JP5419165B2 - バーコードリーダ、バーコードリーダの交換時期検出方法 - Google Patents

バーコードリーダ、バーコードリーダの交換時期検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5419165B2
JP5419165B2 JP2010076861A JP2010076861A JP5419165B2 JP 5419165 B2 JP5419165 B2 JP 5419165B2 JP 2010076861 A JP2010076861 A JP 2010076861A JP 2010076861 A JP2010076861 A JP 2010076861A JP 5419165 B2 JP5419165 B2 JP 5419165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
time
alarm
ratio
bar code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010076861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011209993A (ja
Inventor
康則 江田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2010076861A priority Critical patent/JP5419165B2/ja
Publication of JP2011209993A publication Critical patent/JP2011209993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5419165B2 publication Critical patent/JP5419165B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、バーコードリーダ、バーコードリーダの交換時期検出方法に関する。
従来、バーコードリーダの典型的な不具合の一つとして、バーコードシンボルの読取不良がある。
そして、この読取不良の原因としては、読取窓への汚れまたは傷の付着や発光強度の低下等が挙げられる。
この際、一般に、発光部が装置内側に設置されているのは勿論のこと、バーコードリーダの種類によっては、読取窓も装置内側に設置されており、使用者が、これら部材の清掃を容易に行うことが困難である場合も多い。
さらに、装置を分解しなければ、読取窓や発光部を清掃することができない構造のバーコードリーダが大半を占めている。
そして、バーコードシンボルの読取不良が発生した場合、バーコードシンボルの読取を完了するまで、使用者は複数回に亘って読取動作を繰り返すことになるため、使用者の業務の遅延に繋がり、使用者の業務に支障が生じる。
また、バーコードリーダを交換する場合にも、バーコードリーダ交換の手配に時間がかかるため、使用者の業務に重大な支障が生じる。
そのため、使用者からは、バーコードシンボルの読取が不可能になる前に、適切な交換時期や清掃時期を通知するバーコードリーダが切望されていた。
従来、このような交換時期や清掃時期を通知するバーコードリーダとして、本体ハウジングに形成した開口孔に透光板を配置して読取窓を形成し、本体ハウジング内に配置した発光部の光路上に入射光を読取窓に向かって偏向走査する光偏向器を配置し、読取窓から出射されてバーコードシンボルで反射されてから読取窓に入射した走査光を読取る受光部を本体ハウジング内に配置し、読取窓の表面を開閉自在に遮蔽する保護カバーの裏面に反射面を形成し、発光部から出射されて前記光偏向器による偏向走査後に読取窓を透過して保護カバーの反射面で反射された走査光の光強度を検出する強度検出手段を設け、この強度検出手段の検出値が予め設定された基準値より低下するとエラー情報を出力するエラー検知手段を設けた固定式バーコードスキャナが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の固定式バーコードスキャナでは、装置の起動時、休止の開始時、または、任意のタイミングで、強度検出手段を用いた光学性能の検査処理を実行する。
特開平6−162248号公報
ところが、従来の固定式バーコードスキャナでは、走査光の光強度を検出するために、読取窓を通して外部に向けて照射された走査光を読取窓の外側で反射させることが必要になるため、走査光を反射させる部材(保護カバー)を読取窓の外側に設置する必要があり、その結果、部品点数が増加して、装置構成が複雑化するという問題があった。
