JP5413495B2 - 接合方法 - Google Patents

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本発明は、摩擦攪拌を利用した金属部材の接合方法に関する。
金属部材(金属要素)同士を接合する方法として、摩擦攪拌接合(FSW=Friction Stir Welding)が知られている。摩擦攪拌接合は、回転させた回転ツールを金属部材同士の突合部に沿って移動させ、回転ツールと金属部材との摩擦熱により突合部の金属を塑性流動させることで、金属部材同士を固相接合させるものである(例えば、特許文献1、2参照)。なお、回転ツールは、円柱状を呈するショルダ部の下端面に攪拌ピン(プローブ)を突設してなるものが一般的である。
特開2003−164980号公報 特開2005−66669号公報
ところで、従来の摩擦攪拌を用いた接合方法では、回転ツールと金属部材との摩擦熱により塑性流動化された金属の一部が回転ツール外周部からバリとなって排出され、塑性化領域の金属が不足するため、塑性化領域が沈下して金属要素同士の接合部分に溝(凹み)を形成し、さらには塑性化領域に空洞を形成してしまって接合欠陥を生じてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、金属要素同士の突合部を高い接合品質で接合する接合方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の接合方法は、金属要素同士の突合部の両側に第一タブ材と第二タブ材を配置するタブ配置工程と、前記第一タブ材と前記第二タブ材を溶接により前記金属要素に仮接合する溶接工程と、前記金属要素の表面よりも盛り上がった肉盛部を肉盛溶接によって前記突合部に形成して前記突合部を接合する仮接合工程と、前記第一タブ材または前記第二タブ材の表面に本接合工程で使用する回転ツールの攪拌ピンを挿入するための下穴を形成する下穴形成工程と、前記金属要素同士の突合部を前記回転ツールによって摩擦攪拌を行って前記金属要素同士を前記突合部で接合する本接合工程と、を含み、前記肉盛部の幅は、前記回転ツールのショルダ部の径の26%〜90%の幅で形成され、前記回転ツールの攪拌ピンは、前記ショルダ部の下端面の中央から垂下するともとに、先細りの円錐台状に成形されており、前記下穴の内径は、前記回転ツールの前記攪拌ピンの最大外径よりも小さくなっており、前記本接合工程では、回転した前記回転ツールの前記攪拌ピンの先端側を、前記下穴内に挿入した後、前記突合せ部及び前記肉盛部に摩擦攪拌を行うことを特徴とする。
この構成によれば、本接合工程において塑性流動化された金属の一部が回転ツール外周部からバリとなって排出されたとしても、仮接合工程で形成された肉盛部の塑性流動化した金属がその分を補うため、金属の不足を招くことがなくなる。そのため、塑性化領域内の空洞の形成や塑性化領域表面の凹み等の接合欠陥を防いで、高品質な摩擦攪拌接合を行うことができるようになる。また、下孔を備えることで、確実に開始位置に回転ツールの攪拌ピンを挿入することができる。また、この構成によれば、回転ツールの攪拌ピンの挿入抵抗(圧入抵抗)を低減することができる。
本発明の請求項2に記載の接合方法は、請求項1において、さらに、前記仮接合工程前に、前記突合部に沿って溝を形成する溝形成工程を含み、前記仮接合工程では、肉盛溶接によって前記溝を埋めて前記肉盛部を形成することを特徴とする。
この構成によれば、金属要素の表面に溶融金属を肉盛溶接する場合に比べて、金属要素に形成した溝の表面と溶接材料の溶融金属との接触面積が大きくなって、金属要素と肉盛部との接合力が大きくなる。そのため、本接合工程において、回転ツールによる摩擦力によって肉盛部の金属要素からの剥離を防ぐこともできる。
本発明の請求項3に記載の接合方法は、請求項1または請求項2において、前記仮接合工程では、前記突合部に沿って連続した前記肉盛部を形成することを特徴とする。この構成によれば、肉盛部の高さが略一定しているため、回転ツールを略一定の高さで突合部(肉盛部)に沿って移動させることができる。
