JP5412570B2 - ターボ過給式大型2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプ - Google Patents

ターボ過給式大型2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP5412570B2
JP5412570B2 JP2012259433A JP2012259433A JP5412570B2 JP 5412570 B2 JP5412570 B2 JP 5412570B2 JP 2012259433 A JP2012259433 A JP 2012259433A JP 2012259433 A JP2012259433 A JP 2012259433A JP 5412570 B2 JP5412570 B2 JP 5412570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
main
fuel
pump
lubricating oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012259433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013137018A (ja
Inventor
ヨハンズ フラルプ
Original Assignee
エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド filed Critical エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド
Publication of JP2013137018A publication Critical patent/JP2013137018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5412570B2 publication Critical patent/JP5412570B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/02Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type
    • F02M59/10Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type characterised by the piston-drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/20Varying fuel delivery in quantity or timing
    • F02M59/24Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke
    • F02M59/26Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke caused by movements of pistons relative to their cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/44Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、ターボ過給式大型2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプに関し、より具体的には、潤滑性能の劣る、または摩擦を生じてしまうような代替燃料を使用して運転されるターボ過給式大型2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプに関する。
発明の背景
クロスヘッド型ターボ過給式大型2ストロークディーゼルエンジンは概して、コンテナ船のような大型遠洋航行船または発電所等の原動機として使用される。
原油価格の高騰に伴い、ジメチルエーテル(dimethyl ether:DME)や石油コークス、石炭スラリーなどの代替燃料を使用して大型2ストロークディーゼルエンジンを運転することが試みられてきた。このような代替燃料は燃料特性において優れているが、潤滑性能において燃料油や重油のような従来の燃料に大きく劣る。潤滑性能の欠如が原因となり、エンジンシリンダの上部にある燃料弁へ高圧燃料を送る高圧燃料ポンプにおいて、いくつかの課題が生じる。
従来型の燃料ポンプは、カムまたは油圧作動レシプロプランジャを、プランジャとボアの間に所定の隙間をあけてボア内に収容した状態で有する。プランジャの外周面ボアの内周面の間の潤滑は燃料油をその所定の隙間にポンプ圧で送り込むことによって提供されていた。しかし、代替燃料を使用する場合、同じような潤滑を得ることはできず、従来型の燃料ポンプは、潤滑性のないそれどころか摩擦を生じてしまうような代替燃料を使用して運転すると、改良をしない限り、焼付きまたは類似の現象が原因となって、機能しなくなってしまうだろう。
