JP5417233B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話、ICカードなどの情報記憶媒体と通信する通信装置及び通信方法に関する。
有料道路等に適用されている距離料金収受システムは、通行券を用いた運用を実施している。つまり、距離料金収受システムにより、入口ゲートに設置された通行券発行装置により通行券が発券され、出口ゲートに設置された料金自動収受装置で発券した通行券が回収されるとともに、回収される通行券に基づき所定の通行料金が収受される。発券される通行券には、入口情報や車種情報等が記録されている。また、料金自動収受装置は、硬貨、紙幣、クレジットカードなどによる通行料金の支払いに対応している。
また、上記した通行券による通行料金の収受以外に、ETC(Electronic Toll Collection)システムが急速に普及している。ETCシステムは、車両に設置された車載装置と料金所に設置された通信装置との間の無線通信により、車両の確認、および料金収受を行う。
さらに、近年では、電子マネーによる通行料金収受が要望されている。例えば、入口ゲート及び出口ゲートに電子マネーリーダライタ(以下、リーダライタ)を設置する。車両の運転手等は、電子マネー利用情報(例えばID)等が記憶された携帯電話又はICカード等をリーダライタにかざす。これにより、リーダライタは、携帯電話等に記憶された電子マネー利用情報を読み取り、料金収受サーバは、読み取った電子マネー利用情報及び電子マネー利用情報に対応付けられた電子マネー残額等に基づき通行料金を収受する。
電子マネー規格は、Edy(登録商標)、Suica(登録商標)、Waon(登録商標)、及びnanaco(登録商標)など複数存在する。例えば、1台の携帯電話等が、複数の電子マネー規格に対応した複数の電子マネーアプリケーションを記憶し、これら複数の電子マネーアプリケーションを選択的に実行することができる。
例えば、複数種類の電子マネーに対応した複数の通信エリアを備えた電子マネー決済端末が開示されている(特許文献1参照)。この電子マネー決済端末は、複数の通信エリアのうちのどの通信エリアと電子マネー媒体とが通信したかによって電子マネーの種別を決定する。
特開2009−258853号公報
上記したように電子マネーによる通行料金収受の場合、例えば、ユーザは、ハンドルを握りながら、片手で、車両の窓から携帯電話等をリーダライタに向けて差し出し、携帯電話等をリーダライタにかざす。そのため、リーダライタの通信エリアを比較的大きくして、携帯電話等をかざし易くするなどの工夫が必要となる。
このような使用環境で、上記特許文献1に開示された電子マネー決済端末を適用した場合、操作性があまりよくないことがある。例えば、車両の停止位置等によっては、運転者等が若干無理な姿勢を取らないと、複数の通信エリアの中の所定の通信エリアに対して携帯電話等をかざすことができない場合があり、このような状況では操作性があまりよくない。
また、入口ゲートで所定の電子マネーアプリケーションによる入場処理を受けた場合、ユーザは、入口ゲートで所定の電子マネーアプリケーションを利用したことを記憶しておき、出口ゲートで所定の電子マネーアプリケーションの選択操作又は所定の電子マネーアプリケーションに対応した所定の通信エリアに対して携帯電話等をかざすことになる。つまり、入口ゲートでどの電子マネーアプリケーションを利用したかを記憶しておく必要があり、不便である。
さらに、出口ゲートでの所定の電子マネーアプリケーションの選択操作等は、混在(渋滞)の原因にもなる。
本発明の目的は、複数のアプリケーションの中から目的のアプリケーションを選択することが可能な通信装置及び通信方法を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る通信装置は、情報記憶媒体と通信する通信手段と、前記通信手段による前記情報記憶媒体との通信に基づき、前記情報記憶媒体に記憶された複数のアプリケーションのうちの所定のアプリケーションによる未決済情報を検出し、前記所定のアプリケーションによる決済処理の実行を制御する制御手段とを備えている。
本発明の一実施形態に係る通信方法は、情報記憶媒体と通信し、前記情報記憶媒体との通信に基づき、前記情報記憶媒体に記憶された複数のアプリケーションのうちの所定のアプリケーションによる未決済情報を検出し、前記所定のアプリケーションによる決済処理を実行する。
