一つは溶接ワイヤ7用の異なる孔を有する。ブリッジ部品44については、図3を参照して以下に詳しく述べる。
ブリッジ部品44の目的は、接触パイプ23、特に、接触パイプ23の孔36に対する溶接ワイヤ7の正確な位置決めを確実にすることにある。ブリッジ部品44を使用する設計の利点は、案内装置32を通してブリッジ部品44の案内部材46に供給される溶接ワイヤ7が、この案内部材46によって正しく直線化されること、即ち、溶接ワイヤ7が、溶接トーチ1の半径43で曲がった部分によって適当に直線状態から外れ、柔軟に曲がりながら案内装置32を通り、案内部材46によって直線化、即ち再直線化されるから、比較的僅かに直線状態から外れた状態で接触パイプ23の孔36に入る。
斯うした理由から、案内部材46は、保持部材45と案内部材46との間の移行領域41に円錐状のテーパを有しても良い。即ち、案内部材46は円錐状のテーパを有しているので、溶接ワイヤ7が案内装置32を離れて、案内部材46の孔に入る際、円錐状に延びたテーパ42によって案内部材46の方向に寄せられ、何の問題もなく案内部材46に入ることができる。
ブリッジ部品44が二つの部分からできている場合、保持部材45を銅で形成し、案内部材46を耐摩耗性の材料で形成しても良い。例えば、案内部材46を非導電性の抗摩擦性の高い材料で形成すれば、案内部材46には摩耗がなく、溶接ワイヤ7は案内部材46に於ける溶接ワイヤ7の直線化作用によって損傷を受けることがない。非導電性材料からなる案内部材46を使用するもう一つの利点は、溶接ワイヤ7が接触パイプ23に到達するまでは、溶接ワイヤ7には電流、即ちエネルギーが与えられず、案内部材46、即ち、溶接トーチ1の領域内に於ける如何なる短絡回路の発生も防ぐことができる。
図3はブリッジ部品44の側断面図を示す。このブリッジ部品44もまた保持部材45及び案内部材46を含んでいる。
図3から分かるように、ブリッジ部品44は直径48の保持孔47を有している。また、保持部材45は保持孔47の一部領域又は全領域に亘ってネジ付取り付け具49、特に、内部ネジ部(internal thread)を備えている。
案内部材46はチューブ状部材の形で用意され、その長さ50の一部領域に亘ってネジ部を有しているので、案内部材46は保持部材45の保持孔47に螺合することが出来る。次いで、案内部材46はブリッジ部品44の長手方向に直径52の矯正孔51を有しているが、案内装置32の保持孔47の直径48は、溶接ワイヤ7用のブリッジ部品44の矯正孔51の直径52よりも大きい。ネジ付取り付け具49を設けることは、ブリッジ部品44を種々の材料で形成できることを意味する。この点、保持部材45を銅製とし、案内部材46を抗摩擦性の高い材料、好ましくは、非導電性の材料で形成するのが好ましい。
また、ブリッジ部品44は、保持部材45と案内部材46の間の移行領域に於いて立ち上げ部分53、特に支持面(bearing face)54を有し、さらに、案内部材46が、保持部材45と案内部材46との間の移行領域61に円錐状のテーパ55を有している。この支持面54の目的は、ブリッジ部品44をブリッジ要素12に位置させたとき、ブリッジ部品44が保持部材45、特に、保持部材45の外側面によってブリッジ要素12の孔13を貫通でき、支持面54がブリッジ部品44に支持を与えることである。これと同時に、支持面54はもう一つの機能を有している。即ち、溶接ワイヤ7が接触パイプ23の方向に移動している間、支持面54は接触パイプ23に抗して、案内部材46が接触パイプ23の案内孔37に入りすぎることを防止する。
ブリッジ部品44、特に保持部材45の保持孔47の直径48は、案内装置32が保持部材45の保持孔47を貫通できるような寸法に形成されるので、保持部材45及びブリッジ部品44のための固定座が案内装置32に形成される。案内部材46の矯正孔51の直径52は、溶接ワイヤ7の外径35より僅かに大きく設計されているから、溶接ワイヤ7がブリッジ部品44の矯正孔51に入るとき、溶接ワイヤ7は然るべく直線化される。
溶接ワイヤ7の直線化は案内部材46の長さ50の寸法の結果として制御することが出来る。即ち、案内部材46の長さ次第で制御できる。案内部材46の長さ50がより長ければ、より短い場合に較べて溶接ワイヤ7の長さ50は再直線化することが出来るので、溶接ワイヤ7を可変的に直線化することができる。