特開平10−30676号公報にはDMEを燃料とするディーゼルエンジンが開示されている。開示において燃料噴射ポンプのプランジャ下部室とカム室とを連絡するための連絡パイプが設置される。気化したDME燃料ガスは、プランジャとプランジャバレルの隙間から流出し、連絡パイプを通ってカム室に流入するようになっており、噴射ポンプのタペット部を通る同ガスのカム室への流れは減少されうる。カム室内に流入したDMEは、カムシャフト、エンジンクランク室およびブローバイガス導管を通って吸気管からエンジンの燃焼室に送り込まれ、燃料として使用される。カム室内の潤滑油の位置は、カム室内に流入したガスによって押し上げられ、結果としてプランジャ下部の潤滑は十分に得られる。
特開平10−30676号公報
以上を踏まえて、本発明の目的は、上述した種々の問題点および欠点を克服または少なくとも軽減するようなエンジンを提供することである。
本発明の目的は、クロスヘッド型ターボ過給式大型多気筒2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプを提供することで達成される。該燃料ポンプは、
主ボアを画定する筐体と、
定められた第1の隙間を空けて前記主ボアに摺動可能に収容される主プランジャであって、前記主ボア内で往復するように構成される主プランジャと、
前記主ボアおよび前記主プランジャによって画定されるポンプ室と、
前記ポンプ室と流体接続される少なくとも1つの燃料入口ポートと、
定められた第2の隙間を空けて第2ボア内に摺動可能に収容される第2プランジャと、
前記第2ボアおよび前記第2プランジャによって画定される第2ポンプ室と、
前記第2ポンプ室と流体接続される潤滑油入口ポートと、
前記主プランジャ内に設置される潤滑油通路であって、該潤滑油通路前記第2ポンプ室に接続され、前記定められた第1の隙間に通じる、潤滑油通路と、
を備える。
主プランジャ内に潤滑油通路を一体化することにより、前記第1の隙間への、コンパクトかつ効率の良い潤滑/シーリング油供給が提供され、その結果、主ピストンの動きが滑らかになり、該第1の隙間への燃料の流入を防ぐことが可能となる。
本発明のある実施形態において、前記第2プランジャは前記主プランジャを縮径したものであり、また、前記第2ボアは前記主ボアを縮径したものである。従って、前記2つのプランジャは場所を取ることなく、1つの工程で1つの材料から容易に製造される。
本発明のある実施形態において、前記第2プランジャは前記主プランジャと一緒に運動する。従って、主ポンプは簡単かつ確実に制御され(rendered)、該潤滑供給は自動的に燃料噴射イベントとタイミングを合わせることができる。
本発明のある実施形態において、前記潤滑油通路の複数の先端のうちの1つが、前記第2ポンプ室に直接接続される。
本発明のある実施形態において、前記第2ボアは前記主プランジャ内に形成され、前記第2プランジャは前記筐体に固定され、前記ポンプ室を通過して前記第2ボア内へと突出する。従って、燃料ポンプは簡単かつ確実に制御され(rendered)、潤滑油の供給は自動的に燃料噴射イベントとタイミングを合わせることができる。
本発明のある実施形態において、前記潤滑油供給チャネルは、第2ポンプ室と潤滑油通路とを繋ぐ。また潤滑油供給チャネルは、第2プランジャおよびポンプ筐体内に形成される。
本発明のある実施形態において、第2プランジャの直径、前記第1の隙間および前記第2の隙間のサイズは、ポンプストロークの間に潤滑/シーリング油が第1の隙間および第2の隙間からポンプ室へ流れるよう決定される。従って、これにより燃料が第1および第2の隙間へ流入することを防ぎ、また、潤滑/シーリング油は第1および第2の隙間に存在し、主プランジャおよび第2プランジャの動きを滑らかにする。
本発明の上述の目的はまた、
複数のシリンダと、
クロスヘッドと、
潤滑油供給システムと、
前記複数のシリンダに関連した複数の燃料噴射弁と、
低圧燃料供給システムと、
主ボアを画定する筐体を有する燃料ポンプと、
定められた第1の隙間を空けて前記主ボアに摺動可能に収容される主プランジャであって、前記主ボア内で往復するように構成される主プランジャと、
前記ボアおよび前記主プランジャによって画定されるポンプ室と、
前記ポンプ室と流体接続される少なくとも1つの燃料入口ポートであって、該吸気ポートは低圧燃料供給システムに接続される、燃料入口ポートと、
1つまたは複数の燃料弁に接続される燃料出口ポート(25)と、
定められた第2の隙間を空けて第2ボアに摺動可能に収容される第2プランジャと、
前記第2ボアおよび前記第2プランジャによって画定される第2ポンプ室と、
前記第2ポンプ室と流体接続される潤滑油入口ポートであって、該潤滑油入口ポートは潤滑油供給システムに接続される、潤滑油入口ポートと、
前記主プランジャ内に設置される潤滑油通路であって、前記第2ポンプ室に接続され前記第1の隙間に通じる、潤滑油通路と、
を備えるクロスヘッド型ターボ過給式大型2ストロークユニフロー低速ディーゼルエンジンを提供することで達成される。
本発明の開示に従う燃料ポンプおよび大型2ストロークディーゼルエンジンの目的、特徴、利点および特性は、以下の詳細な説明により、より明確なものとなるだろう。
以下に述べる本発明の詳細な説明において、燃料ポンプは、図面に示す実施例を参照してより詳細に説明される。
例示的実施形態に従う燃料ポンプの断面図である。 別の例示的実施形態に従う燃料ポンプの断面図である。
好適な実施形態の詳細な説明
以下の詳細な説明において、大型2ストロークエンジンのための燃料ポンプ10は複数の例示的実施形態によって詳述される。図1および図2は例示的実施形態に従った燃料ポンプおよび大型低速ターボチャージ型低速2ストロークディーゼルエンジンの他の部分を示す。
