JP5416366B2 - 電磁スプール弁装置 - Google Patents
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Description
前記複数のポートは、前記圧力流体が導入される第1インレットポート、第2インレットポートと、前記圧力流体が導出される第1〜第4アウトレットポートとを含み、前記第1、第2インレットポート及び前記第1〜第4アウトレットポート間で、前記可動コアが原位置にある原位置状態と、前記リニアソレノイド部に対して通電され前記可動コアが変位して中間位置にある第1リフト状態と、前記リニアソレノイド部に対して通電され前記可動コアが変位終端位置にある第2リフト状態からなる3段階にそれぞれ切換制御され、前記原位置状態では、前記第1インレットポートと前記第1アウトレットポートとが連通して前記第1アウトレットポートから圧力流体が導出されると共に、前記第2インレットポートと前記第3アウトレットポートとが連通して前記第3アウトレットポートから圧力流体が導出され、前記第1リフト状態では、前記第1インレットポートと前記第2アウトレットポートとが連通して前記第2アウトレットポートから圧力流体が導出されると共に、前記第2インレットポートと前記第3アウトレットポートとが連通して前記第3アウトレットポートから圧力流体が導出され、前記第2リフト状態では、前記第1インレットポートと前記第1アウトレットポートとが連通して前記第1アウトレットポートから圧力流体が導出されると共に、前記第2インレットポートと前記第4アウトレットポートとが連通して前記第4アウトレットポートから圧力流体が導出され、前記バルブボデイは、単一として構成され、前記第1スプール及び前記第2スプールは、前記バルブボデイの前記空間部に沿ってそれぞれ摺動可能に設けられ、前記第2スプールの最大外径は、前記第1スプールの最大外径よりも大きく設定されることを特徴とする。
なお、リニアソレノイド部への非通電状態と第1リフト状態との間に、リニアソレノイド部へ微小電流を供給する準備段階を設けることで、第1リフト状態へ迅速に移行させ切換制御時における弁動作の遅延を抑制して弁作動応答性を向上させることができる。
バルブボデイ18の内壁の内径は、リニアソレノイド部12側からキャップ部材68側に向かって小径から大径となるように形成され、図10に示されるように、バルブボデイ18の大径側開口部18aから空間部52に沿って第1スプール40及び第1ばね部材70を装填し、続いて、第2スプール42及び第2ばね部材72をそれぞれ装填した後、キャップ部材68を圧入して、前記大径側開口部18aを閉塞する。
リニアソレノイド部12の非通電時には、図1に示されるように、前記リニアソレノイド部12の電磁力(電磁推力)が何ら発生しないため(電磁推力F=0)、第1スプール40は、第1ばね部材70のばね力(L1)によってリニアソレノイド部12側に向かって押圧された状態にあると共に、第2スプール42は、第2ばね部材72のばね力(L2)によって第1スプール70側に向かって押圧され、前記第2スプール42の上端部が環状段差部80に当接して上方への変位が規制された状態にある。
12 リニアソレノイド部
14 ハウジング
16 弁機構部
18 バルブボデイ
20 固定コア
22 可動コア
26 コイル
34 シャフト
40 第1スプール
42 第2スプール
44a 第1インレットポート
44b 第2インレットポート
46a 第1アウトレットポート
46b 第2アウトレットポート
46c 第3アウトレットポート
46d 第4アウトレットポート
68 キャップ部材
70 第1ばね部材
72 第2ばね部材
Claims (3)
- 圧力流体が流通する複数のポートを有するバルブボデイとハウジングとを含む本体部と、
前記ハウジングに設けられ、コイルボビンに巻回されたコイルと、前記コイルに対する通電作用下に固定コアに吸引される可動コアとを有するリニアソレノイド部と、
前記バルブボデイの空間部内に同軸状に配設され、前記複数のポート間の連通状態と非連通状態とを切り換える第1スプール及び第2スプールを有する弁機構部と、
前記第1スプールと前記第2スプールとの間に介装される第1ばね部材と、
前記バルブボデイの一端部と前記第2スプールとの間に介装される第2ばね部材と、
を備え、
前記複数のポートは、前記圧力流体が導入される第1インレットポート、第2インレットポートと、前記圧力流体が導出される第1〜第4アウトレットポートとを含み、
前記第1、第2インレットポート及び前記第1〜第4アウトレットポート間で、前記可動コアが原位置にある原位置状態と、前記リニアソレノイド部に対して通電され前記可動コアが変位して中間位置にある第1リフト状態と、前記リニアソレノイド部に対して通電され前記可動コアが変位終端位置にある第2リフト状態からなる3段階にそれぞれ切換制御され、
前記原位置状態では、前記第1インレットポートと前記第1アウトレットポートとが連通して前記第1アウトレットポートから圧力流体が導出されると共に、前記第2インレットポートと前記第3アウトレットポートとが連通して前記第3アウトレットポートから圧力流体が導出され、
前記第1リフト状態では、前記第1インレットポートと前記第2アウトレットポートとが連通して前記第2アウトレットポートから圧力流体が導出されると共に、前記第2インレットポートと前記第3アウトレットポートとが連通して前記第3アウトレットポートから圧力流体が導出され、
前記第2リフト状態では、前記第1インレットポートと前記第1アウトレットポートとが連通して前記第1アウトレットポートから圧力流体が導出されると共に、前記第2インレットポートと前記第4アウトレットポートとが連通して前記第4アウトレットポートから圧力流体が導出され、
前記バルブボデイは、単一として構成され、
前記第1スプール及び前記第2スプールは、前記バルブボデイの前記空間部に沿ってそれぞれ摺動可能に設けられ、
前記第2スプールの最大外径は、前記第1スプールの最大外径よりも大きく設定されることを特徴とする電磁スプール弁装置。 - 請求項1記載の電磁スプール弁装置において、
前記原位置状態では、前記リニアソレノイド部で発生する電磁推力が零(F=0)、又は、電磁推力F0が前記第1ばね部材のスプリング荷重L1及び前記第2ばね部材の第2スプリング荷重L2よりも小さいF0<L1<L2の関係にあり、
前記第1リフト状態では、前記リニアソレノイド部で発生する電磁推力F1が、前記第1ばね部材のスプリング荷重L1よりも大きく、第2ばね部材のスプリング荷重L2より小さいL1<F1<L2の関係にあり、
前記第2リフト状態では、前記リニアソレノイド部で発生する電磁推力F2が、前記第1ばね部材のスプリング荷重L1及び第2ばね部材のスプリング荷重L2よりも大きいL1<L2<F2の関係に設定されることを特徴とする電磁スプール弁装置。 - 請求項1又は2記載の電磁スプール弁装置において、
前記リニアソレノイド部への非通電状態と前記第1リフト状態との間には、前記リニアソレノイド部へ微小電流を供給する準備段階が設けられることを特徴とする電磁スプール弁装置。
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