JP5419043B2 - 汎用かつら - Google Patents

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Description

本願発明は、使い捨てかつら、とくに定期的にリメイク可能な汎用かつらに関する。
かつらとくに頭部に着用するかつらは毎日使用するものであるため、経時的に劣化する。
一般に普及している手作業の植付けにより製造されたかつらは価格が数十万円と非常に高価であるため、例えば変色や腰折れ等経時的に多少劣化してもそのまま使用することが多い。このため、ただでさえ着用することにコンプレックスのあるユーザにとって、劣化するとかつらであることが判明し易くなるので、さらに着用に抵抗となっていた。
そこで、本願出願人が提案し、商品化にこぎつけた使い捨てをすることができるかつらが我が国だけでなく海外でも好評を博している。
この使い捨てかつらとしては、例えば特許第4009910号がある。
特許文献1によるかつら30は図9(A)に示すような構成となっており、ヘア材31の根部35が極薄ベース33の一面に大きく突出され、この根部35の内側とベース33との間を紫外線(UV)硬化剤からなる接着剤34で強固に固定し、その外側に粘着層37を設けていた。
この粘着層37は粘着力が比較的強くかつ硬い性質の粘着剤からなり、皮膚に装着したとき不測に剥離しないように構成されていた。
また図9(B)に示すように、皮膚20に装着したとき、矢示の如き光の乱反射によるベースのてかり防止、ベース方向への押圧力Fによるヘア材の抜け防止を奏すべく、根部35と他部との間に形成された凹凸38、39が反転する反転現象を惹起するように構成されていた。しかしながら、これにより皮膚との接着は点接着Sとされていた(図7参照)。
このため、着用後の取り外しにおいて、図10に示すように、強い粘着力のため、非常に多くの皮膚20の角質層21が剥離してしまうという難があった。
角質層21の剥離を防止するには、粘着力の比較的弱い粘着剤(以下、「弱い粘着剤」と略称する)を用いるのが効果的であり、本願発明者もこれを試みた。しかしながら、粘着力の比較的強い粘着剤(以下、「強い粘着剤」と略称する)の上に弱い粘着剤を重ねると、弱い粘着剤の粘着力も強力になってしまい、問題の解決にならないことが判明した。
また、点接着に関しては、皮膚20との接着を面状接着とすることによる解決が期待できるところ、この面状接着とするためには、第1粘着層と第2粘着層との間に介在させる層の厚さを比較的厚くすれば根部の突出を吸収できる期待がある。しかしながら、介在層を厚くすると、かつら全体の厚さが大となるため、とくに生際がかつら然となり、見栄えが極端に悪化する難がある。
また、強い粘着剤の場合は、剥離された粘着層の粘着面に付着された角質層21を除去することが実質上できない難がある。
さらに強い粘着剤を用いたかつらの場合は、皮膚20に該強い粘着剤を残存させてしまうリスクがあり、また着用をユーザが自ら行うとき、粘着剤の粘着力が強力であるためベースが縮み、所望の部位に上手く被着させることが困難な場合があった。
このようにかつらの場合は製品厚による制約があるため、粘着力と面状接着の点で相反するような関係にあった。
特許第4009910号
本願発明は上記のような背景において、皮膚にやさしい弱い粘着剤を用いるにもかかわらず、皮膚に面状接着させることを可能とし、これにより長期間使用することができる汎用かつらを供することを目的とする。
また着用動作が容易なかつらを供することをも目的とする。
