JP5418605B2 - 静電誘導型発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、環境振動を利用して発電させる振動発電装置などとして用いることのできる静電誘導型発電装置に関する。
従来、互いに対向した状態を保ったまま、相対的に移動可能に構成された一対の基板を備え、一対の基板の一方に複数のエレクトレットが並べて配置され、他方に一対の電極を一組とする複数組の電極が並べて配置された静電誘導型発電装置が知られている。かかる装置によれば、一対の基板の相対的な移動により、一対の電極のうちの一方の電極とエレクトレット間の静電容量と、他方の電極とエレクトレット間の静電容量がそれぞれ変化するため、その変化分が電力として出力される。
かかる静電誘導型発電装置においては、一対の基板の対向する方向におけるエレクトレットと一対の電極との間の間隔が、発電性能に大きく影響する。そのため、この間隔の精度を高めることが発電性能を向上させるために重要となる。そこで、従来、一対の基板のうちの一方を支持する支持部材と、他方を支持する支持部材との間の間隔を調整する部材を備えた技術が知られている(特許文献1参照)。
かかる技術について図12を参照して説明する。図12は従来例に係る静電誘導型発電装置の模式的断面図である。この静電誘導型発電装置200は、一対の基板(それぞれ、第1基板220、第2基板230と称する)を備えている。第1基板220には複数のエレクトレットが並べて配置され、第2基板230には一対の電極を一組とする複数組の電極が並べて配置されている。そして、第1基板220は第1支持部材211側に支持されており、第2基板230は第2支持部材212に支持されている。また、第1基板220は基板表面に対して平行な方向に移動可能に構成されており、第1基板220と第2基板230とが互いに対向した状態を保ったまま、これらの相対的な移動を可能としている。
そして、この静電誘導型発電装置200においては、第1支持部材211と、第2支持部材212に固定された第2基板230との間の間隔を調整するための調整部材240が設けられている。この技術によれば、第1支持部材211と、第2支持部材212に固定された第2基板230との間に調整部材240が配置された状態で、ボルト250により、これらが固定されることによって、上記の間隔が調整されるように構成されている。
しかしながら、上記の通り、発電性能に影響するのは、一対の基板の対向する方向におけるエレクトレットと一対の電極との間の間隔である。エレクトレットの厚みのバラツキと、一対の電極の厚みのバラツキを無視できるとすると、一対の基板の対向面間の距離が発電性能に影響することになる。
そのため、上記の従来例の場合には、発電性能に影響を与える間隔への誤差伝播が大きいという問題がある。すなわち、上記の従来例においては、第1支持部材211と、第2基板230との間の間隔が調整される。従って、第1基板220と第2基板230との対向面間の距離の精度に影響する寸法誤差は、調整部材240の寸法誤差と、第1支持部材211の寸法誤差と、第1基板220の厚みの寸法誤差である。
ここで、静電誘導型発電装置においては、一対の基板の対向する方向におけるエレクトレットと一対の電極との間の間隔は、例えば70μm程度であり、一対の基板の対向面間の距離は例えば85μm程度となる。一方、エレクトレット等が形成されるガラス基板の厚みについては、一般的に、所望の厚みに対して公差が±50μmとなる。
従って、上記の従来例の場合には、第1基板220の厚みの寸法誤差が、一対の基板の対向面間の距離の精度に影響を与えてしまうため、当該距離の調整に手間がかかってしまう。つまり、例えば、調整部材240の長さが異なるものを多数種類用意しなければならないとか、製品毎に、調整部材240の長さを調整しなければならなくなってしまう。
特開2009−148124号
J.Boland, Y.H.Chao, Y.Suzuki, Y.C.Tai, Proc. 16th IEEE Int. Conf. MEMS 2003, pp.538−541
本発明の目的は、一対の基板の対向面間の距離の精度を容易に高めることのできる静電誘導型発電装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の静電誘導型発電装置は、
互いに対向した状態を保ったまま、相対的に移動可能に構成された第1基板及び第2基板と、
第1基板に設けられるエレクトレットと、