本発明の請求項4に記載の接合方法は、請求項1または請求項2において、前記仮接合工程では、前記突合部に沿って不連続に前記肉盛部を形成することを特徴とする。この構成によれば、肉盛溶接の金属が少なくて済む。なお、肉盛部が形成されていない突合部にも、肉盛部の金属が移動するため、金属が不足することはない。
本発明の請求項5に記載の接合方法は、請求項1から請求項4のいずれか1項において、前記仮接合工程では、前記突合部に形成した肉盛部から連続するように、前記金属要素および前記タブ材の表面から盛り上がったタブ肉盛部を前記タブ材に形成し、前記本接合工程では、前記タブ肉盛部の一方に設定した本接合工程の開始位置から前記タブ肉盛部の他方に設定した本接合工程の終了位置まで前記突合部に沿って摩擦攪拌を行うことを特徴とする。
この構成によれば、突合部で回転ツールの抜き差しを行わないため、回転ツールの抜き差しによる接合欠陥を突合部に形成することがない。また、タブ材にもタブ肉盛部を形成したため、回転ツールと金属部材との摩擦熱により、塑性流動化された金属の一部が回転ツール外周部からバリとなって排出されたとしても、肉盛部およびタブ肉盛部の金属がその分を補い、突合部の端部の金属が不足しないため、突合部の端部の接合欠陥を防ぐことができる。
本発明の請求項6に記載の接合方法は、請求項1から請求項5のいずれか1項において、前記溶接工程では、前記金属要素と前記第一タブ材とにより形成された入隅部を溶接して前記金属要素と前記第一タブ材とを仮接合し、前記金属要素と前記第二タブ材とにより形成された入隅部を溶接して前記金属要素と前記第二タブ材とを仮接合することを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の接合方法は、請求項1から請求項6までのいずれか1項において、前記仮接合工程には、前記金属要素の一方の面に前記肉盛部を形成する第1の形成工程と、前記金属要素の他方の面に前記肉盛部を形成する第2の形成工程とが含まれ、前記本接合工程には、前記第1の形成工程で形成した前記肉盛部に摩擦接合を行う第1の摩擦攪拌工程と、前記第2の形成工程で形成した前記肉盛部に摩擦接合を行う第2の摩擦攪拌工程とが含まれ、前記第1の摩擦攪拌工程によって形成される塑性化領域と第2の摩擦攪拌工程によって形成される塑性化領域とが金属要素の厚さ方向の中央部において重なるように摩擦攪拌を行うことを特徴とする。
この構成によれば、金属要素の表裏面に仮接合を行い、その表裏面に本接合としての摩擦攪拌を行って、表裏から金属要素同士を接合し、表裏のそれぞれから形成される塑性化領域同士が重なるため、金属要素同士を隙間無く接合することができる。
本発明の請求項8に記載の接合方法は、金属要素同士の突合部を回転ツールによって摩擦攪拌を行って前記金属要素同士を前記突合部で接合する接合方法であって、前記金属要素同士の突合部の両側に第一タブ材と第二タブ材を配置するタブ配置工程と、前記第一タブ材と前記第二タブ材を溶接により前記金属要素に仮接合する溶接工程と、前記第一タブ材または前記第二タブ材の表面に前記回転ツールの攪拌ピンを挿入するための下穴を形成する下穴形成工程と、前記金属要素の一方の面の前記突合部に、当該一方の面よりも盛り上がった第1の肉盛部を肉盛溶接によって形成して、前記突合部を前記一方の面から接合する第1の仮接合工程と、前記第1の仮接合工程で形成された前記第1の肉盛部に摩擦攪拌を行って前記金属要素同士を前記突合部で前記一方の面から接合する第1の摩擦攪拌工程と、前記金属要素の前記一方の面の裏側の他方の面の前記突合部に、当該他方の面よりも盛り上がった第2の肉盛部を肉盛溶接によって形成して、前記突合部を前記他方の面から接合する第2の仮接合工程と、前記第2の仮接合工程で形成された前記第2の肉盛部に摩擦攪拌を行って前記金属要素同士を前記突合部で前記他方の面から接合する第2の摩擦攪拌工程と、を含み、前記肉盛部の幅は、前記回転ツールのショルダ部の径の26%〜90%の幅で形成され、前記回転ツールの攪拌ピンは、前記ショルダ部の下端面の中央から垂下するとともに、先細りの円錐台状に成形されており、前記下穴の内径は、前記回転ツールの前記攪拌ピンの最大外径よりも小さくなっており、前記摩擦攪拌工程では、回転した前記回転ツールの前記攪拌ピンの先端側を、前記下穴内に挿入した後、前記第1の摩擦攪拌工程で形成される塑性化領域と前記第2の摩擦攪拌工程で形成される塑性化領域とが金属要素の厚さ方向の中央部において重なるように摩擦攪拌を行うことを特徴とする。
