JP5418803B2 - 全固体電池 - Google Patents

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Description

本発明は、高出力及び長寿命であるとともに安全性が高く、低コストで製造可能な全固体電池に関する。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯電話等のポータブル機器の開発に伴い、その電源としての電池の需要が大幅に拡大している。このような用途に用いられる電池においては、イオンを移動させる媒体として、有機溶媒等の液体の電解質(電解液)が従来使用されている。このような電解液を用いた電池においては、電解液の漏液や発火等の問題を生ずる可能性がある。
このような問題を解消して本質的な安全性を確保するために、液体の電解質に代えて固体電解質を使用するとともに、その他の要素の全てを固体で構成した全固体電池の開発が進められている。かかる全固体電池は、電解質が固体であるために、発火や漏液の心配がなく、また、腐食による電池性能の劣化等の問題も生じ難いものである。なかでも、全固体リチウム二次電池は、容易に高エネルギー密度とすることが可能な二次電池として各方面で盛んに研究が行われている。
関連する従来技術として、LiS−SiS−LiPO等のリチウムイオン伝導性電解質を固体電解質として用いたリチウム二次電池が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、世界的な原材料の高騰や枯渇問題等が叫ばれる昨今、リチウムイオン電池材料を取り巻く環境もその例に漏れず厳しいものになりつつある。そこで、将来的に求められる蓄電デバイス像として、その構成材料自体を材料枯渇の心配のない、より安価な材料とし、且つ安全な構造を有するものへの転換が必要である。
特開平5−205741号公報
本発明は、このような従来の電池の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、原材料の安定的な量と価格を実現するとともに、安全性が高い蓄電デバイスとして、Naをカチオンとした全固体電池を提供することにある。
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、以下の構成とすることによって、上記課題を達成することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、以下に示す全固体電池が提供される。
[1]正極活物質を含有する正極と、負極活物質を含有する負極と、前記正極と前記負極の間に配設される、下記一般式(1)で表される固体電解質を含有する固体電解質層と、を備えた全固体電池であって、前記正極と前記負極の少なくともいずれかが、前記固体電解質を更に含有するものであり、前記正極活物質と前記負極活物質の少なくともいずれかが、下記一般式(2)で表される物質であり、前記正極が前記固体電解質を含有し、且つ前記負極が前記固体電解質を含有しない場合には、前記正極と前記固体電解質層とが、加圧した状態で加熱焼成され、焼成一体化された焼結体であり、前記正極が前記固体電解質を含有せず、且つ前記負極が前記固体電解質を含有する場合には、前記負極と前記固体電解質層とが、加圧した状態で加熱焼成され、焼成一体化された焼結体であり、前記正極、及び前記負極が前記固体電解質を含有する場合には、前記正極、及び前記負極の少なくともいずれかと前記固体電解質層とが、加圧した状態で加熱焼成され、焼成一体化された焼結体である、全固体電池。
Na1+yZr(SiO(PO3−y ・・・(1)
Na(PO ・・・(2)
但し、記一般式(1)中、1≦y<3であり、記一般式(2)中、1≦x≦5である。
]前記負極活物質が、金属ナトリウムである前記[1]に記載の全固体電池。
]前記負極活物質が前記金属ナトリウムである場合に、前記負極が、前記固体電解質層と直接的に接触する状態で配設されている前記[2]に記載の全固体電池。
本発明の全固体電池は、Naをカチオンとした安全性の高い蓄電デバイスであり、原材料が安定的に低価格で供給され得るものである。また、本発明の全固体電池は、高容量、高出力、及び長寿命であるとともに、低コストで製造可能であるといった効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
