JP5409969B1 - セール型風力・水力発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】下流側の羽根の内面全体に受けられるようにし、瞬間的に大きな抗力を得られるようにして発電機に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる風力・水力発電機を提供する。
【解決手段】羽根2が湾曲された薄板部材により形成されたセール型をなし、流体Wは、流体Wの上流側にある所定の2枚の羽根2の間を通過して下流側の羽根2の内面全体に当たるとともに、流体Wが当たる瞬間には、下流側の羽根2の内面が上流方向を向き、下流側の羽根2の回転方向の先端縁F及び後端縁Bから上流方向に平行に延びる仮想線Vの間の領域γを、上流側の羽根2が遮らないように各羽根2が配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自然エネルギー等により生じる風または水流を所定枚数の羽根に受けることで発電機を駆動させて発電を行う風力・水力発電機に関する。
従来、風力発電機に用いられる垂直回転軸型の風車は、風向きに左右されずに回転可能であるが、垂直回転軸の片側の羽根は向かい風による抵抗を受けるという難点を有しており、この難点を克服するために、羽根の形状を特定することでより効率よく回転するようにしている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2004−211707号公報 国際公開第2007/141834号
しかしながら、特許文献1及び2の風力発電機にあっては、風(流体)が正面側から当たったときに、左右に配置される羽根は、互いにその向きが逆向きとなっており、一方の羽根の内面に追い風が当たったときに、他方の羽根の外面に向かい風が当たるようになり、一方の羽根の内面に受ける風の抗力により風車を回転させることができるものの、他方の羽根の外面に当たる風が風車の回転方向と逆向きのトルクを発生させ、風車の回転の邪魔をしてしまうという問題がある。また、円周方向に配置された複数の羽根のうち、風下側(下流側)の羽根の内面には、風上側(上流側)の羽根に当たって流れ方向が変化して風力が減衰した風しか当てることができず、風下側の羽根の内面が風の抗力を充分に受けることができず、発電効率が悪くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、下流側の羽根の内面全体に受けられるようにし、瞬間的に大きな抗力を得られるようにして発電機に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる風力・水力発電機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のセール型風力・水力発電機は、
発電機に回転力を伝達する回転軸を有し、該回転軸を中心とする円周方向に少なくとも3枚の羽根が等間隔に設けられ、該羽根がその回転方向の先端側となる先端縁及び後端側となる後端縁を有し、該羽根の回転方向の前記後端縁が前記回転軸から離れるように該羽根が傾けられており、前記回転軸に直交する方向から流れてくる流体から前記羽根が受けるエネルギーにより前記回転軸を回転させて発電機を駆動する風力・水力発電機であって、
前記羽根が湾曲された薄板部材により形成されたセール型をなし、該羽根の前記先端縁及び前記後端縁が断面視において鋭角状となっているとともに、該羽根の内面が前記先端縁から前記後端縁まで凹状に湾曲されており、前記流体は、該流体の上流側にある所定の2枚の羽根の間を通過して下流側の羽根の内面全体に当たるとともに、該流体が当たる瞬間には、前記下流側の羽根の内面が上流方向を向き、該下流側の羽根の回転方向の前記先端縁及び前記後端縁から前記上流方向に平行に延びる仮想線の間の領域を、前記上流側の羽根が遮らないように前記各羽根が配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、羽根が湾曲された薄板部材により形成されたセール型をなすことで、羽根が回転する際に、その回転方向に対して逆向きに流れる流体の抗力を受け難くなるとともに、少なくとも3枚の羽根のうち、下流側の羽根の内面が受ける抗力により発電機に回転力を与えられるようになり、かつ所定の2枚の羽根に遮られずに通過した流体を、下流側の羽根の内面全体に受けられるようにし、瞬間的に大きな抗力を得られるようにして発電機に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
本発明のセール型風力・水力発電機は、
