JP5417014B2 - 砥石 - Google Patents
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Description
図15(a)に示すように、母材201の上面に砥粒202がめっき層203を介して付着される。
次に(b)に示すように、砥粒202の先端を削ることで砥粒202の高さを整え、砥石205が製造される。
砥粒の高さを整えるためには、最小の粒径の砥粒に高さを合わせる必要がある。従って、高さを合わせるために最大の粒径の砥粒を半分以上削ることがある。
即ち、母材からの砥粒突出し量にばらつきがあることで、大きく削られる砥粒が必然的に発生し、無駄が多くなる。
前記砥粒は、前記距離のうち最小距離が所定の距離であり、且つ大部分の砥粒は、前記最小距離が前記母材からの突出し高さとなるように配置されていることを特徴とする。
前記砥粒は、前記母材からの突出し高さが最小のものから最大のものまでが、この順に前記母材の表面に配置され、前記砥粒によって形成される包絡線がテーパ形状に形成されていることを特徴とする。
前記砥粒は、前記距離のうち最小距離が所定の距離であり、前記最小距離が前記母材からの突出し高さとなるように配置されていることを特徴とする。
第1間隙部35を通過した砥粒については後述する。
即ち、フランジ41と、軸受けブロック42、43、44、45と、第2アクチュエータ46と、駆動ギア47と、第2ローラ48、49と、軸52、53と、従動ギアと、第2間隙部54と、砥粒取出し箱56とからなる。
砥粒の流れについて次図で説明する。
これに対して軸受けブロック21、26、28、33は軸25、27を回転させながら支持し、軸受けブロック21、26、28、33自体は縦壁14に固定されたまま動かない。
第1アクチュエータ22を作動させた上で、ホッパ58から砥粒を送る。
次図で砥粒分級装置の駆動機構について説明する。
このような砥粒分級装置の作用を次図で説明する。
第2ローラ48の間隙を通過した砥粒60c(cは第2ローラ48を通過した砥粒を示す添え字。以下同じ。)は砥粒取出し箱55に落下する。
分級作業の詳細について次図で説明する。
一方、この幅よりも小さい砥粒60bは、第1間隙部35からホッパ62へ落下する。
(a)及び(b)から分かるとおり、砥粒60bは、所定の大きさL2より小さく、所定の大きさL3より大きい砥粒である。
仮にL4の方がL5よりも短いものとする。このL4が(a)に示したL2よりも短く、(b)に示したL3よりも長い場合に、この砥粒60は、(b)の砥粒取出し箱56に送られる。
即ち、砥粒60は、対向する面と面との距離で定められる砥粒60の大きさに応じて分級される。
ローラ24、32、48、49の間隙を通すことにより分級を行う。砥粒60の最小高さ部分が間隙よりも短ければ、砥粒60は間隙部35、54を通過する。これにより、砥粒60の分級を砥粒60の最小高さ部分で管理することができる。このような砥粒60を砥石に用いる場合は、この砥粒60の最小高さで砥粒の高さを整えればよい。これにより、砥粒を削る量を減らすことができる。
次図で砥粒分級装置の別実施例について説明する。
砥粒分級装置の更なる別実施例を次図で説明する。
また、この場合であっても、高い精度で砥粒の大きさを管理することができる。
次図でこのように分級された砥粒を母材に付着させるための装置について説明する。
ワーク昇降装置81は、基台82と、この基台82に支持される本体支柱83と、この本体支柱83の中央に取付けられガイド部84、84、84(左奥のガイド部は不図示)が設けられる中央支持板85と、本体支柱83の上端に取付けられガイド部87、87及び雌ねじ穴88が設けられる上部支持板89と、この上部支持板89の雌ねじ穴88に雄ねじ部材91が通され下板92に載置される母材93を昇降させる第1昇降機構94と、この第1昇降機構94の中板95に支持され下端のテンプレート97を昇降させる第2昇降機構98とからなる。
即ち、雄ねじ部材91のハンドル106を回転させることで、基台82、本体支柱83、支持板85、89以外の部分が一体的に昇降される。
このとき、中央支持板85及び中板95は昇降しない。
次図で付着装置の詳細について説明する。
テンプレート97の下面側は、母材93の上面に合わせて円弧部116が形成され、この円弧部116に向かって砥粒を通すためのガイド孔117が設けられる。
次図でこのような付着装置の作用を説明する。
テンプレート97に開けられたガイド孔117に砥粒60を通すことで砥粒60の載置を行う。これにより砥粒60を正確な位置に迅速に載置することができる。砥石の製造作業を短時間で行うことができる。
このようにして載置された砥粒を、正確に最小高さで載置するための検査工程及び修正工程について次図で説明する。
具体的には、砥粒60の広い面が母材93に接地しているかを検査する。
検査工程及び修正工程を行うことで、全ての砥粒60は母材93からの突出し高さが、砥粒60の最小高さで整えられる。これにより、高さを整える際に砥粒60が削られる量をさらに減らすことができる。
次図で砥粒の電着について説明する。
このようにして砥石125が完成する。
電着工程は、仮電着工程後にテンプレート97を待避させて、本電着工程を行う。仮電着工程で砥粒60のずれを防止しつつ、テンプレート97を待避させた本電着工程で砥粒60を固定する。これにより、砥粒60の付着強度が高まり、砥石の寿命が長くなる。
このように製造した砥石について次図で説明する。
図7で分級した砥粒を用いて製造した砥石を次図で説明する。
Claims (3)
- 対向する面同士が平行であると共に、対向する面と面との距離が面によって異なっている切頂八面体形状の砥粒を母材に付着してなる砥石であって、
前記砥粒は、前記距離のうち最小距離が所定の距離であり、且つ大部分の砥粒は、前記最小距離が前記母材からの突出し高さとなるように配置されていることを特徴とする砥石。 - 対向する面同士が平行であると共に、対向する面と面との距離が面によって異なっている切頂八面体形状の砥粒を母材に付着してなる砥石であって、
前記砥粒は、前記母材からの突出し高さが最小のものから最大のものまでが、この順に前記母材の表面に配置され、前記砥粒によって形成される包絡線がテーパ形状に形成されていることを特徴とする砥石。 - 対向する面同士が平行であると共に、対向する面と面との距離が面によって異なっている切頂八面体形状の砥粒を母材に付着してなる砥石であって、
前記砥粒は、前記距離のうち最小距離が所定の距離であり、前記最小距離が前記母材からの突出し高さとなるように配置されていることを特徴とする砥石。
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