本発明によれば、複数のアプリケーションの中から目的のアプリケーションを選択することが可能な通信装置及び通信方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの概略を示す図である。 通信システムの機能ブロック図である。 リーダライタの概略構成を示すブロック図である。 情報記憶媒体の電子マネー決済処理部の概略構成を示すブロック図である。 電子マネーアプリケーションを利用した入場処理の一例を示すフローチャートである。 電子マネーアプリケーションを利用した出場処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略を示す図である。また、図2は、図1に示す通信システムの機能ブロック図である。図1及び図2に示す通信システムは、例えば、電子マネーによる通行料金収受システムである。
図2に示すように、通信システムは、通信端末1(通信装置)、通行制御バー17、及び情報記憶媒体2(携帯電話、ICカードなどの電子マネーアプリケーション記憶可能媒体)により構成される。通信端末1は、例えば有料道路の入場口又は出場口に設置され、情報記憶媒体2は車両の運転手等が所持する。例えば、通信端末1は、制御部11、表示部12、操作入力部13、リーダライタ14、テンキー15、通行制御部16、通行制御バー17を備えている。
リーダライタ14は、情報記憶媒体2と接触又は非接触で、情報記憶媒体2に記憶された記憶された電子マネー利用情報(例えばID)、未決済情報(未決済フラグ)、通行履歴情報(入場履歴情報)を読み取ったり、情報記憶媒体2に対して通行履歴情報(入場履歴情報、出場履歴情報)を書き込んだりすることもできる。
制御部11は、複数の通信方式及び複数のアプリケーション(例えば複数の電子マネーアプリケーション)を選択的に実行することができる。制御部11によるアプリケーションの切り換え制御については後に詳しく説明する。表示部12は、情報記憶媒体2との通信結果及び認証結果等を表示する。また、表示部12は、複数のアプリケーションの中から選出された所定のアプリケーションによる取引案内等を表示することもできる。操作入力部13は、制御部11に対して各種情報を入力する。テンキー15は、制御部11に対して数字等を入力する。
通行制御部16は、制御部11からの通行可否判定結果に基づき、通行制御バー17の開閉を制御する。つまり、通行制御部16は、通行許可判定に基づき、通行制御バー17による通行遮断の解除を制御する。これに対応して、通行制御バー17による通行の遮断が解除される。
図3は、リーダライタ14の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、リーダライタ14は、通信I/F142、CPU143、データメモリ(不揮発性メモリ)144、RAM145、ROM146を備えている。CPU143は、情報記憶媒体2に対するコマンド等の送信を制御したり、情報記憶媒体2からのレスポンスを検出したりする。
図4は、情報記憶媒体2の電子マネー決済処理部20の概略構成を示すブロック図である。情報記憶媒体2は、携帯電話又はICカード等であり、情報記憶媒体2の電子マネー決済処理部20は、通信I/F部21、制御部22、RAM23、ROM24、不揮発性メモリ(EEPROM、FRAM、FLASH等)25を備えている。
例えば、制御部22は、ROM24に記憶されたICカードプログラム等に基づき動作し、通信端末1(リーダライタ14)からのコマンド等の受信を制御したり、受信したコマンド等を解釈したり、通信端末1(リーダライタ14)に対するレスポンス等の送信を制御したりする。
RAM23は、ワーキングメモリとして機能し、コマンドの実行に対応した実行結果等を記憶する。また、不揮発性メモリ25は、RAMに記憶された実行結果等を記憶(バックアップ)する。ROM24は、制御部22により実行されるICカードプログラムを保持する。
次に、図5に示すフローチャートを参照し、電子マネーアプリケーションを利用した入場処理の一例について説明する。
例えば、有料道路等の入口料金所には、電子マネーA、B、C、Dに対応した電子マネーアプリケーションA、B、C、Dのうちの一つを選択可能な通信端末1(以下、入口通信端末1)が設置される。電子マネー決済を希望する運転者は、入口料金所で非ETCレーンに車両を進入させ(ST101)、例えば、電子マネーA、B、C、Dに対応した電子マネーアプリケーションA、B、C、Dのうちの一つを選択的に実行可能な情報記憶媒体2を利用して、電子マネー決済を受ける(ST102)。