前記円周方向における前記羽根の掃過領域のうち、略半分の領域が前記羽根により占められていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体を受ける羽根の面積を確保しつつ、円周方向に等間隔に設けられた各羽根の間には、羽根の大きさとほぼ同じ大きさの開口が形成され、この開口から流体が吹き抜けるようになり、下流側の羽根の内面全体に充分な量の流体を当てることができ、発電機に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
本発明のセール型風力・水力発電機は、
前記羽根の長手方向の端部が前記回転軸に連結された羽根支持部により支持され、前記羽根の回転の中心部には、前記流体が遮られずに通り抜けられる空間部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、羽根を支持する羽根支持部が羽根の長手方向の端部に配置されて、羽根の回転の中心部には、流体の流れに乱れを生じさせる部材が配置されずに済むようになり、流体が通り抜けられる空間部が形成され、この空間部を通過した流体が下流側の羽根の内面全体に当たって、発電機に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
本発明のセール型風力・水力発電機は、
前記羽根は、揚力を生じさせる翼形状となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、羽根の外面に流体が当たることにより、羽根に揚力が生じるようになり、羽根の内面が受ける抗力とともに、羽根の外面に生じる揚力によっても発電機に与える回転力を高めることができる。
実施例1におけるセール型風力発電機を示す斜視図である。 セール型風力発電機を示す正面図である。 図2における羽根を示すA−A横断平面図である。 羽根を示す拡大横断平面図である。 実施例2における羽根を示す横断平面図である。 実施例3における羽根を示す横断平面図である。 実施例4におけるセール型海流発電機を示す正面図である。
本発明に係るセール型風力・水力発電機を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るセール型風力発電機につき、図1から図4を参照して説明する。図1の符号1は、本発明の適用されたセール型風力発電機である。この風力発電機1は、4枚の羽根2を有する垂直回転軸型の風力発電機1となっており、風向きに左右されずに回転可能となっている。また、風力発電機1は、地面に設置される基礎部3を有している。この基礎部3は平面視で四角形状をなしており、基礎部3における四隅には、鉛直方向に立設される支柱4が配置されている。
図2に示すように、各支柱4の上端同士及び下部同士が平面視でX字形状をなす繋ぎ梁5により連結されている。上部の繋ぎ梁5の中央には、軸受部6により枢支された回転軸8が設けられている。さらに、下部の繋ぎ梁5の中央には、発電機10が設置されており、この発電機10を回転駆動するための回転軸9が下部の繋ぎ梁5の上部側に突設されている。なお、この回転軸9は、下部の繋ぎ梁5に設けられた軸受部7により枢支されている。
また、上下に配置される各回転軸8,9の先端部には、各回転軸8,9から四方に放射状に延びて、それぞれの端部に羽根2の上端または下端を支持する支持部材11,12(羽根支持部)が取り付けられている。即ち、羽根2は、上下端部以外の部位には、風W(流体)が通り抜ける際に障害物になるような何らの部材も取り付けられておらず、これら羽根2の回転の中心部には、風Wが遮られずに通り抜けられる空間部13が形成される。
図3に示すように、各羽根2は、湾曲された薄板部材により形成されたセール型をなしている。本実施例では、4枚の羽根2が、その回転方向に沿って平面視において90度毎に等間隔に配置されている。なお、各々の羽根2は、図3中において反時計回りに回転するようになっている。
また、羽根2が風Wを受けて回転を始めると、その回転力が回転軸9を介して発電機10に伝達され、発電機10が駆動されて発電が行われるようになっている。なお、各羽根2は、その幅方向が回転方向(円周方向)に沿うように並んで配置されるとともに、羽根2の回転方向の後端縁Bが先端縁Fよりも回転軸9から離れるように傾けられて配置されている。即ち、羽根2の外面側が回転方向に若干向けられるように傾けられて配置されている。
また、回転軸9を中心として円周方向に90度毎に分けられた角度領域θのうち、略半分の領域αが羽根2で占められており、残りの略半分の領域βが風W(流体)が吹き抜ける開口となっている。そして、円周方向における羽根2の掃過領域(全α領域+全β領域)のうち、略半分の領域(全α領域)が羽根2により占められている。