燃料システムには1つ以上の燃料タンクが含まれる。ある特定の燃料のために専用燃料タンクが提供されうる。専用燃料タンクとは、重油用の加熱燃料タンク、攪拌装置を備えた石炭スラリー用のタンク、または石炭・水混合ユニットまたは攪拌装置を備えた石油コークス用のタンクおよび石油コークス・水混合ユニットでありうる
大型2ストロークディーゼルエンジンの燃料システムには、高圧燃料を複数のエンジンシリンダの上端にある燃料弁に送るための複数の燃料ポンプが備えられる。一般的には、1つの燃料ポンプによって各シリンダに燃料を供給する。重油や石炭スラリー、石油コークス等の燃料は、低圧ポンプによって燃料ポンプ10に供給される。図1または図2において、燃料タンク、供給システムおよび低圧ポンプは記号(図番12)により示される。
ポンプシリンダを備えた主プランジャ14は、シリンダ筐体内の主ボア15またはポンプバレル16内に摺動自在に収容される。このとき、主プランジャ14主ボア15とのには、定められた第1の隙間が設けられる。主プランジャ14は、エンジンによって駆動されるカムシャフトによって加力方向に動かされ、プランジャばねにより元の位置に戻される。または、主プランジャ14は油圧により加力方向に動かされ、プランジャばねもしくは燃料圧により元の位置に戻される。図1においてカムまたは油圧は矢印17により示される。油圧は比例弁(図示せず)により制御される。比例弁は電子制御ユニットにより制御される。比例弁を備える電子油圧制御により、燃料噴射のレートシェーピングや様々な噴射タイミングの制御が可能になる。
種々のエンジンで使用されるカム駆動式ポンプは逆転運動可能である。回転の逆方向において、噴射タイミングはカムに関連してローラー位置の変更により制御される。カム駆動式ポンプは可変噴射タイミングポンプ(Variable Injection Timing:VIT)である。
主圧力室19とは反対側に位置する、主プランジャの長手方向の末端部には、流出油を集油チャネルへと導く傘部13が設けられる。また、主プランジャのこの末端部は駆動プランジャ17の第1の端部に隣接する。カムもしくは油圧17は駆動プランジャの他方の端部16で働く。
燃料ポンプがカム駆動である場合、主プランジャ14のストローク長は固定され、主プランジャ14はカムシャフトの一回転ごとにフルストロークを動き吸入ストロークおよび圧縮ストロークを行。しかし、カム駆動式の燃料ポンプ10において、有効なストローク、つまりポンプストロークに関連づけられる排出量は、よく知られている方法で可変とすることができる。この方法は、図示しない遮断エッジを、主プランジャの調整可能な回転位置と組み合わせることによって行われる。
ポンプ室19は主プランジャ14上部および主ボア15の一方の終端の内壁との間の、ポンプ筐体11内画定される。
ポンプ室19は導管21によって入口ポート23および出口ポート25に接続される。
燃料入口ポート23は燃料供給導管27を介して燃料供給システム12に接続される。出口ポート25はエンジンシリンダ(図示せず)の燃料弁(図示せず)に接続される。燃料供給導管27内の逆止弁28は、燃料の燃料供給システム12への逆流を防止する。
吸入ストロークの間、主プランジャ14は燃料入口ポート23介して燃料をポンプ室19へ吸引する。
ポンプストロークの間、ポンプ室19内に圧力が加えられていく。圧力がある閾値を超えると、燃料弁が開き、燃料がポンプ室19から出口ポート25へと送られる。
第2プランジャ30は主プランジャ14から延伸する。本実施形態において、第2プランジャ30は、主プランジャ14と中心軸を同じくし、主プランジャ14と一体となっているが、第2プランジャ30および主プランジャ14は独立した2つの要素が結合したものであってもよいことを理解されたい。第2プランジャ30は、主プランジャ14から主ポンプ室19を通ってポンプ筐体11内に形成される第2ボアへとする。第2プランジャ30は摺動可能であり、また定められた第2の隙間を空けて第2ボア内往復しうるように収容される。第2ポンプ室32は、第2ボアおよび第2プランジャ30により画定される。第2ポンプ室は潤滑油入口ポート34に接続される。低圧潤滑油ポンプ36は潤滑油またはシーリング油を、潤滑/シーリング油タンク38から潤滑/シーリング油供給ライン40を経由して潤滑油入口ポート34へ供給する。
潤滑油通路42は主プランジャ14内に配される。潤滑油通路42の一端は第2ポンプ室19に接続され、該通路のもう一端は、第1の隙間につながる。潤滑油通路42は、その複数の先端が、それぞれ径方向および軸方向に離れたいくつかの位置で第1の隙間につながるように、枝分かれしていてもよい。
第2プランジャ30は主プランジャ14と一緒に運動する。ポンプストロークの間、第2ポンプ室32もまた加圧される。第2ポンプ室32内の圧力は潤滑/シーリング油の質量流量(mass flow)の関数である。さらに、潤滑/シーリング油の質量流量は、主プランジャと主ボアの間の定められた第1の隙間および第2プランジャ30と第2ボアの間の定められた第2の隙間に依存する。
第2プランジャ30の往復運動は、シーリング油または潤滑油の大きな圧を生み出す。この油圧は第2プランジャ30の直径、定められた第1の隙間および定められた第2の隙間のサイズによって決まる。シーリング油/潤滑油は第2の隙間から漏出し、最終的には主ポンプ室内に到達し、さらに燃料油または排油と混合する。第1の隙間、第2の隙間および第2プランジャ30の直径は、各隙間から流出し主ポンプ室19に流入するシーリング/潤滑油の実際の圧力、主ポンプ室19内の実際の圧力よりも高くなるように互いに定められる
