JP5411237B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、例えば、車両走行用のモータとエンジン駆動式発電機とを備え、バッテリ温度が上限値未満の場合には、低速走行時にエンジン回転数を低減し、高速走行時にエンジン回転数を増大させてバッテリを充電し、一方、バッテリ温度が上限値よりも高い場合には、バッテリの充放電電流が所定最小値になった状態でモータの負荷に対応する発電電力を給電することによりバッテリ温度を低下させるシリーズハイブリッド式電動車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3917337号公報
ところで、上記従来技術に係るシリーズハイブリッド式電動車両によれば、バッテリ温度が上限値よりも高い場合には発電電力が規制されてしまうことから、例えばモータの高出力運転に伴いバッテリの残容量が低下している場合であっても、バッテリが高温状態であることに起因して、発電電力がモータの負荷に対応する程度に規制されてしまい、バッテリにて所望の残容量を確保することができないという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、蓄電装置の温度を所望の温度範囲内に維持しつつ、所望の残容量を確保することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1態様に係るハイブリッド車両の制御装置は、内燃機関(例えば、実施の形態での内燃機関11)の動力によって発電する発電機(例えば、実施の形態での発電用モータ12)と、前記発電機の発電電力を蓄電可能な蓄電装置(例えば、実施の形態でのバッテリ16)と、少なくとも前記発電機の発電電力または前記蓄電装置の蓄電電力によって車両走行用の動力を発生する電動機(例えば、実施の形態での走行用モータ13)と、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、運転者の要求駆動力を把握する要求駆動力把握手段(例えば、実施の形態でのアクセル開度センサ41)と、前記要求駆動力把握手段により把握された前記要求駆動力に応じて前記発電機の発電出力および発電時間を制御する発電制御手段(例えば、実施の形態でのMG/BATECU36、ステップS03)と、前記蓄電装置の状態として、少なくとも残容量と、温度または劣化度とを把握する状態把握手段(例えば、実施の形態でのMG/BATECU36、ステップS05)と、前記状態把握手段により把握された前記蓄電装置の状態のうち前記温度または前記劣化度に応じて前記発電機の発電出力および発電時間を補正する補正手段(例えば、実施の形態でのMG/BATECU36、ステップS07〜S09)と、を備える。
さらに、本発明の第2態様に係るハイブリッド車両の制御装置では、前記状態把握手段は、前記蓄電装置の温度を検出して検出結果を出力し、前記補正手段は、前記蓄電装置の温度が低くなることに伴い前記発電出力が増大傾向かつ前記発電時間が短縮傾向に変化するように補正を行ない、前記蓄電装置の温度が高くなることに伴い前記発電出力が低下傾向かつ前記発電時間が延長傾向に変化するように補正を行なう。
さらに、本発明の第3態様に係るハイブリッド車両の制御装置では、前記状態把握手段は、前記蓄電装置の劣化度を把握して把握結果を出力し、前記補正手段は、前記蓄電装置の劣化度が高くなることに伴い前記発電出力が低下傾向かつ前記発電時間が延長傾向に変化するように補正を行なう。
さらに、本発明の第4態様に係るハイブリッド車両の制御装置は、内燃機関(例えば、実施の形態での内燃機関11)の動力によって発電する発電機(例えば、実施の形態での発電用モータ12)と、前記発電機の発電電力を蓄電可能な蓄電装置(例えば、実施の形態でのバッテリ16)と、少なくとも前記発電機の発電電力または前記蓄電装置の蓄電電力によって車両走行用の動力を発生する電動機(例えば、実施の形態での走行用モータ13)と、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ(例えば、実施の形態でのアクセル開度センサ41)と、前記蓄電装置の状態として少なくとも温度と残容量とを把握する状態把握手段(例えば、実施の形態でのMG/BATECU36、ステップS05)と、前記アクセル開度センサにより検出された前記アクセル開度および前記状態把握手段により把握された前記蓄電装置の残容量に応じて前記発電機の発電出力および発電時間を制御する発電制御手段(例えば、実施の形態でのMG/BATECU36、ステップS03)と、前記蓄電装置の温度が低くなることに伴い前記発電出力が増大傾向かつ前記発電時間が短縮傾向に変化するように補正を行ない、前記蓄電装置の温度が高くなることに伴い前記発電出力が低下傾向かつ前記発電時間が延長傾向に変化するように補正を行なう補正手段(例えば、実施の形態でのMG/BATECU36、ステップS07〜S09)と、を備える。
