JP5415292B2 - フロートバス装置および板ガラスを製造する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前提部分に記載のフロートバス装置に関する。本発明は、請求項25の前提部分に記載の、板ガラス、特にTFTガラスを製造するための方法に関する。
フロート法に基づく板ガラスの、いわゆるフロートガラスの製造は、前世紀以来知られており、実質的に、ピルキントン社の基本的な保護権(特許文献1、特許文献2)に基づいている。
フロート法では、溝によって作業槽から導かれる液状ガラスを、溶融した金属、一般的にはスズからなるバス上に流す。ガラスの流量は、可動のスライダによって調節され、スライダの調整によって、取り分け、ガラスの厚みも調整される。ガラスの流れ方向に見てスライダの後方には、スパウト・リップがある。スパウト・リップからは、ガラス溶融物が連続的にメタルバスに流れる。そこでは、ガラス溶融物が、寸法安定性のあるガラスリボンに成形されて、硬化する。続いて、硬化したガラスリボンは、メタルバスから除去される。
フロートバスは、通常は7または8のフロートバス部分、いわゆるベイに区分されているフロートバス・ハウジングにある。
この方法で製造されており、かつ通常は1.5mmより少ない厚みを有するフロートガラスは、薄ガラスサブストレートとして、取り分け、フラットパネルディスプレイの、例えば、プラズマディスプレイパネル(PDP=Plasma Display Panel)、電界放出ディスプレイ(FED=Field Emission Display)、TFT液晶ディスプレイ(TFT=Thin Film Transistor)、STN液晶ディスプレイ(STN=Super Twisted Nematic)、プラズマ援用液晶ディスプレイ(PALC=Plasma Assisted Liquid Crystal)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(EL)等の製造のために、または薄層ソーラセルの製造のために用いられる。
フラットパネルディスプレイでは、ディスプレイのタイプに従って、2つのガラス板の間に、液晶化合物の薄い層が挿入され、あるいは、後方のおよび前方の板ガラスの前面および裏面に、夫々、誘電層が形成される。これらの誘電層から、セルが成形され、セルには、リンが入れられている。
この場合に重要であるのは、液晶層の厚みまたは誘電層の厚みが正確に維持されることである。その目的は、特に、ディスプレイスクリーンの寸法が大きい場合に、妨害的な、色のひずみまたは類似性の区別(Aehnlichkeitsabweichungen)が生じないためである。現在では約30μmの層の厚みが、ますます小さくなり、ディスプレイスクリーンがますます大きくなるので、この条件の重要性が増大する。
フロートガラスの表面の質は、トップスペックとも呼ばれる表面の欠陥によって損なわれる。トップスペックは、スズバスの使用の際に、Snの粒子またはSnOの粒子の、ガラスリボン上での沈殿によって引き起こされる。フロートバスの上方の雰囲気は、内部空間がフォーミングガス(典型的な組成、12%のH、88%のN)で洗い流されるにも拘わらず、スズバスに浸入しかつそこでSnOの酸化スズの粒子を形成する酸素の残量を含む。バスの温度が増すにつれて、スズおよび酸化スズが蒸発し、雰囲気を濃縮する。その結果、スズのおよび酸化スズの粒子が、ガラスリボン上に沈殿することがある。
特許文献3からは、雰囲気従ってまた酸化スズの粒子を、側壁に設けられている吸引管によって吸引することは公知である。
特許文献4、特許文献5および特許文献6からは、複数の排気装置を有するフロートバス装置が公知である。NおよびHからなるフォーミングガスが、フロートバスルーフを通って、フォーミングガス・ハウジングの内部に導入される。所定の流れが、フォーミングガス・ハウジングの内部で、吊るされた分離壁によって調整される。導入されたフォーミングガスによって、内部空間で、過剰圧力が調整される。側壁に設けられた排気管を通って、ガス雰囲気が外へ排出される。アクティブな吸引装置は記載されない。
特許文献7からは、水平方向に延びておりかつスリット状の開口部を有する複数の管が、ガラスリボンの縁部の上方に設けられていてなるフロートバスが公知である。この管システムによって、フォーミングガスが吸引され、フロートバス装置の覆いを通って、フロートバスの内部に導入される。この手段(装置)によって、ガラスリボンが引き伸ばされ、ガラスリボンの縁部が安定化されることが意図される。