大型2ストロークディーゼルエンジンの燃料噴射圧は、今日では約800バールであり、これは将来的には更に高くなると見込まれる。ポンプストロークの間、第1および第2の隙間のシーリング/潤滑油ポンプストロークの圧よりも少なくとも50バール高くなくてはならない。ポンプストロークの隙間のシーリング/潤滑油がポンプ室内の燃料油圧よりも高くなるようにするためには、第2ポンプ室32の最高圧力は主ポンプ室の最高圧力よりも約100バール高くなくてはならない。それによって、前記隙間から主ポンプ室へ、シーリング/潤滑油を制御された速度で流入させるようにすることができ、また、燃料油が前記隙間へ流れ込まないようにすることができる。
第2プランジャ30および主プランジャ14は一体となって運動するため、シーリング/潤滑油圧の供給は燃料噴射と同時に行われ、各プランジャ-ボア間の所定の2つの隙間に燃料油が流入することを防ぎ、その結果焼付きを防ぐ。
圧力の低い期間に燃料油が所定の隙間に入り込むことを防止するために、潤滑油ポンプ36は燃料油供給圧よりもわずかに高い圧力でシーリング/潤滑油を供給しなければならない。
図2は本発明の別の例示的実施形態に従う燃料ポンプを示す。この実施形態は基本的には図1に従う実施形態と同じであるが、第2プランジャ30がポンプ筐体11に固定されていること、また、第2プランジャ30が主ポンプ室19から主プランジャ30の一端に形成される第2ボアへ突出している、という点で異なる。このため第2ポンプ室32は、第2のプランジャ30および第2ボアにより画定され、主プランジャ14の内側に形成される。第2プランジャ第2ボアの間には、定められた第2の隙間が設けられる。シーリング/潤滑油入口ポート34と第2ポンプ室32を接続するシーリング/潤滑油供給導管33はポンプ筐体11内部および第2プランジャ30内部に形成される。
主プランジャ13が油圧アクチュエータまたはカム17によってポンプストロークを行うように制御されるときには、図1に従う例示的実施形態と同様に、第2プランジャが第2ボア内に押し込まれ、その結果自動的に燃料噴射イベントと同時にシーリング/潤滑油が供給される。2つの隙間のサイズおよび第2ピストンの直径については、図1に従う実施形態と同様である。
上述の本発明の複数の実施形態における第2プランジャ30は、シリンダ様の形状をしている。しかし、第2プランジャは断面形状が楕円のような別の適切な形状であってもよく、もしくは、中央が空洞となる環状の断面形状を有していてもよいことを理解されたい。さらに、第2ピストンが、1つの大型ピストンのかわりに2つの小型ピストンであってもよいことを理解されたい。
潤滑油またはシーリング油という語は、重油、燃料油(ディーゼル)または専用の潤滑油のような、適当な潤滑特性を有するいかなる液体をも含むものであると広く解釈されるべきものである
特許請求の範囲において使用される「備える「有する」という語は他の要素やステップを除外しない。特許請求の範囲において使用される単数の表現は複数のものを除外しない。単一のプロセッサまたは他のユニットが、特許請求の範囲において列挙される複数の手段の機能を満たしてもよい。
特許請求の範囲において使用される参照符号は本発明の範囲を制限すると解釈されるべきではない。
本発明は例示目的で詳述されているが、これら詳述は説明のためのものであり、本発明の本質を逸脱しない範囲で当業者がこれを変更することが可能であること理解されたい

Claims (7)

  1. クロスヘッド型ターボ過給式大型低速多気筒2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプ(10)であって、該燃料ポンプは;
    内部に主ボア(15)が形成された筐体(11)と、
    定められた第1の隙間を空けて前記主ボア(15)内に摺動可能に収容される主プランジャ(14)であって、前記主ボア(15)内で往復するように構成される主プランジャ(14)と、
    前記ボア(15)および前記主プランジャ(14)によって画定される主ポンプ室(19)と、
    前記主ポンプ室(19)と流体接続される少なくとも1つの燃料出口ポート(25)と、
    燃料源に接続する少なくとも1つの燃料入口ポート(23)であって、前記主ポンプ室(19)に流体接続される燃料入口ポート(23)と、
    定められた第2の隙間を空けて第2ボア内に摺動可能に収容される、第2プランジャ(30)と、
    前記第2ボアおよび前記第2プランジャ(30)によって画定される第2ポンプ室(32)と、
    潤滑油源に接続する潤滑油入口ポート(34)であって、前記第2ポンプ室(32)と流体接続される潤滑油入口ポート(34)と、
    前記主プランジャ(14)内に設けられる潤滑油通路(42)であって、前記第2ポンプ室(32)に接続されると共に前記主プランジャ(14)内を延伸し、それによって前記主プランジャと前記主ボアとの間の前記第1の隙間へと通じるように設けられる、潤滑油通路(42)と、
    を備え
    さらに前記燃料ポンプは、
    ・ 前記第2ボアが、前記筐体(11)内に形成される、前記主ボア(15)の縮径した延長部分であり、前記第2プランジャ(30)が、前記主プランジャ(14)を縮径した延長部分であるように構成されるか、または、