本発明の第1態様に係るハイブリッド車両の制御装置によれば、運転者の要求駆動力に応じた発電出力および発電時間に対して、蓄電装置の状態に応じた補正を行なうことから、蓄電装置を所望の状態(例えば、温度を所望の温度範囲内に維持しつつ、所望の残容量を確保する状態)に容易に維持することができる。
本発明の第2態様に係るハイブリッド車両の制御装置によれば、発電出力および発電時間の補正により、内燃機関および発電機の作動時における蓄電装置の充電量と内燃機関および発電機の非作動時における蓄電装置の放電量との収支を所定値(例えば、ゼロなど)に維持しつつ蓄電装置の充放電に伴う発熱量を増減させることができ、蓄電装置の温度を迅速に昇温させることができることに加えて、温度を所望の温度範囲内に容易に維持することができる。
本発明の第3態様に係るハイブリッド車両の制御装置によれば、蓄電装置の劣化度が高くなることに伴い、蓄電装置の温度に対する許容温度範囲が狭くなることから、内燃機関および発電機の作動時における蓄電装置の充電量と内燃機関および発電機の非作動時における蓄電装置の放電量との収支を所定値(例えば、ゼロ)に維持しつつ蓄電装置の充放電に伴う発熱量を低減することによって、温度を所望の温度範囲内に容易に維持することができることに加えて、劣化の進行を抑制することができる。
本発明の第4態様に係るハイブリッド車両の制御装置によれば、アクセル開度および残容量に応じた発電出力および発電時間に対して、蓄電装置の温度に応じた補正を行なうことから、蓄電装置を所望の状態(例えば、温度を所望の温度範囲内に維持しつつ、所望の残容量を確保する状態)に容易に維持することができる。
つまり、発電出力および発電時間の補正により、内燃機関および発電機の作動時における蓄電装置の充電量と内燃機関および発電機の非作動時における蓄電装置の放電量との収支を所定値(例えば、ゼロ)に維持しつつ蓄電装置の充放電に伴う発熱量を増減させることができ、蓄電装置の温度を迅速に昇温させることができることに加えて、温度を所望の温度範囲内に容易に維持することができる。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の制御装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係るバッテリの温度と発電出力の補正量および発電時間との対応関係の一例と、バッテリの劣化度と発電出力の補正量および発電時間との対応関係の一例とを示すグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るバッテリの加温時と冷却時とにおける、発電出力とバッテリの残容量と発熱量との変化の各一例を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の制御装置の動作、特に内燃機関および発電用モータによる発電を制御する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態によるハイブリッド車両の制御装置10は、例えば図1に示すハイブリッド車両1に搭載されており、このハイブリッド車両1は、例えば3気筒の内燃機関(ENG)11のクランクシャフト(図示略)に発電用モータ(GEN)12が連結され、走行用モータ(MOT)13が駆動輪Wに連結されたシリーズ型のハイブリッド車両である。
各モータ12,13は、例えば3相のDCブラシレスモータなどであって、各モータ12,13を制御する各パワードライブユニット(PDU)14,15に接続されている。
各PDU14,15は、例えばトランジスタなどのスイッチング素子を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備するパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)によるPWMインバータ(図示略)を備えて構成されている。
そして、各PDU14,15は、リチウムイオン型などの高圧(低圧の12Vよりも高い電圧)のバッテリ(BATT)16に接続されている。
なお、バッテリ16は、例えば外部の充電装置(図示略)などに接続可能な外部充電プラグ16aを備え、この外部充電プラグ16aを介して外部の充電装置により充電可能とされている。
PDU14は、例えば内燃機関11の動力により発電用モータ12が発電する場合には、発電用モータ12から出力される交流の発電電力を直流電力に変換して、バッテリ16を充電または走行用モータ13のPDU15に電力を供給する。
また、PDU15は、例えば走行用モータ13の駆動時には、バッテリ16または発電用モータ12のPDU14から供給される直流電力を交流電力に変換して、走行用モータ13に電力を供給する。
一方、例えばハイブリッド車両1の減速時などにおいて駆動輪W側から走行用モータ13側に駆動力が伝達されると、走行用モータ13は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。