例えば、入口通信端末1の操作入力部13は、電子マネーA、B、C、Dのうちの一つの選択入力を受け付ける。操作入力部13が、電子マネーBの選択入力を受け付けると(ST103)、制御部11は、電子マネーアプリケーションBを起動し、電子マネーアプリケーションA、B、C、Dのうちの一つを選択的に実行可能な情報記憶媒体2がリーダライタ14に対してかざされると、制御部11は、電子マネーアプリケーションBにより入場処理を実行する。つまり、リーダライタ14は、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションBによる決済を指示し、これに対応して情報記憶媒体2は、電子マネーアプリケーションBを起動し、電子マネーアプリケーションBに対応付けられた未決済情報(フラグ)及び入場履歴情報等を記憶する(ST104)。
或いは、入口通信端末1の表示部12は、電子マネーAを受け付ける旨を5秒程度表示し、次に、電子マネーBを受け付ける旨を5秒程度表示し、次に、電子マネーCを受け付ける旨を5秒程度表示し、次に、電子マネーDを受け付ける旨を5秒程度表示し、次に、再び、電子マネーAを受け付ける旨を5秒程度表示する。例えば、表示部12が、電子マネーBを受けるける旨を表示している間に、情報記憶媒体2がリーダライタ14に対してかざされると(ST103)、制御部11は、電子マネーアプリケーションBにより入場処理を実行する。つまり、リーダライタ14は、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションBによる決済を指示し、これに対応して情報記憶媒体2は、電子マネーアプリケーションBを起動し、電子マネーアプリケーションBに対応付けられた未決済情報(フラグ)及び入場履歴情報等を記憶する(ST104)。
或いは、入口通信端末1のリーダライタ14が、電子マネーAに対応した通信エリアA、電子マネーBに対応した通信エリアB、電子マネーCに対応した通信エリアC、電子マネーDに対応した通信エリアDを備え、情報記憶媒体2が通信エリアBに対してかざされると(ST103)、制御部11は、電子マネーアプリケーションBにより入場処理を実行する。つまり、リーダライタ14は、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションBによる決済を指示し、これに対応して情報記憶媒体2は、電子マネーアプリケーションBを起動し、電子マネーアプリケーションBに対応付けられた未決済情報(フラグ)及び入場履歴情報等を記憶する(ST104)。
次に、図6に示すフローチャートを参照し、電子マネーアプリケーションを利用した出場処理の一例について説明する。
例えば、有料道路等の出場料金所には、電子マネーA、B、C、Dに対応した電子マネーアプリケーションA、B、C、Dのうちの一つを選択可能な通信端末1(以下、出口通信端末1)が設置される。電子マネー決済を希望する運転者は、出口料金所で非ETCレーンに車両を進入させ(ST201)、例えば、電子マネーA、B、C、Dに対応した電子マネーアプリケーションA、B、C、Dのうちの一つを選択的に実行可能な情報記憶媒体2を利用して、電子マネー決済を受ける(ST202)。
出口通信端末1のリーダライタ14に対して、情報記憶媒体2がかざされると、リーダライタ14は、情報記憶媒体2との通信を開始する。制御部11は、リーダライタ14にと情報記憶媒体2の通信に基づき、情報記憶媒体2に記憶された複数のアプリケーションのうちの所定のアプリケーションに対応付けられた未決済情報(フラグ)を検出し、所定のアプリケーションによる決済処理の実行を制御する。以下、所定のアプリケーションによる決済処理の実行を制御の一例について説明する。
例えば、最初に、制御部11は、電子マネーAに対応した電子マネーアプリケーションAを起動し(ST203)、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションAに対応付けられた未決済情報の有無を確認する(ST204)。
制御部11が、電子マネーアプリケーションAに対応付けられた未決済情報を検出した場合には(ST204、YES)、電子マネーアプリケーションAによる決済処理を実行する(ST205)。つまり、リーダライタ14は、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションAによる決済を指示し、これに対応して情報記憶媒体2は、電子マネーアプリケーションAによる決済に応答する。
例えば、制御部11は、情報記憶媒体2の電子マネーアプリケーションAに対応付けて記憶された入場履歴情報及び電子マネーAの残額情報に基づき、通行料金を決済する。さらに、リーダライタ14は、電子マネーアプリケーションAに対応付けて記憶された未決済情報の消去を指示し、出場履歴情報の記録を指示する。情報記憶媒体2は、リーダライタ14からの指示に対応して、電子マネーアプリケーションAに対応付けて記憶された未決済情報を消去し、電子マネーアプリケーションAに対応付けて出場履歴情報を記憶する。さらに、制御部11は、電子マネーアプリケーションAによる決済の完了に基づき、通行許可を指示する。通行制御部6は、通行許可に基づき、通行制御バー17による通行遮断を解除し(ST215)、車両が出場する(ST216)。