上記目的達成のため、本願発明による汎用かつらは、ベースと、該ベースに植え付けられたヘア材と、該ヘア材の根部側の面の全部に形成される第1粘着層と、タンク層と、皮膚に接着される第2粘着層とからなり、上記ベースは極薄かつ透湿性のフィルム状素材からなり、上記ヘア材は植付け基端となる根部を上記ベースの一面に密着させて設けるとともに、自由端部を他面側に現出させ、上記根部はヘア材の太さ分だけ上記ベースの一面上に突出してなり、上記第1粘着層は粘着力が比較的強くかつゲル化の程度が比較的大なる性質の粘着剤からなり、上記第2粘着層は粘着力が比較的弱くかつゲル化の程度が比較的小なる性質の粘着剤からなり、上記タンク層は上記ベースと同一のフィルム状素材からなり、上記第1粘着層と上記第2粘着層とを上記タンク層を介して隣り合わせに設け、上記ベース、上記第1粘着層、上記タンク層及び上記第2粘着層の順に積層され、実質的に2次元形状の多層構造体として形成されることを特徴とする。
また、請求項1記載の汎用かつらにおいて、上記ヘア材は自由端部を引張状態において上記ベースに植え付けられることを特徴とする。
また、請求項1記載の汎用かつらにおいて、上記第1粘着層の粘着力は上記第2粘着層の粘着力の約5倍程度であることを特徴とする。
また、請求項1記載の汎用かつらにおいて、上記ヘア材は上記ベースにランダムに植え付けられることを特徴とする。
本願発明によれば、皮膚20に接する第2粘着層が、タンク層を介して、突部の残存する第1粘着層と積層されるから、第1粘着層に残存する根部による突出がタンク層の介在により軽減される。この結果、第2粘着層が皮膚に面状に接着することができ、弱い粘着剤であるにもかかわらず、粘着力が長期間保持される。
またタンク層の介在により、第2粘着層の弱い粘着剤のゲル化の移行が妨げられ、第2粘着層の粘着力が弱いまま長期間維持される。
よって皮膚に接着される粘着剤の粘着力が比較的弱くても皮膚の全面に接着しているから接着保持力が維持され、不測の脱落を防止することができる。
かつらの取外しにおいて、皮膚に接着される第2粘着層の粘着力は比較的弱いので、皮膚の角質層は殆んど剥離されないで済む。
また第2粘着層の粘着力は比較的弱いので、層面に付着される角質層も水洗いにより簡単に除去することができる。これにより粘着面の活性化を図ることができ、複数回の繰返し使用を可能とする。
この種のかつらは極薄のフィルムベースからなり、このベースに強い粘着剤が付与されると、その硬化に伴ないベースフィルムが縮減するところ、本願発明によるベースにはヘア材が植え付けられており、このヘア材が一種の芯材として作用する。しかも、第1粘着層は、ヘア材の植え付けられた上記ベースと、該ベースと同一のフィルム状素材からなるタンク層により積層接着され、サンドイッチ構造となっている。よって比較的強い粘着力を有する第1粘着層による縮減力を規制するので、ベースがくしゃくしゃに縮減するのを防止する。
さらにタンク層がベースと同一のフィルム状素材からなるため、粘着剤との相性が良好であり、この点でもベースが過度に縮減傾向となることを防止し、また水分吸湿性の低下を防止する。
ベースが縮んでいないので、装着の際、取扱いが容易であり、また取外しの際ベースに引張負荷がかかっても伸び過ぎが制約されるので、ハンドリングの容易性がある。
第2粘着層は、その構成面が上記のようなヘア材の芯材作用や多層構造により、3次元的に変形したり縮減したりすることが防止される。よって第2粘着層の除去が容易であり、リメイク可能であり、かつ、リメイクの容易性がある。
本願発明による汎用かつらの実施の形態を示す背面図である。 (A)は本願発明による汎用かつらの一部を拡大した断面図、(B)は(A)のB部を拡大した断面図である。 本願発明に使用するヘア材の横断面図である。 本願発明による汎用かつらの使用状態を示す平面図である。 本願発明による汎用かつらの作業工程を示す説明図である。 本願発明による汎用かつらの効果の説明に使用する皮膚の概略拡大断面図である。 図6の対比例としての概略拡大断面図である。 本願発明による汎用かつらの効果の説明に使用する皮膚の一部を拡大した概略断面斜視図である。 (A)は従来の使い捨てかつらの一部を拡大した断面図、(B)は使用時の反転現象を示す一部拡大断面図である。 従来の汎用かつらの説明に使用する皮膚の一部を拡大した概略断面斜視図である。