図1は、本発明の全固体電池の一実施形態を模式的に示す断面図である。図1に示すように、本実施形態の全固体電池10は、正極1、負極2、及びこれらの間に配設される固体電解質層3を備えたものである。なお、正極1には、正極集電体4が電気的に接続されており、負極2には、負極集電体5が電気的に接続されている。また、正極1、負極2、及び固体電解質層3は、積層一体化された状態でケース20内に収納されている。
正極1には、正極活物質31が含有されている。より具体的には、多数の粒子状の正極活物質31の集合体として正極1が構成されている。そして、負極2には、負極活物質32が含有されている。より具体的には、多数の粒子状の負極活物質32の集合体として負極2が構成されている。また、固体電解質層3は、固体電解質33が含有されており、多数の粒子状の固体電解質33の集合体として構成されている。
そして、本実施形態の全固体電池10においては、正極1及び負極2に固体電解質33が含有されている。このように、正極1及び負極2に固体電解質33が含有されていると、高出力であるとともに長寿命化することができる。これは、正極1や負極2を構成する活物質粒子間に固体電解質による三次元的なネットワークが形成されることで、正極活物質や負極活物質と固体電解質との接点となる界面の面積を飛躍的に拡大することが可能となり、その結果、インターカレーションに伴う界面電荷移動抵抗の大幅な低減を実現できるためであると推察される。その上、前記活物質粒子と、固体電解質の間には、共焼時の異相生成が無く、互いの反応性が低いことが確認された。そのため、電解液を用いた従来のリチウムイオン電池等に見られるSEIが生成され難く、長期に渡って安定した状態が維持されると推察される。より具体的には、図1に示すように、粒子状の多数の固体電解質33が、それぞれの電極を構成する粒子状の活物質(正極活物質31、負極活物質32)の粒界において三次元的に接続した状態でそれぞれの電極に含有されていることが好ましい。なお、固体電解質は、正極と負極の一方にのみ含有されていてもよいが、図1に示すように、正極1と負極2の両方に含有されていると、より高出力であるとともに長寿命化することが可能となるために好ましい。
正極に固体電解質が含有される場合において、正極に含有される、正極活物質と固体電解質の質量比は、正極活物質:固体電解質=70:30〜30:70であることが好ましく、正極活物質:固体電解質=70:30〜50:50であることが更に好ましい。正極活物質の割合が少なくなると、単位質量当りのエネルギー密度特性や出力密度特性の観点から、電池特性が低下する傾向にある。一方、70:30よりも正極活物質の割合が多くなると、電極層内の固体電解質によるネットワークが途切れる場合があり、電池特性が低下する傾向にある。
また、負極に固体電解質が含有される場合において、負極に含有される、負極活物質と固体電解質の質量比は、負極活物質:固体電解質=70:30〜30:70であることが好ましく、負極活物質:固体電解質=70:30〜50:50であることが更に好ましい。負極活物質の割合が少なくなると、単位質量当りのエネルギー密度特性や出力密度特性の観点から、電池特性が低下する傾向にある。一方、70:30よりも負極活物質の割合が多くなると、電極層内の固体電解質によるネットワークが途切れる場合があり、電池特性が低下する傾向にある。
全固体電池10の固体電解質層3は、層状(薄膜状)に形成されており、正極1と負極2を隔てるように配置されている。固体電解質層3の厚みは、好ましくは5〜500μm、更に好ましくは5〜50μmである。この固体電解質層3の厚みは、薄ければ薄いほど内部抵抗を抑制する効果が顕著に発揮される。しかしながら、正極と負極の間の電子伝導面では絶縁を維持する機能が必要とされるため、絶縁確保のための最低限の厚みは確保されることが好ましい。固体電解質層を構成する固体電解質は、その化学組成が下記一般式(1)で表されるものである。
Na1+yZr(SiO(PO3−y ・・・(1)
なお、前記一般式(1)中、1≦y<3であり、好ましくはy≒2である。このように、その化学組成が前記一般式(1)で表される、即ち、同一化学組成式中にポリアニオンを二種類(「SiO」と「PO」)同時に含む固体電解質からなる固体電解質層を用いると、高いイオン伝導度を得ることが可能となり、高容量、高出力、及び長寿命な全固体電池とすることができる。後述の実施例においては、特に高温条件下(例えば、80℃以上)において全固体電池として動作することが確認できた。
全固体電池10の正極1の形状は、好ましくは厚み5〜500μm、更に好ましくは20〜100μmの薄膜状である。また、負極2についても正極1と同様に、その形状は、好ましくは厚み5〜500μm、更に好ましくは20〜100μmの薄膜状である。