PDU15は、この走行用モータ13の発電時には、走行用モータ13から出力される交流の発電(回生)電力を直流電力に変換して、バッテリ16を充電する。
また、各種補機類などの電気負荷を駆動するための低圧の12Vバッテリ(12VBATT)17はDC/DCコンバータ18に接続され、DC/DCコンバータ18は各PDU14,15およびバッテリ16に接続されている。
DC/DCコンバータ18は、バッテリ16の端子間の電圧あるいは各PDU14,15の端子間の電圧を所定の電圧値まで降圧して12Vバッテリ17を充電可能である。
なお、DC/DCコンバータ18は、例えばバッテリ16の残容量SOC(State Of Charge)が低下している場合などにおいて、12Vバッテリ17の端子間の電圧を昇圧してバッテリ16を充電可能であってもよい。
また、電動コンプレッサ(E−COMP)19を駆動制御する空調装置用インバータ(ACINV)20は、各PDU14,15およびバッテリ16に接続されている。
電動コンプレッサ19は、空調装置用インバータ20から出力される交流電力によって駆動され、空調装置用インバータ20は、各PDU14,15あるいはバッテリ16から出力される直流電力を交流電力に変換して電動コンプレッサ19に供給する。
さらに、ハイブリッド車両の制御装置10は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの電子回路により構成される各種のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)として、FIECU31と、GENECU32と、MOTECU33と、BRAKEECU34と、MG/BATECU36とを備えている。
FIECU31は、例えば内燃機関11への燃料供給や点火タイミングなどを制御する。
FIECU31は、例えばバッテリ16の出力のみで駆動される走行用モータ13の動力により走行するEV走行時、或いは運転者からの要求駆動力に対して内燃機関11を制御する場合、スロットルバルブ(図示略)を駆動する電磁アクチュエータ(図示略)に制御電流を通電して、MG/BATECU36の指示に応じたバルブ開度となるようにスロットルバルブを電子制御する。
GENECU32は、PDU14の電力変換動作を制御することで内燃機関11の動力による発電用モータ12の発電を制御する。
MOTECU33は、PDU15の電力変換動作を制御することで走行用モータ13の駆動および発電(回生)を制御する。
なお、各PDU14,15の電力変換動作は、例えばパルス幅変調(PWM)などにより各PDU14,15のトランジスタをオン/オフ駆動させるためのパルスに応じて制御され、このパルスのデューティ、つまりオン/オフの比率によって、各モータ12,13の作動量が制御される。
BRAKEECU34は、駆動輪Wなどに設けられたブレーキデバイス35aを駆動制御して、走行用モータ13の回生と駆動輪Wのブレーキとの協調を行う。
MG/BATECU36は、例えばバッテリ16を含む高圧電装系(低圧の12Vよりも高い電圧が印加される電気機器の系統)の監視および保護などの制御と、各PDU14,15およびDC−DCコンバータ18の電力変換動作の制御とを行なう。
例えば、MG/BATECU36は、電圧センサ40aにより検出されるバッテリ16の端子間の電圧VBと、電流センサ40bにより検出されるバッテリ16の電流IBと、温度センサ40cにより検出されるバッテリ16の温度TBとの各検出信号、およびバッテリ16の使用時間に基づき、バッテリ16の残容量SOCや劣化度などの各種の状態量を算出する状態把握手段を備える。
なお、バッテリ16の残容量SOCは、例えば、初期状態などの劣化の無いバッテリ16の無負荷状態での残容量SOCに対して積算充電量および積算放電量の加減算が行なわれて算出されたり、例えば、初期状態などの劣化の無いバッテリ16の無負荷状態での電圧(開路電圧)と残容量SOCとの所定の相関関係を示すマップに対して、電圧VBおよび電流IBおよび温度TBに基づき推定された現在のバッテリ16の推定開路電圧によりマップ検索が行なわれて取得される。
また、バッテリ16の劣化度は、例えば、バッテリ16の通電期間である使用時間と、初期状態などの劣化の無いバッテリ16の電圧VBと残容量SOCとの所定の相関関係に対する現在のバッテリ16の電圧VBと残容量SOCとの相関関係の比較結果と、などに基づき算出される。
さらに、MG/BATECU36は、他の全てのECU31〜34の管理および制御を行ない、各ECU31〜34と協調して内燃機関11および各モータ12,13の運転状態とハイブリッド車両1の走行状態とを制御する。
このため、MG/BATECU36には、ハイブリッド車両1の状態量を検出する各種のセンサやスイッチなどから出力される検出信号が入力されている。