第2基板における前記エレクトレットと対向する面側に設けられる第1電極及び第2電極と、
第1基板と第2基板とを収納する筐体と、
を備え、
第1基板と第2基板の相対的な位置の変化に伴って、前記エレクトレットと第1電極との位置関係、及び前記エレクトレットと第2電極との位置関係がそれぞれ変化することによって、前記エレクトレットと第1電極との間の静電容量、及び前記エレクトレットと第2電極との間の静電容量がそれぞれ変化することで電力が出力される静電誘導型発電装置において、
第1基板と第2基板の対向面間の距離を一定にするための規定部材を備えると共に、
前記筐体には、
第1基板と第2基板のうちの一方の基板における他方の基板に対する対向面側が固定され、かつ該一方の基板における前記対向面に対する垂直方向の位置決め基準となる第1基準面と、
前記規定部材が摺動可能な状態で接触し、かつ該規定部材における前記対向面に対する垂直方向の位置決め基準となる第2基準面と、が設けられており、
前記規定部材は、前記他方の基板における前記一方の基板に対する対向面側に対して摺動可能な状態で接触していることを特徴とする。
本発明によれば、第1基板と第2基板との対向面間の距離の精度に影響する寸法誤差を、規定部材の寸法誤差と筐体の寸法誤差のみにすることができる。これにより、第1基板と第2基板との対向面間の距離に対して、基板の厚みの寸法誤差の影響をなくすことができる。
前記規定部材は、前記他方の基板の移動に連動して回転する回転部材であるとよい。
これにより、第1基板と第2基板の対向面間の距離を一定に保ちつつ、移動する側の基板(他方の基板)の移動を円滑に行わせることができる。
前記回転部材は、球状部材であってもよいし、ローラであってもよい。
前記筐体には、前記回転部材が転動可能となるように該回転部材を案内するガイド溝が設けられており、該ガイド溝の底面が前記第2基準面であるとよい。
これにより、規定部材(回転部材)の摺動抵抗を軽減できる。
前記一方の基板は、前記対向面に対する垂直方向に見て四角形であり、前記第1基準面は、該一方の基板の4隅にそれぞれ設けられているとよい。
これにより、一方の基板は安定的に支持される。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、一対の基板の対向面間の距離の精度を容易に高めることができる。
図1は本発明の実施例1に係る静電誘導型発電装置の模式的断面図である。 図2は本発明の実施例1に係る静電誘導型発電装置の模式的断面図である。 図3は本発明の実施例1に係る静電誘導型発電装置の主要部の模式的断面図である。 図4は本発明の実施例1に係る静電誘導型発電装置の模式的断面図である。 図5は本発明の実施例1に係る静電誘導型発電装置の発電原理を説明する図である。 図6は本発明の実施例1に係る静電誘導型発電装置の出力電圧を示す図である。 図7は電極間隔と発電量の比の関係を示すグラフである。 図8は本発明の実施例2に係る静電誘導型発電装置の模式的断面図である。 図9は本発明の実施例2に係る静電誘導型発電装置の部分拡大断面図である。 図10は本発明の実施例3に係る静電誘導型発電装置の模式的断面図である。 図11は本発明の実施例3に係る静電誘導型発電装置の模式的断面図である。 図12は従来例に係る静電誘導型発電装置の模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図7を参照して、本発明の実施例1に係る静電誘導型発電装置について説明する。
<静電誘導型発電装置の全体構成>
特に、図1〜図4を参照して、本発明の実施例1に係る静電誘導型発電装置の全体構成を説明する。図1は本実施例に係る静電誘導型発電装置における模式的断面図であり、装置内部を上面側から見た図である。図2は本実施例に係る静電誘導型発電装置における模式的断面図であり、図1におけるAA断面に相当する図である。図3は本実施例に係る静電誘導型発電装置の主要部の模式的断面図であり、図1におけるBB断面(筐体等を除く)に相当する図である。図4は本実施例に係る静電誘導型発電装置における模式的断面図であり、図1におけるCC断面に相当する図である。
本実施例に係る静電誘導型発電装置100は、筐体110と、筐体110の内部に収納される第1基板120及び第2基板130とを備えている。第1基板120と、第2基板130は、互いに対向した状態を保ったまま、相対的に移動可能に構成されている。