制御部11が、電子マネーアプリケーションAに対応付けられた未決済情報を検出できない場合には(ST204、NO)、次に、電子マネーAに対応した電子マネーアプリケーションAに替えて、電子マネーBに対応した電子マネーアプリケーションBを起動し(ST206)、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションBに対応付けられた未決済情報の有無を確認する(ST207)。
制御部11が、電子マネーアプリケーションBに対応付けられた未決済情報を検出した場合には(ST207、YES)、電子マネーアプリケーションBによる決済処理を実行する(ST208)。つまり、リーダライタ14は、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションBによる決済を指示し、これに対応して情報記憶媒体2は、電子マネーアプリケーションBによる決済に応答する。
例えば、制御部11は、情報記憶媒体2の電子マネーアプリケーションBに対応付けて記憶された入場履歴情報及び電子マネーBの残額情報に基づき、通行料金を決済する。さらに、リーダライタ14は、電子マネーアプリケーションBに対応付けて記憶された未決済情報の消去を指示し、出場履歴情報の記録を指示する。情報記憶媒体2は、リーダライタ14からの指示に対応して、電子マネーアプリケーションBに対応付けて記憶された未決済情報を消去し、電子マネーアプリケーションBに対応付けて出場履歴情報を記憶する。さらに、制御部11は、電子マネーアプリケーションBによる決済の完了に基づき、通行許可を指示する。通行制御部6は、通行許可に基づき、通行制御バー17による通行遮断を解除し(ST215)、車両が出場する(ST216)。
制御部11が、電子マネーアプリケーションBに対応付けられた未決済情報を検出できない場合には(ST207、NO)、次に、電子マネーBに対応した電子マネーアプリケーションBに替えて、電子マネーCに対応した電子マネーアプリケーションCを起動し(ST209)、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションCに対応付けられた未決済情報の有無を確認する(ST210)。
制御部11が、電子マネーアプリケーションCに対応付けられた未決済情報を検出した場合には(ST210、YES)、電子マネーアプリケーションCによる決済処理を実行する(ST211)。つまり、リーダライタ14は、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションCによる決済を指示し、これに対応して情報記憶媒体2は、電子マネーアプリケーションCによる決済に応答する。
例えば、制御部11は、情報記憶媒体2の電子マネーアプリケーションCに対応付けて記憶された入場履歴情報及び電子マネーCの残額情報に基づき、通行料金を決済する。さらに、リーダライタ14は、電子マネーアプリケーションCに対応付けて記憶された未決済情報の消去を指示し、出場履歴情報の記録を指示する。情報記憶媒体2は、リーダライタ14からの指示に対応して、電子マネーアプリケーションCに対応付けて記憶された未決済情報を消去し、電子マネーアプリケーションCに対応付けて出場履歴情報を記憶する。さらに、制御部11は、電子マネーアプリケーションCによる決済の完了に基づき、通行許可を指示する。通行制御部6は、通行許可に基づき、通行制御バー17による通行遮断を解除し(ST215)、車両が出場する(ST216)。
制御部11が、電子マネーアプリケーションCに対応付けられた未決済情報を検出できない場合には(ST210、NO)、次に、電子マネーCに対応した電子マネーアプリケーションCに替えて、電子マネーDに対応した電子マネーアプリケーションDを起動し(ST212)、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションDに対応付けられた未決済情報の有無を確認する(ST213)。
制御部11が、電子マネーアプリケーションDに対応付けられた未決済情報を検出した場合には(ST213、YES)、電子マネーアプリケーションDによる決済処理を実行する(ST214)。つまり、リーダライタ14は、情報記憶媒体2に対して電子マネーアプリケーションDによる決済を指示し、これに対応して情報記憶媒体2は、電子マネーアプリケーションDによる決済に応答する。