ブリッジ部品44はどの様な形にすることも可能であることは明らかである。例えば、ブリッジ部品44、特に、その保持部材45は2種類の異なる保持孔47を有することができる。この場合、一つの保持孔47、特に、案内装置32を挿入する保持孔47は、案内装置32の外径33に整合する直径48を有している。他のもう一つの保持孔47は例えば、より大きいサイズの案内部材46のためのより大きい直径48を有している。しかし、このためには、案内孔37は接触パイプ23の所で案内部材46の適当な直径に適応しなければならない。
図4及び図5はブリッジ部品44を備えた溶接トーチ1の更に他の実施例を示す。ここに図示の実施例では、ブリッジ部品44に接続した接触パイプ23と、ブリッジ部品44とブリッジ要素12との間の接続状態だけが示されている。
図4から更に明確に分かるように、案内装置32は保持部材45の保持孔47に挿入される。この目的のため、例えば、保持孔47には内部ネジが設けられ、案内装置32にはその外周に配置したネジが設けられ、これらネジを介して両者は螺合することができる。案内装置32をブリッジ部品44にネジ付取り付け具を用いて接続することによって、案内装置32は保持部材45にしっかりと据え付けられ、溶接ワイヤ7の押し出し運動又は引き出し運動の際に、案内装置32とブリッジ部品44との間の一致状態が緩むのを防止する。次いで、案内部材46はネジ付取り付け具49を用いて保持部材45の保持孔47と螺合しているため、溶接ワイヤ7の案内断面は減少する。即ち、溶接ワイヤ7の移行は溶接ワイヤ7の案内動作中に、案内装置32の内径34と案内部材46の矯正孔51の直径52との間で行われる。案内断面の減少は、溶接ワイヤ7が案内部材46の長さ50を渡って供給される際に、溶接ワイヤに起こるどの様な非直線性も確実に矯正する。即ち、溶接ワイヤ7は長さ50を渡りながら再直線化され、確実に接触パイプ23の孔36に正確に供給される。
案内装置32の内径34から案内部材の矯正孔51の径52への円滑な溶接ワイヤの移行を行うため、案内部材46の端部領域、言い換えれば、案内部材46と案内装置32の間の移行領域61は、溶接トーチ1の長手方向中心軸14に関して円錐状に延びるテーパ55を備えている。この結果、溶接ワイヤ7が案内装置32から供給されるとき、案内部材46への移行には障害となるエッジはないので、溶接ワイヤがテーパ55に到達すると、溶接ワイヤ7は自動的にテーパを辿り、案内部材46の矯正孔51に位置する。その後、溶接ワイヤ7は案内部材46の長さ50を渡りながら直線化される。
案内部材46の直径52の寸法は、溶接ワイヤ7の調整、特に、その直線化に作用する。即ち、溶接ワイヤ7の外径35に対する直径52のサイズは、溶接ワイヤ7の直線化を予め決める手段として使うことができ、これによって、溶接ワイヤ7は接触パイプ23に於いて、接触パイプ23の孔36の表面との完全接触を形成し、確実に接触パイプ23の領域に電流が流れるようにする。
図5はブリッジ部品44のもう一つの適用分野、及びもう一つの実施例を示す。案内装置32は、この例でも保持部材45に挿入されるが、この場合、保持部材45は図4に示すようにネジ止めではなく、滑りばめによって案内装置32に接続され、この例でも案内装置32と保持部材45との間にしっかりとした固定座を作る。図5に図示の実施例では、案内部材46は溶接ワイヤ7を直線化する適当な長さ50を持つように設計される。この長さ50は、溶接ワイヤ7に直線化作用を与えることのできる長さである。
この場合、案内部材46の矯正孔51の直径52は、図4に図示の実施例の場合のように、案内部材46が溶接ワイヤ7を直線化する決定的手段ではないが、その代わり、案内部材46の長さ50が溶接ワイヤ7の直線化に影響を与える。即ち、溶接ワイヤ7は案内部材46の中のより長い直線区間を通って、より正確に供給されるから、溶接ワイヤ7、特に溶接ワイヤ7の直線性が修正され、溶接ワイヤ7は案内部材46を出て、概ね直線コースに従い、接触パイプ23の孔36を介して正確に供給することができる。
しかし、この実施例では、断面は溶接ワイヤ7のコースを調節する手段として減らされる。即ち、案内装置32の内径34は、矯正孔51と同様に直径52に減少されるが、この場合、矯正孔51とその直径52が溶接ワイヤ7の外径35に正確に整合している必要はない。その理由は、ブリッジ部品44は、例えば外径35を異にする異なる溶接ワイヤ7を提供するのに挿入できるので、直線化作用は案内部材46の対応する長さ50に渡って与えられるからである。