この装置において、ガラスリボンに向けられている流れが、フロートバスの自由表面の直ぐ上の領域で、フォーミングガスの中に生じる。このことによって、金属を含有する蒸発されたガスの最高の濃度を有するフォーミングガスは、ガスリボンの方に吸引される。従って、ガラスリボ上の表面の欠陥の危険性が高まる。
すべての知られた解決策において、表面の欠陥の数および/または大きさを著しく減少させるためには、フォーミングガスの雰囲気の吸引が十分に効果的でないことが明らかになった。
US 3,083,551 DE 147 19 50 WO2005-097692 特開平11-302024 特開昭50-3414 特開平11-021137 GB 1 217047
本発明の課題は、フロート法で製造されるガラスリボン上の表面の欠陥の数および/または大きさを減少させることができるフロートバス装置を提供することである。本発明の課題は、更に、板ガラスを製造するための対応の方法を提供することである。
上記課題は、吸引開口部が、水平方向に延びているスリットか開口部であることを特徴とするロートバス装置によって、解決される。
スリット開口部が、フロートバスの長手方向に、すなわち、ガラスリボンの流れの方向に延びていることは好ましい。スリット開口部が側壁に平行にかつ好ましくはフロートバスの表面に平行に延びていることは好ましい。スリット開口部が、水平方向に、ガラスリボンの縁部からの最小の間隔を有する。
溶融したフロートバスの自由表面で、すなわち、ガラスリボンと側壁との間の領域で、金属を含むガス、例えば、スズ含有のガスが蒸発する。特別な措置なしに、金属含有のガスが、フォーミングガスの全体の雰囲気の中に広がる。この場合、これらのガス、あるいは、これらのガスの反応生成物、縮合物または昇華物も、かなりの流量で、ガラスリボンの上方にある、特に、フォーミングガスの雰囲気の中にも達し、最後に、ガラスリボンの表面に、前記表面の欠陥をもたらす。
本発明の利点は、フォーミングガスの雰囲気が、好ましくは、溶融した金属の自由表面の直ぐ上方の、容積の大きな連続する領域から、吸引されることにある。この領域では、フォーミングガスの雰囲気の中の、金属を含む蒸発されたガスの、その濃度が、最高である。前記吸引によって、金属を含むガスおよびこれらのガスから形成された有害な粒子が、フォーミングガスの雰囲気から、フロートバス・ハウジングの側壁に沿って間隔に亘って配設されている円形の吸引管によるよりも効果的にかつ完全に除去される。
スリット開口部とガラスリボンとの間の水平方向の間隔Aは、ガラスリボンの縁部と側壁との間の各々の間隔Aの、少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、特に少なくとも75%である。
スリット開口部が側壁に設けられていることは好ましい。
少なくとも1つのスリット開口部が、少なくとも2つのフロートバス部分の各々に、好ましくは互いに向かい合っている2つの側壁に設けられていることは好ましい。このことによって達成されるのは、ほぼガラスリボンの中央から出て、ガラスリボンの直ぐ上方に、両側で、最近のスリット開口部へと流れが生じることである。特に、ガラスリボンの縁部の直ぐ上の領域、および、ガラスリボンの縁部に隣接する、メタルバスの自由表面では、流れが、ガラスリボンから離れて、スリット開口部へ向けられる。このことによって、金属を含む蒸発されたガスおよび有害な粒子を、金属を含む蒸発されたガスの高い濃度を有するフォーミングガス領域から、ガラスリボンの上方の領域へ運ぶことが、課題に基づいて、著しく阻止される。
スリット開口部が、少なくとも、2つの最初のフロートバス部分に設けられていることは好ましい。熱成形がなされるフロートバス部分、特にフロートバス部分1および2、場合によってはフロートバス部分3においても、フロートバスの温度が最高である。それ故に、そこでは、有害な粒子を有する雰囲気の濃縮が最大である。フロートバス部分に設けられたスリット開口部による吸引によって、雰囲気の汚染除去の効果を著しく高めることができる。
少なくとも2つのスリット開口部が、水平方向に並設されていることは好ましい。
2つのスリット開口部の間の間隔は、出来る限り最小化され、有害な粒子が吸引によっても捕えられることができないデッドスペースを生じないようにするためには、10cmよりも少ないほうがよい。
スリット開口部が、全体として、任意の或るフロートバス部分の長さの少なくとも50%に亘って延びていることは好ましい。スリット開口部が、フロートバス部分の長さの少なくとも70%に亘って、特に好ましくは少なくとも80%に亘って延びていることは好ましい。
スリット開口部が、全体として、フロートバス部分全体の長さの少なくとも50%に亘って延びていることは好ましい。スリット開口部が、フロートバス部分全体の長さの70%に亘って、特に80%に亘って延びていることは好ましい。