さらに、軽量性や小型性を重要視するハンディ式のバーコードリーダに特許文献1に記載の強度検出手段を適用した場合、前述したような走査光を反射させる部材(保護カバー)の設置に伴って、その操作性が大幅に損なわれるため、前述した装置構成の複雑化の問題がより一層顕著になる。
また、従来の固定式バーコードスキャナでは、バーコードスキャナの通常使用とは別途に、強度検出手段を用いた光学性能の検査処理を実行する必要があり、光学性能の検査処理の実行中は、通常処理(バーコードシンボルのスキャン処理)を実行できず、装置の利便性を損なうという問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、装置の分解や構成部材の個別検査等を必要とすることなく、読取不能の発生を未然に防止し、しかも、部品点数の増加を回避するとともに装置の操作性および利便性を損なうことのないバーコードリーダを提供することである。
本発明のバーコードリーダは、バーコードシンボルを読み取って読取データを出力するバーコードリーダにおいて、読取開始から読取終了までの時間を計測して得られる読取完了時間を、最新のものから所定件数だけ記憶し、前記記憶した件数に占める、所定の基準時間を越える読取完了時間の件数の割合が、所定の基準割合より多い場合にアラームを通知することにより、前述した課題を解決したものである。
本発明のバーコードリーダは、バーコードシンボルを読み取って読取データを出力する読取手段と、前記読取手段による読取開始から読取終了までの時間を計測して読取完了時間として出力する時間測定手段と、前記時間測定手段により測定された読取完了時間を、最新のものから所定件数だけ蓄積する記憶手段と、前記読取完了時間が所定の基準時間を超えるか否かを判断する時間判断手段と、前記記憶手段により蓄積された読取完了時間の総件数に対する、前記時間判断手段により基準時間を超えると判断された読取完了時間の件数の割合を算出する割合算出手段と、前記割合算出手段により算出された割合が所定の基準割合より多い場合にアラーム指示を出力する割合判断手段と、前記アラーム指示を受けてアラームを通知するアラーム通知手段とを備えていることにより、前述した課題を解決したものである。
本発明のバーコードリーダの交換時期検出方法は、バーコードシンボルの読取完了時間を測定して得られる読取完了時間を、最新のものから所定件数だけ蓄積し、蓄積された読取完了時間の総件数に対する、所定の基準時間を超えると判断された読取完了時間の件数の割合が、所定の基準割合より多い場合にアラームを通知することにより、前述した課題を解決したものである。
本発明の他の実施態様のバーコードリーダは、バーコードシンボルを読み取って読取データを出力するバーコードリーダにおいて、読取開始から読取終了までのデコードの回数をカウントして得られるデコード回数を、最新のものから所定件数だけ記憶し、前記記憶した件数に占める、所定の基準回数を越えるデコード回数の件数の割合が、所定の基準割合より多い場合にアラームを通知することにより、前述した課題を解決したものである。
本発明によれば、読取窓の汚れまたは傷や発光部の発光強度の低下等に起因して、バーコードリーダの読取性能が低下した場合、装置の分解や構成部品の個別検査等を必要とすることなく読取性能の低下を検知して、使用者に対してアラームを通知するため、使用者は装置交換や清掃等のメンテナンス作業を極めて的確なタイミングで実行でき、読取不能の発生を未然に防止して、使用者の業務に支障をきたすことを回避できる。
また、本発明では、従来の固定式バーコードスキャナのように、構成部材の状態を監視するセンサや、走査光を反射させる部材を追加的に設置する必要がないため、部品点数の増加を回避でき、装置構成の複雑化を回避できる。
そして、バーコードリーダの通常使用とは別途に検査処理を実行する必要がないため、装置の利便性が損なわれることを回避できる。
本発明の第1実施例であるバーコードリーダを概略的に示す平面図である。 第1実施例の変形例であるバーコードリーダを概略的に示す平面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 記憶部のテーブルを概念的に示す説明図である。 第1実施例のバーコードリーダを用いた交換時期検出方法を説明するフローチャート図である。 読取窓に異物が付着した場合の電気信号の波形を説明する説明図である。 読取窓に傷が付いている場合の電気信号の波形を説明する説明図である。 本発明の第2実施例であるバーコードリーダの制御部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の第1実施例であるバーコードリーダ100を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の第1実施例であるバーコードリーダ100は、図1に示すように、ハンディ式のバーコードリーダであり、筐体110と、この筐体110の先端に取り付けられた透光性の読取窓120と、読取対象であるバーコードシンボルBに対して光を照射する発光部130と、バーコードシンボルBで反射された光を光学的に読み取って電気信号に変換する受光部140と、後述するデコード部163により解読された読取データを上位端末Tに対して出力する出力部150と、制御部160とを備えている。