    ・ 前記第2ボアが、前記主プランジャ(14)内に形成されるボアであり、前記第2プランジャ(30)は、前記筐体(11)に対してその位置を変えず、前記ポンプ室(19)から前記第2ボア内に突出するように構成され、
    さらに前記燃料ポンプは、前記第2プランジャ(30)の直径、前記第1の隙間および前記第2の隙間のサイズは、ポンプストロークの間に潤滑油又はシーリング油が前記第1の隙間および前記第2の隙間から前記ポンプ室(19)へ流れ込むように定められる、
    燃料ポンプ。
  2. 前記潤滑油通路(42)は前記第2プランジャ(30)を貫通しそして前記主プランジャ(14)内を延伸するように設けられる、請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. 前記第2プランジャ(30)は前記主プランジャ(14)と一緒に運動する、請求項に記載の燃料ポンプ。
  4. 前記潤滑油通路(42)の複数の先端のうちの1つが、前記第2ポンプ室(32)に直接接続されている、請求項に記載の燃料ポンプ。
  5. 前記第2ポンプ室(32)と潤滑油入口ポート(34)を接続する潤滑油供給チャネル(33)を含む燃料ポンプであって、前記潤滑油供給チャネル(33)は前記第2プランジャ(30)内および前記ポンプ筐体(11)内に形成される、請求項に記載の燃料ポンプ。
  6. 複数のシリンダと、
    クロスヘッドと、
    潤滑油供給システムと、
    前記複数のシリンダに関連した複数の燃料弁と、
    低圧燃料供給システムと、
    請求項1に記載の燃料ポンプと
    備える、ターボ過給式大型2ストロークユニフロー低速ディーゼルエンジン。
  7. 前記第2プランジャ(30)内に設けられ前記第2ポンプ室(32)に開口する第2の潤滑油通路(33)を更に備える、請求項に記載のエンジン。
JP2012259433A 2011-12-15 2012-11-28 ターボ過給式大型2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプ Active JP5412570B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DKPA201100973A DK177356B1 (en) 2011-12-15 2011-12-15 Fuel pump for a large turbocharged two-stroke diesel engine
DKPA201100973 2011-12-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013137018A JP2013137018A (ja) 2013-07-11
JP5412570B2 true JP5412570B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=47713702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012259433A Active JP5412570B2 (ja) 2011-12-15 2012-11-28 ターボ過給式大型2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5412570B2 (ja)
KR (1) KR101323679B1 (ja)
CN (1) CN103161634B (ja)
DK (1) DK177356B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6837327B2 (ja) * 2016-12-13 2021-03-03 三菱重工業株式会社 燃料噴射ポンプ、燃料噴射装置、内燃機関
DK180589B1 (en) * 2020-02-26 2021-09-23 Man Energy Solutions Filial Af Man Energy Solutions Se Tyskland Fuel pump with improved sealing properties
CN113695587B (zh) * 2021-08-27 2023-09-22 陕西师范大学 一种基于种子生长法制备水母形状金铜异质结构材料的方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5758377Y2 (ja) * 1976-08-30 1982-12-14
JPS59194570U (ja) * 1983-06-13 1984-12-24 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射ポンプ
JPS6045869U (ja) * 1983-09-05 1985-03-30 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射ポンプ
JPS6176727A (ja) * 1984-09-23 1986-04-19 Diesel Kiki Co Ltd 燃料噴射ポンプの噴射率制御装置
JPS61107980U (ja) * 1984-12-21 1986-07-09