第1基板120は、樹脂材料等により構成されるベース基板121と、ベース基板121上に設けられるガラス基板122とを備えている。第2基板130も同様に、樹脂材料等により構成されるベース基板131と、ベース基板131上に設けられるガラス基板132とを備えている。
そして、第1基板120における第2基板130との対向面側、すなわち、ガラス基板122の表面には、それぞれ導電体上に形成された複数のエレクトレット123と、いずれも接地された複数のガード電極124が、交互に並ぶように配置されている(図3参照)。なお、図2及び図4においては、エレクトレット123及びガード電極124は省略している。本実施形態においては、エレクトレット123はマイナスの電荷を半永久的に保持するように構成されている。
また、第2基板130おける第1基板120との対向面側、すなわち、ガラス基板132の表面には、一対の電極(第1電極133と第2電極134と称する)を一組とする複数組の電極が並べて配置されている(図3参照)。なお、図2においては、第1電極133及び第2電極134は省略している。各組に備えられた複数の第1電極133は互いに電気的に接続されており、かつ複数の第2電極134も電気的に接続されている。
そして、本実施例においては、第2基板130は筐体110に固定されている。これに対して、第1基板120は、その両端がそれぞれバネ141,142によって固定されており、筐体110に対して、移動(振動)するように構成されている。これにより、第1基板120と、第2基板130は、互いに対向した状態を保ったまま、相対的に移動可能に構成されている。なお、複数のエレクトレット123及びガード電極124は、第1基板120と第2基板130との相対的な移動方向に対して交互に並ぶように構成されている。また、第1電極133と第2電極134は、第1基板120と第2基板130との相対的な移動方向に対して交互に並ぶように構成されている。
また、第1基板120と第2基板130は、互いに対向した状態で、かつ互いに平行な状態を保ったまま、つまり対向する面の間隔が一定の状態を保ったまま、相対的に移動可能に構成されている。ここで、背景技術の中でも説明したように、一対の基板の対向する方向におけるエレクトレットと一対の電極との間の間隔の精度を高めることが発電性能を向上させるために重要となる。一般的に、エレクトレット123や各種電極の厚みの精度を高くすることは容易であるため、一対の基板の対向面間の距離を如何に高めるかが重要である。そこで、本実施例に係る静電誘導型発電装置100においては、第1基板120と第2基板130の対向面間の距離の精度を容易に高めることができるように構成している。以下、第1基板120と第2基板130の位置決めに関して詳細に説明する。
<第1基板と第2基板の位置決め>
以下の説明において、第1基板120と第2基板130の対向面に対する垂直方向を、説明の便宜上、対向方向と称する。なお、当該対向方向は、図1においては紙面に垂直な方向に相当し、図2〜図4においては図中上下方向に相当する。
また、第1基板120及び第2基板130は、いずれも対向方向に見て、四角形の基板である。
本実施例に係る静電誘導型発電装置100は、第1基板120と第2基板130の対向面間の距離を一定にするために、規定部材としての回転部材である球状部材151が設けられている。この球状部材151の具体的な例としては、鋼球(金属製の球)やセラミック製の球を挙げることができる。
そして、本実施例に係る筐体110には、第2基板130が固定されると共に、この第2基板130の位置決め基準となる第1基準面111が設けられている。この第1基準面111は、第2基板130の4隅を位置決めした状態で支持するために、4箇所に設けられている。第2基板130を筐体110に固定する場合には、第2基板130における第1基板120に対する対向面側(つまりガラス基板132)の4隅を、4箇所の第1基準面111に密着させた状態で固定する。これにより、第2基板130における対向方向の位置決めがなされる。なお、具体的な固定方法に関しては、接着やネジ締結など、適宜の公知技術を採用し得る。