本実施例では、出力部150は、図1に示すように、接続ケーブルCにより上位端末Tと接続されているが、無線通信により上位端末Tと接続されていても何ら構わない。
読取窓120は、筐体110の内部に異物が侵入することを防止している。
図1に示す本実施例では、筐体110の先端に1つ設けられているが、この読取窓120の配置や設置個数は、装置態様に応じて如何なるものであってもよく、例えば、図2に示すように、筐体110の先端に取り付けられた第1の読取窓120aと、この第1の読取窓120aより筐体110の内側に取り付けられた第2の読取窓120bとから構成されていてもよい。
受光部140は、図1に示すように、偏光ミラー141と、レンズ142と、受光素子143とから構成され、光学フレーム144により相互に一体化されている。
制御部160は、図3に示すように、受光部140から出力された電気信号を増幅して波形を最適化する増幅回路部161と、増幅回路部161で最適化された電気信号を二値化する二値化回路部162と、二値化回路部162から出力された電気信号を解読して読取データを出力するデコード部163と、デコード部163によるデコード開始からデコード終了までの時間を計測して読取完了時間として出力する時間測定部164と、時間測定部164により測定された最新の読取完了時間を所定数(100件)だけ蓄積する記憶部165と、読取完了時間が所定の基準時間(1秒)を超えるか否かを判断する時間判断部166と、記憶部165により蓄積された読取完了時間の総件数(100件)に対する、時間判断部166により基準時間(1秒)を超えると判断された読取完了時間の件数の割合を算出する割合算出部167と、割合算出部167により算出された割合が所定の基準割合(6割、8割、9割)より多い場合にアラーム指示を出力する割合判断部168と、アラーム指示を受けてアラームを通知するアラーム通知部169とを備えている。
デコード部163から割合判断部168は、1つのCPUで構成するようにしてもよい。
記憶部165は、図4に示すように、100件分の読取完了時間を格納するリングバッファ形式のテーブルを有している。
蓄積する件数は、100件分に限らず、任意でよい。
また、件数を任意に設定できるようにしてもよい。
アラーム通知部169は、図3に示すように、アラームを音で通知するアラーム音発生部(ブザー)169aと、アラームを光で通知するアラーム光発生部(LED)169bとから構成されている。
しかしながら、アラーム通知部169の具体的な態様は、如何なるものであってもよく、例えば、アラーム指示を上位端末Tに対して送信し、上位端末Tでアラームを使用者に通知するように設計してもよい。
前述した基準時間は、使用者により、任意に設定される。
基準時間とは、操作者がストレスを感じないで済む時間である。
本実施例の場合、基準時間は1秒に設定されている。
前述した基準割合は、使用者により任意に設定され、本実施例の場合、6割、8割、9割の3つの基準割合が設定されている。
そして、割合判断部168は、6割超過で「注意」、8割超過で「要交換」、9割超過で「交換」のアラーム指示をアラーム通知部169に対して出力する。
これら基準時間および基準割合は、使用者により任意に設定され、例えば、別に用意されたメニューシートでの設定や、上位端末Tからのコマンドにて設定される。
以下に、本発明のバーコードリーダ100を用いた交換時期検出方法を図5に示すフローチャート図に基づいて説明する。
まず、バーコードリーダ100は、バーコードシンボルBの読み取りを開始する。
ここで、バーコードリーダ100の「読取開始」の具体例としては、例えば、以下の3つが挙げられる。
1つ目の「読取開始」の具体例として、バーコードリーダ100に設けられた外部キー(図示しない)や上位端末Tを操作することにより、発光部130を光の照射を開始することが挙げられる。
2つ目の「読取開始」の具体例として、発光部130から光が照射された状態で、外部キーや上位端末Tを操作することにより、受光部140によるバーコードシンボルBの読み取りが開始されることが挙げられる。
3つ目の「読取開始」の具体例として、発光部130から光が照射された状態で、制御部160が「バーコードらしきもの」を検出することが挙げられる。