次に、実施の形態を示す図面に基づき本願発明による汎用かつらをさらに詳しく説明する。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
本願発明による汎用かつら1は、ベース3と、該ベース3に植え付けられたヘア材5と、該ヘア材5の根部7を点状に固定する紫外線(UV)硬化剤9と、上記根部7の面即ち上記ベース3の裏面全面を上記紫外線(UV)硬化剤9の上から均等な厚さで形成される第1粘着層11と、該第1粘着層11の裏面全面に均等な厚さで形成されるタンク層13と、該タンク層13の裏面全面に均等な厚さで形成され頭部の皮膚20に接着される第2粘着層15とからなり、実質的に2次元形状の積層体として形成される。17は剥離紙であり、第2粘着層15の皮膚20に接着される面に設けられる。22は自毛である。
上記ベース3は、厚さT1が例えば約30μm程度の極薄かつ透湿性のフィルム状素材例えばポリウレタンからなる。上記ヘア材5は、ポリエステル繊維からなり、植付け基端となる根部7を上記ベース3の裏面に密着させて設け、上記ベース3の表面側に自由端部を現出させる。上記ヘア材5は上記ベース3にランダムに植え付けられる。上記根部7はベース3の1本分の太さだけ上記ベース3の裏面に突出してなる。
ヘア材5の直径は、図3に示すように、D1が約0.04mm〜0.05mm、1対としたD2が約0.08mmである。
上記第1粘着層11は、主成分がシリコンとアクリルとの混合からなる粘着剤であって、粘着力が比較的強くかつゲル化の程度が比較的大なるいわゆる硬い性質の粘着剤からなり、厚さT2が上記ベース3厚の倍の約60μmにて形成される。他方、上記第2粘着層15は主成分がシリコンとアクリルとの混合からなる粘着剤であって、粘着力が比較的弱くかつゲル化の程度が比較的小なるいわゆる柔らかい性質の粘着剤からなり、厚さT4が上記第1粘着層11と同厚の約60μmにて形成される。
具体的には、粘着力の程度(引きはがし粘着力)は、第1粘着層11で16.5N/20mm幅程度、第2粘着層15で3N/20mm幅程度である。この粘着力の測定値はJIS Z 0237第10項(粘着力)に準拠し試験板に対する粘着力をいうが、上記JISの粘着力では試験板をステンレス(SUS)板として測定するのに対し、本願発明ではベークライト板を試験板として測定する。「ゲル化」とは粘着剤の接着成分が半固体状に変化することをいい、具体的な指標は、JIS Z 0237第13頁(保持力)を参考にするものの測定が困難であるので、第1粘着層11と第2粘着層15との相対評価とする。
上記タンク層13は上記ベース3と同一のフィルム状素材例えばポリウレタンからなり、厚さT3が上記ベース3と同厚の約30μmにて、上記第1粘着層11と上記第2粘着層15との間に隣り合わせに積層され、サンドイッチ構造に接着されている。
なお、人体の皮膚の角質層21は2週間毎に新陳代謝されると言われている。
本願発明によるかつらは、図4に示すように、自毛のない部分に適用されるとき、とくに効果を発揮する。
次に本願発明による汎用かつら1の製造工程について説明する。ベース3に植え付けられたヘア材5に対し(図5(A))、供給ピン23により紫外線(UV)硬化剤9が点状に付与される(図5(B))。この紫外線(UV)硬化剤9の供給の際、ヘア材5を引張状態として根部7をベース3に密着させる。これにより上記紫外線(UV)硬化剤9は図5(C)に示すように略すべてが根部7の外側に喰み出た状態となり、この状態で根部7はベース3上に突出して固定される。