図4及び図5について説明した上記の実施例は、本来高い硬度を有する溶接ワイヤ7にも、又は、例えば、アルミニウム溶接ワイヤのように本来低い硬度を有する溶接ワイヤにも使用することができる。この種の溶接ワイヤ7を用いる場合、ホースパークを介して溶接ワイヤをそのロールから溶接トーチ1へ供給し、次いで、案内装置32を通して接触パイプ23に供給する過程は、溶接ワイヤに然るべき捩れを与える。その理由は、溶接ワイヤ7はホースパックを通過する際、ホースパック、案内装置32、並びに溶接トーチの角度(湾曲)設計部で起こる可撓変形に従う傾向があるからである。
ブリッジ部品44を設けることの利点は、ブリッジ部品44の挿入によって、溶接ワイヤ7は接触パイプ23に供給される以前に直線化され、これによって、溶接ワイヤ7が正確に位置付けされ、案内される点にある。もう一つの利点は、案内装置32を非導電性材料で形成し、ブリッジ部品44を二つの部品から形成し、案内成分46も非導電性材料で形成した場合に得られる。その理由は、溶接ワイヤの供給には如何なる電流も付随させず、そして、溶接ワイヤが接触パイプ23に入るか、又は接触パイプ23を離れるまでは電流は流さなければ、溶接ワイヤ7を介して電流を送った場合の電力損失を防止できるからである。溶接ワイヤ7に電流を通さずに接触パイプ23に供給することのもう一つの利点は、溶接トーチ1及びホースパック内での火花放電が避けられ、溶接ワイヤ7が溶接トーチ1内で溶けるのを防止できる点である。このことは、この種の溶接トーチ1を用いて長期間に亘る溶接処理が可能になることを意味する。
この設計による溶接トーチ1を手持ち溶接機として使用できるのは明らかである。即ち、溶接ワイヤを接触パイプ23に供給するブリッジ部品44及び案内装置32を手持ち溶接機に使用することが可能である。
図6はブリッジ部品44のもう一つの実施例を示す側断面図である。図4及び図4を参照して述べたように、ブリッジ部品44を接触パイプ23に接続する重要な部材と案内装置32だけを図示している。
ここに図示の実施例では、ブリッジ部品44は二つの部品だけで形成されているのではなく、幾つかの部品、特に、三つの部品から成っている。また、接続は保持部材45の案内装置32に対して用意されている。ここでもまた、案内部材46は保持部材45に挿入又はネジ止めされる。断面は案内装置32から案内部材46に減少される。つまり、案内装置32の内径34から案内部材46の矯正孔51の直径52への断面の減少がある。
次いで、もう一つの案内部材56が、例えば、雄ねじを用いて案内部材46に接続される。案内部材56は溶接トーチ1の軸方向に延びる直径58の矯正孔57及び案内部材46の矯正孔51を有している。矯正孔57の直径58は矯正孔51の直径52よりも小さく、溶接ワイヤ7を案内する断面で更に減少する。
矯正孔51から矯正孔57への移行を確実に摩擦もなく、エッジもないものとするため、案内部材46から案内部材56に向かう移行領域には、円錐状に延びるテーパ59が設けられる。次いで、接触パイプ23が案内部材56に隣接して設けられる。この時、案内部材56は接触パイプ23の案内孔37に挿入され、案内部材56の出口から接触パイプ23への正確な案内を与える。
図示の実施例では、溶接ワイヤ7を接触パイプ23の孔36に案内するため、段階的設計の断面が応用される。即ち、断面を段階的に減少することによって、ブリッジ部品44に溶接ワイヤを通しながら直線化する。
この段階的設計を孔36の断面に応用することのもう一つの利点は、外径35が変わる異なる溶接ワイヤ7を用いる場合、もう一つの外径を持つ異なる溶接ワイヤ7を使用するのにブリッジ部品44全体を交換する必要はなく、溶接ワイヤ7の異なる外径35に適合するには、案内部材56だけを交換すれば済む点にある。
溶接ワイヤ7を正確に直線化するのに用いられる案内部材46、案内部材56、特に、矯正孔57を用いて、予め溶接ワイヤ7を直線化することによって、長さ60は案内部材46の長さ50より短くすることができる。これが可能である理由は、溶接ワイヤ7は案内部材46の長さ50を通りながら既に予め直線化され、より短い長さ60は完全な位置決めを確実にするのに必要なだけだからである。
上記図面にもあるように、ブリッジ部品44は幾つかの個々の部品から構成されるよりは、単品で構成されてもよい。