また、筐体110には、球状部材151が摺動可能かつ転動可能な状態で、球状部材151を案内するガイド溝112が設けられている。このガイド溝112は、第1基板120の移動方向の両側及び前後の4箇所に設けられている。また、これら4箇所のガイド溝112は、いずれも第1基板120の移動方向に伸びるように設けられている。そして、これら4箇所のガイド溝112に、それぞれ1個ずつ球状部材151が配置される。それぞれの球状部材151は、ガイド溝112の底面に摺動かつ転動するように構成されている。これにより、球状部材151の対向方向における位置決めがなされている。つまり、ガイド溝112の底面が、球状部材151の対向方向における位置決め基準となる第2基準面112aとなっている。なお、ガイド溝112の溝幅は、球状部材151の転動を妨げないように、球状部材151の径に対して、所定のクリアランス分だけ広くなるように構成されている。
このように4箇所のガイド溝112にそれぞれ配置された4個の球状部材151に接触するように、第1基板120が設けられている。第1基板120においては、第2基板130に対する対向面側(つまりガラス基板122)が、4個の球状部材151に対して摺動可能な状態で接触している。これにより、第1基板120の移動に連動して、4個の球状部材151は、それぞれが配置されているガイド溝112内において、ガイド溝112に沿って転動する。
以上のような構成により、第1基板120と第2基板130との対向面間の距離の精度が高められている。また、第1基板120が移動(振動)する場合には、第1基板120と第2基板130は、互いに対向した状態で、かつ互いに平行な状態を保ったまま、つまり対向する面の間隔が一定の状態を保ったまま、相対的に移動する。
<発電原理>
図5及び図6を参照して、本発明の実施例に係る静電誘導型発電装置の発電原理について説明する。なお、図5は第1基板120と第2基板130について簡易的に示したもので、説明の便宜上、エレクトレット123、ガード電極124、第1電極133及び第2電極134は、一つずつのみ示している。
第1基板120が移動することによって、第1基板120と第2基板130の相対的な位置関係が変化する。これに伴って、エレクトレット123と第1電極133との位置関係、及びエレクトレット123と第2電極134との位置関係もそれぞれ変化する。図5(a)はエレクトレット123の全面と、第1電極133の全面が対向した状態であって、エレクトレット123と第2電極134は全く対向していない状態を示している。図5(b)はエレクトレット123と第1電極133は全く対向していない状態であって、エレクトレット123の一部と第2電極134の一部が対向した状態を示している。図5(c)はエレクトレット123の全面と、第2電極134の全面が対向した状態であって、エレクトレット123と第1電極133は全く対向していない状態を示している。
図5(a)に示す状態では、エレクトレット123と第1電極133との間の静電容量が最大となる。このとき、エレクトレット123と第2電極134との間の静電容量も存在し得る。そして、図5(c)に示す状態では、エレクトレット123と第2電極134との間の静電容量が最大となる。このとき、エレクトレット123と第1電極133の間の静電容量も存在し得る。このように、第1基板120の移動によって、エレクトレット123と第1電極133との間の静電容量、及びエレクトレット123と第2電極134との間の静電容量がそれぞれ変化する。
図5(b)は、図5(a)に示す状態から図5(c)に示す状態に移行する途中の状態を示している。この移行の過程においては、エレクトレット123と第1電極133との間の静電容量は低下し、エレクトレット123と第2電極134との間の静電容量は上昇する。したがって、第1電極133と第2電極134は、負荷160を介して電気的に繋がっているため、第1電極133から第2電極134に向かって、プラスの電荷が移動する。このようにして電力が発生する。
図5(a)に示す状態と図5(c)に示す状態が交互に一定の周期で変動する(第1基板120が一定の周期で振動する(往復移動する))場合における経過時間tに対する出力電圧Vの変動を示したグラフを図6に示す。図中、t1は図5(a)に示す状態の時に相当し、t2は図5(c)に示す状態の時に相当する。