図4(a)に示すように、羽根2は、揚力を生じさせる翼形状となっている。この羽根2は、その幅方向において前端寄りの位置Eが外方に最も膨出された湾曲線状をなし、この膨出位置Eから回転方向の先端側の曲率が後端側の曲率よりも大きくなっている。さらに、羽根2の先端縁F及び後端縁Bは、断面視において鋭角状をなしており、羽根2の幅方向に沿って流れる空気流Kによる抗力を受け難くなっている。
また、図4(b)に示すように、羽根2の内面側は、凹状に湾曲されており、羽根2の内面に対して垂直方向(羽根2の厚み方向)に流れ込んでくる空気流Kから大きな抗力を受けるようになっている。そして、この羽根2の内面が受けた空気流Kは、羽根2の回転移動とともに羽根2の後端側に向かって流れるようになっている。
このように、羽根2が湾曲された薄板部材により形成されたセール型をなすことで、羽根2が回転する際に、その回転方向に対して逆向きに流れる空気流Kの抗力を受け難くなる。また、羽根2の外面に空気流Kが当たることにより、羽根2に揚力が生じるようになり、羽根2の内面が受ける抗力とともに、羽根2の外面に生じる揚力によっても羽根2の回転力が高められる。
次に、図3において紙面下方側を風力発電機1の正面側とし、この正面側(風上側)から風Wが吹いてくる場合を説明する。この図3に示すように、回転する羽根2のうち、風上側に配置される2枚の羽根2の間の領域βが風Wに対して大きく開口する瞬間がある。そして、この風Wは、上流側の2枚の羽根2の間を通過して下流側に配置される羽根2の内面全体に当たるようになっている。
より詳しく羽根2の配置について説明すると、下流側の羽根2の内面に風Wが当たる特定の瞬間では、下流側の羽根2の内面が上流方向を向き、下流側の羽根2の回転方向の先端縁F及び後端縁Bから上流方向に平行に延びる仮想線Vの間の領域γを、上流側の2枚の羽根2が遮らないように各羽根2が配置されている。即ち、図2に示すように、風力発電機1の正面視において、下流側の羽根2の内面全体が露呈するように、上流側の2枚の羽根2の間が大きく開口される瞬間がある。
このようにすることで、風Wを受けて羽根2が回転して発電機10による発電が行われる際に、下流側の羽根2の内面が受ける抗力により発電機10に回転力を与えられるようになり、かつ上流側の2枚の羽根2に遮られずに通過した風Wを、下流側の羽根2の内面全体に受けられるようにすることで、下流側の羽根2が瞬間的に大きな抗力を得られるようにし、発電機10に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
また、前述したように、円周方向における羽根2の掃過領域(全α領域+全β領域)のうち、略半分の領域(全α領域)が羽根2により占められていることで、風Wを受ける羽根2の面積を確保しつつ、円周方向に等間隔に設けられた各羽根2の間には、羽根2の大きさとほぼ同じ大きさの開口が形成され、この開口から風Wが吹き抜けるようになり、下流側の羽根2の内面全体に充分な量の風Wを当てることができ、発電機10に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
また、前述したように、羽根2の回転の中心部には、風Wが遮られずに通り抜けられる空間部13が形成されることで、羽根2の回転の中心部には、風Wの流れに乱れを生じさせる回転軸等の部材が配置されずに済むようになり、この空間部13を通過した風Wが下流側の羽根2の内面全体に当たって、発電機10に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
なお、背景技術で述べたような風力発電機の羽根では、厚み寸法が大きく、かつ羽根が径方向に向かって延びるように大きく傾いている場合には、下流側に配置される羽根の内面が風Wの上流方向ではなく、回転方向の後方側を向くようになり、この下流側の羽根は、その内面全体で効率的に風Wを受けることができず、さらに、上流側の羽根の膨出された部位が、下流側の羽根の回転方向の先端縁及び後端縁から上流方向に平行に延びる仮想線の間の領域を遮ってしまうようになり、上流側の羽根に当たって流れ方向が変化して風力が減衰した風Wしか下流側の羽根に当てることができないようになっている。
これに対して本発明の風力発電機1では、下流側の羽根2の内面に風Wが当たる特定の瞬間では、下流側の羽根2の内面が上流方向を向き、下流側の羽根2の回転方向の先端縁F及び後端縁Bから上流方向に平行に延びる仮想線Vの間の領域γを、上流側の2枚の羽根2が遮らないように各羽根2が配置されている。そのため、上流側の2枚の羽根2に遮られずに通過した風Wを、下流側の羽根2の内面全体に受けられるようにし、かつ下流側の羽根2が瞬間的に大きな抗力を得られるようになっている。