この構成によれば、金属要素の表裏面に仮接合を行い、その表裏面に本接合としての摩擦攪拌を行って、表裏から金属要素同士を接合し、表裏のそれぞれから形成される塑性化領域同士が重なるため、金属要素同士を隙間無く接合することができる。また、下孔を備えることで、確実に開始位置に回転ツールの攪拌ピンを挿入することができる。また、この構成によれば、回転ツールの攪拌ピンの挿入抵抗(圧入抵抗)を低減することができる。
本発明に係る接合方法によれば、金属要素同士の突合部を高い接合品質で接合することができるようになる。
実施形態に係る金属部材、第一タブ材および第二タブ材の配置を説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)のI−I線断面図、(d)は(b)のII−II線断面図である。 実施形態の溝形成工程を説明するための平面図である。 実施形態の仮接合工程を説明するための平面図である。 実施形態の回転ツールの構造と摩擦攪拌工程の開始時の様子とを説明するための図であって、図3のIV-IV線断面図である。 実施形態の摩擦攪拌工程での突合部の様子を説明するための図であって、(a)は突合部の摩擦攪拌前の様子を示す図3のV−V線断面図、(b)は突合部の摩擦攪拌後の様子を示す図6のVI-VI線断面に相当する断面図である。 実施形態の摩擦攪拌工程を説明するための平面図である。 実施形態の摩擦攪拌工程を説明するための断面図であって、(a)は摩擦攪拌開始時の様子を示す図3のIII-III線断面に相当する断面図、(b)は摩擦攪拌実施中の様子を示す図6のIII-III線断面に相当する断面図、(c)は摩擦攪拌終了時の様子を示す断面図である。 実施形態の溝形成工程で形成する溝の変形例を示す図であり、(a)は断面略U字形状の溝を示す断面図、(b)は断面略矩形状の溝を示す断面図である。 実施形態の摩擦攪拌工程の変形例を説明するための断面図であって、(a)は摩擦攪拌開始時の様子を示す図7の(a)に相当する断面図、(b)は摩擦攪拌実施中の様子を示す図7の(b)に相当する断面図、(c)は摩擦攪拌終了時の様子を示す図7の(c)に相当する断面図である。
本発明を実施するための最良の形態として、金属部材(金属要素)同士の突合部に攪拌ピン(プローブ)を挿入して、その攪拌ピンを回転させながら、攪拌ピンおよび金属部材同士を相対的に移動させて、突合部に摩擦攪拌を行い、金属部材同士を接合する接合方法について説明する。
この実施形態では、図1に示すように、金属部材1,1を直線状に繋ぎ合せる場合を例示する。
まず、接合すべき金属部材1,1を詳細に説明するとともに、この金属部材1,1を接合する際に用いられる第一タブ材2と第二タブ材3を詳細に説明する。
金属部材1は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金など摩擦攪拌可能な金属材料からなる。本実施形態では、一方の金属部材1および他方の金属部材1を、同一組成の金属材料で形成している。金属部材1,1の形状・寸法に特に制限はないが、少なくとも突合部J1における厚さ寸法を同一にすることが望ましい。
第一タブ材2および第二タブ材3は、金属部材1,1の突合部J1を挟むように配置されるものであって、それぞれ、金属部材1,1に添設され、金属部材1の側面14側に現れる金属部材1,1の継ぎ目(境界線)を覆い隠す。第一タブ材2および第二タブ材3の材質に特に制限はないが、本実施形態では、金属部材1と同一組成の金属材料で形成している。また、第一タブ材2および第二タブ材3の形状・寸法にも特に制限はないが、本実施形態では、その厚さ寸法を突合部J1における金属部材1の厚さ寸法と同一にしている。
以下、本実施形態に係る接合方法を詳細に説明する。本実施形態に係る接合方法は、(1)準備工程、(2)摩擦攪拌接合工程(本接合工程)を含むものである。