例えば、制御部11は、情報記憶媒体2の電子マネーアプリケーションDに対応付けて記憶された入場履歴情報及び電子マネーDの残額情報に基づき、通行料金を決済する。さらに、リーダライタ14は、電子マネーアプリケーションDに対応付けて記憶された未決済情報の消去を指示し、出場履歴情報の記録を指示する。情報記憶媒体2は、リーダライタ14からの指示に対応して、電子マネーアプリケーションDに対応付けて記憶された未決済情報を消去し、電子マネーアプリケーションDに対応付けて出場履歴情報を記憶する。さらに、制御部11は、電子マネーアプリケーションDによる決済の完了に基づき、通行許可を指示する。通行制御部6は、通行許可に基づき、通行制御バー17による通行遮断を解除し(ST215)、車両が出場する(ST216)。
制御部11が、電子マネーアプリケーションDに対応付けられた未決済情報を検出できない場合には(ST213、NO)、例えば、表示部12は、エラーメッセージを表示する(ST217)。
以上により、出口通信端末1は、情報記憶媒体2と通信するだけで、複数のアプリケーションの中から目的のアプリケーション(入場処理で使用したアプリケーション)を選択することができ、目的のアプリケーションで決済を実行することができる。つまり、ユーザは複数のアプリケーションの中から目的のアプリケーションを選択する作業から解放される。よって、ユーザは、入口ゲートで所定の電子マネーアプリケーションを利用したことを記憶しておかなくてもよい。また、電子マネーアプリケーション選択操作等に不慣れなユーザであっても、簡単に短時間で目的のアプリケーションによる決済を受けることができる。即ち、ユーザは、車内から情報記憶媒体2をリーダライタ14にかざしさえすれば、目的のアプリケーション(入場処理で使用したアプリケーション)による決済処理を受けることができ、利便性が大幅に向上する。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…通信端末、11…制御部、12…表示部、13…操作入力部、14…リーダライタ、15…テンキー、16…通行制御部、17…通行制御バー、2…情報記憶媒体、21…通信I/F部、22…制御部、23…RAM、24…ROM、25…不揮発性メモリ

Claims (2)

  1. 情報記憶媒体と通信する通信手段と、
    前記通信手段による前記情報記憶媒体との通信に基づき、前記情報記憶媒体に記憶された複数のアプリケーションのうちの所定のアプリケーションによる未決済情報を検出し、前記所定のアプリケーションによる決済処理の実行を制御する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記情報記憶媒体との通信に基づき、第1のアプリケーションを起動し、前記情報記憶媒体に対して前記第1のアプリケーションによる未決済情報の有無を確認し、前記第1のアプリケーションによる未決済情報の検出に対応して、前記情報記憶媒体に対して前記第1のアプリケーションによる決済を指示し、前記第1のアプリケーションによる決済処理を実行し、前記第1のアプリケーションによる未決済情報の未検出に対応して、前記第1のアプリケーションに替えて第2のアプリケーションを起動し、前記情報記憶媒体に対して前記第2のアプリケーションによる未決済情報の有無を確認し、前記第2のアプリケーションによる未決済情報の検出に対応して、前記情報記憶媒体に対して前記第2のアプリケーションによる決済を指示し、前記第2のアプリケーションによる決済処理を実行する通信装置。
  2. 情報記憶媒体と通信し、
    前記情報記憶媒体との通信に基づき、前記情報記憶媒体に記憶された複数のアプリケーションのうちの所定のアプリケーションによる未決済情報を検出し、
    前記所定のアプリケーションによる決済処理を実行する通信方法であって、
    前記情報記憶媒体との通信に基づき、第1のアプリケーションを起動し、前記情報記憶媒体に対して前記第1のアプリケーションによる未決済情報の有無を確認し、前記第1のアプリケーションによる未決済情報の検出に対応して、前記情報記憶媒体に対して前記第1のアプリケーションによる決済を指示し、前記第1のアプリケーションによる決済処理を実行し、前記第1のアプリケーションによる未決済情報の未検出に対応して、前記第1のアプリケーションに替えて第2のアプリケーションを起動し、前記情報記憶媒体に対して前記第2のアプリケーションによる未決済情報の有無を確認し、前記第2のアプリケーションによる未決済情報の検出に対応して、前記情報記憶媒体に対して前記第2のアプリケーションによる決済を指示し、前記第2のアプリケーションによる決済処理を実行する通信方法。
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