次に、実施例2に係るセール型風力発電機1aにつき、図5を参照して説明する。なお、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図5に示すように、実施例2における風力発電機1aは、3枚の羽根2aを有している。そして、3枚の羽根2aが、その回転方向に沿って平面視において120度毎に等間隔に配置されている。なお、回転軸9を中心として円周方向に120度毎に分けられた角度領域θのうち、略半分の領域αが羽根2aで占められており、残りの略半分の領域βが風W(流体)が吹き抜ける開口となっている。
なお、実施例2の羽根2aは、実施例1のものよりも相対的に大きく形成され、この羽根2aの内面は、より広い面積で風Wを受けることができる。さらに、羽根2aの回転方向の後端縁Bが先端縁Fよりも回転軸9から離れるように傾けられて配置されており、この羽根2aの傾きは、実施例1よりも大きくなっており、羽根2aの内面に当たった風Wを羽根2aの回転方向と逆向きに受け流し易くなっている。
また、下流側の羽根2aの内面に風Wが当たる瞬間には、下流側の羽根2aの内面が上流方向を向き、下流側の羽根2aの回転方向の先端縁F及び後端縁Bから上流方向に平行に延びる仮想線Vの間の領域γを、上流側の2枚の羽根2aが遮らないように各羽根2aが配置されている。
このように、3枚羽根2aであっても、風Wを受けて羽根2aが回転して発電機10による発電が行われる際に、下流側の羽根2aの内面が受ける抗力が発電機10に回転力を与えるようになり、かつ上流側の2枚の羽根2aに遮られずに通過した風Wを、下流側の羽根2aの内面全体に受けられるようにし、瞬間的に大きな抗力を得られるようにして発電機10に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
次に、実施例3に係るセール型風力発電機1bにつき、図6を参照して説明する。なお、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図6に示すように、実施例3における風力発電機1bは、6枚の羽根2bを有している。そして、6枚の羽根2bが、その回転方向に沿って平面視において60度毎に等間隔に配置されている。なお、回転軸9を中心として円周方向に60度毎に分けられた角度領域θのうち、略半分の領域αが羽根2bで占められており、残りの略半分の領域βが風W(流体)が吹き抜ける開口となっている。
なお、実施例3の羽根2bは、実施例1のものよりも相対的に小さく形成され、風力発電機1bの下流側に風Wの抗力を受ける羽根2bを3枚配置できるようになっている。さらに、羽根2bは、実施例1と同様に、揚力を生じさせる翼形状となっているが、この羽根2bは、その幅方向において前端寄りの位置E(実施例1の図4参照)が、実施例1のものよりも厚く形成されている。そのため羽根2bの揚力を高めることができるようになっている。
また、下流側の羽根2bの内面に風Wが当たる瞬間には、下流側の羽根2bの内面が上流方向を向き、下流側の羽根2bの回転方向の先端縁F及び後端縁Bから上流方向に平行に延びる仮想線Vの間の領域γを、上流側の2枚の羽根2bが遮らないように各羽根2bが配置されている。
このように、6枚羽根2bであっても、風Wを受けて羽根2bが回転して発電機10による発電が行われる際に、下流側の羽根2bの内面が受ける抗力により発電機10に回転力を与えられるようになり、かつ上流側の羽根2bに遮られずに通過した風Wを、下流側の羽根2bの内面全体に受けられるようにすることで、瞬間的に大きな抗力を得られるようにし、発電機10に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
次に、実施例4に係るセール型海流発電機14につき、図7を参照して説明する。なお、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7に示したのは、海底に設置されて海流(水力,流体)から羽根2が受けるエネルギーにより回転軸9を回転させて発電機10を駆動する海流発電機14(水力発電機)である。この実施例4における海流発電機14では、上部の回転軸8に発電機15が接続されている。この発電機10は、浸水を防ぐように構成された水中用発電機15となっている。
また、実施例4では、実施例1における基礎部3の代りにバージ3’が設けられている。このバージ3’は、その内部に空気を溜めることで浮力を生じさせる密閉された船体構造となっている。さらに、バージ3’の内部には、バラストとして砕石16が収容されており、バージ3’から空気を抜くと海底に沈むようになっている。