ここで、この図6に示すように、安定した出力電圧が得られるように、出力電圧は高電圧と低電圧の中心が0(V)となるようなカーブを描くのが望ましい。本実施例においては、ガード電極124を設けることにより、出力電圧の高電圧と低電圧の中心を0(V)とすることを可能としている。すなわち、例えば、図5(a)に示すように、エレクトレット123と第1電極133が対向し、かつ接地されたガード電極124と第2電極134が対向した状態においては、キルヒホッフの法則により、第2電極134の電位は0(V)となる。図5(c)に示す状態では、第1電極133とガード電極124(この図では省略している)が対向した状態となり、第1電極133の電位は0(V)となる。したがって、図6に示すような出力電圧のカーブを得ることができ、安定した出力電圧を得ることができる。なお、ガード電極については、接地させない構成を採用することも可能である。ガード電極を接地させない場合でも、第1電極や第2電極との間で静電容量を形成するため、ガード電極を設けない場合に比して、電圧(発電量)を安定させることができる。ただし、ガード電極を接地させた方が、上記の通り、高電圧と低電圧の中心を0(V)とすることができるため、より一層、電圧(発電量)を安定させることができる。
<本実施例の優れた点>
本実施例に係る静電誘導型発電装置100によれば、第1基板120と第2基板130との対向面間の距離の精度に影響する寸法誤差を、規定部材である球状部材151の寸法誤差と筐体110の寸法誤差のみにすることができる。これにより、第1基板120と第2基板120との対向面間の距離に対して、基板の厚みの寸法誤差の影響をなくすことができる。
樹脂成形等により得られる筐体110や、鋼球などにより構成される球状部材151は寸法精度を高くすることができる。例えば、樹脂成形によって筐体110を作製する場合、第1基準面111と第2基準面112aとの間の対向方向の距離は、所望の寸法に対して公差を±8μmにすることができる。また、球状部材151として鋼球を採用した場合には、その公差を±1μm以下にすることができる。従って、本実施例に係る静電誘導型発電装置100によれば、第1基板120と第2基板130との対向面間の距離の精度に影響する寸法誤差は、多めに見積もっても±10μm以下にすることができる。
これに対して、第1基板120に備えられるガラス基板122や第2基板130に備えられるガラス基板132は、所望の寸法(厚み)に対して公差が±50μmである。静電誘導型発電装置100においては、対向方向におけるエレクトレット123と第1電極133及び第2電極134との間の間隔は、例えば70μm程度であり、第1基板120と第2基板130との対向面間の距離は例えば85μm程度となる。従って、本実施例により、第1基板120と第2基板120との対向面間の距離に対して、基板の厚みの寸法誤差の影響をなくすことができたことで、当該距離の精度を高めることが可能となる。
この点について、図7を参照して、更に詳しく説明する。図7は上下基板の電極間隔(本実施例においては、エレクトレット123と第1電極133及び第2電極134との間の対向方向の距離に相当)と、発電量比との関係を示したものである。なお、発電量比は、上下基板の電極間隔が65μmのときの発電量を1とした比である。
例えば、上下基板の電極間隔を70μmに設定した場合、ガラス基板の寸法誤差(±50μm)が影響すると、グラフ中Yで示す範囲でばらつきが生じるため、発電量比は安定しない。従って、基板間隔の調整が大変となる。これに対して、本実施例のように、第1基板120と第2基板130との対向面間の距離の精度に影響する寸法誤差は±10μm以下とすることができる。従って、本実施例の場合には、ばらつきを、グラフ中Xで示す範囲にすることができ、発電量比を安定させることができる。従って、従来例の場合のように、調整部材240の長さが異なるものを多数種類用意しなければならないとか、製品毎に、調整部材240の長さを調整しなければならなくなってしまうということはない。
なお、一対の基板の間隔と、発電量との関係について簡単に説明する。一対の電極がいずれも同一材料からなる同一の構成であり、また、一対の基板が一定の振動周波数fで振動するように相対的な移動(往復移動)をした場合、Bolandらによれば、最大出力電力Pmaxは、
Pmax=σ2nAf÷[2(εeε0/d)×((εeg/d)+1)]
となる。なお、σはエレクトレットの表面電荷密度、nは[一対の基板の振幅÷エレクトレットのピッチ]、Aはエレクトレットと電極が重なり合う最大面積、εeはエレクトレットの比誘電率、dはエレクトレットの厚み、ε0は真空の誘電率、gはエレクトレット表面と対向電極表面との間隔である(非特許文献1参照)。
また、本実施例においては、第1基板120の移動に連動して、球状部材151がガイド溝112の底面である第2基準面112a上を転がるように構成されている。従って、第1基板120と球状部材151との間、及び球状部材151と第2基準面112aとの間での摺動抵抗を可及的に小さくすることができ、第1基板120を円滑に移動させることができる。これにより、小さな振動でも第1基板120は移動(振動)するので、発電効率を高めることができる。