吸引開口部のこのような配置では、フォーミングガスの雰囲気は、メタルバスの表面全体に亘って吸引される。それ故に、有害な粒子が蓄積されて、場合によってはフロートバス・ハウジングの中で上昇することができるデッドスペースが生じない。そこから、粒子が、通常、ハウジングの中央で再度下降し、ガラスリボン上に蓄積する。1つの側壁のほぼ全長に亘る、特に、2つの側壁に亘る広範囲の吸引は、この不都合な作用を阻止し、いわゆるトップスペックの明らかな減少をもたらす。
本発明に係わるフロートバス装置で製造される板ガラスは、表面の欠陥の著しく少ない数を示す。m当たりの表面の欠陥の数を、平均で、30−50のトップスペック/mから0−20トップスペック/mに減じることができる。更に、表面の欠陥の大きさが25μm未満の直径に縮小されることが明らかになった。
スリット開口部の水平方向の長さが、30cmないし150cmであることは好ましい。
スリット開口部の横断面積が20ないし40cmであることは好都合である。このことは、スリット開口部の請求された長さでは、各々のスリット開口部の垂直方向の幅が、2ないし10mmであってよいことを意味する。これらの値に従うとき、スリット開口部の内側では、スリット開口部の全長に亘っての、均等な流れが維持される。
スリット開口部が、メタルバスの表面の上方に出来る限り接近して設けられているほうがよい。その目的は、出来る限りすべての粒子を吸引することができるためである。スリット開口部の下縁が、フロートバスの表面の上方の、5cmと10cmの間(垂直方向の間隔A)に設けられていることは好ましい。
吸引導管が、側壁の中で、内側から外側への勾配を有することは好ましい。このことは、吸引導管の中で凝縮された粒子が、外側へ流れ出し、従って、メタルバスを汚染しないことである。
吸引導管がスリットノズルを有することは好ましい。スリットノズルは、実質的に、平面図で三角形の形状を有する。外側の方向に、横断面が先細りになっており、接続された吸引導管の横断面に移行する。側面図では、横断面は、スリット開口部から始まって、接続された吸引導管の横断面への移行部で、拡大している。スリットノズルは、別個の構成部材であってもよく、あるいは、吸引導管である吸引管に一体成形されていてもよい。
スリット状のノズルを、フロートバスの表面の上方に、僅かな間隔をあけて設けることができる。それ故に、ガス雰囲気をフロートバスの直ぐ上方で吸引する可能性が開ける。
スリットノズルにおいて、先細りに関しては、14°ないし40°、好ましくは18°ないし35°、特に好ましくは20°ないし30°の開口角αを、拡大に関しては、2°ないし10°、好ましくは3°ないし8°、特に好ましくは5°ないし7°の開口角βを保つことは好ましい。その目的は、圧力損を出来る限り小さく保ち、縮合物の蓄積の危険性を有するデッドスペースを回避すべく、スリットノズルの中で、スリットの長さに亘って、均等な流れを保証するためである。ここでは、角度αは、平面図のスリットノズルのテーパ状をなす両方の側壁の間の角度であり、角度βは、側面図のスリットノズルの両方の側壁の間の角度である。
スリットノズルが側壁ケーシングに設けられていることは好ましい。
側壁ケーシングが、特に耐火材料からなりかつ少なくともスリットノズルを区画する2つの異形レンガを有することは好ましい。スリットノズルは、この場合、異形レンガに一体成形されている。2つの異形レンガの間の分離線がスリットノズルの間に延びていることは好ましい。
複数の吸引管が、2つの側壁に沿って配設されていることは好ましい。吸引管による吸引力が、適切な吸引手段によって個別に調整可能であることは好ましい。この実施の形態は、フロートバス・ハウジングの内側における種々の温度条件が容易に考慮されることができるという利点を供する。例えば、熱い領域では、冷たい領域で必要であるよりも、単位時間当たりの多いガス量を吸引することができる。
フロートバスタブの少なくとも2つの部分(ベイ)で、2つの向かい合った側壁に、少なくとも1つの吸引管が設けられていることは好都合である。
吸引導管が、フロートバスの表面の方向に延びている湾曲した吸引管を有することは好ましい。この実施の形態は、吸引導管が側壁ケーシングに設けられており、構造に従って、メタルバスの表面から間隔をあけて設けられていなければならない、特にその個所で用いられる。
1つの吸引導管または複数の吸引導管を側壁ケーシングに設けることが、吸引導管の迅速な変換を可能にするのは、例えば、小さいか大きい横断面、あるいは、多いか少ない数の吸引導管が当該の側壁領域で必要とされる場合である。このような適合は、場合によってはフロートバス・ハウジング内の温度状況従ってまた粒子濃度が変化するとき、必要となることができる。