次いで、強い粘着剤がベース3の全面に供給され、第1粘着層11が形成される。このとき、図2(B)に示すように、ベース3上における根部7の突設状態は解消されていない。
次いで、上記第1粘着層11の全面にタンク層13が積層され、上記第1粘着層11に接着される(図2(A)参照)。
次いで、上記タンク層13の全面に弱い粘着剤が供給され、第2粘着層15が形成される。このとき、図2(B)に示すように、根部7の突設状態は根部7の外側に順次積層された上記タンク層13及び上記第2粘着層15により略解消され、皮膚20に接する粘着面具体的には第2粘着層15が凹凸の殆どない面となる。
上記汎用かつら1を装着するには、剥離紙17を剥離し、装着部位例えば頭部に第2粘着層15を貼り付けることにより行なう。
本実施の形態によれば次の如き作用効果がある。
<1.面状接着による粘着保持力>
まず、第2粘着層15はタンク層13の存在により略フラットな面となっている図2(A)参照)。しかも、タンク層13が透湿性のある素材からなるため、皮膚20に装着中発せられる汗等を吸収し、これにより根部による突出が益々軽減される。
この結果、第2粘着層15が皮膚20に面状に接着することができ、弱い粘着剤であるにもかかわらず、粘着力が長期間保持される。
この点につき、第2粘着層15中のゲル化成分は、汗中の水分が仮に第2粘着層15に移行すると、粘着剤の分子構造が破壊され、容易にゲル化されて粘着力が過度に強くなる。しかしながら本実施の形態によれば、タンク層13が第2粘着層15と第1粘着層11との間に介在することにより、上記ゲル化の移行が阻止されるから、弱い粘着力が長期間保持されるのである。
顕微鏡的視点において、図6に示すように、皮膚20には若干の凹凸があるところ、上記面状接着をする面は極薄の多層構造体であるから、粘着面が皮膚20の凹凸面に対応して自在に密着されるので、装着される皮膚20の全面に接着することができる。
よって皮膚20に接着される粘着剤の粘着力が比較的弱くても皮膚20の全面に接着しているから接着保持力が維持され、不測の脱落を防止することができる。この点につき、図7に示すように粘着層15’が皮膚20に点状にしか接着していないと接着保持力が維持されないので、従来のように粘着層15’の粘着力を比較的強くかつ硬い性質の粘着剤から構成しないと不測に脱落するおそれがある。しかしながら、粘着層15’の粘着力を比較的強くかつ硬い性質の粘着剤から構成すると、図10に示すように非常に多くの皮膚20の角質層21が剥離してしまう。
また汗等水分の存在は粘着力に悪影響を及ぼすところ、第2粘着層15に浸み込んでくる汗等はタンク層13に吸収されるため、第2粘着層15には汗等水分の影響が少なくなり粘着力が保持される。これによっても、比較的弱い粘着力しか有していない第2粘着層15による皮膚20への接着が維持される。
かつらの取外しにおいて、皮膚20に接着される第2粘着層15の粘着力は比較的弱いので、図8に示すように皮膚20の角質層21は殆んど剥離されないで済む。
また第2粘着層15の粘着力は比較的弱いので、層面に付着される角質層21も水洗いにより簡単に除去することができる。これにより粘着面の活性化を図ることができ、複数回(例えば30回程度)の繰返し使用を可能とする。
<2.ハンドリングの容易性>
上記ベース3にはヘア材5が植え付けられており、このヘア材5が一種の芯材として作用する。しかも、第1粘着層11は、ヘア材5の植え付けられた上記ベース3と、該ベース3と同一のフィルム状素材からなるタンク層13により積層接着され、サンドイッチ構造となっている。よって比較的強い粘着力を有する第1粘着層11による縮減力を規制するので、ベース3がくしゃくしゃに縮減するのを防止する。