(1)準備工程 :
まず、図1を参照して準備工程を説明する。準備工程は、接合すべき金属部材1,1や当て部材(第一タブ材2および第二タブ材3)を摩擦攪拌接合可能な状態に準備する工程であり、(1-1)突合工程、(1-2)タブ材配置工程、(1-3)溶接工程、(1-4)溝形成工程、(1-5)仮接合工程、(1-6)下穴形成工程を含んでいる。
(1-1)突合工程は、接合すべき金属部材1,1を突き合せる工程である。図1の(c)に示すように、一方の金属部材1の側面11に他方の金属部材1の側面11を密着させるとともに、一方の金属部材1の表面12と他方の金属部材1の表面12を面一にし、さらに、一方の金属部材1の裏面13と他方の金属部材1の裏面13を面一にする。
(1-2)タブ材配置工程は、金属部材1,1の突合部J1の両側に第一タブ材2と第二タブ材3を配置する工程である。図1の(b)に示すように、金属部材1,1の突合部J1の一端側に第一タブ材2を配置してその当接面21を金属部材1,1の側面14,14に当接させるとともに、突合部J1の他端側に第二タブ材3を配置してその当接面31を金属部材1,1の側面14,14に当接させる。このとき、図1の(d)に示すように、第一タブ材2の表面22と第二タブ材3の表面32を金属部材1の表面12と面一にするとともに、第一タブ材2の裏面23と第二タブ材3の裏面33を金属部材1の裏面13と面一にする。
(1-3)溶接工程は、第一タブ材2と第二タブ材3を溶接により金属部材1,1に仮接合する工程である。図1の(a)および(b)に示すように、金属部材1と第一タブ材2とにより形成された入隅部2a,2a(すなわち、金属部材1の側面14と第一タブ材2の側面24とにより形成された角部2a,2a)を溶接して金属部材1と第一タブ材2とを接合し、金属部材1と第二タブ材3とにより形成された入隅部3a,3a(すなわち、金属部材1の側面14と第二タブ材3の側面34とにより形成された角部3a,3a)を溶接して金属部材1と第二タブ材3とを接合する。なお、入隅部2a,3aの全長に亘って連続して溶接を施してもよいし、断続して溶接を施してもよい。
(1-4)溝形成工程は、図2に示すように、突合部J1とタブ突合部J2,J3とのそれぞれに沿って溝4(溝41,42,43)を形成する工程である。溶接工程の後に、タブ突合部J2およびタブ突合部J3のそれぞれに沿って、例えばエンドミルによって溝42および溝43を形成する。また、突合部J1に沿ってタブ突合部J2およびタブ突合部J3を横切らせて、突合部J1に沿った溝41を形成する。なお、溝41,42,43の幅αは、図4に示すように、回転ツールAのショルダ部A1の径βの26%〜90%の幅で形成されることが望ましい。また、溝41と溝42,43とは、タブ突合部J2,J3でそれぞれ交差している。また、この溝形成工程で形成される溝4は、図4に示すように、突合部J1を頂点にした断面略V字形状に形成されている。
(1-5)仮接合工程は、図3に示すように、溝形成工程で形成された溝41,42,43(図2参照)に肉盛溶接を行って、金属部材1、第一タブ材2および第二タブ材3の表面12,22,32よりも盛り上がった肉盛部5を形成し、これによって突合部J1とタブ突合部J2,J3とを接合する工程である。
ここで、溝41に肉盛して形成される肉盛部5において、突合部J1の部分を突合肉盛部51aと表し、この突合肉盛部51aに連続するように第一タブ材2に形成された部分をタブ肉盛部51bと表し、同様に、突合肉盛部51aに連続するように第二タブ材3に形成された部分をタブ肉盛部51cと表す。さらに、タブ突合部J2に形成した溝42を肉盛した部分を接合肉盛部52a,52bと表し、タブ突合部J3に形成した溝43を肉盛した部分を接合肉盛部53a,53bと表すこととする。