吸引手段がインジェクタポンプであることは好ましい。インジェクタポンプは、吸引管の出口で、低圧を発生させる。
インジェクタポンプは、2つの入口および1つの出口を有し、実質的には、2つの互いに中へ嵌め込まれている管からなる。これらの管を、内管および外管と呼ぶ。内管は外管で終わっており、出口ノズルを有する。吸引流体は、全線圧下で、出口ノズルから外管へ流れ出て、従って、吸引される流体すなわちフォーミングガスの雰囲気を第2の入口から運び去る。このことは、発生した低圧の故に生じる。この原理により、例えばウォータジェットポンプも機能する。
インジェクタポンプの吸引力を、吸引流体の圧力により、高い正確度で容易に調整することができるので、フロートバス・ハウジングの中の粒子の種々の濃度への所望の適合が可能である。正確度は±5m(i.N.)/hである。記号m(i.N.)は、DIN1343に定められている標準立方メートルを意味する。標準立方メートルは、1.011325barの圧力、0%の空気の湿度(乾燥ガス)および0℃の温度の際の立方メートルに対応する量である。
インジェクタポンプを、吸引流体である圧縮空気で操作することは好ましい。
これに応じて、インジェクタポンプが、少なくとも1つの圧縮空気発生器に接続されていることは好ましい。
更に、圧縮空気発生器が、圧縮空気の圧力を制御するための制御装置に接続されていることができ、あるいは、圧縮空気発生器はこのような制御装置を有する。
インジェクタポンプと圧縮空気発生器の間には、圧縮空気の圧力を制御するための制御装置が設けられていることも可能である。このような制御装置は、例えば圧縮空気弁であってもよい。各々のインジェクタポンプの手前にこのような圧縮空気弁が設けられていることは好ましい。その目的は、各々のインジェクタポンプを別個に調整することができるためである。
任意の或るインジェクタポンプには、1つまたは複数の吸引導管が接続されていてもよい。吸引導管をグループごとに設けることは、各々のフロートバス部分の吸引力を別個に調整することを意図するときに、勧められる。任意の或るフロートバス部分の内に、複数の吸引導管が設けられていて、これらの吸引導管を通って、単位時間当たり個別に調整されるガス量を吸引することが意図されるとき、各々の吸引導管が、自身のインジェクションポンプに接続されていることは好ましい。
制御装置が、フロートバスの内側に設けられている少なくとも温度センサに接続されていることは好ましい。温度変化を、制御装置によって、直接に、粒子の最適の吸引を保証するために必要な当該の吸引力に変換することができる。
板ガラス、特にTFTガラスを製造するための方法は、フォーミングガスの雰囲気をスリット開口部によって吸引することを提案する。
フォーミングガスの雰囲気を、ガラスリボンの縁部からの水平方向の間隔Aをあけて吸引することは好ましい。この間隔は、ガラスリボンの縁部と側壁との間の水平方向の間隔の少なくとも30%、好ましくいは少なくとも50%、特に少なくとも75%である。
フォーミングガスの雰囲気を、フロートバスの自由表面の上方の5cmと10cmの間の間隔Aをあけて吸引することは好ましい。
フォーミングガスの雰囲気を、少なくとも1つのスリット開口部を介して吸引することは好ましい。
フロートバス装置に沿って複数の個所で吸引を行なうことは好ましい。フロートバスタブの少なくとも2つのフロートバス部分(ベイ)で、フォーミングガスの雰囲気が吸引される。
フォーミングガスの雰囲気を、好ましくはフロートバス・ハウジングの2つの側壁で、フロートバスの長さの少なくとも50%、特に少なくとも70%、特に好ましくは少なくとも80%に亘って吸引することは好ましい。
更に、各々のフロートバス部分で単位時間当たり吸引されるガス量を、フロートバス部分の温度に従って調整することは好都合である。
ガラスリボンを有するフロートバスの平面図を示す。 他の実施の形態を表わすフロートバス・ハウジングの、その側壁の部分の側面図を示す。 図2における線III−IIIに沿った断面図を示す。 他の実施の形態を表わす図3に対応の横断面図を示す。 他の実施の形態を表わす図3および図4に対応の横断面図を示す。 側壁ケーシングの斜視図を示す。 図5に示したスリットノズルの水平方向の断面図を示す。 他の実施の形態を表わす側壁の、その部分の側面図を示す。 他の実施の形態を表わす側壁の、その部分の側面図を示す。 他の実施の形態を表わす、線IX−IXに沿った、図8に示す側壁の、その横断面を示す。 他の実施の形態を表わす、線IX−IXに沿った、図8に示す側壁の、その横断面を示す。 インジェクタポンプを有するフロートバスの縁部の部分縦断面図を示す。 他の実施の形態を表わす図10に類似する他の断面図を示す。 他の実施の形態を表わす、スリットノズルを有する側壁の、その部分の側面図を示す。 他の実施の形態を表わす側壁の、その縦断面図を示す。 他の実施の形態を表わす側壁の、その縦断面図を示す。