各種のセンサやスイッチは、例えば、運転者のアクセルペダルの踏み込みによるアクセルペダルのストローク量(アクセル開度AP)を検出するアクセル開度センサ41と、ハイブリッド車両1の速度(車速)VPを検出する車速センサ42と、電圧センサ40aおよび電流センサ40bおよび温度センサ40cと、などである。
なお、各ECU31〜34は、ハイブリッド車両1の各種の状態を検出するセンサ類と共に、車両のCAN(Controller Area Network)通信第1ラインCL1に接続されている。
また、電動コンプレッサ19を用いて車室内の温度および湿度の状態を調節する空調装置ユニット37は、ハイブリッド車両1の各種の状態を表示する計器類からなるメータ39と共に、CAN通信第1ラインCL1よりも通信速度が遅いCAN(Controller Area Network)通信第2ラインCL2に接続されている。
本実施の形態によるハイブリッド車両の制御装置10は上記構成を備えており、次に、ハイブリッド車両の制御装置10の動作、特に、MG/BATECU36の制御動作について説明する。
MG/BATECU36は、アクセル開度センサ41および車速センサ42から逐次出力される検出結果の信号に基づき、内燃機関11の運転点(例えば、内燃機関11の出力に対して回転数とトルクとの適宜の組み合わせを示す点など)を定点運転または出力追従運転に設定可能である。
なお、内燃機関11の定点運転は、例えば内燃機関11のBSFC(正味燃料消費率:Brake Specific Fuel Consumption)が最良となる状態や、例えば内燃機関11の出力が最大となる状態などの所定の一定状態で内燃機関11を連続的または間欠的に運転する運転点である。
この定点運転では、例えば、所定の一定状態において選択可能な複数の運転点が含まれる場合には、適宜の運転点(例えば、要求駆動用出力に最も近い出力の運転点や、要求駆動用出力よりも大きな出力の運転点など)が選択される。
そして、選択された運転点において内燃機関11の出力が運転者の要求駆動用出力よりも小さい場合には、不足分をバッテリ16の出力により補う。
また、内燃機関11の出力追従運転は、例えば運転者のアクセルペダルの踏み込み操作に応じた要求駆動用出力に対して、発電用モータ12の発電電力で駆動される走行用モータ13の出力を追従させるようにして内燃機関11を運転する運転点である。
MG/BATECU36は、アクセル開度APおよび車速VPに基づいて設定する内燃機関11の運転点に応じて発電用モータ12の発電出力および発電時間を制御すると共に、例えば内燃機関11の運転点が定点運転である場合において、バッテリ16の状態(少なくとも温度TBと残容量SOCと劣化度とのうち何れか)に応じて発電用モータ12の発電出力および発電時間を補正する。
MG/BATECU36は、例えば温度センサ40cから出力されるバッテリ16の温度TBの検出結果と発電用モータ12の発電出力の補正量および発電時間との所定の対応関係を示すように予め作成された所定テーブルなどのデータを記憶している。
そして、MG/BATECU36は、温度センサ40cから出力されたバッテリ16の温度TBの検出結果により所定テーブルに対するテーブル検索を行ない、温度TBと相関を有する発電出力の補正量および発電時間を取得する。
なお、この所定テーブルでは、例えば図2(A)に示すように、バッテリ16の温度TBの増大に伴い、発電出力を増大補正する補正量が低下傾向に変化するように、かつ発電時間が増大傾向に変化するように設定されている。
また、MG/BATECU36は、例えばバッテリ16の劣化度の算出結果と発電用モータ12の発電出力の補正量および発電時間との所定の対応関係を示すように予め作成された所定テーブルなどのデータを記憶している。
そして、MG/BATECU36は、バッテリ16の劣化度の算出結果により所定テーブルに対するテーブル検索を行ない劣化度と相関を有する発電出力の補正量および発電時間を取得する。
なお、この所定テーブルでは、例えば図2(B)に示すように、バッテリ16の劣化度の増大に伴い、発電出力を増大補正する補正量が低下傾向に変化するように、かつ発電時間が増大傾向に変化するように設定されている。
より詳細には、MG/BATECU36は、例えば、発電用モータ12の発電出力は電流および電圧の積により記述されることに対して、バッテリ16の充放電に伴う発熱量は電流の2乗と内部抵抗との積により記述されることに基づき、内燃機関11および発電用モータ12の作動時におけるバッテリ16の充電量と内燃機関11および発電用モータ12の非作動時におけるバッテリ16の放電量との収支を所定値(例えば、ゼロなど)に維持しつつバッテリ16の充放電に伴う発熱量を増減させるようにして、発電出力および発電時間を補正する。
MG/BATECU36は、例えば図3(A),(B)に示すように、内燃機関11および発電用モータ12の作動(発電出力>0)によるバッテリ16の充電と、内燃機関11および発電用モータ12の非作動(発電出力=0)によるバッテリ16の放電とを、交互に切り替えるパータベーションパターンによるパータベーション制御を実行する。これにより、バッテリ16の残容量SOCは、充電時に増大し、放電時に減少する。
