JP5420478B2 - サーバーラックの冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は、サーバーラック内に格納された複数のサーバーを冷却するシステムに関する。
近年、冷却能力を高めるために、冷媒に液体を用いた液冷方式の冷却システムが提案されている。例えば、特許文献1には、ラック内の複数のサーバーにそれぞれ冷却システムを装備する技術が提案されている。この冷却システムは、図2に示すように、サーバー51の2つのCPU52にジャケット53を被せ、タンク54の冷却液Cをポンプ55でジャケット53に供給し、CPU52の熱で暖められた冷却液Cをラジエータ56で冷却した後に、タンク54に戻すように構成されている。
ところで、液冷方式の冷却システムでは、冷却液中に空気が混入していると、CPU等の冷却効果が低下する。特に、CPU等の熱で冷却液が加熱されると、冷却液中の空気が膨張し、冷却効果をさらに低下させるばかりでなく、ポンプに負担を掛け、その寿命を短くする問題がある。そこで、従来は、サーバー51内のタンク54に排気口57を設け、冷却液C中の空気Aを排気口57から放出している。
特開2008−287733号公報
従来の冷却システムによれば、複数のサーバー51にそれぞれポンプ55が設けられているので、CPU52等の発熱部を個別に冷却できる利点がある。しかし、サーバー51ごとにタンク54とラジエータ56を設置する必要があり、冷却システムが複雑で高価になるという問題点があった。また、冷却液Cに混入した空気Aをサーバー51内部のタンク54にて放出しているため、冷却液Cの一部が空気Aと一緒に排気口57からタンク54の外に飛散し、サーバー51内の電気部品に重大な損害を与えるおそれもあった。
そこで、本発明の目的は、簡単かつ安価な構成で冷却液を複数のサーバーに供給できるとともに、冷却液の飛散によるサーバーの損害を未然に防止できるサーバーラックの冷却システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、サーバーラック内に格納された複数のサーバーを冷却液で冷却するシステムにおいて、冷却液を貯留するタンクと、冷却液をタンクから各サーバーに分配する給水ヘッダーと、各サーバーの発熱部を通過した冷却液を合流させる排水ヘッダーと、排水ヘッダー内の圧力を一定に保つ背圧弁と、背圧弁から放出された気液混合流体をタンクに導くダクトとを備えたことを特徴とする。
ここで、温度差を利用して気液混合流体を空気と冷却液とに効率よく分離できるように、タンク上に気液分離器を設置し、ダクトを背圧弁と気液分離器との間に配管するのが好ましい。また、排水ヘッダー内の圧力を適正に管理するために、排水ヘッダーに圧力計を設け、圧力計の計測値に基づいて制御装置で背圧弁の開閉を制御するように構成するのが望ましい。
本発明の冷却システムによれば、複数のサーバーがタンク、給水ヘッダー、排水ヘッダーを共用するので、サーバー上の冷却機構を簡単かつ安価に構成できる。また、排水ヘッダーの背圧弁から放出された気液混合流体をダクトでラック外部のタンクに導くので、冷却液の飛散によるサーバーの損害を未然に防止できる効果もある。
本発明による冷却システムの一実施形態を示す立面図である。 従来の冷却システムを示す立面図である。
以下、本発明の実施形態を図1に基づいて説明する。この冷却システム1は、サーバーラック2よりも上位に冷却液Cを貯留するタンク3を装備している。タンク3は、サーバーラック2のフレーム(図示略)上に設置してもよく、複数のサーバーラック2が共用できるように、ラックフレームから離れた専用の場所に設置することもできる。冷却液Cとしては、水の他に、絶縁性流体を使用することもできる。
サーバー4は、複数台がサーバーラック2の内部で上下に規定の間隔をおいて格納されている。各サーバー4には、CPUやLSI等の発熱部(図示略)を冷却する冷却配管5が設けられている。冷却配管5の入口側端部は、給水ヘッダー11と給水管12を介してタンク3上の補助ポンプ10に接続されている。
冷却配管5の出口側端部は、排水ヘッダー13と排水管15を介して熱交換器18に接続されている。そして、タンク3が重力と補助ポンプ10の動力で冷却液Cを各サーバー4の冷却配管5に供給し、サーバー4を通過した高温の冷却液Cが排水ヘッダー13で合流し、熱交換器18に流れ、熱交換後の冷却液Cが戻り配管17を通ってタンク3に戻るようになっている。
排水ヘッダー13の頭頂部には、排水ヘッダー13の内部圧力を計測する圧力計22と、頭頂部に溜まった高圧空気を外部に放出して内部圧力を一定に保つ背圧弁23とが配設されている。圧力計22と背圧弁23は制御装置20に接続され、圧力計22の計測値に基づいて制御装置20が背圧弁23を開閉制御する。
一方、タンク3の上には気液分離器24が設置され、背圧弁23と気液分離器24との間にダクト25が配管されている。背圧弁23から放出された気液混合流体ACは、ダクト25によって気液分離器24に誘導され、ここで空気Aと冷却液Cとに分離される。そして、空気Aが分離器24に付設された排気弁26から外部に排出され、冷却液Cが分離器24からタンク3内に回収される。なお、排気弁26は制御装置20によって背圧弁23と同期制御される。
次に、上記のように構成された冷却システム1の動作について説明する。サーバー4の稼動に伴って内部発熱機器の温度が上昇すると、高温冷却液Cによって排水ヘッダー13の内部圧力が高まり、圧力計22の計測値が上昇する。制御装置20は、圧力計22の計測値を常時監視し、計測値が規定値を超えたときに、背圧弁23を開放し、排水ヘッダー13内の高圧空気を外部に放出する。
このため、冷却配管5の圧損を低下させ、所要流量の冷却液Cをサーバー4の発熱部に安定的に供給することができる。また、背圧弁23の開放時には、高圧空気と一緒に冷却液Cが排水ヘッダー13から放出されるが、この気液混合流体ACはダクト25を介して漏れなくタンク3に導かれる。そして、気液混合流体ACは、タンク3上の気液分離器24において、冷却液Cと空気Aとに分離され、冷却液Cがタンク3に回収され、空気Aが排気弁26から大気に放出される。
したがって、サーバー4内の多数の電気部品を冷却液Cの飛散による損害から確実に保護することができる。特に、気液分離器24が低温のタンク3上に設置されているので、温度差を利用して空気Aと冷却液Cを効率よく分離できるという利点もある。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、図1に示すサーバー4の数や配置、または冷却液の配管構成を変更するなど、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
1 冷却システム
2 サーバーラック
3 タンク
4 サーバー
5 冷却配管
11 給水ヘッダー
13 排水ヘッダー
20 制御装置
22 圧力計
23 背圧弁
24 気液分離器
25 ダクト
A 空気
C 冷却液
AC 気液混合流体

Claims (3)

  1. サーバーラック内に格納された複数のサーバーを冷却液で冷却するシステムであって、
    冷却液を貯留するタンクと、冷却液をタンクから各サーバーに分配する給水ヘッダーと、各サーバーの発熱部を通過した冷却液を合流させる排水ヘッダーと、排水ヘッダー内の圧力を一定に保つ背圧弁と、背圧弁から放出された気液混合流体をタンクに誘導するダクトとを備えたことを特徴とする冷却システム。
  2. 前記タンク上に気液分離器を設置し、ダクトを背圧弁と気液分離器との間に配管した請求項1記載の冷却システム。
  3. 前記排水ヘッダーに圧力計を設け、圧力計の計測値に基づいて背圧弁を開閉制御する制御装置を備えた請求項1又は2記載の冷却システム。
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