ここで言う「バーコードらしきもの」の具体的な判断方法は、例えば、受光した電気信号の波形の山の数をカウントし、一定数以上の山の数を検出したら、「バーコードらしきもの」であると判断することである。
次に、増幅回路部161および二値化回路部162により処理を施された電気信号は、デコード部163に対して出力される。
次に、デコード部163に対して出力された電気信号は、デコード部163によりデコードされるが、この際、時間測定部164は、デコード部163によるデコード開始からデコード終了までの時間を計測する。
最初に取り込んだ信号についてデコードが成功しないと次に取り込んだ信号についてデコードを開始する。
これをデコードが成功するまで繰り返す。
なお、光は、デコードが成功するまで照射され続ける。
ここで、例えば、読取窓120に、図6に示すように異物Aが付着している場合や、図7に示すように傷Dが付いている場合、受光部140により読み取られた電気信号には、異物Aや傷Dがない場合の電気信号とは異なる波形が生じ、デコードが成功しないと次に取り込んだ信号についてデコードを開始する。
これをデコードが成功するまで繰り返すので、通常時よりも長い読取完了時間を必要とする。
なお、図6に示すS1は、異物Aが付着している場合の電気信号の波形であり、図6に示すS2は、異物Aが付着していない場合の電気信号の波形である。
また、図7に示すS3は、傷Dが付いている場合の電気信号の波形であり、図7に示すS4は、傷Dが付いていない場合の電気信号の波形である。
次に、記憶部165は、時間測定部164から出力された最新の読取完了時間を100件だけ蓄積する。
次に、時間判断部166は、各読取完了時間が所定の基準時間(1秒)を超えるか否かを判断する。
次に、割合算出部167は、記憶部165により蓄積された読取完了時間の総件数(100件)に対する、時間判断部166により基準時間(1秒)を超えると判断された読取完了時間の件数の割合を算出する。
そして、割合判断部168は、6割超過で「注意」、8割超過で「要交換」、9割超過で「交換」のアラーム指示をアラーム通知部169に対して出力する。
最後に、割合判断部168からのアラーム指示を受けたアラーム通知部169は、アラーム指示の内容に応じて、使用者に対して、「注意」または「要交換」または「交換」の通知を行う。
このようにして得られた本実施例のバーコードリーダ100は、読取窓120の汚れまたは傷や発光部130の発光強度の低下等に起因して、読取性能が低下した場合、装置の分解や構成部品の個別検査等を必要とすることなく読取性能の低下を検知して、使用者に対してアラームを通知するため、使用者は装置交換や清掃等のメンテナンス作業を極めて的確なタイミングで実行でき、読取不能の発生を未然に防止して、使用者の業務に支障をきたすことを回避できる。
また、従来の固定式バーコードスキャナのように、構成部材の状態を監視するセンサや、走査光を反射させる部材を追加的に設置する必要がないため、部品点数の増加を回避でき、装置構成の複雑化を回避できる。
そして、バーコードリーダ100の通常使用、すなわち、バーコードシンボルBの読取処理とは別途に検査処理を実行する必要がないため、装置の利便性が損なわれることを回避できる。
なお、上述した本発明の第1実施例では、「読取完了時間」が、時間測定部164により計測された最初のデコード開始から、デコードが成功してデコードが終了するまでの時間であるものとして説明した。
しかしながら、「読取完了時間」を、例えば、発光部130による光の照射の開始からデコード終了までの時間や、使用者によって外部キーが操作されたタイミングからデコード終了までの時間であるものとして設定しても何ら構わない。
次に、本発明の第2実施例であるバーコードリーダ200について、図8に基づいて説明する。
ここで、本発明の第2実施例であるバーコードリーダ200における制御部260以外の構成は、前述した第1実施例のバーコードリーダ100と全く同じであるため、第1実施例のバーコードリーダ100に関する明細書、および、図1乃至図7に示す100番台の符号を200番台の符号に読み替えることによって、制御部260以外の構成についてはその説明を省略する。
まず、本発明の第2実施例であるバーコードリーダ200における制御部260は、図8に示すように、受光部240から出力された電気信号を増幅して波形を最適化する増幅回路部261と、増幅回路部261で最適化された電気信号を二値化する二値化回路部262と、二値化回路部262から出力された電気信号に対してデコードを行って読取データを出力するデコード部263と、最初のデコード開始からデコード成功してデコード終了するまでに繰り返したデコードの回数をカウントするカウント部264と、カウント部264によりカウントされたカウント数を所定数だけ蓄積する記憶部265と、記憶部265により蓄積された総件数(100件)に対する基準回数(100回)を超える件数の割合を算出して算出された割合が所定の基準割合(6割、8割、9割)より多い場合にアラーム指示を出力する判断部268と、アラーム指示を受けてアラームを通知するアラーム通知部269とを備えている。