MG/BATECU36は、先ず、アクセル開度APおよび車速VPに基づいて設定する内燃機関11の運転点に応じて、例えば予め設定されたマップなどを参照して、発電用モータ12の発電出力および発電時間を指定する所定のパータベーションパターンを取得する。
そして、MG/BATECU36は、バッテリ16の充電量(つまり、要求駆動用出力を超える発電出力)と放電量(発電出力がゼロのときに要求駆動用出力を賄う電力)との収支を所定値(例えば、ゼロなど)に維持(つまり、総発電量を不変に維持)しつつ、例えば図3(A)に示すようなバッテリ16の加温時には、発電出力を増大させると共に発電時間を短縮するようにパータベーションパターンを補正し、例えば図3(B)に示すようなバッテリ16の冷却時には、発電出力を低下させると共に発電時間を延長するようにパータベーションパターンを補正する。
これにより、予め設定されたパータベーションパターンに対して、総発電量を不変に維持しつつ、バッテリ16の加温時の発熱量(充電発熱量+放電発熱量)を増大させ、バッテリ16の冷却時の発熱量(充電発熱量+放電発熱量)を低下させる。
以下に、MG/BATECU36の動作として、内燃機関11および発電用モータ12による発電を制御する処理について説明する。
先ず、例えば図4に示すステップS01においては、車速VPおよびアクセル開度APに応じた所定マップのマップ検索などにより要求駆動用出力を取得する。
なお、この所定マップは、車速VPおよびアクセル開度APと要求駆動用出力との対応関係を示すマップであって、予め作成されている。
次に、ステップS02においては、バッテリ16の電圧VBおよび電流IBおよび温度TBに基づき、残容量SOCを取得する。
次に、ステップS03においては、要求駆動用出力に応じた所定マップのマップ検索などにより発電出力および発電時間を取得する。
なお、この所定マップは、要求駆動用出力と発電出力および発電時間との対応関係を示すマップであって、予め作成されている。
次に、ステップS04においては、発電出力および発電時間に応じた所定マップのマップ検索などにより所定のパータベーションパターンを取得する。
なお、この所定マップは、発電出力および発電時間とパータベーションパターンとの対応関係を示すマップであって、予め作成されている。
次に、ステップS05においては、バッテリ16の温度TBまたは劣化度を取得する。
次に、ステップS06においては、取得した温度TBまたは劣化度は、所定範囲内の値であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS10に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS07に進む。
そして、ステップS07においては、取得した温度TBまたは劣化度に応じて、この時点で設定されている発電出力および発電時間に対する補正量を設定する。
次に、ステップS08においては、この時点で設定されている発電出力および発電時間を各補正量により補正する。
次に、ステップS09においては、補正後の発電出力および発電時間に応じて、この時点で設定されているパータベーションパターンを補正する。
そして、ステップS10においては、パータベーションパターンに応じたパータベーション制御を実行して、内燃機関11および発電用モータ12の間欠的な発電を実行し、エンドに進む。
上述したように、本実施の形態によるハイブリッド車両の制御装置10によれば、アクセル開度APおよび車速VPに応じて制御される発電用モータ12の発電出力に対して、バッテリ16の状態(少なくとも温度TBと残容量SOCと劣化度とのうち何れか)に応じた補正を行なうことから、バッテリ16を所望の状態(例えば、温度TBを所望の温度範囲内に維持しつつ、所望の残容量SOCを確保する状態)に容易に維持することができる。
特に、内燃機関11の運転点が定点運転である場合には、内燃機関の出力が運転者のアクセルペダルの踏み込み操作に追従する出力追従運転などに比べて、内燃機関11が所定の一定状態で運転されることに起因してバッテリ16の残容量SOCが過度に低下する虞がある。
これに対して、バッテリ16の状態に応じて発電用モータ12の発電出力および発電時間を補正することによって、バッテリ16の残容量SOCが過度に低下することを防止し、バッテリ16の温度TBを所望の温度範囲内に的確に維持することができる。
さらに、発電出力および発電時間の補正により、内燃機関11および発電用モータ12の作動時におけるバッテリ16の充電量と、内燃機関11および発電用モータ12の非作動時におけるバッテリ16の放電量との収支を所定値(例えば、ゼロなど)に維持しつつバッテリ16の充放電に伴う発熱量を増減させることができ、バッテリ16の温度TBを迅速に昇温させることができることに加えて、温度TBを所望の温度範囲内に容易に維持することができる。