またタンク層13がベース3と同一のフィルム状素材からなるため、粘着剤との相性がアンバランスとならず、この点でもベース3が過度に縮減傾向となることを防止し、また、水分吸湿性の低下を防止する。
加えて、第1粘着層11は、ヘア材5の植え付けられた上記ベース3と、該ベース3と同一のフィルム状素材からなるタンク層13により積層接着され、サンドイッチ構造となっているため、ベース3が過度に縮減傾向とならない。
よってベース3が縮んでいないので、ユーザによる装着の際、取扱いが容易であり、また取外しの際ベース3に引張負荷がかかっても伸び過ぎが制約されるので、ハンドリングの容易性がある。
<3.リメイクの容易性>
汎用かつら1は、定期的に第2粘着層15を交換することにより再利用可能となる。リメイクの際に第2粘着層15は除去される。
第2粘着層15の除去は、例えば擦り取りの如き物理的な除去である。この除去において、第2粘着層15は、その構成面が上記のようなヘア材5の芯材作用や多層構造により、3次元的に変形したり縮減したりすることが防止される。
よって第2粘着層15の除去が容易であり、リメイク可能であり、かつ、リメイクの容易性がある。
<4.その他の効果>
タンク層13がベース3と同一のフィルム状素材からなり、かつ厚さがベース3と同一であるため、皮膚20に装着した際透過性がある。よってベース3のてかりを防止し、かつらであることの見分けが困難となる効果がある。この点につき、タンク層13がベース3と異素材であったり、厚さが過度に大であったりすると、透過性がアンバランスとなり、かつらであることの判別が容易となる難がある。
本願発明は上記実施の形態に制限されない。例えば、ベース3及びタンク層13の厚さは上記実施の形態よりさらに極薄の例えば10μm程度とすることができる。また上記実施の形態で述べたヘア材5の直径の寸法も一例として理解すべきである。また適用部位は人体の皮膚であれば頭部に限られない。
本願発明による汎用かつらは例えば頭部のかつらとして活用することができる。
1 汎用かつら
3 ベース
5 ヘア材
7 根部
9 紫外線(UV)硬化剤
11 第1粘着層
13 タンク層
15 第2粘着層
17 剥離紙
20 皮膚
21 角質層
22 自毛
23 供給ピン

Claims (4)

  1. ベースと、該ベースに植え付けられたヘア材と、該ヘア材の根部側の面の全部に形成される第1粘着層と、タンク層と、皮膚に接着される第2粘着層とからなり、
    上記ベースは極薄かつ透湿性のフィルム状素材からなり、
    上記ヘア材は植付け基端となる根部を上記ベースの一面に密着させて設けるとともに、自由端部を他面側に現出させ、
    上記根部はヘア材の太さ分だけ上記ベースの一面上に突出してなり、
    上記第1粘着層は粘着力が比較的強くかつゲル化の程度が比較的大なる性質の粘着剤からなり、
    上記第2粘着層は粘着力が比較的弱くかつゲル化の程度が比較的小なる性質の粘着剤からなり、
    上記タンク層は上記ベースと同一のフィルム状素材からなり、
    上記第1粘着層と上記第2粘着層とを上記タンク層を介して隣り合わせに設け、
    上記ベース、上記第1粘着層、上記タンク層及び上記第2粘着層の順に積層され、実質的に2次元形状の多層構造体として形成されることを特徴とする汎用かつら。
  2. 請求項1記載の汎用かつらにおいて、上記ヘア材は自由端部を引張状態において上記ベースに植え付けられることを特徴とする汎用かつら。
  3. 請求項1記載の汎用かつらにおいて、上記第1粘着層の粘着力は上記第2粘着層の粘着力の約5倍程度であることを特徴とする汎用かつら。
  4. 請求項1記載の汎用かつらにおいて、上記ヘア材は上記ベースにランダムに植え付けられることを特徴とする汎用かつら。
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