JP5413630B2 - デッドボルトの構造 - Google Patents

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Description

この発明は、デッドボルトの構造に係り、特に、デッドボルトとストライク孔の相対位置が多少狂っても施錠ができるモータ駆動電気錠用のデッドボルトに関する。
電気錠の錠止機構には種々の型式があるが、特にデッドボルトをモータにより駆動するものは、錠止が確実なので重要な部屋の戸口に多用されている。
しかして、この型式の電気錠は、マイクロモータ等の電動機の回転力を、減速機を介してデッドボルト駆動機構に伝達するように構成されており、デッドボルトを駆動する力は強大なものになる。
一方、戸口を錠止する際、例えばクローザが気密室のパッキングを完全に押切れない状態で、換言すれば扉が完全に閉りきらない状態でモータを作動させると、デッドボルトの先端がストライク孔の開口端縁部に突き当たりデッドボルトが停止してしまうので、モータが焼き切れてしまう、という不都合がある。
この不都合は、例えば経年変化によって扉が反ってしまい、扉の自由側端縁が正規の位置から外れた場合にも生じる。
そこで、本出願人は、先に、後記特許文献1を以て、デッドボルトとストライク孔との相対位置が少し狂っても施錠ができる新規なデッドボルトの構造を提案した。
また、本出願人は、後記特許文献2を以て、減速機を介してモータに連結されたセクターギアと、デッドボルトを直接駆動する駆動アームとを相互に独立に回動可能に連結すると共に、これらの間にばね部材を弾装したモータ駆動電気錠のモータ保護機構を提案した。
特願2006−038603 特願2006−186026
上記特許文献2に記載された発明は、特許文献1に記載された発明の目的をデッドボルトの駆動機構の改良という手段で達成している。
一方、特許文献2に記載された発明には、特許文献1に記載された発明に相当するデッドボルトの構造に関する発明が内在している。
そこで、この出願は、上記特許文献2に記載された発明に内在するデッドボルトの構造に関する発明を分割し、独立した発明として出願することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、錠箱内においてそのフロント板に垂直な前後方向に移動可能に案内され、後端部に従動切欠を形成したデッドボルトの前端部に、デッドボルトの両側面に沿ってその長さ方向に延在し、前端をブリッジ片により一体に結合された一対の調整板をデッドボルトの長さ方向移動可能に設けると共に、調整板の水平方向における外法寸法をストライク孔の幅より小さく設定し、一方、上記ブリッジ片をデッドボルトの切欠を水平に、かつ摺動可能に貫通させることにより切欠に係合させ、他方、上記一対の調整板をデッドボルトに対し相対的に前方に付勢して、調整板に外力が作用しないときブリッジ片をデッドボルト前端の補強板の後側に当接させ、以て、デッドボルトとストライク孔とが整合しているときにはデッドボルト及び調整板を共にストライク孔に投入し、デッドボルトとストライク孔が少しずれており、調整板がストライク孔の開口端縁に引っ掛かる場合には、調整板をストライク板と当接する位置に残し、デッドボルトのみをストライク孔に投入するようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1に記載の発明は、デッドボルトの両側に配設された一対の調整板の厚み分、すなわち、各調整板の板厚の2倍分ストライク孔の水平方向の寸法、すなわち幅を大きく設定することができる。
そのため、デッドボルトがストライク孔の開口端縁部に当接する場合でも、調整板がストライク孔の開口端縁部に当接するすることになり、取り敢えずデッドボルトをストライク孔に投入することにより錠止を完全にすることができる。
この場合、扉口に致った巡回要員が扉を閉止方向に押動すれば、調整板とストライク孔が水平方向において整合するので、調整板がばね部材の弾力により前方に突出して、ストライク孔に係入することができる、等種々の効果を奏する。
デッドボルトの前端部に、デッドボルトの両側面に沿ってその長さ方向に延在する一対の調整板をデッドボルトの長さ方向移動可能に設け、これら一対の調整板をデッドボルトに対し相対的に前方に付勢する、という簡単な構造で、調整板の厚さ分デッドボルトとストライク孔の間隔がずれても一応の施錠ができる。
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図1において符号1はモータ駆動電気錠の錠箱を示し、この錠箱1の上部には、細長い矩形で示されるデッドボルト2が、錠箱のフロント板3に垂直な前後方向に移動可能に、換言すればフロント板3から出没可能に案内されている。
図示の実施例におけるデッドボルト2は、図2に示すように、横断面形状が逆U字形の鞘体4と、この鞘体4に包持された、例えば板材を3枚重ねにした芯体5とからなる。
そして、これら鞘体4及び芯体5とからなるデッドボルト1の前端部には、図5に明示するように、これらを水平方向に貫通する切欠6が形成されている。この切欠6の鞘体4及び芯体5において共通の左端を図5において符号7で示す。
また、図5に示すように、デッドボルトの先端に補強板8がかしめつけられているが、この補強板8は図2では示されていない。
更にまた、図1に示すように、デッドボルト2の後端部下側に従動切欠9が形成されており、この従動切欠9と係合する後述の駆動アーム11により、デッドボルト2が前後方向(図1で左右方向)に駆動されることは従来のデッドボルト駆動機構と同様である。
一方、図1に示すように、デッドボルト2の下方には所謂デッドカムが配設されている。
なお、このデッドカムから図示しないマイクロモータに致る駆動系は本願発明の要旨とは関係がないが、本願発明によるデッドボルトの構造をより良く理解するためにその一応の説明は必要である。