この肉盛部5は、図4、図5の(a)に示すように、溝4を埋める体積と、塑性流動化された金属の一部が回転ツール外周部からバリとなって排出される分を少なくとも補う体積とを含む厚みを有している。即ち、肉盛部5の体積は、溝4の体積と、塑性流動化された金属の一部が回転ツール外周部からバリとなって排出される体積との和よりも大きくなることが好ましい。また、塑性流動化した金属は、肉盛部5の脇の表面12上にも移動するため、その分を考慮して肉盛部5を厚く形成しておくことが望ましい。また、肉盛部5の幅αはショルダ部A1の径βの26%〜90%の幅で形成されることが望ましい。なお、肉盛溶接は、例えば、TIG(Tungsten Inert Gas Arc Welding)溶接やMIG(Metal Inert Gas Arc Welding)溶接によって行えばよい。また、肉盛部5の溶接材料は、金属部材1と異なっていてもよいが、ここでは同一であるとして説明する。
(1-6)下穴形成工程は、図3および図4に示すように、第一タブ材2に形成した肉盛部5の端部に下穴6を形成する工程である。この下穴6は、第一タブ材2に設定した摩擦攪拌の開始位置Sに回転ツールAの攪拌ピンA2を挿入するための穴であり、回転ツールAの攪拌ピンA2の挿入抵抗(圧入抵抗)を低減する目的で設けられるものである。この下穴6は、図示せぬドリルなどで穿孔することで形成される。この下穴6の形態に特に制限はないが、本実施形態では、円筒状としている。また、下穴6の深さγを攪拌ピンA2の長さδよりも短くなるように形成することが望ましい。
なお、本実施形態では、第一タブ材2側に位置する突合部J1に摩擦攪拌の開始位置Sを設け、第二タブ材3に終了位置Eを設けているが、開始位置Sと終了位置Eの位置を限定する趣旨ではない。例えば、開始位置Sや終了位置Eを突合部J1の適所に設けてもよい。この場合、第一タブ材2や第二タブ材3を省略してもよい。また同様に、本実施形態では、第一タブ材2に下穴6を形成しているが、下穴6の位置に特に制限はなく、第二タブ材3に形成してもよいし、タブ突合部J2,J3に形成してもよく、好適には、本実施形態の如く金属部材1の表面12側に現れる金属部材1,1の継ぎ目(境界線)の延長線上に形成することが望ましい。また、下穴6の内径は、回転ツールAの攪拌ピンA2の最大外径(上端径)よりも小さくなっている。
準備工程が終了したら、金属部材1,1、第一タブ材2および第二タブ材3を図示せぬ摩擦攪拌装置の架台に載置し、クランプ等の図示せぬ治具を用いて移動不能に拘束する。なお、溶接工程を省略する場合には、図示せぬ摩擦攪拌装置の架台上で、突合工程とタブ材配置工程を実行する。
(2)摩擦攪拌接合工程(本接合工程) :
次に、本実施形態に係る摩擦攪拌接合工程を詳細に説明する。摩擦攪拌接合工程は、突合部J1を回転ツールAによって摩擦攪拌を行って、金属部材1,1同士を突合部J1で接合する工程である。そこで、まず、図4および図5を参照して、摩擦攪拌を行うための攪拌ピンA2を備える回転ツールAについて詳細に説明する。
図4に示す回転ツールAは、工具鋼など金属部材1よりも硬質の金属材料からなり、円柱状を呈するショルダ部A1と、このショルダ部A1の下端面A11(図5の(b))に突設された攪拌ピンA2とを備えて構成されている。回転ツールAの寸法・形状は、金属部材1の材質や厚さ等に応じて設定すればよい。
ショルダ部A1の下端面A11は、塑性流動化した金属を押えて周囲への飛散を防止する役割を担う部位であり、本実施形態では、凹面状に成形されている。ショルダ部A1の外径の大きさに特に制限はない。
攪拌ピンA2は、ショルダ部A1の下端面A11の中央から垂下しており、本実施形態では、先細りの円錐台状に成形されている。また、攪拌ピンA2の周面には、螺旋状に刻設された図示せぬ攪拌翼が形成されている。
続いて、回転ツールAの攪拌ピンA2による摩擦攪拌の原理について説明する。まず、図4に示すように、第一タブ材2側に形成した下穴6(開始位置S)の直上に回転ツールAを位置させ、続いて、回転ツールAを回転させつつ下降させて攪拌ピンA2を開始位置Sに押し付ける。そして、攪拌ピンA2が突合部J1の下穴6の内周面に接触すると、摩擦熱によって攪拌ピンA2の周囲にある金属が塑性流動化し、第一タブ材2に挿入される。
そして、回転ツールAは、突合部J1に沿って移動し、図5の(b)に示すように、摩擦熱によって攪拌ピンA2の周囲にある金属Wが塑性流動化する。なお、回転ツールAの回転速度は、攪拌ピンA2の寸法・形状、摩擦攪拌される金属部材1等の材質や肉厚等に応じて設定される。回転ツールAが通過したところに生じた塑性流動化した金属W(図5の(b))は、再び硬化して元に戻る。ここでは便宜上、塑性化領域W1(図6及び図7参照)と呼ぶ。