JPH10306760A (ja) * 1997-05-07 1998-11-17 Nkk Corp ジメチルエーテル用ディーゼル機関
DK176129B1 (da) * 2001-05-07 2006-09-11 Man B & W Diesel As Fremgangsmåde til forstövning af smöreolie i en cylinder i en forbrændingsmotor
DE102004023541A1 (de) * 2004-05-13 2005-12-01 Robert Bosch Gmbh Hochdruckpumpe für eine Kraftstoffeinspritzeinrichtung einer Brennkraftmaschine
CN200943554Y (zh) * 2006-09-10 2007-09-05 郑国璋 多种燃料柴油机喷油泵
CN100552211C (zh) * 2007-11-27 2009-10-21 重庆红江机械有限责任公司 一种煤浆发动机喷射泵
JP5040856B2 (ja) * 2008-08-21 2012-10-03 日産自動車株式会社 燃料ポンプの潤滑オイル供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013137018A (ja) 2013-07-11
CN103161634B (zh) 2014-12-10
KR101323679B1 (ko) 2013-10-30
DK177356B1 (en) 2013-02-18
CN103161634A (zh) 2013-06-19
KR20130069451A (ko) 2013-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7827961B2 (en) Fluid pump
CN101137837B (zh) 高压泵和减少高压泵内的流体混合的方法
FI122869B (fi) Polttoainehuuhdeltu mäntäpumppu ja polttomoottorikone
US20150275892A1 (en) Fuel pump for an internal combustion engine
US6799953B2 (en) Port plate for an axial piston pump
JP5412570B2 (ja) ターボ過給式大型2ストロークディーゼルエンジンのための燃料ポンプ
KR20240058173A (ko) 고압 연료 펌프
ATE417200T1 (de) Hochdruckpumpe für eine kraftstoffeinspritzeinrichtung einer brennkraftmaschine
US6817841B2 (en) High-pressure fuel pump for internal combustion engine with improved partial-load performance
JP2006514204A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
GB2028921A (en) Fuel-supply Arrangement
KR101455857B1 (ko) 침착물 방지식 피스톤 펌프
WO2011027140A1 (en) Internal combustion engine
CN107850010B (zh) 具有进气歧管的多柱塞低温泵
US7048516B2 (en) High pressure fuel pump with multiple radial plungers
EP1517039A1 (en) Pump assembly
US8925502B1 (en) Hydraulically actuated valve assembly for an engine
CN1049953C (zh) 柱塞液压增压增速短时喷油泵
US20150192058A1 (en) Selective internal distribution of engine motor oil
KR20200121883A (ko) 압축비 가변 기구
SU56670A1 (ru) Топливный насос
RU131087U1 (ru) Устройство для подачи масла в подшипники турбокомпрессора двигателя внутреннего сгорания
EP3715600A1 (en) Variable compression device and engine system
RU2578777C1 (ru) Плунжерный насос высокого давления
EP2535584A1 (en) Pump assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130524

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20130524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5412570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250