また、第2基板130を4隅で固定する構成を採用しているので、発電を行わせるための領域(第1電極133及び第2電極134が設けられている領域)への影響を抑制しつつ、第2基板130を安定的に支持することができる。
(実施例2)
図8及び図9には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、規定部材としての回転部材である球状部材がガイド溝に沿って転動する構成を示したが、本実施例においては、球状部材は一定の位置で回転し、転動しない場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図8は本実施例に係る静電誘導型発電装置における模式的断面図であり、装置内部を上面側から見た図である。図9は本実施例に係る静電誘導型発電装置における球状部材の付近の拡大断面図であり、第1基板120の移動方向に平行な断面を示している。
本実施例に係る筐体110には、球状部材151が摺動可能な状態で、球状部材151の位置決めを行う位置決め穴113が設けられている。この位置決め穴113は、第1基板120の移動方向の両側及び前後の4箇所に設けられている。そして、これら4箇所の位置決め穴113に、それぞれ1個ずつ球状部材151が配置される。それぞれの球状部材151は、位置決め穴113の底面に摺動するように構成されている。これにより、球状部材151の対向方向における位置決めがなされている。つまり、位置決め穴113の底面が、球状部材151の対向方向における位置決め基準となる第2基準面113aとなっている。なお、位置決め穴113の前後方向(第1基板120の移動方向)の距離及び幅は、球状部材151の回転を妨げないように、球状部材151の径に対して、所定のクリアランス分だけ広くなるように構成されている。
このように4箇所の位置決め穴113にそれぞれ配置された4個の球状部材151に接触するように、第1基板120が設けられている。第1基板120においては、第2基板130に対する対向面側(つまりガラス基板122)が、4個の球状部材151に対して摺動可能な状態で接触している。これにより、第1基板120の移動に連動して、4個の球状部材151は、それぞれが配置されている位置決め穴113内にて回転する。
以上のように、上記実施例1では球状部材151が転動するのに対して本実施例では球状部材が回転するのみである点を除き、本実施例に係る静電誘導型発電装置100の場合にも、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。なお、上記実施例1の場合には、4個の球状部材151による第1基板120に対する支持する位置が変化し得るのに対して、本実施例の場合には変化しないため、より安定的な支持が可能であるという利点がある。また、位置決め基準となる第2基準面に関しては、寸法精度を高める必要がある。そのため、上記実施例1のように溝の底面を第2基準面とする場合に比して、穴の底面を第2基準面とするほうが、第2基準面のサイズを小さくできるので、寸法精度をより高められるという利点がある。特に、筐体を樹脂成形により作製する場合には、反りの影響も考慮しなければならないため、穴の底面を第2基準面とするほうが、作製が容易となる。更に、凹んだ部分の領域が、溝よりも穴のほうが狭いため、筐体の強度も穴の場合のほうが強いという利点もある。また、組立時において、溝に球状部材を配置しただけの状態では球状部材が溝内を転がってしまうのに対して、穴に球状部材を配置した場合には球状部材は転がらないため、本実施例の場合の方が、組立作業が容易となる利点もある。
(実施例3)
図10及び図11には、本発明の実施例3が示されている。上記実施例1では、規定部材としての回転部材が球状部材である場合を示したが、本実施例においては、回転部材がローラの場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10は本実施例に係る静電誘導型発電装置における模式的断面図であり、装置内部を上面側から見た図である。図11は本実施例に係る静電誘導型発電装置における模式的断面図であり、図10におけるAA断面に相当する図である。
本実施例においては、ガイド溝112に配置される規定部材としての回転部材がローラ152である。このように、回転部材が球状部材ではなくローラであることを除いては、上記実施例1に示す構成と同一である。