次に、この摩擦攪拌接合工程での突合部J1の深さ方向の状態について説明する。まず、図7の(a)に示すように、開始位置S(下穴6)の直上に回転ツールAを位置させ、続いて、回転ツールAを右回転させつつ下降させて攪拌ピンA2を開始位置Sに位置決めさせる。そして、回転ツールAの攪拌ピンA2の先端側が、回転しながら下穴6内に挿入され(図4参照)、下穴6の内周面から金属が塑性流動化する。そして、このような状態になると、さらに下降する力が加えられている塑性流動化した金属を攪拌ピンA2の周面で押し退けながら、攪拌ピンA2が圧入される。
さらに、攪拌ピンA2の全体が第一タブ材2のタブ肉盛部51bに入り込み、かつ、ショルダ部A1の下端面A11の全面が第一タブ材2の表面22と同じ高さになったら(図4参照)、摩擦攪拌を行いながら金属部材1,1の突合部J1に向けて回転ツールA(攪拌ピンA2)を相対移動させ、さらに、図7の(b)に示すように、タブ突合部J2を横切って突合部J1側の突合肉盛部51aを摩擦攪拌する(図6参照)。そのため、前記したように、回転ツールAを移動させると、その攪拌ピンA2の周囲にある金属が順次塑性流動化した金属Wに変化するとともに、攪拌ピンA2から離れた位置では、塑性流動化された金属Wが再び硬化して元に戻る。ここでは便宜上、塑性化領域W1(図6及び図7参照)と呼ぶ。
続いて、図7の(c)に示すように、回転ツールAは、金属部材1と第二タブ材3と突合部J1とのタブ突合部J3を横切って第二タブ材3の金属を塑性化領域W1に変化させつつ移動され、終了位置Eに到達すると、回転されたまま上昇されて攪拌ピンA2を終了位置Eから離脱される。なお、終了位置Eにおいて攪拌ピンA2を上方に離脱させると、攪拌ピンA2と略同形の抜き穴8が不可避的に形成される。また、攪拌ピンA2は摩擦攪拌途中で一度も離脱されないので、塑性化領域の表面は、一筆書きの移動軌跡(ビード)になっている。
したがって、本実施形態によれば、摩擦攪拌接合工程において塑性流動化された金属の一部が回転ツールAの外周部からバリとなって排出されたとしても、肉盛部5の塑性流動化した金属がその分を補うため、金属の不足を招くことがなくなる。そのため、塑性化領域W1内の空乏の形成や塑性化領域表面の凹み等の接合欠陥を防いで、高品質な摩擦攪拌接合を行うことができるようになる。
[変形例1]
この実施形態では、特に図4に示したように、溝4が断面略V字形状の場合を説明したが、その形状はどのようであってもよい。例えば、図8の(a)に示すように、金属部材1,1同士の突合部J1に断面略U字形状の溝4aを形成し、この溝4aに肉盛部5aが形成されるようにしてもよい。なお、タブ突合部J2,J3も同様である。また、図8の(b)に示すように、金属部材1,1の突合部J1に断面略矩形状の溝4bを形成し、この溝4bに肉盛部5bが形成されるようにしてもよい。
[変形例2]
この実施形態では、金属部材1,1の表面12の片面のみを摩擦攪拌接合するものとして説明したが、両面を順に摩擦攪拌接合するようにしてもよい。この場合、図9に示すように、表面12には、突合部J1やタブ突合部J2,J3に溝を形成して肉盛部5を形成し(第1の仮接合工程)、摩擦攪拌を行う(第1の摩擦攪拌工程)。そして、図9の(a)に示すように、裏面側にも、突合部J1やタブ突合部J2,J3に溝を形成して、表面22R,32Rよりも盛り上がった肉盛部5Rを形成(第2の仮接合工程)した上で、開始位置SRから終了位置ERまで回転ツールAで摩擦攪拌を行う(第2の摩擦攪拌工程)。ここで、第2の摩擦攪拌工程における構成には、第1の摩擦攪拌工程における同じ構成に相当するものに「R」を付して区別して表している。