正極に含まれる正極活物質と、負極に含まれる負極活物質の少なくともいずれかは、その化学組成が下記一般式(2)で表される物質(以下、「電極活物質」ともいう)である。なお、下記一般式(2)中、1≦x≦5である。
Na(PO ・・・(2)
図2は、本発明の全固体電池の他の実施形態を模式的に示す断面図である。図2に示す実施形態の全固体電池50の負極12を構成する負極活物質は、金属ナトリウム42である。即ち、本実施形態の全固体電池50の負極12は、薄膜状の金属ナトリウム42である。このように、特定の正極活物質31と固体電解質33で正極1を形成するとともに、金属ナトリウム42によって負極12を形成することにより、より高容量及び高出力な全固体電池とすることができるために好ましい。なお、金属ナトリウムで負極を形成することにより、得られる全固体電池の容量や出力が向上する理由については、固体電解質(例えば、NASICON電解質材料)を構成する遷移金属であるジルコニウム(Zr)が、負極を構成するナトリウム(Na)と反応し難いためであると推測される。即ち、本発明の全固体電池の固体電解質層を構成する固体電解質は、負極に金属ナトリウムを適用可能な材料である。
図3は、本発明の全固体電池の更に他の実施形態を模式的に示す断面図である。図3に示す実施形態の全固体電池100は、複数の正極11a,11b、及び複数の負極22a,22bを備えるとともに、これらが固体電解質層13a,13bを介在させた状態で積層された積層構造を有するものである。ここで、正極11a,11bには、それぞれ正極集電体14が電気的に接続されている。また、負極22a,22bには、それぞれ負極集電体15が電気的に接続されている。このように、複数の正極11a,11b、複数の負極22a,22b及び複数の固体電解質層13a,13bを備えた、いわゆる積層構造とすることも好ましい態様の一つである。
次に、本発明の全固体電池を製造する方法について、一例を挙げつつ説明する。正極1(図1参照)を作製するには、プレス法、ドクターブレード法、ロールコーター法等の成形方法を用いることができる。プレス法では、粉末状又は粒子状の正極活物質、及び粉末状又は粒子状の固体電解質、更には電子伝導助剤としての粉末状又は粒子状のアセチレンブラックやVGCF等のカーボン材料を金型等に充填し、加圧することで成形体を得る。一方、ドクターブレード法、ロールコーター法では、先ず、正極活物質、固体電解質、カーボン材料、及び熱分解性に優れる種類のバインダー(例えばアクリル系バインダー等)を混合して混合物を得る。次に、得られた混合物にエタノールやトルエン等、バインダーの種類に応じた有機溶剤を適宜添加して正極スラリーを調製する。調製した正極スラリーを、ドクターブレード法、ロールコーター法等の成形方法によって所定厚みの薄膜状又はシート状に成形する。乾燥後、必要に応じて切断等の加工を施し、正極用のグリーンシートを作製することができる。なお、負極、及び固体電解質層についても、上述の正極の場合と同様の操作によって、グリーンシートを作製することができる。
作製した正極、負極、及び固体電解質層のグリーンシートを積層し、焼成して一体化することで、正極1、負極2、及び固体電解質層3を備えた電池焼成体部材を得ることができる。得られた電池焼成体部材に、正極集電体4、及び負極集電体5を配設する。正極集電体4及び負極集電体5を構成する材料としては、例えば、白金(Pt)、白金(Pt)/パラジウム(Pd)、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ITO(インジウム−錫酸化膜)等を挙げることができる。
正極集電体4、及び負極集電体5は、例えば、スパッタリング法、抵抗により蒸着源を加熱して蒸着させる抵抗加熱蒸着法、イオンビームにより蒸着源を加熱して蒸着させるイオンビーム蒸着法、電子ビームにより蒸着源を加熱して蒸着させる電子ビーム蒸着法等の方法によって、正極1及び負極2に配設することができる。正極集電体4と負極集電体5の絶縁を確保しつつケース20に収納すれば、全固体電池10を製造することができる。
以上、正極、負極、及び固体電解質層のグリーンシートをそれぞれ別々に作製した後、これらを積層する作製手順について説明したが、これ以外の手順に従って各層を積層してもよい。例えば、固体電解質層3及び負極2を、正極1上に順次形成しつつ積層してもよい。また、各層を逐次焼成してもよいし、一括焼成してもよい。更に、加圧条件下で焼成(ホットプレス焼成)すると、無加圧条件下で焼成した場合に比して緻密な焼成体を得ることが可能となる。このため、固体電解質と電極活物質間の界面が良好な状態で形成されるとともに、固体電解質どうしもより緻密化され、より内部抵抗の低い全固体電池を形成することが可能となる。