このデッドカムは、図示しない減速機を介して電動モータに連結された駆動ギア12と噛み合うセクターギア13と、上記駆動アーム11とを備えている。
また、図示の実施例におけるデッドカムは、その中央部に図示しないシリンダ錠及び/又は室内側のサムターンに連係されるクラッチ孔14が開口している。
通常のデッドカムでは上記駆動アーム11とセクターギア13とは一体的に結合されているが、本発明においては、これらは相互に独立に回動できるように連結されている。
図示の実施例では、図2に示すように、円弧状のセクターギア13は一対のカップ状のホルダの開口部に挟まれるようにしてかしめによりホルダに連結されており、これら一対のホルダの内側空間には、上記駆動アームを一体に連結した付番しないカップ状の案内部材が、ホルダとは独立に回動可能に嵌合している。
通常の錠止機構では空洞である上記一対のホルダの内側空間には、圧縮コイルばねとしてのばね部材15が弾装されている。
そして、このばね部材15の一端は上記ホルダに、他端は上記駆動アームを一体に連結した付番しないカップ状の案内部材に夫々掛け止められており、このばね部材の弾力により、図1において、駆動アーム11に関し、山形の先端を有するクリック係合部16を反時計方向に、換言すれば、駆動アーム11とクリック係合部16とが相互に近接するように付勢されている。
他方、図1乃至図3に示すように、デッドボルト2の両側には前後方向に延在する一対の調整板17、17が同方向に移動可能に支持、案内されている。
すなわち、一対の調整板17、17の前端はブリッジ片18(図2参照)によって一体に結合され、他端はデッドボルト2の後端部に形成された横長のガイド溝19を通る連結ピン21によって一体的に結合されている。
上記ブリッジ片18は、前記デッドボルトの切欠6(図5参照)を水平に、かつ摺動可能に貫通するようにしてこれと係合すると共に、一対の調整板17、17を一体に結合しており、また、ブリッジ片18の背面と前記切欠の左端(図5参照)との間には、圧縮コイルばねとしての付勢ばね22が弾装されている。
なお、図4において符号23は錠止レバーを、符号24はその制御板を示すが、これらは本発明に関係がないので、更に詳細な説明は省略する。
上記のように構成された請求項1に記載の発明によるデッドボルトは、図1に示すように、解錠時には錠箱1内に引込んでいる。
そして、調整板の前記ブリッジ片18は、付勢ばね22の弾力により、前記補強板8の後側に当接している。
施錠のため駆動ギア12を介してセクターギア13を時計方向に回動させると、調整板17もストライク孔に投入可能に両者が整合しているときには、図3に示すように、駆動アーム11及びセクターギア13が一体的に時計方向に回動し、デッドボルト2及び調整板17を共にストライク孔に投入する。
一方、デッドボルト2とストライク孔とが大きくずれている場合には、図4に示すように、デッドボルト2の前端がストライク孔の開口端縁に衝止される結果、デッドボルト2と駆動アーム11とを施錠位置に残してセクターギアのみが時計方向に所定の角度回動する。
そのため、モータに過電流が流れず、その焼損事故が防止される。
他方、デッドボルト2が少しストライク孔とずれ、デッドボルト2はストライク孔に投入可能であるが、調整板17がストライク孔の開口端縁に引っ掛かる場合には、図5に示すように、調整板17をストライク板と当接する位置に残し、デッドボルト2がストライク孔に投入される。
この場合、扉を閉扉方向に少し押すことにより、付勢ばね22の弾力によって調整板17もストライク孔に自動的に投入される。
この発明の一実施例によるデッドボルトを備えた錠箱の要部を示す一部断面側面図で、解錠状態を示す。 この発明の一実施例によるデッドボルトを備えた錠箱の要部を示す一部断面正面図。 この発明の一実施例によるデッドボルトを備えた錠箱の要部を示す一部断面側面図で、施錠状態を示す。 図1と同様の一部断面側面図で、デッドボルトとストライク孔とが大きくずれ、デッドボルトがストライク孔の開口端縁に当接した状態を示す。 図1と同様の一部断面側面図で、デッドボルトとストライク孔とが少しずれ、調整板がストライク孔の開口端縁に当接した状態を示す。
1 錠箱
2 デッドボルト
3 フロント板
4 鞘体
5 芯体
6 切欠
7 切欠の左端
8 補強板
9 従動切欠
11 駆動アーム
12 駆動ギア
13 セクターギア
14 クラッチ孔
15 ばね部材
16 クリック係合部
17 調整板
18 ブリッジ片
19 ガイド溝
21 連結ピン
22 付勢ばね

Claims (1)

  1. 錠箱内においてそのフロント板に垂直な前後方向に移動可能に案内され、後端部に従動切欠を形成したデッドボルトの前端部に、デッドボルトの両側面に沿ってその長さ方向に延在し、前端をブリッジ片により一体に結合された一対の調整板をデッドボルトの長さ方向移動可能に設けると共に、調整板の水平方向における外法寸法をストライク孔の幅より小さく設定し、一方、上記ブリッジ片をデッドボルトの切欠を水平に、かつ摺動可能に貫通させることにより切欠に係合させ、他方、上記一対の調整板をデッドボルトに対し相対的に前方に付勢して、調整板に外力が作用しないときブリッジ片をデッドボルト前端の補強板の後側に当接させ、以て、デッドボルトとストライク孔とが整合しているときにはデッドボルト及び調整板を共にストライク孔に投入し、デッドボルトとストライク孔が少しずれており、調整板がストライク孔の開口端縁に引っ掛かる場合には、調整板をストライク板と当接する位置に残し、デッドボルトのみをストライク孔に投入するようにしたことを特徴とするデッドボルトの構造。
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