ブリッジ部品44の代わりに、案内装置32はその端部領域でその断面を減少させた内部直径34を持つこともできる。言い換えれば、接触パイプ23への移行領域に於いて、溶接ワイヤ7はこのテーパによって再度直線化される。この目的のため、案内装置32をテーパ設計にすれば、この部品、即ちテーパ設計の部品は接触パイプ23に押入することが出来、その場合、案内孔37は案内装置32の直径に整合する。
案内装置32が接触パイプ23に至る移行領域で、プラスチック材料で形成されている場合には、案内装置がその領域で直線で延びる様な金属製の鞘を設けることができ、この金属製の鞘は、この領域で溶接ワイヤ7を直線化するために、案内装置32に押入される。
最後に、これまでの話を整理するため、以下の点を指摘しておく。図面に描かれた個々の構成部材及びそのグループは、相互に釣り合いを取って描いたものではなく、一定のスケールで描いたものでもない。本発明のより明確な理解を得るためのものである。
特に、図1から図6に図示の各実施例は、紛れもなく本発明に対する個々の解決策を示すものである。本発明の求める目的及び求める解決策は、これら図面に関する詳細な説明から理解される。
1 溶接トーチ
2 本体
3 接続部品
4 中間部品
5 終端部品
6、17 ビード
7 溶接ワイヤ
8 不活性ガス
9 絶縁層
10 供給装置
11 銅チューブ
12 ブリッジ要素
13、25、27、31、36 孔
14 長手中心軸
15、26 空洞
16、34 内径
18 冷却装置
19 供給パイプ
20 端部領域
21 接続部品
22、24、49 ネジ付取り付け具
23 接触パイプ
28 ガスノズル
29 内部
30 絶縁キャップ
32 案内装置
33、35 外径
37 案内孔
38、50、60 長さ
39、40、48、52、58 直径
41、61 移行領域
42、55、59 テーパ
43 半径
44 ブリッジ部品
45 保持部材
46、56 案内部材
47 保持孔
51、57 矯正孔
53 立ち上げ部
54 支持面

Claims (23)

  1. アルミニウム溶接ワイヤを供給するため供給機構が少なくとも一部分に配置された本体で構成された溶接トーチであって、前記供給機構が、接触パイプを受け入れる接続部品に結合され、前記接触パイプには前記アルミニウム溶接ワイヤのための孔が設けられ、前記接触パイプから遠い方向に前記接続部品から延びている前記供給機構内にはアルミニウム溶接ワイヤのための案内機構が配置された溶接トーチであり、
    前記孔(36)と同心でありより大きい直径(40)を有する案内孔(37)が前記案内機構(32)のために前記接触パイプ(23)に設けられ、前記案内機構(32)が前記接触パイプ(23)の前記案内孔(37)内に延在することで前記アルミニウム溶接ワイヤ(7)を方向づけることを特徴とする溶接トーチ。
  2. アルミニウム溶接ワイヤを供給するため供給機構が少なくとも一部分の内部に配置された本体で構成された溶接トーチであって、前記供給機構が、接触パイプを受け入れる接続部品に結合され、前記接触パイプには前記アルミニウム溶接ワイヤのための孔が設けられ、前記接触パイプから遠い方向に前記接続部品から延びている前記供給機構内にはアルミニウム溶接ワイヤのための案内機構が配置された溶接トーチであり、
    前記孔(36)と同心でありより大きい直径(40)を有する案内孔(37)が前記案内機構(32)のために前記接触パイプ(23)に設けられることでアルミニウム溶接ワイヤ(7)を方向づけ、前記案内機構(32)は前記接続部品(21)の領域においてブリッジ部品(44)に接続され、該ブリッジ部品(44)が、前記接触パイプ(23)の案内孔(37)内に突出していることを特徴とする溶接トーチ。
  3. 前記ブリッジ部品(44)が、溶接ワイヤ(7)用の矯正孔(51)と前記案内機構(32)用の保持孔(47)を有することを特徴とする請求項2記載の溶接トーチ。
  4. 前記保持孔(47)の直径(48)が、前記溶接ワイヤ(7)用の矯正孔(51)の直径(52)よりも大きいことを特徴とする請求項3記載の溶接トーチ。
  5. 前記接触パイプ(23)の前記案内孔(37)と前記孔(36)との間の移行領域(41)において、円錐状のテーパ(42)が設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  6. 前記ブリッジ部品(44)は保持部材(45)および案内部材(46,56)を含むいくつかの部品で構成されることを特徴とする請求項2または3記載の溶接トーチ。