本発明の全固体電池は、その全ての構成要素が、セラミックス等の固体の材料からなるものである。このため、漏液や腐食による電池性能の劣化等の問題も生じ難く、安全性の高い電池である。更に、全ての構成要素を固体の材料としたため、本発明の全固体電池は簡易なプロセスによって作製可能なものであり、低コストで製造することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(電極活物質の合成(固相反応法))
とNaHPOを1:3(モル比)で混合し、アルゴン−水素(水素:5体積%)雰囲気中、900℃で20時間焼成した後、得られた焼成物を粉砕した。焼成から粉砕までを2サイクル実施して、その組成がNa(POで表される電極活物質の材料粉末(以下、単に「NVP材料粉末」ともいう)を得た。得られたNVP材料粉末のXRD測定結果を図4に示す。
(固体電解質の合成(Sol−Gel法))
Si(OC(0.06mol/Lを20.448g)、COH(50mL)、HNO(0.01mol/Lをポリスポイトで1滴滴下)、及びHO(0.96mL)を反応系に投入し、窒素ガス気流下、オイルバスを使用して70℃に加熱して1時間撹拌した。引き続き、Zr(OC(0.06mol/Lを24.290g)を追加投入して5時間撹拌、COH(50mL)を追加投入して30分撹拌、PO(OC(0.03mol/Lを8.267g)を追加投入して12時間撹拌、NaOC(0.09mol/Lを6.812g)を追加投入して1時間撹拌して、前駆体溶液を得た。得られた前駆体溶液を加水分解してゲル化させて1日放置し、ゲルを熟成させた後、120℃で24時間乾燥させた。その後、擂潰し、750℃で5時間仮焼して前駆体粉末を得た。得られた粉末を1000℃で5時間焼成して、その組成がNaZr(SiO(PO)で表される固体電解質の材料粉末(以下、単に「NASICON材料粉末」ともいう)を得た。得られたNASICON材料粉末のXRD測定結果を図5に示す。
[固体電解質と電極活物質の反応性確認]:上述の製法によって得られたNVP材料粉末とNASICON材料粉末を1:1の質量比で混合した混合粉末を、1軸プレス成形によりペレット状に成形した。得られたペレット上の成形体をアルゴン気流下(0.3L/min)にて600℃から900℃まで100℃刻みで各4時間焼成した焼成体ペレットを作製した。作製したそれぞれの焼成体ペレットのXRD測定結果を図13に示す。図13に示す結果から、何れの焼成温度においても電極活物質と固体電解質以外の異相の生成は確認されず、900℃までの共焼が可能であることが確認できた。
(実施例1)
前述の「固体電解質の合成(Sol−Gel法)」で得た前駆体粉末をディスク状に成形した後、1000℃で5時間焼成し、ディスク状の焼成体(焼成体ディスク)を作製した。NVP材料粉末、NASICON材料粉末、及び電子伝導助剤としてのアセチレンブラックを、40:40:20(質量比)の割合で混合して電極粉末を得た。得られた電極粉末に対して、有機溶媒に溶解した有機バインダーを適量添加して電極ペーストを得た。焼成体ディスクの両表面に電極ペーストを、スクリーン印刷により薄膜状に印刷した後、乾燥した。アルゴン気流下(0.3L/min)、5kN/cmの荷重をかけた状態で、700℃、5時間のホットプレス焼成を実施し、固体電解質層の両表面に電極層が形成された焼成体(内部電極体)を得た。この際、正極と負極の電極の比率を、正:負=1:3(質量比)とした。得られた内部電極体の両表面に、Ptをスパッタして集電体層(Pt層、厚み:50nm)を形成した。120℃で12時間真空乾燥を行った後、アルゴン雰囲気のグローブボックス内でコインセルに封入して全固体電池(実施例1)を得た。
[交流インピーダンスの測定(1)]:蘭国Ecochemie社製のPGSTAT30 AUTOLABにFRA2インピーダンスアナライザーを用い、測定環境はespec社製の恒温槽を用い、組立直後(25℃)の実施例1の全固体電池の交流インピーダンスを測定した。測定周波数は、1MHzから10mHzまでとし、測定信号電圧を10mVとした。結果を図6に示す。