基準回数は、使用者により、任意に設定される。
基準回数とは、操作者がストレスを感じないで済む時間に相当するデコードの回数である。
本実施例の場合、所定数は1回のデコード開始から終了までを10mSECとして100回(1秒に相当)に設定されている。
記憶部265は、所定数(100件)のカウント結果を格納するリングバッファ形式のテーブルを有している。
蓄積する件数は、100件分に限らず、任意でよい。また、件数を任意に設定できるようにしてもよい。
アラーム通知部269は、図8に示すように、アラームを音で通知するアラーム音発生部(ブザー)269aと、アラームを光で通知するアラーム光発生部(LED)269bとから構成されている。
しかしながら、アラーム通知部269の具体的な態様は、如何なるものであってもよく、例えば、アラーム指示を上位端末Tに対して送信し、上位端末Tでアラームを使用者に通知するように設計してもよい。
前述した基準割合は、使用者により、任意に設定され、本実施例の場合、基準割合は6割、8割、9割の3つに設定されている。
そして、判断部268は、6割超過で「注意」、8割超過で「要交換」、9割超過で「交換」のアラーム指示をアラーム通知部269に対して出力する。
前述の基準回数および基準割合は、例えば、別に用意されたメニューシートでの設定や、上位端末Tからのコマンドにて設定される。
以下に、本発明のバーコードリーダ200を用いた交換時期検出方法を説明する。
まず、バーコードリーダ200は、バーコードシンボルBの読み取りを開始する。
次に、発光部230が、読取対象であるバーコードシンボルBに対して光を照射し、受光部240が、バーコードシンボルBで反射された光を光学的に読み取って電気信号に変換する。
次に、増幅回路部261および二値化回路部262により処理を施された電気信号は、デコード部263に対して出力される。
次に、デコード部263は、二値化回路部262から出力された一の電気信号に対してデコードを行って読取データを出力する。
最初に取り込んだ信号についてデコードが成功しないと次に取り込んだ信号についてデコードを開始する。
これをデコードが成功するまで繰り返す。
なお、光は、デコードが成功するまで照射され続ける。
カウント部264は、デコードが成功して終了するまでのデコードの回数をカウントする。
次に、記憶部265は、カウント部264によるカウント結果を所定数だけ蓄積する。
次に、判断部268は、記憶部265により蓄積された総件数(100件)に対する基準回数(100回)を超える件数の割合を算出して算出された割合が所定の基準割合(6割、8割、9割)より多い場合にアラーム指示を出力する。
最後に、判断部268からのアラーム指示を受けたアラーム通知部269は、使用者に対してアラームの通知を行う。
このようにして得られた本実施例のバーコードリーダ200は、読取窓220の汚れまたは傷や発光部230の発光強度の低下等に起因して、読取性能が低下した場合、装置の分解や構成部品の個別検査等を必要とすることなく読取性能の低下を検知して、使用者に対してアラームを通知するため、使用者は装置交換や清掃等のメンテナンス作業を極めて的確なタイミングで実行でき、読取不能の発生を未然に防止して、使用者の業務に支障をきたすことを回避できる。
また、従来の固定式バーコードスキャナのように、構成部材の状態を監視するセンサや、走査光を反射させる部材を追加的に設置する必要がないため、部品点数の増加を回避でき、装置構成の複雑化を回避できる。
そして、バーコードリーダ200の通常使用、すなわち、バーコードシンボルBの読取処理とは別途に検査処理を実行する必要がないため、装置の利便性が損なわれることを回避できる。
なお、上述した第1実施例及び第2実施例では、デコードが1回成功するとデコード終了とし、読み取り終了としていたが、複数回連続してデコードが成功して、その複数回のデコード結果が一致した場合に読み取りができたと判断して読み取り終了する場合でも、同様に実施可能である。
100 ・・・ バーコードリーダ
110 ・・・ 筐体
120 ・・・ 読取窓
130 ・・・ 発光部
140 ・・・ 受光部
141 ・・・ 偏光ミラー
142 ・・・ レンズ
143 ・・・ 受光素子
144 ・・・ 光学フレーム
150 ・・・ 出力部
160 ・・・ 制御部
161 ・・・ 増幅回路部
162 ・・・ 二値化回路部
163 ・・・ デコード部
164 ・・・ 時間測定部
165 ・・・ 記憶部
166 ・・・ 時間判断部
167 ・・・ 割合算出部
168 ・・・ 割合判断部