この第2の摩擦攪拌工程でも、図9の(b)に示すように、塑性流動化した金属WRが硬化して塑性化領域W1Rが形成され、突合部J1を裏面から接合する。このとき、第1の摩擦攪拌工程で生じる塑性化領域W1と、第2の摩擦攪拌工程で生じる塑性化領域W1Rとが金属部材1の厚さ方向の中央部において重なるように、摩擦攪拌を行って、図9の(c)に示すように、突合部J1を表裏から完全に接合する。そして、第二タブ材3の終了位置ERから回転ツールAを取り出して接合が終了する。このとき、攪拌ピンA2の抜き跡として穴8Rが形成される。
なお、図9の(a)に示すように、第2の摩擦攪拌工程の開始位置SR(下穴6R)が第1の摩擦攪拌工程で残存した回転ツールAの抜け穴8の上方に位置していないのは、第2の摩擦攪拌工程で塑性流動化した金属が抜け穴8から移動してしまうのを防ぐためである。
[変形例3]
また、第1の形成工程と第2の形成工程とを含む仮接合工程と、第1の摩擦攪拌工程と第2の摩擦攪拌工程とを含む本接合工程とを、この順番で行うようにしてもよい。この場合、第2の形成工程では、第1の形成工程において肉盛部5が形成されているため、肉盛部5の両脇に図示せぬ補助部材を配置し、肉盛部5が邪魔にならないようにする必要がある。
[変形例4]
この実施形態では、溝形成工程が、溶接工程と仮接合工程との間で実行するものとして説明したが、金属部材1,1の形を成型する際に、金属部材1,1の端部を全長に渡って削っておき、金属要素同士を突き合わせたときに、削り取っておいた面によって溝が形成されるようにしてもよい。例えば、その端部を斜めにカットしておけば、二つの金属材料を突合させれば、斜めの平面同士で断面V字形状の溝を形成することができる。また、突合工程の前に溝形成工程が含まれるようにしてもよい。この場合、突合工程では、溝が形成されている押出形材を金属部材1,1として用いる。
[変形例5]
この実施形態では、突合肉盛部51aおよびタブ肉盛部51b,51cと、接合肉盛部52a,52b,53a,53bとが交差して連続的に繋がっている構造を説明したが、それぞれが不連続的に離間している構造としてもよい。この場合、肉盛溶接に用いる金属の量が少なくて済む。
[変形例6]
この実施形態では、板状の金属部材1同士の接合について説明したが、中空部材同士を接合する場合も同様に行うことができる。また、摩擦攪拌接合において、回転ツールAの回転方向は、右回転としても左回転としてもよい。
1 金属部材(金属要素)
2 第一タブ材
3 第二タブ材
4 溝
5 肉盛部
51a 突合肉盛部(肉盛部)
51b タブ肉盛部
51c タブ肉盛部
52a 接合肉盛部
52b 接合肉盛部
53a 接合肉盛部
53b 接合肉盛部
6 下穴
J1 突合部
J2 タブ突合部
J3 タブ突合部
A 回転ツール
A1 ショルダ部
A2 攪拌ピン
P1 下穴
W 塑性流動化した金属
W1 塑性化領域

Claims (8)

  1. 金属要素同士の突合部の両側に第一タブ材と第二タブ材を配置するタブ配置工程と、
    前記第一タブ材と前記第二タブ材を溶接により前記金属要素に仮接合する溶接工程と、
    前記金属要素の表面よりも盛り上がった肉盛部を肉盛溶接によって前記突合部に形成して前記突合部を接合する仮接合工程と、
    前記第一タブ材または前記第二タブ材の表面に本接合工程で使用する回転ツールの攪拌ピンを挿入するための下穴を形成する下穴形成工程と、
    前記金属要素同士の突合部を前記回転ツールによって摩擦攪拌を行って前記金属要素同士を前記突合部で接合する本接合工程と、を含み、
    前記肉盛部の幅は、前記回転ツールのショルダ部の径の26%〜90%の幅で形成され、
    前記回転ツールの攪拌ピンは、前記ショルダ部の下端面の中央から垂下するともとに、先細りの円錐台状に成形されており、
    前記下穴の内径は、前記回転ツールの前記攪拌ピンの最大外径よりも小さくなっており、
    前記本接合工程では、回転した前記回転ツールの前記攪拌ピンの先端側を、前記下穴内に挿入した後、前記突合せ部及び前記肉盛部に摩擦攪拌を行うことを特徴とする接合方法。
  2. さらに、前記仮接合工程前に、前記突合部に沿って溝を形成する溝形成工程を含み、
    前記仮接合工程では、肉盛溶接によって前記溝を埋めて前記肉盛部を形成することを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