[充放電特性の評価(1)]:C.C.C.V.(Constant Current Constant Voltage)方式にて充放電を行い、組立直後(25℃)の実施例1の全固体電池の充放電特性を評価した。得られた容量特性は正極活物質量にて算出した。具体的には、充電特性は、定電流50μA/cmにて1.85Vカットオフまで充電後、1.85V定電圧にて1μA/cmの電流値まで充電した際の容量(mAhg−1)を測定することで評価した。一方、放電特性は、定電流50μA/cmにて0Vカットオフまで放電後、0V定電圧にて1μA/cmの電流値まで放電した際の容量(mAhg−1)を測定することで評価した。結果を図7に示す。
[交流インピーダンスの測定(2)]:蘭国Ecochemie社製のPGSTAT30 AUTOLABにFRA2インピーダンスアナライザーを用い、測定環境はespec社製の恒温槽を用い、80℃の温度条件下で10サイクルの充放電を行った後の実施例1の全固体電池の交流インピーダンスを測定した。測定周波数は、1MHzから10mHzまでとし、測定信号電圧を10mVとした。結果を図8に示す。
[充放電特性の評価(2)]:C.C.C.V.(Constant Current Constant Voltage)方式にて充放電を行い、80℃の温度条件下で10サイクルの充放電を行った後の実施例1の全固体電池の充放電特性を評価した。具体的には、充電特性は、定電流50μA/cmにて1.85Vカットオフまで充電後、1.85V定電圧にて1μA/cmの電流値まで充電した際の容量(mAhg−1)を測定することで評価した。一方、放電特性は、定電流50μA/cmにて0.01Vカットオフまで放電後、0.01V定電圧にて1μA/cmの電流値まで放電した際の容量(mAhg−1)を測定することで評価した。結果を図9に示す。また、充放電のサイクル(回)に対して、放電容量(mAhg−1)をプロットしたグラフを図10に示す。
(実施例2)
前述の「固体電解質の合成(Sol−Gel法)」で得た前駆体粉末をディスク状に成形した後、1000℃で5時間焼成し、ディスク状の焼成体(焼成体ディスク)を作製した。NVP材料粉末、NASICON材料粉末、及び電子伝導助剤としてのアセチレンブラックを、40:40:20(質量比)の割合で混合して電極粉末を得た。得られた電極粉末に対して、有機溶媒に溶解した有機バインダーを適量添加して電極ペーストを得た。焼成体ディスクの一方の表面に電極ペーストを、スクリーン印刷により薄膜状に印刷した後、乾燥した。アルゴン気流下(0.3L/min)、5kN/cmの荷重をかけた状態で、700℃、5時間のホットプレス焼成を実施し、固体電解質層の一方の表面に電極層が形成された焼成体(片面電極焼成体)を得た。得られた片面電極焼成体の電極層の表面に、Ptをスパッタして集電体層(Pt層、厚み:50nm)を形成した後、120℃で12時間真空乾燥を行った。アルゴン雰囲気のグローブボックス内で、他方の表面(焼成体ディスクの研磨面)に金属ナトリウムの薄膜(厚み:約1mm)を貼付した後、コインセルに封入して全固体電池(実施例2)を得た。
[充放電特性の評価(3)]:C.C.C.V.(Constant Current Constant Voltage)方式にて充放電を行い、組立直後の実施例2の全固体電池の、80℃の温度条件下における充放電特性を評価した。具体的には、充電特性は、定電流50μA/cmにて3.6Vカットオフまで充電後、3.6V定電圧にて1μA/cmの電流値まで充電した際の容量(mAhg−1)を測定することで評価した。一方、放電特性は、定電流50μA/cmにて1.5Vカットオフまで放電後、1.5V定電圧にて1μA/cmの電流値まで放電した際の容量(mAhg−1)を測定することで評価した。結果を図11に示す。
(考察)
図6に示す結果と図8に示す結果を比較すると、実施例1の全固体電池は、高温環境下(80℃)では、室温環境下に比して交流インピーダンスが大幅に低下していることが確認できる。また、図7に示す結果と図9に示す結果を比較してすると、実施例1の全固体電池は、高温環境下(80℃)で充放電容量が増加し、電池としての充放電動作がスムーズに行われていることが確認できる。即ち、実施例1の全固体電池は、高温環境下で電池特性が向上し、電池として明確に動作可能となることが明らかとなった。
一方、図11に示す結果から、金属ナトリウムで負極を構成した実施例2の全固体電池も、高温環境下(80℃)であれば、実施例1の全固体電池と同様に充放電することが明らかとなった。なお、実施例2の全固体電池は、金属ナトリウムで負極を構成したために、電池電位が3V超まで上昇した。
なお、充放電特性評価後の実施例2の全固体電池を分解して負極(金属ナトリウム)を剥離し、負極に接していた焼成体ディスク(固体電解質層)の面をエタノール洗浄した。得られた焼成体ディスクの金属ナトリウムに接していた面のXRD測定を行った。XRD測定結果を図12に示す。