169 ・・・ アラーム通知部
169a ・・・ アラーム音発生部
169b ・・・ アラーム光発生部
200 ・・・ バーコードリーダ
260 ・・・ 制御部
261 ・・・ 増幅回路部
262 ・・・ 二値化回路部
263 ・・・ デコード部
264 ・・・ カウント部
265 ・・・ 記憶部
268 ・・・ 判断部
269 ・・・ アラーム通知部
269a ・・・ アラーム音発生部
269b ・・・ アラーム光発生部
T ・・・ 上位端末
C ・・・ 接続ケーブル
B ・・・ バーコードシンボル

Claims (7)

  1. バーコードシンボルを読み取って読取データを出力するバーコードリーダにおいて、
    読取開始から読取終了までの時間を計測して得られる読取完了時間を、最新のものから所定件数だけ記憶し、前記記憶した件数に占める、所定の基準時間を越える読取完了時間の件数の割合が、所定の基準割合より多い場合にバーコードリーダの交換時期を知らせるアラームを通知することを特徴とするバーコードリーダ。
  2. バーコードシンボルを読み取って読取データを出力する読取手段と、前記読取手段による読取開始から読取終了までの時間を計測して読取完了時間として出力する時間測定手段と、前記時間測定手段により測定された読取完了時間を、最新のものから所定件数だけ蓄積する記憶手段と、前記読取完了時間が所定の基準時間を超えるか否かを判断する時間判断手段と、前記記憶手段により蓄積された読取完了時間の総件数に対する、前記時間判断手段により基準時間を超えると判断された読取完了時間の件数の割合を算出する割合算出手段と、前記割合算出手段により算出された割合が所定の基準割合より多い場合にアラーム指示を出力する割合判断手段と、前記アラーム指示を受けてバーコードリーダの交換時期を知らせるアラームを通知するアラーム通知手段とを備えていることを特徴とするバーコードリーダ。
  3. 前記読取手段は、前記バーコードシンボルを光学的に読み取って電気信号に変換する受光手段と、前記受光手段から出力された電気信号を解読して読取データを出力するデコード手段とから少なくとも構成され、
    前記時間測定手段は、前記デコード手段による最初のデコード開始からデコードが成功して終了するまでの時間を計測して読取完了時間として出力することを特徴とする請求項2に記載のバーコードリーダ。
  4. 前記記憶手段は、リングバッファ形式のテーブルを有していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のバーコードリーダ。
  5. 前記基準割合は、複数設定され、
    前記割合判断手段は、前記複数の基準割合ごとに異なるアラーム指示を出力することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のバーコードリーダ。
  6. 前記アラーム通知手段は、前記アラームを音で通知するアラーム音発生部、および/または、前記アラームを光で通知するアラーム光発生部から構成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のバーコードリーダ。
  7. バーコードシンボルの読取完了時間を測定して得られる読取完了時間を、最新のものから所定件数だけ蓄積し、蓄積された読取完了時間の総件数に対する、所定の基準時間を超えると判断された読取完了時間の件数の割合が、所定の基準割合より多い場合にアラームを通知することを特徴とするバーコードリーダの交換時期検出方法。
JP2010076861A 2010-03-30 2010-03-30 バーコードリーダ、バーコードリーダの交換時期検出方法 Active JP5419165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010076861A JP5419165B2 (ja) 2010-03-30 2010-03-30 バーコードリーダ、バーコードリーダの交換時期検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010076861A JP5419165B2 (ja) 2010-03-30 2010-03-30 バーコードリーダ、バーコードリーダの交換時期検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011209993A JP2011209993A (ja) 2011-10-20