  3. 前記仮接合工程では、前記突合部に沿って連続した前記肉盛部を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接合方法。
  4. 前記仮接合工程では、前記突合部に沿って不連続に前記肉盛部を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接合方法。
  5. 前記仮接合工程では、前記突合部に形成した肉盛部から連続するように、前記金属要素および前記タブ材の表面から盛り上がったタブ肉盛部を前記タブ材に形成し、
    前記本接合工程では、前記タブ肉盛部の一方に設定した本接合工程の開始位置から前記タブ肉盛部の他方に設定した本接合工程の終了位置まで前記突合部に沿って摩擦攪拌を行うことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の接合方法。
  6. 前記溶接工程では、前記金属要素と前記第一タブ材とにより形成された入隅部を溶接して前記金属要素と前記第一タブ材とを仮接合し、
    前記金属要素と前記第二タブ材とにより形成された入隅部を溶接して前記金属要素と前記第二タブ材とを仮接合することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の接合方法。
  7. 前記仮接合工程には、前記金属要素の一方の面に前記肉盛部を形成する第1の形成工程と、前記金属要素の他方の面に前記肉盛部を形成する第2の形成工程とが含まれ、
    前記本接合工程には、前記第1の形成工程で形成した前記肉盛部に摩擦接合を行う第1の摩擦攪拌工程と、前記第2の形成工程で形成した前記肉盛部に摩擦接合を行う第2の摩擦攪拌工程とが含まれ、
    前記第1の摩擦攪拌工程によって形成される塑性化領域と第2の摩擦攪拌工程によって形成される塑性化領域とが金属要素の厚さ方向の中央部において重なるように摩擦攪拌を行うことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の接合方法。
  8. 金属要素同士の突合部を回転ツールによって摩擦攪拌を行って前記金属要素同士を前記突合部で接合する接合方法であって、
    前記金属要素同士の突合部の両側に第一タブ材と第二タブ材を配置するタブ配置工程と、
    前記第一タブ材と前記第二タブ材を溶接により前記金属要素に仮接合する溶接工程と、
    前記第一タブ材または前記第二タブ材の表面に前記回転ツールの攪拌ピンを挿入するための下穴を形成する下穴形成工程と、
    前記金属要素の一方の面の前記突合部に、当該一方の面よりも盛り上がった第1の肉盛部を肉盛溶接によって形成して、前記突合部を前記一方の面から接合する第1の仮接合工程と、
    前記第1の仮接合工程で形成された前記第1の肉盛部に摩擦攪拌を行って前記金属要素同士を前記突合部で前記一方の面から接合する第1の摩擦攪拌工程と、
    前記金属要素の前記一方の面の裏側の他方の面の前記突合部に、当該他方の面よりも盛り上がった第2の肉盛部を肉盛溶接によって形成して、前記突合部を前記他方の面から接合する第2の仮接合工程と、
    前記第2の仮接合工程で形成された前記第2の肉盛部に摩擦攪拌を行って前記金属要素同士を前記突合部で前記他方の面から接合する第2の摩擦攪拌工程と、を含み、
    前記肉盛部の幅は、前記回転ツールのショルダ部の径の26%〜90%の幅で形成され、
    前記回転ツールの攪拌ピンは、前記ショルダ部の下端面の中央から垂下するとともに、先細りの円錐台状に成形されており、
    前記下穴の内径は、前記回転ツールの前記攪拌ピンの最大外径よりも小さくなっており、
    前記摩擦攪拌工程では、回転した前記回転ツールの前記攪拌ピンの先端側を、前記下穴内に挿入した後、前記第1の摩擦攪拌工程で形成される塑性化領域と前記第2の摩擦攪拌工程で形成される塑性化領域とが金属要素の厚さ方向の中央部において重なるように摩擦攪拌を行うことを特徴とする接合方法。
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