図12に示すように、実施例2の全固体電池を構成していた固体電解質層の金属ナトリウムに接していた面は、NASICON材料に由来するピーク以外の異相は認められなかった。これは、NASICON材料を構成するジルコニア(Zr)が、遷移金属元素であり、金属ナトリウム等の金属とは反応し難いためであるものと推測される。以上より、NASICON電解質材料は、金属ナトリウムを負極の構成材料として適用可能な材質であることが明らかとなった。従って、NASICON電解質材料を用いて構成した固体電解質層と、金属ナトリウムを用いて構成した負極と、を組み合わせることで、高容量であるとともに高出力の全固体電池を提供可能であることが判明した。
本発明の全固体電池は、ポータブル機器用電池、ICカード内蔵用電池、インプラント医療器具用電池、基板表面実装用電池、太陽電池をはじめとする他の電池と組み合せて用いられる電池(ハイブリッド電源用電池)等として好適である。
本発明の全固体電池の一実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明の全固体電池の他の実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明の全固体電池の更に他の実施形態を模式的に示す断面図である。 電極活物質(NVP材料粉末)のXRDの測定結果を示すチャートである。 固体電解質(NASICON材料粉末)のXRDの測定結果を示すチャートである。 実施例1の全固体電池(室温下)の交流インピーダンスの測定結果を示すグラフである。 実施例1の全固体電池(室温下)の充放電特性を評価した充放電波形を示すグラフである。 実施例1の全固体電池(80℃環境下、充放電サイクル10サイクル経過後)の交流インピーダンスの測定結果を示すグラフである。 実施例1の全固体電池(80℃環境下)の充放電特性を評価した充放電波形を示すグラフである。 実施例1の全固体電池の、充放電のサイクル(回)毎の放電容量(mAhg−1)をプロットしたグラフである。 実施例2の全固体電池の、80℃の温度条件下における充放電特性を評価した充放電波形を示すグラフである。 実施例2の充放電特性評価後の全固体電池を分解して得られた固体電解質層の、金属ナトリウムとの接触面のXRD測定結果を示すチャートである。 NVP材料粉末とNASICON材料粉末を含む成形体を焼成して得られた焼成体ペレットのXRD測定結果を示すチャートである。
符号の説明
1,11a,11b:正極、2,12,22a,22b:負極、3,13a,13b,13c:固体電解質層、4,14:正極集電体、5,15:負極集電体、10,50,100:全固体電池、20:ケース、31:正極活物質、32:負極活物質、33:固体電解質、42:金属ナトリウム

Claims (3)

  1. 正極活物質を含有する正極と、負極活物質を含有する負極と、前記正極と前記負極の間に配設される、下記一般式(1)で表される固体電解質を含有する固体電解質層と、を備えた全固体電池であって、
    前記正極と前記負極の少なくともいずれかが、前記固体電解質を更に含有するものであり、
    前記正極活物質と前記負極活物質の少なくともいずれかが、下記一般式(2)で表される物質であり、
    前記正極が前記固体電解質を含有し、且つ前記負極が前記固体電解質を含有しない場合には、前記正極と前記固体電解質層とが、加圧した状態で加熱焼成され、焼成一体化された焼結体であり、
    前記正極が前記固体電解質を含有せず、且つ前記負極が前記固体電解質を含有する場合には、前記負極と前記固体電解質層とが、加圧した状態で加熱焼成され、焼成一体化された焼結体であり、
    前記正極、及び前記負極が前記固体電解質を含有する場合には、前記正極、及び前記負極の少なくともいずれかと、前記固体電解質層とが、加圧した状態で加熱焼成され、焼成一体化された焼結体である、全固体電池。
    Na1+yZr(SiO(PO3−y ・・・(1)
    Na(PO ・・・(2)
    (但し、上記一般式(1)中、1≦y<3であり、上記一般式(2)中、1≦x≦5である)
  2. 前記負極活物質が、金属ナトリウムである請求項1に記載の全固体電池。
  3. 前記負極活物質が前記金属ナトリウムである場合に、
    前記負極が、前記固体電解質層と直接的に接触する状態で配設されている請求項2に記載の全固体電池。
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