以下、図面を参照して本発明の典型的な実施の形態を詳述する。図1には、フロートバス装置10の、フロートバス・ハウジング11にあるフロートバスタブ12の平面図が示されている。フロートバスタブは、いわゆるベイ番号1ないし8が付されているフロートバス部分に区分されている。フロートバスタブ12には、液状金属、特にスズからなるバス16が満たされている。バス16上には、ガラスリボン18が浮いており、矢印方向に引っ張られる。ガラスリボン18の縁部19と、フロートバスタブ12の側壁14との間の領域は、フロートバスの自由表面を形成する。この自由表面から、スズおよび酸化スズが蒸発することができる。蒸発する金属および金属酸化物から、粒子が形成される。続いて、これらの粒子は、ガラスリボン18の表面に沈殿し、前記トップスペックを引き起こす。
フロートバス装置10の側壁には、吸引管の形態をとる吸引装置30の複数の吸引導管32が設けられている。一目で分かるように、吸引導管32の一部分のみが、描かれている。ベイ番号2には、右側の側壁に、複数の他の吸引導管の代わりに、1つの吸引導管32が描かれている。この吸引導管は、インジェクタポンプ40に接続されている。インジェクタポンプには、圧縮空気発生器60によって、圧縮空気管49を通って、圧縮空気が供給される。圧縮空気を制御するために、インジェクタポンプ40の手前に、制御装置として、制御弁64が設けられている。弁64の制御は、手動でまたは電気的になされてもよい。
ベイ番号3には、同様に、吸引導管32が示されており、ベイ番号4には、2つの吸引導管2が示されている。ベイ4の2つの吸引導管32は、共通のインジェクタポンプ40に接続されている。ベイ3およびベイ4用の2つのインジェクタポンプ40は、共通の圧縮空気管49を介して、圧縮空気発生器60に接続されている。圧縮空気発生器は、電気的に制御装置62に接続されている。この制御装置62は、電気的接続線52を介して、複数の温度センサ50に接続されている。これらの温度センサは、フロートバス・ハウジング11の側壁14の内側に設けられている。図1に示した実施の形態は、吸引導管32およびインジェクタポンプ40のならびに制御弁64および制御装置62の適用例を表わしているにすぎない。
図2には、フロートバス・ハウジング11の側壁20の部分図が示されている。この図は、側壁の内面の側面図である。側壁は、図示した領域では、フロートバスタブの側壁14に設けられている複数の側壁ケーシング22からなる。各々の側壁ケーシング22は、1つのスリット状の吸引開口部34を有する。複数のスリット状の吸引開口部34は、10cmよりも少ない間隔をあけて互いに密に、および約5cmの間隔をあけてメタルバス16の表面17上に密に設けられている。吸引開口部34は、側壁ケーシングの下方領域に位置している。スリット状の吸引開口部34を密に設けることは、有害な粒子が蓄積することがあるデッドスペースが生じることなく、ほぼ側壁の領域全体に亘って、フォーミングガスの雰囲気を吸引することができるという利点を有する。
図3には、図2に示した側壁20の、線III−IIIに沿った断面図が示されている。スリット状の吸引開口部34は、吸引導管32の一部である。吸引導管の横断面は、次第に細くなって、外側の吸引管33の横断面に連なる。
図4には、吸引導管32が、側壁ケーシング22の内側に、外側への勾配を有してなる他の実施の形態が示されている。吸引された粒子は、側壁ケーシング22の内側に従ってまた吸引導管32の内側に、凝縮して、小滴を形成することがある。勾配の故に、これらの凝縮された粒子は、フロートバス・ハウジングに従ってまたメタルバス16に戻らず、これらの凝縮された小滴が、外側の吸引管33へ流出する。
図4aには、吸引導管32が、側壁ケーシング22の内側で、吸引導管の下方の側壁と上方の側壁の間の角度βで拡張してなるもう1つの他の実施の形態が示されている。更に、吸引開口部34の下縁とメタルバス16の表面との間の間隔Aが示されている。
図5には、側壁ケーシング22の斜視図が示されている。側壁ケーシングは、ここに示した実施の形態では、2つの耐火用異形レンガ23および24から形成される。これらのレンガ23,24には、スリットノズル31が一体成形されている。2つの異形レンガ23と24の間の分離線25が、スリットノズル31の中を通って延びている。このことは、適切な製造技術上の利点を伴う。スリットノズル31の水平断面図が、図6に示されている。スリットノズル31の開口角αが、スリットノズル31の2つの境界壁31によって定められることが認められる。この角度は、ここに示した図では、α=20°である。