さらに、バッテリ16の劣化度が高くなることに伴い、バッテリ16の温度TBに対する許容温度範囲が狭くなることから、内燃機関11および発電用モータ12の作動時におけるバッテリ16の充電量と、内燃機関11および発電用モータ12の非作動時におけるバッテリ16の放電量との収支を所定値(例えば、ゼロ)に維持しつつバッテリ16の充放電に伴う発熱量を低減することによって、バッテリ16の温度TBを所望の温度範囲内に容易に維持することができることに加えて、劣化の進行を抑制することができる。
なお、上述した実施の形態において、MG/BATECU36は、内燃機関11の運転点が定点運転である場合において、バッテリ16の状態に応じて発電用モータ12の発電出力および発電時間を補正するとしたが、これに限定されず、他の運転点、例えば出力追従運転などにおいて、バッテリ16の状態に応じて発電用モータ12の発電出力および発電時間を補正してもよい。
なお、上述した実施の形態において、走行用モータ13は前輪または後輪の何れに連結されてもよい。
また、上述した実施の形態において、走行用モータ13として、前輪に連結された走行用モータ13および後輪に連結された走行用モータ13の2つの走行用モータ13を備えていてもよい。
また、上述した実施の形態において、ハイブリッド車両1はシリーズ型に限定されず、例えばシリーズ型およびパラレル型の両方の機能を有するハイブリッド車両1であってもよい。
1 ハイブリッド車両
10 ハイブリッド車両の制御装置
11 内燃機関
12 発電用モータ(発電機)
13 走行用モータ(電動機)
16 バッテリ(蓄電装置)
36 MG/BATECU(発電制御手段、状態把握手段、補正手段)
41 アクセル開度センサ(要求駆動力把握手段)
42 車速センサ
ステップS03 発電制御手段
ステップS05 状態把握手段
ステップS07〜S09 補正手段

Claims (4)

  1. 内燃機関の動力によって発電する発電機と、前記発電機の発電電力を蓄電可能な蓄電装置と、少なくとも前記発電機の発電電力または前記蓄電装置の蓄電電力によって車両走行用の動力を発生する電動機と、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    運転者の要求駆動力を把握する要求駆動力把握手段と、
    前記要求駆動力把握手段により把握された前記要求駆動力に応じて前記発電機の発電出力および発電時間を制御する発電制御手段と、
    前記蓄電装置の状態として、少なくとも残容量と、温度または劣化度とを把握する状態把握手段と、
    前記状態把握手段により把握された前記蓄電装置の状態のうち前記温度または前記劣化度に応じて前記発電機の発電出力および発電時間を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記状態把握手段は、前記蓄電装置の温度を検出して検出結果を出力し、
    前記補正手段は、前記蓄電装置の温度が低くなることに伴い前記発電出力が増大傾向かつ前記発電時間が短縮傾向に変化するように補正を行ない、前記蓄電装置の温度が高くなることに伴い前記発電出力が低下傾向かつ前記発電時間が延長傾向に変化するように補正を行なうことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記状態把握手段は、前記蓄電装置の劣化度を把握して把握結果を出力し、
    前記補正手段は、前記蓄電装置の劣化度が高くなることに伴い前記発電出力が低下傾向かつ前記発電時間が延長傾向に変化するように補正を行なうことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 内燃機関の動力によって発電する発電機と、前記発電機の発電電力を蓄電可能な蓄電装置と、少なくとも前記発電機の発電電力または前記蓄電装置の蓄電電力によって車両走行用の動力を発生する電動機と、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、
    前記蓄電装置の状態として少なくとも温度と残容量とを把握する状態把握手段と、
    前記アクセル開度センサにより検出された前記アクセル開度および前記状態把握手段により把握された前記蓄電装置の残容量に応じて前記発電機の発電出力および発電時間を制御する発電制御手段と、
    前記蓄電装置の温度が低くなることに伴い前記発電出力が増大傾向かつ前記発電時間が短縮傾向に変化するように補正を行ない、前記蓄電装置の温度が高くなることに伴い前記発電出力が低下傾向かつ前記発電時間が延長傾向に変化するように補正を行なう補正手段と、
    を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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