なお、海流発電機14を海洋の所定の設置場所まで移動させる際には、バージ3’に設けられた給排気バルブ17から空気を給気してバージ3’に浮力を発生させるとともに、この海流発電機14を作業船等により曳航して移動させる。そして、海流発電機14の設置場所に到着したら、給排気バルブ17から空気を排気するとともにバージ3’内に海水を注入し、バージ3’の浮力を失わせて、かつアンカーチェーン18により海底に固定して設置するようになっている。
そして、図7に示すように、羽根2が海流を受けて開店し始めると、海流発電機14の正面視において、下流側の羽根2の内面全体が露呈するように、上流側の2枚の羽根2の間が大きく開口される瞬間がある。
このようにすることで、海流を受けて羽根2が回転して発電機10による発電が行われる際に、下流側の羽根2の内面が受ける抗力により発電機10に回転力を与えられるようになり、かつ上流側の2枚の羽根2に遮られずに通過した海流を、下流側の羽根2の内面全体に受けられるようにすることで、下流側の羽根2が瞬間的に大きな抗力を得られるようにし、発電機10に与える回転力を高めて発電効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1から4では、自然エネルギーにより生じる風や海流により羽根2を回転させて発電を行っているが、発電に用いる流体は風Wや海流に限らず、人工的に作られた機械要素から生じる空気流や水流であってもよく、所定の機械装置の空気ダクトや配管などの中に、本発明のセール型風力・水力発電機を設置して空気ダクトや配管内を流れる流体により発電を行うようにしてもよい。
また、前記実施例1から4では、基礎部3から鉛直方向に立設される支柱4を配置して、この支柱4及び上部の繋ぎ梁5により上部の回転軸8を支持しているが、支柱4や上部の回転軸8は必ずしも必要ではなく、例えば、基礎部3の上面に羽根2の下端を固定したターンテーブル等を設置するとともに、羽根2の上端同士は、支持部材11(羽根支持部)のみで連結した構成とし、上部の回転軸8及び支柱4等を省略した構成としてもよい。
また、前記実施例4では、海流発電機14を海底に設置して発電を行っているが、この海流発電機14は、海底に設置するのみならず、河川や水路などに設置してもよく、水の流れにより発電を行う水力発電機として用いてもよい。
1,1a,1b 風力発電機
2,2a,2b 羽根
3 基礎部
3’ バージ
4 支柱
5 繋ぎ梁
6,7 軸受部
8,9 回転軸
10 発電機
11,12 支持部材(羽根支持部)
13 空間部
14 海流発電機(水力発電機)
15 水中用発電機
16 砕石
17 給排気バルブ
18 アンカーチェーン

Claims (4)

  1. 発電機に回転力を伝達する回転軸を有し、該回転軸を中心とする円周方向に少なくとも3枚の羽根が等間隔に設けられ、該羽根がその回転方向の先端側となる先端縁及び後端側となる後端縁を有し、該羽根の回転方向の前記後端縁が前記回転軸から離れるように該羽根が傾けられており、前記回転軸に直交する方向から流れてくる流体から前記羽根が受けるエネルギーにより前記回転軸を回転させて発電機を駆動する風力・水力発電機であって、
    前記羽根が湾曲された薄板部材により形成されたセール型をなし、該羽根の前記先端縁及び前記後端縁が断面視において鋭角状となっているとともに、該羽根の内面が前記先端縁から前記後端縁まで凹状に湾曲されており、前記流体は、該流体の上流側にある所定の2枚の羽根の間を通過して下流側の羽根の内面全体に当たるとともに、該流体が当たる瞬間には、前記下流側の羽根の内面が上流方向を向き、該下流側の羽根の回転方向の前記先端縁及び前記後端縁から前記上流方向に平行に延びる仮想線の間の領域を、前記上流側の羽根が遮らないように前記各羽根が配置されていることを特徴とするセール型風力・水力発電機。
  2. 前記円周方向における前記羽根の掃過領域のうち、略半分の領域が前記羽根により占められていることを特徴とする請求項1に記載のセール型風力・水力発電機。
  3. 前記羽根の長手方向の端部が前記回転軸に連結された羽根支持部により支持され、前記羽根の回転の中心部には、前記流体が遮られずに通り抜けられる空間部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のセール型風力・水力発電機。
  4. 前記羽根は、揚力を生じさせる翼形状となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のセール型風力・水力発電機。
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