図7には、複数の側壁ケーシング22を有する側壁20の他の実施の形態が示されている。これらの側壁ケーシング22は、例えば図5のように形成されていてもよいし、夫々1つのスリットノズル31を有してもよい。スリットノズル31を有するこれらの側壁ケーシング22を、フロートバスの全長に亘って連続的に設けることは不可能である。何故ならば、フロートバスの内側の所定の個所には、外側から内側へ、適切な可動性を有しねばならないいわゆるトップローラを挿入しなければならないからである。真中の側壁ケーシング22には、このようなトップローラ70が例として略示されている。トップローラの下方の領域をも吸引することができて、そこで、デッドスペースが生じることがないように、ここに図示した実施の形態では、カバーエレメント80が設けられている。このカバーエレメントは、水平方向の中央部分82と、下方に傾斜した部分83とを有する。これらの傾斜した部分83は、フロートバスの表面17の直ぐ上まで延びている。複数のカバーエレメントは、ガラスリボンの縁部まで延びていることが可能である。傾斜した装置の故に、従って、汚染されたフォーミングガスを、トップローラ70の下方の領域から吸引することができる。
図8には、他の実施の形態が示されている。吸引導管32は、夫々、下方に湾曲した吸引管38を有する。この吸引管には、水平方向に、スリット状の開口部34を有する管36が設けられている。
図9には、線IX−IXに沿った断面図が示されている。図8に対する変形例では、スリット状の吸引開口部34は、管36の下側に設けられている。
図9aには、再度、線IX−IXに沿った断面図が示されている。図8に対する変形例では、スリット状の吸引開口部34は、今や、メタルバス16に対し斜め下方に設けられている。更に、側壁22とガラスリボン18の縁部との間の間隔Aが示されている。間隔Aは、吸引開口部34と、ガラスリボン18の縁部との間の間隔を表わす。
図10には、底壁13および側壁14を有するフロートバスタブ12の部分縦断面図が示されている。フロートバスタブ12の側壁14には、吸引導管32を有する側壁ケーシング22が示されている。
吸引導管32は、フロートバス16の上方で、フロートバス・ハウジング11の内部に通じている。吸引導管32は、外側へ、インジェクタポンプ40に通じている。インジェクタポンプは、外管42および内管44からなり、内管の上端には、ノズル46が設けられている。内管44は、圧縮空気発生器60に接続されている。圧縮空気発生器は、同様に、制御装置62に、電気的に接続されている。電気接続線52を介して、制御装置62は、壁部20の内側に設けられた温度測定センサ50に接続されている。圧縮空気発生器60に発生される圧縮空気は、内管44に流入し、続いて、ノズル46から出て、外管42の内部空間に流入する。従って、吸引導管32が通じている領域の、その外管42には、低圧が発生される。低圧の故に、フォーミングガスの雰囲気が、フロートバス・ハウジング11の内部から吸引される。フロートバス・ハウジング11の内部からの圧縮空気およびガス雰囲気は、吸引管48を通って、上方に共に排出される。
図11には、他の実施の形態が示されている。吸引導管32には、湾曲した吸引管38が設けられている。この吸引管は、フォーミングガスの雰囲気を、フロートバスの表面の直ぐ上で、フロートバス・ハウジング11の内部から吸引することを可能にする。図10の描写に対する変形例では、圧縮空気発生器60とインジェクタポンプ40との間に、圧縮空気弁64が、制御装置として設けられている。その目的は、圧縮空気を制御するためであり、従ってまた、インジェクタポンプ40の吸引力を調整するためである。
図12には、吸引導管32が、内部空間に延びておりかつスリット状の開口部34を有するスリットノズル31を具備してなる他の実施の形態が示されている。このことによって、吸引開口部をフロートバス16の表面17により接近させることが可能である。
図13および14に示されている他の実施の形態では、曲管38が設けられており、この曲管は、図13では、垂直方向下方に側壁ケーシング22の内壁に沿って延びており、それ故に、吸引開口部は、フロートバス16の表面17の直ぐ上に設けられている。図14では、曲管38は、端部部分が湾曲した状態に設計されている。それ故に、端部部分は、水平方向に整列されており、吸引開口部34は、水平方向の吸引を可能にする。
1 ベイ番号
2 ベイ番号
3 ベイ番号
4 ベイ番号
5 ベイ番号
6 ベイ番号
7 ベイ番号
8 ベイ番号
10 フロートバス装置
11 フロートバス・ハウジング
12 フロートバスタブ