なお、ローラ152の素材としては、金属やセラミックを好適に採用することができる。また、ガイド溝112の溝幅は、ローラ152の転動を妨げず、かつローラ152のスキューを抑制できる程度に、球状部材151の径に対して、所定のクリアランス分だけ広くなるように構成されている。
以上のように構成された本実施例に係る静電誘導型発電装置100の場合にも、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。なお、回転部材としてローラを用いる場合においても、上記実施例2の場合と同様に、位置決め穴内に位置決めさせる構成を採用してもよい。
(その他)
上記実施例においては、第1基板120を筐体110に対して可動に構成し、第2基板130を筐体110に対して固定させる構成を採用することで、第1基板と第2基板が相対的に往復移動する場合を示した。これは、第2基板には電力を取り出すための配線が電気的に接続されるため、第2基板は固定されたほうが望ましいとの観点によるものである。ただし、必ずしも、第2基板を固定させる必要はない。従って、第1基板を筐体110に固定し、第2基板が筐体110に対して移動することで、第1基板と第2基板が相対的に往復移動するようにしてもよい。また、第1基板と第2基板のいずれもが、筐体110に対して移動可能に構成することで、第1基板と第2基板が相対的に往復移動するようにしてもよい。
100 静電誘導型発電装置
110 筐体
111 第1基準面
112 ガイド溝
112a 第2基準面
113 位置決め穴
113a 第2基準面
120 第1基板
121 ベース基板
122 ガラス基板
123 エレクトレット
124 ガード電極
130 第2基板
131 ベース基板
132 ガラス基板
133 第1電極
134 第2電極
141,142 バネ
151 球状部材
152 ローラ
160 負荷

Claims (6)

  1. 互いに対向した状態を保ったまま、相対的に移動可能に構成された第1基板及び第2基板と、
    第1基板に設けられるエレクトレットと、
    第2基板における前記エレクトレットと対向する面側に設けられる第1電極及び第2電極と、
    第1基板と第2基板とを収納する筐体と、
    を備え、
    第1基板と第2基板の相対的な位置の変化に伴って、前記エレクトレットと第1電極との位置関係、及び前記エレクトレットと第2電極との位置関係がそれぞれ変化することによって、前記エレクトレットと第1電極との間の静電容量、及び前記エレクトレットと第2電極との間の静電容量がそれぞれ変化することで電力が出力される静電誘導型発電装置において、
    第1基板と第2基板の対向面間の距離を一定にするための規定部材を備えると共に、
    前記筐体には、
    第1基板と第2基板のうちの一方の基板における他方の基板に対する対向面側が固定され、かつ該一方の基板における前記対向面に対する垂直方向の位置決め基準となる第1基準面と、
    前記規定部材が摺動可能な状態で接触し、かつ該規定部材における前記対向面に対する垂直方向の位置決め基準となる第2基準面と、が設けられており、
    前記規定部材は、前記他方の基板における前記一方の基板に対する対向面側に対して摺動可能な状態で接触していることを特徴とする静電誘導型発電装置。
  2. 前記規定部材は、前記他方の基板の移動に連動して回転する回転部材であることを特徴とする請求項1に記載の静電誘導型発電装置。
  3. 前記回転部材は球状部材であることを特徴とする請求項2に記載の静電誘導型発電装置。
  4. 前記回転部材はローラであることを特徴とする請求項2に記載の静電誘導型発電装置。
  5. 前記筐体には、前記回転部材が転動可能となるように該回転部材を案内するガイド溝が設けられており、該ガイド溝の底面が前記第2基準面であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の静電誘導型発電装置。
  6. 前記一方の基板は、前記対向面に対する垂直方向に見て四角形であり、前記第1基準面は、該一方の基板の4隅にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の静電誘導型発電装置。
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