  7. 前記ブリッジ部品(44)の前記保持孔(47)と矯正孔(51)との間の移行領域(41)が円錐状のテーパ(42)を有することを特徴とする請求項3記載の溶接トーチ。
  8. 前記保持部材(45)と前記案内部材(46,56)が異なる材料で作られていることを特徴とする請求項6記載の溶接トーチ。
  9. 前記ブリッジ部品(44)は保持部材(45)と案内部材(46,56)とからなり、該案内部材(46,56)が、前記接触パイプ(23)の前記案内機構用の前記案内孔(37)内に突出することを特徴とする請求項8記載の溶接トーチ。
  10. 前記接触パイプ(23)における前記案内孔(37)の直径(40)が、前記案内部材(46、56)の外径又は前記案内機構(32)の外径(33)よりもわずかに大きいことを特徴とする請求項8または9記載の溶接トーチ。
  11. 前記案内部材(46、56)の内径が前記溶接ワイヤ(7)の外径(35)よりもわずかに大きいことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  12. 前記案内部材(46、56)がネジを用いて前記保持部材(45)に接続されていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  13. 前記保持部材(45)は、前記案内部材(46,56)への移行領域において案内部材(46、56)が前記接触パイプ(23)の前記案内孔(37)に入りすぎることを防止する支持面(54)を有することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  14. 前記保持部材(45)の少なくとも一部は前記溶接トーチの前記供給機構(10)内に突出することを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  15. 前記保持部材(45)及び前記案内機構(32)が互いにネジにより結合されることを特徴とする請求項8乃至14のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  16. 前記案内機構(32)がプラスチック材料又は弾性をもつ材料で作られた弾性チューブ又はコイルスプリングであることを特徴とする請求項2乃至15のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  17. 前記案内機構(32)が電気絶縁材料で作られていることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  18. 前記案内機構(32)が、前記供給機構(10)の銅チューブ(11)による前記供給機構(10)の内径よりも小さい外径(33)を有し、前記案内機構(32)の内径(34)が前記溶接ワイヤ(7)の外径(35)よりも少なくともわずかに大きいことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  19. 前記案内機構(32)の外径(33)は、前記供給機構(10)の内径(16)よりも10%乃至50%小さいことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  20. 前記接触パイプ(23)における前記孔(36)の直径(39)が、前記溶接ワイヤ(7)の外径(35)よりもわずかに大きいことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  21. 前記溶接トーチ(1)は端部領域において、曲がっていることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  22. 少なくとも2本の供給パイプ(19)からなる冷却装置(18)を有することを特徴とする請求項1乃至21のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
  23. 不活性ガス(8)が前記供給機構(10)を用いて送出され、
    前記供給機構(10)及び前記接続部品(21)には、孔(25,27)が設けられ、 前記孔(25,27)は、前記供給機構(10)の終端領域と前記接続部品(21)の間の移行領域内に互いに半径方向に配置されていることを特徴とする請求項1乃至22のいずれか一項に記載の溶接トーチ。
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