13 底壁
14 側壁
16 バス
17 フロートバスの表面
18 ガラスリボン
19 ガラスリボンの縁部
20 側壁
22 側壁ケーシング
23 異形レンガ
24 異形レンガ
25 分離線
30 吸引装置
31 スリットノズル
32 吸引導管
33 外側の吸引管
34 吸引開口部
36 管
38 湾曲した吸引管
40 インジェクタポンプ
42 外管
44 内管
46 ノズル
48 出口管
49 圧縮空気管
50 温度測定センサ
52 電気接続線
60 圧縮空気発生器
62 制御装置
64 制御弁
70 トップローラ
80 カバーエレメント
82 中間部分
83 側方部分

Claims (31)

  1. 長手方向にフロートバス部分(ベイ)(1−8)に区分されているフロートバス装置(10)であって、フロートバスタブ(12)と、フロートバスルーフと側壁(14,20)とを有するフロートバス・ハウジング(11)、および前記フロートバス・ハウジング(11)にあるフォーミングガスの雰囲気を吸引するための吸引装置(30)を具備し、前記フロートバスタブ(12)には、前記フロートバス(16)上に浮いているガラスリボン(18)を製造するための、液状金属からなるフロートバス(16)があり、前記吸引装置(30)は、少なくとも1つの吸引開口部を有する少なくとも1つの吸引導管(32)を、少なくとも1つの側壁(14,20)に具備し、少なくとも1つの吸引手段を、前記フロートバス・ハウジング(11)の外側に具備してなるフロートバス装置において、
    前記吸引開口部は、水平方向に延びているスリット開口部(34)であり、前記側壁(20)内の前記吸引導管(32)は、内側から外側への勾配を有していることを特徴とするフロートバス装置。
  2. 前記スリット開口部(34)は、前記ガラスリボン(18)の縁部からの水平方向の間隔Aを有し、この間隔は、前記ガラスリボン(18)の前記縁部と前記側壁(22)との間の水平方向の間隔Aの少なくとも30%であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記スリット開口部(34)は、前記側壁(14,20)に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 少なくとも2つのフロートバス部分(1ないし8)の夫々には、少なくとも1つのスリット開口部(34)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記複数のスリット開口部(34)は、少なくとも、前記2つの最初のフロートバス部分(1,2)に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 少なくとも2つのスリット開口部(34)は、水平方向に並設されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記スリット開口部(34)は、全体として、任意の或るフロートバス部分の長さの少なくとも50%に亘って延びていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記スリット開口部(34)は、全体として、前記フロートバス(16)の長さの少なくとも50%に亘って延びていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 各々のスリット開口部(34)の水平方向の長さは、30cmないし150cmであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記各々のスリット開口部(34)の横断面積は、20ないし40cmであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記スリット開口部(34)の下縁は、前記フロートバス(16)の表面(17)の上方の、5cmと10cmの間に設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記スリット開口部(34)と、前記ガラスリボン(18)の前記縁部(28)との間の水平方向の間隔Aは、前記側壁(22)と前記ガラスリボン(18)の前記縁部(28)との間の水平方向の間隔Aの少なくとも50%であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記スリット開口部(34)と、前記ガラスリボン(18)の前記縁部(28)との間の水平方向の間隔Aは、前記側壁(22)と前記ガラスリボンの前記縁部(28)との間の水平方向の間隔Aの少なくとも75%であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記側壁(20)に設けられた前記吸引導管(32)は、内から外へ勾配を有することを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 