JP5409065B2 - 圧縮機 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明にかかる圧縮機は、内部に圧縮機構が設けられているとともに、圧縮されたガスが吐出される吐出チャンバーが形成されているハウジングの外周部に、圧縮機設置用の取付け脚が外方に向け一体に突出形成されている圧縮機において、前記取付け脚の内部に、前記吐出チャンバーと連通されている空間部が形成され、該空間部の内面側に伝熱用フィンが一体に設けられていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図3を用いて説明する。
本実施形態では、本発明をスクロール型圧縮機(圧縮機)1に適用した例について説明する。スクロール型圧縮機(圧縮機)1は、外殻を構成するハウジング2を有する。ハウジング2は、フロントハウジング3とリアハウジング4とをボルト5により一体的に締め付け固定することによって構成されている。フロントハウジング3およびリアハウジング4には、円周上の複数箇所、例えば4箇所(図2参照)に等間隔で締め付け用のフランジ3A,4Aが一体に形成され、このフランジ3A,4A同士をボルト5で締め付けることによって、フロントハウジング3とリアハウジング4とが一体に結合されている。
ハウジング2内には、スクロール圧縮機構(圧縮機構)13を構成する一対の固定スクロール14と旋回スクロール15が組み込まれている。固定スクロール14は、端板14Aと該端板14Aから立設された渦巻き状ラップ14Bとから構成され、旋回スクロール15は、端板15Aと該端板15Aから立設された渦巻き状ラップ15Bとから構成されている。
外部駆動源から図示省略のプーリーおよび電磁クラッチを介して回転駆動力をクランク軸6に伝達し、クランク軸6を回転すると、そのクランクピン6Cにドライブブッシュ10を介して旋回半径が可変に連結されている旋回スクロール14が、ピンリング式の自転阻止機構19により自転を阻止されながら、固定スクロール15の周りに一定の旋回半径で公転旋回駆動される。
次に、本発明の第2実施形態について、図4を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、空間部29の内面側に設ける伝熱用フィン30Aの設け方が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態においては、図4に示されるように、空間部29の内面側に設けられる伝熱用フィン30Aを、スクロール圧縮機構13の吐出ポート14Cから最も離れている空間部29の先端側(最奥側)の面に設けた構成としている。
次に、本発明の第3実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、空間部29の内面側に設ける伝熱用フィン30Bの設け方が異なっている。その他の点については、第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態においては、図5に示されるように、空間部29の内面側に設けられる伝熱用フィン30Bを、空間部29の入り口部に設け、スクロール圧縮機構13から吐出チャンバー23に吐出された圧縮ガスをそのまま空間部29内に導くことができるような構成としている。
リアハウジング4に固定されている圧縮機構13の一部(固定スクロール14)とフロントハウジング3に支持されている圧縮機構13の一部(旋回スクロール15)との間のクリアランス、すなわち圧縮機構内部の隙間は、本発明の採用によって、ハウジング2側の熱容量を可及的に小さくし、圧縮機構13側(特に、固定スクロール14並びに旋回スクロール15)の温度上昇に対するハウジング2側の温度上昇の遅れを減少して熱膨張差を小さくできる結果、当該クリアランスを小さく設定でき、圧縮機構内部の漏れ隙間を小さくすることが可能となる。
2 ハウジング
3 フロントハウジング
4 リアハウジング
13 スクロール圧縮機構(圧縮機構)
14 固定スクロール
14A 端板
23 吐出チャンバー
27,28 取付け脚
29 空間部
30,30A,30B 伝熱用フィン
Claims (4)
- 内部に圧縮機構が設けられているとともに、圧縮されたガスが吐出される吐出チャンバーが形成されているハウジングの外周部に、圧縮機設置用の取付け脚が外方に向け一体に突出形成されている圧縮機において、
前記取付け脚の内部に、前記吐出チャンバーと連通されている空間部が形成され、該空間部の内面側に伝熱用フィンが一体に設けられていることを特徴とする圧縮機。 - 前記伝熱用フィンは、補強用のリブを兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
- 前記伝熱用フィンは、前記空間部の入り口に設けられ、該空間部に圧縮ガスを導入するガイドを兼ねていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
- 圧縮機の外郭を構成するハウジングと、該ハウジングの内部に設けられているスクロール圧縮機構と、該スクロール圧縮機構の固定スクロールの端板と前記ハウジングの内面との間に形成され、前記スクロール圧縮機構で圧縮された冷媒ガスが吐出される吐出チャンバーと、前記ハウジングの外周部に、外方に向け一体に突出形成されている圧縮機設置用の複数の取付け脚とを備えたスクロール型の圧縮機において、
前記複数の取付け脚の中の少なくとも1つで、前記吐出チャンバーが形成されている領域に対応して前記ハウジングの外周に設けられている前記取付け脚の内部に、前記吐出チャンバーと連通されている空間部が設けられ、該空間部の内面側に伝熱用フィンが一体に設けられていることを特徴とする圧縮機。
Priority Applications (1)
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JP2009068717A JP5409065B2 (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009068717A JP5409065B2 (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 圧縮機 |
Publications (2)
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JP2010223011A JP2010223011A (ja) | 2010-10-07 |
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2009
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