JP5419165B2 true JP5419165B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=44940983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010076861A Active JP5419165B2 (ja) 2010-03-30 2010-03-30 バーコードリーダ、バーコードリーダの交換時期検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5419165B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020126447A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 富士通フロンテック株式会社 読取装置、プログラムおよび読取システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3906660B2 (ja) * 2001-09-14 2007-04-18 松下電器産業株式会社 光学的情報読取装置、光学的情報読取システム、及び、工程管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011209993A (ja) 2011-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10043042B2 (en) Decodable indicia reading terminal with indicia analysis functionality
US9418252B2 (en) Symbol reading system having predictive diagnostics
US9826106B2 (en) System and method for detecting barcode printing errors
CN107092850B (zh) 具有边缘检测增强的条码读取器
JP2004078896A (ja) 光学情報コードの読取方法および光学情報コード読取装置
US20150144692A1 (en) System and method for indicia reading and verification
JP2007122243A (ja) 光学情報検証装置
JP4917422B2 (ja) バーコード・スキャナによる移動アイテムの追跡方法及び装置
US10625525B2 (en) Automatic width detection
JP2008535383A (ja) データキャプチャシステムのインフィールド監視および管理
US8302865B2 (en) Method, apparatus, and system for programming a barcode symbol scanning terminal with two-dimensional programming code
JP5419165B2 (ja) バーコードリーダ、バーコードリーダの交換時期検出方法
JP5211872B2 (ja) 光電センサ
EP2494494B1 (en) Method and system for monitoring the physical condition of an exit window of a scanner
JP5368725B2 (ja) バーコード読取装置、及びバーコード読取方法
CN103578202A (zh) 扫描光码
US20180196979A1 (en) Waking system in barcode scanner
US9805257B1 (en) Printer method and apparatus
JP2947996B2 (ja) 媒体読取装置
JP2012208824A (ja) 光学的情報読取装置
JP2005202473A (ja) 光学的シンボル情報読取装置およびposシステム
JP7147811B2 (ja) 情報処理装置、読取装置、操作案内方法及びプログラム
US20090057412A1 (en) Diagnosing malfunction of electro-optical reader
JP5430078B2 (ja) バーコード読取装置及びバーコード読取方法
JP5825141B2 (ja) 光学的情報読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130328

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130624

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5419165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350