前記吸引導管(32)は、前記スリット開口部(34)を有するスロットノズル(31)を具備することを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記スリットノズルは、平面図のこのスリットノズルの、テーパ状をなす両方の側壁の間で、平面図で14°ないし40°の角度αを有し、側面図の前記スリットノズルの両方の側壁の間で、2°ないし10°の角度βを有することを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記スリットノズル(31)は、側壁ケーシング(22)に設けられていることを特徴とする請求項15または16に記載の装置。
  18. 前記側壁ケーシング(22)は、少なくとも前記スリットノズル(31)を区画する2つの異形レンガ(23,24)を有することを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 前記吸引手段は、前記吸引導管(32)の出口で低圧を発生するインジェクタポンプ(40)であることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 前記インジェクタポンプ(40)は、少なくとも1つの圧縮空気発生器(60)に接続されていることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 前記圧縮空気発生器(60)は、圧縮空気の圧力を制御するための少なくとも1つの制御装置(62)を有し、あるいは、少なくとも1つのかような制御装置(62)に接続されていることを特徴とする請求項19または20に記載の装置。
  22. 前記インジェクタポンプ(40)と前記圧縮空気発生器(60)との間には、圧縮空気の圧力を制御するための少なくとも1つの制御装置(62)が設けられていることを特徴とする請求項19ないし21のいずれか1項に記載の装置。
  23. 前記制御装置(62)は制御弁(64)であることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 前記制御装置(62)は、少なくとも1つの温度測定センサ(50)に接続されており、この温度測定センサは、前記フロートバス・ハウジング(11)の内部に設けられていることを特徴とする請求項21ないし23のいずれか1項に記載の装置。
  25. 板ガラスの製造方法であって、複数の側壁を有するフロートバス・ハウジングで、フォーミングガスの雰囲気下で、ガラス溶融物を液状のメタルバス上に注ぎ、ガラスリボンを成形し、このガラスリボンを前記メタルバスから引き上げ、前記メタルバスの上方のフォーミングガスの雰囲気を、前記フロートバス・ハウジングの少なくとも1つの側壁を介して吸引する方法において、
    前フォーミングガスの雰囲気を、水平方向に、内側から外側への勾配を有しているスリットを介して吸引することを特徴とする方法。
  26. 前記板ガラスは、TFTガラスであることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記フォーミングガスの雰囲気を、前記ガラスリボンの前記縁部と前記側壁との間の水平方向の間隔Aの少なくとも30%である、前記ガラスリボンの前記縁部からの水平方向の間隔Aをあけて、吸引することを特徴とする請求項25または26に記載の方法。
  28. 前記フォーミングガスの雰囲気を、前記側壁に沿って、複数の個所で吸引することを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 前記フォーミングガスの雰囲気を、前記フロートバス・ハウジングの少なくとも2つのフロートバス部分(ベイ)でスリットを介して吸引することを特徴とする請求項27または28に記載の方法。
  30. 前記フォーミングガスの雰囲気を、前記フロートバスの長さの少なくとも50%に亘って吸引することを請求項27ないし29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 各々のフロートバス部分において単位時間あたりに吸引されたガス量を、前記フロートバス部分の温度に従って調整することを特徴とする請求項27ないし30のいずれか1項に記載の方法。
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